【解決手段】ブリスターパック製造装置1は、背面シート91Aを折る折機構10と、折られた背面シート91とブリスターカバー90を組み立てる組立機構を備える。折機構10の載置台11の載置面11bに折られる前の背面シート91Aが載せる。載置台11に間隙11cを形成し、該間隙11cを、背面シートの折り目となる部分と対応させる。作動板12を間隙11cに挿抜されるように進退させる。載置台に矯正ガイド13を設け、該矯正ガイド13によって、載置面11に載せられた背面シート91Aの端部をガイドする。
前記矯正ガイドが、前記載置面の長手方向の両端部にそれぞれ配置されており、かつ前記長手方向の各端部の矯正ガイドが、前記載置面の幅方向に延びる端縁ガイド部と、前記端縁ガイド部の前記幅方向の両端部から他方の矯正ガイド側へ張り出された一対の側縁ガイド部とを有し、前記一対の側縁ガイド部どうしの対向面及び前記端縁ガイド部における前記他方の矯正ガイドを向く面が、それぞれ前記折用ガイド面を構成していることを特徴とする請求項1に記載のブリスターパック製造装置。
前記シゴキ移動手段が、折られた背面シートを把持可能に開閉される把持部と、前記把持部を前記載置台側の把持位置と前記組立機構側の退避位置との間で進退させる把持進退機構と、を含み、
前記把持部が前記把持位置から前記退避位置へ移行するときの、前記背面シートの折り目の通過位置に、前記挟付け手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のブリスターパック製造装置。
前記ピンが、円柱状のストレート部と、前記ストレート部に連なるとともに先端へ向かって縮径されたテーパ部とを含むことを特徴とする請求項6に記載のブリスターパック製造装置。
前記ガイドブロックが、前記支持面と直交する垂直面と、前記垂直面から先端へ向かって傾斜された組立用ガイド面とを有していることを特徴とする請求項6又は7に記載のブリスターパック製造装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、ブリスターパック製造装置1は、ブリスターパック9を製造するものである。
図2(a)〜同図(c)に示すように、製造対象のブリスターパック9は、硬質樹脂シートを成形してなるブリスターカバー90と、背面シート91(台紙)とを含む所謂スライドブリスターである。ブリスターカバー90は、表側(
図2(a)において上側)へ膨出する膨出部92を有し、その周りは平坦部93となっている。平坦部93の左右側端部にフラップ94が形成されている。フラップ94は、ブリスターカバー90の背面側(
図2(b)において上側)へ折り曲げられている。
【0016】
図2(c)に示すように、膨出部92の内部に商品である被収容物99が収容される。ブリスターカバー90の背面に背面シート91が被せられることで、膨出部92の背面開口92bが塞がれている。背面シート91の側端部は、平坦部93の側端部とフラップ94とによって挟み付けられている。フラップ94が背面シート91の側端部の背面に被さっている。
なお、図面において、ブリスターカバー90及び背面シート91の厚みは誇張されている。
【0017】
図2(d)に示すように、背面シート91は、ブリスターカバー90の2倍の長さを有している。該背面シート91が、長手方向の中央部において二つ折りに折られている。背面シート91は、中央部の折り目91cを挟んで2つのシート部分91aを有している。展開した背面シート91の面積を倍にすることで、商品説明、広告その他の商品情報の表示領域を倍増させることができる。
【0018】
図2(a)及び(b)に示すように、ブリスターパック9の上端部(第1端部)の中央部には、フック穴9fが形成されている。フック穴9fは、ブリスターカバー90のフック穴90fと、背面シート91のフック穴91fを含む。これらフック穴90f,91fどうしが互いにぴったり一致して連通されている。
図2(d)に示すように、背面シート91においては、2つのシート部分91aの各々にフック穴91fが形成されている。2つのフック穴91fが折り目91cを挟んで近接して配置されている。
【0019】
図1に示すように、ブリスターパック製造装置1は、ストッカー2と、移載機構3,4と、折機構10と、組立機構20を備えている。
ストッカー2には、二つ折りに折られる前の展開状態の背面シート91Aが、複数枚積み重ねられて配置されている。
第1移載機構3は、例えば回転アーム3a、及び該回転アーム3aの先端に設けられた吸着式ピックアップ部3bを含み、ストッカー2の背面シート91Aを折機構10へ移載する。
図1において簡略化して図示する第2移載機構4は、例えば受取り部4aと、中継ステージ4bと、移し替え部4cを含み、二つ折り後の背面シート91を折機構10から受け取って向き及び位置を変えながら組立機構20へ移載する。
【0020】
図3に示すように、折機構10は、載置台11と、作動板12を含み、背面シート91Aを二つ折りに折り畳む。
載置台11は、2つの長方形の部分載置台11aを有している。これら部分載置台11aが、長手方向を揃えて並べられている。2つの部分載置台11aの水平な上面は、互いに面一をなし、載置面11bを構成している。部分載置台11aどうしの対向端面間に間隙11cが形成されている。言い換えると、載置台11の長手方向の中央部に間隙11cが設けられている。間隙11は、載置台11の幅方向の両端部に達している。間隙11cは、背面シートの折り目となる部分と対応する位置に配置されている。
部分載置台11aの前記対向端面は、大きくR面取りされ、ないしは部分円筒面状になっている。
【0021】
図1に示すように、載置台11における載置面11bの長手方向の両端部には、それぞれ折用矯正ガイド13が上方へ突出されるように設けられている。2つの矯正ガイド13が、載置面11bの長手方向に対向している。各矯正ガイド13は、載置面11bの幅方向に延びる端縁ガイド部13aと、該端縁ガイド部13aの両端部と交差する一対の側縁ガイド部13bとを有し、平面視で凹字状ないしはコ字状に形成されている。側縁ガイド部13bは、端縁ガイド部13aから載置面11aの長手方向に沿って間隙11c側ひいては他方の矯正ガイド13側へ張り出している。
【0022】
図4(a)及び同図(b)に示すように、矯正ガイド13の各ガイド部13a,13bにおける内側面は、折用ガイド面13gを構成している。ガイド面13gは、上端(先端)へ向かって載置台11の平面視外側へ傾斜されている。
詳しくは、
図4(b)に示すように、端縁ガイド部13aにおいては、他方の矯正ガイド13側を向く側面が、ガイド面13gを構成している。2つの矯正ガイド13の端縁ガイド部13aのガイド面13gどうしが、上端へ向かって互いに離間されるように傾斜されている。
図4(a)に示すように、側縁ガイド部13bにおいては、同一の矯正ガイド13における他方の側縁ガイド部13bとの対向面がガイド面13gを構成している。各矯正ガイド13の一対の側縁ガイド部13bのガイド面13gどうしが、上端へ向かって互いに離間されるように傾斜されている。
【0023】
図3に示すように、載置台11の上方には、エアシリンダー等を含む折用昇降機構14が設けられている。昇降機構14に作動板12が支持されている。作動板12は、例えばT字状の薄板状に形成されている。該作動板12が、幅方向を載置台11の幅方向と一致させて、間隙11cと対向するように配置されている。
図5に示すように、昇降機構14によって、作動板12が、間隙11cに挿抜されるように挿位置と抜位置との間で進退(昇降)可能になっている。作動板12の挿抜によって背面シート91Aが二つに折られる。
【0024】
図5(a)に示すように、抜位置における作動板12は、載置台11の上方に離れて配置されている。
図5(b)に示すように、挿位置における作動板12は、間隙11cに挿し入れられ、ないしは間隙11cを通り抜けて、載置台11の下方に位置されている。
【0025】
載置台11の間隙11cの直下には、受け台15が設けられている。受け台15の上面には、V字状の受け溝15vを有する受け部材15aが設けられている。受け溝15vは、平面投影視で間隙11cと一致している。受け溝15vの溝長方向(
図9において紙面直交方向)の端部は、受け部材15aの端面に達している。
挿位置における作動板12の下端部は、受け溝15vの底部に略突き当たる。
【0026】
図6に示すように、更に、折機構10は、シゴキ機構40(
図3において省略)を備えている。シゴキ機構40は、折り目挟付け手段41と、シゴキ移動手段42を含む。挟付け手段41は、一対のシゴキローラ43を含む。シゴキローラ43は、受け台15の上面に、回転軸線を鉛直に向けて自由回転可能に設けられている。一対のシゴキローラ43が、載置台11の長手方向に並んで近接して配置されている。これらシゴキローラ43の間の狭隘な隙間は、受け溝15vの延長線上に配置されている。
【0027】
載置台11の下側の側方にシゴキ移動手段42が設けられている。シゴキ移動手段42は、把持部44と、把持進退機構45を有し、作動板12で折られた背面シート91と挟付け手段41とを折り目91cの延び方向に相対移動させる。
把持部44は、2つの把持部材46,47と、開閉機構部48を含む。一方の把持部材46は、L字の板状に形成されている。他方の把持部材47は、平板状に形成されている。これら把持部材46,47が、開閉機構部48に保持されている。詳細な図示は省略するが、開閉機構部48は、把持部材46,47を接近方向又は離間方向へ付勢するバネ及び該バネ力に抗するエア圧回路を含み、エア圧の入切によって把持部材46,47を接近離間させる。これによって、把持部44が開閉される。把持部44によって、二つ折りの背面シート91が把持可能である。
なお、開閉機構部48は、前記バネ及びエア圧を用いるのに限らず、電動モータ等を用いて開閉動作するものであってもよい。
【0028】
図6に示すように、把持部44にエアシリンダー等を含む把持進退機構45が接続されている。
図7に示すように、把持進退機構45は、把持部44を、載置台11側の把持位置(同図(a))と、組立機構20側の退避位置(同図(c))との間で進退させる。
図5(c)に示すように、把持位置における把持部44は、載置台11の中央部と受け台15との間に配置されている。
図1に示すように、退避位置における把持部44は、受取り部4aひいては組立機構20の近くに配置される。
【0029】
把持部44の進退方向は、載置台11の幅方向に向けられ、受け溝15vの延長線に沿っている。平面視において、把持部44の進退軌跡上に挟付け手段41が配置されている。詳細には、
図7(b)に示すように、把持部44が把持位置から退避位置へ移行するときの、背面シート91の折り目91cの通過位置に、挟付け手段41が介在されている。挟付け手段41の一対のシゴキローラ43が、前記通過位置を挟んで対峙されることによって、折り目91cを挟み付け可能である。
【0030】
図1に示すように、組立機構20は、円形のターンテーブル21と、フラップ形成機構30を含む。ターンテーブル21には複数の取付穴21cが等角度置きに形成されている。取付穴21cは、例えば長方形に形成されている。取付穴21cの長手方向は、ターンテーブル21の周方向に沿っている。
ターンテーブル21には、モータ等を含む回転機構25が接続されている。回転機構25は、ターンテーブル21を間歇的に回転させる。
【0031】
各取付穴21cの長手方向に支持プレート22が架け渡されている。ターンテーブル21と支持プレート22とによって、支持台29が構成されている。
図8に示すように、支持プレート22は、ブリスターパック9に合わせた長方形状に形成されている。支持プレート22の長手方向は、取付穴21cと同じくターンテーブル21の周方向(
図8(a)において上下方向)に沿っている。支持プレート22の長手方向の両端部が、ターンテーブル21にボルト締め等によって着脱可能に固定されている。
ターンテーブル21の径方向(
図8(a)において左右方向)に沿う、取付穴21cの幅は、支持プレート22の幅より十分に大きい。取付穴21cの幅方向の両側部が、支持プレート22を挟んで両側から現れている。
【0032】
図8(a)に示すように、支持プレート22の中央部には、膨出部92のための逃し穴22cが形成されている。逃し穴22cは膨出部92より十分に大きく形成されている。
支持プレート22の上面は、組立・製造中のブリスターパック9を支持する支持面22aを構成している。
【0033】
図8に示すように、支持プレート22の長手方向の一端部(
図8(a)において上)には、フック穴9fへの挿通用のピン23(組立用の矯正ガイドの1つ)が設けられている。
図9に示すように、ピン23は、支持面22aから突出された円柱状のストレート部23aと、先端のテーパ部23bとを含む。ストレート部23aの外径は、フック穴9fの内径と実質的に等しい。厳密には、ストレート部23aの外周面とフック穴9fの内周縁との間に、抜き差し可能なクリアランスが設定されている。ストレート部23aの高さは、ブリスターカバー90の厚さと、二つ折りされた背面シート91の厚さとの合計以上である。
【0034】
図9に示すように、テーパ部23bは、ストレート部23aの上端部に連なるとともに上端(先端)へ向かって縮径されている。テーパ部23bの円錐面をなす外周面は、支持面22aと直交する面に対して傾斜されたガイド面23gを構成している。
【0035】
図8に示すように、支持プレート22の長手方向の他端部(
図8(a)において下)には、一対のガイドブロック24(組立用の矯正ガイドの1つ)が設けられている。一対のガイドブロック24どうしは、支持プレート22の短手方向に対向するように配置されている。
【0036】
図10に示すように、ガイドブロック24の対向面は、支持面22aに対して直交する垂直面24aと、該垂直面24aに対して傾斜されたガイド面24gを含む。一対の垂直面24aどうし間の距離は、ブリスターパック9の下端部(第1端部とは反対側の第2端部)の幅と実質的に等しい。厳密には、前記距離と前記幅との間に、ブリスターパック9を抜き差し可能なクリアランスが設定されている。垂直面24aの高さは、ブリスターカバー90の厚さと、二つ折りされた背面シート91の厚さとの合計以上である。
ガイド面24gは、垂直面24aの上端からガイドブロック24の上端(先端)へ向かって他方のガイドブロック24とは反対側へ傾斜されている。
【0037】
ガイドブロック24の垂直面24aを含む部分は、例えば支持プレート22と同体の金属によって構成され、ガイドブロック24のガイド面24gを含む部分は、樹脂によって構成されているが、これに限定されるものではない。
【0038】
図1に示すように、ターンテーブル21のまわりに、ブリスターカバー設置位置20aと、商品収容位置20bと、検査位置20cと、背面シート設置位置20dと、予備位置20eと、フラップ形成位置20fと、放熱位置20gと、排出位置20hとが等角度置きに設定されている。予備位置20e及び放熱位置20gは省略してもよい。
検査位置20cには物体センサ5が設けられている。
背面シート設置位置20dには第2移載機構4が接続されている。
フラップ形成位置20fには、
図1において二点鎖線にて示すフラップ形成機構30が設けられている。
【0039】
フラップ形成機構30は、ブリスターカバー90の両端部にフラップ94を形成するための機構である。詳しくは、
図11に示すように、フラップ形成機構30は、立ち上げブロック31(立ち上げ部)と、押さえプレート32と、倒しブロック33(倒し部)と、昇降機構34と、昇降開閉機構35を含む。
【0040】
図11及び
図12(a)に示すように、立ち上げブロック31は、一対の立ち上げ板部31aと、底板部31bを有し、長手方向と直交する断面が凹字状に形成されている。立ち上げブロック31の長手方向は、ターンテーブル21のフラップ形成位置20fにおける周方向(
図12(a)において紙面と直交する方向)に向けられている。各立ち上げ板部31aが、底板部31bの側端部から鉛直に立ち上がっている。一対の立ち上げ板部31aの対向方向は、ターンテーブル21のフラップ形成位置20fにおける径方向(
図12(a)において左右方向)に向けられている。
【0041】
図12(a)に示すように、立ち上げ板部31aの上端部には、立ち上げ板部31aより薄い板状の立ち上げ突起31cが形成されている。立ち上げ突起31cは、立ち上げ板部31aから鉛直上方へ突出されるとともに、立ち上げ板部31aの水平な長手方向に沿って延びている。立ち上げ突起31cにおける他方の立ち上げ突起31cとの対向側面は、立ち上げ板部31aの対向側面と面一になっている。
【0042】
立ち上げブロック31には、加熱部36が組み込まれている。加熱部36は、例えばカートリッジヒーターその他の電熱ヒーターによって構成されているが、これに限られるものではない。
【0043】
図11に示すように、立ち上げブロック31には、エアシリンダー(図示省略)等を含む昇降機構34が接続されている。昇降機構34によって、立ち上げブロック31が、立ち上げ位置と下方退避位置との間で昇降可能である。ひいては、立ち上げ位置を含む複数の位置に変位可能である。
図12(c)に示すように、立ち上げ位置に在るときの立ち上げブロック31においては、立ち上げ板部31aがフラップ形成位置20fに在る取付穴21cに挿し入れられ、かつ立ち上げ突起31cがターンテーブル21より上方へ突出される。
図12(a)に示すように、下方退避位置に在るときの立ち上げブロック31は、立ち上げ突起31cを含む全体がターンテーブル21の下方に位置される。
【0044】
図11に示すように、フラップ形成位置20fにおけるターンテーブル21の上方には、昇降開閉機構35が設けられている。昇降開閉機構35は、エアシリンダー(図示省略)等を含む昇降機構部35aと、平行開閉機構部35bとを備えている。平行開閉機構部35bは、一対のスライダ35dと、これらスライダ35dを接近方向又は離間方向へ付勢するバネ(図示省略)と、該バネ力に抗するエア圧回路(図示省略)を含む。エア圧の入切によって、一対のスライダ35dどうしが接近、離間される。一対のスライダ35dの対向方向及び接近・離間方向は、ターンテーブル21のフラップ形成位置20fにおける径方向(
図12(a)において左右方向)へ向けられている。
なお、平行開閉機構部35aは、前記バネ及びエア圧を用いるのに限らず、電動モータ等を用いてスライダ35dを開閉させるようになっていてもよい。
【0045】
図11に示すように、各スライダ35d(保持部材)に、押さえプレート32及び倒しブロック33(倒し部)が保持されている。押さえプレート32は、長い長方形の板によって構成されている。押さえプレート32の長手方向は、前記一対のスライダ35dの対向方向と直交する水平方向へ向けられ、かつターンテーブル21のフラップ形成位置20fにおける周方向(
図12(a)において紙面と直交する方向)に沿っている。押さえプレート32の短手方向は、鉛直に向けられている。該押さえプレート32の上側部が、スライダ35dにおける他方のスライダ35dとの対向面に固定されている。押さえプレート32の下側部は、スライダ35dから下方へ突出されている。
【0046】
図11に示すように、倒しブロック33は、垂直部33v及び水平部33hを有する断面L字状に形成されている。垂直部33vが、スライダ35dにおける前記対向面とは反対側の面に固定されている。水平部33hは、スライダ35dから下方へ突出され、かつ押さえプレート32へ向かって突出されている。水平部33hの底面ひいては倒しブロック33の底面は、押さえプレート32の下端面と略同じ高さに配置されている。厳密には、倒しブロック33の底面は、押さえプレート32の下端面よりも少なくともブリスターカバー90の厚さ分だけ上方に配置されている。
【0047】
図11に示すように、倒しブロック33には冷却部37が組み込まれている。冷却部37は、倒しブロック33に形成された冷却路37aを含み、該冷却路37aに冷却流体源(図示省略)からの冷却流体を流通させる。冷却流体としては、空気その他のガスを用いてもよく、水その他の液体を用いてもよい
【0048】
図12及び
図13に示すように、各スライダ35dの押さえプレート32及び倒しブロック33は、スライダ35dと共に互いに一体になって昇降開閉機構35によって複数の位置に変位可能である。かつ、一対のスライダ35dの一対の押さえプレート32どうし、及び一対の倒しブロック33どうしは、互いに同期して昇降開閉機構35によって昇降及び接近・離間するように変位可能である。変位可能な位置は、上方待機位置、押さえ位置又は下方待機位置、中央押さえ位置又は倒し位置、上方退避位置を含む。
【0049】
図12(a)に示すように、上方待機位置においては、押さえプレート32及び倒しブロック33が、ターンテーブル21におけるフラップ形成位置20aの上方に離れて配置される。かつ一対の押さえプレート32どうし、及び一対の倒しブロック33どうしが互いに大きく離間された離間状態になっている。
【0050】
図12(b)に示すように、押さえ位置においては、押さえプレート32が、ターンテーブル21に近接する高さに配置されている。一対の押さえプレート32どうしは、前記離間状態になっている。
押さえプレート32が押さえ位置に在るとき、倒しブロック33は下方待機位置に在る。下方待機位置における倒しブロック33は、ターンテーブル21に近接し、かつ立ち上げ位置の立ち上げブロック31より押さえプレート32側とは反対側に離れて配置されている。
【0051】
図13(b)に示すように、中央押さえ位置においては、一対の押さえプレート32が、押さえ位置(
図12(b)〜
図13(a))と同じ高さにおいて互いに接近されている。好ましくは、押さえプレート32はピン23に突き当たっている。
図13(b)に示すように、押さえプレート32が中央押さえ位置に在るとき、倒しブロック33は倒し位置に在る。倒し位置における倒しブロック33は、ターンテーブル21に近接する高さに配置され、かつ一対の倒しブロック33どうしが、下方待機位置よりも接近されている。
図13(c)に示すように、上方退避位置においては、一対の押さえプレート32どうし、及び一対の倒しブロック33どうしが、前記接近状態のまま、上方待機位置と同じ高さに配置されている。
【0052】
ブリスターパック製造装置1は次のように作動される。
図1に示すように、ターンテーブル21は、回転機構25によって一定の時間(例えば1〜数秒)置きに、取付穴21cの配置角度ずつ、
図1において円弧矢印にて示すCW方向に間歇回転される。これによって、支持プレート22が、ターンテーブル21の処理位置20a〜20hを順次移行される。
各処理位置20a〜20hにおいて、所定の処理がなされる。
【0053】
図1に示すように、ブリスターカバー設置位置20aにおいては、膨出部92成形済かつフラップ未成形のブリスターカバー90Aが、支持プレート22の支持面22a上に設置されて支持される。手作業で設置してもよく、ロボットアームなどの自動機械(図示せず)で設置を行ってもよい。このとき、ブリスターカバー90Aの背面を上へ向け、膨出部92を下へ向けて逃し穴22cに挿し入れる。逃し穴22cを膨出部92より十分に大きく形成しておくことで、種々の商品に合わせた種々のブリスターカバーに汎用的に対応することできる。さらに、ブリスターカバーの形状、寸法に合わせて支持プレート22を取り換えることで、ブリスターパック製造装置1の汎用性を高めることができる。
【0054】
図9(a)及び
図10(a)に示すように、ブリスターカバー設置位置20aにおけるブリスターカバー90Aの設置に際しては、フック穴90fをピン23の外周に嵌め、かつブリスターカバー90Aの第2端部90bを一対のガイドブロック24の間に配置する。このとき、ピン23及びガイドブロック24は、ブリスターカバー90Aを正規の位置に案内する案内機能を発現する。
【0055】
例えば、
図9(a)において二点鎖線にて示すように、ブリスターカバー90Aのフック穴90fの中心がピン23の軸線からずれていたとしても、テーパ状のガイド面23gにフック穴90fの縁が当たることで、自然とフック穴90fがピン23に対して正規の位置に芯出しされる。ピン23は、先細になっているため、フック穴90fに挿し込み易い。最終的には、
図9(a)の実線にて示すように、ピン23のストレート部23aの外周にフック穴90fが嵌る。これによって、ブリスターカバー90Aは、ピン23を中心にした回転変位だけが許容され、支持面22a上での水平方向への平行変位は規制される。
【0056】
したがって、
図10(a)に示すように、ブリスターカバー90Aの第2端部90bが一対のガイドブロック24の間に配置されるようにすれば、自動的に、該ブリスターカバー90Aが支持プレート22に対して位置調整される。一対のガイドブロック24のガイド面24gは先端へ向かって互いに離間する斜面であるため、第2端部90bをこれらガイドブロック24の間に挿し込み易い。
【0057】
さらに、
図10(a)において二点鎖線にて示すように、ブリスターカバー90Aが自重又は押さえ力によって支持面22aへ向けて下降されるとき、第2端部90bの両側縁がガイドブロック24のガイド面23gによって正規の位置へ向けて案内される。そして、
図10(a)の実線にて示すように、ブリスターカバー90Aが支持面22aと接するまで下降されたとき、第2端部90bが一対のガイドブロック24の垂直面24aどうしの間に配置され、該第2端部9の両側縁が垂直面24aによって位置規制される。前記ピン23を中心にした回転変位も規制される。これによって、ブリスターカバー90Aが、支持プレート22ひいては支持台29に対して正規の位置に容易かつ正確に位置調整されてセットされる。高機能の駆動制御機構やセンサを使わなくても、ピン23及びガイドブロック24の案内機能によって、ブリスターカバー90Aを高精度に位置決めできる。
【0058】
図1に示すように、ブリスターカバー90Aがセットされた支持プレート22は、ターンテーブル21の間歇回転によって、商品収容位置20bへ移行される。商品収容位置20bにおいては、商品である被収容物99を背面開口92bから膨出部92の内部に収容する。収容は、手作業で行ってもよく、ロボットアームなどの自動機械(図示せず)で行ってもよい。
【0059】
収容後、支持プレート22は、ターンテーブル21の間歇回転によって検査位置20cへ移行される。検査位置20cにおいては、物体センサ5によって、ブリスターカバー90A及び被収容物99の有無が検査される。
【0060】
検査後、支持プレート22は、ターンテーブル21の間歇回転によって背面シート設置位置20dへ移行される。
ターンテーブル21上での動作と併行して、ストッカー2上の展開状態の背面シート91Aが1つずつ、第1移載機構3の吸着式ピックアップ部3bによって吸着され、ピックアップされる。
【0061】
続いて、回転アーム3aの回転によって、前記背面シート91Aが二つ曲げ機構10の載置台11へ移載される。背面シート91Aは、載置台11の上方において長手方向を載置台11の長手方向に向けられたうえで、載置面11bに降ろされ、ピックアップ部3bから解放される。
【0062】
ここで、矯正ガイド13が、背面シート91Aを載置面11b上の正規の位置に案内する案内機能を発現する。
例えば、
図4(a)及び同図(b)において二点鎖線にて示すように、背面シート91Aが載置台11に対してずれていた場合、ずれた側のガイド面13gに背面シート91Aの縁が当たる。これによって、背面シート91Aは、自重又は押さえ力によって載置面11bへ向けて下降されるのに伴って、前記ガイド面13gによって正規の位置へ向けて案内される。背面シート91Aが載置台11に対して平行にずれていた場合だけでなく、角度(長手方向の向き)がずれていた場合でも、一対の矯正ガイド13のガイド部13a,13gの何れかのガイド面13gが背面シート91Aに当たることで、背面シート91Aが正規の位置へ向けて案内される。
【0063】
この結果、
図4(a)及び同図(b)の実線にて示すように、背面シート91Aは、載置面11bの正規の位置に容易かつ正確に位置調整されてセットされる。第1移載機構3として高機能の駆動制御機構やセンサを使わなくても、矯正ガイド13の案内機能によって、背面シート91Aを高精度に位置決めできる。
背面シート91Aの長手方向のちょうど中央部の折り目91cとなる部分は、間隙11c上に配置される。
【0064】
続いて、
図5(b)に示すように、作動板12が、上方の抜位置から挿位置へ勢いよく下降される。このとき、作動板12の下端縁が、背面シート91Aの長手方向のちょうど中央部に突き当たり、背面シート91Aを巻き込みながら間隙11cを通り抜ける。これによって、背面シート91Aが、作動板12を挟んで二つ折りに折られる。
図5(c)に示すように、その後、作動板12は抜位置へ退避される。
【0065】
前述した載置面11bへの載置工程において、背面シート91Aを載置面11b上の正規の位置に正確にセットしておくことによって、背面シート91Aをちょうど折り目91cとなるべき箇所で折り曲げることができる。したがって、2つのシート部分91aの縁どうしがぴったり重なり合う。かつ2つのフック穴91fどうしがぴったり重なり合う。
【0066】
二つ折りに折られた背面シート91は、折り目91cを下へ向けて垂直に立った姿勢になる。背面シート91の折り目91cは、受け溝15vの溝底に突き当てられる。背面シート91の中間部は、間隙11cに通されることで、2つの部分載置台11aの対向端面に挟まれて保持される。
【0067】
図7(a)に示すように、背面シート91が折られるのと前後して、把持部44の把持部材46,47が、把持位置に配置される。これら把持部材46,47が開状態から閉じられることで、背面シート91における中間部と折り目91cとの間の部分を把持する。
【0068】
次に、
図7(b)に示すように、把持部材46,47は、退避位置へ向けて水平に平行移動される。把持部材46,47と共に、該把持部材46,47に把持された背面シート91も平行移動される。このとき、背面シート91の下端の折り目91cが、受け溝15vの端部から出されるとともに、一対のシゴキローラからなるシゴキローラ43の間に通される。
背面シート91の折り目91cは、一対のシゴキローラ43に挟圧されながら通過することで、しごかれて、しっかりとした折り目になる。背面シート91を載置台11側から第2移載機構4ひいては組立機構20へ移す過程で、折り目91cをしごくことができる。
【0069】
図7(c)に示すように、把持部材46,47の退避位置には、同図において二点鎖線にして示す第2移載機構4の受取り部4aが待機している。把持部44から該受取り部4aに背面シート91が受け渡される。把持部材46,47は、受け渡し時に開状態になる。
【0070】
図1に示すように、第2移載機構4において、背面シート91は、垂直な状態から水平に向きを変えて、中継ステージ4bに一旦載せられた後、移し替え部4cによって組立機構20の背面シート設置位置20dへ移される。
背面シート設置位置20dにおいては、移し替え部4cからの背面シート91が、背面を上へ向けて、支持プレート22上のブリスターカバー90Aに被せられる。
【0071】
図9(b)及び
図10(b)に示すように、このとき、背面シート91のフック穴91fをピン23の外周に嵌め、かつ背面シート91の第2端部91bを一対のガイドブロック24の間に配置する。ピン23及びガイドブロック24は、前述のブリスターカバー90Aの設置時だけでなく、背面シート91の設置時においても、該背面シート91を正規の位置に案内する案内機能を有している。
【0072】
例えば、
図9(b)において二点鎖線にて示すように、背面シート91のフック穴91fの中心がピン23の軸線からずれていたとしても、テーパ状のガイド面23gにフック穴91fの縁が当たることで、自然とフック穴91fがピン23に対して正規の位置に芯出しされる。ピン23は、先細になっているため、フック穴91fに挿し込み易い。最終的には、
図9(b)の実線にて示すように、ピン23のストレート部23aの外周にフック穴91fが嵌る。背面シート91が正確に二つ折りされることで、2つのシート部分91aのフック穴91fどうしがぴったり重なり合っているから、該フック穴91fがストレート部23aに確実に嵌るようにできる。これによって、背面シート91は、ピン23を中心にした回転変位だけが許容され、水平方向への平行変位は規制される。
【0073】
したがって、
図10(b)に示すように、背面シート91の第2端部91bが一対のガイドブロック24の間に配置されるようにすれば、自動的に、背面シート91が支持プレート22ひいてはブリスターカバー90Aに対して位置調整される。一対のガイドブロック24のガイド面24gは先端へ向かって互いに離間する斜面であるため、第2端部91bをこれらガイドブロック24の間に挿し込み易い。
【0074】
さらに、
図10(b)において二点鎖線にて示すように、背面シート91が自重又は押さえ力によって支持面22a上のブリスターカバー90Aへ向けて下降されるとき、第2端部91bの両側縁がガイドブロック24のガイド面23gによって正規の位置へ向けて案内される。そして、
図10(b)の実線にて示すように、背面シート91が支持面22a上のブリスターカバー90Aと接する高さまで下降されたとき、第2端部91bが一対のガイドブロック24の垂直面24aどうしの間に配置され、該第2端部91の両側縁が垂直面24aによって位置規制される。前記ピン23を中心にした回転変位も規制される。背面シート91が正確に二つ折りされることで、2つのシート部分91aの縁どうしがぴったり重なり合っているから、背面シート91をガイドブロック24によって正確に位置調整及び位置規制できる。これによって、背面シート91を支持プレート22に対して正規の位置にセットできる。ひいては、背面シート91を、支持プレート22上のブリスターカバー90Aに正確に位置調整して被せることができる。高機能の駆動制御機構やセンサを使わなくても、ピン23及びガイドブロック24の案内機能によって、背面シート91を容易かつ高精度に位置決めできる。
【0075】
図1に示すように、ブリスターカバー90Aに背面シート91が載せられた支持プレート22は、ターンテーブル21の間歇回転によって、フラップ形成位置20fへ移行される。
図12(a)に示すように、前記移行時においては、立ち上げブロック31が下方退避位置に在り、押さえプレート32及び倒しブロック33は、上方待機位置に在る。
図12(b)に示すように、そこから押さえプレート32が押さえ位置まで下降される。押さえ位置における押さえプレート32は、背面シート91の側端部に突き当たることで、背面シート91を介して、ブリスターカバー90Aにおけるフラップ94の折り目となる部分を押さえる。
【0076】
図12(c)に示すように、次いで、立ち上げブロック31が立ち上げ位置まで上昇される。これによって、立ち上げ突起31cがフラップ94の折り目近傍部分94bに突き当たり、フラップとなる部分94Aを上方へ折り曲げる。該フラップとなる部分94Aとなる部分は、押さえ位置の押さえプレート32の外面に沿わされるとともに、該押さえプレート32の外面と立ち上げ突起31cの内面(対向面)との間に折り目近傍部分94bが挟まれることで、鉛直に保持される。
【0077】
立ち上げ突起31cを含む立ち上げブロック31は、内蔵の加熱部36によって所定の加熱温度に保たれている。このため、フラップ94が上方へ折り曲げられるのと同時に、該フラップ94の折り目及び折り目近傍部分94bが、立ち上げ突起31cとの接触によって加熱されて軟化される。
【0078】
図13(a)に示すように、次いで、立ち上げブロック31が下方退避位置まで下降される。
図13(b)に示すように、続いて、昇降開閉機構35の一対のスライダが接近されることで、押さえプレート32が背面シート91上を中央押さえ位置へ水平移動されるとともに、倒しブロック33が倒し位置へ水平移動される。一対の押さえプレート32はピン23の側部にそれぞれ突き当たる。逆に言うと、押さえプレート32は、ピン23と突き当たることによって所定の中央押さえ位置に位置決めされる。かつ倒しブロック33が所定の倒し位置に位置決めされる。押さえプレート32が継続して背面シート91を押さえることで、背面シート91の特に上側のシート部分91aが浮き上がるのを防止できる。
【0079】
倒しブロック33は、倒し位置へ移行されることで、前記上方へ折り曲げられたフラップとなる部分94Aを、更に背面シート91の背面へ向けて倒す。これによって、フラップ94が形成される。押さえプレート32による背面シート91の浮き上がり防止によって、フラップ94を支障無く確実に形成することができる。
倒しブロック33の冷却路37aには冷却流体が常時流されている。これによって、倒しブロック33が所定の冷却温度に冷却されている。このため、フラップ94が倒されるのと同時に、該フラップ94の特に折り目及び折り目近傍部分94bが、倒しブロック33との接触によって冷やされる。これによって、フラップ94の折り目が硬化して塑性変形を来たす。
このようにして、被収容物99の収容及び背面シート91の被せ後の加工によって、ブリスターカバー90にフラップ94が形成されるとともに、ブリスターパック9が作製される。
【0080】
図12(c)に示すように、その後、昇降開閉機構35によって、押さえプレート32及び倒しブロック33が上方退避位置まで上昇される。これによって、ブリスターパック9が押さえプレート32及び倒しブロック33から解放される。フラップ94は、塑性変形を来たしているために、解放によって展開方向へ弾性復帰されることはない。
フラップ形成位置20aにおける一連のフラップ形成工程は、ターンテーブル21の間歇回転間隔(1〜数秒)内で行われる。
【0081】
その後、支持プレート22は、ターンテーブル21の間歇回転によって排出位置20hへ移行される。排出位置20hにおいては、ブリスターパック9が支持プレート22から取り出されて排出される。排出作業は、排出機構(図示せず)によって自動的に行ってもよく、手作業で行ってもよい。
【0082】
このように、ブリスターパック製造装置1によれば、折用矯正ガイド13を含む簡単な構造を用いて、背面シート91を正確に折ることができ、該背面シート91によってブリスターパック9を支障無く組み立てることができ、製品の品質を確保できる。かつ組立工程では、フラップ未形成のブリスターカバー90Aに背面シート91を被せ、その後、フラップ94を形成することで、背面シートの縁部をブリスターカバーの平坦部の端部分と既形成のフラップとの間に挟み込む動作を実行させる必要が無く、動作の複雑さが緩和される。加えて、組立用矯正ガイド23,24を含む簡単な構造によって、ブリスターカバー90A及び背面シート91を支持台29に正確に位置決めしてセットし、ブリスターパック9を製造できる。したがって、設備コストを抑えることができ、ひいては製品価格を低減できる。
【0083】
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、背面シートの材質は、紙に限らず、樹脂などでもよい。
背面シート91の側端部には、フラップ94の長手方向の端縁に係止される凸部が形成されていてもよい。この場合、ガイドブロック24のガイド面24gは、前記凸部を案内可能に形成されているか、又は前記凸部と干渉しないように配置されていることが好ましい。
背面シート91は、二つ折りに限らず、三つ折り、四つ折り等されていてもよい。
折られる前の背面シート91Aを手作業で折機構10の載置台11に載せてもよい。第1移載機構3を省略してもよい。
折機構10で折られた背面シート91を手作業で組立機構20の背面シート設置位置20dの支持プレート22に載せてもよい。第2移載機構4を省略してもよい。
シゴキ移動手段42が、挟付け手段41と背面シート91を折り目91cの延び方向に相対往復移動させるようになっていてもよい。背面シート91が位置固定され、挟付け手段41が移動されるようになっていてもよい。
押さえ位置における押さえプレート32は、ブリスターカバー90Aの折り目となる部分を、背面シート91を介さずに直接押さえてもよい。
押さえプレート32及び倒しブロック33が、互いに別の駆動機構によって動作されるようになっていてもよい。倒しブロック33が倒し位置に在るとき、押さえプレート32は退避されていてもよい。
支持プレート22の長手方向の両端部に、組立用矯正ガイドとしてガイドブロック24が設けられていてもよい。この場合、ピン23が、フック穴9fより小径で、正確な矯正ガイドとしては機能していなくてもよい。
加熱部36が、立ち上げブロック31とは別に設けられていてもよい。
冷却部37が、倒しブロック33とは別に設けられていてもよい。