(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-110915(P2021-110915A)
(43)【公開日】2021年8月2日
(54)【発明の名称】顕微鏡等観察における眼鏡等使用時の焦点距離補正具
(51)【国際特許分類】
G02B 21/00 20060101AFI20210705BHJP
G02C 11/00 20060101ALI20210705BHJP
【FI】
G02B21/00
G02C11/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2020-14181(P2020-14181)
(22)【出願日】2020年1月14日
(71)【出願人】
【識別番号】501444202
【氏名又は名称】宮本 容正
(72)【発明者】
【氏名】宮本 容正
【テーマコード(参考)】
2H006
2H052
【Fターム(参考)】
2H006CA00
2H052AB10
2H052AB12
2H052AB29
(57)【要約】 (修正有)
【課題】従来の顕微鏡の機能には接眼レンズと対物レンズの焦点距離の調整機能がないため近視、遠視、老眼等で眼鏡等を使用している者は観察時とそれ以外、例えば記録等をつける際眼鏡の取り外し、取り付けを繰り返し行わなければならず非常に煩雑であり、それを避けるため視野径の狭い領域での観察を強いられ、それが観察の見落としに繋がりトラブルの原因の一つになっているので、観察時に眼鏡の着脱を不要とする補正具を提供する。
【解決手段】接眼レンズ5と鏡筒部分6の間に焦点距離の調整機能を付与することができる筒状の補正具を装着する。補正具は、鏡筒部に固定する部分3と、ねじ部で回転により焦点距離を変更する部分2とねじ込み型の回転部分で上方に接眼レンズ5を挿入する部分1を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
近視、老眼等視力に障害があり眼鏡等(コンタクトレンズも含む)を使用している者が試料を観察する際、対物レンズと接眼レンズの焦点距離を調節することにより健常な視力を有するものと同様の視野径を確保するための補正具
【請求項2】
鏡筒と接眼レンズの間に取り外し可能で伸縮自在な筒状で手動で調整できるの補正具
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
眼鏡とは本来、近視、遠視、老眼の人の眼に合わせて、正常な見え方を持つ眼に合わせるように焦点距離を補正する物で有る。
【0002】
本発明は、眼鏡等使用者が健常な視力を有する者と同等の視野径を確保する装置及びその方法に関するものである
【背景技術】
【0003】
顕微鏡等を使用目的は肉眼では観察できない、微少な試料を拡大して観察するのが目的である。
【0004】
健常な視力を有するものが顕微鏡等を用い観察する際は視野径の確保はメーカーが示すところの視野を確保でき大きな問題はないが、眼鏡等を使用しているものが観察すると焦点距離が狂い極端に視野径が狭くなる為、眼鏡等を外すことが多い。
【0005】
視野径が狭くなることにより本来観察するものを見落とし、それがトラブルの原因となることがある。また、眼鏡等を外せばある程度視野径を確保できるが、眼鏡等がないと裸眼の状態では今度は記録が困難となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般的な正立顕微鏡の場合、主たる構造は下部から反射鏡、ステージ、対物レンズ、鏡筒、接眼レンズで構成されており、ステージ上の観察試料は対物レンズを通じ拡大され、ヒントのあった状態で接眼レンズを覗くと拡大された像を見ることができる。対物レンズは鏡筒の上に乗っていいるだけで、対物レンズと接眼レンズの焦点距離の調整機構はない。
【0008】
そこで本発明者は従来の接眼レンズと鏡筒の間に伸縮自在の補助具をつけることにより対物レンズと接眼レンズの焦点距離の調整機能を付与した
【0009】
顕微鏡の対物レンズと接眼レンズの焦点距離の調整機能を付与することで眼鏡等の視力補正装置を使用している者の観察視野径を健常者と同等の領域まで確保することにより、本来観察すべき試料の見落としを避けることができ観察者の近視、遠視、老眼等の差に関係なく試料の観察することを可能とする
【0010】
顕微鏡は大半が共同利用することが多いため本発明の補助具は接眼レンズを外し鏡筒との間に挟む補助具である為、眼鏡を使用しないものが共同利用する顕微鏡を使用する際は簡単に外すことができ取扱も簡便である。
【0011】
本発明である補助具は接眼レンズと対物レンズの焦点距離を伸縮自在な筒状の形態で近視、遠視、老眼等で眼鏡を必要とするものは自分にあった焦点距離を確保することで視力の健常者と同等の視野径が確保できる。近視者で眼鏡等を必要としているものが使用する際は接眼レンズの底部(鏡筒と接する部分)を少し削る必要が有る時もある。視力の健常者が使用する際は接眼レンズを一旦外せば鏡筒から補助具を簡単に抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】(写真1)本発明に係る伸縮自在の補助具でねじ込み方式で伸縮させる型を接眼レンズと鏡筒の間に取付けるた全体図の写真と挿図である。
【
図2】(写真2)本発明に係る伸縮自在の補助具でねじ込み方式で伸縮させる型を接眼レンズと鏡筒の間に取付けた拡大図の写真と挿図である。
【
図3】(写真3)本発明に係る伸縮自在の補助具でねじ込み方式で伸縮させる型を接眼レンズと鏡筒の間取り付け片側を進展させた所の写真と挿図である。
【
図4】(写真4)本発明に係る補助具で鏡筒に取り付けるゴム等で出来ており、ゴム等の弾性と摩擦力を利用し接眼レンズを圧接、保持し接眼レンズと鏡筒の距離を延長し使用者の焦点距離に固定する型の全体図の写真と挿図ある。
【
図6】(写真6)は(
図4)(写真4)を顕微鏡に取り付けたところの全体図の写真と挿図ある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
以下、本発明を図に示す発明の実施の形態に基いて詳細に説明する。
【0014】
図1本発明に係る伸縮自在の補助具でねじ込み方式で伸縮させる型で1を回転さすことで焦点距離を変更させる、2はそのためのネジ部分、3は鏡筒の上に置く気分。
【0015】
図2は補助具を接眼レンズと鏡筒の間に取付けた拡大図である。
【0016】
図3本は接眼レンズと鏡筒の間に補助具を取り付け、1を回転させ片側を伸展させて所である。
【0017】
図4本発明に係る補助具で鏡筒に取り付けるゴム等で出来ており、ゴム等の弾性を利用し接眼レンズを圧接、保持し使用者の焦点距離に固定する型の全体図である。
【0018】
図5は
図4の断面図
【0019】
本発明に係る補助具で鏡筒に取り付けるゴム等で出来ており、ゴム等の弾性を利用し接眼レンズを圧接、保持し使用者の焦点距離に固定する型の補助具を接眼レンズと鏡筒の間に取付けた拡大図である。
【符号の説明】
【0020】
1 ねじ込み型の回転部分で上方に説が接眼レンズを挿入する。
2 ねじ部で1を回転さすことにより焦点距離を変更さす
3 鏡筒部に固定する部分
4 顕微鏡本体
5 接眼レンズ
6 鏡筒部分
7 ゴム等で作製されている対物レンズと接眼レンズの焦点距離を調節、保持する補助具の本体
8 接眼レンズ保持部
9 鏡筒保持部