(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-111406(P2021-111406A)
(43)【公開日】2021年8月2日
(54)【発明の名称】登録者毎の個人プロフィールの作成
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20120101AFI20210705BHJP
G06F 13/00 20060101ALI20210705BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
G06F13/00 601C
G06F13/00 650B
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2021-2433(P2021-2433)
(22)【出願日】2021年1月8日
(31)【優先権主張番号】62/961,256
(32)【優先日】2020年1月15日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】521014973
【氏名又は名称】エクスコフィエ ティエリー
【氏名又は名称原語表記】Excoffier Thierry
(74)【代理人】
【識別番号】513095203
【氏名又は名称】シェルバン ゲオルゲ アレクサンドル
(72)【発明者】
【氏名】エクスコフィエ ティエリー
【テーマコード(参考)】
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA15
5B084AA16
5B084AB39
5B084CA13
5B084CC16
5B084CD22
5B084CE12
5B084CF12
5B084EA17
5L049CC11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】コミュニティプラットフォームに統合されたシステムのサポートにより、個人プロフィールを作成し、各登録者に表示する方法を提供する。
【解決手段】プロフィール管理において、個人は、最も優先度の高いから最も優先度の低いものにランク付けされた複数の個人プロフィールをシステムに提供し、どのプロフィールをコミュニティプラットフォームの各登録者と共有する必要があるかを定義する。個人が複数のプロフィールを登録者と共有する場合、システムは、登録者と共有する最も優先的な個人プロフィール、登録者と共有する2番目に優先的な個人プロフィール、および登録者と共有する3番目に優先的な個人プロフィールから集約された個人データを含む、個別化されたプロフィールを作成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーション上の1またはそれ以上の登録者に個人プロフィールを表示するための方法であって、当該方法は以下を含む:
アプリケーション上の少なくとも1人の個人から、最も優先度の高いものから最も優先度の低いものまで格付けされた複数の個人プロフィールを獲得する;
1つ以上の登録者を獲得する;
少なくとも1人の個人に1またはそれ以上の登録者を表示し、複数の個人プロフィールうちの少なくとも1以上のものを、1人またはそれ以上の登録者に共有するための、少なくとも1人以上の許可を得る;
1またはそれ以上の登録者に、1人またはそれ以上の登録者と共有される最も優先的な個人プロフィール、1人またはそれ以上の登録者と共有される第2に優先的な個人プロフィール、および1人またはそれ以上の登録者と共有される第3に優先的な個人プロフィールから集約された個人のデータを含む個人プロフィールを表示すること。
【請求項2】
前記アプリケーションは、ウェブブラウザおよびウェブサーバを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アプリケーションは、コンピュータプログラムである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アプリケーションがソーシャルメディアプラットフォームである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記アプリケーションは、メッセージングプラットフォームである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1人またはそれ以上の登録者は、ユーザが最終的に前記アプリケーションを介してメッセージを交換できる個人である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1人またはそれ以上の登録者は、前記アプリケーションに参加した個人によって共有される登録者のディレクトリである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1人またはそれ以上の登録者は、前記アプリケーションに格納された登録者のディレクトリである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1人またはそれ以上の登録者が、前記システムに個人によるマニュアルで追加された登録者を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記個人のデータは電話番号である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記個人のデータが電子メールアドレスである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記個人のデータは画像である、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記個人のデータが姓である、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記個人のデータが誕生日である、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0001】
関連する出願の参照
本出願は、2020年1月15日に出願された米国特許出願第62/961,256号の優先権を主張し、開示は、少なくとも引用によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
以下のものは登録商標である。
WhatsApp
Facebook
Google
Gmail
本発明は一般的に、コミュニティプラットフォームに関するものであり、特に、各個人のプロフィールをコミュニティプラットフォーム上の登録者に対して作成し、表示する方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
過去30年の間に、膨大な数のソーシャルメディア、コミュニティウェブサイト及びメッセージングアプリが、様々なテーマで写真、コンテンツ及びメッセージを交換するため、人々を繋ぐため作成されてきた。通常は、これらのプラットフォームは旅行、ビジネス及びデートなど単一のテーマを取り扱うが、1つのプラットフォームが複数のテーマを扱うこともある。プラットフォームの利用者は、個人プロフィールを作成し、他のプラットフォームの利用者と相互に繋がっている。そのような利用者のプロフィールは、システムにおける利用者の過去のやりとりを記録するため、システム提供者によってしばしば活用される。そのような記録データを用いて、提供者は、電子メールの送信、個人広告の発行及び利用者のセッション環境を個別化する。加えて、利用者のプロフィールは、同一プラットフォームにおけるユーザ同士を互いに識別したり、利用者の個人情報を集めたり、様々なテーマで利用者と交流するのに便利である。
【0004】
ソーシャルメディアの台頭は様々な利点をもたらしたが、利用者のプライバシーに拘わる懸念も併せてもたらした。個人のプライバシーは、全く害がないと思われる何らかサイトを見ていると瞬く間に失われてしまうことがある。これらサイトの範囲や規模に対処しているうちに、再び同じ過ちが繰り返されてしまうことがある。このため、他のユーザーが自身のオンラインプロフィールにアクセスした際に、自身の個人データの可視化を制御するプロセス及びオンライン評価の管理に注目が集まり始めた。
【0005】
ソーシャルメディアの利用者、特に複数のテーマを取り扱うプラットフォームを利用するユーザーにとっては、1つのみのプロフィールを用いて複数のテーマに交流する制約があるのは課題の1つといえる。このプロフィールには、雇用主、友人、家族、または知人が等しく参照できる個人情報が含まれている。これらの人々はソーシャルプラットフォームに参加すると直ちに、どのユーザーの個人情報にもアクセスすることができる。このようなプライバシーの問題に対処するため、システム提供者は以下2つの機能を作成した。
a)利用者は自分のプロフィールを私的または公的なものに設定することができる。プロフィールが私的に設定されている場合、限られた量のユーザーの個人情報のみがコミュニティに表示される。私的の設定であっても、他の利用者がユーザーを認識して、私的の情報へのアクセス許可を求めるために十分な情報量が提供される。
b)システム提供者は、利用者が特定のグループを形成し、特定のコンテンツを個人間で共有することができるようにした。
【0006】
これら2つの機能によって、個人とオンラインコミュニティの間のプライバシーレベルは改善するが、特定のオンラインコミュニティ内で利用者が遭遇する可能性のあるプライバシーの問題に対処する機能はまだ開発されていない。利用者は、仲間、顧客、友人、家族、または知人と同じ個人情報を共有することを常に快く思っているとは限らない。
【0007】
以下に、クレームされた発明に関連する周知のプラットフォームを要約する。
a)事例1−WhatsApp Messengerアプリケーション:WhatsApp Messengerはクロスプラットフォームに対応したメッセージアプリケーションである。登録された利用者は、テキストメッセージの交換、ビデオ通話、画像やドキュメントなどのメディアを登録者と共有することができる。ユーザーは、電話番号を通じてプラットフォームに特定され、電話番号によって登録者を特定することができる。利用者はユーザー登録情報とプロフィール写真を用いて自身のオンライン情報を完全なものにすることができ、当該情報は、電話番号を保有するWhatsApp ユーザーにより閲覧されることができる
b)事例2−Facebook ソーシャルメディア:Facebook は、登録ユーザーが写真やビデオをアップロードしたり、メッセージを送信したり、友人や家族、仲間と連絡を取り合ったりできるソーシャルネットワーキングプラットフォームである。各ユーザーは、Facebook 上で共有する個人情報の完全なリストよって構成される独自のプロフィールを作成することができる。プロフィール写真を除いて、利用者は自分の情報のほとんどを、1人の登録者にのみ、登録したグループ、またはWebサイトのすべてのユーザーに対し表示するように設定できる。Facebookのユーザーは、自分のプロフィール写真に加えて、Facebook コミュニティで共有される情報を用いて、他のユーザーを見つけることができる。
c)事例3−Googleサインイン:Google サインインは、ユーザーがGmail および他のGoogle サービスで既に利用しているものと同じGoogle アカウントを用いて、どんなWebサイトにもサインインできるようにすることで、ログインの負担を軽減する認証システムである。各ユーザーは、複数のGoogle アカウントとプロフィールを作成することができる。各ユーザーは、様々な個人情報を用いてプロフィールを作成することができる。Google と提携しているWebサイトにアクセスする毎に、そのWebサイトに紐付いた一連のプロフィールの中から一つのプロフィールを選択することができる。特定のプロフィール情報をWebサイトコミュニティに対して公開または非公開に設定することができる。
【発明の概要】
【0008】
以下、本発明の基本的な理解を提供するために、本発明のいくつかの実施形態の簡単な要約を示す。本要約は、本発明の広範な概要ではない。本発明の主要な/重要な要素を特定すること、または本発明の範囲を説明することを意図するものではない。唯一の目的は、本発明のいくつかの実施形態を、後に提示されるより詳細な説明の前置きとして簡略化した形で提示することである。
【0009】
本発明の一態様では、コミュニティプラットフォーム内の各登録者に対して、個人のプロフィールを作成及び表示する方法が提供される。当該方法は、コミュニティプラットフォームの支援を得て、最上位から最下位の順に格付けされた複数の個人プロフィールを取得する;1または複数の登録者を獲得する;1または複数の登録者を各個人に表示し、1または複数の個人のプロフィールを登録者と共有するために、個人の許可を得る;各個人が登録者と共有する最も優先的な個人プロフィール、当該登録者と共有する2番目に優先的な個人プロフィール、および当該登録者と共有する3番目に優先的な個人プロフィールから集約された個人データを含む個人プロフィールを表示する。
【0010】
上記は、本開示のより適切で重要な特徴をかなり広く概説しているので、以下の本発明の詳細な説明をよりよく理解することができ、当技術分野への本発明の貢献をより良く理解することができる。本発明の請求の範囲の主題を形成する本発明の追加の特徴を以下に説明する。概念および開示された特定の方法および構造は、本発明の開示と同じ目的を実行するために他の構造を最適化または作成するための基礎として容易に利用され得ることが、当業者によって理解されるべきである。このような同等の構造は、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の精神および範囲から逸脱しないことが当業者によって理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて読むことで明らかになる。
【0012】
【
図1】は、本発明の実施形態に従って本発明を実施するための操作を示す図である。
【0013】
【
図2】は、本発明の一実施形態における、最も私的なプロフィール (201) から最も私的でないプロフィール (203) まで格付けされた複数の個人プロフィールを示す。
【0014】
【
図3】は、本発明の実施形態における、2人の異なる登録者と複数の個人プロフィールを共有する個人の許可を示す。
【0015】
【
図4】は、本発明の一実施形態における、各登録者と共有される最も優先的な個人プロフィール、各登録者と共有される第2の最も優先的な個人プロフィール、および各登録者と共有される第3の最も優先的な個人プロフィールから集約されたデータを含む、個人プロフィールの結果および各登録者に対する表示を示す。
【0016】
【
図5】は、本発明の一実施形態を示すネットワーク構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の説明は、当業者が本発明を製造および使用することを可能にするために提供され、本発明者がその発明を実施するために企図する最良の態様を説明する。しかし本明細書には、個人プロフィールを各登録者に表示する方法を具体的に提供する一般的な原理が定義されているので、当業者は様々な最適化を容易に明らかにすることができる。
【0018】
このような発明は、個人 (ユーザー) のための高度な個人情報処理サービスを提供することで、オンラインの評価を管理し、複雑さと労力を軽減することができる。
【0019】
一実施形態において、本発明の実施例は、1つの利用者アカウントから複数の目的とするユーザープロフィールを作成することを可能とする複数テーマのソーシャルメディアプラットフォームに統合されたプロフィール管理方法である(
図4)。一実施形態では、いくつかのテーマで交流するために、利用者は、特定のコミュニティ内でのみ使用するいくつか特有のプロフィール(101、
図2)を作成することができる:一つはビジネス用のプロフィール、一つはソーシャル用のプロフィール、そして一つはビデオゲーム用のプロフィールである。ユーザーは複数のテーマで交流することができるため、自分のプロフィールを各々の登録者に関連付けることができる(103、
図3)。登録者には、利用者が複数テーマのソーシャルメディアプラットフォームを介してメッセージを交換することができる個人 (ユーザー) が最終的に含まれる。次にユーザーは、自分のビジネスおよびソーシャルプロフィールを仲間 (302) の登録者のいずれかと関連付け、ビジネス、ソーシャルおよびビデオゲームプロフィールを友人 (301) の登録者のいずれかと関連付けることができる。利用者が複数のプロフィールを特定の登録者に関連付けるとすぐに、この登録者のプラットフォームによって個人プロフィールが作成される。個人プロフィールを作成するためには、利用者が自分のプロフィールを最も私的なものから最も私的でないものへと格付けする方法が必要とされる (
図2)。一実施形態において、プラットフォームは、最もコンパクトな私的プロフィールを公開プロフィールとして設定し、プラットフォームの任意の利用者は、このプロフィールに含まれる個人情報を見ることができる。公開プロフィールは、ユーザーがソーシャルプラットフォームの検索ツールを用いて、友人や仲間を見つけるのに役立つ。複数の主題のソーシャルメディアプラットフォームの実施形態において、人々は例えば、ビデオゲームのプロフィールを最も私的なもの(201) として格付けし、ビジネスプロフィールを最も私的でないもの (203) として格付けすることができる。
【0020】
一実施形態では、様々な利用者のプロフィールからデータを集約し、ユーザ個人のプロフィールを作成するために、プラットフォームの管理者は、様々なルールおよびデータカテゴリを定義することができる。例えば、次のデータカテゴリが設定される:
a)カテゴリ1−プロフィール写真、ユーザ名、名、および姓が含まれるプロフィールデータ
b)カテゴリ2−生年月日が含まれるプロフィールデータ
c)カテゴリ3−電話、電子メール、住所が含まれるプロフィールデータ
【0021】
一実施形態では、プラットフォームの管理者は、各データカテゴリに対し、以下のルールを定義することができる。
a)カテゴリ1のプロフィールデータは、常に最も私的なプロフィールから取得される。もし、カテゴリ1のプロフィールデータにおいて、最も私的なプロフィールに情報が提供されていない場合、利用者の個人用プロフィールに一切の情報が表示されない。
b)カテゴリ2のプロフィールデータは、常に最も私的なプロフィールから取得される。最も私的なプロフィールに情報が提供されいない場合、その情報は、格付けなどで定義された次のプロフィールから取得される。
c)カテゴリ3のプロフィールデータは、すべての利用者プロフィールより取得される。プラットフォームは、データの重複を削除する。
【0022】
複数テーマのソーシャルメディアプラットフォームの実施形態に、上述のルールを適用すると、仲間 (402) に分類される登録者のためのユーザー個人プロフィールには、以下が示されることになる:
a)ソーシャルプロフィールからのプロフィール写真、ユーザー名、名、および姓。
b)ソーシャルプロフィールまたはビジネスプロフィールからの生年月日。
c)ソーシャルプロフィールおよびビジネスプロフィールからの任意の電話、Eメール、または住所。
友人 (401) として分類される登録者のためのユーザー個人プロフィールには、以下が示される:
a)ビデオゲームのプロフィールから、プロフィール画像、ユーザー名、名、および姓。
b)ビデオゲームプロフィール、ソーシャルプロフィールまたはビジネスプロフィールから生年月日、
c)ビデオゲーム、ソーシャル、およびビジネスプロフィールから任意の電話、電子メール、または住所。
【0023】
図5は、本発明の一実施形態のネットワーク図である。この実施形態は、インターネットを介し各登録者に対して個人のプロフィールを作成、表示することを支援する。サーバシステム(807)は、サーバエンジン(810)、ユーザデータベース(809)、登録者リストテーブル(811)及びユーザのプロフィール表(812)、一実施形態では、様々なウェブページ(808)を含む。一実施形態では、サーバエンジンは、URLによって識別されるウェブページにアクセスするためのHTTPリクエストを受信し、そのウェブページを様々な顧客のシステムに提供する。このようなHTTPリクエストは、ユーザが各登録者に対して個人プロフィールを作成するための動作を実行したことを示すことができる。ユーザデータベース(809)は、ユーザの情報を含む。ユーザの情報は、クライアント識別子とユーザの行動履歴を含む。登録者のリスト表(811)に は、ユーザが繋ぐことのできる登録者リストに含まれる入口が含まれる。ユーザのプロフィール表(812)には、登録者と共有するためにユーザによって作成された各プロフィールの入り口が含まれる。一実施形態では、顧客のシステム(801)は、ブラウザ(804)と、その割り当てられたクライアント識別子(803)を含む。クライアント識別子は、「クッキー」と呼ばれるファイルに格納される。一実施形態では、クライアントシステム(802)は、アプリケーションのシステム(805)及び、割り当てられたクライアント識別子(803)とを含む。アプリケーションシステムは、様々なページをユーザーに提供し、リクエストをサーバーエンジンに送信する。このようなアプリケーションシステムのリクエストは、ユーザが各登録者に対し、個人プロフィールを作成するための動作を実行したことを示す。一実施形態では、サーバシステムは、クライアントのシステムがサーバシステムへ最初に働きかける際に、クライアントシステムにクライアント識別子を割り当て、送信する。以降、クライアントシステムには、クライアント識別子と、サーバーシステムに送信されるすべてのメッセージが含まれる。これによりサーバシステムがメッセージの送信元を識別できるようになる。サーバおよびクライアントシステムは、通信リンク(806)を介して情報を交換することにより相互に作用し、通信リンクは、インターネットを介した送信を含み得る。
【0024】
本発明は、技術的に特徴のある用語を用いてかなり詳細に説明されてきたが、添付の特許請求の範囲にて規定される本発明は、記載された特定の特徴に必ずしも限定されないことを理解されたい。むしろ、特定の特徴は、クレームの発明を実施する例示的な好ましい形態として開示される。別の言い方をすれば、本明細書で使用される用語及び用語は、要約と同様に、説明の目的のためのものであり、限定とみなすべきではないことが理解されるべきである。したがって、本発明の例示的な実施形態を説明したが、当業者には多数の変形例および代替例が考えられ、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、そのような変形例および代替例を作成することができる。