(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-114758(P2021-114758A)
(43)【公開日】2021年8月5日
(54)【発明の名称】デジタル情報輸送のスキャナー
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20210709BHJP
H04N 1/04 20060101ALI20210709BHJP
G06T 1/00 20060101ALI20210709BHJP
【FI】
H04N1/00 567Q
H04N1/12 Z
H04N1/00 L
G06T1/00 400M
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-106464(P2020-106464)
(22)【出願日】2020年6月19日
(31)【優先権主張番号】202010061228.7
(32)【優先日】2020年1月19日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519461716
【氏名又は名称】汪涛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】范暁芬
【テーマコード(参考)】
5B047
5C062
5C072
【Fターム(参考)】
5B047AA07
5B047BA01
5B047BC18
5B047BC20
5B047BC23
5B047CA07
5C062AA05
5C062AB32
5C062AB33
5C062AC02
5C062AC22
5C072AA01
5C072PA02
5C072PA05
5C072PA06
5C072PA09
(57)【要約】
【課題】本発明はデジタル情報輸送のスキャナーを開示した。
【解決手段】
本体を含み、前記本体の中には右方に開口した作動空間が設置され、前記作動空間の中には被検物を載置する検査台が設置され、前記検査台の上方には前記被検物の上面を検査できる上面スキャナーが設置され、本願発明は上面スキャナーと、側面スキャナーと、底面スキャナーにより検査されるものを全面的に検査し、また糸引き車と主軸の回動により、底面スキャナーと第二固定ブロックが検査されるものの側面と底面を全般的にスキャンでき、それからサンプルを全面的にスキャンすることが実現され、さらに、第一ハンドルと第二ハンドルを手で揺らすことにより、側面スキャナーと上面スキャナーの移動距離を変え、こうして本願発明は異なるサイズの被検物に対応でき、本願発明の適用性を向上させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の中には右方に開口した作動空間が設置され、前記作動空間の中には被検物を載置する検査台が設置され、前記検査台の上方には前記被検物の上面を検査できる上面スキャナーが設置され、前記上面スキャナーの上端には第一固定ブロックが固定的に設置され、前記第一固定ブロックの上端には第一スクリューが固定的に設置され、前記第一スクリューが外部空間に伸び、前記第一スクリューの外面には第一ねじスリーブが設置され、前記第一スクリューの上端には第一回転盤が固定的に設置され、前記第一回転盤の上端には第一ハンドルが固定的に設置され、前記第一ねじスリーブの回動及び手で前記第一ハンドルを揺らすことにより前記第一固定ブロックの昇降が実現され、前記第一固定ブロックの左側には前記被検物の側面を検査できる側面スキャナーが設置され、前記側面スキャナーの左端には第二固定ブロックが固定的に設置され、前記第二固定ブロックの左端には第二スクリューが固定的に設置され、前記第二スクリューの左端には第二回転盤が固定的に設置され、前記第二回転盤の左端には第二ハンドルが固定的に設置され、前記第二スクリューの外面には第二ねじスリーブが設置され、前記第二ねじスリーブの回動及び前記第二ハンドルを手で揺らすことにより前記側面スキャナーの左右移動が実現され、前記作動空間の右側には外部空間と前記作動空間との連通を遮断できる止め板が設置され、前記止め板の下端には止め板回転軸が固定的に設置され、前記検査台の上端にはガラス板が固定的に設置され、前記ガラス板の上端の外面は前記被検物を止められ、前記ガラス板の下側には前記被検物の底面をスキャンできる底面スキャナーが設置され、前記底面スキャナーの下端の外面には第三固定ブロックが固定的に設置され、前記第三固定ブロックの右側の外面と前記検査台の内壁との間には復帰ばねが固定的に設置され、前記止め板を開け、前記被検物を前記ガラス板の上面に置き、前記底面スキャナーと、前記上面スキャナーと、前記側面スキャナーとの移動により前記被検物を全面的にスキャンして情報をデジタル情報に変えて輸送することが実現されることを特徴とするデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項2】
第一プーリの左側には第二プーリが設置され、前記第一プーリと前記第二プーリとは第一ベルトにより動力を伝達することが実現され、前記第二プーリには回動可能な第一旋転軸が設置され、前記第一旋転軸の外面には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車の右側には前記第二傘歯車と噛み合う第三傘歯車が設置され、前記第三傘歯車には回動可能な前記第二ねじスリーブが設置されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項3】
前記第一旋転軸の下端には第四傘歯車が固定的に設置され、前記第四傘歯車の右側には前記第四傘歯車と噛み合う第五傘歯車が設置され、前記第五傘歯車の左端には回動可能な第二旋転ロッドが固定的に設置され、前記第二旋転ロッドの右端には第六傘歯車が固定的に設置され、前記第六傘歯車の右側には前記第六傘歯車と噛み合う昇降傘歯車が設置されていることを特徴とする請求項2に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項4】
前記作動空間の下方には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には前記昇降傘歯車が設置され、前記昇降傘歯車には回動可能な主軸が前記昇降傘歯車に張り付くように設置され、前記主軸には空き溝が形成され、前記昇降傘歯車にはピンが設置され、前記ピンが前記空き溝の内部まで伸びることを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項5】
前記ピンの右側には位置制限ばねが固定的に設置され、前記昇降傘歯車の下端にはばねが固定的に設置され、前記主軸の下端には第二旋転軸が固定的に設置され、前記主軸の上側の外面には第三プーリが固定的に設置され、前記第三プーリの右側には第四プーリが設置され、前記第三プーリと前記第四プーリとは第二ベルトにより動力を伝達することが実現され、前記第四プーリには回動可能な第三ねじスリーブが設置され、前記第三ねじスリーブには上下移動可能な第三スクリューが設置され、前記第三スクリューの下端には押し板が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項6】
前記主軸が前記検査台に伸び、前記主軸の上端には糸引き車が固定的に設置され、前記糸引き車には上方に開口した引っ掛かり溝が形成され、前記引っ掛かり溝は前記主軸を中心にして左右対称になるように設置され、前記糸引き車の外面には第三ベルトが設置され、前記第三ベルトが伸びて第二円形ロッドと第一円形ロッドを経由して前記第三固定ブロックの左端の外面に固定的に連結され、前記第三固定ブロックの上端の外面には前記底面スキャナーが固定的に設置され、前記第三固定ブロックの右端の外面と前記検査台の内壁との間には復帰ばねが固定的に設置され、前記第三固定ブロックの回りには前記第三固定ブロックを左右にスライドさせるスライドレールが設置されていることを特徴とする請求項5に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項7】
前記糸引き車の上方には主軸が設置され、前記主軸の中には前記主軸を貫通した斜めブロックピンが設置され、前記斜めブロックピンの右側には固定板が固定的に設置され、前記固定板の下端には昇降ばねが固定的に設置されていることを特徴とする請求項6に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はデジタル情報輸送技術分野に関わり、具体的にはデジタル情報輸送のスキャナーである。
【背景技術】
【0002】
サンプルをスキャンするのは現代デジタル情報輸送に常用される手段であり、既存のスキャナーは検査予定のサンプルを全面的にスキャンできなく、サンプルに関するデータは収集不備となり、また今までのスキャナーは専用性を確保するために、スキャンされるサンプルを特定しており、そのため、多種類のサンプルに適用できなく、限界性が存在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107215724号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明はデジタル情報輸送のスキャナーを提供し、既存の技術にある欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明に記載のデジタル情報輸送のスキャナーは、本体を含み、前記本体の中には右方に開口した作動空間が設置され、前記作動空間の中には被検物を載置する検査台が設置され、前記検査台の上方には前記被検物の上面を検査できる上面スキャナーが設置され、前記上面スキャナーの上端には第一固定ブロックが固定的に設置され、前記第一固定ブロックの上端には第一スクリューが固定的に設置され、前記第一スクリューが外部空間に伸び、前記第一スクリューの外面には第一ねじスリーブが設置され、前記第一スクリューの上端には第一回転盤が固定的に設置され、前記第一回転盤の上端には第一ハンドルが固定的に設置され、前記第一ねじスリーブの回動及び手で前記第一ハンドルを揺らすことにより前記第一固定ブロックの昇降が実現され、前記第一固定ブロックの左側には前記被検物の側面を検査できる側面スキャナーが設置され、前記側面スキャナーの左端には第二固定ブロックが固定的に設置され、前記第二固定ブロックの左端には第二スクリューが固定的に設置され、前記第二スクリューの左端には第二回転盤が固定的に設置され、前記第二回転盤の左端には第二ハンドルが固定的に設置され、前記第二スクリューの外面には第二ねじスリーブが設置され、前記第二ねじスリーブの回動及び前記第二ハンドルを手で揺らすことにより前記側面スキャナーの左右移動が実現され、前記作動空間の右側には外部空間と前記作動空間との連通を遮断できる止め板が設置され、前記止め板の下端には止め板回転軸が固定的に設置され、前記検査台の上端にはガラス板が固定的に設置され、前記ガラス板の上端の外面は前記被検物を止められ、前記ガラス板の下側には前記被検物の底面をスキャンできる底面スキャナーが設置され、前記底面スキャナーの下端の外面には第三固定ブロックが固定的に設置され、前記第三固定ブロックの右側の外面と前記検査台の内壁との間には復帰ばねが固定的に設置され、前記止め板を開け、前記被検物を前記ガラス板の上面に置き、前記底面スキャナーと、前記上面スキャナーと、前記側面スキャナーとの移動により前記被検物を全面的にスキャンして情報をデジタル情報に変えて輸送することが実現される。
【0006】
第一プーリの左側には第二プーリが設置され、前記第一プーリと前記第二プーリとは第一ベルトにより動力を伝達することが実現され、前記第二プーリには回動可能な第一旋転軸が設置され、前記第一旋転軸の外面には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車の右側には前記第二傘歯車と噛み合う第三傘歯車が設置され、前記第三傘歯車には回動可能な前記第二ねじスリーブが設置されている。
【0007】
前記第一旋転軸の下端には第四傘歯車が固定的に設置され、前記第四傘歯車の右側には前記第四傘歯車と噛み合う第五傘歯車が設置され、前記第五傘歯車の左端には回動可能な第二旋転ロッドが固定的に設置され、前記第二旋転ロッドの右端には第六傘歯車が固定的に設置され、前記第六傘歯車の右側には前記第六傘歯車と噛み合う昇降傘歯車が設置されている。
【0008】
前記作動空間の下方には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には前記昇降傘歯車が設置され、前記昇降傘歯車には回動可能な主軸が前記昇降傘歯車に張り付くように設置され、前記主軸には空き溝が形成され、前記昇降傘歯車にはピンが設置され、前記ピンが前記空き溝の内部まで伸び、前記主軸を回転させると、前記昇降傘歯車が前記主軸とともに回転する。
【0009】
前記ピンの右側には位置制限ばねが固定的に設置され、前記昇降傘歯車の下端にはばねが固定的に設置され、前記主軸の下端には第二旋転軸が固定的に設置され、前記主軸の上側の外面には第三プーリが固定的に設置され、前記第三プーリの右側には第四プーリが設置され、前記第三プーリと前記第四プーリとは第二ベルトにより動力を伝達することが実現され、前記第四プーリには回動可能な第三ねじスリーブが設置され、前記第三ねじスリーブには上下移動可能な第三スクリューが設置され、前記第三スクリューの下端には押し板が固定的に設置されている。
【0010】
前記主軸が前記検査台に伸び、前記主軸の上端には糸引き車が固定的に設置され、前記糸引き車には上方に開口した引っ掛かり溝が形成され、前記引っ掛かり溝は前記主軸を中心にして左右対称になるように設置され、前記糸引き車の外面には第三ベルトが設置され、前記第三ベルトが伸びて第二円形ロッドと第一円形ロッドを経由して前記第三固定ブロックの左端の外面に固定的に連結され、前記第三固定ブロックの上端の外面には前記底面スキャナーが固定的に設置され、前記第三固定ブロックの右端の外面と前記検査台の内壁との間には復帰ばねが固定的に設置され、前記第三固定ブロックの回りには前記第三固定ブロックを左右にスライドさせるスライドレールが設置されている。
【0011】
前記糸引き車の上方には主軸が設置され、前記主軸の中には前記主軸を貫通した斜めブロックピンが設置され、前記斜めブロックピンの右側には固定板が固定的に設置され、前記固定板の下端には昇降ばねが固定的に設置されている。
【発明の効果】
【0012】
本願発明は上面スキャナーと、側面スキャナーと、底面スキャナーにより検査されるものを全面的に検査し、また糸引き車と主軸の回動により、底面スキャナーと第二固定ブロックが検査されるものの側面と底面を全般的にスキャンでき、それからサンプルを全面的にスキャンすることが実現され、
さらに、第一ハンドルと第二ハンドルを手で揺らすことにより、側面スキャナーと上面スキャナーの移動距離を変え、こうして本願発明は異なるサイズの被検物に対応でき、本願発明の適用性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0014】
【発明を実施するための形態】
【0015】
本願発明に記載のデジタル情報輸送のスキャナーは、本体10を含み、前記本体10の中には右方に開口した作動空間11が設置され、前記作動空間11の中には被検物13を載置する検査台54が設置され、前記検査台54の上方には前記被検物13の上面を検査できる上面スキャナー17が設置され、前記上面スキャナー17の上端には第一固定ブロック16が固定的に設置され、前記第一固定ブロック16の上端には第一スクリュー18が固定的に設置され、前記第一スクリュー18が外部空間に伸び、前記第一スクリュー18の外面には第一ねじスリーブ19が設置され、前記第一スクリュー18の上端には第一回転盤22が固定的に設置され、前記第一回転盤22の上端には第一ハンドル23が固定的に設置され、前記第一ねじスリーブ19の回動及び手で前記第一ハンドル23を揺らすことにより前記第一固定ブロック16の昇降が実現され、前記第一固定ブロック16の左側には前記被検物13の側面を検査できる側面スキャナー35が設置され、前記側面スキャナー35の左端には第二固定ブロック34が固定的に設置され、前記第二固定ブロック34の左端には第二スクリュー30が固定的に設置され、前記第二スクリュー30の左端には第二回転盤31が固定的に設置され、前記第二回転盤31の左端には第二ハンドル32が固定的に設置され、前記第二スクリュー30の外面には第二ねじスリーブ29が設置され、前記第二ねじスリーブ29の回動及び前記第二ハンドル32を手で揺らすことにより前記側面スキャナー35の左右移動が実現され、前記作動空間11の右側には外部空間と前記作動空間11との連通を遮断できる止め板14が設置され、前記止め板14の下端には止め板回転軸15が固定的に設置され、前記検査台54の上端にはガラス板60が固定的に設置され、前記ガラス板60の上端の外面は前記被検物13を止められ、前記ガラス板60の下側には前記被検物13の底面をスキャンできる底面スキャナー64が設置され、前記底面スキャナー64の下端の外面には第三固定ブロック65が固定的に設置され、前記第三固定ブロック65の右側の外面と前記検査台54の内壁との間には復帰ばね66が固定的に設置され、前記止め板14を開け、前記被検物13を前記ガラス板60の上面に置き、前記底面スキャナー64と、前記上面スキャナー17と、前記側面スキャナー35との移動により前記被検物13を全面的にスキャンして情報をデジタル情報に変えて輸送することが実現される。
【0016】
第一プーリ20の左側には第二プーリ25が設置され、前記第一プーリ20と前記第二プーリ25とは第一ベルト21により動力を伝達することが実現され、前記第二プーリ25には回動可能な第一旋転軸24が設置され、前記第一旋転軸24の外面には第二傘歯車27が固定的に設置され、前記第二傘歯車27の右側には前記第二傘歯車27と噛み合う第三傘歯車28が設置され、前記第三傘歯車28には回動可能な前記第二ねじスリーブ29が設置され、前記第一旋転軸24の回動により前記第二傘歯車27が駆動されて回転し、前記第三傘歯車28が回転し、前記第二ねじスリーブ29が回転し、前記第二スクリュー30が右方に移動し、前記側面スキャナー35が右方に移動し、前記側面スキャナー35が前記被検物13に寄せて前記被検物13をスキャンし、こうして前記被検物13の側面をスキャンすることが実現される。
【0017】
前記第一旋転軸24の下端には第四傘歯車37が固定的に設置され、前記第四傘歯車37の右側には前記第四傘歯車と噛み合う第五傘歯車38が設置され、前記第五傘歯車38の左端には回動可能な第二旋転ロッド39が固定的に設置され、前記第二旋転ロッド39の右端には第六傘歯車40が固定的に設置され、前記第六傘歯車40の右側には前記第六傘歯車40と噛み合う昇降傘歯車41が設置され、前記昇降傘歯車41が回転すると、前記第六傘歯車40が回転し、前記第二旋転ロッド39が回転し、前記第五傘歯車38が回転し、前記第四傘歯車37が回転し、前記第一旋転軸24が回転し、前記第二プーリ25が回転し、前記第一プーリ20が回転し、前記第一スクリュー18が下方に移動し、前記上面スキャナー17が下方に移動し、前記上面スキャナー17が前記被検物13に寄せて前記被検物13をスキャンし、こうして前記被検物13の上面をスキャンすることが実現される。
【0018】
前記作動空間11の下方には伝動空間12が設置され、前記伝動空間12の中には前記昇降傘歯車41が設置され、前記昇降傘歯車41には回動可能な主軸42が前記昇降傘歯車41に張り付くように設置され、前記主軸42には空き溝43が形成され、前記昇降傘歯車41にはピン45が設置され、前記ピン45が前記空き溝43の内部まで伸び、前記主軸42を回転させると、前記昇降傘歯車41が前記主軸42とともに回転し、また前記昇降傘歯車41が前記主軸42の外面で上下移動できる。
【0019】
前記ピン45の右側には位置制限ばね44が固定的に設置され、前記昇降傘歯車41の下端にはばね46が固定的に設置され、前記主軸42の下端には第二旋転軸26が固定的に設置され、前記主軸42の上側の外面には第三プーリ48が固定的に設置され、前記第三プーリ48の右側には第四プーリ50が設置され、前記第三プーリ48と前記第四プーリ50とは第二ベルト49により動力を伝達することが実現され、前記第四プーリ50には回動可能な第三ねじスリーブ51が設置され、前記第三ねじスリーブ51には上下移動可能な第三スクリュー52が設置され、前記第三スクリュー52の下端には押し板53が固定的に設置され、前記第二旋転軸26が始動されて前記主軸42を回転させ、前記第三プーリ48を回転させ、前記第四プーリ50を回転させ、前記第三スクリュー52を下方に移動させ、前記押し板53を下方に移動させ、前記主軸42がしばらく回転した後、前記昇降傘歯車41を下方に移動させ、前記昇降傘歯車41と前記第六傘歯車40との噛合が解除され、この時、前記上面スキャナー17と前記側面スキャナー35がちょうど適合な位置に移動する。
【0020】
前記主軸42が前記検査台54に伸び、前記主軸42の上端には糸引き車56が固定的に設置され、前記糸引き車56には上方に開口した引っ掛かり溝59が形成され、前記引っ掛かり溝59は前記主軸42を中心にして左右対称になるように設置され、前記糸引き車56の外面には第三ベルト58が設置され、前記第三ベルト58が伸びて第二円形ロッド57と第一円形ロッド55を経由して前記第三固定ブロック65の左端の外面に固定的に連結され、前記第三固定ブロック65の上端の外面には前記底面スキャナー64が固定的に設置され、前記第三固定ブロック65の右端の外面と前記検査台54の内壁との間には復帰ばね66が固定的に設置され、前記第三固定ブロック65の回りには前記第三固定ブロック65を左右にスライドさせるスライドレール67が設置され、前記主軸42が回転すると、前記第三固定ブロック65を右方に移動させることにより、前記被検物13の底面をスキャンすることが実現される。
【0021】
前記糸引き車56の上方には主軸42が設置され、前記主軸42の中には前記主軸42を貫通した斜めブロックピン61が設置され、前記斜めブロックピン61の右側には固定板62が固定的に設置され、前記固定板62の下端には昇降ばね63が固定的に設置され、前記第三固定ブロック65が前記スライドレール67の左側に移動した時、前記斜めブロックピン61を押して下方に移動させ、前記斜めブロックピン61を前記引っ掛かり溝59の中にひっかからせ、この時、前記糸引き車56がちょうど百八十度回転し、前記斜めブロックピン61が前記引っ掛かり溝59とちょうど相対し、このとき、前記主軸42が回転し続けて前記検査台54を一緒に回転させ、そして前記被検物13を回転させ、前記被検物13の側面を全面的にスキャンすることが実現される。
【0022】
初期状態では、前記第六傘歯車40が前記昇降傘歯車41と噛み合い、前記斜めブロックピン61が前記引っ掛かり溝59の真上に位置している。
【0023】
1.前記止め板14を開け、前記被検物13を前記被検物13の上端の外面に置き、前記止め板14を閉じ、
2.前記第二旋転軸26を作動させ、前記第二旋転軸26が前記主軸42を回転させ、前記糸引き車56を回転させ、前記第三固定ブロック65を左方に移動させ、前記被検物13の底面をスキャンすることが実現され、
3.前記主軸42が前記昇降傘歯車41を回転させ、そして前記第六傘歯車40を回転させ、前記第二旋転ロッド39を回転させ、前記第二ねじスリーブ29と前記第一ねじスリーブ19を回転させ、前記第一スクリュー18の下方への移動と前記第二スクリュー30の右方への移動を実現し、そして前記側面スキャナー35と前記上面スキャナー17が前記被検物13に寄せることを実現し、前記側面スキャナー35と前記上面スキャナー17が適宜な位置に移動したとき、前記主軸42が回転して前記押し板53を下方に移動させ、前記昇降傘歯車41を下方に移動させ、そして前記昇降傘歯車41と前記第六傘歯車40との噛合を解除し、前記側面スキャナー35と前記上面スキャナー17が移動することを止め、
4.このとき、前記第三固定ブロック65が左方に移動して前記斜めブロックピン61を下方に移動させて前記引っ掛かり溝59の内部まで伸びし、前記主軸42が回転して前記検査台54を一緒に回転させ、そして前記被検物13を一緒に回転させ、ここで前記被検物13の側面を全面的にスキャンすることが実現される。
【0024】
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。
【手続補正書】
【提出日】2021年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の中には右方に開口した作動空間が設置され、前記作動空間の中には被検物を載置する検査台が設置され、前記検査台の上方には前記被検物の上面を検査できる上面スキャナーが設置され、前記上面スキャナーの上端には第一固定ブロックが固定的に設置され、前記第一固定ブロックの上端には第一スクリューが固定的に設置され、前記第一スクリューが外部空間に伸び、前記第一スクリューの外面には第一ねじスリーブが設置され、前記第一スクリューの上端には第一回転盤が固定的に設置され、前記第一回転盤の上端には第一ハンドルが固定的に設置され、前記第一ねじスリーブの回動及び手で前記第一ハンドルを揺らすことにより前記第一固定ブロックの昇降が実現され、前記第一固定ブロックの左側には前記被検物の側面を検査できる側面スキャナーが設置され、前記側面スキャナーの左端には第二固定ブロックが固定的に設置され、前記第二固定ブロックの左端には第二スクリューが固定的に設置され、前記第二スクリューの左端には第二回転盤が固定的に設置され、前記第二回転盤の左端には第二ハンドルが固定的に設置され、前記第二スクリューの外面には第二ねじスリーブが設置され、前記第二ねじスリーブの回動及び前記第二ハンドルを手で揺らすことにより前記側面スキャナーの左右移動が実現され、前記作動空間の右側には外部空間と前記作動空間との連通を遮断できる止め板が設置され、前記止め板の下端には止め板回転軸が固定的に設置され、前記検査台の上端にはガラス板が固定的に設置され、前記ガラス板の上端の外面は前記被検物を止められ、前記ガラス板の下側には前記被検物の底面をスキャンできる底面スキャナーが設置され、前記底面スキャナーの下端の外面には第三固定ブロックが固定的に設置され、前記第三固定ブロックの右側の外面と前記検査台の内壁との間には復帰ばねが固定的に設置され、前記止め板を開け、前記被検物を前記ガラス板の上面に置き、前記底面スキャナーと、前記上面スキャナーと、前記側面スキャナーとの移動により前記被検物を全面的にスキャンして情報をデジタル情報に変えて輸送することが実現されることを特徴とするデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項2】
第一プーリの左側には第二プーリが設置され、前記第一プーリと前記第二プーリとは第一ベルトにより動力を伝達することが実現され、前記第二プーリには回動可能な第一旋転軸が設置され、前記第一旋転軸の外面には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車の右側には前記第二傘歯車と噛み合う第三傘歯車が設置され、前記第三傘歯車には回動可能な前記第二ねじスリーブが設置されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項3】
前記第一旋転軸の下端には第四傘歯車が固定的に設置され、前記第四傘歯車の右側には前記第四傘歯車と噛み合う第五傘歯車が設置され、前記第五傘歯車の左端には回動可能な第二旋転ロッドが固定的に設置され、前記第二旋転ロッドの右端には第六傘歯車が固定的に設置され、前記第六傘歯車の右側には前記第六傘歯車と噛み合う昇降傘歯車が設置されていることを特徴とする請求項2に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項4】
前記作動空間の下方には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には前記昇降傘歯車が設置され、前記昇降傘歯車には回動可能な主軸が前記昇降傘歯車に張り付くように設置され、前記主軸には空き溝が形成され、前記昇降傘歯車にはピンが設置され、前記ピンが前記空き溝の内部まで伸びることを特徴とする請求項3に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項5】
前記ピンの右側には位置制限ばねが固定的に設置され、前記昇降傘歯車の下端にはばねが固定的に設置され、前記主軸の下端には第二旋転軸が固定的に設置され、前記主軸の上側の外面には第三プーリが固定的に設置され、前記第三プーリの右側には第四プーリが設置され、前記第三プーリと前記第四プーリとは第二ベルトにより動力を伝達することが実現され、前記第四プーリには回動可能な第三ねじスリーブが設置され、前記第三ねじスリーブには上下移動可能な第三スクリューが設置され、前記第三スクリューの下端には押し板が固定的に設置されていることを特徴とする請求項4に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項6】
前記主軸が前記検査台に伸び、前記主軸の上端には糸引き車が固定的に設置され、前記糸引き車には上方に開口した引っ掛かり溝が形成され、前記引っ掛かり溝は前記主軸を中心にして左右対称になるように設置され、前記糸引き車の外面には第三ベルトが設置され、前記第三ベルトが伸びて第二円形ロッドと第一円形ロッドを経由して前記第三固定ブロックの左端の外面に固定的に連結され、前記第三固定ブロックの上端の外面には前記底面スキャナーが固定的に設置され、前記第三固定ブロックの右端の外面と前記検査台の内壁との間には復帰ばねが固定的に設置され、前記第三固定ブロックの回りには前記第三固定ブロックを左右にスライドさせるスライドレールが設置されていることを特徴とする請求項5に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。
【請求項7】
前記糸引き車の上方には主軸が設置され、前記主軸の中には前記主軸を貫通した斜めブロックピンが設置され、前記斜めブロックピンの右側には固定板が固定的に設置され、前記固定板の下端には昇降ばねが固定的に設置されていることを特徴とする請求項6に記載のデジタル情報輸送のスキャナー。