特開2021-116093(P2021-116093A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-116093(P2021-116093A)
(43)【公開日】2021年8月10日
(54)【発明の名称】包装袋
(51)【国際特許分類】
   B65D 81/34 20060101AFI20210712BHJP
   F24C 7/02 20060101ALI20210712BHJP
   A47J 27/00 20060101ALI20210712BHJP
【FI】
   B65D81/34 V
   F24C7/02 551H
   A47J27/00 107
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-9777(P2020-9777)
(22)【出願日】2020年1月24日
(11)【特許番号】特許第6859465号(P6859465)
(45)【特許公報発行日】2021年4月14日
(71)【出願人】
【識別番号】390000387
【氏名又は名称】福助工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106024
【弁理士】
【氏名又は名称】稗苗 秀三
(74)【代理人】
【識別番号】100167841
【弁理士】
【氏名又は名称】小羽根 孝康
(74)【代理人】
【識別番号】100168376
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 清隆
(72)【発明者】
【氏名】工藤 真史
(72)【発明者】
【氏名】秦泉寺 正樹
【テーマコード(参考)】
3E013
3L086
4B055
【Fターム(参考)】
3E013BA11
3E013BA15
3E013BB12
3E013BC04
3E013BC14
3E013BE01
3E013BF03
3E013BF08
3E013BF26
3E013BF37
3E013BG16
3L086BF05
3L086DA01
3L086DA24
4B055AA09
4B055BA03
4B055BA32
4B055CB30
4B055CC52
(57)【要約】
【課題】電子レンジ加熱によって袋内部で発生する蒸気による破袋を防止しつつ音の発生を抑制可能な包装袋を提供することを目的とする。
【解決手段】電子レンジ加熱用の包装袋であって、表フィルム1と、裏フィルム2と、表フィルム1において突出形成される背貼り部8と、背貼り部8に形成される、電子レンジ加熱により剥離開口する弱化部11とを備え、弱化部11を弱化部11の幅で通過し、かつ背貼り部8の長手方向Xに直交する方向Yに向かって表フィルム1に延びる帯状領域A内に、表裏両フィルム1、2を固着してなる固着部12が形成された構成とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子レンジ加熱用の包装袋であって、表フィルムと、裏フィルムと、前記表フィルムにおいて突出形成される背貼り部と、前記背貼り部に形成される、電子レンジ加熱により剥離開口する弱化部とを備え、前記弱化部を弱化部の幅で通過し、かつ前記背貼り部の長手方向に直交する方向に向かって前記表フィルムに延びる帯状領域内に、前記表裏両フィルムを固着してなる固着部が形成された包装袋。
【請求項2】
前記固着部は、前記背貼り部に近い側が前記背貼り部に近づくほど先細り形状とされた請求項1記載の包装袋。
【請求項3】
前記背貼り部の長手方向を包装袋の左右方向としたときに、前記固着部は、前記表フィルムの上下端部のうち、前記背貼り部に近い側の端部から前記背貼り部に向けて突出する、輪郭形状が略三角形状又は略台形状に形成された請求項1又は2に記載の包装袋。
【請求項4】
前記弱化部は、前記背貼り部の長手方向中央部において、前記背貼り部の長手方向両端部よりもシール幅が狭く、内側方向に突出するように折曲形成してなる請求項1〜3のいずれか一項に記載包装袋。
【請求項5】
前記固着部は、前記背貼り部に近い部分が少なくとも前記帯状領域内に位置する請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子レンジ加熱用の包装袋に関し、特に、加熱によって包装袋内で発生する過剰蒸気による破袋を防止可能な包装袋に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、包装袋に収容した調理済又は半調理済の食品を、包装袋のまま電子レンジで加熱して調理する包装食品がよく利用されている。しかし、このような包装袋を電子レンジで加熱すると、包装袋の内圧が上昇して破袋し、包装袋に収容された食品が飛散して電子レンジの庫内を汚すという問題があった。
【0003】
上記問題を解決するため、特許文献1には、電子レンジを加熱調理した際の圧力上昇時に応力を集中させるためのフィルム合掌部(背貼り部)に湾曲形状の蒸気抜きシール部を設け、その蒸気抜きシール部を優先的に剥離させることでそこから蒸気を外部に放出する包装袋が開示されている。
【0004】
図6は、上記構成の包装袋の一態様を示す模式概略図である。包装袋は、表フィルム21と図示しない裏フィルムの周縁部をヒートシールしてなる。表フィルム21には、帯状の背貼り部22が突出形成される。背貼り部22は、2枚のフィルムの端部内面同士をヒートシールすることで形成される。背貼り部22は、パターン状に形成されたヒートシール部23を備える。
【0005】
ヒートシール部23は、背貼り部22の長手方向両端部から中央部に行くに従ってヒートシール幅が狭くなるように形成され、背貼り部22の長手方向中央部には弱化部24としてヒートシール部23全体のうち最も狭いヒートシール幅で内側方向に向かって突出するよう折曲形成される。
【0006】
上記構成の包装袋では、加熱時に内圧の上昇によって弱化部24が剥離して開口し、包装袋の破裂、変形及び包装袋の破裂による内容物の吹きこぼれを防止できるという効果を奏する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−80072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、包装袋を電子レンジ加熱して表フィルム21が全体的に外方に膨らむとき、背貼り部22は、表フィルム21から起立した姿勢では不安定となり、表フィルム21に接するように倒れた姿勢をとる。この状態では、弱化部24に形成された開口が十分開くことができず、包装袋内部で発生した蒸気を外部に放出する際に音が鳴り、使用者を驚かせてしまう場合があった。
【0009】
そこで、本発明においては、電子レンジ加熱によって袋内部で発生する蒸気による破袋を防止しつつ音の発生を抑制可能な包装袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の一態様としての電子レンジ加熱用の包装袋は、表フィルムと、裏フィルムと、前記表フィルムにおいて突出形成される背貼り部と、前記背貼り部に形成される、電子レンジ加熱により剥離開口する弱化部とを備え、前記弱化部をその弱化部の幅で通過し、かつ前記背貼り部の長手方向に直交する方向に向かって前記表フィルムに延びる帯状領域内に、前記表裏両フィルムを固着してなる固着部が形成された構成とする。
【0011】
前記固着部は、前記背貼り部に近い側が前記背貼り部に近づくほど先細り形状となるようにしてもよい。
【0012】
前記背貼り部の長手方向を包装袋の左右方向としたとき、前記固着部は、前記表フィルムの上下端部のうち、前記背貼り部に近い側の端部から前記背貼り部に向けて突出する、輪郭形状が略三角形状又は略台形状に形成してもよい。
【0013】
前記弱化部は、前記背貼り部の長手方向中央部において、前記背貼り部の長手方向両端部よりもシール幅が狭く、内側方向に突出するように折曲形成してもよい。
【0014】
前記固着部は、前記背貼り部に近い部分が少なくとも前記帯状領域内に位置する構成としてもよい。
【発明の効果】
【0015】
上記態様によれば、表フィルムにおいて、背貼り部を挟んで一側に固着部が形成されたため、包装袋を電子レンジで加熱すると、蒸気発生により表フィルムが外方に膨らむ際に、背貼り部の一側は固着部により膨出が制限される。一方、背貼り部の他側は制限なく外方に膨出する。これにより、背貼り部の弱化部に対し、背貼り部の両側から引っ張る力が作用する。したがって、弱化部が剥離して開口が形成されると、開口が広がり、蒸気放出に伴なう音の発生を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第1実施形態の包装袋を示す正面模式図
図2図1の包装袋の密封後の状態を示す斜視図
図3図2の包装袋が電子レンジ加熱により開口した状態を示す斜視図
図4図3の包装袋の断面図
図5】本発明の第2実施形態の包装袋を示す一部正面模式図
図6】従来の包装袋を示す正面模式図
【発明を実施するための形態】
【0017】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を基に説明する。図1は本実施形態における包装袋を示す正面模式図であり、図2は密封後の包装袋の斜視図である。なお、図1において、矢印Xは包装袋の左右方向を示しており、矢印Yは包装袋の上下方向を示す。包装袋の表裏、左右方向Xおよび上下方向Yは、包装袋における各部の相対的位置関係を明らかにするためのものであり、使用時における方向や印刷面の表裏とは必ずしも一致するわけではない。
【0018】
図1及び図2に示すように、本実施形態の包装袋は矩形状であり、表フィルム1と、裏フィルム2とを互いに対向させて重ね合せた状態で周縁をシールしてなる。これにより、表裏フィルム1、2からなる袋本体3の左右両端に右シール部4及び左シール部5が形成され、袋本体3の上端に上シール部6が形成される。
【0019】
袋本体3の下端部は開口状態とされ、この下端部の開口から被収容物を袋本体3内に収容した後、袋本体3の下端に下シール部7が形成されて、袋本体3が密封される。なお、袋本体3は、表裏2枚のフィルムを互いに対向させて重ね合わせた状態で周縁をシールした構成でもよいし、1枚のフィルムを折り返して周縁をシールした構成でもよい。
【0020】
表フィルム1には、背貼り部8が帯状に突出形成される。背貼り部8は、上下方向Yにおいて、袋本体3の上部位置で、背貼り部8の長手方向が左右方向Xと平行になるように形成される。表フィルム1は、2枚のフィルムの端部内面同士をヒートシールすることで帯状に突出した背貼り部8が形成される。
【0021】
背貼り部8は、パターン状に形成されたヒートシール部9を備える。ヒートシール部9は、背貼り部8の長手方向(X方向)両端部から中央部に行くに従ってヒートシール幅が狭くなるように形成され、これにより、背貼り部8の長手方向中央部には弱化部11が形成される。弱化部11は、ヒートシール部9全体のうち最も狭いヒートシール幅で内側方向(背貼り部8の基端側)に向かって突出するよう折曲形成される。より具体的には、弱化部11は、背貼り部8の基端側に向かって先細りとなる台形の輪郭形状に形成される。
【0022】
包装袋を電子レンジで加熱すると、シール強度の最も小さい弱化部11が剥離して開口を形成する。本発明では、包装袋を正面視したときに、弱化部11を弱化部11の基端幅Wで通過し、かつ背貼り部8の長手方向Xに直交する方向Yに表フィルム1に延びる帯状領域A内に、表フィルム1と裏フィルム2とを固着してなる固着部12が形成される。帯状領域Aは上シール部6と下シール部7の間の領域とされる。
【0023】
固着部12は、表フィルム1と裏フィルム2とが固着していればよく、表裏フィルム1及び2を接着剤で接着する等の手段で固着することも可能であるが、表裏フィルム1及び2をヒートシールするのが好ましい。固着部は、背貼り部8に近い側が背貼り部8に近づくほど先細りとなる先細り形状とするのが好ましい。
【0024】
具体的に、固着部12は、円形や楕円形の全部又は一部形状としたり、多角形状とすることができる。多角形状の固着部12としては、背貼り部8の長手方向(X方向)を包装袋の左右方向としたときに、表フィルム1の上下端部のうち、背貼り部8に近い上端部で上シール部6に接する形で背貼り部8に向けて突出する、輪郭形状が略三角形状又は略台形状に形成することができる。
【0025】
固着部12は、帯状領域A内に収まる大きさに形成することができる。また、固着部12は、背貼り部8に近い部分が少なくとも帯状領域A内に位置するように形成することも可能である。これにより、固着部12のサイズが大きくても、表フィルム1膨張時に弱化部11に対して上下両側から引っ張る力を弱化部11に集中させることが可能となる。固着部12としては、各種形状の輪郭内部全体を固着してもよいし、輪郭に沿って枠状に固着してもよい。
【0026】
本実施形態では、弱化部11としてヒートシール幅が狭く、内側方向に向かって突出するよう折曲形成されているが、これに限らず、ヒートシール部9の他の部分よりもシール強度が弱く、蒸気によって剥離が生じて開口するものであればよい。たとえば、本実施形態では、弱化部11の形状は背貼り部8の基端側に向かって先細りとなる台形の輪郭形状とされているが、三角形の輪郭形状としてもよい。そのほか、電子レンジ加熱により発熱する発熱体を印刷、塗布して弱化部としてもよいし、シール強度を弱める離型剤等を印刷、塗布して弱化部とすることもできる。また、これらを組み合わせることも可能である。
【0027】
包装袋に用いられる表フィルム1及び裏フィルム2は、少なくとも熱融着可能な樹脂層を備えたものであることが好ましい。これにより、接着剤を用いることなく、シール部4〜7を熱融着により形成することが可能となる。なお、表裏フィルム1、2の構成は、被収容物の性質によって適宜選択することができる。具体的には、袋の外側から基材層及びシーラント層が順次積層され、必要に応じガスバリア層を設けることができる。また、ガスバリア層とシーラント層を積層して構成することもできる。
【0028】
基材層としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム等を使用することができる。ガスバリア層としては、透明蒸着フィルムや、ガスバリア性を有する樹脂フィルムを用いることができる。シーラント層としては、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂を好適に用いることができる。
【0029】
上記構成の包装袋は、電子レンジ加熱することで、図3及び図4に示すように、被収容物から発生する蒸気により表裏フィルム1及び2が外方に膨らむ。その際に、帯状領域Aにおいて、背貼り部8を挟んで包装袋の上側の領域は、固着部12によって膨出が制限される。一方、背貼り部8を挟んで包装袋の下側の領域は、外方に膨出する。これにより、弱化部11に対して上下両側から引っ張る力が作用する。したがって、弱化部11が剥離して開口13が形成されると、開口13が広がり、蒸気放出に伴う音の発生を抑制することが可能となる。
【0030】
また、固着部12は、背貼り部8に近づくほど先細り形状とされているため、固着部12のサイズが大きくても弱化部11に対して上下両側から引っ張る力を弱化部11に集中させることが可能となり、開口13をより広げることができるとともに、固着部12のサイズを大きくすることで蒸気による固着部12の剥離を抑制することが可能となる。
【0031】
[第2実施形態]
図5は、本発明の包装袋の第2実施形態を示す一部正面模式図である。本実施形態においては、固着部の態様が第1実施形態と異なる点が特徴とされ、その他の構成は第1実施形態と同じとされる。
【0032】
図示のごとく、本実施形態における固着部12は円形とされ、帯状領域A内に収まる大きさで、上シール部6と背貼り部8との中間に形成される。本実施形態のように、固着部12が上シール部6と背貼り部8との中間に形成された場合でも、電子レンジ加熱により表裏フィルム1及び2が外方に膨らむ際に、背貼り部8を挟んで包装袋の上側の領域は、固着部12によって膨出が制限される。これにより、第1実施形態と同様に、開口が広がって蒸気放出に伴ない音の発生を抑制することが可能となる。
【0033】
本実施形態の固着部12は、第1実施形態の固着部12よりもヒートシール面積が小さくなっている。これにより、本実施形態の包装袋は、第1実施形態の包装袋よりも袋本体3の容積を大きく維持することができる。その反面、蒸気発生時に固着部12にかかる力が集中して剥離しやすくなるというデメリットも生じる。したがって、固着部のサイズ及び形状は使用用途や包装袋の形状等を総合的に考慮して設定するのが好ましい。
【0034】
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。本実施形態では、袋本体3として、表フィルム1と裏フィルム2の周縁部をヒートシールした態様について説明したが、これに限らず、たとえば、表フィルム1と裏フィルム2との間にガゼットを形成してもよい。
【0035】
なお、実施形態及び上記変形例に怪異されている構成要件は互いに組合せ可能であり、組合せることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 表フィルム
2 裏フィルム
3 袋本体
4 右シール部
5 左シール部
6 上シール部
7 下シール部
8 背貼り部
9 ヒートシール部
11 弱化部
12 固着部
13 開口
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2021年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子レンジ加熱用の包装袋であって、表フィルムと、裏フィルムと、前記表フィルムにおいて突出形成される背貼り部と、前記背貼り部に形成される、電子レンジ加熱により剥離開口する弱化部とを備え、前記弱化部を弱化部の幅で通過し、かつ前記背貼り部の長手方向に直交する方向に向かって前記表フィルムに延びる帯状領域内において前記背貼り部を挟んで一側に前記表裏両フィルムを固着してなる固着部が形成された包装袋。
【請求項2】
前記固着部は、前記背貼り部に近い側が前記背貼り部に近づくほど先細り形状とされた請求項1記載の包装袋。
【請求項3】
前記背貼り部の長手方向を包装袋の左右方向としたときに、前記固着部は、前記表フィルムの上下端部のうち、前記背貼り部に近い側の端部から前記背貼り部に向けて突出する、輪郭形状が略三角形状又は略台形状に形成された請求項1又は2に記載の包装袋。
【請求項4】
前記弱化部は、前記背貼り部の長手方向中央部において、前記背貼り部の長手方向両端部よりもシール幅が狭く、内側方向に突出するように折曲形成してなる請求項1〜3のいずれか一項に記載包装袋。
【請求項5】
前記固着部は、前記背貼り部に近い部分が少なくとも前記帯状領域内に位置する請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装袋。