特開2021-117822(P2021-117822A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-117822(P2021-117822A)
(43)【公開日】2021年8月10日
(54)【発明の名称】情報処理装置、方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20120101AFI20210712BHJP
【FI】
   G06Q10/06 332
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2020-11610(P2020-11610)
(22)【出願日】2020年1月28日
(71)【出願人】
【識別番号】599081277
【氏名又は名称】野村ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】吉原 宗雄
(72)【発明者】
【氏名】藤井 宏樹
(72)【発明者】
【氏名】原田 朋和
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA06
(57)【要約】
【課題】クラウドソーシングにおける、写真の撮影を依頼する発注者が定める写真の条件を適切に判定することが可能な技術を提供する。
【解決手段】クラウドソーシングシステム1のサーバ20は、その機能として、写真の撮影依頼とともに、発注者が定める撮影する写真の条件の情報を受け付ける条件受付モジュール2033と、写真の撮影依頼をクラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信する依頼送信モジュール2034と、ワーカから送信された撮影データを受信する受信モジュール2035と、撮影データが写真の条件に合致しているか否かを判定する条件判定モジュール2037と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備え、クラウドソーシングのサービスを提供するための情報処理装置であり、
前記制御部は、
前記クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が定める、前記写真の条件を受け付ける条件受付部と、
前記写真の撮影依頼を、前記写真の条件とともに前記クラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信する依頼送信部と、
前記ワーカから、前記写真の撮影データを受信する受信部と、
前記撮影データが、前記写真の条件に合致しているか否かを判定する条件判定部と、を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記条件受付部は、前記写真の条件として、前記写真に前記発注者が定める所定の被写体が含まれていることを受け付け、
前記条件判定部は、前記撮影データの画像解析を行い、前記写真に前記被写体が含まれているか否かを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記条件判定部は、前記写真に、前記被写体が判別可能に撮影されているか否かを判定する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記条件判定部は、前記写真に、前記被写体に含まれる所定の文字が判読可能に撮影されているか否かを判定する、請求項2または請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記条件受付部は、前記写真の条件として、前記発注者が定める、前記写真を撮影する時期の指定を受け付け、
前記受信部は、前記写真の撮影データとともに、前記写真が撮影されたときの時期情報を受信し、
前記条件判定部は、受信した前記時期情報が、前記写真を撮影した時期に合致しているか否かを判定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記依頼送信部は、前記発注者が定める、前記写真を撮影する時期に前記ワーカに対して前記写真の撮影依頼を送信する、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記ワーカが使用する端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
前記条件受付部は、前記写真の条件として、前記発注者が定める、前記写真を撮影する位置の指定を受け付け、
前記条件判定部は、取得した前記位置情報が、前記写真を撮影した位置に合致しているか否かを判定する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記依頼送信部は、前記発注者が定める、前記写真を撮影する位置の近傍にいる前記ワーカに対して前記写真の撮影依頼を送信する、請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記写真の条件に合致した前記撮影データを送信した前記ワーカに対して、所定の報酬支払処理を行う支払処理部を備える、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記情報処理装置は、記憶部を備え、
前記記憶部は、前記ワーカの情報を記憶するように構成されており、
前記依頼送信部は、記憶されている前記ワーカの情報を参照し、前記ワーカの情報に基づいて前記写真の撮影依頼を送信する、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記記憶部は、前記ワーカの情報として、前記ワーカが過去に撮影した撮影データに関する情報を記憶するように構成されており、
前記依頼送信部は、記憶されている前記ワーカの撮影データに関する情報を参照し、前記ワーカの撮影データに関する情報に基づいて前記写真の撮影依頼を送信する、請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
プロセッサを備えるコンピュータにより実行され、クラウドソーシングのサービスを提供するための方法であって、
前記方法は、前記プロセッサが、
前記クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が定める、前記写真の条件を受け付けるステップと、
前記写真の撮影依頼を、前記写真の条件とともに前記クラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信するステップと、
前記ワーカから、前記写真の撮影データを受信するステップと、
前記撮影データが、前記写真の条件に合致しているか否かを判定するステップと、を実行する、方法。
【請求項13】
プロセッサを備えるコンピュータに実行させ、クラウドソーシングのサービスを提供するためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が定める、前記写真の条件を受け付けるステップと、
前記写真の撮影依頼を、前記写真の条件とともに前記クラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信するステップと、
前記ワーカから、前記写真の撮影データを受信するステップと、
前記撮影データが、前記写真の条件に合致しているか否かを判定するステップと、を実行させる、プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットを通じて登録されている特定の者や、不特定多数の者から構成されるワーカに対して、簡易な作業を安価な報酬で依頼するクラウドソーシングのサービスが提供されている。例えば、マーケティング等の目的で、特定の店舗等を撮影してその撮影データを取得する必要がある場合、多数のワーカに対して、自身のスマートフォン等の携帯端末のカメラ機能を利用して当該店舗等の撮影を依頼するため、クラウドソーシングのサービスが利用されている。特に、チェーン展開している多数の店舗について、略同時に撮影してもらうような場合、それだけの労働者をアルバイトとして雇用するのは物理的にも費用的にも容易ではないため、クラウドソーシングのサービスを利用するのに適しているといえる。
【0003】
また、特許文献1には、一定数以上の訓練データを元に機械学習を行うため、クラウドソーシングのような第三者へのアウトソーシングを利用して、あるテーマに沿った写真の撮影を不特定多数の者に依頼し、スマートフォンにて撮影された写真を受け付けるシステムの技術が開示されている。このシステムでは、ワーカが訓練データに対する正しい知識を有するか推定するため、ワーカの個人属性に関する属性情報を受信し、ワーカの属性情報とタスクとの関連度を算出し、関連度に応じたタスクの依頼を可能にしている
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016−212884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このようなクラウドソーシングにおいて、ワーカから送信された写真の画像データが、発注者が示した条件に合致するか否かを判定することは、容易ではない。この点について、特許文献1に記載のシステムでは、ワーカの個人属性に関する属性情報とタスクとの関連度を算出し、関連度に応じたタスクの依頼をすることで、写真の画像データの信頼性を高めることは可能である。しかしながら、スマートフォンの使用者と異なる者が撮影する場合(なりすまし)もあり、必ずしも写真の画像データの信頼性を保証するものではない。
【0006】
そのため、クラウドソーシングにおけるワーカに対して適切な指示を送信するため、詳細な指示情報を送信したり、ワーカに対して画像データのテーマに関する一定の教育を施したりすることも考えられる。しかし、このような手段はコストがかかるため、クラウドソーシングを利用する意義が薄れてしまうことになり、現実的ではない。
【0007】
そこで、本開示では、クラウドソーシングにおける、写真の撮影を依頼する発注者が定める写真の条件を適切に判定することが可能な技術について説明する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施形態によると、制御部を備え、クラウドソーシングのサービスを提供するための情報処理装置が提供される。制御部は、クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が定める、写真の条件を受け付ける条件受付部と、写真の撮影依頼を、写真の条件とともにクラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信する依頼送信部と、ワーカから、写真の撮影データを受信する受信部と、撮影データが、写真の条件に合致しているか否かを判定する条件判定部と、を備える。
【0009】
一実施形態によると、プロセッサを備えるコンピュータにより実行され、クラウドソーシングのサービスを提供するための方法が提供される。方法は、プロセッサが、クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が定める、写真の条件を受け付けるステップと、写真の撮影依頼を、写真の条件とともにクラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信するステップと、ワーカから、写真の撮影データを受信するステップと、撮影データが、写真の条件に合致しているか否かを判定するステップと、を実行する。
【0010】
また、一実施形態によると、プロセッサを備えるコンピュータに実行させ、クラウドソーシングのサービスを提供するためのプログラムが提供される。プログラムは、プロセッサに、クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が定める、写真の条件を受け付けるステップと、写真の撮影依頼を、写真の条件とともにクラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信するステップと、ワーカから、写真の撮影データを受信するステップと、撮影データが、写真の条件に合致しているか否かを判定するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、ワーカから受信した写真の撮影データについて、発注者が定める写真の条件と合致しているか否かを判定する。これにより、クラウドソーシングにおける、写真の撮影を依頼する発注者が定める写真の条件を適切に判定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施の形態1のクラウドソーシングシステム1の全体の構成を示す図である。
図2】実施の形態1のクラウドソーシングシステム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。
図3】実施の形態1のクラウドソーシングシステム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。
図4】サーバ20が記憶する受付条件データベース2021、ワーカデータベース2022、撮影写真データベース2023のデータ構造を示す図である。
図5】実施の形態1のクラウドソーシングシステム1により、撮影依頼処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
図6】実施の形態1のクラウドソーシングシステム1により、支払処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
図7】ワーカに対する撮影依頼の処理における端末装置10Aの画面例を示す図である。
図8】ワーカの撮影処理における端末装置10Aの画面例を示す図である。
図9】実施の形態2のクラウドソーシングシステム1により、撮影依頼処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
図10】実施の形態3のクラウドソーシングシステム1により、撮影依頼処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0014】
<概要>
以下、本開示の実施の形態であるクラウドソーシングのサービスを提供するクラウドソーシングシステムについて説明する。このクラウドソーシングシステムは、例えば、マーケティング等の目的で、特定の店舗等を撮影してその撮影データを取得するため、このクラウドソーシングシステムに登録している多数のワーカに対して、自身のスマートフォン等の携帯端末のカメラ機能を利用してその店舗等の撮影を依頼するためのクラウドソーシングサービスを提供するシステムである。
【0015】
このクラウドソーシングシステムは、クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が希望する、撮影する写真の条件、例えば被写体として特定の店舗等を指定できるように構成されている。また、このクラウドソーシングシステムは、撮影する写真の条件として、写真を撮影する時期を指定できるようになっている。ここで、時期とは特定の時間帯(例えば、午後2時頃)や、特定の曜日や日付(例えば、指定した日付のほか、毎週火曜日、毎月1日)、特定の季節を含む概念である。
【0016】
さらに、このクラウドソーシングシステムは、撮影する写真の条件として、写真を撮影する位置を指定できるようになっている。ここで、位置とは撮影条件の被写体の特定の箇所(例えば、入口付近、店舗ウインドー付近)や、チェーン展開している店舗のうちの特定の店舗(例えば、〇〇店)を含む概念である。
【0017】
また、このクラウドソーシングシステムは、発注者が撮影する写真の条件を指定して入力すると、クラウドソーシングシステムに登録している多数のワーカに対して、撮影の依頼とともに撮影する写真の条件を送信し、ワーカに通知するようになっている。この通知を受けて、ワーカは自身のスマートフォン等の携帯端末のカメラ機能を利用して撮影を行い、撮影データをサーバに送信できるように構成されている。
【0018】
このクラウドソーシングシステムは、ワーカから撮影データを受信すると、その撮影データについて画像解析を行い、発注者が指定した条件に合致しているか否かを判定するように構成されている。このように構成することで、発注者が指定した条件に合致する適切な撮影データを取得できるようにしている。さらに、このクラウドソーシングシステムは、指定した条件に合致する撮影データを送信したワーカに対して、指定された報酬を支払う処理を行う。
【0019】
以下、本開示の実施の形態であるクラウドソーシングシステムを、被写体として特定の店舗等を定めるシステムを例として説明するが、発注者が定めることができる条件は、これに限られない。
【0020】
<第1の実施の形態>
以下、クラウドソーシングシステム1について説明する。以下の説明では、例えば、端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20が、端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
【0021】
<1 クラウドソーシングシステム1の全体構成>
図1は、クラウドソーシングシステム1の全体の構成を示す図である。図1に示すように、クラウドソーシングシステム1は、複数の端末装置(図1では、端末装置10Aおよび端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20とを含む。端末装置10と、サーバ20とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。
【0022】
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。ここで、ユーザとは、クラウドソーシングにおける発注者及びワーカを含む。端末装置10は、移動体通信システムに対応したスマートフォン、タブレット等の携帯端末などにより実現される。この他、端末装置10は、例えば据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであるとしてもよい。図1に端末装置10Aとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
【0023】
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、5G、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。
【0024】
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
【0025】
サーバ20は、クラウドソーシングにおいて発注者が指定した撮影する写真の条件や、クラウドソーシングシステム1に登録されているワーカの情報、及び、ワーカから送信された撮影データを管理する装置である。サーバ20は、発注者から撮影する写真の条件の入力を受け付け、ワーカに撮影依頼を送信し、ワーカから送信された撮影データを受信してその撮影データが発注者の条件に合致しているか判定する。また、サーバ20は、発注者の条件に合致しているワーカに対して、発注者が指定した報酬の支払処理を行う。
【0026】
サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0027】
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、および、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
【0028】
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、実施の形態1のクラウドソーシングシステム1を構成する端末装置10のブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(タッチ・センシティブ・デバイス131およびディスプレイ132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、位置情報センサ150と、カメラ160と、記憶部170と、制御部180とを含む。端末装置10は、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
【0029】
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
【0030】
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
【0031】
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部180へ与える。
【0032】
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、タッチスクリーンとして構成され、タッチ・センシティブ・デバイス131と、ディスプレイ132とを含む。
【0033】
タッチ・センシティブ・デバイス131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。タッチ・センシティブ・デバイス131は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する。タッチ・センシティブ・デバイス131は、タッチパネルにより検出したユーザの接触位置を示す信号を入力操作として制御部180へ出力する。
【0034】
ディスプレイ132は、制御部180の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ132は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
【0035】
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部180へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
【0036】
位置情報センサ150は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。
【0037】
カメラ160は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ160は、例えば、カメラ160から撮影対象までの距離を検出できる深度カメラである。
【0038】
記憶部170は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、端末装置10が使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部170は、ワーカ情報171を記憶する。
【0039】
ワーカ情報171は、端末装置10を用いて写真の撮影を行い、サーバ20へ送信するワーカの情報である。ワーカ情報としては、サーバ20に登録されているワーカを識別する情報(ワーカID)、氏名、年齢、性別等が含まれる。
【0040】
制御部180は、記憶部170に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部180は、例えば予め端末装置10にインストールされているアプリケーションである。制御部180は、プログラムにしたがって動作することにより、入力操作受付部181と、送受信部182と、データ処理部183と、通知制御部184と、撮影データ送信部185と、位置情報送信部186としての機能を発揮する。
【0041】
入力操作受付部181は、タッチ・センシティブ・デバイス131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。入力操作受付部181は、タッチ・センシティブ・デバイス131に対してユーザが指などを接触させた座標の情報に基づき、ユーザの操作がフリック操作であるか、タップ操作であるか、ドラッグ(スワイプ)操作であるか等の操作の種別を判定する。
【0042】
送受信部182は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルにしたがってデータを送受信するための処理を行う。
【0043】
データ処理部183は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムにしたがって演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
【0044】
通知制御部184は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。通知制御部184は、表示画像をディスプレイ132に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理、振動をカメラ160に発生させる処理等を行う。
【0045】
撮影データ送信部185は、ユーザの入力操作によりカメラ160が撮影画像として出力した撮影データを、サーバ20へ送信する処理を行う。
【0046】
位置情報送信部186は、位置情報センサ150が検出した端末装置10の位置情報をサーバ20へ送信する処理を行う。位置情報センサ150が所定の時間間隔で端末装置10の位置情報を検出するので、位置情報送信部186は、サーバ20からの送信要求に応じて最新の位置情報を送信する。
【0047】
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図3は、実施の形態1のクラウドソーシングシステム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
【0048】
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0049】
記憶部202は、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、受付条件データベース2021と、ワーカデータベース2022と、撮影写真データベース2023等を記憶する。
【0050】
受付条件データベース2021は、クラウドソーシングシステム1を利用する発注者が指定した、撮影する写真の条件の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0051】
ワーカデータベース2022は、クラウドソーシングシステム1に登録しているワーカの情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0052】
撮影写真データベース2023は、クラウドソーシングシステム1に登録しているワーカが撮影を行い、送信した撮影データの情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0053】
制御部203は、サーバ20のプロセッサがプログラムにしたがって処理を行うことにより、各種モジュールとして示す機能を発揮する。各種モジュールは、受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、条件受付モジュール(条件受付部)2033、依頼送信モジュール(依頼送信部)2034、受信モジュール(受信部)2035、位置情報取得モジュール(位置情報取得部)2036、条件判定モジュール(条件判定部)2037、支払処理モジュール(支払処理部)2038を含む。
【0054】
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルにしたがって信号を受信する処理を制御する。
【0055】
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルにしたがって信号を送信する処理を制御する。
【0056】
条件受付モジュール2033は、クラウドソーシングシステム1を利用する発注者が端末装置10を操作して、写真の撮影依頼とともに、発注者が定める、撮影する写真の条件の入力を行うので、端末装置10から撮影する写真の条件の情報を受け付ける処理を制御する。条件受付モジュール2033は、例えば、撮影する写真の条件として、特定の店舗等が被写体に含まれることを指定する情報、具体的には、店舗の営業名称や、チェーン展開している店舗のブランド名といった情報を受け付ける。
【0057】
また、条件受付モジュール2033は、撮影する写真の条件として、写真を撮影する時期の情報を受け付けてもよい。
【0058】
さらに、条件受付モジュール2033は、撮影する写真の条件として、写真を撮影する位置の情報を受け付けてもよい。
【0059】
依頼送信モジュール2034は、条件受付モジュール2033が受け付けた写真の撮影依頼を、撮影する写真の条件とともにサーバ20に登録されている、クラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信する処理を制御する。依頼送信モジュール2034は、例えば写真の撮影依頼を、端末装置10のディスプレイ132に表示させる(プッシュ通知)ように指示する処理を制御する。
【0060】
また、依頼送信モジュール2034は、条件受付モジュール2033が受け付けた撮影する写真の条件として写真を撮影する時期が定められている場合、その時期に写真の撮影依頼をワーカに対して送信してもよい。例えば、写真を撮影する時期として特定の時間帯が定められた場合、その時間帯の所定の時間前(例えば、30分前)に、写真の撮影依頼をワーカに対して送信してもよい。
【0061】
受信モジュール2035は、依頼送信モジュール2034から送信された写真の撮影依頼を受信したワーカが、端末装置10のカメラ160で写真の撮影を行い、端末装置10の撮影データ送信部185が撮影データをサーバ20へ送信するので、送信された撮影データを受信する処理を制御する。
【0062】
また、受信モジュール2035は、ワーカが撮影した撮影データとともに、写真が撮影されたときの時期情報(時刻情報)を受信してもよい。撮影データがJPFG形式のような画像データの場合、端末装置10のカメラ160で画像データに撮影時刻情報を埋め込み、受信モジュール2035では、画像データに埋め込まれた情報から取得してもよい。
【0063】
位置情報取得モジュール2036は、ワーカが使用する端末装置10の位置情報送信部186が端末装置10の位置情報をサーバ20へ送信するので、送信された位置情報を受信する処理を制御する。位置情報取得モジュール2036は、端末装置10に対して位置情報の送信要求を送信し、位置情報送信部186から送信された位置情報を取得する。
【0064】
条件判定モジュール2037は、受信モジュール2035が受信した撮影データが、条件受付モジュール2033が受け付けた撮影する写真の条件に合致しているか否かを判定する処理を制御する。条件判定モジュール2037は、例えば、撮影データの画像解析を行い、写真の条件に合致しているか否かを判定する。
【0065】
条件判定モジュール2037で行われる撮影データの画像解析は、例えば、既知の技術であるパターン認識技術が用いられ、写真の条件である被写体(特定の店舗等)の外観や看板、ロゴ等から特徴量抽出を行い、撮影データに写っている被写体からも同様に特徴量抽出を行い、所定の値以上の一致度で一致しているか否かで写真の条件に合致しているか否かを判定する。また、条件判定モジュール2037で行われる撮影データの画像解析において、写真の条件である被写体の画像情報から、教師あり学習やディープラーニング等の手法による機械学習を行い、学習結果により写真の条件に合致しているか否かを判定してもよい。
【0066】
また、条件判定モジュール2037で行われる撮影データの画像解析は、例えば、既知の技術である自動推論技術が用いられ、写真の条件である被写体(特定の店舗等)の外観や看板、ロゴ等の特徴から推論モデルが生成され、撮影データに写っている被写体を照合することで写真の条件に合致しているか否かを判定する。
【0067】
条件判定モジュール2037は、具体的には、撮影する写真の条件として定められた所定の被写体が含まれているか否かにより、写真の条件に合致しているか否かを判定する。また、条件判定モジュール2037は、撮影する写真の条件として定められた所定の被写体が判別可能に撮影されているか否かにより判定してもよく、撮影する写真の条件として定められた所定の文字(文字列や数字、記号等)が判読可能に撮影されているか否かにより判定してもよい。所定の文字は、店舗等の外観や看板、ロゴ等に記載されているもので判定する。
【0068】
さらに、条件判定モジュール2037は、条件受付モジュール2033が撮影する写真の条件として写真を撮影する時期の情報を受け付けた場合、受信モジュール2035が受信した時期情報が受け付けた条件の時期に合致しているか否かを判定してもよい。時期情報が合致しているか否かを判定する際、特定の時間帯が指定されている場合には所定の時間範囲内(例えば、前後1時間以内)であれば合致していると判定してもよい。また、条件判定モジュール2037は、条件受付モジュール2033が撮影する写真の条件として写真を撮影する位置の情報を受け付けた場合、位置情報取得モジュール2036が取得した位置情報が受け付けた条件の時期に合致しているか否かを判定してもよい。位置情報が合致しているか否かを判定する際、端末装置10の位置情報が指定された位置から所定の範囲内(例えば、50m以内)であれば合致していると判定してもよい。
【0069】
支払処理モジュール2038は、条件判定モジュール2037が判定した判定結果が、撮影データが発注者により定められた写真の条件に合致していると判定した場合、当該撮影データを送信したワーカに対して、所定の報酬を支払う処理を制御する。所定の報酬を支払う処理は、サーバ20内に支払情報として格納しておき、ワーカの操作または所定の金額に達した場合に指定の金融機関口座に入金してもよく、電子マネーや所定の金銭的価値を有するポイントサービスのポイント等により支払いを行ってもよい。
【0070】
<2 データ構造>
図4は、サーバ20が記憶する受付条件データベース2021、ワーカデータベース2022、撮影写真データベース2023のデータ構造を示す図である。
【0071】
図4に示すように、受付条件データベース2021のレコードのそれぞれは、項目「条件ID」と、項目「発注者名」と、項目「条件詳細」等を含む。
【0072】
項目「条件ID」は、発注者が入力した、撮影する写真の条件の情報それぞれを識別する情報である。
【0073】
項目「発注者名」は、発注者の名称、会社名や店舗名の情報である。
【0074】
項目「条件詳細」は、発注者が入力した、撮影する写真の条件の詳細についての情報であり、具体的には、項目「被写体」と、項目「詳細」と、項目「時期」と、項目「報酬」等を含む。
【0075】
項目「被写体」は、撮影する写真の条件として定められた、写真に写っていることを必要とする対象を示す情報であり、具体的には特定の店舗等の名称、企業名である。
【0076】
項目「詳細」は、撮影する写真の条件として定められた、写真を撮影する位置や、方向等を示す情報であり、具体的には被写体の特定の箇所や、チェーン展開している店舗のうちの特定の店舗である。
【0077】
項目「時期」は、撮影する写真の条件として定められた、写真を撮影する時期を示す情報であり、具体的には特定の時間帯や、特定の曜日や日付、特定の季節である。
【0078】
項目「報酬」は、撮影データを送信したワーカに対する報酬を示す情報であり、金銭で支払う場合の金額や、ポイント等で支払う場合のポイント数である。
【0079】
条件受付モジュール2033は、発注者から撮影する写真の条件を受け付けることに伴って、受付条件データベース2021に格納する。
【0080】
ワーカデータベース2022のレコードのそれぞれは、項目「ワーカID」と、項目「氏名」と、項目「年齢」と、項目「性別」と、項目「登録端末詳細」等を含む。
【0081】
項目「ワーカID」は、サーバ20に登録されている、クラウドソーシングの作業を行うワーカそれぞれを識別する情報である。
【0082】
項目「氏名」は、ワーカの氏名を示す情報である。
【0083】
項目「年齢」は、ワーカの年齢を示す情報である。
【0084】
項目「性別」は、ワーカの性別を示す情報である。
【0085】
項目「登録端末詳細」は、ワーカが使用する端末装置10の登録情報であり、具体的には、項目「メールアドレス」と、項目「電話番号」等を含む。これらの情報は、ワーカに対して必要に応じて連絡するための連絡先として登録される。
【0086】
項目「メールアドレス」は、ワーカが使用する端末装置10で使用されるメールアドレスを示す情報である。
【0087】
項目「電話番号」は、ワーカが使用する端末装置10で使用される電話番号を示す情報である。
【0088】
ワーカデータベース2022に格納されるワーカの情報は、サーバ20がクラウドソーシングの作業を行うワーカとして登録を受け付けることに伴って、ワーカデータベース2022に格納する。
【0089】
撮影写真データベース2023のレコードのそれぞれは、項目「ワーカID」と、項目「撮影情報詳細」等を含む。
【0090】
項目「ワーカID」は、サーバ20に登録されている、クラウドソーシングの作業を行うワーカそれぞれを識別する情報であり、ワーカデータベース2022の項目「ワーカID」に対応している。
【0091】
項目「撮影情報詳細」は、ワーカが撮影した撮影データの詳細についての情報であり、具体的には、項目「条件ID」と、項目「撮影日時」と、項目「撮影位置」と、項目「撮影画像データ」と、項目「判定結果」等を含む。
【0092】
項目「条件ID」は、発注者が入力した、撮影する写真の条件の情報それぞれを識別する情報であり、受付条件データベース2021の項目「条件ID」に対応している。
【0093】
項目「撮影日時」は、ワーカが端末装置10のカメラ160で撮影を行ったときの時期情報(時刻情報)であり、受信モジュール2035で受信した情報である。画像データに撮影時刻情報が埋め込まれている場合の撮影時刻情報が格納されてもよい。図4に示す項目「撮影日時」の格納内容は、年月日及び時分秒の形式に変換したものであるが、このような形式に限られない。
【0094】
項目「撮影位置」は、ワーカが端末装置10のカメラ160で撮影を行ったときの端末装置10の位置情報であり、位置情報取得モジュール2036で取得した情報である。図4に示す項目「撮影位置」の格納内容は、端末装置10の位置情報センサ150であるGPSモジュールが測位システムから受信した信号を、緯度経度の形式に変換したものであるが、このような形式に限られない。
【0095】
項目「撮影画像データ」は、ワーカが端末装置10のカメラ160で撮影を行った撮影データであり、受信モジュール2035で取得した情報である。図4に示す項目「撮影画像データ」の格納内容は、ワーカが端末装置10のカメラ160で撮影されたJPFG形式のような画像データであるが、この形式に限られない。
【0096】
項目「判定結果」は、撮影データが撮影する写真の条件に合致しているか否かを判定した結果を示す情報であり、条件判定モジュール2037で判定された結果を示す情報である。例えば、図4に示すように、判定結果が、写真の条件に合致していると判定されたことを示す「〇」、または、写真の条件に合致していないと判定されたことを示す「×」が格納されている。
【0097】
受信モジュール2035は、ワーカの端末装置10から送信された撮影データを受信すると、撮影写真データベース2023に格納する。位置情報取得モジュール2036は、端末装置10から送信された位置情報を受信すると、撮影写真データベース2023に格納する。また、条件判定モジュール2037は、撮影データが撮影する写真の条件に合致しているか否かを判定し、撮影写真データベース2023を更新する。
【0098】
<3 動作>
以下、図5及び図6を参照しながら、実施の形態1におけるクラウドソーシングシステム1による撮影依頼処理、及び支払処理について説明する。なお、以下、図1に示す端末装置10Aはワーカが使用する携帯端末で構成され、端末装置10Bは発注者が使用するPCで構成されているものとして説明する。
【0099】
図5は、実施の形態1のクラウドソーシングシステム1により、撮影依頼処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
【0100】
ステップS111において、端末装置10Bの入力操作受付部181は、発注者からクラウドソーシングシステム1のサービスを利用するために必要な認証を行うため、ID及びパスワードの入力操作を受け付ける。例えば発注者は、サーバ20が提供するWebページを参照し、発注者を識別する発注者ID及び設定されたパスワードを入力する操作を行う。送受信部182は、発注者ID及び設定されたパスワード、撮影依頼画面へ遷移するためのリクエストをサーバ20へ送信する。
【0101】
ステップS121において、サーバ20の通信部201は、端末装置10Bから送信された発注者ID、パスワード、及びリクエストを受け付ける。サーバ20は、発注者ID及びパスワードが正当であるか確認を行う。正当である場合、サーバ20の条件受付モジュール2033は、端末装置10Bからのリクエストに応答して、撮影する写真の条件の入力を行う撮影依頼画面を表示させるため、画面情報を端末装置10Bへ、通信部201を介して応答する。
【0102】
ステップS112において、端末装置10Bの送受信部182は、サーバ20から送信された画面情報を受け付ける。通知制御部184は、受け付けた撮影依頼画面をディスプレイ132に表示させる。入力操作受付部181は、発注者から、撮影する写真の条件の入力操作を受け付ける。送受信部182は、写真の撮影依頼と、入力された撮影する写真の条件とをサーバ20へ送信する。
【0103】
ステップS122において、サーバ20の条件受付モジュール2033は、端末装置10Bから送信された、写真の撮影依頼と、入力された撮影する写真の条件とを、通信部201を介して受け付ける。条件受付モジュール2033は、受け付けた撮影する写真の条件を、受付条件データベース2021へ格納する処理を行う。
【0104】
ステップS123において、サーバ20の依頼送信モジュール2034は、受け付けた写真の撮影依頼と、撮影する写真の条件とを、ワーカデータベース2022に格納されている、クラウドソーシングの作業を行うワーカが使用する端末装置10Aに対して、通信部201を介して送信する処理を行う。
【0105】
ステップS133において、端末装置10Aの送受信部182は、サーバ20から送信された,写真の撮影依頼と、撮影する写真の条件とを受け付ける。通知制御部184は、受け付けた写真の撮影依頼と、撮影する写真の条件とをディスプレイ132に,例えばポップアップ画面として表示させる。
【0106】
ステップS134において、端末装置10Aの入力操作受付部181は、ワーカからカメラ160の操作を受け付ける。カメラ160は、ワーカの入力操作により撮影対象の撮影を行う。データ処理部183は、カメラ160が撮影した撮影データと、撮影したときの時期情報とを記憶部170に格納する処理を行う。また、位置情報センサ150は、端末装置10Aの現在位置を検出する。データ処理部183は、位置情報センサ150が検出した位置情報を記憶部170に格納する処理を行う。
【0107】
ステップS135において、端末装置10Aの撮影データ送信部185は、撮影データと撮影したときの時期情報とをサーバ20へ、送受信部182を介して送信する。また、位置情報送信部186は、位置情報をサーバ20へ、送受信部182を介して送信する。
【0108】
ステップS125において、サーバ20の受信モジュール2035は、端末装置10Aから送信された撮影データと、撮影したときの時期情報とを、通信部201を介して受け付ける。受信モジュール2035は、撮影データと、撮影したときの時期情報とを、撮影写真データベース2023へ格納する処理を行う。位置情報取得モジュール2036は、端末装置10Aから送信された位置情報を、通信部201を介して取得する。位置情報取得モジュール2036は、位置情報を、撮影写真データベース2023へ格納する処理を行う。
【0109】
ステップS126において、サーバ20の条件判定モジュール2037は、受付条件データベース2021を参照し、撮影写真データベース2023に格納されている撮影データ、撮影したときの時期情報及び位置情報が、撮影する写真の条件に合致しているか否かを判定する処理を行う。
【0110】
ステップS127において、サーバ20の条件判定モジュール2037は、判定結果を撮影写真データベース2023へ格納する処理を行う。
【0111】
図6は、実施の形態1のクラウドソーシングシステム1により、支払処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
【0112】
ステップS221において、サーバ20の支払処理モジュール2038は、撮影写真データベース2023を参照し、判定結果が、撮影データが発注者により定められた写真の条件に合致している場合、当該撮影データを送信したワーカに対して、所定の報酬を支払う処理を行う。支払処理モジュール2038は、報酬を支払う旨の情報を、ワーカが使用する端末装置10Aに対して、通信部201を介して送信する処理を行う。
【0113】
ステップS231において、端末装置10Aの送受信部182は、サーバ20から送信された報酬を支払う旨の情報を受け付ける。通知制御部184は、受け付けた報酬を支払う旨の情報をディスプレイ132に表示させ、当該ワーカに通知する。
【0114】
以上のように、クラウドソーシングシステム1では、写真の撮影依頼とともに、写真の撮影を依頼する発注者が定める、写真の条件を受け付け、クラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信する。ワーカから受信した写真の撮影データについて、発注者が定める写真の条件と合致しているか否かを、画像解析等の処理により判定する。合致している場合、当該撮影データを送信したワーカに対して、所定の報酬を支払う処理を行う。これにより、クラウドソーシングにおける、写真の撮影を依頼する発注者が定める写真の条件を適切に判定することが可能になる。
【0115】
また、クラウドソーシングシステム1では、撮影する写真の条件として、写真を撮影する時期及び位置を指定できるようになっている。これにより、写真の撮影を依頼する発注者が希望する写真の条件に対して、より正確な撮影データを取得することが可能になる。
【0116】
<4 画面例>
以下、図7及び図8を参照しながら、クラウドソーシングシステム1によるワーカに対する撮影依頼の処理の画面例、及びワーカの撮影処理の画面例について説明する。
【0117】
図7は、ワーカに対する撮影依頼の処理における端末装置10Aの画面例を示す図である。図7の画面例は、発注者から受け付けた写真の撮影依頼と、入力された撮影する写真の条件とを、ワーカへ通知するための撮影依頼画面が表示された状態の画面例を示す。図5のステップS133に相当する。
【0118】
図7に示すように、端末装置10Aのディスプレイ132には、撮影依頼と撮影する写真の条件とをワーカへ通知するための撮影依頼画面が表示される。この撮影依頼画面は、撮影を依頼する旨と、撮影する写真の条件とを通知する撮影依頼ポップアップ画面1031aから構成されている。撮影依頼ポップアップ画面1031aは、撮影を依頼する旨と、撮影する写真の条件とをワーカに通知するため、通常画面上にポップアップ画面として表示される。これにより、ワーカに撮影依頼を適切に通知することが可能である。
【0119】
図8は、ワーカの撮影処理における端末装置10Aの画面例を示す図である。図8の画面例は、ワーカが撮影依頼に対して撮影を行うための撮影画面が表示された状態の画面例を示す。図5のステップS134に相当する。
【0120】
図8に示すように、端末装置10Aのディスプレイ132には、撮影対象の撮影を行うための撮影画面が表示される。この撮影画面は、撮影対象を表示するための撮影データ表示1032aと、撮影データを送信するための送信ボタン1032bとから構成されている。撮影データ表示1032aは、ワーカが端末装置10Aを撮影対象に向けて撮影を行った画像データが表示される。その後、送信ボタン1032bを押下することで、撮影データがサーバ20へ送信される。
【0121】
<小括>
以上のように、本実施形態によると、条件受付部により、写真の撮影依頼とともに写真の撮影を依頼する発注者の撮影する写真の条件が受け付けられる。依頼送信部により、撮影する写真の条件が、クラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信される。受信部により、ワーカから写真の撮影データが受信される。条件判定により、撮影データについて、発注者が定める写真の条件と合致しているか否かが、画像解析等の処理により判定される。これにより、クラウドソーシングにおける、写真の撮影を依頼する発注者が定める写真の条件を適切に判定することが可能になる。
【0122】
<第2の実施の形態>
以下、クラウドソーシングシステム1について説明する。
【0123】
<1 クラウドソーシングシステム1の全体構成>
実施の形態2におけるクラウドソーシングシステム1の全体の構成、端末装置10の構成、及びサーバ20の機能的な構成は、実施の形態1と同様であるので、繰り返して説明しない。
【0124】
<2 データ構造>
実施の形態2におけるデータ構造は、実施の形態1と同様であるので、繰り返して説明しない。
【0125】
<3 動作>
図9は、実施の形態2のクラウドソーシングシステム1により、撮影依頼処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。以下、図9を参照しながら、実施の形態2におけるクラウドソーシングシステム1により、撮影依頼処理を行う流れの一例のうち、実施の形態1と異なる処理について説明する。
【0126】
図9に示すステップS122の皇族処理であるステップS128において、サーバ20の位置情報取得モジュール2036は、端末装置10Aに対して位置情報の送信要求を送信する。位置情報取得モジュール2036は、端末装置10Aから送信された位置情報を、通信部201を介して取得する。
【0127】
ステップS138において、端末装置10Aの位置情報センサ150は、端末装置10Aの現在位置を検出する。データ処理部183は、位置情報センサ150が検出した位置情報を記憶部170に格納する処理を行う。位置情報送信部186は、位置情報をサーバ20へ、送受信部182を介して送信する。
【0128】
ステップS123において、サーバ20の依頼送信モジュール2034は、受け付けた写真の撮影依頼と、撮影する写真の条件とに基づき、ワーカデータベース2022を参照し、撮影する写真の条件に指定された位置の近傍にいるワーカが使用する端末装置10Aに対して、通信部201を介して送信する処理を行う。
【0129】
<小括>
以上のように、本実施形態によると、端末装置の位置情報を事前に取得し、撮影する写真の条件に基づき、撮影する写真の条件に指定された位置の近傍にいるワーカに対して、写真の撮影依頼を送信する。そのため、撮影する写真の条件に合致するワーカを事前に選択することができる。これにより、クラウドソーシングにおける、写真の撮影を依頼する発注者が定める写真の条件により合致した撮影データを取得することが可能になる。
【0130】
<第3の実施の形態>
以下、クラウドソーシングシステム1について説明する。
【0131】
<1 クラウドソーシングシステム1の全体構成>
実施の形態3におけるクラウドソーシングシステム1の全体の構成、端末装置10の構成、及びサーバ20の機能的な構成は、実施の形態1と同様であるので、繰り返して説明しない。
【0132】
<2 データ構造>
実施の形態3におけるデータ構造において、ワーカデータベース2022は、図4に示す格納内容に加えて、ワーカが過去に撮影した撮影データに関する情報、及びその判定結果が格納されているが、図示を省略する。
【0133】
<3 動作>
図10は、実施の形態3のクラウドソーシングシステム1により、撮影依頼処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。以下、図10を参照しながら、実施の形態3におけるクラウドソーシングシステム1により、撮影依頼処理を行う流れの一例のうち、実施の形態1と異なる処理について説明する。
【0134】
図10に示すステップS122の皇族処理であるステップS129において、サーバ20の依頼送信モジュール2034は、受け付けた写真の撮影依頼と、撮影する写真の条件とに基づき、ワーカデータベース2022を参照し、ワーカの年齢及び性別といった属性情報に基づき、撮影する写真の条件に適したワーカを選択する。例えば、撮影する写真の条件が主に女性を顧客層とする店舗の場合、女性のワーカを選択する。
【0135】
また、依頼送信モジュール2034は、ワーカデータベース2022に格納されているワーカが過去に撮影した撮影データに関する情報、及びその判定結果を参照し、撮影する写真の条件に適したワーカを選択する。例えば、過去に同一の店舗について撮影する写真の条件が指定されている場合、その条件に合致した撮影データを送信したワーカを選択する。
【0136】
ステップS123において、サーバ20の依頼送信モジュール2034は、選択したワーカが使用する端末装置10Aに対して、通信部201を介して送信する処理を行う。
【0137】
<小括>
以上のように、本実施形態によると、ワーカの属性に関する情報や、ワーカが過去に撮影した撮影データに関する情報を参照し、撮影する写真の条件に基づき、ワーカを選択してそのワーカに対して写真の撮影依頼を送信する。そのため、撮影する写真の条件に合致するワーカを事前に選択することができる。これにより、クラウドソーシングにおける、写真の撮影を依頼する発注者が定める写真の条件により合致した撮影データを取得することが可能になる。
【0138】
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することができる。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【0139】
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
【0140】
(付記1)制御部を備え、クラウドソーシングのサービスを提供するための情報処理装置であり、制御部は、クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が定める、写真の条件を受け付ける条件受付部と、写真の撮影依頼を、写真の条件とともにクラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信する依頼送信部と、ワーカから、写真の撮影データを受信する受信部と、撮影データが、写真の条件に合致しているか否かを判定する条件判定部と、を備える、情報処理装置。
【0141】
(付記2)条件受付部は、写真の条件として、写真に発注者が定める所定の被写体が含まれていることを受け付け、条件判定部は、撮影データの画像解析を行い、写真に被写体が含まれているか否かを判定する、(付記1)に記載の情報処理装置。
【0142】
(付記3)条件判定部は、写真に、被写体が判別可能に撮影されているか否かを判定する、(付記2)に記載の情報処理装置。
【0143】
(付記4)条件判定部は、写真に、被写体に含まれる所定の文字が判読可能に撮影されているか否かを判定する、(付記2)または(付記3)に記載の情報処理装置。
【0144】
(付記5)条件受付部は、写真の条件として、発注者が定める、写真を撮影する時期の指定を受け付け、受信部は、写真の撮影データとともに、写真が撮影されたときの時期情報を受信し、条件判定部は、受信した時期情報が、写真を撮影した時期に合致しているか否かを判定する、(付記1)から(付記4)のいずれかに記載の情報処理装置。
【0145】
(付記6)依頼送信部は、発注者が定める、写真を撮影する時期にワーカに対して写真の撮影依頼を送信する、(付記5)に記載の情報処理装置。
【0146】
(付記7)制御部は、ワーカが使用する端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、条件受付部は、写真の条件として、発注者が定める、写真を撮影する位置の指定を受け付け、条件判定部は、取得した位置情報が、写真を撮影した位置に合致しているか否かを判定する、(付記1)から(付記6)のいずれかに記載の情報処理装置。
【0147】
(付記8)依頼送信部は、発注者が定める、写真を撮影する位置の近傍にいるワーカに対して写真の撮影依頼を送信する、(付記7)に記載の情報処理装置。
【0148】
(付記9)制御部は、写真の条件に合致した撮影データを送信したワーカに対して、所定の報酬支払処理を行う支払処理部を備える、(付記1)から(付記8)のいずれかに記載の情報処理装置。
【0149】
(付記10)情報処理装置は、記憶部を備え、記憶部は、ワーカの情報を記憶するように構成されており、依頼送信部は、記憶されているワーカの情報を参照し、ワーカの情報に基づいて写真の撮影依頼を送信する、(付記1)から(付記9)のいずれかに記載の情報処理装置。
【0150】
(付記11)記憶部は、ワーカの情報として、ワーカが過去に撮影した撮影データに関する情報を記憶するように構成されており、依頼送信部は、記憶されているワーカの撮影データに関する情報を参照し、ワーカの撮影データに関する情報に基づいて写真の撮影依頼を送信する、(付記10)に記載の情報処理装置。
【0151】
(付記12)プロセッサを備えるコンピュータにより実行され、クラウドソーシングのサービスを提供するための方法であって、方法は、プロセッサが、クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が定める、写真の条件を受け付けるステップと、写真の撮影依頼を、写真の条件とともにクラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信するステップと、ワーカから、写真の撮影データを受信するステップと、撮影データが、写真の条件に合致しているか否かを判定するステップと、を実行する、方法。
【0152】
(付記13)プロセッサを備えるコンピュータに実行させ、クラウドソーシングのサービスを提供するためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、クラウドソーシングにおいて写真の撮影を依頼する発注者が定める、写真の条件を受け付けるステップと、写真の撮影依頼を、写真の条件とともにクラウドソーシングの作業を行うワーカに対して送信するステップと、ワーカから、写真の撮影データを受信するステップと、撮影データが、写真の条件に合致しているか否かを判定するステップと、を実行させる、プログラム。
【符号の説明】
【0153】
10 端末装置、20 サーバ、80 ネットワーク、130 操作受付部(タッチスクリーン)、171 ワーカ情報、22 通信IF、23 入出力IF、25 メモリ、26 ストレージ、29 プロセッサ、201 通信部、202 記憶部、2021 受付条件データベース、2022 ワーカデータベース、2023 撮影写真データベース、203 制御部、2031 受信制御モジュール、2032 送信制御モジュール、2033 条件受付モジュール(条件受付部)、2034 依頼送信モジュール(依頼送信部)、2035 受信モジュール(受信部)、2036 位置情報取得モジュール(位置情報取得部)、2037 条件判定モジュール(条件判定部)、2038 支払処理モジュール(支払処理部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10