(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-122718(P2021-122718A)
(43)【公開日】2021年8月30日
(54)【発明の名称】形状可変式物干しハンガー
(51)【国際特許分類】
D06F 57/00 20060101AFI20210802BHJP
A47G 25/28 20060101ALI20210802BHJP
A47G 25/42 20060101ALI20210802BHJP
【FI】
D06F57/00 340
A47G25/28 Z
A47G25/42
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2020-48434(P2020-48434)
(22)【出願日】2020年2月6日
(71)【出願人】
【識別番号】520051562
【氏名又は名称】三枝 智枝
(72)【発明者】
【氏名】三枝 智枝
【テーマコード(参考)】
3K099
【Fターム(参考)】
3K099AA01
3K099BA19
3K099CB21
3K099DA05
(57)【要約】 (修正有)
【課題】洗濯物に通風空間が形成された形状可変式物干しハンガーを提供する。
【解決手段】フック部4の基に硬軟2種類の部材でできた複数個のハンガーを結合させ、軟質部材ハンガーの先端部をフック部4の基より形状変形させることにより洗濯物に通風空間を形成できるようにした形状可変式物干しハンガー。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フック部の基に硬軟2種類以上の部材でてきた複数個のハンガーを結合させ軟質部材ハンガーの先端部をフック部の基より形状変形させることにより洗濯物に通風空間を形成できる事を特微とする形状可変式物干しハンガー。
【請求項2】
一方のハンガーは形状固定部材で他方複数個のハンガーは、形状可変が可能な軟質部材で構成された事を特微とする請求項1に記載の形状可変式物干しハンガー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は固定ハンガー2と形状可変ハンガー3と8を結合させ洗濯物に通風空間を形成する事により乾燥時間を短縮することができる形状可変式物干しハンガーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のハンガーは綱線素材を屈曲状にしたハンガー又はプラスチックの成形品ハンガーで一次元的形状であり洗濯物に通風空間がなく物干し乾燥に大巾な時間を要する原因となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献】特 開 2011−50710
【特許文献】実用新案 3134544
【特許文献】特 許 5189685
【特許文献】特 開 2012−321
【特許文献】特 開 2012−66039
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のハンガーは鋼線素材かプラスチックの成形品で一次元的形状であり洗濯物に通風空間なく特にフード付洗濯物はフード部と衣服が密着状態で干されるので乾燥に大巾な時間を要する原因となっている。
【0005】
フックの基に硬軟2種類以上の部材でてきた複数個のハンガー2と3と8を結合させ軟質部材ハンガー3と8の先端部7をフック部4の基より形状変形させることにより洗濯物に通風空間を形成できる形状可変式物干しハンガー。
【0006】
一方のハンガー2は形状固定部材で他方複数個のハンガー3と8は形状可変が可能な軟質部材で構成されている形状可変式物干しハンガー。
【0007】
厚手布地の衣服及びフード付衣服の洗濯物も形状固定ハンガー2と形状可変ハンガー3と8の結合により通風空間が形成され乾燥時間が大巾に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1 形状固定ハンガー2と形状可変ハンガー3による衣服物干し斜視図である。
【
図2】
図2 形状可変ハンガー3の変形によるフード付衣服物干し斜視図である。
【
図3】
図3 形状可変ハンガー3の変形による衣服とその他同時物干し斜視図である。
【
図4】
図4 硬軟2種類の複数部材ハンガーの結合固定図である。
【
図5】
図5 形状固定ハンガー2と形状可変ハンガー3と8による衣服物干し斜視図である。
【
図6】
図6 形状可変ハンガー3と8の変形によるフード付衣服物干し斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1から
図6は本発明に係る形状可変式物干しハンガーの実施例を示す。
図1に示すように形定固定ハンガー2と形状可変ハンガー3の先端部7を形状変形させ一対の開いた状況にすることにより洗濯物の胴回りの内側に上下方向への通風空間が形成される。
図2に示すように形状可変ハンガー3の先端部7をフード付衣服に対応した形状変形させることにより衣服とフード部に通風空間が形成される。
図3に示すように形状ハンガー3の先端部7を複数洗濯物に対応した形状変形させることにより複数の同時併用物干しが可能である。
図4に示すように形状固定ハンガー2と形状可変ハンガー3を結合固定具1の箇所で各ハンガーを捻じることにより固定する。
図5に示すように形状固定ハンガー2と形状可変ハンガー3と8により厚手布地素材等の衣服に充分な空間が形成される。
図6に示すように形状固定ハンガー2と形状可変ハンガー3により厚手布地素材衣服に通風空間を形成し形状可変ハンガー8の先端部7をフード部に対応した形状に変形させることにより衣服とフード部に通風空間が形成される。
【0010】
硬軟2種類以上の部材ハンガー2と3と8を結合固定具1の箇所で捻り固定する。
【0011】
フック部4の基にハンガー結合固定具1とハンガー捻じり固定のため洗濯物の損傷を防ぐ保護カバー5を設ける。
【0012】
結合固定具1と保護カバー5はプラスチック成形品で構成されている。
形状固定ハンガー2とフック部4はビニール被覆針金鋼線材が好ましい。
形状可変ハンガー3と8はビニール被覆銅線材が好ましい。
本発明に係る形状可変ハンガーの材質については適宜使用形態に応して形状固定ハンガー2とフック部4はプラスチック成形品と形状可変ハンガー3と8は可変対応可能な素材例えばアルミ系素材等に変更しても良い。
【0013】
各部の概算寸法について以下に記載する。単位:mm。
図1に示すようにa=480 b=120 c=60 d=160
e=30 f=190 g=60 h=1
φ〜1.5
φ i=1.5
φ〜2.0
φ
が最適である。
最適である。
【符号の説明】
【0014】
1 ハンガー結合固定具
2 形状回定ハンガー
3 形状可変ハンガー
4 フック部
5 保護カバー
6 ハンガー結合固定箇所
7 ハンガー先端部
8 形状可変ハンガー