【解決手段】製品項目のデータ編集権限を付与する方法は、第1方をデータ管理システムのデータベースの複数の製品項目から複数項を選択させ、複数の権限付与項目として定義するステップと、該複数の権限付与項目に対応する権限付与コードを生成し、該権限付与コードに対応する通知情報を生成するステップと、第2方を該電子装置により該通知情報に応答させるステップと、権限付与項目の内容を編集するように、該第2方が応答した該通知情報に対応する権限付与コードに基づいてデータベースから該複数の権限付与項目を取得するステップとを含む。これによって、データの伝送が便利になる。
前記ステップBにおいて、前記データ管理システムが前記権限付与コードに有効期間を与えることを含み、前記ステップCにおいて、前記権限付与コードの前記有効期間を確認し、前記有効期間内にある場合、前記ステップD及び前記ステップEの実行を許可し、前記有効期間を超えた場合、前記ステップD及び前記ステップEの実行を禁止することを含む
請求項1に記載の製品項目のデータ編集権限を付与する方法。
各前記製品項目は、複数の欄を含み、前記ステップAにおいて、選択された各前記製品項目から前記複数の欄の複数項を選択し、各前記権限付与項目の複数の権限付与欄として定義とすることを含み、前記ステップDにおいて、前記複数の権限付与項目の権限付与欄を取得し、該複数の権限付与項目の権限付与欄を前記電子装置に伝送する
請求項1に記載の製品項目のデータ編集権限を付与する方法。
各前記権限付与項目の権限付与欄には少なくとも一つの編集可能な欄を含み、前記ステップEにおいて、選択された権限付与項目の編集可能な欄を編集し、編集された編集可能な欄の内容を前記データベースに伝送して記憶させる
請求項6に記載の製品項目のデータ編集権限を付与する方法。
前記ステップEにおいて、前記電子装置のスクリーンに前記複数の権限付与項目を表示し、前記スクリーンに表示された権限付与項目を選択させ、選択された権限付与項目の編集可能な欄を編集させる
請求項7に記載の製品項目のデータ編集権限を付与する方法。
各前記製品項目は権限付与アカウント欄を含み、前記データ管理システムには複数のアカウントが記録されており、前記ステップBにおいて、前記通知情報を前記アカウントに伝送し、前記ステップCにおいて、前記通知情報に応答した後、前記データ管理システムが応答した前記アカウントを前記データベースにおける前記複数の権限付与項目の権限付与アカウント欄に記録することを含み、
前記ステップDの後に、
前記データ管理システムに通信する他の電子装置を提供し、応答した前記アカウントを前記他の電子装置に入力させて前記データ管理システムに伝送し、
前記データ管理システムが前記権限付与コード及び受信された前記アカウントと、前記データベースにおける前記複数の製品項目の前記権限付与コード欄及び前記権限付与アカウント欄との照合によって前記複数の権限付与項目を選別して取得し前記他の電子装置に伝送することを含む
請求項9に記載の製品項目のデータ編集権限を付与する方法。
各前記製品項目は、権限付与アカウント欄と権限付与サブアカウント欄を含み、前記ステップCにおいて、前記電子装置にアカウントを入力させ、該アカウントを前記データ管理システムに伝送して、前記データベースにおける前記複数の権限付与項目の権限付与アカウント欄に記録することを含み、
前記ステップDの後に、
前記アカウントに基づいてサブアカウントを作成し、前記複数の権限付与項目の指定の一部を前記サブアカウントに与え、前記サブアカウントをデータベースにおける指定の権限付与項目の権限付与サブアカウント欄に記録し、
前記データ管理システムに通信する他の電子装置を提供し、前記他の電子装置に前記アカウントを入力させて前記データ管理システムに伝送し、
前記データ管理システムが前記権限付与コード及び受信された前記アカウントと、前記複数の製品項目の前記権限付与コード欄及び前記権限付与サブアカウント欄との照合によって前記サブアカウントに対応する権限付与項目を取得して前記他の電子装置に伝送することを含む
請求項9に記載の製品項目のデータ編集権限を付与する方法。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の第一の好ましい実施形態に係る製品項目のデータ編集権限を付与する方法は適用されるデータ管理システム及びその接続構成を示す図である。
【
図2】上述の好ましい実施形態に係わるデータベースの内容を示す図である。
【
図3】上述の好ましい実施形態に係る製品項目のデータ編集権限を付与する方法のフローチャートである。
【
図4】上述の好ましい実施形態に係る第一電子装置に伝送された権限付与項目の内容を示す図である。
【
図5】上述の好ましい実施形態に係る第二電子装置に伝送された権限付与項目の内容を示す図である。
【
図6】本発明の第二の好ましい実施形態に係る製品項目のデータ編集権限を付与する方法のフローチャートである。
【
図7】上述の好ましい実施形態に係る第一電子装置で編集する権限付与項目の内容を示す図である。
【
図8】上述の好ましい実施形態に係るデータベースに権限付与項目の内容を更新することを示す図である。
【
図9】本発明の第三の好ましい実施形態に係わる製品項目のデータ編集権限を付与する方法のフローチャートである。
【
図10】上述の好ましい実施形態に係わるデータベースの内容を示す図である。
【
図11】上述の好ましい実施形態に係る第一電子装置に伝送された権限付与項目の内容を示す図である。
【
図12】本発明の第四の好ましい実施形態に係わる製品項目のデータ編集権限を付与する方法のフローチャートである。
【
図13】上述の好ましい実施形態に係わるデータベースの内容を示す図である。
【
図14】上述の好ましい実施形態に係わる製品項目のデータ編集権限を付与する方法の別の部分のフローチャートである。
【
図15】本発明の第五の好ましい実施形態に係わる製品項目のデータ編集権限を付与する方法のフローチャートである。
【
図16】上述の好ましい実施形態に係るデータベースの内容を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の好ましい実施形態に係る製品項目のデータ編集権限を付与する方法が適用されるデータ管理システム及びその接続構成を示す図である。該データ管理システム100は、サーバー10、データベース12及び端末装置20を含み、該サーバー10がデータベース12に接続されており、該端末装置20がサーバー10に接続されている。本実施形態の端末装置は、ネットワーク30を介して該サーバー10に接続されており、前記ネットワーク30は、ローカルネットワークまたはインターネットであってもよい。端末装置20は、コンピュータ、スマートフォンやタブレットコンピュータなどのネットワークに接続可能なデバイスである。
【0010】
図2を参照し、該データベース12には、第1方の複数の製品項目P01〜P12のデータが格納されており、該サーバー10がデータベース12におけるデータに対して処理を行う。本実施形態では、該複数の製品項目P01〜P12が、吊り具を例として、例えばフック(hook)、バックル(buckle,carabiner)、フォールアレスタ(fall arrester)などである。該製品項目P01〜P12のデータは、それぞれ複数の欄(欄F1〜欄F15)を含み、該複数の欄が、基本データ欄グループ(欄F1〜欄F4)、点検欄グループ(欄F5〜欄F10)、及び権限付与欄グループ(欄F11〜欄F15)を含み、該基本データ欄グループ(欄F1〜欄F4)の欄には、製品項目P01〜P12の基本データが記録されており、例えば、欄F1には製品名称が記録されており、欄F2には製品番号が記録されており、欄F3には製造日が記録されており、欄F4には管理者が記録されており、欄F1〜欄F4に記録された内容が、「DATA」で示されている。
【0011】
該点検欄グループ(欄F5〜欄F10)の欄には、製品項目の点検データが記録されており、例えば、欄F5には点検担当者が記録されており、欄F6には点検基準が記録されており、欄F7には点検時間が記録されており、欄F8には点検場所が記録されており、欄F9には点検の部品が記録されており、欄F10に点検の合格状態が記録されており、欄F5〜欄F10に記録された内容が、「DATA」で示されている。
【0012】
該権限付与欄グループ(欄F11)の欄には、製品項目に対して他人に処理する権限を与えたか否かが記録されており、例えば、欄F11が権限付与コード欄で、欄F11には権限付与コードが記録されている。
【0013】
上述の欄グループ及び欄の数は、本発明のデータ編集権限を付与する方法を説明するための例示であり、本発明を限定するものではない。本実施形態のデータベース12は、サーバー10と別に
図1に示されているが、これに限らない。データベース12とサーバー10とを同じホストに配置させることができる。
【0014】
上述の構成により、本実施形態に係わる製品項目のデータ編集権限を付与する方法を実行することができる。該データ編集権限を付与する方法は、
図3に示す以下のステップS11〜ステップS14を含む。
【0015】
ステップS11:第1方をデータベース12の該複数の製品項目P01〜P12から複数項を選択させ、複数の権限付与項目として定義する。本実施例では、第1方の該複数の製品項目P01〜P12の管理者は該サーバー10に接続させるように端末装置20を操作し、サーバー10がデータベース12における該複数の製品項目P01〜P12のデータを端末装置20に伝送して端末装置20のスクリーン22に表示させる。そして、第1方の管理者は、端末装置20でどの製品項目P01〜P12を他人に権限を与えて管理させるかを選択することができる。例えば、第1方の管理者は該複数の製品項目P01〜P12から、製品項目P01〜P04を選択して第一点検部門(第2方)に権限を与えて管理させ、製品項目P06〜P08を選択して第二点検部門(別の第2方)に権限を与えて管理させ、残りの製品項目P09〜P12は管理者自ら管理する。
【0016】
端末装置20が選択された結果をサーバー10に伝送し、サーバー10が、製品項目P01〜P04を一のグループの複数の権限付与項目として定義し、製品項目P06〜P08を別のグループの複数の権限付与項目として定義する。製品項目P09〜P12を権限未付与項目として定義する。
【0017】
以上は、二つのグループの製品項目を選択することを例として説明したが、一つのグループの製品項目P01〜P12を選択して一つのグループの権限付与項目として定義してもいい。
【0018】
ステップS12:該データ管理システムが、該複数の権限付与項目に対応する権限付与コードを生成し、該権限付与コードに対応する通知情報を生成する。本実施形態では、サーバー10は選択された権限付与項目に対して対応の権限付与コードを生成し、権限付与コードが任意の方式で生成することができ、例えば、ランダムに生成するかまたは任意の符号化法に従って生成することができる。異なるグループの権限付与項目の権限付与コードが異なる。サーバー10が生成された権限付与コードをデータベース12における対応する権限付与項目の権限付与コード欄(欄F11)に書き込む。例えば、サーバーは製品項目P01〜P04に対して生成した権限付与コードが「R5PUT」である場合、「R5PUT」をデータベース12における製品項目P01〜P04の権限付与コード欄(欄F11)に書き込む。サーバーは製品項目P06〜P08に対して生成した権限付与コードが「N3QAR」である場合、「N3QAR」をデータベース12における製品項目P06〜P08の権限付与コード欄(欄F11)に書き込む。製品項目P06〜P08が権限未付与項目である場合、権限付与コード欄(欄F11)の内容がブランクとなる。
【0019】
そして、サーバー10は該権限付与コード毎に対応する該通知情報を生成し、第1方の管理者は、サーバー10から通知情報を、依頼する少なくとも一つの点検部門(少なくとも一つの第2方)に伝送するように選択する。例えば、製品項目P01〜P04の権限付与コード「R5PUT」に対応する通知情報を第一点検部門に伝送し、製品項目P06〜P08の権限付与コード「N3QAR」に対応する通知情報を第二点検部門に伝送する。通知情報を、サーバー10の情報モジュールにより伝送してもよいし、あるいは電子メールまたは通信ソフトウェアでハイパーリンクを外部に送信し、該ハイパーリンクを受信したらクリックして該サーバー10の情報モジュールに接続して通知情報を取得してもよい。
【0020】
ステップS13:前記データ管理システムに通信する電子装置を提供し、第2方を前記電子装置により前記通知情報に応答させる。本実施形態では、電子装置は、第一電子装置40または第二電子装置50であり、第一点検部門の作業員が第一電子装置40によりサーバー10に通信して対応の通知情報に応答し、第二点検部門の作業員が第二電子装置50によりサーバー10に通信して対応の通知情報に応答する。即ち、第2方が通知情報に応答したら、第1方の依頼を受けたことを意味する。第一電子装置40及び第二電子装置50は、コンピュータ、スマートフォンまたはタブレットコンピュータなどのネットワークに接続可能なデバイスであり、ネットワーク30を介して有線または無線で該サーバー10に接続される。第一電子装置40はデータを表示するための第一のスクリーン42を有し、第二電子装置50はデータを表示するための第二のスクリーン52を有する。作業員が第一電子装置40または第二電子装置50をサーバー10に通信させてサーバー10の情報モジュールから対応する情報を取得するか、あるいは、電子メールまたは通信ソフトウェアによって受信されたハイパーリンクをクリックしてサーバー10に通信させてサーバー10の情報モジュールから対応する通知情報を取得する。
【0021】
本実施形態では、二つの点検部門(二つの第2方)を例として説明したが、実際の応用に応じて、少なくとも一つまたは三つ以上の点検部門であってもよい。電子装置の数は点検部門の数に対応するが、少なくとも一つまたは三つ以上であってもいい。
【0022】
ステップS14:データ管理システム100が、第2方が応答した通知情報に対応する権限付与コードに基づいて該データベース12から該複数の権限付与項目を取得して対応する電子装置に伝送する。本実施形態では、サーバー10は、第2方が通知情報に応答したことを確認したら、どの電子装置が返信したかを記録し、通知情報に対応する権限付与コードと該データベース12における該複数の製品項目P01〜P12の権限付与コード欄(欄F11)との照合によって該複数の権限付与項目を選別して取得する。例えば、第一電子装置40が応答した通知情報に対応する権限付与コードが「R5PUT」である場合、サーバー10は、「R5PUT」に基づいてデータベース12から対応の権限付与項目(即ち、製品項目P01〜P04)を選別し、権限付与項目(製品項目P01〜P04)のデータを第一電子装置40に伝送して(
図4を参照)、第一スクリーン42に表示させる。同様に、第二電子装置50が応答した通知情報に対応する権限付与コードが「N3QAR」である場合、サーバー10は、対応する権限付与項目(製品項目P05〜P08)のデータを第二電子装置50(
図5を参照)に伝送して第二スクリーン52に表示させる。
【0023】
上述のステップS11〜S14により、各点検部門(各第2方)は、受信した通知情報に基づいて、第一電子装置40または第二電子装置50で第1方の製品項目P01〜P12の管理者が権限を付与した権限付与項目のデータを取得することができる。これによって、取得された権限付与項目のデータを更に利用することで、データをより便利に伝送させるとともに、二つの点検部門に取得されたデータも重複することはない。
【0024】
実際の応用に応じて、データ管理システムに各点検部門にそれぞれ所有される複数のアカウントを記録してもよく、各アカウントが、サーバー10またはデータベース12に記録されてもよい。ステップS12において、第1方の管理者は端末装置20によって選択された権限付与項目をあるアカウントに割り当てて通知情報を選択された該アカウントに伝送する。ステップS13において、第2方が電子装置によりそのアカウントでサーバー10に通信して通知情報に応答する。
【0025】
以下に、他の実施形態を更に提供し、上述のデータをより便利に伝送させる効果も奏することができる。
【0026】
図6に示すのは、本発明の第二の好ましい実施形態に係る製品項目のデータ編集権限を付与する方法であり、第二の好ましい実施形態は第一の実施形態に基づいて、ステップS11〜S14の他に、電子装置が受信された前記複数の権限付与項目のうち少なくとも一つを選択し、選択された権限付与項目の内容を編集し、編集された内容を格納するように前記データベース12に伝送するステップS15を更に含む。
【0027】
本実施形態では、データベースにおいて少なくとも一つの欄を編集可能な欄とし、例えば編集可能な欄は、点検欄グループ(欄F5〜欄F10)の少なくとも一つの欄であり、基本データ欄グループが点検部門に対して編集不可能な欄である。第一点検部門を例とし、第一電子装置40が受信した権限付与項目を第一スクリーン42に表示させ、作業員が編集する内容を選択することができ、例えば、
図7を参照し、製品項目P01の点検が完了した後に、作業員が点検の結果に基づいて、点検欄グループの少なくとも一つの欄の内容を編集することができる。ここで、点検欄グループの各欄(欄F5〜欄F10)を最新の状態に更新し、更新された内容を「DATA1」で示す。第一電子装置40が、製品項目P01の編集された内容をサーバー10に伝送し、サーバー10が編集された内容をデータベース12に格納し、旧データを更新する(
図8を参照)。これによって、同じデータベース12において全てのデータをメンテナンスすることができる。
【0028】
図9に示すのは、本発明の第三の好ましい実施形態に係わる製品項目のデータ編集権限を付与する方法であり、該方法は、第二実施形態に基づいて、以下のステップS31〜ステップS35を含む。
【0029】
ステップS31において、データベース12の該複数の製品項目P01〜P12から複数項を選択させ、選択された製品項目P01〜P12から複数の欄を選択し、複数の権限付与項目及び複数の権限付与欄として定義することを含む。該ステップS31は、上述のステップS11を基に、管理者が端末装置20により製品項目P01〜P04を選択し、製品項目P01〜P04の基本データ欄グループ中の欄F1及び点検欄グループ中の欄F5〜欄F10を更に選択し、サーバー10が製品項目P01〜P04を権限付与項目として定義してデータベース12に記録し、製品項目P01〜P04の欄F1及び欄F5〜欄F10を権限付与欄として定義してデータベース12に記録する。本実施形態における権限付与欄の内の欄F5〜欄F10は編集可能な欄であり、実際の応用に応じて、編集可能な欄を一つだけ有してもよい。
【0030】
ステップS32:該複数の権限付与項目に対応する権限付与コードを生成し、該権限付与コードに対応する通知情報を生成する。本ステップS32とステップS12とは同じである。サーバー10は、生成された権限付与コード「R5PUT」をデータベースにおける製品項目P01〜P04の権限付与コード欄(欄F11)に書き込み、権限付与コードに対応する通知情報を生成する。
【0031】
ステップS33:第2方が電子装置により通知情報に応答する。本ステップS33とステップS13とは同じである。通知情報に応答するように、第一点検部門の作業員は、第一電子装置40によりサーバー10に通信する。
【0032】
ステップS34:第2方が応答した通知情報に対応する権限付与コードに基づいて該データベース12から該複数の権限付与項目の権限付与欄を取得して電子装置に伝送する。本ステップS34はステップS14に基づくものであり、サーバー10は、「R5PUT」に基づいてデータベース12から対応する権限付与項目(即ち、製品項目P01〜P04)及び各権限付与項目の権限付与欄(欄F1及び欄F5〜欄F10、
図10を参照)を選択し、権限付与項目の権限付与欄のデータを第一電子装置40に伝送する。
【0033】
ステップS35:電子装置が、受信された該複数の権限付与項目から少なくとも一つを選択し、選択された権限付与項目の編集可能な欄を編集し、編集された編集可能な欄の内容を格納するように該データベース12に伝送する。本ステップS35がステップS15と同様であり、編集された権限付与項目及びその編集可能な欄を選択させるように、第一電子装置40は権限付与項目を第一スクリーン42に表示させる。例えば、
図11を参照し、製品項目P01の欄F5〜欄F10の内容を「DATA1」に編集する。そして、旧データを更新するように、第一電子装置40は、編集された製品項目P01の欄F5〜欄F10の内容をサーバー10に伝送してデータベース12に格納する。これによって、編集不可能な欄が点検部門によって編集されることを回避することができる。
【0034】
本実施形態において、権限付与欄を選択するステップ(ステップS31)及び権限付与欄を伝送するステップ(ステップS34)は、第一、第二実施形態におけるステップS11及びステップS14に適用することもできる。
【0035】
図12に示すのは、本発明の第四の好ましい実施形態に係わる製品項目のデータ編集権限を付与する方法である。それが第一実施形態に基づくものであり、
図13を参照し、本実施形態では、データベース12における各製品項目P01〜P12の権限付与欄グループ中の欄には、権限付与アカウントを記録するための欄F12(権限付与アカウント欄)を含む。しかも、データ管理システムには、複数のアカウントが記録されており、アカウントがサーバー10またはデータベース12に記録される。
【0036】
本実施形態のステップS41及びステップS44は、それぞれ第一の実施形態のステップS11及びステップS14と同じであるが、該実施形態と第一の実施形態との相違点が以下の通りである。
【0037】
ステップS42:本ステップは、ステップS12と類似している。該データ管理システムが権限付与コード及び対応する通知情報を生成した後、該通知情報を第1方により指定された該アカウントに伝送する。
【0038】
ステップS43:第2方が電子装置によりサーバー10に通信して該通知情報に応答した場合、電子装置が第2方のアカウントを取得して該アカウントを該データ管理システム100に伝送し、該データ管理システム100が該アカウントを該データベース12に伝送して該データベース12における該複数の権限付与項目の権限付与アカウント欄(欄F12)に記録する。本実施形態では、点検部門の作業員は、自分のアカウントで第一電子装置40または第二電子装置50によりサーバー10に通信し、サーバー10は通知情報に応答した後に、対応する権限付与コードの権限付与項目の権限付与アカウント欄(欄F12)に該アカウントを記録する。例えば、作業員は、アカウント「yk01」で第一電子装置40によりサーバー10に通信してその通知情報に応答する。そのアカウント「yk01」が権限付与項目(製品項目P01〜P04)の権限付与アカウント欄(欄F12)に記録される。同様に、作業員は、アカウント「tn01」で電子装置50によりサーバー10に通信してその通知情報に応答し、そのアカウント「tn01」が権限付与項目(製品項目P05〜P08)の権限付与アカウント欄(欄F12)に記録される。
【0039】
ステップS44の後に、更に、以下のステップS45〜ステップS46を含む。
【0040】
ステップS45:他の電子装置に該アカウントを入力して該データ管理システム100に伝送する。第一点検部門を例とし、作業員は、他の電子装置(例えば第三電子装置、図に示せず)により該データ管理システム100に通信してアカウント「yk01」を入力してサーバー10に伝送する。
【0041】
ステップS46:権限付与コード及び受信された該アカウントと、該データベース12における該複数の製品項目P01〜P12の該権限付与コード欄(欄F11)及び該権限付与アカウント欄(欄F12)との照合によって該複数の権限付与項目を選別して該他の電子装置に伝送する。例えば、サーバー10が前のステップS43における該アカウントで応答した通知情報の権限付与コード及び第三電子装置から伝送されたアカウントと、データベース12における欄F11及び欄F13との照合によって権限付与項目(製品項目P01〜P04)のデータを取得して、第三電子装置に伝送し、例えば、データベース12に対応する内容を更新するために、編集してサーバー10に返信するように利用することができる。
【0042】
同様に、第二点検部門の作業員が異なる電子装置にアカウント「tn01」を入力して権限付与項目(製品項目P05〜P08)のデータを取得して編集することができる。
【0043】
同様に、本実施形態の上述の各ステップは、第二〜第三の実施形態に適用することができる。
【0044】
また、本実施形態の権限付与欄グループの中の欄は、権限付与サブアカウント欄を記録するための欄F13(権限付与サブアカウント欄)を含む。
【0045】
ステップS44の後に、
図14に示すステップS47、ステップS48及びステップS49を更に含む。
【0046】
ステップS47:該アカウントに基づいてサブアカウントを作成し、該複数の権限付与項目の指定の一部を該サブアカウントに与え、該サブアカウントをデータベース12における指定された権限付与項目の権限付与サブアカウント欄(欄F13)に記録する。本実施形態では、第一点検部門を例として、
図13を参照し、作業員は、第一電子装置40によりサーバー10に通信してアカウント「yk01」に入力し、アカウント「yk01」に従属するサブアカウント「yk01−1」及び「yk01−2」を作成し、一部の権限付与項目(製品項目P01、P02)をサブアカウント「yk01−1」に与え、一部の権限付与項目(製品項目P03、P04)を「yk01−2」に与えるように請求すると、サーバー10がサブアカウント「yk01−1」及び「yk01−2」を対応する権限付与項目の権限付与サブアカウント欄(欄F13)に記録する。
【0047】
ステップS48:他の電子装置により該データ管理システム100に通信し、該サブアカウントを入力し、該データ管理システム100に伝送する。第一点検部門を例として、作業員は、他の電子装置(例えば第三電子装置)にサブアカウント「yk01−1」を入力サーバー10に伝送する。
【0048】
ステップS49:該データ管理システム100が権限付与コード及び受信された該サブアカウントと、該複数の製品項目の該権限付与コード欄及び該権限付与サブアカウント欄との照合によってサブアカウントに対応する権限付与項目を取得して該他の電子装置に伝送する。例えば、サーバー10は、前のステップS43にいて該サブアカウントが属するアカウントで応答した通知情報の権限付与コード及び第三電子装置から伝送されたアカウントと、データベース12における欄F11及び欄F13との照合によって権限付与項目(製品項目P01〜P02)のデータを取得し、第三電子装置に伝送し、例えば、データベース12に対応する内容を更新するために、編集してサーバー10に返信するように利用することができる。
【0049】
これによって、点検部門は、権限が付与された権限付与項目を、従属する作業員に再割り当てて管理させる。また、本実施形態の各ステップが、第二の実施形態に適用することもできる。
【0050】
実際の応用に応じて、該権限付与サブアカウント欄(欄F13)及びステップS47〜ステップS49を省略し、権限付与アカウント欄(欄F12)を設置することもできる。
【0051】
図15に示すのは本発明の第五の好ましい実施形態に係わる製品項目のデータ編集権限を付与する方法である。
図16を参照し、本実施形態では、データベース12における各製品項目P01〜P12の権限付与欄グループ中の欄には、権限付与コードの有効期間を記録するための欄F14(権限付与開始日欄)及び欄F15(権限付与終了日欄)を含む。
【0052】
本実施形態のステップS51〜S55と第二実施形態のとは、大体同じであるが、両者の相違点が以下の通りである。
【0053】
ステップS52において、該データ管理システム100が権限付与コードを生成した後に、該権限付与コードに有効期間を与えることを更に含む。本実施形態では、管理者は、ステップS51において権限付与項目を選択する場合に、端末装置20によって権限付与開始日及び権限付与終了日を入力する。サーバー10は、権限付与開始日及び権限付与終了日を欄F14(権限付与開始日欄)及び欄F15(権限付与終了日欄)に記録して権限付与コードの有効期間となる。
【0054】
ステップS53において、該権限付与コードの有効期間を確認することを含む。本実施形態では、サーバー10は、第2方が通知情報に応答した後に、現在日時が有効期間にあるか否かを確認する。
【0055】
有効期間内にある場合、ステップS54の実行を許可し、該有効期間を超えた場合、ステップS54及びステップS55の実行を禁止する。
【0056】
本実施形態では、ステップS54の後に行われるステップS55と第二実施形態のステップS15とは、類似しているが、両者の相違点が以下の通りである。
【0057】
電子装置は編集された内容をデータ管理システム100に伝送したら、サーバー10が権限付与コードの該有効期間を確認する。該有効期間内にある場合、データベース12に電子装置から伝送された編集の内容を記憶し、該有効期間を超えた場合、該電子装置から伝送された編集の内容を記憶しない。
【0058】
また、ステップS54の後に、更に、有効期間を延長することを管理者と交渉する必要があることを係る点検部門に通知するように、サーバー10が権限付与コードの有効期間が切れる前に、有効期限の通知情報を電子装置に伝送することを含んでもよい。
【0059】
これによって、権限付与コードが有効期間内に限り権限付与項目の編集可能な欄を変更できることを確保する。本実施形態に係わる権限付与コードの有効期間を確認するステップが、同様に第一〜第四の実施形態に適用することができる。
【0060】
上述したものは本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明の明細書及び特許請求の範囲の均等な変化はすべて、本発明の特許請求の範囲内に含まれるべきである。