(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-124877(P2021-124877A)
(43)【公開日】2021年8月30日
(54)【発明の名称】注文管理及び配送方法、システム及び非一時的なコンピュータ可読媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/08 20120101AFI20210802BHJP
【FI】
G06Q10/08
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-17003(P2020-17003)
(22)【出願日】2020年2月4日
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】520352056
【氏名又は名称】ブラーマ・イノヴェーションズ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 聖哲
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
(57)【要約】
【課題】注文管理及び配送システムを提供する。
【解決手段】クラウドサーバーによって、各々商品名、店舗コード及び商品数を含有する複数の商品情報を含む商品注文を受信し、第1の確認タブを第1の電子装置に送信する工程と、店舗コードに基づいて商品名及び商品数を注文情報として販売者電子装置に送信し、クラウドサーバーが商品注文の対応する注文状態を第1の状態に変更する工程と、クラウドサーバーは、第1の確認情報を受信する場合、注文状態を第2の状態に変更し、配送タブを販売者電子装置に送信する工程と、クラウドサーバーによって、第2の電子装置の送信する第2の確認タブを受信し、第1の確認タブと第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じである場合、クラウドサーバーが注文状態を第3の状態に変更する工程と、を備える注文管理及び配送システム。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラウドサーバーによって、各々商品名、店舗コード及び商品数を含有する複数の商品情報を含む商品注文を受信し、第1の確認タブを第1の電子装置に送信する工程と、
前記店舗コードに基づいて前記商品名及び前記商品数を注文情報として販売者電子装置に送信し、前記クラウドサーバーが前記商品注文の対応する注文状態を第1の状態に変更する工程と、
前記クラウドサーバーは、第1の確認情報を受信する場合、前記注文状態を第2の状態に変更し、配送タブを前記販売者電子装置に送信する工程と、
前記クラウドサーバーによって、第2の電子装置の送信する第2の確認タブを受信し、前記第1の確認タブと前記第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じである場合、前記クラウドサーバーが前記注文状態を第3の状態に変更する工程と、
を備える注文管理及び配送方法。
【請求項2】
前記クラウドサーバーは、前記注文状態を変更する場合、タイムスタンプを記録することに用いられる請求項1に記載の注文管理及び配送方法。
【請求項3】
前記第1の電子装置によって位置決めタブを読み取って識別コードを前記クラウドサーバーに送信し、前記クラウドサーバーが商品リストを前記第1の電子装置に提供する工程を更に備える請求項1又は2に記載の注文管理及び配送方法。
【請求項4】
前記クラウドサーバーが現在の距離及び搭載量に基づいて複数の配送注文を並べ替えて配送リストを生成させる工程と、
前記商品情報の1つを含む前記配送リストを、前記第2の電子装置に提供する工程と、
を更に備える請求項1〜3の何れか1項に記載の注文管理及び配送方法。
【請求項5】
前記第2の電子装置によって前記配送タブを読み取って配送先を得て、第2の確認情報を前記クラウドサーバーに送信し、前記クラウドサーバーが前記第2の確認情報に基づいて前記注文状態を第4の状態に変更する工程を更に備える請求項4に記載の注文管理及び配送方法。
【請求項6】
前記商品名は搭載基数に対応し、前記クラウドサーバーは前記搭載基数及び前記商品数に基づいて前記搭載量を計算することに用いられる請求項5に記載の注文管理及び配送方法。
【請求項7】
前記クラウドサーバーは、前記第2の電子装置のアドレス、店舗アドレス及び配送先に基づいて前記現在の距離を計算することに用いられる請求項4に記載の注文管理及び配送方法。
【請求項8】
前記クラウドサーバーによって、前記第1の確認タブと前記第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じでない場合、前記クラウドサーバーが提示情報を前記第2の電子装置に送信することに用いられる工程を更に備える請求項1〜7の何れか1項に記載の注文管理及び配送方法。
【請求項9】
第1の電子装置と、
第2の電子装置と、
販売者電子装置と、
前記第1の電子装置、前記第2の電子装置及び前記販売者電子装置に通信的に接続されるクラウドサーバーと、
を備え、
前記クラウドサーバーは、
各々商品名、店舗コード及び商品数を含有する複数の商品情報を含む商品注文を受信し、第1の確認タブを前記第1の電子装置に送信する工程と、
前記店舗コードに基づいて前記商品名及び前記商品数を注文情報として前記販売者電子装置に送信し、前記クラウドサーバーが前記商品注文の対応する注文状態を第1の状態に変更する工程と、
前記クラウドサーバーは、第1の確認情報を受信する場合、前記注文状態を第2の状態に変更し、配送タブを前記販売者電子装置に送信する工程と、
前記クラウドサーバーによって、前記第2の電子装置の送信する第2の確認タブを受信し、前記第1の確認タブと前記第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じである場合、前記クラウドサーバーが前記注文状態を第3の状態に変更する工程と、
を実行することに用いられる注文管理及び配送システム。
【請求項10】
前記クラウドサーバーは、前記注文状態を変更する場合、タイムスタンプを記録することに用いられる請求項9に記載の注文管理及び配送システム。
【請求項11】
前記第1の電子装置は位置決めタブを読み取って識別コードを前記クラウドサーバーに送信することに用いられ、前記クラウドサーバーは商品リストを前記第1の電子装置に提供することに用いられる請求項9又は10に記載の注文管理及び配送システム。
【請求項12】
前記クラウドサーバーは、更に、現在の距離及び搭載量に基づいて複数の配送注文を並べ替えて配送リストを生成させ、また前記配送リストを前記第2の電子装置に提供することに用いられ、前記配送注文が前記商品情報の1つを含む請求項9〜11の何れか1項に記載の注文管理及び配送システム。
【請求項13】
前記第2の電子装置は前記配送タブを読み取って配送先を得て、第2の確認情報を前記クラウドサーバーに送信することに用いられ、また前記クラウドサーバーは前記第2の確認情報に基づいて前記注文状態を第4の状態に変更することに用いられる請求項12に記載の注文管理及び配送システム。
【請求項14】
前記商品名は搭載基数に対応し、前記クラウドサーバーは前記搭載基数及び前記商品数に基づいて前記搭載量を計算することに用いられる請求項13に記載の注文管理及び配送システム。
【請求項15】
前記クラウドサーバーは、前記第2の電子装置のアドレス、店舗アドレス及び配送先に基づいて前記現在の距離を計算することに用いられる請求項12に記載の注文管理及び配送システム。
【請求項16】
前記クラウドサーバーは、更に、前記第1の確認タブと前記第2の確認タブとが同じであるかを比較することに用いられ、同じでない場合、提示情報を前記第2の電子装置に送信することに用いられる請求項9〜15の何れか1項に記載の注文管理及び配送システム。
【請求項17】
少なくとも1つの命令プログラムを含み、プロセッサによって前記少なくとも1つの命令プログラムを実行して注文管理及び配送方法を達成させる非一時的なコンピュータ可読媒体において、
前記注文管理及び配送方法は、
クラウドサーバーによって、各々商品名、店舗コード及び商品数を含有する複数の商品情報を含む商品注文を受信し、第1の確認タブを第1の電子装置に送信する工程と、
前記店舗コードに基づいて前記商品名及び前記商品数を注文情報として販売者電子装置に送信し、前記クラウドサーバーが前記商品注文の対応する注文状態を第1の状態に変更する工程と、
前記クラウドサーバーは、第1の確認情報を受信する場合、前記注文状態を第2の状態に変更し、配送タブを前記販売者電子装置に送信する工程と、
前記クラウドサーバーによって、第2の電子装置の送信する第2の確認タブを受信し、前記第1の確認タブと前記第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じである場合、前記クラウドサーバーが前記注文状態を第3の状態に変更する非一時的なコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、注文管理及び配送方法、システム及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関し、特に、特定なフィールドに適用される注文管理及び配送方法、システム及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術とネットワーク通信技術の進歩により、現在、オンライン・ツー・オフライン(Online To Offline;O2O)サービスはますます成熟になる。しかしながら、消費者は、スポーツ競技を見る際に、周辺商品や食事を購入したい場合、現場の周りの販売ゾーンや食事ゾーンに移動し、又は食事を販売するカートの通過を待たなければならないので、ゲームのコンテンツを見逃すことがある。従って、如何に特定のフィールドで消費者の位置を自動的に特定して、商品を消費者に自動的に配送するかは、この分野で解決されようとする課題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本願の第1の実施態様は、クラウドサーバーによって、各々商品名、店舗コード及び商品数を含有する複数の商品情報を含む商品注文を受信し、第1の確認タブを第1の電子装置に送信する工程と、店舗コードに基づいて商品名及び商品数を注文情報として販売者電子装置に送信し、クラウドサーバーが商品注文の対応する注文状態を第1の状態に変更する工程と、クラウドサーバーは、第1の確認情報を受信する場合、注文状態を第2の状態に変更し、配送タブを販売者電子装置に送信する工程と、クラウドサーバーによって、第2の電子装置の送信する第2の確認タブを受信し、第1の確認タブと第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じである場合、クラウドサーバーが注文状態を第3の状態に変更する工程と、を備える注文管理及び配送方法を提供することにある。
【0004】
一実施例において、前記クラウドサーバーは、前記注文状態を変更する場合、タイムスタンプを記録することに用いられる。
【0005】
一実施例において、前記第1の電子装置によって位置決めタブを読み取って識別コードを前記クラウドサーバーに送信し、前記クラウドサーバーが商品リストを前記第1の電子装置に提供する。
【0006】
一実施例において、前記クラウドサーバーが現在の距離及び搭載量に基づいて複数の配送注文を並べ替えて配送リストを生成させ、また前記配送リストを前記第2の電子装置に提供し、前記配送注文が前記商品情報の1つを含む。
【0007】
一実施例において、前記第2の電子装置によって前記配送タブを読み取って配送先を得て、第2の確認情報を前記クラウドサーバーに送信し、前記クラウドサーバーが前記第2の確認情報に基づいて前記注文状態を第4の状態に変更する。
【0008】
一実施例において、前記商品名は搭載基数に対応し、前記クラウドサーバーは前記搭載基数及び前記商品数に基づいて前記搭載量を計算することに用いられる。
【0009】
一実施例において、前記クラウドサーバーは、前記第2の電子装置のアドレス、店舗アドレス及び前記配送先に基づいて前記現在の距離を計算することに用いられる。
【0010】
一実施例において、前記クラウドサーバーによって、前記第1の確認タブと前記第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じでない場合、前記クラウドサーバーが提示情報を前記第2の電子装置に送信することに用いられる。
【0011】
本願の第2の実施態様は、第1の電子装置と、第2の電子装置と、販売者電子装置と、第1の電子装置、第2の電子装置及び販売者電子装置に通信的に接続されるクラウドサーバーと、を備え、クラウドサーバーは、各々商品名、店舗コード及び商品数を含有する複数の商品情報を含む商品注文を受信し、第1の確認タブを第1の電子装置に送信する工程と、店舗コードに基づいて商品名及び商品数を注文情報として販売者電子装置に送信し、クラウドサーバーが商品注文の対応する注文状態を第1の状態に変更する工程と、クラウドサーバーは、第1の確認情報を受信する場合、注文状態を第2の状態に変更し、配送タブを販売者電子装置に送信する工程と、クラウドサーバーによって、第2の電子装置の送信する第2の確認タブを受信し、第1の確認タブと第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じである場合、クラウドサーバーが注文状態を第3の状態に変更する工程と、を実行することに用いられる注文管理及び配送システムを提供することにある。
【0012】
一実施例において、前記クラウドサーバーは、前記注文状態を変更する場合、タイムスタンプを記録することに用いられる。
【0013】
一実施例において、前記第1の電子装置は位置決めタブを読み取って識別コードを前記クラウドサーバーに送信することに用いられ、前記クラウドサーバーは商品リストを前記第1の電子装置に提供することに用いられる。
【0014】
一実施例において、前記クラウドサーバーは、更に、現在の距離及び搭載量に基づいて複数の配送注文を並べ替えて配送リストを生成させ、また前記配送リストを前記第2の電子装置に提供することに用いられ、前記配送注文が前記商品情報の1つを含む。
【0015】
一実施例において、前記第2の電子装置は前記配送タブを読み取って配送先を得て、第2の確認情報を前記クラウドサーバーに送信することに用いられ、また前記クラウドサーバーは前記第2の確認情報に基づいて前記注文状態を第4の状態に変更することに用いられる。
【0016】
一実施例において、前記商品名は搭載基数に対応し、前記クラウドサーバーは前記搭載基数及び前記商品数に基づいて前記搭載量を計算することに用いられる。
【0017】
一実施例において、前記クラウドサーバーは、前記第2の電子装置のアドレス、店舗アドレス及び前記配送先に基づいて前記現在の距離を計算することに用いられる。
【0018】
一実施例において、前記クラウドサーバーは、更に、前記第1の確認タブと前記第2の確認タブとが同じであるかを比較することに用いられ、同じでない場合、提示情報を前記第2の電子装置に送信することに用いられる。
【0019】
本願の第3の態様は、少なくとも1つの命令プログラムを含み、プロセッサによって少なくとも1つの命令プログラムを実行して注文管理及び配送方法を達成させる非一時的なコンピュータ可読媒体において、注文管理及び配送方法は、クラウドサーバーによって、各々商品名、店舗コード及び商品数を含有する複数の商品情報を含む商品注文を受信し、第1の確認タブを第1の電子装置に送信する工程と、店舗コードに基づいて商品名及び商品数を注文情報として販売者電子装置に送信し、クラウドサーバーが商品注文の対応する注文状態を第1の状態に変更する工程と、クラウドサーバーが、第1の確認情報を受信する場合、注文状態を第2の状態に変更し、配送タブを販売者電子装置に送信する工程と、クラウドサーバーによって、第2の電子装置の送信する第2の確認タブを受信し、第1の確認タブと第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じである場合、クラウドサーバーが注文状態を第3の状態に変更する非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することにある。
【0020】
本発明の注文管理及び配送方法、システム及び非一時的なコンピュータ可読媒体は、主に、プラットフォームにログインしなくても複数の店舗から商品を購入でき、且つ特定のフィールドでユーザーの位置を自動的に特定し、ユーザーに商品を配送するものをユーザーに提供する。このように、より便利なサービスを提供して、ユーザーの購入意欲を高め、また特定のフィールドの娯楽価値を向上させることができる。
【0021】
下記添付図面の説明は、本開示の上記及び他の目的、特徴、メリット及び実施例をより分かりやすくするためのものである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本願のいくつかの実施例による注文管理及び配送システムを示す模式図である。
【
図2】本願のいくつかの実施例による注文管理及び配送方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の異なる特徴を実施するための複数の異なる実施例又は例示を提供する。特殊な例示における素子及び配置は、以下の検討において本開示を簡略化するものとして用いられる。検討される如何なる例示も単に解説するためのものであり、如何なる形態によって範囲や意味を限定することを意図するものではない。また、本開示は、異なる例示において数字符号及び/又はアルファベットを重複に引用することがあり、これらの重複の何れも簡略化及び説明するためのものであり、その自身が以下の検討にある異なる実施例及び/又は配置の間の関係を指定しない。
【0024】
図1を参照されたい。
図1は、本願のいくつかの実施例による注文管理及び配送システム100を示す模式図である。
図1に示すように、注文管理及び配送システム100は、電子装置110及び120、販売者電子装置130及びクラウドサーバー140を含む。クラウドサーバー140は、電子装置110及び120並びに販売者電子装置130に通信的に接続される。
【0025】
本発明の各実施例において、電子装置110及び120は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブル装置等、又は信号を受信して提示情報を送信可能な他の装置として実施されてもよい。クラウドサーバー140と電子装置110及び120並びに販売者電子装置130との通信形態としては、地球移動通信(global system for mobile communication;GSM(登録商標))、パーソナルハンディフォンシステム(personal handy−phone system;PHS)、長期的進化システム(long term evolution;LTE)、ワイマックス(worldwide interoperability for microwave access;WiMAX)、ワイヤレスフィディリティシステム(wireless fidelity;Wi−Fi)又はブルートゥース(登録商標)伝送等として実施されてよい。販売者電子装置130は、販売時点情報システム(point of sale;POS)又は他の同様な素子の組み合わせとして実施されてよい。
【0026】
以下、
図1及び
図2を合わせて、注文管理及び配送システム100の作動形態を詳しく説明する。
図2を参照されたい。
図2は、本願のいくつかの実施例による注文管理及び配送方法200を示すフロー図である。注文管理及び配送方法200は、
図1の注文管理及び配送システム100に適用されることができる。注文管理及び配送方法200は、以下の工程(理解すべきなのは、本実施形態に言及した工程であれば、その順序が特定される以外、何れも実際の要求に応じてその前後の順序を調整し、更に同時に又はその一部を同時に実行してもよい)を備える。
【0027】
工程S210において、電子装置110によって位置決めタブを読み取って識別コードをクラウドサーバー140に送信し、クラウドサーバー140が商品リストを電子装置110に提供する。一実施例において、電子装置110はユーザーの持っている電子装置であってよく、位置決めタブは二次元バーコード(QR code)又はRFID等の素子として実施されてよい。例として、位置決めタブが運動競技場における観客席の背もたれに貼り付けられてよいので、ユーザーは、周辺商品や食事を購入したい場合、直接その自身の持っている電子装置110によって位置決めタブを読み取ってばよい。注意すべきなのは、位置決めタブの各々に、例えば、Bゾーン13列目20行目のような、その自身の所在位置のメッセージが含まれている。
【0028】
別の実施例において、特定のフィールドに位置決めに役立つ固定されたシートがない場合(遊園地等)、ブルートゥース(登録商標)、ワイヤレスセンサーネットワーク(Wireless sensor network;WSN)、超広帯域(Ultra−wideband;UWB)、Zigbee、RFID、超音波及びLED等の位置決め形態により、特定のフィールドに十分なセンサーを設置すれば、ユーザーに対する位置決めを達成させることもできる。
【0029】
以上を踏まえて、電子装置110によって位置決めタブを読み取った後で、ユーザーは、クラウドサーバー140によって提供される商品購入プラットフォーム(つまり、商品リスト)にログインすることができる。注意すべきなのは、商品リストに複数の販売者の商品が含まれるので、ユーザーは、異なる店舗の商品を一度に選択して購入することができる。
【0030】
工程S220において、クラウドサーバー140が、電子装置110により発信された商品注文を受信し、第1の確認タブを電子装置110に発信する。商品注文は、各々商品名、店舗コード及び商品数を含有する複数の商品情報を含む。一実施例において、クラウドサーバー140は、商品注文を受信した後で、ユーザーと配送担当者に商品の購入を確認させるために、第1の確認タブを電子装置110に発信する。例として、ユーザーに送信される商品注文を「表1」に示す。
【0032】
工程S230において、店舗コードに基づいて商品名及び商品数を注文情報として販売者電子装置130に送信し、クラウドサーバー140が商品注文の対応する注文状態を「準備中」に変更する。上記の実施例に続いて、クラウドサーバー140は、店舗コードに基づいてユーザーの注文する商品名及び商品数を対応する店舗に発信することに用いられる。例として、ユーザーの注文する商品注文が店舗A及び店舗Bの商品を含む場合、クラウドサーバー140は、商品A1及び数量「1」の情報を店舗Aの販売者電子装置130に発信し、また商品B1及び数量「1」並びに商品B2及び数量「1」の情報を店舗Bの販売者電子装置130に発信することに用いられる。
【0033】
注意すべきなのは、クラウドサーバー140が注文状態を変更する場合にタイムスタンプを一緒に記録するので、ユーザーは、電子装置110によって商品注文の対応する注文状態を調べ、且つ状態の更新時間を見ることもでき、ユーザーの商品進捗に対する追跡が容易になる。
【0034】
工程S240において、クラウドサーバー140は、第1の確認情報を受信すると、注文状態を「配送準備完了」に変更し、配送タブを販売者電子装置130に発信する。一実施例において、店舗は、ユーザーの購入する商品を準備した後で、販売者電子装置130によって第1の確認情報をクラウドサーバー140に発信し、この時、クラウドサーバー140は、注文状態を変更して配送タブを販売者電子装置130に発信する。
【0035】
次に、販売者電子装置130が配送タブを受信した後、店舗は、配送タブを配送が必要である商品に貼り付ける。例として、店舗Aは、商品A1を準備した後、クラウドサーバー140に知らせ、クラウドサーバー140からの配送タブを商品A1のパッケージに貼り付けて、配送担当者が商品を受け取ることを待つ。
【0036】
工程S250において、電子装置120によって配送タブを読み取って配送先を得て、第2の確認情報をクラウドサーバーに140に送信し、クラウドサーバー140が第2の確認情報に基づいて注文状態を「配送中」に変更する。上記の実施例に続いて、配送担当者は自身の持っている電子装置120によって配送タブを読み取って配送先(つまり、ユーザーのアドレス)を得、電子装置120が配送タブを読み取った後、クラウドサーバー140は電子装置120からの第2の確認メッセージに基づいて注文状態を変更する。注意すべきなのは、配送担当者の持っている電子装置120が予め配送担当者の受注プラットフォームにログインされてよいため、電子装置120が配送タブを読み取った後、クラウドサーバー140は、直接確認メッセージを受信して配送担当者の身分を確認して注文状態を変更することができる。
【0037】
例として、配送担当者は、店舗Aに着いた後、電子装置120によって商品A1に貼り付けられる配送タブを読み取って、ユーザーのアドレス(例えば、Bゾーン13列目20行目)を得ることができる。
【0038】
工程S260において、前記クラウドサーバー140によって電子装置120からの第2の確認タブを受信し、第1の確認タブと第2の確認タブとが同じであるかを比較し、同じである場合、クラウドサーバー140が注文状態を「配送済み」に変更する。上記の実施例に続いて、配送担当者は、商品を配送先に配送した後、自分の持っている電子装置120によってユーザーの工程S220において受信した確認タブを読み取って、読み取られた確認タブを電子装置120によってクラウドサーバー140に発信することができる。クラウドサーバー140は、電子装置110の受信した確認タブ(第1の確認タブ)と電子装置120の読み取った確認タブ(第2の確認タブ)とが同じであるかを比較することに用いられ、同じである場合、注文状態を変更する。
【0039】
例として、配送担当者は、正確に配送するために、商品A1を配送先に配送した後、電子装置120によってユーザーの確認タブを読み取って、配送された商品がユーザーの購入する商品であるかを確認することができる。
【0040】
以上を踏まえて、電子装置110の受信した確認タブ(第1の確認タブ)と電子装置120の読み取った確認タブ(第2の確認タブ)とが同じでない場合、クラウドサーバー140は、配送に間違いがあり再配送が必要であることを配送担当者に注意させるように、提示情報を電子装置120に送信することを用いられる。
【0041】
一実施例において、クラウドサーバー140は、更に配送リストを生成させることに用いられ、配送リストが、配送担当者に受け取る可能な配送タスクを提供することに用いられる。一実施例において、クラウドサーバー140は、現在の距離及び搭載量に基づいて複数の配送注文を並べ替えて配送リストを生成させ、次に配送リストを電子装置120に提供する。注意すべきなのは、配送注文は、商品情報の1つを含む。
【0042】
以上を踏まえて、現在の距離は電子装置120のアドレス、店舗アドレス及び配送先に基づいて計算され、搭載量は搭載基数及び商品数に基づいて計算される。注意すべきなのは、搭載基数は店舗が商品を販売する時に提供するメッセージであり、例として、ポップコーンを販売する店舗がポップコーンの商品を販売する場合に販売員に一度に入手できるポップコーンの最大数(例えば、5箱)を提供しなければならないため、配送担当者が1箱のポップコーンを配送する場合の搭載量は、1/5である。しかしながら、他の形態によって搭載量を計算してもよいが、本開示はこれに限定されない。
【0043】
上記の実施例に続いて、配送担当者が商品A1を配送した後、クラウドサーバー140は、配送担当者の現在の位置、店舗アドレス及び配送タスクのアドレスに基づいて配送担当者の移動距離(つまり、現在の距離)を計算することに用いられる。次に、クラウドサーバー140は、現在の距離及び搭載量に基づいて複数の配送注文を並べ替えて配送リストを生成させ、このように、配送担当者は、自分の状況に応じて配送タスクを自由に選択することができる。
【0044】
以上をまとめると、本開示の注文管理及び配送方法、システム及び非一時的なコンピュータ可読媒体は、主に、プラットフォームにログインしなくても複数の店舗から商品を購入でき、且つ特定のフィールドでユーザーの位置を自動的に特定し、ユーザーに商品を配送することができるように、ユーザーに提供される。このように、より便利なサービスを提供して、ユーザーの購入意欲を高め、また特定のフィールドの娯楽価値を向上させることができる。
【0045】
明細書及び特許請求の範囲において、ある用語は、特定の素子を指摘するために使用されている。ただし、当業者であれば、同じ素子が異なる名詞で指摘される可能性があることは、理解すべきである。明細書及び特許請求の範囲は、名称の差異を素子の区別方法とするものではなく、素子の機能的な差異を区別の基礎とする。明細書及び特許請求の範囲で言及されている「含む」は、開放的な用語であるため、「含むがそれに限定されない」と解釈されるべきである。また、「結合」は、如何なる直接又は間接の接続手段を含む。従って、文中に、第1の素子が第2の素子に結合されると記述されている場合、第1の素子は、電気的接続、又は無線伝送や光伝送等の信号接続方法によって、第2の素子に直接接続され、或いは他の素子又は接続手段を介して第2素子に間接的に電気的又は信号的に接続されてよいことを意味する。
【0046】
なお、明細書において特に指摘されない限り、如何なる単数の用語も同時に複数の意味を含む。
【0047】
上記は、本発明の好ましい実施例だけであり、本発明の請求項に従って行われる全ての同等の変更や修正も本発明の範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0048】
100 注文管理及び配送システム
110、120 電子装置
130 販売者電子装置
140 クラウドサーバー
200 注文管理及び配送方法
S210〜S260 工程
【外国語明細書】