特開2021-126484(P2021-126484A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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▶ 宮崎 啓之の特許一覧

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  • 特開2021126484-着脱式アクセサリー用ホック 図000003
  • 特開2021126484-着脱式アクセサリー用ホック 図000004
  • 特開2021126484-着脱式アクセサリー用ホック 図000005
  • 特開2021126484-着脱式アクセサリー用ホック 図000006
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-126484(P2021-126484A)
(43)【公開日】2021年9月2日
(54)【発明の名称】着脱式アクセサリー用ホック
(51)【国際特許分類】
   A44C 25/00 20060101AFI20210806BHJP
【FI】
   A44C25/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2020-37276(P2020-37276)
(22)【出願日】2020年2月17日
(71)【出願人】
【識別番号】502417438
【氏名又は名称】宮崎 啓之
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 啓之
【テーマコード(参考)】
3B114
【Fターム(参考)】
3B114AA21
3B114EC11
(57)【要約】
【課題】マスクなどの布や紙など薄い素材に針状ピンを使わず安全で安定して固定でき、かつ快適に着脱でき、脱落時の部品の紛失を軽減し保管もし易い着脱式アクセサリー用ホックを提供する。
【解決手段】図1に示す様に針状ピンを使わず雄ホック(2)のピン頭形状(a)を尖らせ、それを固定相手素材(5)に押し当てる事で穴を開け、確実に雄ホック(2)のピン頭を貫通させてから取り付ける事で素材の噛み込みを無くし安全で安定して固定し、かつ素材(5)の噛み込みが無い為、着脱を容易にする。加えて図1に示す意匠性を備えたチェーンや紐等の連結部品(3)で雌ホック(1)と雄ホック(2)を連結し一体型構造とする事により部品の紛失を防止する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
宝石、装飾品など(4)を取り付けた雌ホック(1)と雄ホック(2)をマスクの様な布、紙など薄い素材に針状ピンを使わず安全で安定して固定し、かつ快適に着脱可能にする為に、固定相手素材(5)を貫通させて固定する雄ホック(2)の尖ったピン頭形状(a)を特徴とし、意匠性を高めながらホック部品脱落時の部品紛失を防止するチェーンや紐等の連結部品(3)を使った雌ホック(1)と雄ホック(2)の連結構造を持つ、着脱式アクセサリー用ホックの構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
マスクなどの布や紙など薄い素材に脱着式で取り付ける、取付け部品脱落時の紛失防止を考慮した連結構造を持つ、アクセサリーを取り付けるクセサリー用ホックに関する。
【背景技術】
【0002】
薄い素材にアクセサリーなどを着脱式で取り付けるアイデアとしては特許文献1の様な方式があった。
【0003】
マスクに取り付ける着脱式アクセサリーとしては特許文献2の様なホックで挟み込むアイデアもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案2017−005630
【0005】
【特許文献2】特開2017−192679
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のピン(針)とキャッチで取り付ける方法ではアクセサリーなどを洋服他の薄い素材にも問題なく取り付ける事が出来ていたが、ピン(針)が大変鋭利な為、皮膚に近いアクセサリーの取り付けには部品の脱落時を考えると特に問題がある事に加え構造上キャッチ部品に長さが必要な為、マスクへ付けた場合等、皮膚に不快に取付け部品が当たる問題があった。
【0007】
特許文献2の方法では、取り付け時にホックに素材が噛み込み、押し込むのに力が必要であり、押し込めても、ホックが素材に噛み込む為にしわが寄ってしまって見た目も悪く、また素材を強くひくとホックに噛み込まれていた素材が伸びようとする為、ホック結合部が外れ易く、脱落した部品を紛失してしまう可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る着脱式アクセサリー用ホックは、取付けにホック構造を用い雄ホック(2)を薄く出来、雄ホック(2)のピン頭形状(a)を尖らせ、それを素材に押し当てる事で穴を開け、確実に雄ホック(2)のピンを固定相手素材(5)に貫通させてから雌ホック(1)と共に固定相手素材(5)に取り付ける。雌ホック(1)と雄ホック(2)を脱落時の紛失防止の為に意匠性を備えたチェーンや紐等の連結部品(3)で連結する。
【発明の効果】
【0009】
ホック構造を用いる事により雄ホック(2)の厚みを薄く出来、マスクなどへの取付けに問題が無くなり、固定相手素材(5)を貫通させる雄ホック(2)のピン頭形状(a)を尖らせることにより針状ピンを使わず、より安全であり、その尖ったピン頭形状(a)を固定相手素材(5)に押し当て完全に貫通させて雌ホック(1)と共に取り付ける事で、素材の噛み込みが無く安全で安定して固定でき、かつ雌ホック(1)への押し込みが軽く脱着し易くなり、また固定相手素材(5)をホックに噛み込まない為、取り付け部の素材がしわに成りにくい。
【0010】
雌ホック(1)と雄ホック(2)を意匠性のあるチェーンや紐等の連結部品(3)で連結する事でアクセサリーとしての意匠性が増すばかりでなく、一体構造と成る為、脱落時に部品を無くす可能性を軽減でき、また保管時に片方の部品だけを紛失する事が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る着脱式アクセサリー用ホックの断面図である。
図2】本発明に係る着脱式アクセサリー用ホックの装着時断面図である。
図3】本発明に係る着脱式アクセサリー用ホックのイメージ図である。
図4】本発明に係る着脱式アクセサリー用ホックの装着イメージである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図4は本発明に係る着脱式アクセサリー用ホックの装着例である。これを可能にする為に本発明は図1に示す雄ホック(2)の尖ったピン頭形状(a)を持つ。それにより図2に示す様に取り付け固定相手素材(5)を雄ホックのピン頭が貫通して安全に安定して固定でき、また容易な着脱が可能となる。図1他の(3)に示す連結部品(3)により、脱落時の紛失と保管時の部品紛失を防止する。図3は本発明の意匠イメージを表し、図4は本発明の装着イメージを表す。
【符号の説明】
【0013】
1 雌ホック
2 雄ホック
3 連結部品
4 宝石、装飾品など
5 マスクなど固定相手素材
図1
図2
図3
図4