特開2021-127174(P2021-127174A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-127174ウェアラブルサニタイザディスペンサ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-127174(P2021-127174A)
(43)【公開日】2021年9月2日
(54)【発明の名称】ウェアラブルサニタイザディスペンサ
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/00 20060101AFI20210806BHJP
【FI】
   B65D83/00 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2020-139644(P2020-139644)
(22)【出願日】2020年8月20日
(31)【優先権主張番号】16/789,312
(32)【優先日】2020年2月12日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】520318085
【氏名又は名称】サニビーズ、エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】キンバリー カービー マシューズ
【テーマコード(参考)】
3E014
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PB03
3E014PC04
3E014PC16
3E014PF10
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ウェアラブルサニタイザディスペンサ用の装置は、液体サニタイザで満たされた伸縮性要素を備える。各伸縮性要素は、サニタイザを保管、輸送、及び分配するためのものである。
【解決手段】伸縮性要素1は、その表面上にスリット3を有する。伸縮性要素内に保管された液体サニタイザの放出は、伸縮性要素を圧縮して、スリットを介して液体サニタイザを搾ることにより促される。スリットはまた、伸縮性要素に液体サニタイザを挿入するために使用される。複数の伸縮性要素は、チューブを介して1つにつなぎ合わされて、ブレスレット又はネックレスとして着用されることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸縮性要素内に包囲されるチューブ及び前記伸縮性要素上のスリットを有するウェアラブルな前記伸縮性要素を備え、
前記スリットは、前記伸縮性要素が変形しない場合に実質的に密封シールされる、ウェアラブルサニタイザディスペンサ。
【請求項2】
前記伸縮性要素は、中空球である、請求項1に記載のウェアラブルサニタイザディスペンサ。
【請求項3】
前記チューブは、実質的に前記伸縮性要素の中心内に包囲され、実質的に互いに反対の2つの開口を生成する、請求項1又は2に記載のウェアラブルサニタイザディスペンサ。
【請求項4】
前記スリットは、前記伸縮性要素の周囲に配置され、前記スリットは、前記2つの開口の間に配置される、請求項3に記載のウェアラブルサニタイザディスペンサ。
【請求項5】
前記チューブは、複数のウェアラブルな伸縮性要素を1つにつなぎ合わせることを可能にする、請求項1から4のいずれか一項に記載のウェアラブルサニタイザディスペンサ。
【請求項6】
前記スリットは、前記伸縮性要素が圧力下で変形される場合、前記伸縮性要素内に保管された液体サニタイザを分配することを可能にする、請求項1から5のいずれか一項に記載のウェアラブルサニタイザディスペンサ。
【請求項7】
前記スリットは、液体サニタイザを前記伸縮性要素に挿入することを可能にする、請求項1から6のいずれか一項に記載のウェアラブルサニタイザディスペンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、ウェアラブル装置としてのサニタイザ(殺菌剤)を輸送、保管、及び分配するためのシステムに関する。
[関連出願の相互参照]
【0002】
本出願は、2019年2月18日に提出され、ウェアラブルサニタイザディスペンサと題された米国仮出願62/807,144の利益及び優先権を主張する。上記の出願の内容は、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
ここで説明される発明は、例えば、握手の後直ちにユーザの手をクリーニングすることが失礼で不適切と考えられ得るビジネス及び社会的場面において、サニタイザを使用することが適切と思われない状況において、ユーザの手に直接サニタイザを適用する便利で目立たない方法を提供する。ユーザがより目立たない方法でサニタイザを分配することを可能にするサニタイザディスペンサを有することが望ましいであろう。さらに、ユーザの手にサニタイザを直接適用可能にするために、例えば手首にブレスレットの形態のウェアラブルサニタイザディスペンサを有することが望ましいであろう。
【発明の概要】
【0004】
目的は、ウェアラブルであり、液体サニタイザをユーザの手に直接素早く分配するサニタイザディスペンサを提供することである。
【0005】
目的は、詰め替え可能なサニタイザディスペンサを提供することである。
【0006】
本発明は、サニタイザディスペンサである。液体サニタイザを収容する伸縮性要素を圧縮して、サニタイザを伸縮性要素の開口を介して放出することにより、サニタイザを分配する。本発明の一実施形態は、締め綱、細ひも、又はひもへの付属品の形態であってもよい。本発明の一つの好ましい実施形態は、液体サニタイザを収容する複数のウェアラブルな伸縮性要素を備えるブレスレットである。ウェアラブルな伸縮性要素は、中空球であり、実質的に伸縮性要素の中心内に包み込まれ、実質的に互いに反対の2つの開口を形成するチューブと、液体サニタイザを放出するとともにサニタイザを伸縮性要素に挿入するための表面上のスリットを備える。伸縮性要素は、好ましくはシリコーン重合体から作られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施形態の斜視図である。
【0008】
図2】本発明の実施形態の別の斜視図である。
【0009】
図3】本発明の実施形態のサニタイザを収容する断面図である。
【0010】
図4】本発明の実施形態の上面図である。
【0011】
図5】例示的な構成における本発明の実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書の例示的な実施形態の詳細な説明は、例示及び最良の方式によって例示的な実施形態を示す添付の図面及び図を参照する。これらの例示的な実施形態は、当業者が本発明を実施できるように十分詳細に説明されているが、他の実施形態が実現されてよく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく論理的及び機械的変更が行われてよいことを理解されたい。従って、本明細書の詳細な説明は、限定ではなく例示のみの目的で提示される。さらに、単数への言及はいずれも複数の実施形態を含み、複数のコンポーネントへの言及はいずれも単一の実施形態を含んでよい。
【0013】
図1を参照すると、本発明の実施形態の斜視図が開示される。伸縮性要素1は、中空球である。伸縮性要素6の直径は、好ましくは14mmと16mmとの間である。伸縮性要素1は、好ましくはシリコーン重合体から作られる。伸縮性要素1は、実質的に伸縮性要素1の中心内に包み込まれ、好ましくはチューブ2の直径内で1及び4mmの間で、実質的に互いに反対の2つの開口4及び5を形成するチューブ2と、好ましくは4及び6mmの間の長さで、伸縮性要素1の周囲に配置されるスリット3を備える。チューブ2の長さは、実質的に伸縮性要素6の直径と同じである。
【0014】
チューブ2は、円筒形状である必要はない。チューブ2は、ひも又は糸が一方の開口4から他の開口5に、又はその逆に通り抜けることを可能にするチャネルであることができる。開口4及び5は、必ずしも円ではない。
【0015】
図2を参照すると、変形10がスリット7を介して液体サニタイザを放出する場合、液体サニタイザを収容する本発明の実施形態の別の斜視図を開示する。
【0016】
図3を参照すると、本発明の実施形態の断面図が開示される。チューブ2は、複数の伸縮性要素を1つにつなぎ合わせるのに使用される。ひも又は糸は、一方の開口4から他の開口5に通り抜けることができる。液体サニタイザ9の放出は、伸縮性要素1に圧力が適用されない場合に実質的に密封にシールされるスリット3により調節される。伸縮性要素8の厚さは、約1mmである。
【0017】
図4を参照すると、ユーザが伸縮性要素1に圧力を適用して、スリット3を介して液体サニタイザ9の放出をもたらす場合における本発明の実施形態の上面図を開示する。伸縮性要素1は、約0.0235流体オンスの液体サニタイザ9を保持し分配することができる。
【0018】
図5を参照すると、サニタイザが飽和した伸縮性要素が1つにつなぎ合わされたブレスレットの形態の本発明の実施形態の別の実施形態が開示されている。伸縮性要素の直径は、約14mmである。ブレスレットは、14から16の伸縮性要素を備えてよい。ブレスレットは、ユーザの手首に着用されてよい。
【0019】
開示された例の先述の説明は、普通の当業者の誰もが開示の装置を製造又は使用することを可能にするために提供される。これらの例に対する様々な変形は当業者に容易に認められるであろうし、本明細書に定義された原理は、開示の装置の精神又は範囲から逸脱することなく他の例に適用されてよい。例えば、ウェアラブルサニタイザディスペンサは、長円形又は立方体のような球体以外の他の幾何学的形態であってもよい。説明された実施形態は、すべての点で単なる例示的であり限定ではないと考えられるべきであり、従って、本発明の範囲は、先述の説明ではなくむしろ添付の特許請求の範囲によって明示される。請求項の意味及び同等性の範囲内に来るすべての変更は、それらの範囲内に包含されるものとする。当業者は、特定の各出願に様々な方法で説明された機能を実装してよいが、そのような実装の決定は、開示の装置の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
【外国語明細書】
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