特開2021-130428(P2021-130428A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-130428(P2021-130428A)
(43)【公開日】2021年9月9日
(54)【発明の名称】自動車用ハンドルカバー
(51)【国際特許分類】
   B62D 1/06 20060101AFI20210813BHJP
【FI】
   B62D1/06
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-27792(P2020-27792)
(22)【出願日】2020年2月21日
(11)【特許番号】特許第6832553号(P6832553)
(45)【特許公報発行日】2021年2月24日
(71)【出願人】
【識別番号】506379460
【氏名又は名称】株式会社三田
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】図越 泰仁
【テーマコード(参考)】
3D030
【Fターム(参考)】
3D030DB53
3D030DB81
(57)【要約】
【課題】製作するのに手間がかからず、ハンドルに装着するのに時間のかからない自動車用ハンドルカバーを提供すること。
【解決手段】自動車用ハンドルカバーは、リング形状のチューブであり、リング形状のチューブの内側の内周に沿ってハンドルを嵌めるように形成されたスリットを備え、チューブの一部の材質の硬度が、他の部分の材質の硬度よりも低い。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車用ハンドルカバーであって、
前記自動車用ハンドルカバーは、リング形状のチューブであり、リング形状のチューブの内側の内周に沿ってハンドルを嵌めるように形成されたスリットを備え、
前記チューブの一部の材質の硬度が、他の部分の材質の硬度よりも低い、自動車用ハンドルカバー。
【請求項2】
前記リング形状のチューブの一部は、前記自動車用ハンドルカバーをハンドルに嵌めた際に、ハンドルの裏側部分にある、請求項1に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項3】
前記リング形状のチューブの一部は、ハンドルの下側半分である、請求項2に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項4】
前記リング形状のチューブの一部の材質の硬度は約55度(±5度)〜約60度(±5度)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項5】
前記リング形状のチューブの他の部分の材質の硬度は約70度(±5度)〜約75度(±5度)である、請求項4に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項6】
前記リング形状のチューブの他の部分の材質は約70度である、請求項5に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項7】
前記リング形状のチューブの厚さは約2.5(±0.5mm)〜約3.5mm(±0.5mm)である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項8】
前記リング形状のチューブの厚さは約3.5mm(±0.5mm)である、請求項7に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項9】
前記リング形状のチューブの内側は網目状である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項10】
前記リング形状のチューブには、円形状の生地が被せられ、前記円形状の生地は、前記リング形状のチューブに縫い付けられている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項11】
前記円形状の生地の内側には円形状のスポンジが縫い付けられている、請求項10に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載の自動車用ハンドルカバー作成方法であって、
硬度の異なる材料によりリング形状のチューブを作成する段階と、
前記リング形状のチューブの内周に沿ってスリットを設ける段階と、
を有する、自動車用ハンドルカバー作成方法。
【請求項13】
生地を裁断する段階と、
裁断された生地を円形状に縫製する段階と、
円形状の生地を前記リング形状のチューブに被せて、前記リング形状のチューブに縫い付ける段階と、
を更に有する、請求項10に従属する請求項12に記載の自動車用ハンドルカバー作成方法。
【請求項14】
スポンジを裁断する段階と、
裁断されたスポンジを円形状に縫製する段階と、
円形状の生地を前記チューブ形状のチューブに被せる前に、前記円形状の生地の内側に円形状のスポンジを縫い付ける段階と、
を更に有する、請求項11に従属する請求項12に記載の自動車用ハンドルカバー作成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用ハンドルカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
車両のハンドルに、ハンドルを汚れや傷などから保護するためにハンドルカバーが装着されたり、ハンドルのデコレーションや、ハンドルのグリップ感の向上のためにハンドルカバーがハンドルに装着されたりすることがある。その場合に、ハンドルカバーをハンドルに装着し易いハンドルカバーも開発されている。
【0003】
引用文献1は、ハンドルカバーの装着において需要者にも簡単に装着することができ、かつ装着後もハンドルの握り心地感の良さを長期間持続させることのできるハンドルカバーを提供することを目的としている。そして、ハンドルカバーは複数のカバー部材の長手方向端部を結合されてなり、カバー部材は、伸び率5%時引張応力が、5〜25N/2.54cmの範囲であり、長手方向端部が凸形状であるハンドルカバーが開示されている。
【0004】
引用文献2は、手触り、外観に優れており、ハンドルとの密着性が良好で、カバーの上からハンドルを握っても滑らず、ハンドルを締め付ける力を長時間持続することができ、衛生面に優れた自動車用のハンドルカバーを提供することを目的としている。そして、内径が自動車のハンドルの直径の65〜95%で、円周方向の25%の伸長応力が4.0〜7.0kg、25%残留応力が2.8kg以上である合成樹脂製の筒状フィルムからなる自動車のハンドルカバーを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2019−81471号公報
【特許文献2】特開平9−188261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、引用文献1に記載の発明では、複数のカバー部材2をカバー部材の長手方向端部3で縫合糸4により縫合する必要があり、ハンドルカバーを製作するのに手間がかかっていた。また、引用文献2に記載の発明では、ハンドルカバーをハンドルに装着するのに時間がかかっていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は、引用文献1と引用文献2の上述した課題を解決することを目的とするものである。
【0008】
第一の発明では、自動車用ハンドルカバーであって、自動車用ハンドルカバーは、リング形状のチューブであり、リング形状のチューブの内側の内周に沿ってハンドルを嵌めるように形成されたスリットを備え、チューブの一部の材質の硬度が、他の部分の材質の硬度よりも低い。これにより、ハンドルカバーをハンドルに簡単に装着することができると共に、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0009】
第二の発明では、リング形状のチューブの一部は、ハンドルカバーをハンドルに嵌めた際に、ハンドルの裏側部分にある。これにより、さらに早くハンドルカバーをハンドルに装着できると共に、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を、さらに確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0010】
第三の発明では、リング形状のチューブの一部は、ハンドルの下側半分である。これにより、さらに早くハンドルカバーをハンドルに装着できると共に、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を、さらに確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0011】
第四の発明では、リング形状のチューブの一部の材質の硬度は約55度(±5度)〜約60度(±5度)である。これにより、さらに早く、ハンドルカバーをハンドルに装着できると共に、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を、確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0012】
第五の発明では、リング形状のチューブの他の部分の材質の硬度は約70度(±5度)〜約75度(±5度)である。これにより、さらに早く、ハンドルカバーをハンドルに装着できると共に、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を、確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0013】
第六の発明では、リング形状のチューブの他の部分の材質は約70度である。これにより、さらに早く、ハンドルカバーをハンドルに装着できると共に、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を、確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0014】
第七の発明では、リング形状のチューブの厚さは約2.5(±0.5mm)〜約3.5mm(±0.5mm)である。これにより、さらに早く、ハンドルカバーをハンドルに装着できると共に、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を、確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0015】
第八の発明では、リング形状のチューブの厚さは約3.5mm(±0.5mm)である。これにより、さらに早く、ハンドルカバーをハンドルに装着できると共に、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を、確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0016】
第九の発明では、リング形状のチューブの内側は網目状である。これにより、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感を、さらに向上するハンドルカバーを提供することができる。
【0017】
第十の発明では、リング形状のチューブには、円形状の生地が被せられ、円形状の生地は、リング形状のチューブに縫い付けられている。これにより、ハンドルカバーの装着後のハンドルの握り心地、安全性を、さらに確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0018】
第十一の発明では、リング形状のチューブには、円形状の生地が被せられ、円形状の生地は、リング形状のチューブに縫い付けられている。これにより、ハンドルカバーの装着後のハンドルの握り心地、安全性を、さらに確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0019】
第十二の発明では、第一の発明〜第十一の発明のいずれか一項に記載の自動車用ハンドルカバー作成方法であって、硬度の異なる材料によりリング形状のチューブを作成する段階と、リング形状のチューブの内周に沿ってスリットを設ける段階と、を有する。これにより、早く、ハンドルカバーをハンドルに装着できると共に、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を、確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0020】
第十三の発明では、生地を裁断する段階と、裁断された生地を円形状に縫製する段階と、円形状の生地をリング形状のチューブに被せて、リング形状のチューブに縫い付ける段階と、を更に有する。これにより、ハンドルカバーの装着後のハンドルの握り心地、安全性を、さらに確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0021】
第十四の発明では、スポンジを裁断する段階と、裁断されたスポンジを円形状に縫製する段階と、円形状の生地をチューブ形状のチューブに被せる前に、円形状の生地の内側に円形状のスポンジを縫い付ける段階と、を更に有する。これにより、ハンドルカバーの装着後のハンドルの握り心地、安全性を、さらに確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【発明の効果】
【0022】
ハンドルカバーをハンドルに装着する際に、きつくなる部分の材質の硬度を下げているため、ハンドルカバーをハンドルに装着する際にきつくなって装着に力を要することがなくなり、ハンドルカバーをハンドルに簡単に装着することができる。従来のハンドルカバーは、装着に1分程度の時間を要するが、本願発明のハンドルカバーであれば、10秒台で装着が可能となる。きつくなる部分の材質の硬度のみを下げているため、全体の硬度を下げることによって生じる、装着後の緩みによるハンドルの握り心地の悪化を防止することが可能となる。さらに、全体の硬度を下げることにより生じる、ハンドルを切った際にカバーがずれる虞がなくなり、安全性に配慮したハンドルカバーを提供出来る。すなわち、ハンドルカバーの装着後のハンドルへのフィット感、握り心地、安全性を確保することが可能なハンドルカバーを提供することができる。
【0023】
本発明のさらなる特徴及び利点は、その好適かつ非限定の実施例についての以下の説明からより明確に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本願発明の一実施形態の自動車用ハンドルカバーをハンドルに装着したときの図である。
図2】本願発明の一実施形態の自動車用ハンドルカバーを表側から見た図である。
図3】本願発明の一実施形態の自動車用ハンドルカバーを裏側から見た図である。
図4】本願発明の一実施形態の自動車用ハンドルカバーのリング形状のチューブを表側から見たときの図である。
図5】本願発明の一実施例の自動車用ハンドルカバーの平面図である。硬度が低い裏側の部分が斜線で示されている。
図6図5のVI−VI断面図である。下側部分は、リング形状のチューブの内側に網目がある一実施形態を示している。
図7】リング形状のチューブの一部とスリットを示す図である。
図8】裁断前の生地を示す図である。
図9】裁断前のスポンジを示す図である。
図10】円形状の生地と円形状のスポンジを重ねて縫製する行程を示す図である。
図11】リング形状のチューブに縫製された生地とスポンジを縫い付ける行程を示す図である。
図12】リング形状のチューブの厚さと硬度とを変更した際のテスト結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
はじめに、図1〜4、及び図7を参照して、図1は、本願発明の一実施形態の自動車用ハンドルカバー1をハンドル2に装着した図である。図2は、本願発明の一実施形態の自動車用ハンドルカバー1を表側から見た図であり、図3は本願発明の一実施形態の自動車用ハンドルカバー1を裏側から見た図である。図4は、本願発明の一実施形態の自動車用ハンドルカバー1のリング形状チューブ3である。図7は、本願発明の一実施形態のリング形状のチューブ3の一部とスリット4を示す図である。
リング形状チューブ3は樹脂、例えばゴム(天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴムなど)で作られており、芯材とも呼ばれる。自動車用ハンドルカバー1は、上述したように、リング形状のチューブ3であり、リング形状のチューブ3の内側の内周に沿ってハンドル2を嵌めるように形成されたスリット4を備えている(図4図7参照)。そして、リング形状のチューブ3の一部の材質の硬度が、他の部分の材質の硬度よりも低くなっている。一実施形態では、リング形状のチューブ3の一部である硬度の低い部分(低い硬度(一部)5)は、自動車用ハンドルカバー1をハンドル2に装着した際に、ハンドルの裏側部分にある(図3を参照)。一実施形態では、リング形状のチューブ3の一部である硬度の低い部分(低い硬度(一部)5)は、ハンドルの裏側部分であり、かつ下側半分である(図3を参照)。
【0026】
次に、図12を参照して、図12は、リング形状のチューブ3の厚さと硬度とを変更した際のテスト結果を示す図である。リング形状のチューブ3の厚さ、硬度(他の部分)、低い硬度(一部)5によって、ハンドルへの取り付け時間と、装着した際のコメントが記載されており、これらより、どの厚さと硬度の組み合わせが適切であるかがわかる。これによると、厚さが3.5mm(公差±0.5mm)で、硬度(他の部分)が70度(公差±5度)、低い硬度(一部)が55度(公差±5度)〜60度(公差±5度)のときに、取り付け時間が15秒で、ハンドル2への取り付けもしっかりしていて、ずれ難いことがわかる。この実験結果より、一実施形態では、リング形状のチューブ3の一部の材質の硬度は約55度(公差±5度)〜約60度(公差±5度)である。また、一実施形態では、リング形状のチューブ3の他の部分の材質の硬度は約70度(公差±5度)〜約75度(公差±5度)である。また、上述したようにリング形状のチューブの他の部分の材質の硬度は、一実施形態の約70度であるのが最適である。なお、硬度は、JIS K6253-3:2012 (加硫ゴム及び熱可塑性ゴム‐硬さの求め方‐第 3 部:デュロメータ硬さ)に規定された方法により定められている。一実施形態では、リング形状のチューブ3の厚さは約2.5mm(公差±0.5mm)〜約3.5mm(公差±0.5mm)である。また、上述したように、リング形状のチューブ3の厚さは、一実施形態の約3.5mm(公差±0.5mm)であるのが最適である。
【0027】
さらに、図5図6を参照して、図5は、リング形状のチューブ3の平面図であり、図6図5のVI−VI断面図である。図5の斜線部は、リング形状のチューブ3の低い硬度(一部)5である。一実施形態では、リング形状のチューブ3の内側は網目状6であってもよい。
【0028】
また、図8、及び図9〜11を参照して、図8は、裁断前の生地7を示す図であり、図9は、裁断前のスポンジ8を示す図であり、図10、は円形状の生地7と円形状のスポンジ8とを縫製する工程を示す図であり、図11は、リング形状のチューブに縫製された円形状の生地と円形状のスポンジを縫い付ける行程を示す図である。生地7の材質は、製品により異なり、例えばPVC、合皮、皮革、ビニル、ポリエステル、綿などである。スポンジの材質は、PUが主に使用されるが、スポンジとしての機能が担保されるものであればどのような材質でもよい。リング形状のチューブ3には、円形状の生地7が被せられ、円形状の生地は、リング形状のチューブ3に縫い付けられている。図10図11では、円形状の生地7と円形状のスポンジ8とが重ねて縫い合わせ合わせられているが、一実施形態では、円形状の生地のみをリング形状のチューブ3に縫い付けている。
【0029】
一実施形態では、円形状の生地7の内側には円形状のスポンジ8が縫い付けられている。本実施形態の場合は、図10図11に示すように、円形状の生地7と円形状のスポンジ8が重ねて縫い合わせられている。
【0030】
次に、本願発明の一実施形態のハンドルカバーの製造方法を説明する。図1図7図8図9図10図11を再度参照して、まず、硬度の違うゴム材料を仕込んで、プレス成型によりリング形状のチューブを作成する。すなわち、硬度の異なる材料によりリング形状のチューブ3を作成する段階を有する。その際に、リング形状のチューブ3の内周に沿って一周にスリット4が設けられる。すなわち、リング形状のチューブ3の内周に沿ってスリットを設ける段階を有する。一実施形態では、図8の生地7を裁断する段階と、図10のAに示すように裁断された生地7を円形状に縫製する段階と、図11に示すように、円形状の生地7をリング形状のチューブ3に被せて、ミシン9によりリング形状のチューブ3に縫い付ける段階と、を更に有する。図11のDには、生地7に縫い目10があり、図11のEに示すように生地7をリング形状のチューブ3の内側に折り曲げて縫い目10により縫い合わせてもよい。一実施形態では、図9のスポンジ8を裁断する段階と、図10Aに示すように裁断されたスポンジ8を円形状に縫製する段階と、円形状の生地7をチューブ形状のチューブ3に被せる前に、図10のA〜Cに示すように、円形状の生地7の内側に円形状のスポンジ8を縫い付ける段階とを更に有する。
【0031】
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0032】
1 自動車用ハンドルカバー
2 ハンドル
3 リング形状のチューブ
4 スリット
5 低い硬度(一部)
6 網目状
7 生地
8 スポンジ
9 ミシン
10 縫い目
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2020年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車用ハンドルカバーであって、
前記自動車用ハンドルカバーは、リング形状のチューブであり、リング形状のチューブの内側の内周に沿ってハンドルを嵌めるように形成されたスリットを備え、
前記チューブの一部の材質の硬度が、他の部分の材質の硬度よりも低前記リング形状のチューブの一部は、前記自動車用ハンドルカバーをハンドルに嵌めた際に、ハンドルの裏側部分にある、自動車用ハンドルカバー。
【請求項2】
前記リング形状のチューブの一部は、ハンドルの下側半分である、請求項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項3】
前記リング形状のチューブの一部の材質の硬度は約55度(±5度)〜約60度(±5度)である、請求項1又は2に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項4】
前記リング形状のチューブの他の部分の材質の硬度は約70度(±5度)〜約75度(±5度)である、請求項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項5】
前記リング形状のチューブの他の部分の材質は約70度である、請求項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項6】
前記リング形状のチューブの内側は網目状である、請求項1〜のいずれか一項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項7】
前記リング形状のチューブには、円形状の生地が被せられ、前記円形状の生地は、前記リング形状のチューブに縫い付けられている、請求項1〜のいずれか一項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項8】
前記円形状の生地の内側には円形状のスポンジが縫い付けられている、請求項に記載の自動車用ハンドルカバー。
【請求項9】
請求項1〜のいずれか一項に記載の自動車用ハンドルカバー作成方法であって、
硬度の異なる材料によりリング形状のチューブを作成する段階と、
前記リング形状のチューブの内周に沿ってスリットを設ける段階と、
を有する、自動車用ハンドルカバー作成方法。
【請求項10】
生地を裁断する段階と、
裁断された生地を円形状に縫製する段階と、
円形状の生地を前記リング形状のチューブに被せて、前記リング形状のチューブに縫い付ける段階と、
を更に有する、請求項に従属する請求項に記載の自動車用ハンドルカバー作成方法。
【請求項11】
スポンジを裁断する段階と、
裁断されたスポンジを円形状に縫製する段階と、
円形状の生地を前記リング形状のチューブに被せる前に、前記円形状の生地の内側に円形状のスポンジを縫い付ける段階と、
を更に有する、請求項に従属する請求項に記載の自動車用ハンドルカバー作成方法。