特開2021-131008(P2021-131008A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-131008公共工事用防護柵自動敷設装置の使用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-131008(P2021-131008A)
(43)【公開日】2021年9月9日
(54)【発明の名称】公共工事用防護柵自動敷設装置の使用方法
(51)【国際特許分類】
   E01F 15/02 20060101AFI20210813BHJP
   E01F 15/10 20060101ALI20210813BHJP
【FI】
   E01F15/02
   E01F15/10
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2020-158074(P2020-158074)
(22)【出願日】2020年9月23日
(31)【優先権主張番号】202010100643.9
(32)【優先日】2020年2月19日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520366514
【氏名又は名称】王麗苹
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】王麗苹
【テーマコード(参考)】
2D101
【Fターム(参考)】
2D101CA02
2D101CA07
2D101EA07
(57)【要約】      (修正有)
【課題】人力作業の負担を下げる工事用防護柵の自動敷設装置を提供する。
【解決手段】公共工事用防護柵自動敷設装置は、自動敷設箱1を含み、前記自動敷設箱1の下部には、一定距離移動装置が設けられ、前記自動敷設箱1における下部の中間部位には、敷設出口2が設けられ、前記敷設出口2には、自動敷設機構が設けられ、前記自動敷設箱1における上部の中間部位には、敷設入口3が設けられ、前記敷設入口3には、敷設入りドア装置が設けられ、前記敷設入口3の下部には、移動貯蔵板装置が設けられ、前記自動敷設箱1における後表面の下部には、転動圧迫装置が設けられ、前記自動敷設箱1における前表面の下部には、液体注入機構が設けられ、前記自動敷設箱1の側表面には、制御機構が設けられる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
公共工事用防護柵自動敷設装置であって、
自動敷設箱(1)を含み、
前記自動敷設箱(1)の下部には、一定距離移動装置が設けられ、
前記自動敷設箱(1)における下部の中間部位には、敷設出口(2)が設けられ、
前記敷設出口(2)には、自動敷設機構が設けられ、
前記自動敷設箱(1)における上部の中間部位には、敷設入口(3)が設けられ、
前記敷設入口(3)には、敷設入りドア装置が設けられ、
前記敷設入口(3)の下部には、移動貯蔵板装置が設けられ、
前記自動敷設箱(1)における後表面の下部には、転動圧迫装置が設けられ、
前記自動敷設箱(1)における前表面の下部には、液体注入機構が設けられ、
前記自動敷設箱(1)の側表面には、制御機構が設けられる、
ことを特徴とする公共工事用防護柵自動敷設装置。
【請求項2】
前記一定距離移動装置は、一定距離移動台板(4)を含み、
前記一定距離移動台板(4)における下部の中間部位には、昇降伸縮棒(5)が設けられ、
前記昇降伸縮棒(5)の下部には、回転心棒(6)が設けられ、
前記回転心棒(6)には、軸受(7)が嵌着され、
前記軸受(7)には、回転棒が嵌着され、
前記回転棒の内部には、回転駆動装置(8)が設けられ、
前記回転棒における下部の自由端には、凸字型台(9)が設けられ、
前記凸字型台(9)の下部には、移動横棒(10)が設けられ、
前記移動横棒(10)には、第二回転軸受(11)が設けられ、
前記第二回転軸受(11)には、回転輪(12)が設けられ、
前記回転輪(12)内には、駆動モータ(13)が設けられ、
前記一定距離移動台板(4)のそばには、転動駆動制御チップ(14)が設けられ、
前記転動駆動制御チップ(14)の信号送信端は、前記昇降伸縮棒(5)と、前記回転駆動装置(8)と、前記駆動モータ(13)と、の信号受信端と、制御可能に接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の公共工事用防護柵自動敷設装置。
【請求項3】
前記自動敷設機構は、自動敷設台板(15)を含み、
前記自動敷設台板(15)は、前記敷設出口(2)の左右両側に固定して取り付けられ、
前記自動敷設台板(15)における下部の中間部位には、自動敷設伸縮棒(16)が設けられ、
前記自動敷設伸縮棒(16)における下部の伸縮端には、L字型折板(17)が設けられ、
前記L字型折板(17)は、横向き固定伸縮棒(18)と接続され、
前記横向き固定伸縮棒(18)の伸縮端には、固定止め板(19)が設けられ、
前記敷設出口(2)には、隔離開閉機構が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の公共工事用防護柵自動敷設装置。
【請求項4】
前記隔離開閉機構は、開閉摺動軌道(20)を含み、
前記開閉摺動軌道(20)には、開閉摺動転輪(21)が設けられ、
二つの前記開閉摺動転輪(21)には、開閉止めドア(22)が設けられる、
ことを特徴とする請求項3に記載の公共工事用防護柵自動敷設装置。
【請求項5】
前記敷設入りドア装置は、敷設入りドア枠(23)を含み、
前記敷設入りドア枠(23)の内部には、入りドア軌道(24)が等間隔に取り付けられ、
二つの前記入りドア軌道(24)の間には、摺動入りドア(25)が設けられ、
前記摺動入りドア(25)における上部の一端には、入りドアハンドル(26)が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の公共工事用防護柵自動敷設装置。
【請求項6】
前記移動貯蔵板装置は、貯蔵箱(27)を含み、
前記貯蔵箱(27)は、前記敷設入口(3)の下部に固定して取り付けられ、
前記貯蔵箱(27)の内部には、左から右へ貯蔵仕切り板(28)が等間隔に取り付けられ、
前記貯蔵箱(27)は、上部が前記敷設入口(3)と接続され、下部が前記敷設出口(2)と接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の公共工事用防護柵自動敷設装置。
【請求項7】
前記転動圧迫装置は、転動圧迫台板(29)を含み、
前記転動圧迫台板(29)は、前記自動敷設箱(1)における後表面の下部に固定して取り付けられ、
前記転動圧迫台板(29)における正表面の両端には、九十度折り支持台(30)が設けられ、
前記九十度折り支持台(30)の下部には、転動圧迫伸縮棒(31)が設けられ、
各前記転動圧迫伸縮棒(31)の下部には、横向き棒(32)が設けられ、
前記横向き棒(32)には、第三回転軸受(33)が設けられ、
前記第三回転軸受(33)には、転動圧迫輪(34)が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の公共工事用防護柵自動敷設装置。
【請求項8】
前記液体注入機構は、液体注入箱(35)を含み、
前記液体注入箱(35)の上部には、液体入口(36)が形成され、
前記液体入口(36)には、液体入り管(37)が設けられ、
前記液体入り管(37)には、液体入り電磁弁(38)が設けられ、
前記液体注入箱(35)における正表面の下部には、液体出口(39)が形成され、
前記液体出口(39)には、液体排出導管(40)が設けられ、
前記液体排出導管(40)には、液体排出電磁弁(41)が設けられ、
前記液体入口(36)のそばには、セメント入口(42)が設けられ、
前記セメント入口(42)には、セメント開閉ドア(43)が設けられ、
前記液体注入箱(35)の内部には、電動撹拌棒(44)が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の公共工事用防護柵自動敷設装置。
【請求項9】
前記制御機構は、制御枠(45)を含み、
前記制御枠(45)の内部には、制御装置(46)が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の公共工事用防護柵自動敷設装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路技術分野に関し、具体的には、公共工事用防護柵自動敷設装置に関する。
【背景技術】
【0002】
歩行者と車両の交通違反を防止し、歩行者と車両運行に安全保障を提供するために、中央分離帯に隔離装置を配置する必要がある。
従来の道路隔離装置、例えばCN207017195Uに開示の新型道路隔離装置は、新型道路隔離装置の移動がしやすく、重くすぎて移動しにくい問題を解決した。
しかし、防護柵を固定することは、やはり人力に頼る。人力作業の強度を下げる装置が必要とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第207017195号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、公共工事用防護柵自動敷設装置を提供し、従来における上記の技術的課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、公共工事用防護柵自動敷設装置であって、自動敷設箱を含み、前記自動敷設箱の下部には、一定距離移動装置が設けられ、前記自動敷設箱における下部の中間部位には、敷設出口が設けられ、前記敷設出口には、自動敷設機構が設けられ、前記自動敷設箱における上部の中間部位には、敷設入口が設けられ、前記敷設入口には、敷設入りドア装置が設けられ、前記敷設入口の下部には、移動貯蔵板装置が設けられ、前記自動敷設箱における後表面の下部には、転動圧迫装置が設けられ、前記自動敷設箱における前表面の下部には、液体注入機構が設けられ、前記自動敷設箱の側表面には、制御機構が設けられる。
【0006】
前記一定距離移動装置は、一定距離移動台板を含み、前記一定距離移動台板における下部の中間部位には、昇降伸縮棒が設けられ、前記昇降伸縮棒の下部には、回転心棒が設けられ、前記回転心棒には、軸受が嵌着され、前記軸受には、回転棒が嵌着され、前記回転棒の内部には、回転駆動装置が設けられ、前記回転棒における下部の自由端には、凸字型台が設けられ、前記凸字型台の下部には、移動横棒が設けられ、前記移動横棒には、第二回転軸受が設けられ、前記第二回転軸受には、回転輪が設けられ、前記回転輪内には、駆動モータが設けられ、前記一定距離移動台板のそばには、転動駆動制御チップが設けられ、前記転動駆動制御チップの信号送信端は、前記昇降伸縮棒と、前記回転駆動装置と、前記駆動モータと、の信号受信端と、制御可能に接続される。
【0007】
前記自動敷設機構は、自動敷設台板を含み、前記自動敷設台板は、前記敷設出口の左右両側に固定して取り付けられ、前記自動敷設台板における下部の中間部位には、自動敷設伸縮棒が設けられ、前記自動敷設伸縮棒における下部の伸縮端には、L字型折板が設けられ、前記L字型折板は、横向き固定伸縮棒と接続され、前記横向き固定伸縮棒の伸縮端には、固定止め板が設けられ、前記敷設出口には、隔離開閉機構が設けられる。
【0008】
前記隔離開閉機構は、開閉摺動軌道を含み、前記開閉摺動軌道には、開閉摺動転輪が設けられ、二つの前記開閉摺動転輪には、開閉止めドアが設けられる。
【0009】
前記敷設入りドア装置は、敷設入りドア枠を含み、前記敷設入りドア枠の内部には、入りドア軌道が等間隔に取り付けられ、二つの前記入りドア軌道の間には、摺動入りドアが設けられ、前記摺動入りドアにおける上部の一端には、入りドアハンドルが設けられる。
【0010】
前記移動貯蔵板装置は、貯蔵箱を含み、前記貯蔵箱は、前記敷設入口の下部に固定して取り付けられ、前記貯蔵箱の内部には、左から右へ貯蔵仕切り板が等間隔に取り付けられ、前記貯蔵箱は、上部が前記敷設入口と接続され、下部が前記敷設出口と接続される。
【0011】
前記転動圧迫装置は、転動圧迫台板を含み、前記転動圧迫台板は、前記自動敷設箱における後表面の下部に固定して取り付けられ、前記転動圧迫台板における正表面の両端には、九十度折り支持台が設けられ、前記九十度折り支持台の下部には、転動圧迫伸縮棒が設けられ、各前記転動圧迫伸縮棒の下部には、横向き棒が設けられ、前記横向き棒には、第三回転軸受が設けられ、前記第三回転軸受には、転動圧迫輪が設けられる。
【0012】
前記液体注入機構は、液体注入箱を含み、前記液体注入箱の上部には、液体入口が形成され、前記液体入口には、液体入り管が設けられ、前記液体入り管には、液体入り電磁弁が設けられ、前記液体注入箱における正表面の下部には、液体出口が形成され、前記液体出口には、液体排出導管が設けられ、前記液体排出導管には、液体排出電磁弁が設けられ、前記液体入口のそばには、セメント入口が設けられ、前記セメント入口には、セメント開閉ドアが設けられ、前記液体注入箱の内部には、電動撹拌棒が設けられる。
【0013】
前記制御機構は、制御枠を含み、前記制御枠の内部には、制御装置が設けられる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の公共工事用防護柵自動敷設装置は、一定距離移動装置が一定距離を自動的に移動し、自動敷設機構が防護柵を敷設し、転動圧迫装置が敷設された防護柵を固定して防護柵が強固に取り付けられることを保証し、防護柵の敷設を自動的に行い、労働強度を大きく下げる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0016】
図1】公共工事用防護柵自動敷設装置の構造図である。
図2】本発明における一定距離移動装置の拡大図である。
図3】本発明における自動敷設機構の拡大図である。
図4】本発明における隔離開閉機構の拡大図である。
図5】本発明における敷設入りドア装置の拡大図である。
図6】本発明における転動圧迫装置の拡大図である。
図7】本発明における液体注入機構の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図1図7を参照しながら本実施形態について説明する。本発明の実施例に係る技術的内容を明確かつ完全に説明する。明らかに、以下に説明する実施例は、本発明の実施例の一部にすぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者は、創作的な努力なしで得られるすべての実施例は、本発明の保護範囲内に含まれる。
【0018】
図1〜7に示すように、本実施例において、制御装置46の信号送信端は、転動駆動制御チップ14と、自動敷設伸縮棒16と、横向き固定伸縮棒18と、開閉摺動転輪21と、転動圧迫伸縮棒31と、液体入り電磁弁38と、液体排出電磁弁41と、電動撹拌棒44と、の信号受信端と接続される。
【0019】
前記公共工事用防護柵自動敷設装置が動き出す時、制御装置46が液体入り電磁弁38を開けて液体を液体入り管37から液体注入箱35の内部に注入し、その後セメント開閉ドア43を開けて粉状セメントを液体注入箱35の内部に入れ、そして制御装置46が電動撹拌棒44を制御して液体と粉状セメントを撹拌する。
【0020】
撹拌後に、制御装置46が転動駆動制御チップ14を起動して回転駆動装置8と駆動モータ13とを回転させて回転輪12を転動させ、転動駆動制御チップ14によって前記公共工事用防護柵自動敷設装置の毎回の移動距離は一定であり、前記公共工事用防護柵自動敷設装置が移動する前に、制御装置46が液体排出電磁弁41を開けて溝内に液体状のセメントを注入し、その後制御装置46が開閉摺動転輪21を制御して開閉止めドア22を開き、そして自動敷設伸縮棒16が下方に伸びた後に横向き固定伸縮棒18を連動させて防護柵を固定し、制御装置46が転動駆動制御チップ14を制御して昇降伸縮棒5を駆動することで、自動敷設箱1を上方へ液体状セメントの真上に位置するまで伸びさせ、自動敷設伸縮棒16を液体状セメントの内部に挿入し、回転輪12が自動敷設箱1を次の敷設位置まで水平移動させ、転動圧迫伸縮棒31が下方に伸びて地面と当接し、自動敷設箱1の移動過程において転動圧迫輪34がセメントを押し固める。
【0021】
防護柵を使い切って補充する時、摺動入りドア25を開き、防護柵を貯蔵箱27の内部に置いた後に摺動入りドア25を閉じればいい。
【符号の説明】
【0022】
1 自動敷設箱
2 敷設出口
3 敷設入口
4 一定距離移動台板
5 昇降伸縮棒
6 回転心棒
7 軸受
8 回転駆動装置
9 凸字型台
10 移動横棒
11 第二回転軸受
12 回転輪
13 駆動モータ
14 転動駆動制御チップ
15 自動敷設台板
16 自動敷設伸縮棒
17 L字型折板
18 横向き固定伸縮棒
19 固定止め板
20 開閉摺動軌道
21 開閉摺動転輪
22 開閉止めドア
23 敷設入りドア枠
24 入りドア軌道
25 摺動入りドア
26 入りドアハンドル
27 貯蔵箱
28 貯蔵仕切り板
29 転動圧迫台板
30 九十度折り支持台
31 転動圧迫伸縮棒
32 横向き棒
33 第三回転軸受
34 転動圧迫輪
35 液体注入箱
36 液体入口
37 液体入り管
38 液体入り電磁弁
39 液体出口
40 液体排出導管
41 液体排出電磁弁
42 セメント入口
43 セメント開閉ドア
44 電動撹拌棒
45 制御枠
46 制御装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
公共工事用防護柵自動敷設装置の使用方法であって、
自動敷設箱(1)を含み、
前記自動敷設箱(1)の下部には、一定距離移動装置が設けられ、
前記自動敷設箱(1)における下部の中間部位には、敷設出口(2)が設けられ、
前記敷設出口(2)には、自動敷設機構が設けられ、
前記自動敷設箱(1)における上部の中間部位には、敷設入口(3)が設けられ、
前記敷設入口(3)には、敷設入りドア装置が設けられ、
前記敷設入口(3)の下部には、移動貯蔵板装置が設けられ、
前記自動敷設箱(1)における後表面の下部には、転動圧迫装置が設けられ、
前記自動敷設箱(1)における前表面の下部には、液体注入機構が設けられ、
前記自動敷設箱(1)の側表面には、制御機構が設けられ、
前記一定距離移動装置は、一定距離移動台板(4)を含み、
前記一定距離移動台板(4)における下部の中間部位には、昇降伸縮棒(5)が設けられ、
前記昇降伸縮棒(5)の下部には、回転心棒(6)が設けられ、
前記回転心棒(6)には、軸受(7)が嵌着され、
前記軸受(7)には、回転棒が嵌着され、
前記回転棒の内部には、回転駆動装置(8)が設けられ、
前記回転棒における下部の自由端には、凸字型台(9)が設けられ、
前記凸字型台(9)の下部には、移動横棒(10)が設けられ、
前記移動横棒(10)には、第二回転軸受(11)が設けられ、
前記第二回転軸受(11)には、回転輪(12)が設けられ、
前記回転輪(12)内には、駆動モータ(13)が設けられ、
前記一定距離移動台板(4)のそばには、転動駆動制御チップ(14)が設けられ、
前記転動駆動制御チップ(14)の信号送信端は、前記昇降伸縮棒(5)と、前記回転駆動装置(8)と、前記駆動モータ(13)と、の信号受信端と、制御可能に接続され、
前記自動敷設機構は、自動敷設台板(15)を含み、
前記自動敷設台板(15)は、前記敷設出口(2)の左右両側に固定して取り付けられ、
前記自動敷設台板(15)における下部の中間部位には、自動敷設伸縮棒(16)が設けられ、
前記自動敷設伸縮棒(16)における下部の伸縮端には、L字型折板(17)が設けられ、
前記L字型折板(17)は、横向き固定伸縮棒(18)と接続され、
前記横向き固定伸縮棒(18)の伸縮端には、固定止め板(19)が設けられ、
前記敷設出口(2)には、隔離開閉機構が設けられ、
前記隔離開閉機構は、開閉摺動軌道(20)を含み、
前記開閉摺動軌道(20)には、開閉摺動転輪(21)が設けられ、
二つの前記開閉摺動転輪(21)には、開閉止めドア(22)が設けられ、
前記敷設入りドア装置は、敷設入りドア枠(23)を含み、
前記敷設入りドア枠(23)の内部には、入りドア軌道(24)が等間隔に取り付けられ、
二つの前記入りドア軌道(24)の間には、摺動入りドア(25)が設けられ、
前記摺動入りドア(25)における上部の一端には、入りドアハンドル(26)が設けられ、
前記移動貯蔵板装置は、貯蔵箱(27)を含み、
前記貯蔵箱(27)は、前記敷設入口(3)の下部に固定して取り付けられ、
前記貯蔵箱(27)の内部には、左から右へ貯蔵仕切り板(28)が等間隔に取り付けられ、
前記貯蔵箱(27)は、上部が前記敷設入口(3)と接続され、下部が前記敷設出口(2)と接続され、
前記転動圧迫装置は、転動圧迫台板(29)を含み、
前記転動圧迫台板(29)は、前記自動敷設箱(1)における後表面の下部に固定して取り付けられ、
前記転動圧迫台板(29)における正表面の両端には、九十度折り支持台(30)が設けられ、
前記九十度折り支持台(30)の下部には、転動圧迫伸縮棒(31)が設けられ、
各前記転動圧迫伸縮棒(31)の下部には、横向き棒(32)が設けられ、
前記横向き棒(32)には、第三回転軸受(33)が設けられ、
前記第三回転軸受(33)には、転動圧迫輪(34)が設けられ、
前記液体注入機構は、液体注入箱(35)を含み、
前記液体注入箱(35)の上部には、液体入口(36)が形成され、
前記液体入口(36)には、液体入り管(37)が設けられ、
前記液体入り管(37)には、液体入り電磁弁(38)が設けられ、
前記液体注入箱(35)における正表面の下部には、液体出口(39)が形成され、
前記液体出口(39)には、液体排出導管(40)が設けられ、
前記液体排出導管(40)には、液体排出電磁弁(41)が設けられ、
前記液体入口(36)のそばには、セメント入口(42)が設けられ、
前記セメント入口(42)には、セメント開閉ドア(43)が設けられ、
前記液体注入箱(35)の内部には、電動撹拌棒(44)が設けられ、
前記制御機構は、制御枠(45)を含み、
前記制御枠(45)の内部には、制御装置(46)が設けられ、
前記制御装置46が前記液体入り電磁弁38を開けて液体を前記液体入り管37から前記液体注入箱35の内部に注入し、その後前記セメント開閉ドア43を開けて前記粉状セメントを前記液体注入箱35の内部に入れ、そして前記制御装置46が前記電動撹拌棒44を制御して液体と粉状セメントを撹拌し、
撹拌後に、前記制御装置46が前記転動駆動制御チップ14を起動して前記回転駆動装置8と前記駆動モータ13とを回転させて前記回転輪12を転動させ、前記転動駆動制御チップ14によって前記公共工事用防護柵自動敷設装置の毎回の移動距離は一定であり、前記公共工事用防護柵自動敷設装置が移動する前に、前記制御装置46が前記液体排出電磁弁41を開けて溝内に液体状のセメントを注入し、その後前記制御装置46が前記開閉摺動転輪21を制御して前記開閉止めドア22を開き、そして前記自動敷設伸縮棒16が下方に伸びた後に前記横向き固定伸縮棒18を連動させて防護柵を固定し、前記制御装置46が前記転動駆動制御チップ14を制御して前記昇降伸縮棒5を駆動することで、前記自動敷設箱1を上方へ液体状セメントの真上に位置するまで伸びさせ、前記自動敷設伸縮棒16を液体状セメントの内部に挿入し、前記回転輪12が前記自動敷設箱1を次の敷設位置まで水平移動させ、前記転動圧迫伸縮棒31が下方に伸びて地面と当接し、前記自動敷設箱1の移動過程において前記転動圧迫輪34がセメントを押し固め、
防護柵を使い切って補充する時、前記摺動入りドア25を開き、防護柵を前記貯蔵箱27の内部に置いた後に前記摺動入りドア25を閉じればいい。
ことを特徴とする請求項1に記載の公共工事用防護柵自動敷設装置の使用方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路技術分野に関し、具体的には、公共工事用防護柵自動敷設装置の使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
歩行者と車両の交通違反を防止し、歩行者と車両運行に安全保障を提供するために、中央分離帯に隔離装置を配置する必要がある。
従来の道路隔離装置、例えばCN207017195Uに開示の新型道路隔離装置は、新型道路隔離装置の移動がしやすく、重くすぎて移動しにくい問題を解決した。
しかし、防護柵を固定することは、やはり人力に頼る。人力作業の強度を下げる装置が必要とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第207017195号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、公共工事用防護柵自動敷設装置の使用方法を提供し、従来における上記の技術的課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、公共工事用防護柵自動敷設装置の使用方法であって、自動敷設箱を含み、前記自動敷設箱の下部には、一定距離移動装置が設けられ、前記自動敷設箱における下部の中間部位には、敷設出口が設けられ、前記敷設出口には、自動敷設機構が設けられ、前記自動敷設箱における上部の中間部位には、敷設入口が設けられ、前記敷設入口には、敷設入りドア装置が設けられ、前記敷設入口の下部には、移動貯蔵板装置が設けられ、前記自動敷設箱における後表面の下部には、転動圧迫装置が設けられ、前記自動敷設箱における前表面の下部には、液体注入機構が設けられ、前記自動敷設箱の側表面には、制御機構が設けられる。
【0006】
前記一定距離移動装置は、一定距離移動台板を含み、前記一定距離移動台板における下部の中間部位には、昇降伸縮棒が設けられ、前記昇降伸縮棒の下部には、回転心棒が設けられ、前記回転心棒には、軸受が嵌着され、前記軸受には、回転棒が嵌着され、前記回転棒の内部には、回転駆動装置が設けられ、前記回転棒における下部の自由端には、凸字型台が設けられ、前記凸字型台の下部には、移動横棒が設けられ、前記移動横棒には、第二回転軸受が設けられ、前記第二回転軸受には、回転輪が設けられ、前記回転輪内には、駆動モータが設けられ、前記一定距離移動台板のそばには、転動駆動制御チップが設けられ、前記転動駆動制御チップの信号送信端は、前記昇降伸縮棒と、前記回転駆動装置と、前記駆動モータと、の信号受信端と、制御可能に接続される。
【0007】
前記自動敷設機構は、自動敷設台板を含み、前記自動敷設台板は、前記敷設出口の左右両側に固定して取り付けられ、前記自動敷設台板における下部の中間部位には、自動敷設伸縮棒が設けられ、前記自動敷設伸縮棒における下部の伸縮端には、L字型折板が設けられ、前記L字型折板は、横向き固定伸縮棒と接続され、前記横向き固定伸縮棒の伸縮端には、固定止め板が設けられ、前記敷設出口には、隔離開閉機構が設けられる。
【0008】
前記隔離開閉機構は、開閉摺動軌道を含み、前記開閉摺動軌道には、開閉摺動転輪が設けられ、二つの前記開閉摺動転輪には、開閉止めドアが設けられる。
【0009】
前記敷設入りドア装置は、敷設入りドア枠を含み、前記敷設入りドア枠の内部には、入りドア軌道が等間隔に取り付けられ、二つの前記入りドア軌道の間には、摺動入りドアが設けられ、前記摺動入りドアにおける上部の一端には、入りドアハンドルが設けられる。
【0010】
前記移動貯蔵板装置は、貯蔵箱を含み、前記貯蔵箱は、前記敷設入口の下部に固定して取り付けられ、前記貯蔵箱の内部には、左から右へ貯蔵仕切り板が等間隔に取り付けられ、前記貯蔵箱は、上部が前記敷設入口と接続され、下部が前記敷設出口と接続される。
【0011】
前記転動圧迫装置は、転動圧迫台板を含み、前記転動圧迫台板は、前記自動敷設箱における後表面の下部に固定して取り付けられ、前記転動圧迫台板における正表面の両端には、九十度折り支持台が設けられ、前記九十度折り支持台の下部には、転動圧迫伸縮棒が設けられ、各前記転動圧迫伸縮棒の下部には、横向き棒が設けられ、前記横向き棒には、第三回転軸受が設けられ、前記第三回転軸受には、転動圧迫輪が設けられる。
【0012】
前記液体注入機構は、液体注入箱を含み、前記液体注入箱の上部には、液体入口が形成され、前記液体入口には、液体入り管が設けられ、前記液体入り管には、液体入り電磁弁が設けられ、前記液体注入箱における正表面の下部には、液体出口が形成され、前記液体出口には、液体排出導管が設けられ、前記液体排出導管には、液体排出電磁弁が設けられ、前記液体入口のそばには、セメント入口が設けられ、前記セメント入口には、セメント開閉ドアが設けられ、前記液体注入箱の内部には、電動撹拌棒が設けられる。
【0013】
前記制御機構は、制御枠を含み、前記制御枠の内部には、制御装置が設けられる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の公共工事用防護柵自動敷設装置は、一定距離移動装置が一定距離を自動的に移動し、自動敷設機構が防護柵を敷設し、転動圧迫装置が敷設された防護柵を固定して防護柵が強固に取り付けられることを保証し、防護柵の敷設を自動的に行い、労働強度を大きく下げる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0016】
図1】公共工事用防護柵自動敷設装置の正面図である。
図2図1おける一定距離移動装置の拡大図である。
図3図1おける自動敷設機構の拡大図である。
図4図1おける隔離開閉機構の俯瞰図である。
図5図1おける敷設入りドア装置の側視図である。
図6図1おける転動圧迫装置の側視図である。
図7図1おける液体注入機構の側視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図1図7を参照しながら本実施形態について説明する。本発明の実施例に係る技術的内容を明確かつ完全に説明する。明らかに、以下に説明する実施例は、本発明の実施例の一部にすぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者は、創作的な努力なしで得られるすべての実施例は、本発明の保護範囲内に含まれる。
【0018】
図1〜7に示すように、本実施例において、制御装置46の信号送信端は、転動駆動制御チップ14と、自動敷設伸縮棒16と、横向き固定伸縮棒18と、開閉摺動転輪21と、転動圧迫伸縮棒31と、液体入り電磁弁38と、液体排出電磁弁41と、電動撹拌棒44と、の信号受信端と接続される。
【0019】
前記公共工事用防護柵自動敷設装置が動き出す時、制御装置46が液体入り電磁弁38を開けて液体を液体入り管37から液体注入箱35の内部に注入し、その後セメント開閉ドア43を開けて粉状セメントを液体注入箱35の内部に入れ、そして制御装置46が電動撹拌棒44を制御して液体と粉状セメントを撹拌する。
【0020】
撹拌後に、制御装置46が転動駆動制御チップ14を起動して回転駆動装置8と駆動モータ13とを回転させて回転輪12を転動させ、転動駆動制御チップ14によって前記公共工事用防護柵自動敷設装置の毎回の移動距離は一定であり、前記公共工事用防護柵自動敷設装置が移動する前に、制御装置46が液体排出電磁弁41を開けて溝内に液体状のセメントを注入し、その後制御装置46が開閉摺動転輪21を制御して開閉止めドア22を開き、そして自動敷設伸縮棒16が下方に伸びた後に横向き固定伸縮棒18を連動させて防護柵を固定し、制御装置46が転動駆動制御チップ14を制御して昇降伸縮棒5を駆動することで、自動敷設箱1を上方へ液体状セメントの真上に位置するまで伸びさせ、自動敷設伸縮棒16を液体状セメントの内部に挿入し、回転輪12が自動敷設箱1を次の敷設位置まで水平移動させ、転動圧迫伸縮棒31が下方に伸びて地面と当接し、自動敷設箱1の移動過程において転動圧迫輪34がセメントを押し固める。
【0021】
防護柵を使い切って補充する時、摺動入りドア25を開き、防護柵を貯蔵箱27の内部に置いた後に摺動入りドア25を閉じればいい。
【符号の説明】
【0022】
1 自動敷設箱
2 敷設出口
3 敷設入口
4 一定距離移動台板
5 昇降伸縮棒
6 回転心棒
7 軸受
8 回転駆動装置
9 凸字型台
10 移動横棒
11 第二回転軸受
12 回転輪
13 駆動モータ
14 転動駆動制御チップ
15 自動敷設台板
16 自動敷設伸縮棒
17 L字型折板
18 横向き固定伸縮棒
19 固定止め板
20 開閉摺動軌道
21 開閉摺動転輪
22 開閉止めドア
23 敷設入りドア枠
24 入りドア軌道
25 摺動入りドア
26 入りドアハンドル
27 貯蔵箱
28 貯蔵仕切り板
29 転動圧迫台板
30 九十度折り支持台
31 転動圧迫伸縮棒
32 横向き棒
33 第三回転軸受
34 転動圧迫輪
35 液体注入箱
36 液体入口
37 液体入り管
38 液体入り電磁弁
39 液体出口
40 液体排出導管
41 液体排出電磁弁
42 セメント入口
43 セメント開閉ドア
44 電動撹拌棒
45 制御枠
46 制御装置