特開2021-131724(P2021-131724A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-131724(P2021-131724A)
(43)【公開日】2021年9月9日
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20210813BHJP
   G09B 5/04 20060101ALI20210813BHJP
   G09B 5/08 20060101ALI20210813BHJP
【FI】
   G06Q50/20
   G09B5/04
   G09B5/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-26604(P2020-26604)
(22)【出願日】2020年2月19日
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
(71)【出願人】
【識別番号】512096908
【氏名又は名称】株式会社SCホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】特許業務法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】吉田 知明
【テーマコード(参考)】
2C028
5L049
【Fターム(参考)】
2C028BB04
2C028BC02
2C028BC05
2C028BD01
5L049CC34
(57)【要約】      (修正有)
【課題】児童又は生徒本人、保護者、学校の教員、塾講師等を利用者とし、それぞれに適切な情報を提供する情報処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、受付部101と管理部104と提供部102とを備える。受付部101は、識別情報で識別された端末からの提供要求を受け付ける。ここで、提供要求は、児童又は生徒の学習に関する学習情報の提供の要求である。管理部104は、学習情報を提供要求に対応する識別情報に基づいて選択できる態様で管理する。提供部102は、提供要求に応じて識別情報に基づいて選択した学習情報を端末に提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
受付部と、管理部と、提供部とを備え、
前記受付部は、識別情報で識別された端末からの提供要求を受け付け可能に構成され、ここで、前記提供要求は、児童又は生徒の学習に関する学習情報の提供の要求であり、
前記管理部は、前記学習情報を前記提供要求に対応する識別情報に基づいて選択できる態様で管理可能に構成され、
前記提供部は、前記提供要求に応じて前記識別情報に基づいて選択した学習情報を前記端末に提供可能に構成される
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記管理部は、前記学習情報を個人と学級と学年と学校とを含むいずれかの単位で選択できる態様で管理する
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
前記提供部は、前記識別情報に基づいて複数の学習情報を選択した場合に、該選択した学習情報を図表化した情報を前記端末に提供する
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記受付部は、識別情報で識別された端末からの登録要求を受け付け可能に構成され、ここで、前記登録要求は、前記学習情報のうちの課題の提出の要求であり、
前記管理部は、前記登録要求に対応する識別情報に基づいて前記課題に対応する対応者を決定し、該対応者に対応する識別情報に基づいて該課題を選択する
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記登録要求は、回答が記された教材を撮影した画像を含む
情報処理装置。
【請求項6】
請求項4又は請求項5に記載の情報処理装置において、
前記管理部は、前記登録要求に対応する識別情報に基づいて使用言語を特定し、該使用言語を利用可能な者を前記対応者に決定する
情報処理装置。
【請求項7】
請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記管理部は、前記登録要求に著作物が含まれる場合に、該著作物の使用許諾を得ているか否かを判定する
情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータを情報処理装置として動作させるプログラムであって、
前記情報処理装置は、受付部と、管理部と、提供部とを備え、
前記受付部は、識別情報で識別された端末からの提供要求を受け付け可能に構成され、ここで、前記提供要求は、児童又は生徒の学習に関する学習情報の提供の要求であり、
前記管理部は、前記学習情報を前記提供要求に対応する識別情報に基づいて選択できる態様で管理可能に構成され、
前記提供部は、前記提供要求に応じて前記識別情報に基づいて選択した学習情報を前記端末に提供可能に構成される
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、学校教育においては、様々な問題が提起されている。これらの問題の1つに、教員の多忙化が挙げられる。教員の多忙化を解消する方策の1つに、塾等の学校外の教育機関の利用がある。学校外の教育機関を利用するための技術としては、学校サーバと塾サーバをネットワークで接続して、両者で情報の共有を図ることのできるシステムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−168827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、学校サーバと塾サーバをネットワークで接続する場合には、両者がサーバの運営を適切に行う必要があり、学校側に新たな負担を生じさせる可能性がある。
【0005】
本発明は、かかる事情を鑑みてなされたものであり、児童又は生徒本人、保護者、学校の教員、塾講師等を利用者とし、それぞれに適切な情報を提供することのできる情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理装置であって、受付部と、管理部と、提供部とを備え、前記受付部は、識別情報で識別された端末からの提供要求を受け付け可能に構成され、ここで、前記提供要求は、児童又は生徒の学習に関する学習情報の提供の要求であり、前記管理部は、前記学習情報を前記提供要求に対応する識別情報に基づいて選択できる態様で管理可能に構成され、前記提供部は、前記提供要求に応じて前記識別情報に基づいて選択した学習情報を前記端末に提供可能に構成される情報処理装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、関係者のいずれもが、利用者として適切な情報の提供を受けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置1のネットワーク3への接続構成を示した図である。
図2】情報処理装置1の構成を示した図である。
図3】情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。
図4】学習情報の管理例を示した図である。
図5】児童又は生徒の属性の例を示した図である。
図6】保護者の属性の例を示した図である。
図7】学校関係者の属性の例を示した図である。
図8】塾関係者の属性の例を示した図である。
図9】情報処理装置1の動作の流れを示すアクティビティ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。特に、本明細書において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報(プログラム、各コンテンツ等)を取り扱うが、これら情報は、0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0010】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0011】
1.全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置1のネットワーク3への接続構成を示した図である。同図に示すように、情報処理装置1は、ネットワーク3を介して、複数の端末2−1〜端末2−sと通信可能に接続される。端末2−1〜端末2−sは、それぞれ、スマートフォンやタブレット、パーソナルコンピュータ等の通信可能な機器である。また、端末2−1〜端末2−sは、例えば、端末2−1〜端末2−pを児童又は生徒が利用し、端末2−(p+1) 〜端末2−qを塾講師等の塾関係者が利用し、端末2−(q+1) 〜端末2−rを教師等の学校関係者が利用し、端末2−(r+1) 〜端末2−sを児童又は生徒の保護者が利用するものとする。
【0012】
2.情報処理装置1の構成
図2は、情報処理装置1の構成を示した図である。同図に示すように、情報処理装置1は、処理部11と、記憶部12と、一時記憶部13と、外部装置接続部14と、通信部15を有しており、これらの構成要素が情報処理装置1の内部において通信バス16を介して電気的に接続されている。
【0013】
処理部11は、例えば、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)により実現されるもので、記憶部12に記憶された所定のプログラムに従って動作し、種々の機能を実現する。
【0014】
記憶部12は、様々な情報を記憶する不揮発性の記憶媒体である。これは、例えばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)やソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスにより実現される。なお、記憶部12は、情報処理装置1と通信可能な別の装置に配するようにすることも可能である。
【0015】
一時記憶部13は、揮発性の記憶媒体である。これは、例えばランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリにより実現され、処理部11が動作する際に一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶する。
【0016】
外部装置接続部14は、例えばユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)や高精細度マルチメディアインターフェース(High−Definition Multimedia Interface:HDMI)といった規格に準じた接続部であり、キーボード等の入力装置やモニタ等の表示装置を接続可能としている。
【0017】
通信部15は、例えばローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)規格に準じた通信手段であり、情報処理装置1とローカルエリアネットワークやこれを介したインターネット等のネットワークとの間の通信を実現する。これらのネットワークには、ネットワーク3も含まれる。
【0018】
なお、情報処理装置1には、汎用のサーバ向けのコンピュータやパーソナルコンピュータ等を利用することが可能であり、複数のコンピュータを用いて情報処理装置1を構成することも可能である。
【0019】
3.情報処理装置1の機能
次に、情報処理装置1の昨日について説明する。図3は、情報処理装置1の機能的な構成を示すブロック図である。
【0020】
同図に示すように、情報処理装置1は、受付部101と、提供部102と、通知部103と、管理部104と、記憶部105とを備える。
【0021】
受付部101は、識別情報で識別された端末2(端末2−1〜端末2−sのいずれかであり、以下同様とする)からの提供要求を受け付け可能に構成される。識別情報は、児童、生徒、保護者、学校関係者、塾関係者の各個人に付与される情報であり、端末2から情報処理装置1を利用する際の認証情報の一部としても用いられる。提供要求は、児童又は生徒の学習に関する学習情報の提供の要求である。学習情報は、教材(問題)や課題に対する回答、成績、所見等多岐に渡るものである。
【0022】
また、受付部101は、識別情報で識別された端末2からの登録要求を受け付け可能に構成される。
登録要求は、学習情報のうちの課題の提出の要求である。この登録要求は、回答が記された教材を撮影した画像を含む。また、登録要求には、成績、所見等の入力も含まれる。
【0023】
提供部102は、提供要求に応じて識別情報に基づいて選択した学習情報を端末2に提供可能に構成される。また、提供部102は、識別情報に基づいて複数の学習情報を選択した場合に、該選択した学習情報を図表化した情報を端末2に提供する。図表化した情報とは、例えば、個人の成績の変化をグラフで表したものであり、また、学級や学年、学校単位での平均値等を表やグラフで表したものである。
【0024】
通知部103は、学習情報の登録があった際に、当該学習情報に対応が必要な場合、対象者に対して通知を行う。例えば、登録された学習情報が児童又は生徒による課題の提出であった場合には、その課題の採点、指導に対応する塾講師に対して通知を行う。
【0025】
管理部104は、学習情報を提供要求に対応する識別情報に基づいて選択できる態様で管理可能に構成される。例えば、管理部104は、図4に示すように、学習情報4にタグ5−1等の複数のタグを付与して管理する。図4は、学習情報の管理例を示した図である。学習情報4に付されたタグ5−1は、学習情報の種別を示すものであり、タグ5−2は、提出した児童又は生徒を示すものである。また、タグ5−3は、提出した児童又は生徒が所属する塾のクラスを示し、タグ5−4は、提出した児童又は生徒が使用する言語を示す。タグ5−5は、提出した児童又は生徒が所属する学校名を示し、タグ5−6は、提出した児童又は生徒が所属する学級(学年を含む)を示す。これらのタグは、児童又は生徒の属性に基づいて、学習情報4に付与される。図5は、児童又は生徒の属性の例を示した図である。同図に示すように、児童又は生徒の属性は、各人の識別番号に、氏名、塾のクラス(塾に通っていない場合は無し)、使用言語、所属学校名、所属学級が関連付けられている。この児童又は生徒の属性は、管理部104により管理される。
【0026】
また、管理部104は、学習情報を個人と学級と学年と学校とを含むいずれかの単位で選択できる態様で管理する。例えば、児童又は生徒本人が学習情報の提供を要求した場合には、管理部104は、タグ5−2に基づいて、学習情報4を選択する。また、保護者が学習情報の提供を要求した場合には、管理部104は、保護者の属性とタグ5−2に基づいて、学習情報4を選択する。図6は、保護者の属性の例を示した図である。同図に示すように、保護者の属性は、各人の識別番号に、氏名、被保護者である自動又は生徒の識別情報が関連付けられている。したがって、児童又は生徒本人やその保護者が情報の提供を要求した際には、個人を単位として学習情報4が選択される。
【0027】
また、学校関係者が学習情報の提供を要求した場合には、管理部104は、学校関係者の属性とタグ5−5、タグ5−6に基づいて、学習情報4を選択する。図7は、学校関係者の属性の例を示した図である。同図に示すように、学校関係者の属性は、各人の識別番号に、氏名、学校名、担当が関連付けられている。これにより、学校長が情報の提供を要求した際には、勤務する学校のすべての学習情報4、つまり、学校単位で学習情報4が選択され、学年主任が情報の提供を要求した際には、学年単位の学習情報4が選択され、学級担任が情報の提供を要求した際には、学級単位の学習情報4が選択される。また、学年主任や学級担任の場合、担当教科単位の学習情報4が選択されるようにすることもできる。担任を持たない教諭の場合も、担当教科単位の学習情報4が選択される。
【0028】
また、塾関係者が学習情報の提供を要求した場合には、管理部104は、塾関係者の属性とタグ5−3に基づいて、学習情報4を選択する。図8は、塾関係者の属性の例を示した図である。同図に示すように、塾関係者の属性は、各人の識別番号に、氏名、担当クラス、使用言語、勤務日が関連付けられている。これにより、塾関係者が情報の提供を要求した際には、担当クラスに属する児童又は生徒の学習情報4、つまり、担当クラス単位で学習情報4が選択される。また、塾側に非公開とすべき学習情報4には、タグ5−3を付さないことにより、塾関係者が情報の提供を要求した際に選択されないようになる。なお、後述するように、学校の課題に対して塾関係者が採点等を行う場合には、一時的に、塾関係者に学習情報4が提供される場合もある。
【0029】
また、管理部104は、受付部101が端末2からの登録要求を受け付けた際に、その登録要求が課題の提出の要求であった場合には、登録要求に対応する識別情報に基づいて課題に対応する対応者を決定し、その対応者に対応する識別情報に基づいて該課題を選択する。詳述すれば、管理部104は、対応者を決定した際に、対応者の識別情報を学習情報にタグとして付与し、このタグの付与により、対応者が確認や採点のために提供要求を行った際に、管理部104が提供する学習情報として選択することになる。これにより、対応者として選択された塾関係者は、課題への対応のために、当該学習情報の提供を受けることができることとなる。管理部104は、課題の提出の要求である登録要求に対応する識別情報に基づいて使用言語を特定し、該使用言語を利用可能な者を対応者に決定する。これにより、課題に対して外国語での対応も可能となる。
【0030】
また、管理部104は、受付部101が端末2からの登録要求を受け付けた際に、その登録要求が児童又は生徒が自主的に取り組んでいる課題に対する質問等の提出の要求であった場合には、その登録要求に著作物が含まれていれば、当該著作物の使用許諾を得ているか否かを判定する。著作物の確認は、例えば、登録要求に際して、使用している教材の出版社名と教材名を選択又は記入できるようにすることで対応することができる。
【0031】
記憶部105は、管理部104が管理する学習情報や属性等を記憶保持する。
【0032】
4.情報処理装置1の動作
続いて、情報処理装置1の動作の説明を行うが、ここでは、児童又は生徒が課題の提出を行う場合の情報処理装置1の動作を例として説明する。図9は、情報処理装置1の動作の流れを示すアクティビティ図である。なお、情報処理装置1が行う認証処理は、一般的な処理であるため、ここでの説明は省略する。
【0033】
まず、児童又は生徒が課題に対して回答を書き終えると、端末2−1を操作して、課題の書面を撮影し(A101)、情報処理装置1に対して登録要求を行う(A102)。情報処理装置1は、この登録要求を受け付けると(A103)、その課題の教科や児童又は生徒の使用言語に応じて担当者を選択する(A104)。そして選択した担当者に対して、対応の要求を通知する(A105)。
【0034】
一方、対応要求通知を受けた担当者は(A106)、端末2−qを操作して、情報処理装置1に対して学習情報の提供要求を行う(A107)。情報処理装置1は、提供要求を受け付けると(A108)、提供する学習情報を選択し(A109)、選択した学習情報(A103で受け付けた学習情報)を、端末2−qに提供する(A110)。
【0035】
担当者は、学習情報を取得すると(A111)、その学習情報の確認、採点等を行い、これらを学習情報として、情報処理装置1への登録を要求する(A112)。情報処理装置1は、登録要求を受け付けると(A113)、受け付けた学習情報を管理対象に加え、記憶保持し、児童又は生徒による課題の提出に対する処理を終了する。A113で受け付けた学習情報は、以後、学校関係者等に提供が可能な状態となる。
【0036】
なお、ここでは、児童又は生徒が課題の提出を行う場合の情報処理装置1の動作を例として説明したが、この説明から他の学習情報の提供要求や登録要求に対する動作を類推することができるため、他の学習情報の登録や提供の動作についての説明は省略する。
【0037】
5.その他
本発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記管理部は、前記学習情報を個人と学級と学年と学校とを含むいずれかの単位で選択できる態様で管理する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記提供部は、前記識別情報に基づいて複数の学習情報を選択した場合に、該選択した学習情報を図表化した情報を前記端末に提供する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記受付部は、識別情報で識別された端末からの登録要求を受け付け可能に構成され、ここで、前記登録要求は、前記学習情報のうちの課題の提出の要求であり、前記管理部は、前記登録要求に対応する識別情報に基づいて前記課題に対応する対応者を決定し、該対応者に対応する識別情報に基づいて該課題を選択する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記登録要求は、回答が記された教材を撮影した画像を含む情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記管理部は、前記登録要求に対応する識別情報に基づいて使用言語を特定し、該使用言語を利用可能な者を前記対応者に決定する情報処理装置。
前記情報処理装置において、前記管理部は、前記登録要求に著作物が含まれる場合に、該著作物の使用許諾を得ているか否かを判定する情報処理装置。
コンピュータを情報処理装置として動作させるプログラムであって、前記情報処理装置は、受付部と、管理部と、提供部とを備え、前記受付部は、識別情報で識別された端末からの提供要求を受け付け可能に構成され、ここで、前記提供要求は、児童又は生徒の学習に関する学習情報の提供の要求であり、前記管理部は、前記学習情報を前記提供要求に対応する識別情報に基づいて選択できる態様で管理可能に構成され、前記提供部は、前記提供要求に応じて前記識別情報に基づいて選択した学習情報を前記端末に提供可能に構成されるプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0038】
また、上述のプログラムを格納する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として提供してもよい。
【符号の説明】
【0039】
1 :情報処理装置
2 :端末
2−1 :端末
2−p :端末
2−q :端末
2−r :端末
2−s :端末
3 :ネットワーク
4 :学習情報
5−1 :タグ
5−2 :タグ
5−3 :タグ
5−4 :タグ
5−5 :タグ
5−6 :タグ
11 :処理部
12 :記憶部
13 :一時記憶部
14 :外部装置接続部
15 :通信部
16 :通信バス
101 :受付部
102 :提供部
103 :通知部
104 :管理部
105 :記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9