【解決手段】不動産マッチングシステムは、サーバ、売り手端末及び買い手端末を備える。サーバは、買い取り不動産物件のリクエストに基づき、売り払う不動産物件の情報を格納している記憶領域を検索しS570、そのリクエストとマッチングするものがある場合、買い手が登録しているメールアドレスにマッチングした物件がある旨を知らせるS580。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の不動産情報管理システムでは、土地買い手情報にマッチする土地売り手情報がない場合、マッチングする物件をみつけることなく、検索が終了する。
【0005】
また、土地買い手情報が何ら保護されていないため、第三者が先に土地買い手情報の土地を買い取る可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある不動産マッチングシステムでは、買い手の買い手端末が、前記買い手を特定する情報および買い取り不動産物件のリクエストをサーバに送信し、前記サーバが、前記サーバが管理する第1記憶領域に、前記買い手を特定する情報、前記リクエストを紐付けて格納する。前記買い取り不動産物件のリクエストは、買いたい不動産物件の住所情報、面積情報および価格情報を有している。
【0007】
本発明のある実施形態では、売り手の売り手端末が、前記リクエストを検索するためのキーとなるリクエスト検索をサーバに送信し、前記サーバが、前記リクエスト検索に基づき前記第1記憶領域に格納されている情報からマッチングするものをサーチし、前記サーバが、前記売り手端末に前記サーチした結果を送信してもよい。前記リクエスト検索は、住所情報、面積情報および価格情報の少なくとも1つの情報を有している。
【0008】
本発明の別の実施形態では、前記売り手の売り手端末が、売り手を特定する情報および売り払う不動産物件の情報をサーバに送信し、前記サーバが、前記サーバが管理する第2記憶領域に、前記売り手を特定する情報、前記売り払う不動産物件の情報を紐付けて格納し、前記サーバが、前記買い取り不動産物件のリクエストに基づき前記第2記憶領域を検索し、前記リクエストとマッチングするものがある場合、前記買い手が登録しているメールアドレスにマッチングした物件がある旨を知らせるメールを送信してもよい。前記売り払う不動産物件の情報は、売りたい不動産物件の住所情報、面積情報および価格情報を有している。前記サーバが前記リクエストに基づき前記第2領域を検索するタイミングは、決められた時刻に行われてもよいし、ある間隔で行われてもよいし、売り払う不動産情報の格納をトリガーとして行われてもよい。
【0009】
本発明のある不動産マッチング装置は、買い手端末および売り手端末に接続可能な不動産マッチング装置であって、前記買い手端末から買い取り不動産物件のリクエストを受け取り、そのリクエストを前記サーバが管理する第1記憶領域に格納し、前記売り手端末からリクエスト検索を受け取ると、前記リクエスト検索に基づき前記第1記憶領域に格納されているリクエストの中にマッチングするものがないかをサーチし、前記サーチした結果を前記売り手端末に送信する。前記買い取り不動産物件のリクエストは、買いたい不動産物件の住所情報、面積情報および価格情報を有している。前記リクエスト検索は、住所情報、面積情報および価格情報の少なくとも1つの情報を有している。
【0010】
本発明の別の不動産マッチング装置は、買い手端末および売り手端末に接続可能な不動産マッチング装置であって、前記買い手端末から買い取り不動産物件のリクエストを受け取り、そのリクエストを前記不動産マッチング装置が管理する第1記憶領域に格納し、前記売り手端末からの売り払う不動産物件の情報を受け取り、前記情報を前記不動産マッチング装置が管理する第2記憶領域に格納し、前記リクエストを検索キーとして、前記第2記憶領域を検索し、マッチングするものがある場合、前記リクエストをした買い手が登録しているメールアドレスにマッチングした物件がある旨を知らせるメールを送信する。前記買い取り不動産物件のリクエストは、買いたい不動産物件の住所情報、面積情報および価格情報を有している。前記売り払う不動産物件の情報は、売りたい不動産物件の住所情報、面積情報および価格情報を有している。前記サーバが前記リクエストに基づき前記第2領域を検索するタイミングは、決められた時刻に行われてもよいし、ある間隔で行われてもよいし、売り払う不動産情報の格納をトリガーとして行われてもよい。前記サーバが前記リクエストに基づき前記第2領域を検索するタイミングは、決められた時刻に行われてもよいし、ある間隔で行われてもよいし、売り払う不動産情報の格納をトリガーとして行われてもよい。
【0011】
本発明のある不動産マッチング方法は、買い手端末および売り手端末に接続可能な不動産マッチング装置により実現される不動産マッチング方法であって、買い手端末からの買い取り不動産物件のリクエストを受け取り、そのリクエストを前記不動産マッチング装置が管理する第1記憶領域に格納する工程と、売り手端末からリクエスト検索を受け取り、前記リクエスト検索に基づき前記第1記憶領域に格納されているリクエストの中にマッチングするものがないかをサーチする工程と、前記サーチした結果を前記売り手端末に送信する工程とを包含する。前記買い取り不動産物件のリクエストは、買いたい不動産物件の住所情報、面積情報および価格情報を有している。前記リクエスト検索は、住所情報、面積情報および価格情報の少なくとも1つの情報を有している。
【0012】
本発明の別の不動産マッチング方法は、買い手端末および売り手端末に接続可能な不動産マッチング装置により実現される不動産マッチング方法であって、前記買い手端末から買い取り不動産物件のリクエストを受け取り、そのリクエストを前記不動産マッチング装置が管理する第1記憶領域に格納する工程と、前記売り手端末からの売り払う不動産物件の情報を受け取り、前記情報を前記不動産マッチング装置が管理する第2記憶領域に格納する工程と、前記リクエストを検索キーとして、前記第2記憶領域を検索し、マッチングするものがある場合、前記リクエストをした買い手が登録しているメールアドレスにマッチングした物件がある旨を知らせるメールを送信する工程とを包含する。前記買い取り不動産物件のリクエストは、買いたい不動産物件の住所情報、面積情報および価格情報を有している。前記売り払う不動産物件の情報は、売りたい不動産物件の住所情報、面積情報および価格情報を有している。
【0013】
本発明の他の不動産マッチングシステムは、買い手および売り手の少なくとも一方が専門家にサポートを依頼することができる不動産マッチングシステムであって、前記買い手および前記売り手の少なくとも一方の端末が、その表示部にサポートメニューを表示し、前記サポートメニューから1つのサポート事項が選択されると、前記端末が前記サポート事項をサーバに送信し、前記サーバが前記サポート事項を受け取ると、予め登録された専門家の中から前記サポート事項を登録している専門家をサーチし、前記サーチされた専門家の情報を前記端末に送信し、前記端末が、前記表示部に前記専門家の情報を表示し、前記表示された専門家の中から1人の専門家が選択され、前記選択された専門家に対するメッセージが作成された後、前記端末が、前記選択された専門家に関する情報と、前記専門家に対するメッセージを前記サーバに送信し、前記サーバが、前記選択された専門家が予め登録しているメールアドレスにサポート依頼があった旨を送信する。
【0014】
本発明の他の不動産マッチング装置は、買い手および売り手の少なくとも一方が専門家にサポートを依頼することができる不動産マッチング装置であって、前記買い手および前記売り手の少なくとも一方の端末からサポート事項を受け取ると、予め登録された専門家の中から前記サポート事項を登録している専門家をサーチし、前記サーチされた専門家の情報を前記端末に送信し、前記端末から、専門家を特定する情報と、前記専門家に対するメッセージを受信し、前記専門家を特定する情報に紐付けされている専門家が予め登録しているメールアドレスにサポート依頼があった旨を送信する。
【0015】
本発明の他の不動産マッチング方法は、買い手および売り手の端末に接続可能な不動産マッチング装置により実現される不動産マッチング方法であって、前記買い手および前記売り手の少なくとも一方の端末からサポート事項を受け取ると、予め登録された専門家の中から前記サポート事項を登録している専門家をサーチする工程と、前記サーチされた専門家の情報を前記端末に送信する工程と、前記端末から、専門家を特定する情報と、前記専門家に対するメッセージを受信する工程と、前記専門家を特定する情報に紐付けされている専門家が予め登録しているメールアドレスにサポート依頼があった旨を送信する工程とを包含する。
【0016】
本発明のさらに別の不動産マッチングシステムは、買い手が売り手にコンタクトをすることができる不動産マッチングシステムであって、前記買い手の買い手端末が、その表示部に表示されている物件の売り手に対するコンタクト依頼をサーバに送信し、前記サーバは、前記売り手専用の掲示板に買い手からコンタクト依頼があった旨を記載し、さらに、前記売り手が予め登録しているメールアドレスに、買い手からコンタクト依頼があった旨を知らせるメールを送信する。また、さらに別の不動産マッチングシステムでは、前記売り手専用掲示板にメッセージが書き込まれると、前記サーバが、前記買い手が予め登録しているメールアドレスに、前記売り手から前記メッセージがあったことを知らせるメールを送信してもよい。
【0017】
本発明の他の不動産マッチング装置は、買い手が売り手にコンタクトをすることができる不動産マッチング装置であって、前記買い手の買い手端末から売り手に対するコンタクト依頼情報を受け取ると、前記売り手専用掲示板に買い手からコンタクト依頼があった旨を記載し、さらに、前記売り手が予め登録しているメールアドレスに、買い手からコンタクト依頼があった旨を知らせるメールを送信する。他の不動産マッチング装置は、前記売り手専用掲示板にメッセージが書き込まれると、前記買い手が予め登録しているメールアドレスに、前記売り手から前記メッセージがあったことを知らせるメールを送信してもよい。
【0018】
本発明の他の不動産マッチング方法は、買い手が売り手にコンタクトをすることができる不動産マッチング装置により実現される不動産マッチング方法であって、前記買い手の買い手端末から売り手に対するコンタクト依頼情報を受け取ると、前記売り手専用掲示板に買い手からコンタクト依頼があった旨を記載し、さらに、前記売り手が予め登録しているメールアドレスに、買い手からコンタクト依頼があった旨を知らせるメールを送信する。他の不動産マッチング方法では、前記売り手専用掲示板にメッセージが書き込まれると、前記買い手が予め登録しているメールアドレスに、前記売り手から前記メッセージがあったことを知らせるメールを送信してもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明のある不動産マッチングシステムでは、買い手が買い取り不動産物件のリクエストをすることができる。このリクエストにより、買い手はサーバに買い取りを希望する買い取り不動産物件を登録することができる。
【0020】
本発明のある実施形態である不動産マッチングシステムでは、売り手が買い取り不動産物件のリクエストを検索することができる。このため、リクエストを行った買い手は、他の買い手同業者に知られることなく、買い取りを希望する買い取り不動産物件を登録することができる。
【0021】
言い換えると、買い取り同業者はリクエストを直接閲覧することができないため、リクエストを行った買い手は、利益が見込める不動産を横取りされる可能性を小さくすることができる。
【0022】
本発明の別の実施形態である不動産マッチングシステムでは、買い取り不動産物件のリクエストをし、そのリクエストにマッチした不動産物件が登録されると、それをリクエストした買い手に知らせてくれる。つまり、買い手は、買い取りを希望する買い取り不動産物件をみつけるために、登録されていく売り払われる不動産物件を再検索する必要がない。このため、買い手は、再検索する手間を省くことができる。またサーバから直接買い手が登録したメールアドレスに知らせがあるため、他の買い手同業者よりも早くに、買い取りを希望する買い取り不動産物件をみつけることができる。
【0023】
本発明のある不動産マッチング装置は、リクエスト検索に基づき第1記憶領域に格納されているリクエストの中にマッチングするものがないかをサーチし、サーチした結果を売り手端末に送信する。このため、売り手は、買い取りを希望する買い取り不動産物件の買い手を容易にみつけることができる。また、リクエストを行った買い手は、他の買い手同業者に知られることなく、買い取りを希望する買い取り不動産物件のリクエスト検索を行いヒットさせた売り手だけにアピールすることができる。
【0024】
本発明の別の不動産マッチング装置は、売り手端末からの売り払う不動産物件の情報を第2記憶領域に格納し、リクエストを検索キーとして、第2記憶領域を検索し、マッチングするものがある場合、リクエストをした買い手が登録しているメールアドレスにマッチングした物件がある旨を知らせる。このため、買い手は、買い取りを希望する買い取り不動産物件をみつけるために、登録されていく売り払われる不動産物件を検索する手間を省くことができる。
【0025】
本発明のある不動産マッチング方法は、リクエスト検索に基づき第1記憶領域に格納されているリクエストの中にマッチングするものがないかをサーチする。このため、売り手は、買い取りを希望する買い取り不動産物件の買い手を容易にみつけることができる。また、リクエストを行った買い手は、他の買い手同業者に知られることなく、買い取りを希望する買い取り不動産物件のリクエスト検索を行いヒットさせた売り手だけにアピールすることができる。
【0026】
本発明の別の不動産マッチング方法は、売り払う不動産物件の情報を第2記憶領域に格納し、リクエストを検索キーとして、第2記憶領域を検索し、マッチングするものがある場合、リクエストをした買い手が登録しているメールアドレスにマッチングした物件がある旨を知らせる。このため、買い手は、買い取りを希望する買い取り不動産物件をみつけるために、登録されていく売り払われる不動産物件を検索する手間を省くことができる。
【0027】
本発明の他の不動産マッチングシステムでは、買い手および売り手の少なくとも一方が専門家にサポートを依頼することができる。専門家を利用することにより、素人であっても、不動産売買を行うことが可能になる。
【0028】
本発明の他の不動産マッチング装置では、買い手および売り手の少なくとも一方が専門家にサポートを依頼することができる。専門家を利用することにより、素人であっても、不動産売買を行うことが可能になる。
【0029】
本発明の他の不動産マッチング方法では、買い手および売り手の少なくとも一方が専門家にサポートを依頼することができる。専門家を利用することにより、素人であっても、不動産売買を行うことが可能になる。
【0030】
本発明のさらに別の不動産マッチングシステムでは、買い手が売り手にコンタクトをすることができる。このため、買い手は、売り払い不動産物件についてさらに詳しい情報を得ることができ、買うまたは買わないについて一次的なスクリーニングを行うことができる。
【0031】
本発明のさらに別の不動産マッチング装置では、買い手が売り手にコンタクトをすることができる。このため、買い手は、売り払い不動産物件についてさらに詳しい情報を得ることができ、買うまたは買わないについて一次的なスクリーニングを行うことができる。
【0032】
本発明のさらに別の不動産マッチング方法では、買い手が売り手にコンタクトをすることができる。このため、買い手は、売り払い不動産物件についてさらに詳しい情報を得ることができ、買うまたは買わないについて一次的なスクリーニングを行うことができる。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下に、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0035】
図1は、本発明の実施形態における不動産マッチングシステム1を示している概略図である。
【0036】
不動産マッチングシステム1は、サーバ100、売り手端末200、買い手端末300、および専門家端末400を備えている。サーバ100、売り手端末200、買い手端末300、および専門家端末400は、インターネットなどのネットワーク500に接続可能であり、それらは相互にデータの送受信が可能である。
【0037】
売り手端末200、買い手端末300、および専門家端末400は、パソコンであってもよいし、スマートフォンまたはネットワークと接続可能なタブレツトであってもよい。
【0038】
不動産マッチングシステム1は、売り手が売りたい物件を登録するための物件登録機能を備えている。
【0039】
以下に、
図1、
図2(a)、および
図3を用いて、不動産マッチングシステム1において、売り手が売りたい物件を登録する手順の一例を説明する。
図2(a)は、サーバ100が管理する記憶部の一部である売り手記憶部10の一例を示し、
図3は、売り手が売りたい物件を登録するフローの一例を示している。
【0040】
売り手は売り手端末200を使用して、サーバ100にログインをする(ステップS100)。なお、売り手はすでにサーバ100に対して、ログイン・パスワードおよび売り手のメールアドレスなどを登録している。
【0041】
その後、売り手端末200はその表示部に「売りたい」ボタン、「買いたい」ボタンなどを表示する。売り手は、物件情報をサーバにアップロードするために、売り手端末200を介して「売りたい」ボタンを選択すると、売り手端末200は、その旨をサーバ100に送信する(ステップS110)。
【0042】
サーバ100は、売り手の資格ランクと登録件数の関係が所定の関係を満たしている場合、物件を登録するために物件登録ステップに進むことを承認する(ステップS120)。所定の関係とは、例えば、表1に示すように、売り手の資格ランクがβの場合、最大5件まで登録可能である。サーバ100は、資格ランク領域31および登録件数領域32から資格ランクおよび登録件数を呼び出し、呼び出された登録件数が、売り手の資格ランクに対応する決められた登録件数−1以下であれば、承認する。
【0044】
なお、資格ランク領域31には、売り手の資格ランクが格納され、登録件数領域32には、すでに登録された物件の件数が格納されている。例えば、売り手の資格ランクについては、売り手が資格ランクを購入し、その利用料金を支払う際にサーバ100が資格ランク領域31に購入された資格ランクを格納してもよい。
【0045】
また、購入した資格ランクが有効である期間が過ぎた場合、サーバ100が購入された資格ランクよりも低い資格ランクになるように、資格ランク領域31に格納されている資格ランクを書き換えてもよい。ここで、低い資格ランクとは、現在よりも物件を登録することができる数が少ないものをいう。また、サーバ100によって書き換えが行われるランクは、最低ランクであってもよい。
【0046】
また、登録件数領域32については、物件が登録された際に、サーバ100が登録件数領域32に格納されている登録件数をカウントアップし、物件が削除された際に、サーバ100が登録件数領域32に格納されている登録件数をカウントダウンしてもよい。
【0047】
次に、売り手は、売り手端末200を介して、物件名情報を入力し(ステップS130)、売りたい物件の住所情報を入力し(ステップS140)、その物件の面積情報・価格情報を入力し(ステップS150)、入力している情報の公開・非公開を選択し(ステップS160)、公開を選択した場合公開する期間情報を入力する(ステップS170)。また、売り手は、買い手に物件をアピールするため、売り手端末200を介して少なくとも1枚の写真に対応する写真情報をサーバ100にアップロードすることができる(ステップS180)。なお、住所情報の少なくとも一部、並びに面積情報および価格情報の少なくとも1つは、メニューから選択できるようになっていてもよい。
【0048】
ここで、面積情報・価格情報を入力するステップS150は、面積情報を入力するステップS151(図示せず)と価格情報を入力するステップS152(図示せず)のように別々であってもよいし、ステップS130、ステップS140、ステップS151、ステップS152、ステップS160ステップS170、およびステップS180を入力および選択する順番は任意であってもよい。
【0049】
また、売り手が売り手端末200を介して、上述した入力および選択された物件情報とともに記憶されるコメント情報が入力されるようになっていてもよい。
【0050】
売り手は、入力および選択された物件情報に誤りがないことを確認した後、物件情報を登録するための「登録」ボタンを押す(ステップS190)。なお、サーバ100は、売り手がサーバ100に写真情報をアップロードしない場合であっても登録を認めることができる。
【0051】
売り手によって売り手端末200を介して入力された物件名情報、住所情報、面積情報、価格情報、公開・非公開情報、公開期間情報、写真情報、およびコメント情報などの少なくとも1つの情報(以下、物件情報という)については、売り手とそれらの情報が紐付けされ、売り物件領域20の、対応する物件名領域21、住所領域22、面積領域23、価格領域24、公開・非公開領域25、公開期間領域26、写真領域27、およびコメント領域28に1つの物件としてサーバ100によって格納される。ただし、物件情報として、住所情報、面積情報、および価格情報は、必須である。
【0052】
不動産マッチングシステム1は、買い手が買いたい物件を検索するための検索機能を備えている。
【0053】
以下に、
図1、
図2(b)、および
図4を用いて、不動産マッチングシステム1において、買い手が買いたい物件を検索する手順の一例を説明する。
図2(b)は、サーバ100が管理する記憶部の一部である買い手記憶部40の一例を示し、
図4は、買い手が買いたい物件を検索するフローの一例を示している。
【0054】
買い手は買い手端末300を使用して、サーバ100にログインをする(ステップS200)。なお、買い手はすでにサーバ100に対して、ログイン・パスワードおよび買い手のメールアドレスなどを登録している。
【0055】
買い手端末300はその表示部に「売りたい」ボタン、「買いたい」ボタンなどを表示し、買い手は「買いたい」ボタンを選択する(ステップS210)。
【0056】
その後、買い手端末300はその表示部に「検索」ボタン、「リクエスト」ボタンなどを表示し、買い手は買い手端末300を介して「検索」ボタンを選択する(ステップS220)。
【0057】
買い手は、検索モードで買い手端末300を介して検索情報である住所情報、面積情報、および価格情報のうち少なくとも1つを入力する(ステップS230)。
【0058】
サーバ100は、入力された検索情報に基づき、売り手が登録した物件情報が格納されている売り物件領域20を検索して、マッチングする物件を探し出す(ステップS240)。
【0059】
該当する物件がない場合、サーバ100は買い手端末300に結果なしである情報を送り、買い手端末300はその表示部に結果がないことを示す旨を表示する(ステップS250)。
【0060】
該当する物件がある場合、サーバ100は買い手端末300に該当物件情報を送り、買い手端末300はその表示部に該当物件情報を表示する(ステップS260)。ここで、該当物件情報とは、検索された住所情報、面積情報、および価格情報であり、写真情報がアップロードされている場合にはそれらに写真情報が含まれ、コメント情報がアップロードされている場合にはそれらにコメント情報が含まれ、さらにそれらに物件名情報が含まれていてもよい。
【0061】
また、サーバ100の指示に従い買い手端末300は、該当物件情報に基づき、買い手端末300の表示部に該当物件の地図および写真の少なくとも1つを表示させてもよい。
【0062】
サーバ100は、買い手が買い手端末300を介して行った指示に従い、該当する物件について印をつけることができる(ステップS270)。検索した結果、該当する物件が複数ある場合、買い手が興味がある物件について一次的な買い取り候補を記録するために有用だからである。
【0063】
買い手は、検索された該当物件情報を保存することができる(ステップS280)。例えば、買い手による買い手端末300を介した指示に従い、サーバ100は、該当物件情報を該当物件領域54に格納してもよいし、検索された該当物件情報を呼び出すためのタグが該当物件領域54にサーバ100によって格納されてもよい。該当する物件を呼び出すためのタグまたは該当物件情報を保存しておけば、買い手がその物件をもう一度見たい場合、再度検索をする必要がないからである。
【0064】
不動産マッチングシステム1は、買い手が買いたい希望物件を登録することができるリクエスト機能を備えていてもよい。リクエスト機能とは、買い手が買いたい希望物件についてサーバ100に登録をすることができる機能である。例えば、買い手が検索を行ったが、該当する物件がない場合に有益である。
【0065】
以下に、
図1、
図2(b)、および
図5を用いて、リクエスト機能の一例を説明する。
図5は、買い手がリクエストするフローの一例を示している。
【0066】
売り手は買い手端末300を使用して、サーバ100にログインをする(ステップS300)。
【0067】
買い手端末300はその表示部に「売りたい」ボタン、「買いたい」ボタンなどを表示し、買い手は買い手端末300を介して「買いたい」ボタンを選択する(ステップS310)。
【0068】
その後、買い手端末300はその表示部に「検索」ボタン、「リクエスト」ボタンなどを表示し、買い手は買い手端末300を介して「リクエスト」ボタンを選択する(ステップS320)。
【0069】
サーバ100は、買い手の資格ランクとリクエスト件数の関係が所定の関係を満たしている場合、買い手が買いたい希望物件を登録することができるリクエストステップに進むことを承認する(ステップS330)。所定の関係とは、例えば、表2に示すように、買い手の資格ランクがγの場合、最大10件までリクエスト可能である。サーバ100は、資格ランク領域51およびリクエスト件数領域52から資格ランクおよびリクエスト件数を呼び出し、呼び出されたリクエスト件数が、買い手の資格ランクに対応するリクエスト件数−1以下であれば、承認する。
【0071】
なお、資格ランク領域51には、買い手の資格ランクが格納され、リクエスト件数領域52には、すでにリクエストされた物件の件数が格納されている。例えば、買い手の資格ランクについては、買い手が資格ランクを購入し、その利用料金を支払う際にサーバ100が資格ランク領域51に購入された資格ランクを格納してもよい。
【0072】
また、購入した資格ランクが有効である期間が過ぎた場合、サーバ100が購入された資格ランクよりも低い資格ランクになるように、資格ランク領域51を書き換えてもよい。ここで、低い資格ランクとは、現在よりも物件を登録することができる数が少ないものをいう。また、サーバ100によって書き換えが行われるランクは、最低ランクであってもよい。
【0073】
また、リクエスト件数については、買い取り物件がリクエストされた際に、サーバ100がリクエスト件数領域52に格納されているリクエスト件数をカウントアップし、リクエストが削除された際に、サーバ100がリクエスト件数32に格納されているリクエスト件数をカウントダウンしてもよい。
【0074】
次に、買い手は、買い手端末300を介してリクエスト情報である住所情報、面積情報、および価格情報などを入力する(ステップS340)。このリクエスト機能では、買い手が、買い手端末300を介して、コメント情報を入力してもよい。また、このリクエスト機能では、買い手が、買い手端末300を介して、物件名情報を入力してもよい。
【0075】
買い手は、入力された情報に誤りがないことを確認した後、それらの情報を登録するため「登録」ボタンを押す(ステップS350)。
【0076】
例えば、買い手により買い手端末300を介して入力された物件名情報、住所情報、面積情報、価格情報およびコメント情報などの少なくとも1つの情報(以下、リクエスト情報という)は、買い手とそれらの情報が紐付けされ、リクエスト領域60の、対応する物件名領域61、住所領域62、面積領域63、価格領域64、およびコメント領域65に1つの物件としてサーバ100によって格納される。ここで、リクエスト情報として、住所情報、面積情報、および価格情報は、必須である。
【0077】
不動産マッチングシステム1は、リクエスト機能を備えている場合、さらにリクエスト情報を検索するためのリクエスト検索機能を備えていてもよい。
【0078】
以下に、
図1、
図2(a)、および
図6を用いて、不動産マッチングシステム1において、売り手がリクエストされた物件を検索する手順の一例を説明する。
図6は、売り手がリクエストされた物件を検索するリクエスト検索のフローの一例を示している。
【0079】
売り手は売り手端末200を使用して、サーバ100にログインをする(ステップS400)。
【0080】
売り手端末200はその表示部に「売りたい」ボタン、「買いたい」ボタンなどを表示し、売り手は「売りたい」ボタンを選択する(ステップS410)。
【0081】
その後、売り手端末200はその表示部に「リクエスト検索」ボタンなどを表示し、売り手は売り手端末200を介して「リクエスト検索」ボタンを選択する(ステップS420)。
【0082】
サーバ100は、売り手の資格ランクとリクエスト検索の関係が所定の関係を満たしている場合、次のリクエスト検索ステップに進むことを承認する(ステップS430)。所定の関係とは、例えば、表3に示すように、売り手の資格ランクがαである場合リクエスト検索は承認されず、売り手の資格ランクがαよりも上位であるβおよびγである場合、リクエスト検索は承認される。サーバ100は、資格ランク領域51から資格ランクを呼び出し、呼び出された資格ランクが、所定のランクであれば、リクエスト検索を承認し、リクエスト検索ステップを実行する。
【0084】
売り手は、売り手端末200を介してリクエスト検索情報である住所情報、面積情報、および価格情報のうち少なくとも1つを入力する(ステップS440)。
【0085】
サーバ100は、入力されたリクエスト検索情報に基づき、買い手が登録したリクエスト情報が格納されているリクエスト領域60を検索して、マッチングする物件を探し出す(ステップS450)。
【0086】
該当するリクエスト物件がない場合、サーバ100は売り手端末200に結果なしである情報を送り、売り手端末200はその表示部に結果がないことを示す旨を表示する(ステップS460)。
【0087】
該当する物件がある場合、サーバ100は売り手端末200に該当リクエスト物件情報を送り、売り手端末200はその表示部に該当リクエスト物件情報を表示する(ステップS470)。ここで、該当リクエスト物件情報とは、住所情報、面積情報、および価格情報であり、コメント情報がアップロードされている場合にはそれらにコメント情報が含まれ、さらにそれらに物件名情報が含まれていてもよい。
【0088】
サーバ100は、該当するリクエスト物件について印をつけることができる(ステップS480)。検索した結果、該当するリクエスト物件が複数ある場合、売り手の興味がある物件について一次的な買い取り候補を記録するために有用だからである。
【0089】
売り手は、検索された該当リクエスト物件情報を保存することができる(ステップS490)。例えば、売り手による売り手端末200を介した指示に従い、サーバ100は、該当リクエスト物件情報を該当リクエスト物件領域34に格納してもよいし、検索された該当リクエスト物件情報を呼び出すためのタグが該当リクエスト物件領域34にサーバ100によって格納されてもよい。該当する物件を呼び出すためのタグまたは該当リクエスト物件情報を保存しておけば、売り手がその物件をもう一度見たい場合、再度検索をする必要がないからである。
【0090】
以下に、不動産マッチングシステム1がリクエスト機能およびリクエスト検索機能を備えている場合におけるサーバ100の動作の一例について
図7(a)を用いて説明する。
図7(a)は、買い手端末300、サーバ100、および売り手端末200のシーケンスを示す図である。
【0091】
リクエストを承認された買い手が買い手端末300を介してリクエスト情報をサーバ100に送信すると(ステップS500)、サーバ100は、リクエスト情報をリクエスト領域60に格納する(ステップS510)。なお、サーバ100は、リクエスト情報を受け取った際に、リクエスト情報を検索キーとして、登録されている物件情報の住所情報、面積情報、および価格情報を検索し、リクエストに該当する物件を見つけ出してもよい。なお、リクエストに該当する物件が見つけ出された場合、後述するステップS580と同じ内容が実行される。
【0092】
リクエスト検索を承認された売り手は、任意のタイミングで売り手端末200を介して、リクエスト検索情報をサーバ100に送信し、リクエスト検索を行うことができる(ステップS520)。サーバ100は、リクエスト検索にて入力されたリクエスト検索情報を検索キーとしてリクエスト情報が格納されているリクエスト領域60を検索し(ステップS530)、マッチングするものがあれば、その結果を、リクエスト検索を求めた売り手端末に送信する(ステップS540)。
【0093】
売り手は、検索結果を参考にしながら、売り手端末を介して物件情報をサーバ100に送信することができる(ステップS550)。サーバ100は送信された物件情報を売り物件領域20に格納する(ステップS560)。サーバ100は、リクエスト情報を検索キーとして、格納された物件情報の住所情報、面積情報、および価格情報を検索し(ステップS570)、リクエストに該当する物件を見つけ出す。ここで、サーバ100が行う物件情報の検索は、所定、ランダム、その両方の組合せの間隔で行われてもよいし、決められた時刻に行われてもよいし、サーバ100のイベントのタイミングに起因して行われてもよい。
【0094】
サーバ100は、リクエストされた物件に該当する物件を見つけ出した後、リクエストされた物件に該当する物件が登録された旨を知らせるメールが、リクエストをした買い手が登録したメールアドレスにサーバ100によって送信される(ステップS580)。また、上記メールが送信される前に、リクエストした買い手に対して、買い手が、ログインした後、その買い手だけが見ることができる掲示板に、サーバ100は、システムまたは運営者からの情報として、リクエストされた物件に該当する物件が物件登録されたという情報をアップロードしてもよい。
【0095】
その後、買い手は検索機能を用いて登録された物件情報を検索してもよい。この場合、不動産マッチングシステム1に、新たな機能をプログラムする必要はない。
【0096】
しかし、上記掲示板には、その物件情報が記載されてもよい。その場合、買い手は新たに検索をする必要がなくなる。
【0097】
上述した
図7(a)に示すシーケンスでは、不動産マッチングシステム1がリクエスト機能の他にリクエスト検索機能を備え、売り手がリクエスト検索を行うことにより、リクエストの内容を知ることができた。
【0098】
以下に、不動産マッチングシステム1がリクエスト検索機能を備えていなくても、買い手が買いたい物件を求めることができるシステムの一例について
図7(b)を用いて説明する。
図7(b)は、買い手端末300、サーバ100、および売り手端末200のシーケンスを示す図である。
図7(b)に示すシーケンスでは、リクエスト検索を行うことなく、リクエストの内容が、登録している、特定の資格ランクの売り手に知らされる。
【0099】
以下に、リクエストにおけるサーバ100の動作の一例について
図7(b)を用いて説明する。
【0100】
リクエストを承認された買い手が買い手端末300を介してリクエスト情報をサーバ100に送信すると(ステップS600)、サーバ100は、リクエスト情報をリクエスト領域60に格納する(ステップS610)。
【0101】
サーバ100は、リクエスト情報を受け取った後、特定の資格ランクの全ての売り手が登録したメールアドレスにリクエスト情報を送信する(ステップS620)。上記メールの代わり、または上記メールと併用して、特定の資格ランクの全ての売り手に対して、売り手がログインした後、その売り手だけが見ることができる掲示板に、サーバ100が、システムまたは運営者からの情報として、リクエスト情報をアップロードしてもよい。
【0102】
売り手は、送られてきたリクエスト情報を参考に、売り手端末200を介して物件情報をサーバに送信することができる(ステップS630)。サーバ100は送信された物件情報を売り物件領域20に格納する(ステップS640)。
【0103】
サーバ100は、リクエストされた物件に該当する物件が登録されると、リクエストされた物件に該当する物件が登録された旨を知らせるメールが、リクエストをした買い手が登録したメールアドレスにサーバ100によって送信される(ステップS650)。また、上記メールが送信される前に、リクエストした買い手に対して、買い手が、ログインした後、その買い手だけが見ることができる掲示板に、サーバ100は、システムまたは運営者からの情報として、リクエストされた物件に該当する物件が物件登録されたという情報をアップロードしてもよい。
【0104】
その後、買い手は検索機能を用いて登録された物件情報を検索してもよい。この場合、不動産マッチングシステム1に、新たな機能を追加する必要はない。
【0105】
また、上記掲示板には、その物件情報が記載されてもよい。その場合、買い手は新たに検索をする必要がなくなる。
【0106】
不動産マッチングシステム1は、売り手および買い手が、物件査定、契約書の作成、登記の申請、登記調査、権利書作成、契約立ち会い、および物件の引き渡し立ち会いなどを専門家にサポートを依頼することができるサポート依頼機能を備えていてもよい。
【0107】
以下、サポート依頼機能について
図8、
図9および
図10を用いて説明する。
図8は、売り手または買い手が専門家にサポートを依頼するフローの一例を示し、
図9はサーバ100が管理する記憶部の一部である専門家記憶部70の一例を示し、
図10は、買い手端末300、サーバ100、および専門家端末400のシーケンスを示している。
【0108】
専門家は、専門家端末400を介して専門家登録情報をサーバ100に送信し、サーバ100は、送信された専門家登録情報を専門家記憶部70に格納する。例えば、専門家によって専門家端末400を介して入力された氏名、電話番号、メールアドレス、サポート内容、専門家自身の顔写真、およびコメント情報は、専門家とそれらの情報が紐付けされ、専門家記憶部70の、対応する氏名領域81、電話番号領域82、メールアドレス領域83、サポート内容領域84、写真領域85、およびメッセージ領域86にサーバ100によって格納される。
【0109】
ここで、専門家登録情報とは、氏名情報、電話番号情報、メールアドレス情報、サポート内容情報、専門家自身の顔写真情報、およびコメント情報などを含んでいてもよいが、氏名情報、電話番号情報、メールアドレス情報、およびサポート内容情報は必須である。なお、専門家は、予めログイン・パスワードをサーバ100に登録することができるが、専門家登録情報と供にログイン・パスワードをサーバ100に登録してもよい。
【0110】
ここで、専門家が登録料を支払うことを条件に、サーバ100は専門家登録情報を専門家記憶部70に格納してもよい。例えば、専門家がクレジットカードなどで登録料の支払いが完了した後に、サーバ100は、専門家記憶部70への登録を完了させてもよい。
【0111】
また、サーバ100は、専門家が登録料を支払う前に、専門家登録情報を受け付け、それを専門家記憶部70に格納するが、サーバ100は、売り手および買い手がサポート依頼をしたとしても、登録料が支払われるまでその専門家が検索できないようにしてもよい。
【0112】
また、支払った登録料で有効な所定の期間が過ぎた場合、サーバ100は、売り手および買い手がサポート依頼をしたとしても、その専門家が検索できないようにしてもよい。
【0113】
買い手は、買い手端末300にてログイン後、その表示部に表示される「サポート依頼」ボタンを選択する(ステップS710)。
【0114】
買い手端末300は、サポート内容を選択するため、買い手端末300の表示部に「登記申請」ボタン、「物件査定」ボタン、「権利書作成」ボタンなどを表示し、買い手は、どれかのボタンを選択する(ステップS720)。なお、サポート内容の選択は、ボタンの選択ではなく、プルダウンメニューからサポート内容を選択することによって行われてもよい。
【0115】
登記申請が選択された場合、サーバ100は、登録されている専門家について専門家記憶部70のサポート内容を検索し、予め登記申請について専門家登録をしている専門家の専門家情報を買い手端末300に送信し、専門家情報が買い手端末300の表示部に表示される(ステップS730)。
【0116】
専門家と紐付けられた専門家情報が買い手端末300の表示部に表示されることにより、買い手は専門家を選択することができる(ステップS740)。ここで、専門家情報とは、専門家登録をしている専門家の氏名情報が少なくとも含まれ、写真情報、メッセージ情報、および電話番号情報の少なくとも1つを含んでいてもよい。
【0117】
その後、買い手は買い手端末300を用いてサーバ100を介してその専門家にメッセージを送ることができる(ステップS750)。
【0118】
以下に、サポート依頼において専門家にメッセージを送る場合のサーバ100の動作の一例について
図10を用いて説明する。
【0119】
買い手は、買い手端末300を介して、選択された専門家に対してサポートを依頼するためサポート依頼情報をサーバ100に送信する(ステップS800)。サポート依頼情報には、送信した買い手を特定する情報、選択された専門家を特定するための情報、およびサポート内容情報が少なくとも含まれている。さらに、サポート依頼情報には、買い手からのメッセージ情報が含まれていてもよい。
【0120】
サーバ100は、サポート依頼情報を受信すると、その専門家がログインした後、その専門家だけが見ることができる掲示板に、サーバ100が、システムまたは運営者からの情報として、サポート依頼情報をアップロードし(ステップS810)、サーバ100は、サポート依頼情報に基づき、選択された専門家と紐付けられ格納されているメールアドレスにサポート依頼があったことを知らせるメールを送信してもよい(ステップS820)。
【0121】
なお、サーバ100は、その専門家だけが見ることができる掲示板にサポート依頼情報をアップロードすることなく、メールにてサポート依頼情報を該当する専門家に送信してもよい。また、サーバ100は、その専門家だけが見ることができる掲示板にサポート依頼情報をアップロードし、メールにてサポート依頼情報を該当する専門家に送信してもよい。
【0122】
専門家は、メールまたは掲示板からサポート依頼の内容を読んだ後、専門家端末400からサポート依頼の買い手に対して、サーバ100を介してメッセージを送信することができる(ステップS830)。
【0123】
サーバ100は、専門家からのメッセージを受信すると、サーバ100にログインした後、その買い手だけが見ることができる掲示板に、サーバ100が、システムまたは運営者からの情報として、専門家からのメッセージをアップロードし(ステップS840)、サーバ100は、サポート依頼の買い手が登録したメールアドレスにメッセージがあったことを知らせるメールを送信する(ステップS850)。なお、サーバ100は、メールにてメッセージの内容を該当する買い手が登録したメールアドレスに送信してもよい。
【0124】
その後、サーバ100は、その買い手とその専門家の間でチャット可能になるようにする(ステップS860)。例えば、サーバ100は、その買い手がログインした後、その買い手だけが見ることができるメッセージボードと、専門家がログインした後、その専門家だけが見ることができるメッセージボードとを使い、その買い手とその専門家の間でメッセージのやり取りができるようにすることができる。
【0125】
上述した例では、買い手が専門家に対してサポート依頼をすることができることについて説明したが、不動産マッチングシステム1は、売り手も買い手と同様に専門家に対してサポート依頼を行うことができる。
【0126】
不動産マッチングシステム1は、買い手が売り手に対してコンタクトを取ることができるコンタクト機能を備えていてもよい。
【0127】
以下、コンタクト機能の一例について
図11を用いて説明する。
図11は、買い手端末300、サーバ100、および売り手端末200のシーケンスを示している。
【0128】
買い手は該当物件情報が買い手端末300に表示されているモードにて、その該当物件の売り手に対して、コンタクトを依頼することができる。
【0129】
買い手は、買い手端末300を介して、コンタクト依頼情報をサーバ100に送信する(ステップS900)。コンタクト依頼情報には、その物件情報を登録した売り手の情報および買い手からのメッセージ情報が含まれている。
【0130】
サーバ100は、コンタクト依頼情報を受信すると、その売り手がログインした後、その売り手だけが見ることができる掲示板に、サーバ100が、システムまたは運営者からの情報として、コンタクト依頼情報をアップロードし(ステップS910)、サーバ100は、コンタクト依頼情報に基づき、その売り手と紐付けられ格納されているメールアドレスにサポート依頼があったことを知らせるメールを送信してもよい(ステップS920)。
【0131】
なお、サーバ100は、その売り手だけが見ることができる掲示板にコンタクト依頼情報をアップロードすることなく、メールにてコンタクト依頼情報をその売り手に送信してもよい。また、サーバ100は、その売り手だけが見ることができる掲示板にコンタクト依頼情報をアップロードし、メールにてコンタクト依頼情報を該当する売り手に送信してもよい。
【0132】
その後、売り手は、売り手端末200からコンタクト依頼の買い手に対して、サーバ100を介してメッセージを送信することができる(ステップS930)。
【0133】
サーバ100は、売り手からのメッセージを受信すると、サーバ100にログインした後、その買い手だけが見ることができる掲示板に、サーバ100が、システムまたは運営者からの情報として、売り手からのメッセージをアップロードし(ステップS940)、サーバ100は、コンタクト依頼の買い手が登録したメールアドレスにメッセージがあったことを知らせるメールを送信する(ステップS950)。なお、サーバ100は、メールにてメッセージの内容をその買い手が登録したメールアドレスに送信してもよい。
【0134】
その後、サーバ100は、その買い手とその売り手の間でチャット可能になるようにする(ステップS960)。例えば、サーバ100は、その買い手がログインした後、その買い手だけが見ることができるメッセージボードと、売り手がログインした後、その売り手だけが見ることができるメッセージボードとを使い、その買い手とその売り手の間でメッセージのやり取りができるようにすることができる。
【0135】
なお、不動産マッチングシステム1では、売り手から買い手に対してコンタクト依頼をすることができないようにする設定を有していてもよい。
【0136】
上述したマッチングは、全部一致であってもよいし、一部一致であってもよい。全部一致と一部一致のどちらが使われるのかは、端末の操作者が選択できてもよいし、予め決められていてもよい。
【0137】
全部一致と一部一致のどちらが使われるのかは、サーバ100がマッチングのヒットの状況に応じて変更してもよい。例えば、サーバ100が、初めて全部一致でマッチングを行なっていたが、ヒットするものがなければ、一部一致に切り替えて検索を行なってもよい。また、サーバ100が、初めて一部一致でマッチングを行なっていたが、ヒットするものが所定の数を超えた場合、全部一致に切り替えて検索を行なってもよい。