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特開2021-131743販売促進プログラム及び販売促進装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-131743(P2021-131743A)
(43)【公開日】2021年9月9日
(54)【発明の名称】販売促進プログラム及び販売促進装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20210813BHJP
【FI】
   G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2020-26859(P2020-26859)
(22)【出願日】2020年2月20日
(71)【出願人】
【識別番号】520060128
【氏名又は名称】株式会社SAKELOGY
(74)【代理人】
【識別番号】100176072
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 功
(72)【発明者】
【氏名】星野 翠
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 浩一
(72)【発明者】
【氏名】友清 貴哉
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】飲食物からなる商品の販売店にとって、飲食所の来客者に対する販売機会の逸失を抑制可能であるとともに、飲食所に向けて販路を開拓することへのより強い動機を付与可能な販売促進プログラム及び販売促進装置を提供する。
【解決手段】販売促進装置としてのサーバ装置14は、来客者がいる飲食店20を特定可能な場所特定情報70を取得する取得手段50と、場所特定情報70により特定される飲食店20向けに販売店24が卸売を行う、1以上の商品12に対応する商品情報の一覧を示す商品情報リスト72を作成する作成手段52と、作成された商品情報リスト72を来客者端末16に送信することで、販売店24から購入可能な商品12のリスト(購入可能リスト104)を来客者に提供する提供手段54を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を飲食物として提供可能であるが前記商品の販売が制限される飲食所に来場している来客者が利用する来客者端末と通信可能なサーバ装置を、
前記来客者がいる飲食所を特定可能な場所特定情報を取得する取得手段、
前記取得手段が取得した前記場所特定情報により特定される飲食所向けに販売店が卸売を行う、1以上の商品に対応する商品情報の一覧を示す商品情報リストを作成する作成手段、
前記作成手段により作成された前記商品情報リストを前記来客者端末に送信することで、前記販売店から購入可能な商品のリストを前記来客者に提供する提供手段、
として機能させる販売促進プログラム。
【請求項2】
前記飲食所に関する飲食所情報、前記販売店に関する販売店情報、及び前記商品に関する商品情報を対応付けて記憶するデータベースを構築可能に構成される記憶手段として、前記サーバ装置をさらに機能させ、
前記作成手段は、前記場所特定情報により特定される飲食所を検索キーとして、前記記憶手段により構築された前記データベースを参照することで前記商品情報リストを作成する、
請求項1に記載の販売促進プログラム。
【請求項3】
前記記憶手段は、さらに、前記商品の購入履歴をユーザ毎に記憶し、
前記作成手段は、前記記憶手段により記憶されている前記来客者における購入履歴に応じて、前記商品情報リストの掲載順を変更する、
請求項2に記載の販売促進プログラム。
【請求項4】
前記作成手段は、前記販売店による電子商取引を通じた販売が制限されている商品又は前記販売店の在庫が不足している商品を販売対象から除外した前記商品情報リストを作成する、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の販売促進プログラム。
【請求項5】
前記場所特定情報は、前記来客者端末がアクセスしているウェブページに対応付けられた情報又は前記飲食所に設けられる該飲食所の識別コードを撮影により読み取った画像である、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の販売促進プログラム。
【請求項6】
前記来客者と前記販売店の間の入金のやり取りを仲介する会計処理手段として前記サーバ装置をさらに機能させる、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の販売促進プログラム。
【請求項7】
表示手段を有する前記来客者端末を、前記提供手段により提供された前記リスト中の商品を購入するための購入画面を前記表示手段に表示させる表示制御手段として機能させる、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の販売促進プログラム。
【請求項8】
前記商品は、日本酒であり、
前記商品情報リストには、前記日本酒の銘柄に適した推奨料理に関する料理情報が含まれ、
前記表示制御手段は、前記日本酒の銘柄と併せて前記料理情報を前記購入画面に表示させる、
請求項7に記載の販売促進プログラム。
【請求項9】
商品を飲食物として提供可能であるが前記商品の販売が制限される飲食所に来場している来客者が利用する来客者端末と通信可能な販売促進装置であって、
前記来客者がいる飲食所を特定可能な場所特定情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記場所特定情報により特定される飲食所向けに販売店が卸売を行う、1以上の商品に対応する商品情報の一覧を示す商品情報リストを作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された前記商品情報リストを前記来客者端末に送信することで、前記販売店から購入可能な商品のリストを前記来客者に提供する提供手段と、
を備える販売促進装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食物からなる商品の販売を促進するための販売促進プログラム及び販売促進装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、いわゆるEC(Electronic Commerce)サイト上で商品の販売等を行う電子商取引を実現するための様々な技術が知られている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6134042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、飲食所の来客者が、提供された飲食物の中で気に入ったものを見付けた場合、その飲食物を商品として購入したいと思うことがある。例えば、日本酒などの酒類の商品の場合、販売免許を有さない飲食所による販売が法律上禁止されている。そうすると、来客者は、自身の端末装置を用いて、商品の詳細及び販売先を検索し、該当するECサイトにアクセスし、商品を購入するための操作を行う必要がある。来客者がその場で購入の手続きを行わなかった場合、商品の検索結果を忘れたり購入の意思が薄れたりすることで、結局、商品の購入には至らない状況が起こり得る。これにより、販売店にとって商品の販売機会を逸失するという問題が発生する。
【0005】
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、飲食物からなる商品の販売店にとって、飲食所の来客者に対する販売機会の逸失を抑制可能であるとともに、飲食所に向けて販路を開拓することへのより強い動機を付与可能な販売促進プログラム及び販売促進装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の本発明における販売促進プログラムは、商品を飲食物として提供可能であるが前記商品の販売が制限される飲食所に来場している来客者が利用する来客者端末と通信可能なサーバ装置を、前記来客者がいる飲食所を特定可能な場所特定情報を取得する取得手段、前記取得手段が取得した前記場所特定情報により特定される飲食所向けに販売店が卸売を行う、1以上の商品に対応する商品情報の一覧を示す商品情報リストを作成する作成手段、前記作成手段により作成された前記商品情報リストを前記来客者端末に送信することで、前記販売店から購入可能な商品のリストを前記来客者に提供する提供手段、として機能させる。
【0007】
販売店から購入可能な商品のリストを来客者に提供する提供手段を設けることで、来客者は、商品の販売が制限される飲食所内であっても、飲食所が提示するメニューから飲食物を注文するのと同じような感覚で、電子商取引を通じて、飲食物と同一の商品を購入することができる。これにより、飲食物からなる商品の販売店にとって、飲食所の来客者に対する販売機会の逸失が抑制される。また、飲食所内での飲食を通じて商品の試食又は試飲を体験させることで、飲食所が醸し出す雰囲気と相まって商品に対する来客者の思い入れが強まる傾向があり、商品の販売を促進する効果が期待される。これにより、商品の販売店にとって、飲食所に向けて販路を開拓することへのより強い動機が付与される。
【0008】
また、当該販売促進プログラムは、前記飲食所に関する飲食所情報、前記販売店に関する販売店情報、及び前記商品に関する商品情報を対応付けて記憶するデータベースを構築可能に構成される記憶手段として前記サーバ装置をさらに機能させ、前記作成手段は、前記場所特定情報により特定される飲食所を検索キーとして、前記記憶手段により構築された前記データベースを参照することで前記商品情報リストを作成してもよい。
【0009】
また、前記記憶手段は、さらに、前記商品の購入履歴をユーザ毎に記憶し、前記作成手段は、前記記憶手段により記憶されている前記来客者における購入履歴に応じて、前記商品情報リストの掲載順を変更してもよい。
【0010】
また、前記作成手段は、前記販売者による電子商取引を通じた販売が制限されている商品又は前記販売店の在庫が不足している商品を販売対象から除外した前記商品情報リストを作成してもよい。
【0011】
また、前記場所特定情報は、前記来客者端末がアクセスしているウェブページに対応付けられた情報又は前記飲食所に設けられる該飲食所の識別コードを撮影により読み取った画像であってもよい。
【0012】
また、上記した販売促進プログラムは、前記来客者と前記販売店の間の入金のやり取りを仲介する会計処理手段として前記サーバ装置をさらに機能させてもよい。
【0013】
また、表示手段を有する前記来客者端末を、前記提供手段により提供された前記リスト中の商品を購入するための購入画面を前記表示手段に表示させる表示制御手段として機能させてもよい。
【0014】
また、前記商品は、日本酒であり、前記商品情報リストには、前記日本酒の銘柄に適した推奨料理に関する料理情報が含まれ、前記表示制御手段は、前記日本酒の銘柄と併せて前記料理情報を前記購入画面に表示させてもよい。
【0015】
第2の本発明における販売促進装置は、商品を飲食物として提供可能であるが前記商品の販売が制限される飲食所に来場している来客者が利用する来客者端末と通信可能な装置であって、前記来客者がいる飲食所を特定可能な場所特定情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記場所特定情報により特定される飲食所向けに販売店が卸売を行う、1以上の商品に対応する商品情報の一覧を示す商品情報リストを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された前記商品情報リストを前記来客者端末に送信することで、前記販売店から購入可能な商品のリストを前記来客者に提供する提供手段と、を備える。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、飲食物からなる商品の販売店にとって、飲食所の来客者に対する販売機会の逸失が抑制されるとともに、飲食所に向けて販路を開拓することへの強い動機が付与される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態における販売促進装置としてのサーバ装置が組み込まれた商品販売システムの全体構成図である。
図2図1におけるサーバ装置及び来客者端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3図1及び図2におけるサーバ装置の機能ブロックの一例を示す図である。
図4図1における商品販売システムの動作を示す第1フローチャートである。
図5図1における商品販売システムの動作を示す第2フローチャートである。
図6図3における作成手段の詳細な機能ブロックの一例を示す図である。
図7】来客者端末に表示される購入画面の一例を示す図である。
図8図3における手配処理手段及び会計処理手段の詳細な機能ブロックの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明における販売促進装置について、販売促進プログラムとの関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対して可能な限り同一の符号を付するとともに、重複する説明を省略する場合がある。
【0019】
[商品販売システム10の構成]
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態における販売促進装置としてのサーバ装置14が組み込まれた商品販売システム10の全体構成図である。商品販売システム10は、電子商取引(EC)による商品12の販売及びその促進サービス(以下、販売促進サービス)を遂行可能に構成される。具体的には、商品販売システム10は、サーバ装置14と、1又は複数の来客者端末16と、1又は複数の販売店端末18と、を含んで構成される。各々の装置は、ネットワークNTを通じて相互に通信可能である。
【0020】
商品12は、酒税法、食品衛生法を含む法令によって販売が制限されている。商品12の一例として、日本酒、ワイン、ビール、ウィスキーなどの酒類や、食肉、乳類、魚介類などの食材が挙げられる。ここでは、飲食店20は、来客者に対して、商品12を飲食物22として提供することができるが、販売店24のように商品12を販売することができない。一方、販売店24は、飲食店20への商品12の卸売や、配送先26への商品12の配送を行うことができる。
【0021】
サーバ装置14は、上記した販売促進サービスに関する各種制御を行うサーバコンピュータである。図1の例では、サーバ装置14を単体のコンピュータとして示しているが、これに代わって、サーバ装置14は、分散システムを構築するコンピュータ群であってもよい。また、サーバ装置14は、クラウド型のサーバ(いわゆる、クラウドサーバ)であってもよいし、オンプレミス型のサーバであってもよい。
【0022】
来客者端末16は、飲食店20の来客者が利用するコンピュータ端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン、ウェアラブルデバイスなどから構成される。来客者端末16は、来客者が所持する携帯型の端末であってもよいし、飲食店20が管理する携帯型又は据置型の端末であってもよい。
【0023】
販売店端末18は、販売店24(販売業者)が所有する据置型又は携帯型のコンピュータ端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン、ウェアラブルデバイスなどから構成される。また、販売店端末18は、商品12の販売に関する管理機能を有するサーバコンピュータであってもよい。
【0024】
<ハードウェア構成>
図2は、図1におけるサーバ装置14及び来客者端末16のハードウェア構成の一例を示す図である。図面の下側に示す来客者端末16は、通信I/F31と、入力装置32と、出力装置33と、プロセッサ34と、メモリ35と、記憶装置36と、を含んで構成される。一方、図面の上側に示すサーバ装置14は、通信I/F41と、プロセッサ44と、メモリ45と、記憶装置46と、を含んで構成される。なお、販売店端末18は、図2に示す来客者端末16と同様のハードウェア構成を有してもよい。
【0025】
通信I/F31,41は、外部装置に対して電気信号を送受信するインターフェースである。これにより、来客者端末16は、場所特定情報70及び取引情報74(図3)をサーバ装置14に送信可能であり、商品情報リスト72(図3)をサーバ装置14から受信可能である。
【0026】
入力装置32は、マウス、キーボード、タッチセンサ、マイクロフォンを含むデバイスである。出力装置33は、ディスプレイ、スピーカを含むデバイスからなる。来客者端末16は、入力装置32による入力機能と出力装置33による表示機能を組み合わせることで、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)を構築する。
【0027】
プロセッサ34,44は、CPU(Central Processing Unit)を含む汎用プロセッサであってもよいし、GPU(Graphics Processing Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)を含む専用プロセッサであってもよい。メモリ35,45は、非一過性の記憶媒体であり、プロセッサ34,44が各構成要素を制御するのに必要なプログラム及びデータを記憶している。記憶装置36,46は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)やソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)を含む非一過性の記憶媒体である。
【0028】
<機能ブロック>
図3は、図1及び図2におけるサーバ装置14の機能ブロックの一例を示す図である。サーバ装置14は、メモリ45から販売促進プログラムを読み出して実行することで、取得手段50、作成手段52、提供手段54、手配処理手段56、会計処理手段58、及び記憶手段60として機能する。取得手段50は、図2の通信I/F41及びプロセッサ44によって実現される手段である。作成手段52は、図2のプロセッサ44により実現される手段である。提供手段54、手配処理手段56、及び会計処理手段58はそれぞれ、図2の通信I/F41及びプロセッサ44によって実現される手段である。記憶手段60は、図2の記憶装置46によって実現される手段である。
【0029】
取得手段50は、来客者端末16との通信によって、来客者がいる飲食店20を特定可能な情報(以下、場所特定情報70という)を取得する。この場所特定情報70には、来客者端末16がアクセスしているウェブページに紐付けられた店舗情報、店内に設けられる識別コード(例えば、QRコード:登録商標)を撮影により読み取った画像情報、フォーム画面からの入力情報、GNSS(Global Navigation Satellite System)により取得される位置情報などが含まれる。
【0030】
また、取得手段50は、来客者端末16との通信によって、購入対象である商品12の取引に関する情報(以下、取引情報74という)を取得する。この取引情報74には、購入した商品12の名称・数量などの注文情報、商品12の配送方法・場所・時間などの配送情報、販売店24の決定に必要な情報(例えば、後述するIDセット)などが含まれる。
【0031】
作成手段52は、取得手段50により取得された場所特定情報70に基づいて、商品情報の一覧を示すリスト(以下、商品情報リスト72)を作成する。また、作成手段52は、記憶手段60が商品12の購入履歴をユーザ毎に記憶する場合、来客者における購入履歴に応じて、商品情報リスト72の掲載順を変更する。また、作成手段52は、電子商取引を通じた販売店24による販売が制限されている商品12又は販売店24に在庫がない商品12を除外して商品情報リスト72を作成する。
【0032】
ここで、商品情報リスト72は、場所特定情報70により特定される飲食店20向けに、1又は複数の販売店24が卸売を行う商品12に関する。この商品情報には、商品12の名称・価格・生産者・アルコール度数・味・画像のみならず、商品12の製法に関する説明、商品12に適した他の飲食物、商品12又はその生産者(日本酒の場合は「蔵元」)の歴史などの関連情報が含まれる。
【0033】
提供手段54は、作成手段52により作成された商品情報リスト72を来客者端末16に送信することで、販売店24から購入可能な商品12のリスト(図7の購入可能リスト104)を来客者に提供する。また、提供手段54は、販売店端末18への送信を通じて、商品12の配送に関する配送情報を販売店24に提供する。
【0034】
手配処理手段56は、購入対象である商品12の販売を担う販売店24を決定し、販売店24の関連情報を会計処理手段58及び提供手段54にそれぞれ供給する。なお、手配処理手段56の具体的な動作については、図8で詳しく説明する。
【0035】
会計処理手段58は、来客者と販売店24の間の入金のやり取りを仲介する会計処理、すなわち、来客者からの入金処理や販売店24への送金処理を行う。なお、会計処理手段58の具体的な動作については、図8で詳しく説明する。
【0036】
記憶手段60は、飲食店20に関する飲食店情報、販売店24に関する販売店情報、及び商品12に関する商品情報を対応付けて記憶するデータベースを構築可能に構成される。本図の例では、記憶手段60は、飲食店情報に関するデータベース(以下、飲食店情報DB62)と、販売店情報に関するデータベース(以下、販売店情報DB64)と、商品情報に関するデータベース(以下、商品情報DB66)と、がそれぞれ構築されている。また、記憶手段60は、商品12の販売履歴に関するデータベース(以下、「販売履歴DB68」という)をさらに構築可能に構成されている。記憶手段60は、商品12の販売に際し、場所特定情報70、商品情報リスト72、及び取引情報74を一時的に記憶する。
【0037】
[商品販売システム10の動作]
販売促進装置としてのサーバ装置14が組み込まれた商品販売システム10は、以上のように構成される。続いて、商品販売システム10の動作、具体的には、サーバ装置14、来客者端末16、及び販売店端末18の連携動作について、図4及び図5のフローチャートを参照しながら説明する。このフローチャートのステップSP10,SP12,SP20,SP22,SP24は来客者端末16により、ステップSP38,SP40は販売店端末18によりそれぞれ実行される。一方、残りのステップはサーバ装置14により実行される。
【0038】
図4のステップSP10において、来客者端末16は、所定のWebアプリケーションを起動した後、来客者から購入画面100(図7)の表示の要求があったか否かを確認する。具体的には、来客者端末16は、来客者による所定の要求操作(例えば、タップ操作、撮影操作など)を受け付けたか否かを確認する。表示の要求がなかった場合(ステップSP10:NO)、当該要求を確認するまでステップSP10に留まる。一方、表示の要求があった場合(ステップSP10:YES)、次のステップSP12に進む。
【0039】
ステップSP12において、来客者端末16は、ステップSP10の要求時点にて場所特定情報70を取得し、この場所特定情報70を来客者端末16の識別情報(つまり、端末ID)と対応付けてサーバ装置14に送信する。
【0040】
ステップSP14において、サーバ装置14の取得手段50は、来客者端末16からの受信を通じて、来客者がいる飲食店20に関する場所特定情報70を取得する。
【0041】
ステップSP16において、作成手段52は、ステップSP14で取得された場所特定情報70を用いて、商品情報の一覧を示す商品情報リスト72を作成する。以下、作成手段52の具体的な動作について、図6を参照しながら説明する。
【0042】
図6は、図3における作成手段52の詳細な機能ブロックの一例を示す図である。この作成手段52は、商品特定部80と、掲載判定部82と、情報取得部84と、掲載順決定部86と、を備える。各構成要素の説明に先立ち、各々のデータベースが有するデータ構造の一例について説明する。
【0043】
飲食店情報DB62の第1テーブルT1は、飲食店20の識別情報を示す「飲食店ID」と、飲食店20に関連する「関連情報」と、商品12の識別情報を示す「商品ID」と、リストへの掲載可否を示す「掲載可否フラグ」の対応関係を示すテーブル形式のデータである。飲食店20の「関連情報」には、例えば、店舗名、住所、連絡先、業種・業態が含まれる。
【0044】
販売店情報DB64の第2テーブルT2は、販売店24の識別情報を示す「販売店ID」と、販売店24に関連する「関連情報」と、上述した「飲食店ID」及び「商品ID」の対応関係を示すテーブル形式のデータである。販売店24の「関連情報」には、例えば、店舗名、住所、連絡先、対応エリア、業種・業態が含まれる。
【0045】
商品情報DB66の第3テーブルT3は、上記した「商品ID」と、商品12に関する「詳細情報」の間の対応関係を示すテーブル形式のデータである。商品12の「詳細情報」には、例えば、商品名、価格などの販売情報、生産者名・生産地などの生産者情報が含まれる。
【0046】
商品特定部80は、来客者がいる飲食店20向けに販売店24が卸売を行う1以上の商品12を特定する。具体的には、商品特定部80は、場所特定情報70により特定される飲食店20を検索キーとして飲食店情報DB62及び販売店情報DB64をそれぞれ参照し、第1テーブルT1及び第2テーブルT2に共通する商品IDを抽出する。なお、検索キーは、飲食店IDであってもよいし、飲食店20の関連情報(例えば、住所や店舗名など)であってもよい。
【0047】
掲載判定部82は、商品特定部80により特定された1以上の商品12毎に、リストの掲載が可能であるか否かを判定する。具体的には、掲載判定部82は、商品特定部80から供給された商品ID群の中から、商品IDに紐付けられた掲載可否フラグが「除外」を示す値である商品IDのみを削除する。なお、掲載不可である具体例として、[1]生産者との間の契約上、電子商取引を通じた販売店24による商品12の販売が制限されている場合、[2]販売店24に商品12の在庫が不足している場合(在庫が切れているか少ない場合)、などが挙げられる。
【0048】
情報取得部84は、掲載判定部82により掲載可能であると判定された商品12に関する詳細情報を取得する。具体的には、情報取得部84は、掲載判定部82から供給された各々の商品IDを検索キーとして商品情報DB66を参照し、第3テーブルT3の中から該当する商品12の詳細情報をそれぞれ抽出する。
【0049】
掲載順決定部86は、掲載判定部82により掲載可能であると判定された商品12をリストに掲載する順序を決定する。この順序は、例えば、価格が高い順/低い順、売れ行きが良い順/悪い順、文字の配列順(例えば、五十音順)のいずれであってもよい。あるいは、掲載順決定部86は、来客者を検索キーとして販売履歴DB68を参照し、取得した来客者の購入履歴に応じてリストの掲載順を決定してもよい。具体的には、掲載順決定部86は、購入履歴を示すデータに対してRFM(Recency/Frequency/Monetary)分析を含む様々な顧客分析を行った後、来客者が購入しやすい商品12ほど掲載順を早めてもよい。
【0050】
このようにして、図3の作成手段52によって商品情報リスト72が作成される(ステップSP16)。図6では、場所特定情報70の入力から商品情報リスト72の出力まで処理過程を複数の工程に分けて説明したが、いわゆる関係データベース(RDB;Relational Database)の技術を用いて、上記した複数の工程が同時に実行されてもよい。
【0051】
図4のステップSP18において、提供手段54は、表示の要求を行った来客者に対して、販売店24から購入可能な商品12のリスト(図7における購入可能リスト104)を提供する。具体的には、提供手段54は、ステップSP16で作成された商品情報リスト72を、場所特定情報70に紐付けられた端末IDを有する来客者端末16に送信する。これにより、来客者端末16は、サーバ装置14からの受信を通じて、商品情報の一覧を示す商品情報リスト72を取得する。
【0052】
ステップSP20において、来客者端末16は、ステップSP18で受信した商品情報リスト72を用いて、ECサイト上の画面(つまり、購入画面100)を出力装置33のディスプレイに表示させる。この場合、来客者端末16のプロセッサ34は、提供手段54により提供された購入可能リスト104中の商品12を購入するための購入画面100を表示手段に表示させる表示制御手段として機能する。
【0053】
図7は、来客者端末16に表示される購入画面100の一例を示す図である。この購入画面100上に、表題欄102と、購入可能リスト104と、[配送先指定]と表記されたボタン106と、[購入]と表記されたボタン108と、が設けられている。なお、ボタン106は、商品12の配送情報(例えば、配送先26の住所、配送の希望時間など)を入力可能なウィンドウをポップアップ表示させるためのユーザコントロールである。
【0054】
表題欄102は、飲食店20の店舗名及びリスト名を示している。購入可能リスト104は、商品12毎の情報欄110を含んで構成される。各々の情報欄110には、商品12である日本酒の外観を示すサムネイル112と、日本酒の銘柄・価格・生産者を含む販売情報114と、[詳細]と表記されたボタン116と、購入数量の入力欄118と、が設けられている。ここで、ボタン116は、銘柄毎の詳細情報を提示するウィンドウをポップアップ表示させるためのユーザコントロールである。詳細情報には、例えば、アルコール度数、味、製法、歴史、銘柄に適した推奨料理に関する料理情報(料理の分類や食材など)が含まれる。
【0055】
図4のステップSP22において、来客者端末16は、来客者による所定の購入操作を受け付けたか否かを確認する。図7の例では、来客者端末16は、購入画面100上の[購入]ボタン108をタップする操作を受け付けたか否かを確認する。購入操作を受け付けなかった場合(ステップSP22:NO)、当該操作を受け付けるまでステップSP22に留まる。一方、購入操作を受け付けた場合(ステップSP22:YES)、次のステップSP24に進む。
【0056】
図5のステップSP24において、来客者端末16は、ステップSP22の操作時点に購入画面100を介して指定された取引情報74を取得した後、この取引情報74を来客者端末16の端末IDと対応付けてサーバ装置14に送信する。
【0057】
ステップSP26において、サーバ装置14の取得手段50は、来客者端末16からの受信を通じて、商品12の取引の際に必要な取引情報74を取得する。この取引情報74は、来客者端末16から供給された情報のみから構成されてもよいし、来客者に対応付けた状態にてサーバ装置14に既に記憶されている情報を含んで構成されてもよい。
【0058】
ステップSP28において、会計処理手段58は、来客者により指定された決済方法に従って決済を行い、商品販売システム10の運営者が管理する口座に入金する入金処理を行う。この金額には、商品12の代金の他に、商品12の配送料が含まれてもよい。
【0059】
ステップSP30において、手配処理手段56は、ステップSP26で取得された取引情報74を用いて、来客者が購入した商品12の販売及び配送を依頼する販売店24を決定する。ステップSP32において、会計処理手段58は、ステップSP30で決定された販売店24の取引に関する会計・送金処理を行う。以下、手配処理手段56及び会計処理手段58の具体的な動作について、図8を参照しながら説明する。
【0060】
図8は、図3における手配処理手段56及び会計処理手段58による処理の流れの一例を示す図である。なお、第2テーブルT2及び第3テーブルT3については上述した通りであるため、このデータ構造の説明を省略する。
【0061】
手配処理手段56は、購入対象である商品12の販売を担う1の販売店24を決定する。具体的には、手配処理手段56は、取引情報74に含まれるIDセットを検索キーとして販売店情報DB64を参照し、第2テーブルT2の中から該当する販売店IDを抽出する。ここで、「IDセット」とは、飲食店ID及び商品IDの組み合わせを意味する。そして、手配処理手段56は、自身が決定した販売店24の販売店IDに紐付けられた関連情報を取得した後、当該情報を会計処理手段58及び提供手段54にそれぞれ供給する。
【0062】
ところで、取引関係によっては、飲食店20が同種の商品12を2以上の販売店24から購入する状況もあり得る。この場合、手配処理手段56は、複数の販売店候補の中から1の販売店24を無作為に選んでもよいし、在庫、距離、取引頻度などに関する配送条件に基づいて1の販売店24を選んでもよい。あるいは、手配処理手段56は、販売店候補に対応する販売店端末18との通信により上記した配送条件に関する取引の折衝を行いながら1の販売店24を決定してもよい。
【0063】
会計処理手段58は、来客者と販売店24の間の取引に関する会計処理を行う。具体的には、会計処理手段58は、販売店24の関連情報及び取引情報74に含まれる注文情報を用いて、該当する取引に関する会計の結果を示す会計情報を生成する。そして、会計処理手段58は、商品12の代金及び配送料を含む支払額にサービス利用料を差し引いた金額を、販売店24が管理する口座に送金する送金処理を行う。
【0064】
図5のステップSP34において、会計処理手段58は、ステップSP32で得られた会計情報を販売履歴DB68に蓄積することで、購入ユーザとしての来客者の購入履歴を更新する。この購入履歴は、上記した商品情報リスト72の作成など、ユーザからの承諾が得られた目的の範囲内で用いられる。
【0065】
ステップSP36において、提供手段54は、ステップSP30で決定された販売店24に対応する販売店端末18に向けて、商品12の配送に関する配送情報を送信する。この配送情報には、商品12の注文情報のみならず、来客者端末16の連絡先(例えば、メールアドレス)が含まれる。
【0066】
ステップSP38において、販売店端末18は、ステップSP36で送信された配送情報を受信した後、自店が受注した旨を電子メールにより来客者端末16に通知する。
【0067】
ステップSP40において、販売店端末18は、商品12の配送に関する配送処理、具体的には、配送業者への依頼、在庫の確認、管理台帳の更新などを行う。その後、来客者は、自身が指定した配送先26で商品12を受け取ることができる。このようにして、商品販売システム10の動作が終了する。
【0068】
[実施形態による効果]
以上のように、このサーバ装置14は、商品12を飲食物22として提供可能であるが商品12の販売が制限される飲食所(例えば、飲食店20)に来場している来客者が利用する来客者端末16と通信可能であって、来客者がいる飲食店20を特定可能な場所特定情報70を取得する取得手段50と、場所特定情報70により特定される飲食店20向けに販売店24が卸売を行う、1以上の商品12に対応する商品情報の一覧を示す商品情報リスト72を作成する作成手段52と、商品情報リスト72を来客者端末16に送信することで、販売店24から購入可能な商品12のリスト(購入可能リスト104)を来客者に提供する提供手段54と、を備える。
【0069】
また、この販売促進プログラム及び方法では、来客者がいる飲食店20を特定可能な場所特定情報70を取得する取得ステップ(SP14)と、場所特定情報70により特定される飲食店20向けに販売店24が卸売を行う、1以上の商品12に対応する商品情報の一覧を示す商品情報リスト72を作成する作成ステップ(SP16)と、商品情報リスト72を来客者端末16に送信することで購入可能リスト104を来客者に提供するステップ(SP18)と、を1又は複数のコンピュータが実行する。
【0070】
このように、購入可能リスト104を来客者に提供する提供手段54を設けることで、来客者は、商品12の販売が制限される飲食店20内であっても、飲食店20が提示するメニューから飲食物22を注文するのと同じような感覚で、電子商取引を通じて、飲食物22と同一の商品12を購入することができる。これにより、飲食物22からなる商品12の販売店24にとって、来客者に対する販売機会の逸失が抑制される。また、飲食店20内での飲食を通じて商品12の試食又は試飲を体験させることで、飲食店20が醸し出す雰囲気と相まって商品12に対する来客者の思い入れが強まる傾向があり、商品12の販売を促進する効果が期待される。これにより、商品12の販売店24にとって、飲食店20に向けて販路を開拓することへのより強い動機が付与される。
【0071】
また、サーバ装置14の記憶手段60は、飲食店20に関する飲食店情報、販売店24に関する販売店情報、及び商品12に関する商品情報を対応付けて記憶するデータベース(具体的には、飲食店情報DB62、販売店情報DB64、及び商品情報DB66)を構築可能に構成されてもよい。この場合、作成手段52は、場所特定情報70により特定される飲食店20を検索キーとして、上記したデータベースを参照することで商品情報リスト72を作成する。
【0072】
また、記憶手段60が商品12の購入履歴をユーザ毎に記憶可能である場合、作成手段52は、記憶手段60により記憶されている来客者における購入履歴に応じて、商品情報リスト72の掲載順を変更してもよい。これにより、来客者毎の購入履歴を考慮してカスタマイズされた購入可能リスト104を提供することができる。
【0073】
また、作成手段52は、販売店24による電子商取引を通じた販売が制限されている商品12又は販売店24の在庫が不足している商品12を販売対象から除外した商品情報リスト72を作成してもよい。これにより、実際に購入できない商品12が来客者に選択されるのを防止できる。
【0074】
また、場所特定情報70は、来客者端末16がアクセスしているウェブページに対応付けられた情報又は飲食店20に設けられる該飲食店20の識別コードを撮影により読み取った画像であってもよい。これにより、飲食店20を特定する際に、来客者による操作の負担を減らすことができる。
【0075】
また、サーバ装置14の会計処理手段58は、来客者と販売店24の間の入金のやり取りを仲介する処理を行ってもよい。これにより、来客者から販売店24に直接的に入金する場合と比べて、入金のやり取りがより円滑になる。
【0076】
また、来客者端末16を、提供手段54により提供された購入可能リスト104中の商品12を購入するための購入画面100を自装置の出力装置33に表示させる表示制御手段として機能させてもよい。
【0077】
また、商品12は日本酒であり、商品情報リスト72には日本酒の銘柄に適した推奨料理に関する料理情報が含まれ、表示制御手段は、日本酒の銘柄と併せて料理情報を購入画面100に表示させてもよい。日本酒には様々な銘柄があるとともに、各々の銘柄に合う食事も様々である。そこで、来客者は、購入画面100上に表示される料理情報を視認することで、日本酒と料理の相性に関する理解が深まるとともに、飲食店20の食事メニューを選択する支援にもなる。
【0078】
[変形例]
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。また、技術的に矛盾が生じない範囲で各々の構成を任意に組み合わせてもよい。あるいは、図4及び図5におけるフローチャートの各ステップの実行順番は、必要に応じて適宜変更されてもよい。
【0079】
上記した実施形態では、販売対象でない商品12を除外した商品情報リスト72を作成しているが、販売対象から除外する方法はこれに限られない。例えば、図6の掲載判定部82をサーバ装置14ではなく来客者端末16に設けた上で、掲載可否フラグが「除外」を示す値である商品12を来客者が選択できない態様で購入画面100を表示させてもよい。
【0080】
上記した実施形態では、手配処理手段56は、来客者が購入したすべての商品12の販売を担う1の販売店24を決定しているが、商品12の組み合わせによっては2以上の販売店24が選択される場合もあり得る。この場合、図5のステップSP32以降の処理は、各々の販売店24が実行し、あるいは各々の販売店24に対して実行される点に留意する。
【0081】
上記した実施形態では、飲食店20による商品12の販売が法令によって禁止されているが、制限の理由はこれに限られない。例えば、在庫を持たない又は在庫が不足しているなどの業務上の理由によって、飲食店20が販売を自主的に制限している場合も含まれる。また、飲食店20は、固定店舗のような不動産であってもよいし、屋台や移動店舗車などの動産であってもよい。また、飲食所は、飲食店20の他にも、利き酒会を含む様々なイベントが定期的に又は不定期に開催される場所(いわゆるイベント会場)であってもよい。
【符号の説明】
【0082】
10…商品販売システム、12…商品、14…サーバ装置(販売促進装置)、16…来客者端末、18…販売店端末、20…飲食店、22…飲食物、24…販売店、50…取得手段、52…作成手段、54…提供手段、56…手配処理手段、58…会計処理手段、60…記憶手段、62…飲食店情報DB(データベース)、64…販売店情報DB(データベース)、66…商品情報DB(データベース)、68…販売履歴DB、70…場所特定情報、72…商品情報リスト、74…取引情報、100…購入画面、104…購入可能リスト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8