【解決手段】本発明のコネクタアセンブリは、第1及び第2のコネクタ要素を備え、それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つのコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つのコネクタスナップアームとを備える。各コネクタ要素は、中央開口部と、中空円筒形フィルタ要素の端部を受け入れるための環状溝とを含むコネクタ要素と、第1と第2のコネクタ要素との間に配置されたガスケットであって、中央開口部を有するガスケットとを備える。第1と第2のコネクタ要素は、互いに接触して配置された場合、それぞれのコネクタのスナップ歯が、対応のコネクタのスナップ歯ロック部内に保持される。
(a)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアームとを備える第1のコネクタ要素であって、中央開口部と、第1の中空円筒形フィルタ要素の端部を受け入れるための環状溝とを有する第1のコネクタ要素と、
(b)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアームとを備える第2のコネクタ要素であって、中央開口部と、第2の中空円筒形フィルタ要素の端部を受け入れるための環状溝とを有する第2のコネクタ要素と、
(c)前記第1のコネクタ要素と前記第2のコネクタ要素との間に配置されたガスケットであって、中央開口部を有するガスケットと
を具備する、第1の流体フィルタ要素及び第2の流体フィルタ要素のためのコネクタアセンブリであって、
前記第1のコネクタ要素及び前記第2のコネクタ要素が、互いに接触して配置された場合に互いにロック可能に係合可能であり、前記第1のコネクタ要素における前記スナップ歯のそれぞれが、前記第2のコネクタ要素における対応の前記スナップ歯ロック部内に保持されるとともに、前記第2のコネクタ要素における前記スナップ歯のそれぞれが、前記第1のコネクタ要素における対応の前記スナップ歯ロック部内に保持されるように、軸線方向の力が加えられる、コネクタアセンブリ。
入口及び出口を有するハウジング内に配置される請求項4に記載のフィルタアセンブリを備える、フィルタ装置であって、前記ハウジングが、前記入口と前記出口との間に流体流路を画定し、前記流体流路には少なくとも1つのフィルタアセンブリが配置されている、フィルタ装置。
【発明の概要】
【0003】
[0003]本発明の一実施形態は、第1の流体フィルタ要素及び第2の流体フィルタ要素のためのコネクタアセンブリを提供し、このコネクタアセンブリは、(a)それぞれがスナップ歯ロック部(snap tooth lock)を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアームとを備える第1のコネクタ要素であって、中央開口部と、第1の中空円筒形フィルタ要素の端部を受け入れるための環状溝とを有する第1のコネクタ要素と、(b)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアームとを備える第2のコネクタ要素であって、中央開口部と、第2の中空円筒形フィルタ要素の端部を受け入れるための環状溝とを有する第2のコネクタ要素と、(c)第1のコネクタ要素と第2のコネクタ要素との間に配置されたガスケットであって、中央開口部を有するガスケットとを具備する。また、このコネクタアセンブリにおいては、第1のコネクタ要素及び第2のコネクタ要素が、互いに接触して配置された場合に互いにロック可能に係合可能であり、第1のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第2のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるとともに、第2のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第1のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるように、軸線方向の力が加えられる。
【0004】
[0004]別の実施形態では、フィルタアセンブリは、(a)第1の端部及び第2の端部を有する第1の中空円筒形フィルタ要素と、(b)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアームとを備える第1のコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で第1の中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを有する第1のコネクタ要素と、(c)第1の端部及び第2の端部を有する第2の中空円筒形フィルタ要素と、(d)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアームとを備える第2のコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で第2の中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを有する第2のコネクタ要素と、(e)第1のコネクタと前記第2のコネクタ要素との間に配置されたガスケットであって、中央開口部を有するガスケットとを具備しており、第1のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第2のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるとともに、第2のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第1のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるように、第1のコネクタ要素及び前2のコネクタ要素が互いにロック可能に係合可能でとなっている。
【0005】
[0005]別の実施形態では、(a)第1の端部及び第2の端部を有する中空円筒形フィルタ要素と、(b)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つのコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つのコネクタスナップアームとを備えるコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを含むコネクタ要素とを具備するフィルタサブアセンブリが提供される。
【0006】
[0006]本発明の別の実施形態による、フィルタサブアセンブリ同士を接続する方法は、
第1のフィルタアセンブリを第2のフィルタアセンブリに同軸に位置合わせするステップであって、第1のフィルタアセンブリが、(a)第1の端部及び第2の端部を有する第1の中空円筒形フィルタ要素と、(b)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアームとを備える第1のコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で第1の中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを有する第1のコネクタ要素とを備え、第2のフィルタアセンブリが、(c)第1の端部及び第2の端部を有する第2の中空円筒形フィルタ要素と、(d)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアームとを備える第2のコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で第2の中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを有する第2のコネクタ要素とを備える、ステップと、
第1のコネクタ要素と第2のコネクタ要素との間に、中央開口部を有するガスケットを配置することを含むステップと、
第1のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第2のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるとともに、第2のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第1のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるように、軸線方向の力を第1のフィルタサブアセンブリ又は第2のフィルタサブアセンブリに加えるステップとを含む。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0016]本発明の一実施形態によれば、第1の流体フィルタ要素及び第2の流体フィルタ要素のためのコネクタアセンブリは、(a)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアームとを備える第1のコネクタ要素であって、中央開口部と、第1の中空円筒形フィルタ要素の端部を受け入れるための環状溝とを有する第1のコネクタ要素と、(b)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアームとを備える第2のコネクタ要素であって、中央開口部と、第2の中空円筒形フィルタ要素の端部を受け入れるための環状溝とを有する第2のコネクタ要素と、(c)第1のコネクタ要素と第2のコネクタ要素との間に配置されたガスケットであって、中央開口部を有するガスケットとを具備する。このコネクタアセンブリにおいては、第1のコネクタ要素及び第2のコネクタ要素が、互いに接触して配置された場合に互いにロック可能に係合可能であり、第1のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第2のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるとともに、第2のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第1のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるように、軸線方向の力が加えられる。
【0009】
[0017]典型的な実施形態では、各スナップ歯はスナップ傾斜部を有する。
【0010】
[0018]好適な実施形態では、各コネクタ要素は2つの壁部を含み、各壁部は双曲放物面形状となっている。
【0011】
[0019]別の実施形態では、フィルタアセンブリは、(a)第1の端部及び第2の端部を有する第1の中空円筒形フィルタ要素と、(b)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアームとを備える第1のコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で第1の中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを有する第1のコネクタ要素と、(c)第1の端部及び第2の端部を有する第2の中空円筒形フィルタ要素と、(d)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアームとを備える第2のコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で第2の中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを有する第2のコネクタ要素と、(e)第1のコネクタと前記第2のコネクタ要素との間に配置されたガスケットであって、中央開口部を有するガスケットとを具備しており、第1のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第2のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるとともに、第2のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第1のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるように、第1のコネクタ要素及び前2のコネクタ要素が互いにロック可能に係合可能でとなっている。
【0012】
[0020]別の実施形態では、(a)第1の端部及び第2の端部を有する中空円筒形フィルタ要素と、(b)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つのコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つのコネクタスナップアームとを備えるコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを含むコネクタ要素とを具備するフィルタサブアセンブリが提供される。
【0013】
[0021]本発明の別の実施形態による、フィルタサブアセンブリ同士を接続する方法は、
第1のフィルタアセンブリを第2のフィルタアセンブリに同軸に位置合わせするステップであって、第1のフィルタアセンブリが、(a)第1の端部及び第2の端部を有する第1の中空円筒形フィルタ要素と、(b)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第1のコネクタスナップアームとを備える第1のコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で第1の中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを有する第1のコネクタ要素とを備え、第2のフィルタアセンブリが、(c)第1の端部及び第2の端部を有する第2の中空円筒形フィルタ要素と、(d)それぞれがスナップ歯ロック部を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアーチと、それぞれがスナップ歯を含む少なくとも2つの第2のコネクタスナップアームとを備える第2のコネクタ要素であって、中央開口部と、内部で第2の中空円筒形フィルタ要素の第1の端部が結合される環状溝とを有する第2のコネクタ要素とを備える、ステップと、
第1のコネクタ要素と第2のコネクタ要素との間に、中央開口部を有するガスケットを配置することを含むステップと、
第1のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第2のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるとともに、第2のコネクタ要素におけるスナップ歯のそれぞれが、第1のコネクタ要素における対応のスナップ歯ロック部内に保持されるように、軸線方向の力を第1のフィルタサブアセンブリ又は第2のフィルタサブアセンブリに加えるステップとを含む。
【0014】
[0022]本発明の一実施形態によるフィルタ装置は、入口及び出口を有するハウジング内に配置される少なくとも1つのフィルタアセンブリの一実施形態を備え、前記ハウジングは、入口と出口との間に流体流路を画定し、流体流路には少なくとも1つのフィルタアセンブリが配置されている。いくつかの実施形態では、フィルタ装置は、ハウジング内に配置された2つ以上のフィルタアセンブリを有し、ハウジングは、入口と出口との間に流体流路を画定し、その流体流路には各フィルタアセンブリが配置される。
【0015】
[0023]本発明の一実施形態による濾過の方法は、一実施形態のフィルタ装置を通る流体流路に沿って流体を通過させるステップを含む。
【0016】
[0024]様々な流体を、本実施形態のフィルタ装置を用いて処理することができる。一実施形態では、一実施形態では、フィルタ装置はコアレッサを備え、処理される流体の流れから水及び/又は油をコアレッサで処理する(及びいくつかの実施形態では、粒子状物質を除去する)。
【0017】
[0025]好適には、様々なフィルタ要素の長さを有する別個のフィルタサブアセンブリを事前に製造し(互いに独立して製造する)、接合して出荷するか、又は出荷してその後接合することができ(接着剤又は硬化時間なしで)、様々な用途のための様々なフィルタを入手するための費用効果の高い選択肢を実現する。
【0018】
[0026]次に、本発明の各構成要素を以下でより詳細に説明するが、同様の構成要素は同様の参照符号を付する。
図1A、
図1B、
図2A、
図2C及び
図3〜
図8に示されるコネクタ要素及びコネクタアセンブリの実施形態によれば、第1及び第2のコネクタ要素は、同じ対応する要素を有する。
【0019】
[0027]
図1A及び
図1Bは本発明の実施形態によるフィルタアセンブリ500を示し、このフィルタアセンブリ500は、一方の端部を一実施形態の第1のコネクタ要素50Aに結合させ、他方の端部をエンドキャップ601に結合させる(これによってサブアセンブリ501を形成する)第1のフィルタ要素401と、一方の端部を第2のコネクタ要素50Bに結合させ、他方の端部をエンドキャップ602に結合させる(これによってサブアセンブリ502を形成する)一実施形態の第2のフィルタ要素402とを含み、第1のコネクタ要素50A及び第2のコネクタ要素50Bは一実施形態のコネクタアセンブリ100を形成する。
図1Aは、コネクタ要素が一体的に接合されている組み立てられたフィルタアセンブリを示し、
図1Bの部分図は、非組立状態のフィルタ装置を示し、コネクタ要素の間に配置された、中央開口部76を有する環状ガスケット75も示している。第2のコネクタ要素50Bは、基部30B及び2つの壁部80B、80B’を含み、各壁部は最上部81B、81B’を含む双曲放物面形状を有し、また第2のコネクタ要素は、流体の流れのための中央開口部51Bを有する。第1のコネクタ要素50Aもまた、基部30Aと、それぞれ双曲放物面形状を有する2つの壁部と、流体の流れのための中央開口部とを含むが、壁部80Aのみが
図1Bに示されている(
図2A及び
図5も参照のこと)。
【0020】
[0028]
図1Aは、第2のフィルタ要素402よりも長い全長を有する第1のフィルタ要素401を示しているが、本発明はそのように限定されず、どちらかのフィルタ要素が、他方よりも長い全長を有してもよいし、それらは同じ全長を有してもよく、フィルタ装置は3つ以上のフィルタ要素を有してもよい。さらに、
図1Aはエンドキャップ601、602を示しているが、例えば、追加のフィルタ要素との接続を可能にするために、一方又は両方のエンドキャップをコネクタ要素と交換することもできる。
【0021】
[0029]円筒形壁部80A、80A’、80B、80B’は、基部30A、30Bから上方に突出し、それぞれが双曲放物面形状を有し、均一な上り傾斜を有し、壁部の最上部81A、81A’、81B、81B’、及び壁部間の最下部82A、82A’、82B、82B’(例えば、
図2A参照、82A’は画角により図示せず)を含み、
図2Cに示されるように、コネクタ要素が接合される場合、一方のコネクタ要素の壁部の最上部が、他方のコネクタの壁部間の最下部と位置が合わせされる。
【0022】
[0030]
図1Bはまた、基部から上方に突出し、それぞれ同心円状に配置された王冠部(crown)90A、90Bを含む各コネクタ要素50A、50Bを示し、王冠部90A、90Bは、円周方向に延び、スナップアーチ25A、25Bを形成するスナップ歯ロック部26A、26Bを含み、また、コネクタ要素はそれぞれスナップアーム20A、20Bを含み、スナップアーム20A、20Bはそれぞれ、スナップ傾斜部21A、21Bを有するスナップ歯22A、22Bを含む。この図示実施形態(
図4にも示されている)では、第2のコネクタ要素50Bは、心合わせリブ23B及びスナップ基根部(snap root)24Bを含む。スナップアームの外側と王冠部の内側との間に存在する心合わせリブの存在は、半径方向の滑り(例えば、一旦接続され、又は組み合わされた2つのコネクタ要素の同軸変位)を低減又は防止するのに望ましい可能性がある。好ましくは、各コネクタ要素は、
図1Bに関して説明したように、それぞれがスナップアーチを含む少なくとも2つの王冠部、及び少なくとも2つのスナップアームを有する(例えば、
図5を参照)。
図5に示される実施形態では、各コネクタ要素は、円周方向に互いに等間隔に離隔配置された王冠部及びスナップ歯ロック部、スナップアーム及びスナップ歯/スナップ傾斜部、心合わせリブ及びスナップ基根部を有する。
【0023】
[0031]第1の要素と第2の要素が結合され、各スナップ歯がスナップ歯ロック部と位置合わせされるように同軸に配置され、ガスケットが要素の間に同軸に配置されると、軸線方向の力が加えられ、それぞれのスナップアーチが係合され、スナップアームがわずかに内側に曲がり、スナップアーチがわずかに外側に曲がり、スナップ歯がスナップアーチを越えてスナップ歯ロック部に入る。この動作は、すべてのスナップアーチとスナップアームによって同時に円周方向に発生する。すべてのスナップ歯の最外径は、液密シールを維持するためにスナップ歯ロック部の最外面と一致している必要がある。
【0024】
[0032]スナップ傾斜部はスナップアーチを越え、スナップ歯をスナップ歯ロック部に固定し、スナップアーチがスナップ歯の後縁を保持し、元の形態に弾性的に復帰して、スナップ歯ロック部から脱する逆軸線方向の動作を防ぐ。その結果、スナップコネクタ要素は、特別な工具を使用しない限り、要素を損傷せずに取り外すことはできない。
【0025】
[0033]いくつかの実施形態では、コネクタアセンブリは、水柱5インチ(0.18psi)において漏れが観察されないような態様で、フィルタ要素と共に使用される。
【0026】
[0034]
図1B、
図2A、及び
図4はまた、基部から上方に突出して、同心円状に配置された、第2のコネクタ要素50Bの円形の内側シール壁部10B及び外側シール壁部11Bを示している。例えば、
図6〜
図8(第1のコネクタ要素50Aの対応するシール壁部10A及び11Bもまた示す)により詳細に示されるように、シール壁部のてのある頂部又は先端は、コネクタ要素が接合される場合にガスケット75の平坦な上面及び平坦な下面を圧縮し、シールを形成する。
【0027】
[0035]
図6〜
図8に示すように、各コネクタ要素は、同心円状に配置された円形の内壁部110A、110B及び外壁部111A、111Bによって形成された環状溝(通常、略U字形の溝)120A、120Bを含み、フィルタ要素の端部を受け入れるための空間を画定する。フィルタ要素は、外壁部111A、111Bに接触する外側ケージ421、422で示されているが、ケージは任意である。溝内のフィルタ要素の端部は、好ましくは、例えば、接着剤又は他の結合剤及び/又は当技術分野で知られている技術によってその中にて結合される。
【0028】
[0036]様々なフィルタ要素が、本発明に従って使用可能であり、当技術分野で既知である。本発明の実施形態によれば、フィルタ要素は、中空円筒形構成、いくつかの実施形態では、プリーツ中空円筒形構成を有することができる。
図2A及び
図3は、プリーツ411、412を含むプリーツ中空円筒形フィルタ要素401、402を示している。
【0029】
[0037]フィルタは、異なる構造及び/又は機能、例えば、前濾過、支持、ドレネージ、スペーシング及び緩衝のいずれか1つ又は複数を有することができる追加の要素、層、又は構成要素を含むことができる。例示的に、フィルタはまた、メッシュ及び/又はスクリーンなどの少なくとも1つの追加の要素を含むことができる。
図3、及び
図6〜
図8は、外側スクリーン421、422を備えたフィルタ要素を示している。
【0030】
[0038]開放型及び閉鎖型エンドキャップを含む様々なエンドキャップ601、602が当技術分野で知られている。必要に応じて、例えば、追加のフィルタ要素との接続を可能にするために、一方又は両方のエンドキャップをコネクタ要素と交換することができる。
【0031】
[0039]複数のフィルタ要素を含むフィルタアセンブリは、典型的には、少なくとも1つの入口及び少なくとも1つの出口を備えるフィルタハウジングであって、入口と出口との間に少なくとも1つの流体流路を画定するフィルタハウジング内に配置される。また、フィルタアセンブリは流体流路中にあり、フィルタ装置を形成する。フィルタ装置の実施形態は、少なくとも1つの入口及び少なくとも1つの出口を備えるフィルタハウジングであって、入口と出口との間に少なくとも1つの流体流路を画定するフィルタハウジング内に配置された複数のフィルタアセンブリを含むことができ、各フィルタアセンブリは流体流路中にある。例えば、
図9に示されるフィルタ装置1000の実施形態は、フィルタハウジングの入口1001と濾液出口1002との間に配置された5つのフィルタアセンブリ500を有し、各フィルタアセンブリは流体流路中にある。この図示実施形態では、フィルタ装置はコアレッサであり、コアレッサで処理された流体出口1003も備える。
【0032】
[0040]フィルタ装置は滅菌可能であることが好ましい。適切な形状であり、少なくとも1つの入口及び少なくとも1つの出口を提供するハウジングならばどのようなものでも使用され得る。
【0033】
[0041]コネクタ要素は、任意の適切な不浸透性材料、例えば、一時的に変形し、元の形態に弾性的に復帰することができる弾力性があり、処理されている流体に対して適合性のあるプラスチック材料から製造され得る。
【0034】
[0042]ガスケットは通常、柔軟なエラストマー材料である。
【0035】
[0043]フィルタ装置のハウジングは、処理される流体と適合性のある不浸透性の熱可塑性材料を含む、任意の適切な剛性を有する不浸透性材料から製造され得る。例えば、ハウジングは、ステンレス鋼などの金属から、又はポリマーから製造され得る。
【実施例】
【0036】
[0044]この実施例は、コネクタ要素が、漏れなしに接合され得ることを示している。
【0037】
[0045]スナップ傾斜部がスナップアーチを越えて、スナップ歯をスナップ歯ロック部内に固定し、元の形態に弾性的に復帰して、スナップアーチがスナップ歯の後縁を保持して、スナップ歯ロック部から脱する逆軸線方向の動作を防ぐような態様で、図面に概略的に示されるようなガスケットが挿入された第1及び第2のコネクタ要素が用意され、互いに結合される。中央の穴を有する上部及び下部の金属板で覆われたガスケットは、コネクタ要素の開放端部に配置される。上部プレートは、シールプラグを介して接続された要素に空気を導入するための追加の開口部を有する。ねじが切られた端部のあるタイロッドが、上部プレートと下部プレートの位置にてタイロッドの周りにシールを有する状態で、上部プレートと下部プレートの中央の穴を通って配置され、ねじ端部にナットが締め付けられてサンドイッチ型アセンブリを提供し、タイロッドは10フィートポンドまでトルクが掛けられる。
【0038】
[0046]エアホースは、較正された流量計及び空気供給源に取り付けられているシールプラグに取り付けられる。サンドイッチ型アセンブリがイソプロピルアルコールに浸され、気泡の存在が漏れを示すので気泡がサンドイッチア型センブリから通過するかどうかを確認するために、サンドイッチ型アセンブリの内部に空気がゆっくりと導入される。
【0039】
[0047]30インチの水柱(1.08psi)において、30分では漏れは確認されていない。
【0040】
[0048]本明細書に引用された刊行物、特許出願書類及び特許を含む全ての参考文献は、各参考文献が個々にかつ具体的に参照により援用されることが示され、その全体が本明細書に記載されているものとして、同じ程度に参照によって本明細書に援用される。
【0041】
[0049]本発明を説明する文脈における(特に添付の特許請求の範囲の文脈において)用語「a」及び「an」及び「the」及び「少なくとも1つの」、並びに同様の指示対象の使用は、本明細書中に別段の指示がない限り、又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数及び複数形の両方を包含するものと解釈されたい。1つ又は複数の項目の記載に続く「少なくとも1つ」という用語(例えば、「A及びBの少なくとも1つ」)の使用は、本明細書で別段の指示がない限り、又は文脈に明確に矛盾しない限り、列挙された項目から選択された1つの項目(A又はB)、又は列挙された項目の2つ以上の任意の組み合わせ(A及びB)を意味すると解釈されたい。「備える」、「有する」、「含む」及び「含有する」という用語は、別段の記載がない限り、制限のない用語(すなわち、「含むが、それに限定されない」ことを意味する)として解釈されたい。本明細書における値の範囲の記載は、本明細書中に別段の指示がない限り、範囲内にある各別個の値を個々に参照する簡略的方法として役立つことを意図しているに過ぎず、それぞれの個別の値は本明細書に個々に記載されているものとして明細書の中に援用される。本明細書中に記載される全ての方法は、本明細書で別段の指示がない限り、又は文脈に明確に矛盾しない限り、任意の適切な順序で実施され得る。本明細書で提供される任意及びすべての例、又は例示的な言語(例えば、「〜など」)の使用は、単に本発明をよりよく説明することを意図しており、別段に特許請求されない限り、本発明の範囲を限定するものではない。本明細書中のいかなる言語も、本発明の実施に不可欠な特許請求されない任意の要素を示すものとして解釈されるべきではない。
【0042】
[0050]本発明を実施するために本発明者らに知られている最良の形態を含む、本発明の好ましい実施形態を本明細書に記載する。これらの好ましい実施形態の変形形態は、前述の説明を読むことによって当業者には明らかになることが可能である。本発明者らは、当業者がそのような変形形態を適切に使用することを期待しており、本発明者らは、本発明が本明細書に具体的に記載されたものとは別の方法で実施されることを意図している。したがって、本発明は、準拠法によって許容される、明細書に添付される特許請求の範囲に記載された主題のすべての修正形態及び均等物を含む。さらに、本明細書中で別段に指示されない限り、あるいは文脈に明らかに矛盾しない限り、それらのすべての可能な変形形態における上記の要素の任意の組み合わせが本発明によって包含される。