【課題を解決するための手段】
【0011】
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
【0012】
手段1.透明又は半透明の容器フィルムに形成された、それぞれ底壁部及び側壁部を有する複数のポケット部のそれぞれに内容物が収容されるとともに、該ポケット部を塞ぐように前記容器フィルムに対しカバーフィルムが取着されてなるブリスタシートであって、
内容物は、表面に印字された文字情報からなる第一印字部、及び、裏面に印字されるとともに前記第一印字部とは内容の異なる文字情報からなる第二印字部を備え、
前記底壁部側に前記第一印字部が位置するようにして前記ポケット部に収容された内容物である表向き内容物と、
前記底壁部側に前記第二印字部が位置するようにして前記ポケット部に収容された内容物である裏向き内容物とを有することを特徴とするブリスタシート。
【0013】
尚、「文字情報」とは、文字や記号によって構成された情報をいう。
【0014】
上記手段1によれば、ブリスタシートは、ポケット部の底壁部側に第一印字部(表面)が位置する表向き内容物と、底壁部側に第二印字部(裏面)が位置する裏向き内容物とを有している。従って、透明又は半透明のポケット部を通して、外部から第一印字部及び第二印字部の双方を視認可能とすることができる。これにより、印字部によって外部に表示される情報量をより増大させることができ、ブリスタシート(内容物)の使用や管理に係る利便性の向上を図ることができる。
【0015】
さらに、上記手段1によれば、両印字部が視認可能となることから、カバーフィルムに印字部の情報を付す必要がなくなる。従って、ブリスタシートの製造に係る生産性向上やコスト低減を効果的に図ることができる。
【0016】
手段2.前記表向き内容物における前記第一印字部の向きと、前記裏向き内容物における前記第二印字部の向きとが合うように構成されており、
前記ポケット部に収容された内容物の回転及び反転を規制可能に構成されていることを特徴とする手段1に記載のブリスタシート。
【0017】
尚、第一印字部や第二印字部の向きとあるのは、これら印字部の文字情報を読む方向をいう(以下同様)。また、内容物の回転とあるのは、印字部の文字情報を読む方向が大きく(例えば90度以上)変化するように内容物が回転することをいい、内容物の反転とあるのは、内容物の表面及び裏面が入れ替わるように内容物が回転することをいう(後述する手段8,15においても同様)。
【0018】
上記手段2によれば、表向き内容物における第一印字部の向きと裏向き内容物における第二印字部の向きとが合わせられるとともに、表向き内容物や裏向き内容物が表裏反転したり回転したりすることを防止可能とされている。従って、外部から第一印字部及び第二印字部の双方を視認可能な状態を確実に維持することができるとともに、第一印字部や第二印字部を構成する文字情報を整列させて、該文字情報をより判読しやすくすることができる。その結果、ブリスタシート(内容物)の使用や管理に係る利便性をより効果的に高めることができる。
【0019】
手段3.前記表向き内容物及び前記裏向き内容物が対となって並んだ状態で設けられていることを特徴とする手段1又は2に記載のブリスタシート。
【0020】
上記手段3によれば、表向き内容物及び裏向き内容物が対となって並んだ状態とされる。従って、第一印字部及び第二印字部の双方を一度に視界に入れることがより確実に可能となり、これら印字部による各情報をまとめて把握することが容易になる。また、使用者等においては、表向き内容物及び裏向き内容物がセットとなって情報を表示していることが分かりやすくなり、使用者等に情報の表示意図が伝わりやすくなる。さらに、使用者等においては、意図的に両印字部が視認可能となるように内容物が収容されている点も分かりやすくなるため、視認される印字部の内容が異なることに起因して不適切な内容物が収容されているのではないかといった不安感が生じることをより確実に防止できる。
【0021】
手段4.複数のシート小片に切離し可能とするための分割ラインを有し、
前記シート小片に、前記表向き内容物及び前記裏向き内容物の双方が含まれるように構成されていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のブリスタシート。
【0022】
上記手段4によれば、各シート小片には表向き内容物及び裏向き内容物がそれぞれ含まれる。従って、シート小片の状態で内容物を使用したり管理したりするときであっても、第一印字部及び第二印字部の双方を確認することができる。これにより、利便性の更なる向上を図ることができる。
【0023】
手段5.前記表向き内容物における前記第二印字部、及び、前記裏向き内容物における前記第一印字部のうちの少なくとも一方は、前記側壁部を通して視認可能に構成されていることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のブリスタシート。
【0024】
上記手段5によれば、ポケット部の側壁部を通して、第一印字部及び第二印字部のうち底壁部とは反対側に位置するものの少なくとも一部を確認することができる。従って、例えば、底壁部を通して視認される印字部の内容が異なることに起因して不適切な内容物が収容されているのではないかといった疑問が仮に生じた場合であっても、ポケット部から内容物を取り出さずに、底壁部や側壁部を通し各錠剤の両印字部を見て、適切な内容物が収容されているか否かを確認することができる。これにより、利便性の向上を一層図ることができる。
【0025】
手段6.透明又は半透明の容器フィルムに形成された、それぞれ底壁部及び側壁部を有する複数のポケット部のそれぞれに内容物が収容されるとともに、該ポケット部を塞ぐように前記容器フィルムに対しカバーフィルムが取着されてなるブリスタシートを製造するためのブリスタ包装機であって、
搬送される帯状の前記容器フィルムの前記ポケット部に対し、内容物を充填する充填手段と、
前記ポケット部に内容物が充填された前記容器フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにして帯状の前記カバーフィルムを取着する取着手段と、
前記容器フィルムに前記カバーフィルムが取着されてなる帯状のブリスタフィルムからブリスタシートを切離す切離手段とを備え、
前記充填手段は、
内容物を吸着搬送するとともに、所定の充填ポジションにて該内容物の吸着を解除することで、前記充填ポジションへと搬送されてきた前記容器フィルムの前記ポケット部へと該内容物を充填可能に構成された搬送手段と、
前記搬送手段により吸着搬送されている内容物の表面に対し文字情報からなる第一印字部を印字するとともに、該内容物の裏面に対し前記第一印字部とは内容の異なる文字情報からなる第二印字部を印字する印字手段とを備え、
前記充填手段は、最終的に得られるブリスタシートにおいて、前記底壁部側に前記第一印字部が位置する内容物である表向き内容物と、前記底壁部側に前記第二印字部が位置する内容物である裏向き内容物とが存在するように、前記ポケット部に内容物を充填することを特徴とするブリスタ包装機。
【0026】
上記手段6によれば、上記手段1と同様の作用効果が奏されることとなる。
【0027】
手段7.前記充填手段は、前記表向き内容物における前記第一印字部の向きと、前記裏向き内容物における前記第二印字部の向きとが合うようにして前記ポケット部に内容物を充填することを特徴とする手段6に記載のブリスタ包装機。
【0028】
上記手段7によれば、表向き内容物における第一印字部の向き(文字情報を読む方向)と、裏向き内容物における第二印字部の向きとが合うようにして、ポケット部に内容物が充填される。従って、得られたブリスタシートにおいて第一印字部や第二印字部の判読容易性をより高めることができ、ブリスタシート(内容物)の使用や管理に係る利便性を一層向上させることができる。
【0029】
手段8.前記充填手段よりも上流において、帯状の前記容器フィルムに対し前記ポケット部を形成するポケット部形成手段を備え、
前記ポケット部形成手段は、収容される内容物の回転及び反転を規制可能な形状を有してなる前記ポケット部を形成することを特徴とする手段6又は7に記載のブリスタ包装機。
【0030】
尚、ポケット部は、容器フィルムへとカバーフィルムが取着された状態となったときに、収容された内容物の回転及び反転を規制可能な形状であればよい(後述する手段15においても同様)。
【0031】
上記手段8によれば、外部から第一印字部及び第二印字部の双方を視認可能な状態を確実に維持することができる。また、上記手段7の構成を合わせて採用する場合には、上記手段2と同様の作用効果が奏される。
【0032】
手段9.前記充填手段は、最終的に得られるブリスタシートにおいて、前記表向き内容物及び前記裏向き内容物が対となって並んだ状態となるように、前記ポケット部に内容物を充填することを特徴とする手段6乃至8のいずれかに記載のブリスタ包装機。
【0033】
上記手段9によれば、上記手段3と同様の作用効果が奏される。
【0034】
手段10.ブリスタシートは、複数のシート小片に切離し可能とするための分割ラインを有し、
前記充填手段は、前記シート小片に、前記表向き内容物及び前記裏向き内容物の双方が含まれるように内容物の充填を行うことを特徴とする手段6乃至9のいずれかに記載のブリスタ包装機。
【0035】
上記手段10によれば、上記手段4と同様の作用効果が奏される。
【0036】
手段11.前記搬送手段は、内容物の搬送方向と直交する方向に沿って複数の内容物を並べた状態で、各列の内容物を前記印字手段へと順次搬送していくように構成されており、
前記印字手段は、
前記搬送手段によって1列分の内容物が搬送されてくる度に、これら内容物に対し、前記第一印字部の印字及び前記第二印字部の印字を交互に行う上流側印字手段と、
前記上流側印字手段よりも下流において、前記搬送手段によって1列分の内容物が搬送されてくる度に、これら内容物に対し、前記第一印字部の印字及び前記第二印字部の印字を交互に行う下流側印字手段とを備え、
前記充填手段は、前記下流側印字手段よりも下流において、1列分の内容物の吸着搬送を解除することで、これら内容物を前記容器フィルムの幅方向に並ぶ複数の前記ポケット部へと充填するように構成されていることを特徴とする手段6乃至10のいずれかに記載のブリスタ包装機。
【0037】
上記手段11によれば、1列分の内容物が搬送されてくる度に、上流側印字手段によって、これら内容物に対し第一印字部及び第二印字部が交互に印字される。そして、上流側印字手段よりも下流において、1列分の内容物が搬送されてくる度に、下流側印字手段によって、内容物に対し第一印字部及び第二印字部(より詳しくは、両印字部のうち該内容物に印字されていない方の印字部)が交互に印字される。これにより、下流側印字手段よりも下流では、搬送手段によって、表面(第一印字部のある面)が吸着された内容物の列と裏面(第二印字部のある面)が吸着された内容物の列とが搬送方向に沿って交互に位置するようにして内容物が搬送される。そして、所定の充填ポジションにて1列分の内容物の吸着が解除されることで、これら内容物が容器フィルムの幅方向に並ぶ複数のポケット部へと充填される。従って、1列分の内容物は表裏を交互に入れ換えつつポケット部へと充填されることとなり、表向き内容物及び裏向き内容物を有するブリスタシートをより容易に得ることができる。また、このようなブリスタシートを製造するにあたって、充填手段の構造を複雑化させる必要がないため、ブリスタ包装機の製造やメンテナンス等に係るコストの増大抑制を効果的に図ることができる。
【0038】
さらに、印字手段が、インクを吐出可能な複数の吐出ノズルを有してなる印字ヘッドを備えた、インクジェット方式の装置により構成されており、複数の吐出ノズルのうちの選択・制御されたものがインクを吐出することによって、内容物における任意の位置に印字を施すものである場合には、上記手段11によって次のような作用効果をも得ることができる。すなわち、上記手段11によれば、上流側印字手段及び下流側印字手段は、それぞれ第一印字部及び第二印字部の双方を交互に印字するため、各吐出ノズルがインクの吐出対象として選択されやすくなる。従って、インクの固形化や増粘等による吐出ノズルの目詰まり不良を効果的に抑制して、印字不良の発生をより確実に防止することができる。また、吐出ノズルの目詰まりが生じにくくなることで、印字手段のクリーニング頻度を低くすることができる。これらの結果、ブリスタシートの生産に係るコストの低減や生産速度の一層の向上を図ることができる。
【0039】
手段12.前記搬送手段は、内容物の搬送方向と直交する方向に沿って複数の内容物を並べた状態で、各列の内容物を前記印字手段へと順次搬送していくように構成されており、
前記印字手段は、
前記搬送手段によって1列分の内容物が搬送されてくる度に、これら内容物のうちの少なくとも1つに対し前記第一印字部の印字を行うとともに、これら内容物のうちの残りに対し前記第二印字部の印字を行う上流側印字手段と、
前記上流側印字手段よりも下流において、前記搬送手段によって1列分の内容物が搬送されてくる度に、これら内容物のうちの前記第一印字部が印字されたものに対し前記第二印字部の印字を行うとともに、これら内容物のうちの前記第二印字部が印字されたものに対し前記第一印字部の印字を行う下流側印字手段とを備え、
前記充填手段は、前記下流側印字手段よりも下流において、1列分の内容物の吸着搬送を解除することで、これら内容物を前記容器フィルムの幅方向に並ぶ複数の前記ポケット部へと充填するように構成されていることを特徴とする手段6乃至10のいずれかに記載のブリスタ包装機。
【0040】
上記手段12によれば、1列分の内容物が搬送されてくる度に、上流側印字手段によって、これら内容物の少なくとも1つに対し第一印字部が印字され、残りの内容物に対し第二印字部が印字される。そして、上流側印字手段よりも下流では、1列分の内容物が搬送されてくる度に、下流側印字手段によって、これら内容物のうちの第一印字部が印字されたものに対し第二印字部が印字され、これら内容物のうちの第二印字部が印字されたものに対し第一印字部が印字される。これにより、下流側印字手段よりも下流では、搬送手段によって、表面(第一印字部のある面)が吸着された内容物と裏面(第二印字部のある面)が吸着された内容物とが各列中に存在した状態で内容物が搬送される。そして、所定の充填ポジションにて1列分の内容物の吸着が解除されることで、これら内容物が容器フィルムの幅方向に並ぶ複数のポケット部へと充填される。従って、表向き内容物及び裏向き内容物を有するブリスタシートをより容易に得ることができる。また、このようなブリスタシートを製造するにあたって、充填手段の構造を複雑化させる必要がないため、ブリスタ包装機の製造やメンテナンス等に係るコストの増大抑制を効果的に図ることができる。
【0041】
尚、上流側印字手段及び下流側印字手段が、列中の所定位置にある内容物に対し常に第一印字部及び第二印字部のうちの一方のみを印字するように構成してもよい。例えば、5つの内容物によって1列が構成される場合、上流側印字手段が、両端及び中央に位置する3つの内容物に第一印字部を印字するとともに、それ以外の内容物に第二印字部を印字し、また、下流側印字手段が、両端及び中央に位置する3つの内容物に第二印字部を印字するとともに、それ以外の内容物に第一印字部を印字するようにしてもよい。
【0042】
手段13.透明又は半透明の容器フィルムに形成された、それぞれ底壁部及び側壁部を有する複数のポケット部のそれぞれに内容物が収容されるとともに、該ポケット部を塞ぐように前記容器フィルムに対しカバーフィルムが取着されてなるブリスタシートの製造方法であって、
搬送される帯状の前記容器フィルムの前記ポケット部に対し、内容物を充填する充填工程と、
前記ポケット部に内容物が充填された前記容器フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにして帯状の前記カバーフィルムを取着する取着工程と、
前記容器フィルムに前記カバーフィルムが取着されてなる帯状のブリスタフィルムからブリスタシートを切離す切離工程とを備え、
前記充填工程は、
内容物を吸着搬送するとともに、所定の充填ポジションにて該内容物の吸着を解除することで、前記充填ポジションへと搬送されてきた前記容器フィルムの前記ポケット部へと該内容物を充填する搬送工程と、
前記搬送工程において吸着搬送されている内容物の表面に対し文字情報からなる第一印字部を印字するとともに、該内容物の裏面に対し前記第一印字部とは内容の異なる文字情報からなる第二印字部を印字する印字工程とを備え、
前記充填工程では、最終的に得られるブリスタシートにおいて、前記底壁部側に前記第一印字部が位置する内容物である表向き内容物と、前記底壁部側に前記第二印字部が位置する内容物である裏向き内容物とが存在するように、前記ポケット部に内容物を充填することを特徴とするブリスタシートの製造方法。
【0043】
上記手段13によれば、上記手段6と同様の作用効果が奏されることとなる。
【0044】
手段14.前記充填工程では、前記表向き内容物における前記第一印字部の向きと、前記裏向き内容物における前記第二印字部の向きとが合うようにして前記ポケット部に内容物を充填することを特徴とする手段13に記載のブリスタシートの製造方法。
【0045】
上記手段14によれば、上記手段7と同様の作用効果が奏されることとなる。
【0046】
手段15.前記充填工程よりも前段階において、帯状の前記容器フィルムに対し前記ポケット部を形成するポケット部形成工程を含み、
前記ポケット部形成工程では、収容される内容物の回転及び反転を規制可能な形状を有してなる前記ポケット部を形成することを特徴とする手段13又は14に記載のブリスタシートの製造方法。
【0047】
上記手段15によれば、上記手段8と同様の作用効果が奏されることとなる。
【0048】
手段16.前記充填工程では、最終的に得られるブリスタシートにおいて、前記表向き内容物及び前記裏向き内容物が対となって並んだ状態となるように、前記ポケット部に内容物を充填することを特徴とする手段13乃至15のいずれかに記載のブリスタシートの製造方法。
【0049】
上記手段16によれば、上記手段9と同様の作用効果が奏されることとなる。
【0050】
手段17.ブリスタシートは、複数のシート小片に切離し可能とするための分割ラインを有し、
前記充填工程では、前記シート小片に、前記表向き内容物及び前記裏向き内容物の双方が含まれるように内容物の充填を行うことを特徴とする手段13乃至16のいずれかに記載のブリスタシートの製造方法。
【0051】
上記手段17によれば、上記手段10と同様の作用効果が奏されることとなる。
【0052】
手段18.前記搬送工程では、内容物の搬送方向と直交する方向に沿って複数の内容物を並べた状態で、各列の内容物を前記印字工程の実行ポジションへと順次搬送していき、
前記印字工程は、
1列分の内容物が搬送されてくる度に、これら内容物に対し、前記第一印字部の印字及び前記第二印字部の印字を交互に行う上流側印字工程と、
前記上流側印字工程よりも後段階において、1列分の内容物が搬送されてくる度に、これら内容物に対し、前記第一印字部の印字及び前記第二印字部の印字を交互に行う下流側印字工程とを含み、
前記充填工程では、前記下流側印字工程よりも後段階において、1列分の内容物の吸着搬送を解除することで、これら内容物を前記容器フィルムの幅方向に並ぶ複数の前記ポケット部へと充填することを特徴とする手段13乃至17のいずれかに記載のブリスタシートの製造方法。
【0053】
上記手段18によれば、上記手段11と同様の作用効果が奏されることとなる。
【0054】
手段19.前記搬送工程では、内容物の搬送方向と直交する方向に沿って複数の内容物を並べた状態で、各列の内容物を前記印字工程の実行ポジションへと順次搬送していき、
前記印字工程は、
1列分の内容物が搬送されてくる度に、これら内容物のうちの少なくとも1つに対し前記第一印字部の印字を行うとともに、これら内容物のうちの残りに対し前記第二印字部の印字を行う上流側印字工程と、
前記上流側印字工程よりも後段階において、1列分の内容物が搬送されてくる度に、これら内容物のうちの前記第一印字部が印字されたものに対し前記第二印字部の印字を行うとともに、これら内容物のうちの前記第二印字部が印字されたものに対し前記第一印字部の印字を行う下流側印字工程とを含み、
前記充填工程では、前記下流側印字工程よりも後段階において、1列分の内容物の吸着搬送を解除することで、これら内容物を前記容器フィルムの幅方向に並ぶ複数の前記ポケット部へと充填することを特徴とする手段13乃至17のいずれかに記載のブリスタシートの製造方法。
【0055】
上記手段19によれば、上記手段12と同様の作用効果が奏されることとなる。