【実施例1】
【0013】
本発明の実施例1のエアシャワー装置を
図1〜
図6に沿って説明する。
図1は、エアシャワー装置の外観斜視図である。1はエアシャワー装置全体を示している。2は出入口側のドアロック解除用スイッチを示している。3は出入口側のドアを示している。4は、手動ドア3を正面として、右側の本体ケースを示す。5は、手動ドア3を正面として、左側の本体ケースを示す。
【0014】
図2は、エアシャワー装置を作業者が通行する方向に対し側面から見た断面図である。6はエアシャワー装置に取り付けられた感圧式のタッチパネルを示している。7はクリーンルーム側のドアロック解除スイッチを示している。8はクリーンルーム側のドアを示している。9はエアシャワー装置に取り付けられたエアジェット吹き出しノズルを示している。エアジェット吹き出しノズル9は、エアシャワー室の側面や上面に複数設けられている。10はプレフィルタカバーを示している。11はエアジェット作動用センサを示している。
【0015】
図3は、エアシャワー装置を作業者が通行する方向からみた断面図である。12はプレフィルタを示している。13はファンを駆動するファンモータを示している。14はメインフィルタを示している。15はエアシャワー装置の制御ユニット(制御装置)を示している。これらの配置は、図の位置に限るものではない。本発明におけるドアタイプは、手動ドアのみに限定するものではなく、自動ドアでもよい。また、エアジェット作動用センサ11は光電スイッチである必要はなく、押しボタンスイッチや人感センサでもよい。
【0016】
図4は、エアシャワー装置の主要部を示す斜視図である。本体ケース4には、ノズル9を取り付けたダクトカバーが設けられ、本体ケース5のダクトカバーにはエアシャワー室の内部露出面に取り付けられた感圧式のタッチパネル6が設けられている。
【0017】
図4の符号16は、本体ケース4のノズル9を取り付けた部分を、本体ケース5のエアシャワー室内露出面に垂直方向に投影した部分である。斜線部17は、エアシャワー室内露出面において、領域16の部分を除く領域である。本体ケース4に取り付けた複数のノズル9よりエアジェット気流18が噴出される。
【0018】
エアシャワー装置の動作は次のとおりである。作業者が出入口側のドア3からエアシャワー室内に入り、エアジェット作動用センサ11で検知されると、ファンを駆動するファンモータ13が回転する。ファンにより送られたエアは、メインフィルタ14により塵埃などが除去され、エアシャワー室の側面および上面のノズル9からエアジェット気流として作業者へ吹き付けられる。作業者から吹き飛ばされた塵埃や髪の毛などは、下方に設けたプレフィルタ12で取り除かれ、エアはファンにより循環する。所定の時間、エアジェットが作動すると、クリーンルーム側のドアロックが解除され、作業者はクリーンルーム側のドア8からクリーンルーム側へ出ることができる。
【0019】
図5は、作業者がエアシャワー装置を通行する時に通常表示される感圧式のタッチパネルの画面である。20は感圧式のタッチパネルのホーム画面を示す。21は、タッチパネル画面内においてエアジェット時間をカウントダウンするためなどの、表示部を示す。22は、一定時間タッチし続けることにより、エアジェット作動中のタッチパネルの操作を無効とする運転に切替える操作無効運転切替用アイコンを示す。23,24はタッチパネルを操作するための画面操作用アイコンを示す。25は操作ボタンのアイコンを示す。26は表示を選択する選択用のアイコンを、27は照明を切り替える照明用のアイコンを示す。
【0020】
図においては、カウントダウン[秒]が選択されているため、表示部21にはエアジェットの残り時間が表示されている。選択用のアイコン26でジェット時間[秒]を選択し、操作ボタン25を操作することにより、エアジェット時間を設定することができ、クリーンアップ時間[秒]を選択し、操作ボタン25を操作することにより、エアジェットが終了してドアロック解除までのクリーンアップ時間を設定することができる。また、ジェット回数[回]を選択することにより、リセットしてからの、例えばエアフィルタを交換してリセットしてからのエアジェット回数を表示部21に表示することができ、また、ジェット総回数[万回]を選択することにより、エアシャワー装置を設置してからのエアジェットの総回数を表示することができる。
【0021】
本実施例では、操作を無効とする操作無効運転切替用アイコン22を一定時間タッチし続けた時、ファンモータ13が作動し、エアシャワー装置制御ユニット15よりファンモータ出力信号がON状態となっている間のタッチパネル操作を無効とし、画面操作用アイコン23,24による画面の切替えや設定等の全ての圧力検知画面をタッチすることによる操作を無効とする。また、ホーム画面20以外の画面にて操作、情報閲覧中であってもファンモータ13が作動すると強制的にホーム画面20に切替える。
なお、エアジェットが作動中でない状態、例えばドア開閉中などの場合は、タッチパネルは操作可能である。また、本実施例においてホーム画面20のレイアウトは
図5のものに限定されるものではない。
【0022】
図6に、実施例1のエアシャワー装置の電気系のブロック構成図を示す。PLC(Programmable Logic Controller)等のエアシャワー制御ユニット15には、感圧式タッチパネル6の画面操作用アイコン23,24、操作ボタンアイコン25、操作無効運転切替用アイコン22などからの信号が入力する。また、エアジェット作動用センサ11や、出入口側のドアロック解除用スイッチ2、クリーンルーム側のドアロック解除スイッチ7からの信号も入力する。そして、エアシャワー制御ユニット15の表示出力により、感圧式タッチパネル6の表示部21にカウントダウン時間等の情報が表示されるとともに、制御出力がファンモータ13に加えられ、ファンモータのON・OFFなどを制御する。なお、図には記載していないが、出入口側やクリーンルーム側のドアロックもエアシャワー制御ユニット15で制御される。
【0023】
実施例3の変形例として、ファンモータが作動している間のタッチパネル操作を無効とするに加えて、ドア(出入口側、クリーンルーム側)が開いた状態においてもタッチパネル操作を無効とするようにしてもよい。ドアが開いた状態(ドア開中)では人や物の出入りがあるため、人や物によるタッチパネルへの接触等でタッチパネルの誤操作の恐れがある。そのため、人や物の動きがないときのみ、タッチパネル操作を有効とすればよい。
【0024】
また、エアシャワー動作に連動して、タッチパネル操作を無効とするように構成してもよい。
【0025】
本実施例によれば、感圧式のタッチパネル6に操作無効運転切替用アイコン22を備え、操作無効運転切替用アイコン22を一定時間タッチし続けることにより、ファンモータ13が作動している間のタッチパネル操作を無効とすることができる。そのため、エアジェット気流等の風圧が作用することによる感圧式のタッチパネルの誤操作を防止し、操作性を向上することができる。
【実施例2】
【0026】
図7に基づいて本発明の実施例2を説明する。
【0027】
図7は、作業者がエアシャワー装置を通行する時に表示される感圧式タッチパネルの画面である。28は画面ロック状態切替アイコンを示す。20は画面ロック状態切替アイコン28を設置したエアシャワー装置のホーム画面を示す。その他のアイコンについては、
図5と同様である。
【0028】
実施例2では、画面ロック状態切替アイコン28を一定時間タッチし続けることにより、ファンモータ13が作動中か否かに関わらずタッチパネル6にて表示する画面をホーム画面20に固定し、画面の切替や設定の変更を無効とする。ホーム画面固定後、画面操作用アイコン23,24を特定の順番及びタッチ時間にてタッチすることにより、ホーム画面の固定を解除し、他の画面へ再度切替や設定の変更を可能とする状態に戻すものである。ホーム画面の固定の解除は、画面ロック状態切替アイコン28を長押しして、解除するようにしてもよい。
なお、本実施例において、画面のレイアウトはこの
図7に限定するものではない。
【0029】
本実施例によれば、感圧式のタッチパネル6に画面ロック状態切替アイコン28を備え、画面ロック状態切替アイコン28を一定時間タッチし続けることにより、ファンモータ13が作動中か否かに関わらずタッチパネル6にて表示する画面をホーム画面20に固定し、画面の切替や設定の変更を無効とすることができる。そのため、エアジェット気流等の風圧が作用することによる感圧式のタッチパネルの誤操作を防止し、操作性を向上することができる。また、一般的に、様々な設定は管理者が行うため、一般使用者の誤操作・故意の設定変更を防ぐことも可能となる。
【実施例3】
【0030】
本発明の実施例3のエアシャワー装置を、
図8に基づいて説明する。
【0031】
図8は、実施例3のエアシャワー装置の主要部を示す斜視図である。本体ケース4には、ノズル9を取り付けたダクトカバーが設けられ、本体ケース5のダクトカバーにはエアシャワー室の内部露出面に取り付けられた感圧式のタッチパネル6が設けられている。感圧式のタッチパネル6は、ノズル9から噴出するエアジェット気流18の風圧が直接作用する場所、図の例では、本体ケース5のダクトカバーの略中央部に設けられている。感圧式のタッチパネル6には開閉可能で、かつカバー越しにタッチパネル画面を視認可能な透明樹脂製カバー30が取り付けられている。図の例では、カバー30はカバー上部の回転軸を中心に開閉可能であるが、カバー下部の回転軸を中心に開閉可能としても、また、カバー側部の回転軸を中心に左右に開閉可能としてもよい。また、カバー30は、上下または左右にスライドすることにより開閉可能にしてもよい。
【0032】
本実施例では、感圧式のタッチパネル6に開閉可能なカバー30を取り付け、エアジェット作動時にはカバー30を閉めることにより、タッチパネル操作画面にエアジェット気流18の風圧が直接作用することを防止することができる。また、カバー30を取り付けることにより、エアシャワー装置内にてエアガンを使用する際、エアガンの風圧がタッチパネル操作画面に作用することによる誤動作を防ぎ、操作性のよいエアシャワー装置を提供することができる。