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特開2021-14109風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-14109(P2021-14109A)
(43)【公開日】2021年2月12日
(54)【発明の名称】風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備
(51)【国際特許分類】
   B29C 70/52 20060101AFI20210115BHJP
【FI】
   B29C70/52
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-197852(P2019-197852)
(22)【出願日】2019年10月30日
(11)【特許番号】特許第6752996号(P6752996)
(45)【特許公報発行日】2020年9月9日
(31)【優先権主張番号】201910637746.6
(32)【優先日】2019年7月15日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520149788
【氏名又は名称】温州市塔星電子科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】余達輝
【テーマコード(参考)】
4F205
【Fターム(参考)】
4F205AA36
4F205AB11
4F205AB18
4F205AC05
4F205AD16
4F205AG14
4F205AH04
4F205HA05
4F205HA06
4F205HA22
4F205HA33
4F205HA35
4F205HB02
4F205HC02
4F205HC17
4F205HK04
4F205HK05
4F205HK22
4F205HK31
4F205HM02
4F205HT02
(57)【要約】
【課題】本願発明は風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備を開示した。
【解決手段】
本体を含み、前記本体の中の上方には回転空間が設けられ、前記回転空間の右上壁にはモーターが固定的に連結され、前記回転空間の左上壁には液圧装置が固定的に連結され、前記回転空間の右下方には原料空間が設けられ、前記原料空間の中には増圧板がスライドできるように連結され、前記原料空間の下方には一級含浸溝が形成され、前記原料空間の右側には外層原料空間が設けられ、前記回転空間の中の下方には一級締め付け装置が設けられ、前記一級締め付け装置の右側には二級含浸溝が形成され、前記二級含浸溝の右側には二級締め付け装置が設けられ、前記二級締め付け装置の右側には成形金型が設けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、
前記本体の中の上方には回転空間が設けられ、前記回転空間の右上壁にはモーターが固定的に連結され、前記回転空間の左上壁には液圧装置が固定的に連結され、前記回転空間の右下方には原料空間が設けられ、前記原料空間の中には増圧板がスライドできるように連結され、前記原料空間の下方には一級含浸溝が形成され、前記原料空間の右側には外層原料空間が設けられ、前記回転空間の中の下方には一級締め付け装置が設けられ、前記一級締め付け装置の右側には二級含浸溝が形成され、前記二級含浸溝の右側には二級締め付け装置が設けられ、前記二級締め付け装置の右側には成形金型が設けられ、
作動する時、原料が前記原料空間の中において前記増圧板の作用により複数の繊維束になって流れ出て、そして前記一級含浸溝によって含浸された後前記一級締め付け装置に着いて繊維棒になり、前記外層原料空間は外層被覆用の繊維束を提供し、前記二級含浸溝を経由し、前記二級締め付け装置を経由した後に繊維棒が外層に被覆されて締め付けられ、最後に前記成形金型によって成形され、冷却後に完全の炭素繊維引抜材が得られ、
前記モーターによって繊維束の延びと炭素繊維材の成形をコントロールし、過程全体が一体化であり、製造効率を向上させたことを特徴とする風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項2】
前記液圧装置には液圧ロッドが伝動できるように連結され、前記液圧ロッドが前記増圧板と固定的に連結され、前記原料空間の下方には穴フィルターが設けられ、前記一級含浸溝の中には第一横軸が回転できるように連結され、前記第一横軸には第一含浸輪が固定的に連結され、前記一級含浸溝の右方には一級口が設けられ、前記一級口の中には第二横軸が回転できるように連結され、前記第二横軸には第一案内輪が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項3】
前記外層原料空間の右下には小穴が設けられ、前記回転空間の中の下方には中空間が設けられ、前記中空間の左壁には第三横軸が回転できるように連結され、前記第三横軸には第一歯車が固定的に連結され、前記第一歯車には前記中空管の左壁と回転できるように連結された左歯車軸スリーブが噛合しており、前記左歯車軸スリーブの中には第一短軸と第二短軸とが回転できるように連結され、前記第一短軸には第一押し輪が固定的に連結され、前記第二短軸には第二押し輪が固定的に連結され、前記中空間の中には第四横軸が回転できるように連結され、前記第四横軸には第二案内輪が固定的に連結され、前記第三横軸の右端には第二歯車が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項4】
前記第二歯車が第三歯車と噛合しており、前記第三歯車が第五横軸と固定的に連結され、前記第五横軸が第四歯車と固定的に連結され、前記第四歯車が第五歯車と噛合しており、前記第五歯車が前記中空間の右壁と回転できるように連結された第六横軸と固定的に連結され、前記第六横軸が第六歯車と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項5】
前記二級含浸溝の中には第七横軸が回転できるように連結され、前記第七横軸には第二含浸輪が固定的に連結され、前記二級含浸溝の中には第八横軸が回転できるように連結され、前記第八横軸には第三案内輪が固定的に連結され、前記二級含浸溝の右方には第九横軸が回転できるように連結され、前記第九横軸には第三案内輪が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項6】
前記第六歯車には右歯車軸スリーブが噛合しており、前記右歯車軸の中には第三短軸と第四短軸とが回転できるように連結され、前記第三短軸と前記第四短軸とにはそれぞれ第三押し輪と第四押し輪とが固定的に連結され、前記第六横軸には第一はすば歯車が固定的に連結され、前記第一はすば歯車には第二はすば歯車が噛合しており、前記第二はすば歯車には右横軸が固定的に連結され、前記右横軸が前記回転空間の右下方に設置された原料出し空間の内壁と回転できるように連結され、前記右横軸には第三はすば歯車が固定的に連結され、前記右横軸には上スプロケットが固定的に連結され、前記上スプロケットにはチェーンが伝動できるように連結され、前記チェーンには下スプロケットが伝動できるように連結され、前記下スプロケットには前記原料出し空間と回転できるように連結された上横軸が固定的に連結され、前記上横軸には上歯車が固定的に連結され、前記上歯車には下歯車が噛合しており、前記下歯車には前記原料出し空間と回転できるように連結された下横軸が固定的に連結され、前記上横軸と前記下横軸とにはそれぞれ上送り輪と下送り輪とが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項7】
前記モーターには出力軸が伝動できるように連結され、前記出力軸には扇形はすば歯車が固定的に連結され、前記扇形はすば歯車には第四はすば歯車が間欠的に噛合しており、前記第四はすば歯車には前記回転空間の右壁と回転できるように連結された右上軸が固定的に連結され、前記右上軸にはカムが固定的に連結され、前記出力軸には前スプロケットが固定的に連結され、前記前スプロケットには上チェーンが伝動できるように連結され、前記上チェーンには後スプロケットが伝動できるように連結され、前記後スプロケットには前記回転空間の下壁と回転できるように連結された縦軸が固定的に連結され、前記縦軸には扇形歯車が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項8】
前記原料出し空間の上壁には連結ロッドが固定的に連結され、前記連結ロッドには接触ロッドが固定的に連結され、前記原料出し空間の上壁には伸縮ロッドがスライドできるように連結され、前記伸縮ロッドには成形金型が固定的に連結され、前記成形金型の下方には送りベルトが設けられ、前記送りベルトには左プーリーと右プーリーとが伝動できるように連結され、前記左プーリーには前記原料出し空間の内壁と回転できるように連結された左小軸が固定的に連結され、前記右プーリーには前記原料出し空間の内壁と回転できるように連結された右小軸が固定的に連結され、前記接触ロッドの下方にはばねが固定的に連結され、前記ばねには前記成形金型が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は風力発電設備分野を取り上げて、具体的には風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備である。
【背景技術】
【0002】
風力発電に関わる産業の技術の向上に連れ、現在では、風力発電用ブレードの長さもどんどん長くなり、風力発電用ブレードの重量を減らすことが必要になりつつある。炭素繊維複合材は強度が高くて重量も軽いため、風力発電用ブレードに最も適用されている。引抜成形プロセスは、強化基材に樹脂を含浸させ金型に引き込み、型内で所定の断面形状に硬化させ、引抜き装置で連続または間欠的に引抜いて所定の長さに切断し、同断面の成形品が長尺で得られます。しかし既存の製造設備の中、完全的に自動で製造できる機械設備がなく、従って、風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備を設計する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105531093号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:既存の引抜き装置は自動化程度が高くなく、改良されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備は、本体を含み、前記本体の中の上方には回転空間が設けられ、前記回転空間の右上壁にはモーターが固定的に連結され、前記回転空間の左上壁には液圧装置が固定的に連結され、前記回転空間の右下方には原料空間が設けられ、前記原料空間の中には増圧板がスライドできるように連結され、前記原料空間の下方には一級含浸溝が形成され、前記原料空間の右側には外層原料空間が設けられ、前記回転空間の中の下方には一級締め付け装置が設けられ、前記一級締め付け装置の右側には二級含浸溝が形成され、前記二級含浸溝の右側には二級締め付け装置が設けられ、前記二級締め付け装置の右側には成形金型が設けられ、作動する時、原料が前記原料空間の中において前記増圧板の作用により複数の繊維束になって流れ出て、そして前記一級含浸溝によって含浸された後前記一級締め付け装置に着いて繊維棒になり、前記外層原料空間は外層被覆用の繊維束を提供し、前記二級含浸溝を経由し、前記二級締め付け装置を経由した後に繊維棒が外層に被覆されて締め付けられ、最後に前記成形金型によって成形され、冷却後に完全の炭素繊維引抜材が得られ、前記モーターによって繊維束の延びと炭素繊維材の成形をコントロールし、過程全体が一体化であり、製造効率を向上させた。
【0006】
更の技術プラン、前記液圧装置には液圧ロッドが伝動できるように連結され、前記液圧ロッドが前記増圧板と固定的に連結され、前記原料空間の下方には穴フィルターが設けられ、前記一級含浸溝の中には第一横軸が回転できるように連結され、前記第一横軸には第一含浸輪が固定的に連結され、前記一級含浸溝の右方には一級口が設けられ、前記一級口の中には第二横軸が回転できるように連結され、前記第二横軸には第一案内輪が固定的に連結されている。
【0007】
更の技術プラン、前記外層原料空間の右下には小穴が設けられ、前記回転空間の中の下方には中空間が設けられ、前記中空間の左壁には第三横軸が回転できるように連結され、前記第三横軸には第一歯車が固定的に連結され、前記第一歯車には前記中空管の左壁と回転できるように連結された左歯車軸スリーブが噛合しており、前記左歯車軸スリーブの中には第一短軸と第二短軸とが回転できるように連結され、前記第一短軸には第一押し輪が固定的に連結され、前記第二短軸には第二押し輪が固定的に連結され、前記中空間の中には第四横軸が回転できるように連結され、前記第四横軸には第二案内輪が固定的に連結され、前記第三横軸の右端には第二歯車が固定的に連結されている。
【0008】
更の技術プラン、前記第二歯車が第三歯車と噛合しており、前記第三歯車が第五横軸と固定的に連結され、前記第五横軸が第四歯車と固定的に連結され、前記第四歯車が第五歯車と噛合しており、前記第五歯車が前記中空間の右壁と回転できるように連結された第六横軸と固定的に連結され、前記第六横軸が第六歯車と固定的に連結されている。
【0009】
更の技術プラン、前記二級含浸溝の中には第七横軸が回転できるように連結され、前記第七横軸には第二含浸輪が固定的に連結され、前記二級含浸溝の中には第八横軸が回転できるように連結され、前記第八横軸には第三案内輪が固定的に連結され、前記二級含浸溝の右方には第九横軸が回転できるように連結され、前記第九横軸には第三案内輪が固定的に連結されている。
【0010】
更の技術プラン、前記第六歯車には右歯車軸スリーブが噛合しており、前記右歯車軸の中には第三短軸と第四短軸とが回転できるように連結され、前記第三短軸と前記第四短軸とにはそれぞれ第三押し輪と第四押し輪とが固定的に連結され、前記第六横軸には第一はすば歯車が固定的に連結され、前記第一はすば歯車には第二はすば歯車が噛合しており、前記第二はすば歯車には右横軸が固定的に連結され、前記右横軸が前記回転空間の右下方に設置された原料出し空間の内壁と回転できるように連結され、前記右横軸には第三はすば歯車が固定的に連結され、前記右横軸には上スプロケットが固定的に連結され、前記上スプロケットにはチェーンが伝動できるように連結され、前記チェーンには下スプロケットが伝動できるように連結され、前記下スプロケットには前記原料出し空間と回転できるように連結された上横軸が固定的に連結され、前記上横軸には上歯車が固定的に連結され、前記上歯車には下歯車が噛合しており、前記下歯車には前記原料出し空間と回転できるように連結された下横軸が固定的に連結され、前記上横軸と前記下横軸とにはそれぞれ上送り輪と下送り輪とが固定的に連結されている。
【0011】
更の技術プラン、前記モーターには出力軸が伝動できるように連結され、前記出力軸には扇形はすば歯車が固定的に連結され、前記扇形はすば歯車には第四はすば歯車が間欠的に噛合しており、前記第四はすば歯車には前記回転空間の右壁と回転できるように連結された右上軸が固定的に連結され、前記右上軸にはカムが固定的に連結され、前記出力軸には前スプロケットが固定的に連結され、前記前スプロケットには上チェーンが伝動できるように連結され、前記上チェーンには後スプロケットが伝動できるように連結され、前記後スプロケットには前記回転空間の下壁と回転できるように連結された縦軸が固定的に連結され、前記縦軸には扇形歯車が固定的に連結されている。
【0012】
前記原料出し空間の上壁には連結ロッドが固定的に連結され、前記連結ロッドには接触ロッドが固定的に連結され、前記原料出し空間の上壁には伸縮ロッドがスライドできるように連結され、前記伸縮ロッドには成形金型が固定的に連結され、前記成形金型の下方には送りベルトが設けられ、前記送りベルトには左プーリーと右プーリーとが伝動できるように連結され、前記左プーリーには前記原料出し空間の内壁と回転できるように連結された左小軸が固定的に連結され、前記右プーリーには前記原料出し空間の内壁と回転できるように連結された右小軸が固定的に連結され、前記接触ロッドの下方にはばねが固定的に連結され、前記ばねには前記成形金型が固定的に連結されている。
【発明の効果】
【0013】
本願発明は圧力を増加する方法で炭素繊維原料を繊維束にし、コア層原料が含浸された後、外層原料を被覆し含浸され、有効に材料の強度を向上させ、機械の伝動により炭素繊維束を締め付けて送って延ばし、最後に成形金型を経由し成形し、プロセス全体が連続で行われ、製造効率を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜6をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備の全体構成略図
図2図2図1のAの拡大構成略図
図3図3図1のBの拡大構成略図
図4図4図1のCの拡大構成略図
図5図5図1のD―Dの断面構成略図
図6図6図3のE―Eの断面構成略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備は、主に風力発電用ブレードの主桁の製造に適用される。
【0017】
本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備は、本体10を含み、前記本体10の中の上方には回転空間11が設けられ、前記回転空間11の右上壁にはモーター27が固定的に連結され、前記回転空間11の左上壁には液圧装置12が固定的に連結され、前記回転空間11の右下方には原料空間15が設けられ、前記原料空間15の中には増圧板14がスライドできるように連結され、前記原料空間15の下方には一級含浸溝44が形成され、前記原料空間15の右側には外層原料空間16が設けられ、前記回転空間11の中の下方には一級締め付け装置39が設けられ、前記一級締め付け装置39の右側には二級含浸溝36が形成され、前記二級含浸溝36の右側には二級締め付け装置24が設けられ、前記二級締め付け装置24の右側には成形金型79が設けられ、作動する時、原料が前記原料空間15の中において前記増圧板14の作用により複数の繊維束になって流れ出て、そして前記一級含浸溝44によって含浸された後前記一級締め付け装置39に着いて繊維棒になり、前記外層原料空間16は外層被覆用の繊維束を提供し、前記二級含浸溝36を経由し、前記二級締め付け装置24を経由した後に繊維棒が外層に被覆されて締め付けられ、最後に前記成形金型79によって成形され、冷却後に完全の炭素繊維引抜材が得られ、前記モーター27によって繊維束の延びと炭素繊維材の成形をコントロールし、過程全体が一体化であり、製造効率を向上させた。
【0018】
前記液圧装置12には液圧ロッド13が伝動できるように連結され、前記液圧ロッド13が前記増圧板14と固定的に連結され、前記原料空間15の下方には穴フィルター46が設けられ、前記一級含浸溝44の中には第一横軸43が回転できるように連結され、前記第一横軸43には第一含浸輪42が固定的に連結され、前記一級含浸溝44の右方には一級口45が設けられ、前記一級口45の中には第二横軸40が回転できるように連結され、前記第二横軸40には第一案内輪41が固定的に連結されている。
【0019】
前記外層原料空間16の右下には小穴17が設けられ、前記回転空間11の中の下方には中空間54が設けられ、前記中空間54の左壁には第三横軸47が回転できるように連結され、前記第三横軸47には第一歯車48が固定的に連結され、前記第一歯車48には前記中空管54の左壁と回転できるように連結された左歯車軸スリーブ49が噛合しており、前記左歯車軸スリーブ49の中には第一短軸50と第二短軸52とが回転できるように連結され、前記第一短軸50には第一押し輪51が固定的に連結され、前記第二短軸52には第二押し輪53が固定的に連結され、前記中空間54の中には第四横軸19が回転できるように連結され、前記第四横軸19には第二案内輪18が固定的に連結され、前記第三横軸47の右端には第二歯車55が固定的に連結されている。
【0020】
前記第二歯車55が第三歯車56と噛合しており、前記第三歯車56が第五横軸21と固定的に連結され、前記第五横軸21が第四歯車92と固定的に連結され、前記第四歯車92が第五歯車58と噛合しており、前記第五歯車58が前記中空間54の右壁と回転できるように連結された第六横軸90と固定的に連結され、前記第六横軸90が第六歯車59と固定的に連結されている。
【0021】
前記二級含浸溝36の中には第七横軸23が回転できるように連結され、前記第七横軸23には第二含浸輪22が固定的に連結され、前記二級含浸溝36の中には第八横軸37が回転できるように連結され、前記第八横軸37には第三案内輪38が固定的に連結され、前記二級含浸溝36の右方には第九横軸61が回転できるように連結され、前記第九横軸61には第三案内輪62が固定的に連結されている。
【0022】
前記第六歯車59には右歯車軸スリーブ63が噛合しており、前記右歯車軸63の中には第三短軸と第四短軸66とが回転できるように連結され、前記第三短軸65と前記第四短軸66とにはそれぞれ第三押し輪64と第四押し輪67とが固定的に連結され、前記第六横軸90には第一はすば歯車60が固定的に連結され、前記第一はすば歯車60には第二はすば歯車68が噛合しており、前記第二はすば歯車68には右横軸93が固定的に連結され、前記右横軸93が前記回転空間11の右下方に設置された原料出し空間94の内壁と回転できるように連結され、前記右横軸93には第三はすば歯車84が固定的に連結され、前記右横軸93には上スプロケット85が固定的に連結され、前記上スプロケット85にはチェーン86が伝動できるように連結され、前記チェーン86には下スプロケット87が伝動できるように連結され、前記下スプロケット87には前記原料出し空間94と回転できるように連結された上横軸70が固定的に連結され、前記上横軸70には上歯車88が固定的に連結され、前記上歯車88には下歯車89が噛合しており、前記下歯車89には前記原料出し空間94と回転できるように連結された下横軸71が固定的に連結され、前記上横軸70と前記下横軸71とにはそれぞれ上送り輪69と下送り輪72とが固定的に連結されている。
【0023】
前記モーター27には出力軸30が伝動できるように連結され、前記出力軸30には扇形はすば歯車26が固定的に連結され、前記扇形はすば歯車26には第四はすば歯車28が間欠的に噛合しており、前記第四はすば歯車28には前記回転空間11の右壁と回転できるように連結された右上軸29が固定的に連結され、前記右上軸29にはカム31が固定的に連結され、前記出力軸30には前スプロケット25が固定的に連結され、前記前スプロケット25には上チェーン81が伝動できるように連結され、前記上チェーン81には後スプロケット82が伝動できるように連結され、前記後スプロケット81には前記回転空間11の下壁と回転できるように連結された縦軸33が固定的に連結され、前記縦軸33には扇形歯車83が固定的に連結されている。
【0024】
前記原料出し空間94の上壁には連結ロッド34が固定的に連結され、前記連結ロッド34には接触ロッド80が固定的に連結され、前記原料出し空間94の上壁には伸縮ロッド32がスライドできるように連結され、前記伸縮ロッド32には成形金型79が固定的に連結され、前記成形金型79の下方には送りベルト75が設けられ、前記送りベルト75には左プーリー74と右プーリー77とが伝動できるように連結され、前記左プーリー74には前記原料出し空間94の内壁と回転できるように連結された左小軸73が固定的に連結され、前記右プーリー77には前記原料出し空間94の内壁と回転できるように連結された右小軸76が固定的に連結され、前記接触ロッド80の下方にはばね78が固定的に連結され、前記ばね78には前記成形金型79が固定的に連結されている。
【0025】
以下に図1〜6を合わせて本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備の使用手順を詳しく説明する。
1、炭素繊維原料が前記原料空間15の中で加熱された後、前記液圧装置12を起動し、前記液圧ロッド13が前記増圧板14を下方へ押し動かし、炭素繊維原料が前記穴フィルター46を経由して複数の繊維束になり、繊維束が前記一級含浸溝44に含浸された後に前記第一含浸輪42を経由し、そして前記第一案内輪41を経由し、前記一級締め付け装置39によって繊維棒に締め付けられ、繊維棒が前記第三案内輪38のところで外層原料と接触し、ともに前記二級含浸溝36によって含浸されて前記第二含浸輪22を経由し、そして前記二級締め付け装置24を経由し締め付けられ、最終的に前記成形金型79を経由し成形される。
2、前記モーター27を起動し、前記出力軸30が駆動されて回転し、前記扇形はすば歯車26が駆動されて回転し、伝動により前記扇形歯車83が駆動されて回転し、前記扇形歯車83が前記第三はすば歯車84と噛合した時、前記右横軸93が駆動されて回転し、伝動により前記左歯車軸スリーブ49が駆動されて回転し、前記右歯車軸スリーブ63が駆動されて回転し、前記上送り輪69と前記下送り輪72とが駆動されて回転し、繊維棒が駆動されて前方へ移動する。
3、繊維棒が前記成形金型79の下方に着いた時、前記扇形はすば歯車26が前記第四はすば歯車28と噛合し、前記カム31が駆動されて回転し前記伸縮ロッド32と接触し、前記伸縮ロッド32が下方へ移動し、前記成形金型79が駆動されて下方へ移動し、前記成形金型79が繊維棒を押して切断し、完全な炭素繊維引抜材を得て、その後前記カム31が前記伸縮ロッド32と接触しなくなり、前記成形金型79がバネ力の作用により上方へ移動し、前記接触ロッド80が前記成形金型79に対して下方へ移動し、前記成形金型79における材料が押し動かされて前記送りベルト76に落ちる。
【0026】
本願発明の有益効果は:本願発明は圧力を増加する方法で炭素繊維原料を繊維束にし、コア層原料が含浸された後、外層原料を被覆し含浸され、有効に材料の強度を向上させ、機械の伝動により炭素繊維束を締め付けて送って延ばし、最後に成形金型を経由し成形し、プロセス全体が連続で行われ、製造効率を向上させた。
【0027】
以上の方式により、当業者は本願発明の範囲内に作業方式によって各種の変化を加えることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2020年4月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、
前記本体の中の上方には回転空間が設けられ、前記回転空間の右上壁にはモーターが固定的に連結され、前記回転空間の左上壁には液圧装置が固定的に連結され、前記回転空間の右下方には原料空間が設けられ、前記原料空間の中には増圧板がスライドできるように連結され、前記原料空間の下方には第一含浸溝が形成され、前記原料空間の右側には外層原料空間が設けられ、前記回転空間の中の下方には第一締め付け装置が設けられ、前記第一締め付け装置の右側には第二含浸溝が形成され、前記第二含浸溝の右側には第二締め付け装置が設けられ、前記第二締め付け装置の右側には成形金型が設けられ、
作動する時、原料が前記原料空間の中において前記増圧板の作用により複数の繊維束になって流れ出て、そして前記第一含浸溝によって含浸された後前記第一締め付け装置に着いて繊維棒になり、前記外層原料空間は外層被覆用の繊維束を提供し、前記第二含浸溝を経由し、前記第二締め付け装置を経由した後に繊維棒が外層に被覆されて締め付けられ、最後に前記成形金型によって成形され、冷却後に完全の炭素繊維引抜材が得られ、
前記モーターによって繊維束の延びと炭素繊維材の成形をコントロールし、過程全体が一体化であり、製造効率を向上させたことを特徴とする風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項2】
前記液圧装置には液圧ロッドが伝動できるように連結され、前記液圧ロッドが前記増圧板と固定的に連結され、前記原料空間の下方には穴フィルターが設けられ、前記第一含浸溝の中には第一横軸が回転できるように連結され、前記第一横軸には第一含浸輪が固定的に連結され、前記第一含浸溝の右方には第一口が設けられ、前記第一口の中には第二横軸が回転できるように連結され、前記第二横軸には第一案内輪が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項3】
前記外層原料空間の右下には小穴が設けられ、前記回転空間の中の下方には中空間が設けられ、前記中空間の左壁には第三横軸が回転できるように連結され、前記第三横軸には第一歯車が固定的に連結され、前記第一歯車には前記中空管の左壁と回転できるように連結された左歯車軸スリーブが噛合しており、前記左歯車軸スリーブの中には第一短軸と第二短軸とが回転できるように連結され、前記第一短軸には第一押し輪が固定的に連結され、前記第二短軸には第二押し輪が固定的に連結され、前記中空間の中には第四横軸が回転できるように連結され、前記第四横軸には第二案内輪が固定的に連結され、前記第三横軸の右端には第二歯車が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項4】
前記第二歯車が第三歯車と噛合しており、前記第三歯車が第五横軸と固定的に連結され、前記第五横軸が第四歯車と固定的に連結され、前記第四歯車が第五歯車と噛合しており、前記第五歯車が前記中空間の右壁と回転できるように連結された第六横軸と固定的に連結され、前記第六横軸が第六歯車と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項5】
前記第二含浸溝の中には第七横軸が回転できるように連結され、前記第七横軸には第二含浸輪が固定的に連結され、前記第二含浸溝の中には第八横軸が回転できるように連結され、前記第八横軸には第三案内輪が固定的に連結され、前記第二含浸溝の右方には第九横軸が回転できるように連結され、前記第九横軸には第三案内輪が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項6】
前記第六歯車には右歯車軸スリーブが噛合しており、前記右歯車軸の中には第三短軸と第四短軸とが回転できるように連結され、前記第三短軸と前記第四短軸とにはそれぞれ第三押し輪と第四押し輪とが固定的に連結され、前記第六横軸には第一はすば歯車が固定的に連結され、前記第一はすば歯車には第二はすば歯車が噛合しており、前記第二はすば歯車には右横軸が固定的に連結され、前記右横軸が前記回転空間の右下方に設置された原料出し空間の内壁と回転できるように連結され、前記右横軸には第三はすば歯車が固定的に連結され、前記右横軸には上スプロケットが固定的に連結され、前記上スプロケットにはチェーンが伝動できるように連結され、前記チェーンには下スプロケットが伝動できるように連結され、前記下スプロケットには前記原料出し空間と回転できるように連結された上横軸が固定的に連結され、前記上横軸には上歯車が固定的に連結され、前記上歯車には下歯車が噛合しており、前記下歯車には前記原料出し空間と回転できるように連結された下横軸が固定的に連結され、前記上横軸と前記下横軸とにはそれぞれ上送り輪と下送り輪とが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項7】
前記モーターには出力軸が伝動できるように連結され、前記出力軸には扇形はすば歯車が固定的に連結され、前記扇形はすば歯車には第四はすば歯車が間欠的に噛合しており、前記第四はすば歯車には前記回転空間の右壁と回転できるように連結された右上軸が固定的に連結され、前記右上軸にはカムが固定的に連結され、前記出力軸には前スプロケットが固定的に連結され、前記前スプロケットには上チェーンが伝動できるように連結され、前記上チェーンには後スプロケットが伝動できるように連結され、前記後スプロケットには前記回転空間の下壁と回転できるように連結された縦軸が固定的に連結され、前記縦軸には扇形歯車が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【請求項8】
前記原料出し空間の上壁には連結ロッドが固定的に連結され、前記連結ロッドには接触ロッドが固定的に連結され、前記原料出し空間の上壁には伸縮ロッドがスライドできるように連結され、前記伸縮ロッドには成形金型が固定的に連結され、前記成形金型の下方には送りベルトが設けられ、前記送りベルトには左プーリーと右プーリーとが伝動できるように連結され、前記左プーリーには前記原料出し空間の内壁と回転できるように連結された左小軸が固定的に連結され、前記右プーリーには前記原料出し空間の内壁と回転できるように連結された右小軸が固定的に連結され、前記接触ロッドの下方にはばねが固定的に連結され、前記ばねには前記成形金型が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は風力発電設備分野を取り上げて、具体的には風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備である。
【背景技術】
【0002】
風力発電に関わる産業の技術の向上に連れ、現在では、風力発電用ブレードの長さもどんどん長くなり、風力発電用ブレードの重量を減らすことが必要になりつつある。炭素繊維複合材は強度が高くて重量も軽いため、風力発電用ブレードに最も適用されている。引抜成形プロセスは、強化基材に樹脂を含浸させ金型に引き込み、型内で所定の断面形状に硬化させ、引抜き装置で連続または間欠的に引抜いて所定の長さに切断し、同断面の成形品が長尺で得られます。しかし既存の製造設備の中、完全的に自動で製造できる機械設備がなく、従って、風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備を設計する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105531093号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:既存の引抜き装置は自動化程度が高くなく、改良されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備は、本体を含み、前記本体の中の上方には回転空間が設けられ、前記回転空間の右上壁にはモーターが固定的に連結され、前記回転空間の左上壁には液圧装置が固定的に連結され、前記回転空間の右下方には原料空間が設けられ、前記原料空間の中には増圧板がスライドできるように連結され、前記原料空間の下方には第一含浸溝が形成され、前記原料空間の右側には外層原料空間が設けられ、前記回転空間の中の下方には第一締め付け装置が設けられ、前記第一締め付け装置の右側には第二含浸溝が形成され、前記第二含浸溝の右側には第二締め付け装置が設けられ、前記第二締め付け装置の右側には成形金型が設けられ、作動する時、原料が前記原料空間の中において前記増圧板の作用により複数の繊維束になって流れ出て、そして前記第一含浸溝によって含浸された後前記第一締め付け装置に着いて繊維棒になり、前記外層原料空間は外層被覆用の繊維束を提供し、前記第二含浸溝を経由し、前記第二締め付け装置を経由した後に繊維棒が外層に被覆されて締め付けられ、最後に前記成形金型によって成形され、冷却後に完全の炭素繊維引抜材が得られ、前記モーターによって繊維束の延びと炭素繊維材の成形をコントロールし、過程全体が一体化であり、製造効率を向上させた。
【0006】
更の技術プラン、前記液圧装置には液圧ロッドが伝動できるように連結され、前記液圧ロッドが前記増圧板と固定的に連結され、前記原料空間の下方には穴フィルターが設けられ、前記第一含浸溝の中には第一横軸が回転できるように連結され、前記第一横軸には第一含浸輪が固定的に連結され、前記第一含浸溝の右方には第一口が設けられ、前記第一口の中には第二横軸が回転できるように連結され、前記第二横軸には第一案内輪が固定的に連結されている。
【0007】
更の技術プラン、前記外層原料空間の右下には小穴が設けられ、前記回転空間の中の下方には中空間が設けられ、前記中空間の左壁には第三横軸が回転できるように連結され、前記第三横軸には第一歯車が固定的に連結され、前記第一歯車には前記中空管の左壁と回転できるように連結された左歯車軸スリーブが噛合しており、前記左歯車軸スリーブの中には第一短軸と第二短軸とが回転できるように連結され、前記第一短軸には第一押し輪が固定的に連結され、前記第二短軸には第二押し輪が固定的に連結され、前記中空間の中には第四横軸が回転できるように連結され、前記第四横軸には第二案内輪が固定的に連結され、前記第三横軸の右端には第二歯車が固定的に連結されている。
【0008】
更の技術プラン、前記第二歯車が第三歯車と噛合しており、前記第三歯車が第五横軸と固定的に連結され、前記第五横軸が第四歯車と固定的に連結され、前記第四歯車が第五歯車と噛合しており、前記第五歯車が前記中空間の右壁と回転できるように連結された第六横軸と固定的に連結され、前記第六横軸が第六歯車と固定的に連結されている。
【0009】
更の技術プラン、前記第二含浸溝の中には第七横軸が回転できるように連結され、前記第七横軸には第二含浸輪が固定的に連結され、前記第二含浸溝の中には第八横軸が回転できるように連結され、前記第八横軸には第三案内輪が固定的に連結され、前記第二含浸溝の右方には第九横軸が回転できるように連結され、前記第九横軸には第三案内輪が固定的に連結されている。
【0010】
更の技術プラン、前記第六歯車には右歯車軸スリーブが噛合しており、前記右歯車軸の中には第三短軸と第四短軸とが回転できるように連結され、前記第三短軸と前記第四短軸とにはそれぞれ第三押し輪と第四押し輪とが固定的に連結され、前記第六横軸には第一はすば歯車が固定的に連結され、前記第一はすば歯車には第二はすば歯車が噛合しており、前記第二はすば歯車には右横軸が固定的に連結され、前記右横軸が前記回転空間の右下方に設置された原料出し空間の内壁と回転できるように連結され、前記右横軸には第三はすば歯車が固定的に連結され、前記右横軸には上スプロケットが固定的に連結され、前記上スプロケットにはチェーンが伝動できるように連結され、前記チェーンには下スプロケットが伝動できるように連結され、前記下スプロケットには前記原料出し空間と回転できるように連結された上横軸が固定的に連結され、前記上横軸には上歯車が固定的に連結され、前記上歯車には下歯車が噛合しており、前記下歯車には前記原料出し空間と回転できるように連結された下横軸が固定的に連結され、前記上横軸と前記下横軸とにはそれぞれ上送り輪と下送り輪とが固定的に連結されている。
【0011】
更の技術プラン、前記モーターには出力軸が伝動できるように連結され、前記出力軸には扇形はすば歯車が固定的に連結され、前記扇形はすば歯車には第四はすば歯車が間欠的に噛合しており、前記第四はすば歯車には前記回転空間の右壁と回転できるように連結された右上軸が固定的に連結され、前記右上軸にはカムが固定的に連結され、前記出力軸には前スプロケットが固定的に連結され、前記前スプロケットには上チェーンが伝動できるように連結され、前記上チェーンには後スプロケットが伝動できるように連結され、前記後スプロケットには前記回転空間の下壁と回転できるように連結された縦軸が固定的に連結され、前記縦軸には扇形歯車が固定的に連結されている。
【0012】
前記原料出し空間の上壁には連結ロッドが固定的に連結され、前記連結ロッドには接触ロッドが固定的に連結され、前記原料出し空間の上壁には伸縮ロッドがスライドできるように連結され、前記伸縮ロッドには成形金型が固定的に連結され、前記成形金型の下方には送りベルトが設けられ、前記送りベルトには左プーリーと右プーリーとが伝動できるように連結され、前記左プーリーには前記原料出し空間の内壁と回転できるように連結された左小軸が固定的に連結され、前記右プーリーには前記原料出し空間の内壁と回転できるように連結された右小軸が固定的に連結され、前記接触ロッドの下方にはばねが固定的に連結され、前記ばねには前記成形金型が固定的に連結されている。
【発明の効果】
【0013】
本願発明は圧力を増加する方法で炭素繊維原料を繊維束にし、コア層原料が含浸された後、外層原料を被覆し含浸され、有効に材料の強度を向上させ、機械の伝動により炭素繊維束を締め付けて送って延ばし、最後に成形金型を経由し成形し、プロセス全体が連続で行われ、製造効率を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜6をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備の全体構成略図
図2図2図1のAの拡大構成略図
図3図3図1のBの拡大構成略図
図4図4図1のCの拡大構成略図
図5図5図1のD―Dの断面構成略図
図6図6図3のE―Eの断面構成略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備は、主に風力発電用ブレードの主桁の製造に適用される。
【0017】
本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備は、本体10を含み、前記本体10の中の上方には回転空間11が設けられ、前記回転空間11の右上壁にはモーター27が固定的に連結され、前記回転空間11の左上壁には液圧装置12が固定的に連結され、前記回転空間11の右下方には原料空間15が設けられ、前記原料空間15の中には増圧板14がスライドできるように連結され、前記原料空間15の下方には第一含浸溝44が形成され、前記原料空間15の右側には外層原料空間16が設けられ、前記回転空間11の中の下方には第一締め付け装置39が設けられ、前記第一締め付け装置39の右側には第二含浸溝36が形成され、前記第二含浸溝36の右側には第二締め付け装置24が設けられ、前記第二締め付け装置24の右側には成形金型79が設けられ、作動する時、原料が前記原料空間15の中において前記増圧板14の作用により複数の繊維束になって流れ出て、そして前記第一含浸溝44によって含浸された後前記第一締め付け装置39に着いて繊維棒になり、前記外層原料空間16は外層被覆用の繊維束を提供し、前記第二含浸溝36を経由し、前記第二締め付け装置24を経由した後に繊維棒が外層に被覆されて締め付けられ、最後に前記成形金型79によって成形され、冷却後に完全の炭素繊維引抜材が得られ、前記モーター27によって繊維束の延びと炭素繊維材の成形をコントロールし、過程全体が一体化であり、製造効率を向上させた。
【0018】
前記液圧装置12には液圧ロッド13が伝動できるように連結され、前記液圧ロッド13が前記増圧板14と固定的に連結され、前記原料空間15の下方には穴フィルター46が設けられ、前記第一含浸溝44の中には第一横軸43が回転できるように連結され、前記第一横軸43には第一含浸輪42が固定的に連結され、前記第一含浸溝44の右方には第一口45が設けられ、前記第一口45の中には第二横軸40が回転できるように連結され、前記第二横軸40には第一案内輪41が固定的に連結されている。
【0019】
前記外層原料空間16の右下には小穴17が設けられ、前記回転空間11の中の下方には中空間54が設けられ、前記中空間54の左壁には第三横軸47が回転できるように連結され、前記第三横軸47には第一歯車48が固定的に連結され、前記第一歯車48には前記中空管54の左壁と回転できるように連結された左歯車軸スリーブ49が噛合しており、前記左歯車軸スリーブ49の中には第一短軸50と第二短軸52とが回転できるように連結され、前記第一短軸50には第一押し輪51が固定的に連結され、前記第二短軸52には第二押し輪53が固定的に連結され、前記中空間54の中には第四横軸19が回転できるように連結され、前記第四横軸19には第二案内輪18が固定的に連結され、前記第三横軸47の右端には第二歯車55が固定的に連結されている。
【0020】
前記第二歯車55が第三歯車56と噛合しており、前記第三歯車56が第五横軸21と固定的に連結され、前記第五横軸21が第四歯車92と固定的に連結され、前記第四歯車92が第五歯車58と噛合しており、前記第五歯車58が前記中空間54の右壁と回転できるように連結された第六横軸90と固定的に連結され、前記第六横軸90が第六歯車59と固定的に連結されている。
【0021】
前記第二含浸溝36の中には第七横軸23が回転できるように連結され、前記第七横軸23には第二含浸輪22が固定的に連結され、前記第二含浸溝36の中には第八横軸37が回転できるように連結され、前記第八横軸37には第三案内輪38が固定的に連結され、前記第二含浸溝36の右方には第九横軸61が回転できるように連結され、前記第九横軸61には第三案内輪62が固定的に連結されている。
【0022】
前記第六歯車59には右歯車軸スリーブ63が噛合しており、前記右歯車軸63の中には第三短軸と第四短軸66とが回転できるように連結され、前記第三短軸65と前記第四短軸66とにはそれぞれ第三押し輪64と第四押し輪67とが固定的に連結され、前記第六横軸90には第一はすば歯車60が固定的に連結され、前記第一はすば歯車60には第二はすば歯車68が噛合しており、前記第二はすば歯車68には右横軸93が固定的に連結され、前記右横軸93が前記回転空間11の右下方に設置された原料出し空間94の内壁と回転できるように連結され、前記右横軸93には第三はすば歯車84が固定的に連結され、前記右横軸93には上スプロケット85が固定的に連結され、前記上スプロケット85にはチェーン86が伝動できるように連結され、前記チェーン86には下スプロケット87が伝動できるように連結され、前記下スプロケット87には前記原料出し空間94と回転できるように連結された上横軸70が固定的に連結され、前記上横軸70には上歯車88が固定的に連結され、前記上歯車88には下歯車89が噛合しており、前記下歯車89には前記原料出し空間94と回転できるように連結された下横軸71が固定的に連結され、前記上横軸70と前記下横軸71とにはそれぞれ上送り輪69と下送り輪72とが固定的に連結されている。
【0023】
前記モーター27には出力軸30が伝動できるように連結され、前記出力軸30には扇形はすば歯車26が固定的に連結され、前記扇形はすば歯車26には第四はすば歯車28が間欠的に噛合しており、前記第四はすば歯車28には前記回転空間11の右壁と回転できるように連結された右上軸29が固定的に連結され、前記右上軸29にはカム31が固定的に連結され、前記出力軸30には前スプロケット25が固定的に連結され、前記前スプロケット25には上チェーン81が伝動できるように連結され、前記上チェーン81には後スプロケット82が伝動できるように連結され、前記後スプロケット81には前記回転空間11の下壁と回転できるように連結された縦軸33が固定的に連結され、前記縦軸33には扇形歯車83が固定的に連結されている。
【0024】
前記原料出し空間94の上壁には連結ロッド34が固定的に連結され、前記連結ロッド34には接触ロッド80が固定的に連結され、前記原料出し空間94の上壁には伸縮ロッド32がスライドできるように連結され、前記伸縮ロッド32には成形金型79が固定的に連結され、前記成形金型79の下方には送りベルト75が設けられ、前記送りベルト75には左プーリー74と右プーリー77とが伝動できるように連結され、前記左プーリー74には前記原料出し空間94の内壁と回転できるように連結された左小軸73が固定的に連結され、前記右プーリー77には前記原料出し空間94の内壁と回転できるように連結された右小軸76が固定的に連結され、前記接触ロッド80の下方にはばね78が固定的に連結され、前記ばね78には前記成形金型79が固定的に連結されている。
【0025】
以下に図1〜6を合わせて本願発明の風力発電用ブレードの主桁に適用される炭素繊維引抜材の製造設備の使用手順を詳しく説明する。
1、炭素繊維原料が前記原料空間15の中で加熱された後、前記液圧装置12を起動し、前記液圧ロッド13が前記増圧板14を下方へ押し動かし、炭素繊維原料が前記穴フィルター46を経由して複数の繊維束になり、繊維束が前記第一含浸溝44に含浸された後に前記第一含浸輪42を経由し、そして前記第一案内輪41を経由し、前記第一締め付け装置39によって繊維棒に締め付けられ、繊維棒が前記第三案内輪38のところで外層原料と接触し、ともに前記第二含浸溝36によって含浸されて前記第二含浸輪22を経由し、そして前記第二締め付け装置24を経由し締め付けられ、最終的に前記成形金型79を経由し成形される。
2、前記モーター27を起動し、前記出力軸30が駆動されて回転し、前記扇形はすば歯車26が駆動されて回転し、伝動により前記扇形歯車83が駆動されて回転し、前記扇形歯車83が前記第三はすば歯車84と噛合した時、前記右横軸93が駆動されて回転し、伝動により前記左歯車軸スリーブ49が駆動されて回転し、前記右歯車軸スリーブ63が駆動されて回転し、前記上送り輪69と前記下送り輪72とが駆動されて回転し、繊維棒が駆動されて前方へ移動する。
3、繊維棒が前記成形金型79の下方に着いた時、前記扇形はすば歯車26が前記第四はすば歯車28と噛合し、前記カム31が駆動されて回転し前記伸縮ロッド32と接触し、前記伸縮ロッド32が下方へ移動し、前記成形金型79が駆動されて下方へ移動し、前記成形金型79が繊維棒を押して切断し、完全な炭素繊維引抜材を得て、その後前記カム31が前記伸縮ロッド32と接触しなくなり、前記成形金型79がバネ力の作用により上方へ移動し、前記接触ロッド80が前記成形金型79に対して下方へ移動し、前記成形金型79における材料が押し動かされて前記送りベルト76に落ちる。
【0026】
本願発明の有益効果は:本願発明は圧力を増加する方法で炭素繊維原料を繊維束にし、コア層原料が含浸された後、外層原料を被覆し含浸され、有効に材料の強度を向上させ、機械の伝動により炭素繊維束を締め付けて送って延ばし、最後に成形金型を経由し成形し、プロセス全体が連続で行われ、製造効率を向上させた。
【0027】
以上の方式により、当業者は本願発明の範囲内に作業方式によって各種の変化を加えることができる。