(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-1451(P2021-1451A)
(43)【公開日】2021年1月7日
(54)【発明の名称】杭打機
(51)【国際特許分類】
E02D 7/14 20060101AFI20201204BHJP
【FI】
E02D7/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-114470(P2019-114470)
(22)【出願日】2019年6月20日
(71)【出願人】
【識別番号】000004617
【氏名又は名称】日本車輌製造株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100128358
【弁理士】
【氏名又は名称】木戸 良彦
(74)【代理人】
【識別番号】100086210
【弁理士】
【氏名又は名称】木戸 一彦
(72)【発明者】
【氏名】岸田 充弘
【テーマコード(参考)】
2D050
【Fターム(参考)】
2D050CB02
2D050EE14
(57)【要約】
【課題】車体の限定されたスペースにおいて、フロントジャッキを配置可能なフレーム構造を備えた杭打機を提供する。
【解決手段】メインフレーム24の前部に設けられた左右一対のフロントジャッキを備えている杭打機において、メインフレームの前板24aの前面両側部には、該メインフレームとフロントジャッキ(ジャッキアーム34)との間に介在され、フロントジャッキが接地されたことによって生じる負荷を分散可能な負荷受け部38,38を設けている。また、負荷受け部は、メインフレームの側板24bの板面に対応する面を含む複数の板面を有して箱状に形成されている。さらに、メインフレームは、フロントブラケットを連結するための連結部材39,39を有して形成され、該連結部材は、メインフレーム及び負荷受け部の相互間に渡って固着されている。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クローラを備えた下部走行体と、該下部走行体の上部に旋回ベアリングを介して旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前部にフロントブラケットを介して起伏可能に設けられたリーダと、該リーダの前面に沿って昇降可能に設けられた作業装置とを備え、前記上部旋回体は、下面に前記旋回ベアリングが取り付けられる箱状のメインフレームと、該メインフレームの前部に設けられた左右一対のフロントジャッキとを備えている杭打機において、
前記メインフレームの前面両側部には、該メインフレームと前記フロントジャッキとの間に介在され、前記フロントジャッキが接地されたことによって生じる負荷を分散可能な負荷受け部を設けていることを特徴とする杭打機。
【請求項2】
前記負荷受け部は、前記メインフレームの側面に対応する面を含む複数の板面を有して箱状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の杭打機。
【請求項3】
前記メインフレームは、前記フロントブラケットを連結するための連結部材を有して形成され、該連結部材は、前記メインフレーム及び前記負荷受け部の相互間に渡って固着されていることを特徴とする請求項1又は2記載の杭打機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、杭打機に関し、詳しくは、上部旋回体の前後に安定用のジャッキ装置を備えた杭打機に関する。
【背景技術】
【0002】
杭打機は、一般に、クローラを備えた下部走行体と、該下部走行体の上部に旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前部に起伏可能に設けられたリーダとを備え、上部旋回体に搭載したエンジンパワーユニットを稼働させることにより、オーガなどの作業装置をリーダの前面に沿って昇降させたり、ジャッキ装置を接地して車体を安定させたりする油圧制御がなされている。ジャッキ装置は、左右一対のジャッキシリンダを上部旋回体の幅方向中央に位置するメインフレームの前部側面及び後部側面にそれぞれ設けたもので、その中でも、前側のジャッキ装置(フロントジャッキ)には、先端にジャッキシリンダを取り付けたアームを有しており、メインフレームから前方に離れたリーダ側面付近に接地することによって車体安定性を向上させている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−293352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、杭打機の掘削能力を向上させるニーズの高まりを受け、同クラスの機種であっても、作業装置や走行体であるクローラなどが大型化する傾向にある。その上、この種のパワーユニットを搭載する杭打機では、排ガス規制の強化に伴って各種部品が増加する傾向にもある。このような事情から、フロントジャッキが取り付けられるメインフレームの側面領域が、他の構造物の配置によって侵食され、その結果、フロントジャッキの配置において設計上の制約を従来よりも受けやすくなるという課題があった。
【0005】
そこで本発明は、車体の限定されたスペースにおいて、フロントジャッキを配置可能なフレーム構造を備えた杭打機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の杭打機は、クローラを備えた下部走行体と、該下部走行体の上部に旋回ベアリングを介して旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前部にフロントブラケットを介して起伏可能に設けられたリーダと、該リーダの前面に沿って昇降可能に設けられた作業装置とを備え、前記上部旋回体は、下面に前記旋回ベアリングが取り付けられる箱状のメインフレームと、該メインフレームの前部に設けられた左右一対のフロントジャッキとを備えている杭打機において、前記メインフレームの前面両側部には、該メインフレームと前記フロントジャッキとの間に介在され、前記フロントジャッキが接地されたことによって生じる負荷を分散可能な負荷受け部を設けていることを特徴としている。
【0007】
また、前記負荷受け部は、前記メインフレームの側面に対応する面を含む複数の板面を有して箱状に形成されていることを特徴とし、さらに、前記メインフレームは、前記フロントブラケットを連結するための連結部材を有して形成され、該連結部材は、前記メインフレーム及び前記負荷受け部の相互間に渡って固着されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、メインフレームの前面両側部に、フロントジャッキが接地されたことによって生じる負荷を分散可能な負荷受け部を設けているので、フロントジャッキのフレーム取付部を負荷受け部に対応する位置に、すなわち、メインフレームの前面位置よりも前方に設けて、杭打ち作業における車体の安定及び強度を確保することができる。これにより、メインフレームの側面領域が他の構造物の配置によって侵食された場合であっても、フロントジャッキを、その支持機能を損なわずにメインフレームに設けることができる。しかも、負荷受け部がメインフレームの前面両側部に位置しているので、リーダの前傾動作を妨げるといった不都合はなく、リーダとメインフレームとの互いの位置関係を保ってコンパクトに車体を形成することができる。
【0009】
また、負荷受け部がメインフレームの側面に対応する面を含む複数の板面を有して箱状に形成されているので、安価で製作性のよい負荷受け部を備えたフレーム構造が得られる。とりわけ、負荷受け部がメインフレームの幅方向に突出しない構成であるため、メインフレームの製造時にジャッキを溶接する前段階において、ライン上の移動や、ライン上で各種の機械加工を施す工程が円滑に行え、リードタイムの短縮による生産性向上を図ることができる。
【0010】
さらに、負荷受け部が有する箱型構造によって、フロントジャッキの接地反力を受けて生じた負荷の分散が効果的に行える。これに加えて、フロントジャッキの左右それぞれに対応した負荷受け部同士が、メインフレームの前面を介して互いにつながって形成されているので、軽量ながら曲げや捩り負荷に強い一体化構造が図れ、メインフレームの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の一形態例を示す杭打機の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1乃至
図8は、本発明の杭打機の一形態例を示すものである。杭打機11は、
図1に示すように、クローラ12aを備えた下部走行体12と、該下部走行体12の上部に旋回ベアリング13を介して旋回可能に設けられた上部旋回体14とからなるベースマシンと、該上部旋回体14の前部に前後方向に揺動可能に設けられたフロントブラケット15と、該フロントブラケット15の先端に前後方向に起伏可能に設けられたリーダ16と、作業姿勢に起立させたリーダ16を上部旋回体14の後部側から支持する左右一対のバックステー17,17と、輸送姿勢で後方に倒伏させたリーダ16を上部旋回体14の後部側で下方から支持する後部サポートシリンダ18とを備えている。また、上部旋回体14の後端部には安定用のカウンタウエイト19が搭載されている。
【0013】
リーダ16の前部側には、リーダ16の長手方向に平行に設けられた左右一対のガイドパイプ20,20と、各ガイドパイプ20,20の車体幅方向外面側をそれぞれ摺動可能に抱持する複数のガイドギブ21を介してリーダ16の前面に沿って昇降可能に設けられた作業装置の一例であるオーガ22とを備えている。そして、リーダ16を鉛直方向に起立させた作業姿勢(
図1)では、オーガ22で鋼管杭やスクリューロッド23などの施工部材を把持した状態で、これらを回転させながら地中に埋設することによって杭の施工が行われる。一方、リーダ16を水平方向に倒伏させた輸送姿勢(図示せず)では、縮小したバックステーシリンダ17aや後部サポートシリンダ18を、上部側が切り離されたリーダ16と共に上部旋回体14上に倒伏させた状態のままで、輸送車の荷台に搭載されるようになっている。
【0014】
上部旋回体14は、
図2乃至
図4に示すように、下面に旋回ベアリング13が取り付けられる矩形箱状のメインフレーム24と、該メインフレーム24の車幅方向両側部に補強材を有して枠組みされたフロアフレーム25,26とを備えており、各種大型部品は主にメインフレーム24に装着されている。また、メインフレーム24の前後左右4箇所には、安定用のジャッキ装置が設けられている。具体的には、フロアフレーム25,26を挟んで前後方向の両側において、前端部に左右一対のフロントジャッキ27,27が、後端部に左右一対のリヤジャッキ28,28がそれぞれ設けられ、下端に接地板27a,28aを備えたジャッキシリンダ27b,28bを伸長させることによって車体を安定的に支持可能になっている。
【0015】
また、右側のフロアフレーム26上の前部には、オーガ22や上部旋回体14、下部走行体12などを駆動させる操作がなされる運転室29が設置され、メインフレーム24上の中央部には、ウインチ搭載部30が設けられ、例えば、オーガ昇降用ウインチ装置など複数のウインチ装置が搭載されている。オーガ昇降用ウインチ装置からのロープ(図示せず)は、リーダ16の頂部に設けられたトップシーブブロック31を介してオーガ22に連結され(
図1)、ウインチ操作を行うことによってオーガ22を昇降させることができる。
【0016】
さらに、右側のフロアフレーム26上の後部には、作動油タンクや油圧モータなどの油圧機器(図示せず)を収納する機器収納ハウス32が設けられている。一方、左側のフロアフレーム25上には、エンジンの駆動を受けて圧油を供給するための油圧源装置として、パワーユニットや、これに付属する燃料タンク、排ガス浄化装置などの複数の関連機器(図示せず)を収納するエンジン収納ハウス33が設けられている。また、各ハウス32,33には昇降梯子33aや複数の点検扉33b(反対側は図示せず)がそれぞれ設けられている。
【0017】
ところで、この種の杭打機11に備わるジャッキ装置は、上部旋回体14を全周旋回させた場合であっても走行体であるクローラ12aと干渉しないように、その取付位置が考慮されている。これに加えて、ジャッキ装置には、杭の施工中に車体をより安定的に支持する機能が求められている。そのため、フロントジャッキ27には、ジャッキシリンダ27bをリーダ16の側面付近に接地させることが可能なジャッキアーム34を備えている。ここで、上述のように、車体上にパワーユニットや排ガス浄化装置など多くの機器を搭載するため、フロアフレーム25,26は、その外形寸法が前後方向に大きくなっている。これに伴い、フロントジャッキ27が取り付けられるメインフレーム24の側面領域は、フロアフレーム25,26の前端部によって侵食され、その面積が小さくなっている。
【0018】
そこで、車体の限定されたスペースにおいて、フロントジャッキ27の配置を可能にすべく、メインフレーム24の前面両側部に、該メインフレーム24とフロントジャッキ27,27との間に介在され、フロントジャッキ27,27が接地されたことによって生じる負荷を分散可能な、後述する負荷受け部38,38を設け(
図4)、フロントジャッキ27,27のフレーム取付部を、この負荷受け部38,38に対応させた位置であるメインフレーム24の前端両角部に、すなわち、フロントジャッキ27,27をフロアフレーム25,26の前端部に対して干渉させない前方位置に設けている(
図2,
図3)。
【0019】
フロントジャッキ27において、矩形開口状のフレーム取付部34aを有するジャッキアーム34は、基本的に、ジャッキの接地反力による曲げや捩り負荷に耐えられるように、必要な高さ及び幅の断面寸法をもって角筒状に形成されており、基端部(フレーム取付部34a)がメインフレーム24の前部側面におけるフレーム下面を基準高さに位置合わせがなされて固着され、前方に向けて湾曲させながら延びるとともに、徐々に幅狭となる形状を有し、先端部にはジャッキシリンダ27bが取り付けられている。また、ジャッキアーム34は、中間位置でボルト締結がなされるフランジ35を備えており、該フランジ35の合わせ面を境に、基端側のショルダー部36に対して先端側のアーム部37が分離可能に結合されている。
【0020】
負荷受け部38は、
図5乃至
図8に示すように、メインフレーム24の前板24aの前面両側部に左右対称に設けた箱型構造であって、前記フレーム取付部34aの前側半分に対応する外板38aと、前方外側に向かって傾斜した内板38bと、メインフレーム24の前板24aの板面に平行な前板38cと、フレーム取付部34aの高さ寸法に対応させて互いに上下間隔を設定した上板38d及び下板38eとを有して形成されている。また、負荷受け部38は、メインフレーム24の前端角部に対して板面を揃えるように、外板38aがメインフレーム24の側板24bと、下板38eがメインフレーム24の下板24cとそれぞれ一体的に形成されている。
【0021】
さらに、負荷受け部38の上板38dとメインフレーム24の上板24dとの互いの高低差によって生じる段差部には、フロントブラケット15を連結するための左右一対の連結部材(ボス板)39,39が溶接されている。これにより、連結部材39は、メインフレーム24及び負荷受け部38の相互間に渡って強固に固着され、上板38dの真上であって、かつ、メインフレーム24の前板24aの前方に位置させた筒状のボス39aに連結ピン40を挿通することで、フロントブラケット15が連結ピン40の軸回りに前後方向に揺動可能になっている(
図2)。
【0022】
このように、メインフレーム24の前面両側部に、フロントジャッキ27が接地されたことによって生じる負荷を分散可能な負荷受け部38を設けているので、フロントジャッキ27のフレーム取付部34aを負荷受け部38に対応する位置に、すなわち、メインフレーム24の前面位置よりも前方に設けて、杭打ち作業における車体の安定及び強度を確保することができる。これにより、メインフレーム24の側面領域が他の構造物の配置によって侵食された場合であっても、フロントジャッキ27を、その支持機能を損なわずにメインフレーム24に設けることができる。しかも、負荷受け部38がメインフレーム24の前面両側部に位置しているので、リーダ16の前傾動作を妨げるといった不都合はなく、リーダ16とメインフレーム24との互いの位置関係を保ってコンパクトに車体を形成することができる。
【0023】
また、負荷受け部38がメインフレーム24の側板24bの板面に対応する面を含む複数の板面を有して箱状に形成されているので、安価で製作性のよい負荷受け部38を備えたフレーム構造が得られる。とりわけ、負荷受け部38がメインフレーム24の幅方向に突出しない構成であるため、メインフレーム24の製造時にジャッキアーム34を溶接する前段階において、ライン上の移動や、ライン上で各種の機械加工を施す工程が円滑に行え、リードタイムの短縮による生産性向上を図ることができる。
【0024】
さらに、負荷受け部38が有する箱型構造によって、フロントジャッキ27の接地反力を受けて生じた負荷の分散が効果的に行える。これに加えて、フロントジャッキ27の左右それぞれに対応した負荷受け部38,38同士が、メインフレーム24の前板24aを介して互いにつながって形成されているので、軽量ながら曲げや捩り負荷に強い一体化構造が図れ、メインフレーム24の耐久性を向上させることができる。
【0025】
また、フロントブラケット15を連結する連結部材39がメインフレーム24及び負荷受け部38の相互間に渡って固着されているので、強度を保持した状態のままで負荷受け部38の小型化を図ることができ、もって、負荷受け部38の形状をフレーム取付部34aの形状に対応させて定めることが容易になる。さらには、連結部材39に備わるボス39aが、負荷受け部38の上板38dの真上であって、かつ、メインフレーム24の前板24aの前方に位置しているので、連結ピン40を介して作用する負荷を軽減させることが可能となり、総合的に最適設計を行うことができる。
【0026】
さらに、ジャッキアーム34が中間位置でボルト締結されるフランジ35を備えているので、フレーム取付部34aを簡素に形成して製作性の向上が図れる。しかも、フランジ35の合わせ面を境に、ショルダー部36に対してアーム部37が分離可能であることから、保守性に優れているという利点があるだけでなく、フロントジャッキ27を意図的に取り外して施工を行うなど、特別な使用態様にも応えることが可能となり、実用的価値の高い杭打機11を実現することができる。
【0027】
なお、本形態例では、負荷受け部を箱型構造としたが、これに限られず、厚板材を重ねて溶接した構造としてもよく、また、左右の負荷受け部同士を単一の部材で形成してもよい。さらに、負荷受け部の上板の高さ位置をメインフレームの上板の高さ位置に揃えてもよく、フロントブラケットを取り付けるスペースなどの各種条件に応じて適宜に形成することができる。すなわち、負荷受け部の形状は、メインフレームの前端角部においてジャッキ接地による負荷を受け止め可能であれば、製造コストや歩留まりなどを考慮して任意に形成することができる。
【符号の説明】
【0028】
11…杭打機、12…下部走行体、12a…クローラ、13…旋回ベアリング、14…上部旋回体、15…フロントブラケット、16…リーダ、17…バックステー、17a…バックステーシリンダ、18…後部サポートシリンダ、19…カウンタウエイト、20…ガイドパイプ、21…ガイドギブ、22…オーガ、23…スクリューロッド、24…メインフレーム、24a…前板、24b…側板、24c…下板、24d…上板、25,26…フロアフレーム、27…フロントジャッキ、27a…接地板、27b…ジャッキシリンダ、28…リヤジャッキ、28a…接地板、28b…ジャッキシリンダ、29…運転室、30…ウインチ搭載部、31…トップシーブブロック、32…機器収納ハウス、33…エンジン収納ハウス、33a…昇降梯子、33b…点検扉、34…ジャッキアーム、34a…フレーム取付部、35…フランジ、36…ショルダー部、37…アーム部、38…負荷受け部、38a…外板、38b…内板、38c…前板、38d…上板、38e…下板、39…連結部材、39a…ボス、40…連結ピン