【課題】治療されるべき目標椎骨レベルと脊椎レベルの両方を含む、識別される脊椎治療部位へのオープンな視覚的および物理的アクセスを作成する単一の外科的方法、処置および/またはシステムを提供する。
【解決手段】脊椎治療処置は、一般に、少なくとも1つの後根神経節に電気リード(複数可)を配置することを含み得る、神経調節システムの埋め込みと組み合わせて実行される。各リードは、外科的方法の間に同じく埋め込むことができる、埋め込み可能パルス発生器と動作可能に接続される。電気刺激は、識別される脊椎治療部位の閉鎖中および/または閉鎖後に、少なくとも1つの後根神経節へのリード線を通じてパルス発生器によって生成することができる。
前記オープンアクセスを閉じた後、患者の疼痛をモニタリングし、後に、十分に緩和されない場合に、神経調節刺激療法を実施することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
前記識別される椎骨レベルを前記安定化させることが、前記識別される椎骨レベルを2つの両側性に離間された固定ロッドによって固定することを含み、各固定ロッドが2つ以上の椎弓根スクリューによって椎骨に固定される、請求項1に記載の方法。
前記少なくとも1つの目標化後根神経節の各々と治療的に近接して配置された前記少なくとも1つの電極の各々の下に前記埋め込み可能パルス発生器を配置することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
前記少なくとも1つの目標化後根神経節の各々と治療的に近接して配置された前記少なくとも1つの電極の少なくとも1つの下に前記埋め込み可能パルス発生器を配置することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
前記少なくとも1つの目標化後根神経節の各々と治療的に近接して配置された前記少なくとも1つの電極の少なくとも1つの下に前記埋め込み可能パルス発生器を配置することをさらに含む、請求項16に記載の方法。
前記埋め込み可能パルス発生器は、少なくとも1つの椎弓根スクリューによって、前記両側性に離間された固定ロッドの少なくとも1つに沿って固定される、請求項11に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
発明の詳細な説明
一般に、本発明の様々な実施形態は、十分に長い期間または特定の症状の重症度のために苦しんでいる患者などの、慢性背痛に苦しんでいる多くの患者はまた別に、脊椎手術によって補正することができない神経因性疼痛にも苦しんでいるという前提に基づいている。そのような場合、患者が「失敗した背部手術」に苦しんでいると言うのは間違っており、より正確には、背部手術は単に、背部手術の前にあった可能性がある神経因性疼痛に対処しないということである。
【0013】
本発明は、脊椎治療装置の埋め込みと、神経調節装置または少なくとも神経調節装置の神経調節リードの埋め込みと組み合わせて、脊椎治療部位において実施される単一の組み合わせ処置を行う方法を提供する。したがって、本発明は、単一の処置において背部安定化問題と神経因性疼痛問題の両方を治療する可能性を提供し、さらに、患者が別に慢性背部疼痛を管理するために必要とし得るオピオイドおよび他の鎮痛薬を含む鎮痛薬の量を最小限に抑えるというさらなる利点を提供する。
【0014】
図1は、複合脊椎処置および神経調節処置(100)の1つの実施形態のブロック図であり、神経調節療法は、複合処置の完了後に送達される。
【0015】
最初に、複合処置(100)において治療されるべき椎骨レベルおよび脊椎レベルを含む脊椎治療部位が識別される(102)。目標椎骨レベルは、脊椎治療処置のために識別される椎骨レベルである。目標脊椎レベルは、脊椎治療処置のために識別される脊椎レベルである。目標脊椎レベルは、目標椎骨レベルに対応するか、または、目標椎骨レベルの1〜2レベル上もしくは下である。目標脊椎レベルは、1つまたは複数の後根神経節を含み、互いに両側性の関係にある後根神経節の一方または両方を含み得るか、または、特定の識別される脊椎レベルにある単一の片側性の後根神経節のみを含み得る。加えて、または別個に、目標脊椎レベルは片側性であってもよく、脊髄の単一の側に連鎖関係において単一または複数の脊椎レベルのみを含んでもよい。
【0016】
目標脊椎レベルを特定する方法は、脊椎治療を受けるものとして識別されている患者に対して医療専門家によって実施されるデルマトーム処置のマッピングを含んでもよい既知の技術を使用して実施される。デルマトームのマッピングの結果は、1つまたは複数の目標脊椎レベルを含む特定の後根神経節の識別である。本発明によれば、目標脊椎レベルは、より具体的には、目標脊椎レベルの各々にある対応する後根神経節を含み、目標脊椎レベルは、識別される目標脊椎レベルの各々において、後根神経節の両側性または片側性の治療のいずれかを含む。
【0017】
目標治療部位は、上記の処置によって識別された目標脊椎レベルと、対応する片側性または両側性の後根神経節を含む。目標治療部位はさらに、脊椎処置のための識別される目標椎骨レベルをさらに含み得る。
【0018】
識別(102)に続いて、脊椎治療部位は、脊椎治療部位にあるまたはその近くの1つまたは複数の切開を通してアクセスされる(104)。切開逆行性脊椎処置では、切開により、1つまたは複数の目標椎骨レベルおよび1つまたは複数の目標脊椎レベルのすべてまたは一部への視覚的アクセスが可能になる。
【0019】
したがって、本明細書においてリードと電極のルーティングと配置、およびIPGの配置に関して使用される「ルーティング」および「配置」は、完全な視覚化および物理的アクセスを伴って、かつ、最初の硬膜外アクセス、またはアクセスポイントから関連する解剖学的位置への視覚化されない他の内部的な前進を伴わずに、関連する解剖学的位置に直接置くか、または、その上にもしくはそこに直接位置決めすることとして定義される。本明細書において使用および定義されるルーティングおよび配置は、定義されたルーティングおよび配置を可能にするために脊椎治療部位の完全な視覚的および物理的アクセスを可能にする、外科的切開または他の手段による、本明細書において切開手術部位として定義される「オープンアクセス」によって作成される開放の結果である。「オープンアクセス」は、特に、従来の硬膜外アクセス、またはとりわけリード、電極および/またはIPGをルーティングおよび配置するための硬膜外の前進および/またはトンネリングを必要とする同様の非オープンアクセスを含まない。
【0020】
脊椎処置は、各ロッドを目標椎骨に固定するために少なくとも一対の椎弓根スクリューを使用して、目標椎骨に固定された一対の両側性離間ロッドを含む脊椎安定化装置を埋め込むことにより実施される(106)。脊椎固定装置を介してさらなる脊椎安定化を提供するために、横架バーまたはプレートが離間ロッドを横切って延伸することができる。
【0021】
治療部位における脊椎処置と組み合わせて、神経調節埋め込み処置も治療部位において行われる。神経調節埋め込み処置は、目標脊椎レベル、より具体的には目標脊椎レベルを含む後根神経節における1つまたは複数の神経刺激リードの配置を含む(108)。
【0022】
神経刺激リードは、遠位部分を備えることができ、遠位部分は、当該遠位部分に位置決めされた1つまたは複数の電極を有する。神経刺激リード(複数可)は、埋め込み可能パルス発生器に結合できる近位部分をさらに備えることができる。神経刺激リード(複数可)は、パルス発生器に電気的に結合されたときに、遠位部分内で電気信号を受信できる1本または複数の導電性ワイヤをさらに備えることができる。神経刺激リード(複数可)は、埋め込み可能パルス発生器に結合されると、電極が治療的に近接して配置されるときに、電極(複数可)を介して、目標後根神経節などの目標部位に電気信号を送達することができる。
【0023】
神経刺激リードを配置する処置は、神経刺激リードの1つまたは複数の電極が目標後根神経節に治療的に近接するように、1つまたは複数の神経刺激リードの遠位セグメントを、対応する1つまたは複数の目標後根神経節に配置することを含むことができる。したがって、神経刺激リードが埋め込み可能パルス発生器に結合され、電気刺激が神経刺激を介して目標後根神経節に送達されると、送達された電気信号は目標後根神経節の神経調節をもたらす。
【0024】
神経刺激リード(複数可)は、様々な方法により、対応する目標後根神経節に治療的に近接して固定することができる(110)。神経刺激リードは、その遠位部分において縫合糸を使用して固定することができ、神経刺激リードは、神経刺激リードの一部を椎骨または脊椎固定装置の一部に縫合することにより固定することができる。代替的に、神経刺激リード(複数可)は、聴力緩和を可能にし、他の様態でリード変位力を最小化する位置における埋め込み可能パルス発生器(IPG)への結合を介して所定の位置に固定されてもよい。
【0025】
埋め込み可能パルス発生器は、実施される特定の治療処置に依存する、または、医師の選好に依存する、または患者の選好またはそれらの何らかの組み合わせに依存する解剖学的位置において、脊椎処置中に配置/埋め込みされ得る(112)。
【0026】
神経調節処置は、神経刺激リードの近位部分を埋め込み可能パルス発生器(114)にルーティングすることをさらに含み、リード(複数可)と埋め込み可能パルス発生器との間の動作可能な電気接続を伴う。治療部位の脊椎突起骨が除去される状況では、埋め込み可能パルス発生器は、骨が除去された椎骨レベルの治療部位の切り出された部分に配置されてもよい。次いで、1つまたは複数の神経刺激リードの近位部分を、治療部位に位置決めされた埋め込み可能パルス発生器にルーティングすることができる。
【0027】
埋め込み可能パルス発生器が配置され、神経刺激リードの近位セグメントに結合されると、縫合糸または任意の他の適切な手段などを介して、脊椎治療部位の1つまたは複数の切開を閉じることができる(116)。
【0028】
次いで、埋め込み可能パルス発生器を作動させて、1つまたは複数の神経刺激リードを介して、電気刺激を含む神経調節療法を1つまたは複数の目標後根神経節に送達することができる。
【0029】
本明細書に記載されるすべての実施形態において、神経調節療法は、外科処置中、すなわち、脊椎治療部位の切開が開いたままであるとき、および/または、脊椎治療部位が閉じた後に送達され得る。いくつかの実施形態では、神経調節療法は、脊椎治療部位が閉じた直後に送達もしくは開始されてもよく、または所定の期間遅延されてもよい。他の実施形態において、神経調節療法は、患者が複合外科処置の完了後に背痛を経験した場合にのみ送達または開始され得る。
【0030】
図2Aは、
図1の処置と同一の複合脊椎処置および神経調節処置の別の実施形態のブロック図であるが、
図2Aの処置では、複合脊椎処置および神経調節処置の完了後にリード(複数可)が埋め込み可能パルス発生器にルーティングされる点が異なっている。本発明のこの実施形態では、神経調節処置は、脊椎処置の完了前に1つまたは複数の神経刺激リードを配置すること(108)を含むが、埋め込み可能パルス発生器を配置すること(112)、または、脊椎処置を完了し部位を閉じる(116)前に、パルス発生器(114)に神経刺激をルーティングし、動作可能に結合することを含んでもよく、または含まなくてもよい。
【0031】
そのような実施形態では、患者は、対応する1つまたは複数の目標後根神経節に1つまたは複数の神経刺激リードを埋め込まれてもよいが、神経刺激療法の送達は、外科処置の完了後の所定期間まで、および/または、外科処置が完了した後に患者が背痛を経験するまで、もしくは経験した場合に遅延することができ、そのような所定の期間は、患者が、脊椎固定埋め込み処置から回復し、患者が神経調節療法を必要とするか否か、または脊椎固定インプラントが患者の疼痛治療の必要性を十分に取り除いたか否かを判定することを可能にすることを含み得る。
【0032】
したがって、
図2Aは、
図1に関連して上記で説明したのと同じ順序における、また説明したとおりの識別(102)、アクセス(104)、脊椎処置(106)、リード配置(108)、リード固定(110)および部位閉鎖(116)ステップを有する複合脊椎埋め込みおよび神経調節埋め込み処置200を含む。IPG(112)の配置、ならびにリードの近位部分のIPG(114)へのルーティングおよび動作可能な電気接続も、
図2において上述したとおりである。
【0033】
ただし、
図2Aは、埋め込み可能パルス発生器(112)の配置、リード(複数可)の近位部分の、埋め込み可能パルス発生器(IPG)(114)へのルーティングおよび動作可能な電気接続、ならびに、部位閉鎖(116)後のあるポイントへの神経調節療法の送達または実施(118)を遅延させることができる。上述のように、リードのルーティングおよびそれへの動作可能な接続(114)を伴うIPG(112)の配置、および神経調節療法の送達(118)は、部位閉鎖(116)後の所定の時間にわたって遅延させることができる。代替的に、患者の背痛が十分に緩和または治療されていないかを判定するために、リードのルーティングおよびそれへの動作可能な接続(114)ならびに神経調節療法(118)を伴うIPG配置(112)を遅延させることができる。これらの各事例において、IPGは、所定の時間間隔の経過および/または患者の背痛が例えば椎骨融合のような脊椎処置では十分に治療されなかったことの指示を受けて、以前に配置および固定されているリード(複数可)に接続される。
【0034】
実際、
図2Aの1つの実施形態では、例えば、患者の背痛が
図2のステップ102〜116によって十分に治療される場合、IPG配置(112)が不要になる可能性がある。これは、その後の神経調節療法の開始および送達を伴う、以前に配置および固定されているリード(複数可)のIPGへのルーティングおよび接続によってIPGを埋め込む方法(112〜118)を継続するための唯一のパラメータが、患者の背痛が十分に治療または軽減されているか否かである場合の結果である。
【0035】
図2Bの方法プロセス200’は、
図2Aと同様であるが、
図2Bにおいては、アクセス部位を閉じる(116)前にIPGが配置され(112)、リードがIPGにルーティングされる(114)点が異なっている。次いで、示されるように、神経調節刺激療法(118)を開始する前に、所定の時間間隔が経過し得る。代替的に、患者の疼痛レベルがアクセス閉鎖後にモニタリングされてもよく、十分に緩和されていない場合、神経調節刺激療法を開始することができる。
【0036】
図3は、複合脊椎処置および神経調節処置300の代替的な実施形態のブロック図であり、神経調節療法は、脊椎処置の完了前に送達される。本発明のこの実施形態では、患者は脊椎処置の完了前に神経調節療法を受けている場合がある。そのような実施形態では、埋め込み可能パルス発生器は神経調節リードに結合され、脊椎処置中に行われた1つまたは複数の切開が閉じられる前に、神経調節療法が提供される。そのような実施形態において、神経調節療法は、脊椎処置に起因する急性疼痛を軽減または除去するとともに、脊椎処置の完了後および/または脊椎処置からの回復後の慢性疼痛を軽減、除去、改善または最小化するために提供され得る。
【0037】
したがって、処置300は、
図1に関連して説明したのと同じステップを、以下と同じ、すなわち、識別(102)、アクセス(104)、脊椎処置(106)、リード(複数可)の配置(108)、リード(複数可)の固定(110)、IPGの配置(112)、リードのルーティングおよび配置されたIPGへのリード(複数可)の近位部分の動作可能な電気接続(114)の順序で利用するため、
図1に類似している。ただし、
図1のように部位を閉じてから神経調節療法を実行する代わりに、処置の実施形態(300)はこれらのステップを以下のように逆にし、すなわち、ステップ(114)の後、神経調節療法が実施され(118)、次いで、手術部位が閉じられる(116)。
【0038】
上述のように、
図3の実施形態は、神経調節療法は、脊椎処置(106)に起因する急性疼痛を軽減または除去するとともに、脊椎処置(106)の完了後および/または脊椎処置(106)からの回復後の慢性疼痛を軽減、除去、改善または最小化するために提供され得る。
【0039】
上記の処置、方法、またはシステムの各々において、リード(複数可)の配置(108)は、目標後根神経節に治療的に近接することによって達成される。ここで、治療的近接という用語は、治療電気信号がリード(複数可)および/またはリード(複数可)の電極(複数可)と目標後根神経節との間で伝導され得るような、リード(複数可)および/または電極(複数可)と目標後根神経節との間の関係として定義される。したがって、場合によっては、治療的近接は、リードおよび/または電極を目標後根神経節と物理的に接触させることによって達成され、リード(複数可)および/または電極(複数可)は、または目標後根神経節内に埋め込まれてもよく、または埋め込まれなくてもよい。好ましい実施形態は、リード(複数可)および/または電極(複数可)の、目標後根神経節との非埋め込み物理的接触配置を含む。代替的に、リード(複数可)および/または電極(複数可)と目標後根神経節との間の電気刺激信号の必要な伝導を達成するために、リード(複数可)と目標後根神経節との間に物理的接触は必要ない。
【0040】
ここで
図4を見ると、神経刺激リードLのセットが、識別されている単一の目標脊椎レベルS
2において後根神経節の対応するセットと治療的に接触しており、神経刺激リードLの両側性配置が各々、対応する後根神経節(DRG)目標に治療的に近接している。
【0041】
解剖学的に、
図4は4つの椎骨(V)を示し、各椎骨(V)は、2つの上関節突起(402)、2つの横突起(406)を有する椎体(404)、棘突起(408)および2つの下位関節突起(410)を備えた椎体(404)を含む。上関節突起(402)は、一般に、下位関節突起(410)に対して相補的であり、その内で関節運動するように成形されている。脊髄は、各椎骨(V)を通過するものとして破線で示されている。後根神経節(DRG)(同じ破線で示す)は脊髄から分岐し、図示されているように、2つの後根神経節(DRG)が両側性で、すなわち、実質的に横方向において、脊髄および脊髄の正中線の両側で脊髄から外方に延伸する。したがって、各椎骨(V)に関連付けられる2つの後根神経節(DRG)がある。
【0042】
図1〜
図3に関連して上述した椎骨レベルの識別は、脊椎処置、例えば椎骨融合処置を実行する目的のために、2つまたは3つ以上の椎骨(V)を含むことができる。当業者は、
図4に示される4つの椎骨Vから成るセットは単に例示であり、4つより多いかまたは少ない椎骨Vが本発明の様々な実施形態に含まれてもよいことを容易に理解するであろう。
【0043】
リード(複数可)Lの配置を実行する目的で
図1〜
図3に関連して説明した脊椎レベルの識別は、
図4に示されているようなS
1、S
2、S
3、またはS
4の識別される脊椎レベルなど、1つの椎骨(V)に関連付けられたDRGの一方または両方を含み得る。代替的に、識別されている脊椎レベルは、例えばS
1、S
2、S
3、および/またはS
4など、複数の椎骨(V)に関連付けられた1つまたは2つのDRGを含んでもよい。識別される脊椎レベル(複数可)は、識別される椎骨レベルと一致するか、重複またはオフセットされてもよく、かつ/または、例えば、同じく
図4に示すV
1、V
2、V
3、および/もしくはV
4など、識別される椎骨レベル(複数可)Vの一部ではない椎骨(V)に位置してもよい。
【0044】
通常、識別される椎骨レベルは、互いに隣接または接続されている椎骨(V)を含み得る。したがって、典型的な識別される椎骨レベルは、例えば、例示的な識別される椎骨レベルV
1およびV
2における脊椎(V)の安定化および/または融合など、脊椎処置の対象である例示的な椎骨レベルV
1およびV
2を含み得る。
【0045】
識別される脊椎レベルS
1、S
2、S
3、および/またはS
4は、1つまたは複数の椎骨Vを含むか、または伴い得る。
【0046】
図4では、脊椎処置装置は示されておらず、神経調節装置またはシステムのみが示されている。したがって、示されているように、および
図1〜
図3に関連した上記の論述と一致して、識別される脊椎レベルはV
2に位置している。さらに、神経調節装置またはシステムは、それと動作可能に電気接続されている2つの電気リード(L)とともに配置されるIPGを備える。電気リード(L)は、脊柱の両側に沿って識別される脊椎レベルまでルーティングされ、それゆえ、各リード(L)は脊柱の正中線に交差しない。少なくとも1つの電極(E)が各電気リードの遠位端に配置され、対象DRGの治療上の近接内に配置される。上記でも説明したように、
図4は、脊柱の対象部分を露出するオープンアクセス外科切開の結果であり、外科医に、関連する椎骨(V)への物理的および視覚的アクセスを提供する。
【0047】
さらに示されるように、IPGは、実効的に、配置されたリードLの下に配置され、これによって、脊柱の正中線に沿ったリード(L)の図示されたルーティングを容易にする。本明細書において説明するすべての場合におけるIPGの配置は、配置されたリードLの下または上であってもよい。さらに、IPGは、図示のように脊柱の正中線に沿って配置されてもよく、または、
図9Aに最もよく示されているように、脊柱の正中線の片側に配置されてもよい。
図9Aは、脊柱がルーティングされたときに脊柱の正中線に交差するリードLの少なくとも一部を示し、電極Eが目標DRGに治療的に近接して配置される。
【0048】
図5は、当該技術分野で知られているように、固定ロッド(450)の両端で椎弓根スクリュー(452)によって正中線の両側に適所に固定された2つの脊椎固定ロッド(450)を含む脊椎治療部位の図である。固定ロッド(450)は、識別される椎骨レベルV
2とV
3との間に固定され、それにより、実効的に、2つの関連する椎骨(V)をともに融合する。神経刺激リードLおよび関連する電極Eは、識別される目標脊椎レベルS
2に位置するDRGにルーティングされて、治療的に近接して配置される。この場合、識別
される目標脊椎レベルS
2は、同じく識別される目標椎骨レベルV
2およびV
3内にある椎骨(V)に位置する。IPGは、ルーティングされ配置されたリードLおよび電極Eの下の位置に配置されているように示されている。
図5はまた、脊柱の対象部分を露出するオープンアクセス外科切開を使用して達成され、外科医に、関連する椎骨(V)への物理的および視覚的アクセスを提供する。
【0049】
図6は、脊椎固定装置および神経調節装置を含む、
図5のものと同様の脊椎治療部位の図であり、識別される椎骨レベルがV
2およびV
3として示されている。ただし、この場合、識別される脊椎レベルの1つは、識別される椎骨レベル内の椎骨(V)を含まない。代わりに、識別される脊椎レベルは、S
1、S
2、およびS
3として示され、S
1は、識別される椎骨レベルV
2およびV
3の外側(上)にある。したがって、リードLおよび関連する電極(複数可)Eは、脊椎固定ロッド450の椎骨レベルV
2およびV
3の1つ上の脊椎レベルであるS
1に配置されているものとして示されている。IPGは、識別される脊椎レベルにおいて目標DRGにルーティングされ、治療的に近接して配置された3セットのリード(L)の下に配置されて示されている。リード(L)は、脊髄の両側に沿ってルーティングされ、正中線に交差しないように示されているが、IPGの代替的な配置の結果として、リード(L)が上記のように正中線に交差してもよい。
【0050】
ここで、リードLおよび関連する電極(複数可)Eが、識別される椎骨レベルよりも1つまたは複数の脊椎レベルだけ上に配置されるようにする、識別される脊椎レベル(複数可)を備えた代替の実施形態を提供することができることが、当業者には諒解されよう。同様に、一代替形態は、リードLおよび関連する電極(複数可)Eが、識別される椎骨レベルよりも1つまたは複数の識別される脊椎レベルだけ下に配置されるようにする、識別される脊椎レベル(複数可)を含んでもよい。したがって、実施形態は、リードLおよび関連する電極(複数可)Eが識別される椎骨レベルよりも1つまたは複数の識別される脊椎レベルだけ上および1つまたは複数の識別される脊椎レベルだけ下に配置されるようにする、識別される脊椎レベル(複数可)を含んでもよいことが理解されよう。これらの代替形態はすべてまた、関連するリード(L)および電極(複数可)Eが識別される椎骨レベル内に配置される、識別される脊椎レベルをも含み得る。
【0051】
図6および本明細書において説明されているすべての代替形態は、脊柱の対象部分を露出するオープンアクセス外科切開を使用して達成され、外科医に、関連する椎骨(V)への物理的および視覚的アクセスを提供する。
【0052】
図7は、前述の
図5および
図6の図解に類似する。ただし、この場合、脊椎治療部位は、示されているように、ロッド(450)と、識別される椎骨レベルV
2、V
3、V
4において椎骨に各ロッド(450)を固定する3つの椎弓根スクリュー(452)と、識別される脊椎レベルS
1〜S
4に配置された神経調節リードと、患者の仙骨にあるDRGに治療的に近接した別のリードとを備えるマルチレベル脊椎固定装置を備える。したがって、この実施形態は、脊椎固定装置の椎骨レベルよりも1つの脊椎レベルだけ上および1つの脊椎レベルだけ下に配置された、関連する電極(複数可)(E)を備えたリード(L)を含む。さらに、リード(L)および関連する電極(複数可)(E)は、脊椎固定装置の識別される椎骨レベルに対応する脊椎レベルにルーティングおよび配置される。前述の実施形態と同様に、電極(複数可)(E)は後根神経節(DRG)と治療的に近接して配置され、手術部位への視覚的および物理的アクセスを可能にするオープンアクセス処置切開を使用して処置が実行される。
【0053】
図8は、各ロッド(450)を椎骨レベルV
2およびV
3に固定する椎弓根スクリュー(452)を備えた固定ロッド(450)を備える脊椎固定装置と、関連する電極(複数可)(E)が脊椎レベルS
1〜S
4に配置された4セットの両側性リード(L)を備える
神経調節装置(L)とを含む脊椎治療部位の図解である。したがって、一対の両側性に配置されたリード(L)および電極(複数可)(E)が、脊椎固定装置の椎骨レベルV
2、V
3よりも1つの脊椎レベルだけ上に配置され、もう一対の両側性に配置されたリード(L)および電極(複数可)(E)が、脊椎固定装置の椎骨レベルV
2、V
3よりも1つの脊椎レベルだけ下に配置される。図示されていないが、神経調節リード(l)は、脊椎固定装置のロッド450およびスクリュー452の脊椎レベルよりも2以上のレベルだけ上および/または2以上のレベルだけ下に配置することもできる。この実施形態では、脊椎固定装置に対応する脊椎レベルS
2およびS
3に両側性に配置された追加の神経刺激リードが示されている。他の点では、
図8は、IPGの配置、手術部位のオープンアクセス視覚化、ならびに、リード(複数可)(L)および関連する電極(複数可)(E)の目標DRGに治療的に近接した配置を含め、
図6に示され、それに関連して説明されたシステムと同じである。
【0054】
図9Aは、4つの識別される椎骨レベルV
1〜V
4にわたるロッド(450)を備える脊椎固定装置と、脊髄および脊柱の正中線を横切って延伸するリード(L)を有するIPGを備える神経調節装置とを含む脊椎治療部位の図解である。神経調節リード(L)は、対応する後根神経節目標と治療的に近接して配置されるようにまたは対応する後根神経節目標へのルーティングされた神経調節リードの遠位部分と組み合わせて、少なくともいくつかの目標DRGの下から脊髄に対して単一の側に片側性に延伸する近位セグメントを有する。
【0055】
この実施形態では、IPGは片側に配置されるか、または患者の体の外部にあってもよい。示されているように、脊髄および/または脊柱の正中線の片側にIPGを配置することを含むこの構成および実施形態は、内部または外部のいずれに配置されても、少なくともいくつかのリード(L)が、関連する電極(E)を目標DRGに治療的に近接して配置するように、脊柱の正中線を横切ってルーティングされるようにする。さらに、記載されたすべての実施形態と同様に、図示されたシステムは、目標手術部位の視覚的および物理的アクセスを可能にするオープンアクセス手術切開を使用して達成される。
【0056】
図9Bは、椎骨(V)ならびに
図9Aからのリード(L)の関連するルーティングおよび電極(複数可)(E)の配置の上面断面図である。したがって、脊椎固定装置は固定ロッド(450)を備え、神経調節装置は、後根神経節目標に治療的に近接して配置されたリードを有する。図示された構成は、本明細書で説明されるすべての実施形態の代表であり、それらの実施形態に一般的に適用され得る。
【0057】
図10Aは、一対の固定ロッド(450)および関連する椎弓根スクリュー(452)を含む脊椎固定装置と、電極(複数可)(E)が治療的に近接して配置される、対応する後根神経節DRGへと経椎間孔的に延伸するリード(L)と動作可能に電気接続するIPGを備える神経調節装置とを含む脊椎治療部位の図解である。
図4〜
図10Aは、脊椎固定装置の様々な配置および神経刺激リード配置組み合わせを示している。より詳細には、リード(L)は、目標後根神経節への治療的近接を達成または維持するために、様々なリード配置経路をとることができる。例えば、
図10Aに示されるように、マルチレベル脊椎固定装置は、椎弓根スクリュー(452)が、識別される各椎骨レベル、この場合はV
1〜V
4に取り付けられるように示されている。神経刺激リード(L)経路は、同じ固定ロッド(450)上の隣接する一対の椎弓根スクリュー(452)の間に延伸する神経刺激リード(L)のセグメントを含むことができ、神経刺激リード(L)は、対応する目標後根神経節の周りでループする前に、対応するロッド(450)の下にさらに延伸またはルーティングすることができる。関連する電極(複数可)(E)を含む神経刺激リード(L)の遠位セグメントは、その後、目標後根神経節DRGの周りでループまたは湾曲することにより、対応する目標後根神経節DRGに接触するか、またはDRGに治療的に近接
して配置され得る。本発明による配置経路は、目標椎骨レベルに位置決めされた一対の隣接する椎弓根スクリュー(452)の間に延伸するリードLのセグメント、および、椎骨レベルと同じレベル、または目標椎骨レベルよりも1つの脊椎レベルだけ上もしくは2つのレベルだけ上に延伸する神経刺激リード(L)の遠位セグメントを含み得る。本発明による追加の配置経路は、目標後根神経節DRG上でループするように、対応する目標後根神経節DRGへの逆行性アプローチにおいて配置される神経調節リード(L)の遠位セグメントを含み、そのような配置経路は、目標後根神経節DRGの上の脊椎レベルまたは下の脊椎レベルに由来する神経調節リードLのセグメントから延伸することができる。
【0058】
本明細書に記載のこのオープンアクセス外科切開により、本明細書に記載のシステムおよび目標DRGへの完全な視覚的および物理的アクセスが可能になり、記載されたリード(L)のルーティングおよび関連する電極(複数可)(E)の配置が可能になる。
【0059】
図10Bは、
図10Aの脊椎治療部位の上面断面図であり、固定ロッド(450)と椎弓根スクリュー(452)とを備える脊椎固定装置、および、後根神経節DRGに治療的に近接して配置されている関連する電極(複数可)(E)を有するリード(L)含め、
図9Bのものと同様であり、リード(L)は固定ロッド(450)の下にルーティングされる。
【0060】
本明細書に記載のいくつかの実施形態では、埋め込み可能パルス発生器(IPG)が、上記のように脊椎治療部位内に配置され得るか、または、神経調節リード(L)、および必要に応じて、リード延長部が、脊椎治療部位から埋め込み可能パルス発生器(IPG)の遠隔位置まで延伸して、患者の脇腹もしくは臀部のような脊椎治療部位から遠隔して配置され得ることが企図される。
【0061】
代替的に、上記のように神経刺激リード(L)が少なくとも1つの目標DRGに治療的に近接して配置され、限定ではないが上述したものまたは後述するものを含め、配置されたリード(L)が本発明による様々な配置構成のいずれかにおいて治療部位から延伸することができ、外部に位置決めされたパルス発生器(EPG)を、埋め込み可能パルス発生器が完全に埋め込まれる前に試行神経変調処置のためにリード(L)に電気的に動作可能に結合することができるように、リード(L)の近位端が患者の身体の外部に延伸することができる、試行刺激処置を実行することができることが企図される。
【0062】
IPG配置の実施形態を
図11および
図12に示す。
図11は、患者の脇腹のIPG配置部位の図解である。
図12は、脊椎治療部位にあるIPG配置部位の図解である。
図13は、患者の体外に延伸する神経刺激リードLに結合され、EPGに電気的に結合された外部パルス発生器(EPG)の図解であり、リードの遠位セグメント(L)は患者の体内にルーティングされ、関連する電極(複数可)(E)が目標DRGの近くに配置される。
【0063】
図14〜
図16は、脊椎治療部位にある埋め込み可能パルス発生器の実施形態の図解である。
【0064】
図14は、脊椎治療部位に位置する埋め込み可能パルス発生器(IPG)の図解であり、脊椎治療部位の椎骨の一部が除去されて、IPGをその中またはそこに沿って配置するための空間が作られている。IPGは、各々長さおよび幅を有する上面(T)と底面(B)とを有する。上面および底面(T、B)は一般に平坦で長方形の形状であり、丸い角を含むことができ、上面および底面は互いにほぼ平行な関係で離間されている。IPGは、上面と底面との間に延伸する接続側面をさらに備え、接続側面は、上面と底面との間の距離に対応する垂直寸法を有し、垂直寸法は上面および底面の長さまたは幅のいずれかよりも小さい。IPGは、低い垂直プロファイルで脊椎治療部位内に収まり、かつ脊椎治療部
位の除去された骨部分内に収まるように設計された長さおよび幅を提供するように寸法決めされている。したがって、いくつかの実施形態では、示されるように、IPGは固定ロッド(450)の間に配置されてもよい。したがって、この実施形態では、IPGは、固定ロッド(450)によって安定化された識別される椎骨レベル内に配置される。2つの固定ロッド(450)に横架する横架ロッド(454)が示されている。いくつかの実施形態では、IPGは、固定ロッド(450)および/または横架ロッド(454)の一方または両方に固定されてもよい。
【0065】
他の実施形態では、IPGは、識別される椎骨レベルよりも低いか、または高い椎骨レベルにある除去された骨部分内に配置されてもよい。
【0066】
図15は、IPGおよびその配置の別の実施形態の図解であり、IPGは、2つの固定ロッド(450)および任意選択の横架ロッド(454)を備える脊椎固定装置に接続されている。IPGは、各々長さおよび幅を有する上面(T)と底面(B)とを備える。上面(T)は、一般に平坦で長方形の形状であってもよく、丸い角を含んでもよい。底面(B)は、IPGが固定ロッド(450)の1つに固定されることを可能にするロッド固定要素(456)が中に形成されることを除いて、上面に平行に延伸する周縁を備えてもよい。IPGは、上面Tと底面Bとの間に延伸する接続側面をさらに有し、接続側面は、上面と底面との間の距離に対応する垂直寸法を有し、垂直寸法は上面および底面の長さまたは幅のいずれかよりも小さい。この実施形態では、底面(B)は、底面の長さに沿って延伸する湾曲した受け入れ部分によって画定されるロッド固定要素(456)を有し、湾曲した受け入れ部分は、脊椎治療部位に埋め込まれたときに埋め込み可能パルス発生器の配置および位置を維持するために、脊椎固定装置ロッドの対応する曲面に係合するように構成される。一般に、ロッド固定要素(456)の形状は、固定される関連する固定ロッド(450)の形状に対して相補的であり得る。この相補的形状は、概して、円形、楕円形、曲線状、または、ロッド固定要素(456)が固定ロッド(450)に沿って適合することを可能にする任意の他の相補的な幾何学的形状であってもよい。したがって、この実施形態におけるIPGの配置は、識別される椎骨レベル内にある。
【0067】
図16は、別のIPG実施形態およびその配置の図解であり、IPGは、すべての上述したような、任意選択の横架ロッド(454)を有する、固定ロッド(450)および椎弓根スクリュー(452)を備える脊椎固定装置に接続されている。埋め込み可能パルス発生器は、各々長さおよび幅を有する上面および底面を有する。上面および底面は一般に平坦で長方形の形状であり、丸い角を含むことができ、上面および底面は互いにほぼ平行な関係で離間されている。埋め込み可能パルス発生器は、上面と底面との間に延伸する接続側面をさらに有し、接続側面は、上面と底面との間の距離に対応する垂直寸法を有し、垂直寸法は上面および底面の長さまたは幅のいずれかよりも小さい。埋め込み可能パルス発生器は、埋め込み可能パルス発生器の少なくとも上面または下面の少なくとも1つの角から延伸する1つまたは複数のロッド固定延長アーム(458)をさらに含む。
図16に示すように、ロッド固定延長アーム(458)はIPGの各角から延伸して固定ロッド(450)に接続し、好ましくは一般にX字形の構成で椎弓根スクリュー(452)との相互作用により固定される。ロッド固定延長アーム(458)は、脊椎治療部位でのIPGの配置を維持するために、4つのロッド延長アーム(458)の各々が別個の椎弓根スクリュー(452)に結合するか、または、別個の椎弓根スクリュー(452)によって固定されるように、対応する結合位置において対応する椎弓根スクリュー(452)セグメントに嵌合することにより、脊椎固定装置のロッド(450)の対応する部分に固定または結合されてもよい。
【0068】
代替的に、1つまたは複数のロッド固定延長アーム(458)は、固定ロッド(複数可)(450)および/または椎弓根スクリュー(複数可)(452)と接続するためにI
PGから延伸してもよい。さらにまた代替的に、1つまたは複数のロッド固定延長アーム(458)が、横架ロッド(454)が存在するとき、IPGから延伸して横架ロッド(454)と接続してもよい。
【0069】
したがって、
図16のIPGは、識別される椎骨レベル内に配置され、配置されたIPGの垂直上昇を最小化するために、
図14の骨除去配置実施形態と組み合わせて固定および使用され得る。
【0070】
本発明の説明は、本明細書に記載されているとおり例示であり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。様々な実施形態の特徴は、本発明の企図内で他の実施形態と組み合わせることができる。本明細書に開示される実施形態の変形および修正が可能であり、実施形態の様々な要素の実際の代替形態および等価物は、本特許文書を研究することにより当業者に理解されるであろう。本明細書に開示される実施形態のこれらおよび他の変形および修正は、本発明の範囲および精神から逸脱することなく行われ得る。
前記埋め込み可能パルス発生器は、前記2つ以上の椎弓根スクリューの少なくとも1つによって前記固定ロッドの少なくとも1つに固定される、請求項2に記載のシステム。