(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-1527(P2021-1527A)
(43)【公開日】2021年1月7日
(54)【発明の名称】プールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備
(51)【国際特許分類】
E04H 4/14 20060101AFI20201204BHJP
B01D 35/027 20060101ALI20201204BHJP
B01D 35/16 20060101ALI20201204BHJP
A62C 35/02 20060101ALN20201204BHJP
【FI】
E04H4/14
B01D35/02 G
B01D35/16
A62C35/02
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2019-135715(P2019-135715)
(22)【出願日】2019年7月23日
(11)【特許番号】特許第6752992号(P6752992)
(45)【特許公報発行日】2020年9月9日
(31)【優先権主張番号】201910539457.2
(32)【優先日】2019年6月20日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520149788
【氏名又は名称】温州市塔星電子科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】岑森参
【テーマコード(参考)】
2E189
4D116
【Fターム(参考)】
2E189CA02
4D116BB01
4D116BC06
4D116DD01
4D116EE02
4D116QA05F
4D116RR01
4D116RR21
4D116RR22
4D116UU14
4D116VV07
(57)【要約】
【課題】本発明はプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵するをを提供した。
【解決手段】固定台及び上方に開口したプールを含み、前記プールの下端壁には外部空間に連通した水排出パイプが設置され、前記水排出パイプの中にはフィルターが固定され、前記水排出パイプの右側には前記フィルターの周りに落ちた物を収集する収集機構及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構が設置され、本装置は作動してプールの底に沈んだ泳ぐ人の落とし物を自動的に収集でき、また落とし物を自動的に地面に送れ、落とし主が拾うことに便利であり、人がプールの底に行って拾う必要はなく、従業員の仕事量を下げ、また一般的に落とし物はプールの排水口の周りに集中する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、固定台及び上方に開口したプールを含み、前記プールの下端壁には外部空間に連通した水排出パイプが設置され、前記水排出パイプの中にはフィルターが固定され、
前記水排出パイプの右側には前記フィルターの周りに落ちた物を収集する収集機構及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構が設置され、前記押し動かし機構は上方に開口した収納チャンバを含み、前記収納チャンバの左端壁には右方に開口したバネチャンバが設置され、前記収納チャンバの右端壁の中には移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの中には移動板及び前記移動板を復帰させることができる移動バネが設置され、前記移動板の左端には左端が前記バネチャンバの中に位置しており、且つ前記バネチャンバと前記収納チャンバとを閉鎖する閉鎖板が固定され、前記閉鎖板の中には下方に開口しており、且つ左端壁が前記バネチャンバに連通したスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドブロック及び前記スライドブロックに固定的に連結されたロープが設置され、前記バネチャンバの中には上端が前記スライドブロックと連結されたスライド板及び前記スライド板を復帰させることができるスライドバネが設置され、前記移動チャンバの中にはまた従動板が設置され、前記ロープの右端が前記閉鎖板と前記移動板とを貫通しており、前記移動板の右端には右端が前記従動板を貫通したチェーンが固定され、前記収納チャンバの下端壁の中には落ちた物を水から分離させる分離機構が設置され、前記移動チャンバの右端壁の中には装置の作動に動力を提供する駆動機構が設置され、前記収集機構は落ちた物を収集する時に、前記駆動機構は前記押し動かし機構に落ちた物を収納させ、その後、再び前記押し動かし機構に落ちた物を前記分離機構の中に押し動かさせ、落ちた物を水から分離することを完成し、
前記駆動機構の右側には落ちた物を展示区域に送れる昇降機構が設置され、それによって前記プールの中に落ちた物を自動的に取り出すことを実現し、人が落とし物を見つけることに便利であることを特徴とするプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する。
【請求項2】
前記収集機構は前記収納チャンバの前後端壁を貫通しており、且つ前記プールに連通した支持チャンバを含み、前記収納チャンバの前後端壁の中にはいずれも上方に開口した持ち上げチャンバが設置され、前記持ち上げチャンバの中には持ち上げ板及び前記持ち上げ板を支持する二つの持ち上げバネが設置され、前記持ち上げ板の中には上方に開口したスライド溝が形成されており、前記スライド溝の中には移動ブロックが設置され、前記移動ブロックの上端面には上端が前記支持チャンバの中に位置している支持ロッドが固定され、前記支持ロッドの上端には連結ロッドが固定され、二本の前記連結ロッドの左端の間が連結ブロックによって連結され、前記移動ブロックの上端面にはまた二つの上端が前記スライド溝の上端面と接触している伸縮バネが固定され、前記持ち上げチャンバの右端壁には左方に開口した電磁チャンバが固定され、前記電磁チャンバの上端壁には第一電磁石が固定され、前記電磁チャンバの下側には左端が前記持ち上げチャンバの中に位置しており、且つ前記持ち上げ板が上方へ運動するのを制御する第二電磁石が設置され、前記支持ロッドの右端面にはまた細引が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する。
【請求項3】
前記押し動かし機構はまた前記収納チャンバと前記水排出パイプとを連通する連通パイプを含み、前記連通パイプの中には電磁スイッチ及びろ過板が設置されていることを特徴とする請求項1に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する。
【請求項4】
前記分離機構は前記連通パイプを貫通した平行移動チャンバを含み、前記平行移動チャンバの中には回字型ブロックが設置され、前記回字型ブロックの中心の空間は前記連通パイプの直径より少し大きく、前記従動板の下端が前記移動チャンバの下端壁を貫通しており、且つ前記平行移動チャンバの中に位置しており、前記従動板の下端と前記回字型ブロックとの間が従動バネによって連結され、前記回字型ブロックの中には上方に開口した位置制限溝が形成されており、前記平行移動チャンバの上端壁の中には従動チャンバが設置され、前記従動チャンバの前後端壁の間には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸と前記従動チャンバの端壁との間が第一トーションバネによって連結され、前記従動軸には従動ギヤが固定され、前記従動ギヤの左右両端には台形ブロックが噛み合うように連結され、右側の前記台形ブロックの上端が前記収納チャンバの中に位置しており、また左側の前記台形ブロックの下端が前記位置制限溝の中に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する。
【請求項5】
前記駆動機構は前記駆動チャンバを含み、前記駆動チャンバの上端壁にはモーターが固定され、前記モーターの下端には下端が前記駆動チャンバの下端壁と回転できるように連結された駆動軸が動力が伝達できるように連結され、前記駆動軸の上端には糸巻き輪が固定され、前記駆動軸の下端には三つのリールがスライドできるように連結され、前記駆動チャンバの右端壁には三つの前記リールを支える三つの固定板が固定され、前記ロープの右端が上側の前記リールに固定され、前記チェーンの右端が中間の前記リールに固定され、前記細引の右端が下側の前記リールに固定され、上側の二つの前記リールの間には前記駆動軸と固定的に連結された駆動ギヤが設置され、前記駆動ギヤの左端には前記駆動ギヤを貫通した貫通孔が設置され、前記貫通孔の左端壁の中には右方に開口した電磁溝が形成されており、前記貫通孔の中にはまた上下両端が前記駆動チャンバの中に位置している第一伝動ロッドが設置され、前記電磁溝の上端壁には第三電磁石が固定され、前記電磁溝の中にはまた右端が前記第一伝動ロッドと固定的に連結された第四電磁石及び前記第四電磁石を支える電磁バネが設置され、上側の前記リールの中には下方に開口した第一伝動孔が設置され、中間の前記リールの中には上方に開口した第二伝動孔が設置され、下側の前記リールの中には上方に開口した第三伝動孔が設置され、中間の前記リールの下端面には下端が前記第三伝動孔の中に位置している第二伝動ロッドが固定され、前記糸巻き輪には麻縄が巻き付いていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する。
【請求項6】
前記昇降機構は上方に開口した昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバと前記平行移動チャンバとの間が下方に傾斜している輸送パイプによって連結され、前記昇降チャンバの下端壁には昇降ロッドが固定され、前記昇降チャンバの右端壁の中には上方に開口しており、且つ前記昇降チャンバに連通している展示チャンバが設置され、前記昇降チャンバの左端壁には位置制限ブロックが固定され、前記昇降チャンバの中には前記昇降ロッドに貫通された昇降板が設置され、前記昇降板の下端面と前記昇降チャンバの下端壁との間には二つの昇降バネによって連結され、前記昇降板の中には上方に開口した回転溝が形成されており、前記回転溝の前後端壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸と前記回転溝の端壁との間が第二トーションバネによって連結され、前記回転軸にはまた回転板が固定的に連結され、前記回転板の中には前記回転板を貫通している円形チャンバが設置され、前記昇降ロッドが前記円形チャンバを貫通しており、また前記円形チャンバの端壁には環状密封リングが固定され、前記麻縄の右端が前記昇降チャンバの左端壁を貫通しており、且つ前記回転板の左端と連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項5に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する。
【請求項7】
前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力は前記麻縄が前記回転板を引っ張る時の引張力を大きく、前記第二トーションバネの弾力は前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力より大きいことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する。
【請求項8】
前記スライドバネの弾力は前記チェーンと前記従動板との間の摩擦力より大きく、初期状態に、前記細引は緩んだ状態にあり、前記糸巻き輪と前記駆動軸との間の摩擦力は前記糸巻き輪と前記固定板との間の摩擦力より小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項5に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプール清掃分野に関わり、具体的にはプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備である。
【背景技術】
【0002】
夏に、プールは人が涼んで暑さよけのいいところであり、従って普通にはプールで泳ぐ人は非常に多く、人のネックレスや指輪などの個人物はプールの中に落ちる状況が発生し、この状況ではプールの中に落ちた物は専門の人によって水中に入って拾うのであり、こうして従業員の仕事量が増える。
今、水を節約するため、プールでは水をリサイクル使用する方法を利用し、それでプールの中の水はいつも循環状態にあり、排水口に水が流れており、プールの中に落ちた物は一般的に排水口の周りに流れ、拾う人は落ちものを拾う時に、水底の排水口が水を排出することによって生み出された渦巻きで、危険に遭う可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109138083号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は解決しようとする技術問題はプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備を提供し、従業員は水の中に入ってものを拾うことによって仕事量が増えることや危険に遭うリスクが増えることなどの問題を解消し、従業員の仕事量と仕事の危うさを減らす。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランによって実現される。
【0006】
本発明のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備は主に固定台及び上方に開口したプールを含み、前記プールの下端壁には外部空間に連通した水排出パイプが設置され、前記水排出パイプの中にはフィルターが固定される。
【0007】
前記水排出パイプの右側には前記フィルターの周りに落ちた物を収集する収集機構及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構が設置され、前記押し動かし機構は上方に開口した収納チャンバを含み、前記収納チャンバの左端壁には右方に開口したバネチャンバが設置され、前記収納チャンバの右端壁の中には移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの中には移動板及び前記移動板を復帰させることができる移動バネが設置され、前記移動板の左端には左端が前記バネチャンバの中に位置しており、且つ前記バネチャンバと前記収納チャンバとを閉鎖する閉鎖板が固定され、前記閉鎖板の中には下方に開口しており、且つ左端壁が前記バネチャンバに連通したスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドブロック及び前記スライドブロックに固定的に連結されたロープが設置され、前記バネチャンバの中には上端が前記スライドブロックと連結されたスライド板及び前記スライド板を復帰させることができるスライドバネが設置され、前記移動チャンバの中にはまた従動板が設置され、前記ロープの右端が前記閉鎖板と前記移動板とを貫通しており、前記移動板の右端には右端が前記従動板を貫通したチェーンが固定され、前記収納チャンバの下端壁の中には落ちた物を水から分離させる分離機構が設置され、前記移動チャンバの右端壁の中には装置の作動に動力を提供する駆動機構が設置され、前記収集機構は落ちた物を収集する時に、前記駆動機構は前記押し動かし機構に落ちた物を収納させ、その後、再び前記押し動かし機構に落ちた物を前記分離機構の中に押し動かさせ、落ちた物を水から分離することを完成する。
【0008】
前記駆動機構の右側には落ちた物を展示区域に送れる昇降機構が設置され、それによって前記プールの中に落ちた物を自動的に取り出すことを実現し、人が落とし物を見つけることに便利である。
【0009】
さらに、前記収集機構は前記収納チャンバの前後端壁を貫通しており、且つ前記プールに連通した支持チャンバを含み、前記収納チャンバの前後端壁の中にはいずれも上方に開口した持ち上げチャンバが設置され、前記持ち上げチャンバの中には持ち上げ板及び前記持ち上げ板を支持する二つの持ち上げバネが設置され、前記持ち上げ板の中には上方に開口したスライド溝が形成されており、前記スライド溝の中には移動ブロックが設置され、前記移動ブロックの上端面には上端が前記支持チャンバの中に位置している支持ロッドが固定され、前記支持ロッドの上端には連結ロッドが固定され、二本の前記連結ロッドの左端の間が連結ブロックによって連結され、前記移動ブロックの上端面にはまた二つの上端が前記スライド溝の上端面と接触している伸縮バネが固定され、前記持ち上げチャンバの右端壁には左方に開口した電磁チャンバが固定され、前記電磁チャンバの上端壁には第一電磁石が固定され、前記電磁チャンバの下側には左端が前記持ち上げチャンバの中に位置しており、且つ前記持ち上げ板が上方へ運動するのを制御する第二電磁石が設置され、前記支持ロッドの右端面にはまた細引が固定されている。
【0010】
さらに、前記押し動かし機構はまた前記収納チャンバと前記水排出パイプとを連通する連通パイプを含み、前記連通パイプの中には電磁スイッチ及びろ過板が設置されている。
【0011】
さらに、前記分離機構は前記連通パイプを貫通した平行移動チャンバを含み、前記平行移動チャンバの中には回字型ブロックが設置され、前記回字型ブロックの中心の空間は前記連通パイプの直径より少し大きく、前記従動板の下端が前記移動チャンバの下端壁を貫通しており、且つ前記平行移動チャンバの中に位置しており、前記従動板の下端と前記回字型ブロックとの間が従動バネによって連結され、前記回字型ブロックの中には上方に開口した位置制限溝が形成されており、前記平行移動チャンバの上端壁の中には従動チャンバが設置され、前記従動チャンバの前後端壁の間には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸と前記従動チャンバの端壁との間が第一トーションバネによって連結され、前記従動軸には従動ギヤが固定され、前記従動ギヤの左右両端には台形ブロックが噛み合うように連結され、右側の前記台形ブロックの上端が前記収納チャンバの中に位置しており、また左側の前記台形ブロックの下端が前記位置制限溝の中に位置している。
【0012】
さらに、前記駆動機構は前記駆動チャンバを含み、前記駆動チャンバの上端壁にはモーターが固定され、前記モーターの下端には下端が前記駆動チャンバの下端壁と回転できるように連結された駆動軸が動力が伝達できるように連結され、前記駆動軸の上端には糸巻き輪が固定され、前記駆動軸の下端には三つのリールがスライドできるように連結され、前記駆動チャンバの右端壁には三つの前記リールを支える三つの固定板が固定され、前記ロープの右端が上側の前記リールに固定され、前記チェーンの右端が中間の前記リールに固定され、前記細引の右端が下側の前記リールに固定され、上側の二つの前記リールの間には前記駆動軸と固定的に連結された駆動ギヤが設置され、前記駆動ギヤの左端には前記駆動ギヤを貫通した貫通孔が設置され、前記貫通孔の左端壁の中には右方に開口した電磁溝が形成されており、前記貫通孔の中にはまた上下両端が前記駆動チャンバの中に位置している第一伝動ロッドが設置され、前記電磁溝の上端壁には第三電磁石が固定され、前記電磁溝の中にはまた右端が前記第一伝動ロッドと固定的に連結された第四電磁石及び前記第四電磁石を支える電磁バネが設置され、上側の前記リールの中には下方に開口した第一伝動孔が設置され、中間の前記リールの中には上方に開口した第二伝動孔が設置され、下側の前記リールの中には上方に開口した第三伝動孔が設置され、中間の前記リールの下端面には下端が前記第三伝動孔の中に位置している第二伝動ロッドが固定され、前記糸巻き輪には麻縄が巻き付いている。
【0013】
さらに、前記昇降機構は上方に開口した昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバと前記平行移動チャンバとの間が下方に傾斜している輸送パイプによって連結され、前記昇降チャンバの下端壁には昇降ロッドが固定され、前記昇降チャンバの右端壁の中には上方に開口しており、且つ前記昇降チャンバに連通している展示チャンバが設置され、前記昇降チャンバの左端壁には位置制限ブロックが固定され、前記昇降チャンバの中には前記昇降ロッドに貫通された昇降板が設置され、前記昇降板の下端面と前記昇降チャンバの下端壁との間には二つの昇降バネによって連結され、前記昇降板の中には上方に開口した回転溝が形成されており、前記回転溝の前後端壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸と前記回転溝の端壁との間が第二トーションバネによって連結され、前記回転軸にはまた回転板が固定的に連結され、前記回転板の中には前記回転板を貫通している円形チャンバが設置され、前記昇降ロッドが前記円形チャンバを貫通しており、また前記円形チャンバの端壁には環状密封リングが固定され、前記麻縄の右端が前記昇降チャンバの左端壁を貫通しており、且つ前記回転板の左端と連結されている。
【0014】
さらに、前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力は前記麻縄が前記回転板を引っ張る時の引張力を大きく、前記第二トーションバネの弾力は前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力より大きい。
【0015】
さらに、前記スライドバネの弾力は前記チェーンと前記従動板との間の摩擦力より大きく、初期状態に、前記細引は緩んだ状態にあり、前記糸巻き輪と前記駆動軸との間の摩擦力は前記糸巻き輪と前記固定板との間の摩擦力より小さい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の有益な効果は:本装置は構成が簡単で、操作が便利であり、本装置は作動してプールの底に沈んだ泳ぐ人の落とし物を自動的に収集でき、また落とし物を自動的に地面に送れ、落とし主が拾うことに便利であり、人がプールの底に行って拾う必要はなく、従業員の仕事量を下げ、また一般的に落とし物はプールの排水口の周りに集中し、プールの排水口の周りの吸引力が大きく、渦巻きが出やすく、本装置の自動的に落とし物を拾える機能は拾う人自身が落とし物を拾う時に危険に遭うリスクを避ける。
【図面の簡単な説明】
【0017】
発明の実施例または既存の技術の中の技術方案をより詳しく説明できるため、以下は実施例または既存の技術を説明することに必要な付図に対して簡単な紹介を行い、明らかなように、以下の付図はただ発明の一部の実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を払わなくても、これらの付図に基づいて他の付図を獲得することができる。下記に
図1〜7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0018】
【
図2】
図2は本発明の実施例の持ち上げチャンバの全断面の正面拡大構成概略図
【
図3】
図3は本発明の実施例の駆動機構の部分断面の正面拡大構成概略図
【
図4】
図4は本発明の実施例の分離機構の部分断面の正面拡大構成概略図
【
図5】
図5は本発明の実施例の昇降機構の部分断面の正面拡大概略図
【
図6】
図6は本発明の実施例の押し動かし機構の部分断面の正面拡大概略図
【
図7】
図7は本発明の実施例のスライド板の全断面の左側面拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1〜7に紹介したプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備の機械構成図をを合わせ、本発明のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備は主に固定台1及び上方に開口したプール2を含み、前記プール2の下端壁には外部空間に連通した水排出パイプ6が設置され、前記水排出パイプ6の中にはフィルター3が固定され、前記水排出パイプ6の右側には前記フィルター3の周りに落ちた物を収集する収集機構80及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構81が設置され、前記押し動かし機構81は上方に開口した収納チャンバ7を含み、前記収納チャンバ7の左端壁には右方に開口したバネチャンバ74が設置され、前記収納チャンバ7の右端壁の中には移動チャンバ10が設置され、前記移動チャンバ10の中には移動板8及び前記移動板8を復帰させることができる移動バネ12が設置され、前記移動板8の左端には左端が前記バネチャンバ74の中に位置しており、且つ前記バネチャンバ74と前記収納チャンバ7とを閉鎖する閉鎖板76が固定され、前記閉鎖板76の中には下方に開口しており、且つ左端壁が前記バネチャンバ74に連通したスライドチャンバ75が設置され、前記スライドチャンバ75の中にはスライドブロック71及び前記スライドブロック71に固定的に連結されたロープ11が設置され、前記バネチャンバ74の中には上端が前記スライドブロック71と連結されたスライド板72及び前記スライド板72を復帰させることができるスライドバネ73が設置され、前記移動チャンバ10の中にはまた従動板9が設置され、前記ロープ11の右端が前記閉鎖板76と前記移動板8とを貫通しており、前記移動板8の右端には右端が前記従動板9を貫通したチェーン13が固定され、前記収納チャンバ7の下端壁の中には落ちた物を水から分離させる分離機構82が設置され、前記移動チャンバ10の右端壁の中には装置の作動に動力を提供する駆動機構83が設置され、前記収集機構80は落ちた物を収集する時に、前記駆動機構83は前記押し動かし機構81に落ちた物を収納させ、その後、再び前記押し動かし機構81に落ちた物を前記分離機構82の中に押し動かさせ、落ちた物を水から分離することを完成し、前記駆動機構83の右側には落ちた物を展示区域に送れる昇降機構84が設置され、それによって前記プール2の中に落ちた物を自動的に取り出すことを実現し、人が落とし物を見つけることに便利である。
【0020】
有益なように、前記収集機構80は前記収納チャンバ7の前後端壁を貫通しており、且つ前記プール2に連通した支持チャンバ69を含み、前記収納チャンバ7の前後端壁の中にはいずれも上方に開口した持ち上げチャンバ30が設置され、前記持ち上げチャンバ30の中には持ち上げ板33及び前記持ち上げ板33を支持する二つの持ち上げバネ34が設置され、前記持ち上げ板33の中には上方に開口したスライド溝32が形成されており、前記スライド溝32の中には移動ブロック35が設置され、前記移動ブロック35の上端面には上端が前記支持チャンバ69の中に位置している支持ロッド41が固定され、前記支持ロッド41の上端には連結ロッド29が固定され、二本の前記連結ロッド29の左端の間が連結ブロック78によって連結され、前記移動ブロック35の上端面にはまた二つの上端が前記スライド溝32の上端面と接触している伸縮バネ36が固定され、前記持ち上げチャンバ30の右端壁には左方に開口した電磁チャンバ38が固定され、前記電磁チャンバ38の上端壁には第一電磁石39が固定され、前記電磁チャンバ38の下側には左端が前記持ち上げチャンバ30の中に位置しており、且つ前記持ち上げ板33が上方へ運動するのを制御する第二電磁石37が設置され、前記支持ロッド41の右端面にはまた細引40が固定されている。
【0021】
有益なように、前記押し動かし機構80はまた前記収納チャンバ7と前記水排出パイプ6とを連通する連通パイプ4を含み、前記連通パイプ4の中には電磁スイッチ5及びろ過板27が設置されている。
【0022】
有益なように、前記分離機構82は前記連通パイプ4を貫通した平行移動チャンバ24を含み、前記平行移動チャンバ24の中には回字型ブロック28が設置され、前記回字型ブロック28の中心の空間は前記連通パイプ4の直径より少し大きく、前記従動板9の下端が前記移動チャンバ10の下端壁を貫通しており、且つ前記平行移動チャンバ24の中に位置しており、前記従動板9の下端と前記回字型ブロック28との間が従動バネ26によって連結され、前記回字型ブロック28の中には上方に開口した位置制限溝55が形成されており、前記平行移動チャンバ24の上端壁の中には従動チャンバ57が設置され、前記従動チャンバ57の前後端壁の間には従動軸59が回転できるように連結され、前記従動軸59と前記従動チャンバ57の端壁との間が第一トーションバネ58によって連結され、前記従動軸59には従動ギヤ60が固定され、前記従動ギヤ60の左右両端には台形ブロック56が噛み合うように連結され、右側の前記台形ブロック56の上端が前記収納チャンバ7の中に位置しており、また左側の前記台形ブロック56の下端が前記位置制限溝55の中に位置している。
【0023】
有益なように、前記駆動機構83は前記駆動チャンバ21を含み、前記駆動チャンバ21の上端壁にはモーター14が固定され、前記モーター14の下端には下端が前記駆動チャンバ21の下端壁と回転できるように連結された駆動軸22が動力が伝達できるように連結され、前記駆動軸22の上端には糸巻き輪15が固定され、前記駆動軸22の下端には三つのリール42がスライドできるように連結され、前記駆動チャンバ21の右端壁には三つの前記リール42を支える三つの固定板54が固定され、前記ロープ11の右端が上側の前記リール42に固定され、前記チェーン13の右端が中間の前記リール42に固定され、前記細引40の右端が下側の前記リール42に固定され、上側の二つの前記リール42の間には前記駆動軸22と固定的に連結された駆動ギヤ79が設置され、前記駆動ギヤ79の左端には前記駆動ギヤ79を貫通した貫通孔51が設置され、前記貫通孔51の左端壁の中には右方に開口した電磁溝47が形成されており、前記貫通孔51の中にはまた上下両端が前記駆動チャンバ21の中に位置している第一伝動ロッド50が設置され、前記電磁溝47の上端壁には第三電磁石48が固定され、前記電磁溝47の中にはまた右端が前記第一伝動ロッド50と固定的に連結された第四電磁石46及び前記第四電磁石46を支える電磁バネ45が設置され、上側の前記リール42の中には下方に開口した第一伝動孔49が設置され、中間の前記リール42の中には上方に開口した第二伝動孔52が設置され、下側の前記リール42の中には上方に開口した第三伝動孔43が設置され、中間の前記リール42の下端面には下端が前記第三伝動孔43の中に位置している第二伝動ロッド44が固定され、前記糸巻き輪15には麻縄16が巻き付いている。
【0024】
有益なように、前記昇降機構84は上方に開口した昇降チャンバ18を含み、前記昇降チャンバ18と前記平行移動チャンバ24との間が下方に傾斜している輸送パイプ23によって連結され、前記昇降チャンバ18の下端壁には昇降ロッド20が固定され、前記昇降チャンバ18の右端壁の中には上方に開口しており、且つ前記昇降チャンバ18に連通している展示チャンバ19が設置され、前記昇降チャンバ18の左端壁には位置制限ブロック17が固定され、前記昇降チャンバ18の中には前記昇降ロッド20に貫通された昇降板63が設置され、前記昇降板63の下端面と前記昇降チャンバ18の下端壁との間には二つの昇降バネ62によって連結され、前記昇降板63の中には上方に開口した回転溝66が形成されており、前記回転溝66の前後端壁の間には回転軸65が回転できるように連結され、前記回転軸65と前記回転溝66の端壁との間が第二トーションバネ64によって連結され、前記回転軸65にはまた回転板61が固定的に連結され、前記回転板61の中には前記回転板61を貫通している円形チャンバ68が設置され、前記昇降ロッド20が前記円形チャンバ68を貫通しており、また前記円形チャンバ68の端壁には環状密封リング67が固定され、前記麻縄16の右端が前記昇降チャンバ18の左端壁を貫通しており、且つ前記回転板61の左端と連結されている。
【0026】
1、プール2の中の水は水排出パイプ6を通して段々循環し、フィルター3によってプール2の中に落ちたハンドチェーンやネックレスなどの物はフィルター3の上側に集められる。
【0027】
2、第一電磁石39が作動して第二電磁石37を上方に運動連動させ、それによって持ち上げ板33が持ち上げバネ34の作用の下で上昇し、それによって支持ロッド41と連結ロッド29とを上方へ運動連動させ、それによって連結ブロック78が上方へ運動してプールの中に入らせ、この時に、圧縮バネ31が復帰して支持ロッド41を左方へ運動連動させ、それによって連結ロッド29と連結ブロック78とを左方へ運動連動させ、移動ブロック35と伸縮バネ36とがスライド溝32の中でスライドし、細引40は支持ロッド41の移動によって段々に引き締められ、連結ブロック78が一番左側の位置に運動した時に、第一電磁石39が作動して第二電磁石37と反発し合い、それによって第二電磁石37を下方に運動連動させ、それによって持ち上げ板33を下方へ運動連動させ、プール2の下端壁の制限によって、連結ロッド29と連結ブロック78の下端面とがプール2の下端壁と接触し、伸縮バネ36が圧縮される。
【0028】
3、モーター14が作動して駆動軸22を時計回り方向に回転連動させ、駆動ギヤ79を回転連動させ、この時に第三電磁石48が作動して第四電磁石46と反発し合い、それによって第一伝動ロッド50を下方へ運動連動させ、それによって第一伝動ロッド50の下端が第二伝動孔52の中に入り、それによって駆動ギヤ79が中間のリール42を回転連動させ、それによってチェーン13を引き締め、それによって移動板8と従動板9とを右方に運動連動させ、それによって移動バネ12が圧縮され、従動バネ26が引っ張られ、移動板8の運動によって閉鎖板76の右方への運動を連動させ、それによって収納ゃンバ7が開けられ、スライドバネ73の弾力はチェーン13と従動板9との間の摩擦力より大きいため、スライド板72が右方へ運動できなく、中間のリール42が回転して第二伝動ロッド44を回転連動させ、それによって下側のリール42を回転連動させ、それによって細引40を引き締め、それによって支持ロッド41を右方に運動連動させ、それによって連結ロッド29と連結ブロック78とを右方へ運動連動させ、連結ロッド29と連結ブロック78とが支持チャンバ69の上側に戻った後に、伸縮バネ36の作用の下で連結ロッド29と連結ブロック78とが復帰し、連結ロッド29と連結ブロック78とが右方へ運動する過程に、プール2の底部のハンドチェーンやネックレスなどの物を収納チャンバ7の中に収集する。
【0029】
4、ハンドチェーンやネックレスなどの物が収納チャンバ7の中に落ちた後に、モーター14が駆動軸22を逆方向に回転させ、それによって駆動ギヤ79を逆方向に回転連動させ、それによってチェーン13を緩め、それによって移動板8が移動バネ12の作用の下で復帰し、閉鎖板76が収納チャンバ7を再び閉鎖し、従動板9が従動バネ26の作用の下で復帰し、第二伝動ロッド44が下側のリール42を回転連動させ、それによって細引40を緩める。
【0030】
5、第三電磁石48と第四電磁石46とが作動して互いに吸引し合い、それによって第一伝動ロッド50の上端が第一伝動孔49の中に入り、モーター14が作動して駆動軸22を時計回り方向に回転連動させ、それによって駆動ギヤ79が上側のリール42を回転連動させ、それによってロープ11を引き締め、それによってスライドブロック71とスライド板72とを右方へ運動連動させ、それによってハンドチェーンやネックレスなどの物を連通パイプ4の中にプッシュし、電磁スイッチ5をオンにし、それによって水が水排出パイプ6の中に流れ込み、ハンドチェーンやネックレスなどの物がろ過板27に残り、またスライド板72が一番右側に運動した時に、チェーン13が従動板9を一番右側に運動連動させ、従動バネ26が引っ張られ、また上側の台形ブロック56が押されて下方へ運動し、従動ギヤ60の伝動によって下側の台形ブロック56を上方へ運動連動させ、それによって下側の台形ブロック56が位置制限溝55から離れ、それによって回字型ブロック28が従動バネ26の作用の下で復帰し、それによって回字型ブロック28がハンドチェーンやネックレスなどの物を輸送パイプ23の中にプッシュし、ハンドチェーンやネックレスなどの物が最後に回転板61に落ち、その後、モーター14が駆動軸22を反時計回り方向に回転させ、それによって上側のリール42がロープ11を緩め、それによってスライド板72が復帰し、それによって回字型ブロック28と従動板9とが復帰する。
【0031】
6、第三電磁石48と第四電磁石46とが作動しなく、それによって第一伝動ロッド50が復帰し、モーター14が作動して駆動軸22を回転連動させ、それによって駆動ギヤ79を回転連動させ、それと同時に糸巻き輪15を回転連動させ、それによって麻縄16を引き締め、それによって回転板61を上方へ運動連動させ、それによって昇降板63を上方へスライド連動させ、それによってハンドチェーンやネックレスなどの物が上方へ運動連動させ、しかし昇降板63と位置制限ブロック17とが接触した時に、麻縄16が引き締められ続け、それによって回転板61が回転し、それによってハンドチェーンやネックレスなどの物が展示チャンバ19の中に落ち、この時にモーター14が作動して駆動軸22を逆方向に回転連動させ、それによって昇降機構84を復帰させ、装置が復帰する。
【0032】
上記の実施例は本発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本発明の保護範囲を制限することはできない。本発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本発明の保護範囲の中に含むべきである。
【手続補正書】
【提出日】2020年1月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、固定台及び上方に開口したプールを含み、前記プールの下端壁には外部空間に連通した水排出パイプが設置され、前記水排出パイプの中にはフィルターが固定され、前記水排出パイプの右側には前記フィルターの周りに落ちた物を収集する収集機構及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構が設置され、前記押し動かし機構は上方に開口した収納チャンバを含み、前記収納チャンバの左端壁には右方に開口したバネチャンバが設置され、前記収納チャンバの右端壁の中には移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの中には移動板及び前記移動板を復帰させることができる移動バネが設置され、前記移動板の左端には左端が前記バネチャンバの中に位置しており、且つ前記バネチャンバと前記収納チャンバとを閉鎖する閉鎖板が固定され、前記閉鎖板の中には下方に開口しており、且つ左端壁が前記バネチャンバに連通したスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドブロック及び前記スライドブロックに固定的に連結されたロープが設置され、前記バネチャンバの中には上端が前記スライドブロックと連結されたスライド板及び前記スライド板を復帰させることができるスライドバネが設置され、前記移動チャンバの中にはまた従動板が設置され、前記ロープの右端が前記閉鎖板と前記移動板とを貫通しており、前記移動板の右端には右端が前記従動板を貫通したチェーンが固定され、前記収納チャンバの下端壁の中には落ちた物を水から分離させる分離機構が設置され、前記移動チャンバの右端壁の中には装置の作動に動力を提供する駆動機構が設置され、前記収集機構は落ちた物を収集する時に、前記駆動機構は前記押し動かし機構に落ちた物を収納させ、その後、再び前記押し動かし機構に落ちた物を前記分離機構の中に押し動かさせ、落ちた物を水から分離することを完成し、前記駆動機構の右側には落ちた物を展示区域に送れる昇降機構が設置され、それによって前記プールの中に落ちた物を自動的に取り出すことを実現し、人が落とし物を見つけることに便利であることを特徴とするプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項2】
前記収集機構は前記収納チャンバの前後端壁を貫通しており、且つ前記プールに連通した支持チャンバを含み、前記収納チャンバの前後端壁の中にはいずれも上方に開口した持ち上げチャンバが設置され、前記持ち上げチャンバの中には持ち上げ板及び前記持ち上げ板を支持する二つの持ち上げバネが設置され、前記持ち上げ板の中には上方に開口したスライド溝が形成されており、前記スライド溝の中には移動ブロックが設置され、前記移動ブロックの上端面には上端が前記支持チャンバの中に位置している支持ロッドが固定され、前記支持ロッドの上端には連結ロッドが固定され、二本の前記連結ロッドの左端の間が連結ブロックによって連結され、前記移動ブロックの上端面にはまた二つの上端が前記スライド溝の上端面と接触している伸縮バネが固定され、前記持ち上げチャンバの右端壁には左方に開口した電磁チャンバが固定され、前記電磁チャンバの上端壁には第一電磁石が固定され、前記電磁チャンバの下側には左端が前記持ち上げチャンバの中に位置しており、且つ前記持ち上げ板が上方へ運動するのを制御する第二電磁石が設置され、前記支持ロッドの右端面にはまた細引が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項3】
前記押し動かし機構はまた前記収納チャンバと前記水排出パイプとを連通する連通パイプを含み、前記連通パイプの中には電磁スイッチ及びろ過板が設置されていることを特徴とする請求項1に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項4】
前記分離機構は前記連通パイプを貫通した平行移動チャンバを含み、前記平行移動チャンバの中には回字型ブロックが設置され、前記回字型ブロックの中心の空間は前記連通パイプの直径より少し大きく、前記従動板の下端が前記移動チャンバの下端壁を貫通しており、且つ前記平行移動チャンバの中に位置しており、前記従動板の下端と前記回字型ブロックとの間が従動バネによって連結され、前記回字型ブロックの中には上方に開口した位置制限溝が形成されており、前記平行移動チャンバの上端壁の中には従動チャンバが設置され、前記従動チャンバの前後端壁の間には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸と前記従動チャンバの端壁との間が第一トーションバネによって連結され、前記従動軸には従動ギヤが固定され、前記従動ギヤの左右両端には台形ブロックが噛み合うように連結され、右側の前記台形ブロックの上端が前記収納チャンバの中に位置しており、また左側の前記台形ブロックの下端が前記位置制限溝の中に位置していることを特徴とする請求項3に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項5】
前記駆動機構は前記駆動チャンバを含み、前記駆動チャンバの上端壁にはモーターが固定され、前記モーターの下端には下端が前記駆動チャンバの下端壁と回転できるように連結された駆動軸が動力が伝達できるように連結され、前記駆動軸の上端には糸巻き輪が固定され、前記駆動軸の下端には三つのリールがスライドできるように連結され、前記駆動チャンバの右端壁には三つの前記リールを支える三つの固定板が固定され、前記ロープの右端が上側の前記リールに固定され、前記チェーンの右端が中間の前記リールに固定され、前記細引の右端が下側の前記リールに固定され、上側の二つの前記リールの間には前記駆動軸と固定的に連結された駆動ギヤが設置され、前記駆動ギヤの左端には前記駆動ギヤを貫通した貫通孔が設置され、前記貫通孔の左端壁の中には右方に開口した電磁溝が形成されており、前記貫通孔の中にはまた上下両端が前記駆動チャンバの中に位置している第一伝動ロッドが設置され、前記電磁溝の上端壁には第三電磁石が固定され、前記電磁溝の中にはまた右端が前記第一伝動ロッドと固定的に連結された第四電磁石及び前記第四電磁石を支える電磁バネが設置され、上側の前記リールの中には下方に開口した第一伝動孔が設置され、中間の前記リールの中には上方に開口した第二伝動孔が設置され、下側の前記リールの中には上方に開口した第三伝動孔が設置され、中間の前記リールの下端面には下端が前記第三伝動孔の中に位置している第二伝動ロッドが固定され、前記糸巻き輪には麻縄が巻き付いていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項6】
前記昇降機構は上方に開口した昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバと前記平行移動チャンバとの間が下方に傾斜している輸送パイプによって連結され、前記昇降チャンバの下端壁には昇降ロッドが固定され、前記昇降チャンバの右端壁の中には上方に開口しており、且つ前記昇降チャンバに連通している展示チャンバが設置され、前記昇降チャンバの左端壁には位置制限ブロックが固定され、前記昇降チャンバの中には前記昇降ロッドに貫通された昇降板が設置され、前記昇降板の下端面と前記昇降チャンバの下端壁との間には二つの昇降バネによって連結され、前記昇降板の中には上方に開口した回転溝が形成されており、前記回転溝の前後端壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸と前記回転溝の端壁との間が第二トーションバネによって連結され、前記回転軸にはまた回転板が固定的に連結され、前記回転板の中には前記回転板を貫通している円形チャンバが設置され、前記昇降ロッドが前記円形チャンバを貫通しており、また前記円形チャンバの端壁には環状密封リングが固定され、前記麻縄の右端が前記昇降チャンバの左端壁を貫通しており、且つ前記回転板の左端と連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項5に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項7】
前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力は前記麻縄が前記回転板を引っ張る時の引張力を大きく、前記第二トーションバネの弾力は前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力より大きいことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項8】
前記スライドバネの弾力は前記チェーンと前記従動板との間の摩擦力より大きく、初期状態に、前記細引は緩んだ状態にあり、前記リールと前記駆動軸との間の摩擦力は前記リールと前記固定板との間の摩擦力より小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項5に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプール清掃分野に関わり、具体的にはプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備である。
【背景技術】
【0002】
夏に、プールは人が涼んで暑さよけのいいところであり、従って普通にはプールで泳ぐ人は非常に多く、人のネックレスや指輪などの個人物はプールの中に落ちる状況が発生し、この状況ではプールの中に落ちた物は専門の人によって水中に入って拾うのであり、こうして従業員の仕事量が増える。今、水を節約するため、プールでは水をリサイクル使用する方法を利用し、それでプールの中の水はいつも循環状態にあり、排水口に水が流れており、プールの中に落ちた物は一般的に排水口の周りに流れ、拾う人は落ちものを拾う時に、水底の排水口が水を排出することによって生み出された渦巻きで、危険に遭う可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109138083号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は解決しようとする技術問題はプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備を提供し、従業員は水の中に入ってものを拾うことによって仕事量が増えることや危険に遭うリスクが増えることなどの問題を解消し、従業員の仕事量と仕事の危うさを減らす。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランによって実現される。
【0006】
本発明のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備は主に固定台及び上方に開口したプールを含み、前記プールの下端壁には外部空間に連通した水排出パイプが設置され、前記水排出パイプの中にはフィルターが固定される。
【0007】
前記水排出パイプの右側には前記フィルターの周りに落ちた物を収集する収集機構及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構が設置され、前記押し動かし機構は上方に開口した収納チャンバを含み、前記収納チャンバの左端壁には右方に開口したバネチャンバが設置され、前記収納チャンバの右端壁の中には移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの中には移動板及び前記移動板を復帰させることができる移動バネが設置され、前記移動板の左端には左端が前記バネチャンバの中に位置しており、且つ前記バネチャンバと前記収納チャンバとを閉鎖する閉鎖板が固定され、前記閉鎖板の中には下方に開口しており、且つ左端壁が前記バネチャンバに連通したスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドブロック及び前記スライドブロックに固定的に連結されたロープが設置され、前記バネチャンバの中には上端が前記スライドブロックと連結されたスライド板及び前記スライド板を復帰させることができるスライドバネが設置され、前記移動チャンバの中にはまた従動板が設置され、前記ロープの右端が前記閉鎖板と前記移動板とを貫通しており、前記移動板の右端には右端が前記従動板を貫通したチェーンが固定され、前記収納チャンバの下端壁の中には落ちた物を水から分離させる分離機構が設置され、前記移動チャンバの右端壁の中には装置の作動に動力を提供する駆動機構が設置され、前記収集機構は落ちた物を収集する時に、前記駆動機構は前記押し動かし機構に落ちた物を収納させ、その後、再び前記押し動かし機構に落ちた物を前記分離機構の中に押し動かさせ、落ちた物を水から分離することを完成する。
【0008】
前記駆動機構の右側には落ちた物を展示区域に送れる昇降機構が設置され、それによって前記プールの中に落ちた物を自動的に取り出すことを実現し、人が落とし物を見つけることに便利である。
【0009】
さらに、前記収集機構は前記収納チャンバの前後端壁を貫通しており、且つ前記プールに連通した支持チャンバを含み、前記収納チャンバの前後端壁の中にはいずれも上方に開口した持ち上げチャンバが設置され、前記持ち上げチャンバの中には持ち上げ板及び前記持ち上げ板を支持する二つの持ち上げバネが設置され、前記持ち上げ板の中には上方に開口したスライド溝が形成されており、前記スライド溝の中には移動ブロックが設置され、前記移動ブロックの上端面には上端が前記支持チャンバの中に位置している支持ロッドが固定され、前記支持ロッドの上端には連結ロッドが固定され、二本の前記連結ロッドの左端の間が連結ブロックによって連結され、前記移動ブロックの上端面にはまた二つの上端が前記スライド溝の上端面と接触している伸縮バネが固定され、前記持ち上げチャンバの右端壁には左方に開口した電磁チャンバが固定され、前記電磁チャンバの上端壁には第一電磁石が固定され、前記電磁チャンバの下側には左端が前記持ち上げチャンバの中に位置しており、且つ前記持ち上げ板が上方へ運動するのを制御する第二電磁石が設置され、前記支持ロッドの右端面にはまた細引が固定されている。
【0010】
さらに、前記押し動かし機構はまた前記収納チャンバと前記水排出パイプとを連通する連通パイプを含み、前記連通パイプの中には電磁スイッチ及びろ過板が設置されている。
【0011】
さらに、前記分離機構は前記連通パイプを貫通した平行移動チャンバを含み、前記平行移動チャンバの中には回字型ブロックが設置され、前記回字型ブロックの中心の空間は前記連通パイプの直径より少し大きく、前記従動板の下端が前記移動チャンバの下端壁を貫通しており、且つ前記平行移動チャンバの中に位置しており、前記従動板の下端と前記回字型ブロックとの間が従動バネによって連結され、前記回字型ブロックの中には上方に開口した位置制限溝が形成されており、前記平行移動チャンバの上端壁の中には従動チャンバが設置され、前記従動チャンバの前後端壁の間には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸と前記従動チャンバの端壁との間が第一トーションバネによって連結され、前記従動軸には従動ギヤが固定され、前記従動ギヤの左右両端には台形ブロックが噛み合うように連結され、右側の前記台形ブロックの上端が前記収納チャンバの中に位置しており、また左側の前記台形ブロックの下端が前記位置制限溝の中に位置している。
【0012】
さらに、前記駆動機構は前記駆動チャンバを含み、前記駆動チャンバの上端壁にはモーターが固定され、前記モーターの下端には下端が前記駆動チャンバの下端壁と回転できるように連結された駆動軸が動力が伝達できるように連結され、前記駆動軸の上端には糸巻き輪が固定され、前記駆動軸の下端には三つのリールがスライドできるように連結され、前記駆動チャンバの右端壁には三つの前記リールを支える三つの固定板が固定され、前記ロープの右端が上側の前記リールに固定され、前記チェーンの右端が中間の前記リールに固定され、前記細引の右端が下側の前記リールに固定され、上側の二つの前記リールの間には前記駆動軸と固定的に連結された駆動ギヤが設置され、前記駆動ギヤの左端には前記駆動ギヤを貫通した貫通孔が設置され、前記貫通孔の左端壁の中には右方に開口した電磁溝が形成されており、前記貫通孔の中にはまた上下両端が前記駆動チャンバの中に位置している第一伝動ロッドが設置され、前記電磁溝の上端壁には第三電磁石が固定され、前記電磁溝の中にはまた右端が前記第一伝動ロッドと固定的に連結された第四電磁石及び前記第四電磁石を支える電磁バネが設置され、上側の前記リールの中には下方に開口した第一伝動孔が設置され、中間の前記リールの中には上方に開口した第二伝動孔が設置され、下側の前記リールの中には上方に開口した第三伝動孔が設置され、中間の前記リールの下端面には下端が前記第三伝動孔の中に位置している第二伝動ロッドが固定され、前記糸巻き輪には麻縄が巻き付いている。
【0013】
さらに、前記昇降機構は上方に開口した昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバと前記平行移動チャンバとの間が下方に傾斜している輸送パイプによって連結され、前記昇降チャンバの下端壁には昇降ロッドが固定され、前記昇降チャンバの右端壁の中には上方に開口しており、且つ前記昇降チャンバに連通している展示チャンバが設置され、前記昇降チャンバの左端壁には位置制限ブロックが固定され、前記昇降チャンバの中には前記昇降ロッドに貫通された昇降板が設置され、前記昇降板の下端面と前記昇降チャンバの下端壁との間には二つの昇降バネによって連結され、前記昇降板の中には上方に開口した回転溝が形成されており、前記回転溝の前後端壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸と前記回転溝の端壁との間が第二トーションバネによって連結され、前記回転軸にはまた回転板が固定的に連結され、前記回転板の中には前記回転板を貫通している円形チャンバが設置され、前記昇降ロッドが前記円形チャンバを貫通しており、また前記円形チャンバの端壁には環状密封リングが固定され、前記麻縄の右端が前記昇降チャンバの左端壁を貫通しており、且つ前記回転板の左端と連結されている。
【0014】
さらに、前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力は前記麻縄が前記回転板を引っ張る時の引張力を大きく、前記第二トーションバネの弾力は前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力より大きい。
【0015】
さらに、前記スライドバネの弾力は前記チェーンと前記従動板との間の摩擦力より大きく、初期状態に、前記細引は緩んだ状態にあり、
前記リールと前記駆動軸との間の摩擦力は前記リールと前記固定板との間の摩擦力より小さい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の有益な効果は:本装置は構成が簡単で、操作が便利であり、本装置は作動してプールの底に沈んだ泳ぐ人の落とし物を自動的に収集でき、また落とし物を自動的に地面に送れ、落とし主が拾うことに便利であり、人がプールの底に行って拾う必要はなく、従業員の仕事量を下げ、また一般的に落とし物はプールの排水口の周りに集中し、プールの排水口の周りの吸引力が大きく、渦巻きが出やすく、本装置の自動的に落とし物を拾える機能は拾う人自身が落とし物を拾う時に危険に遭うリスクを避ける。
【図面の簡単な説明】
【0017】
発明の実施例または既存の技術の中の技術方案をより詳しく説明できるため、以下は実施例または既存の技術を説明することに必要な付図に対して簡単な紹介を行い、明らかなように、以下の付図はただ発明の一部の実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を払わなくても、これらの付図に基づいて他の付図を獲得することができる。下記に
図1〜7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0018】
【
図2】
図2は本発明の実施例の持ち上げチャンバの全断面の正面拡大構成概略図
【
図3】
図3は本発明の実施例の駆動機構の部分断面の正面拡大構成概略図
【
図4】
図4は本発明の実施例の分離機構の部分断面の正面拡大構成概略図
【
図5】
図5は本発明の実施例の昇降機構の部分断面の正面拡大概略図
【
図6】
図6は本発明の実施例の押し動かし機構の部分断面の正面拡大概略図
【
図7】
図7は本発明の実施例のスライド板の全断面の左側面拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1〜7に紹介したプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備の機械構成図をを合わせ、本発明のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備は主に固定台1及び上方に開口したプール2を含み、前記プール2の下端壁には外部空間に連通した水排出パイプ6が設置され、前記水排出パイプ6の中にはフィルター3が固定され、前記水排出パイプ6の右側には前記フィルター3の周りに落ちた物を収集する収集機構80及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構81が設置され、前記押し動かし機構81は上方に開口した収納チャンバ7を含み、前記収納チャンバ7の左端壁には右方に開口したバネチャンバ74が設置され、前記収納チャンバ7の右端壁の中には移動チャンバ10が設置され、前記移動チャンバ10の中には移動板8及び前記移動板8を復帰させることができる移動バネ12が設置され、前記移動板8の左端には左端が前記バネチャンバ74の中に位置しており、且つ前記バネチャンバ74と前記収納チャンバ7とを閉鎖する閉鎖板76が固定され、前記閉鎖板76の中には下方に開口しており、且つ左端壁が前記バネチャンバ74に連通したスライドチャンバ75が設置され、前記スライドチャンバ75の中にはスライドブロック71及び前記スライドブロック71に固定的に連結されたロープ11が設置され、前記バネチャンバ74の中には上端が前記スライドブロック71と連結されたスライド板72及び前記スライド板72を復帰させることができるスライドバネ73が設置され、前記移動チャンバ10の中にはまた従動板9が設置され、前記ロープ11の右端が前記閉鎖板76と前記移動板8とを貫通しており、前記移動板8の右端には右端が前記従動板9を貫通したチェーン13が固定され、前記収納チャンバ7の下端壁の中には落ちた物を水から分離させる分離機構82が設置され、前記移動チャンバ10の右端壁の中には装置の作動に動力を提供する駆動機構83が設置され、前記収集機構80は落ちた物を収集する時に、前記駆動機構83は前記押し動かし機構81に落ちた物を収納させ、その後、再び前記押し動かし機構81に落ちた物を前記分離機構82の中に押し動かさせ、落ちた物を水から分離することを完成し、前記駆動機構83の右側には落ちた物を展示区域に送れる昇降機構84が設置され、それによって前記プール2の中に落ちた物を自動的に取り出すことを実現し、人が落とし物を見つけることに便利である。
【0020】
有益なように、前記収集機構80は前記収納チャンバ7の前後端壁を貫通しており、且つ前記プール2に連通した支持チャンバ69を含み、前記収納チャンバ7の前後端壁の中にはいずれも上方に開口した持ち上げチャンバ30が設置され、前記持ち上げチャンバ30の中には持ち上げ板33及び前記持ち上げ板33を支持する二つの持ち上げバネ34が設置され、前記持ち上げ板33の中には上方に開口したスライド溝32が形成されており、前記スライド溝32の中には移動ブロック35が設置され、前記移動ブロック35の上端面には上端が前記支持チャンバ69の中に位置している支持ロッド41が固定され、前記支持ロッド41の上端には連結ロッド29が固定され、二本の前記連結ロッド29の左端の間が連結ブロック78によって連結され、前記移動ブロック35の上端面にはまた二つの上端が前記スライド溝32の上端面と接触している伸縮バネ36が固定され、前記持ち上げチャンバ30の右端壁には左方に開口した電磁チャンバ38が固定され、前記電磁チャンバ38の上端壁には第一電磁石39が固定され、前記電磁チャンバ38の下側には左端が前記持ち上げチャンバ30の中に位置しており、且つ前記持ち上げ板33が上方へ運動するのを制御する第二電磁石37が設置され、前記支持ロッド41の右端面にはまた細引40が固定されている。
【0021】
有益なように、前記押し動かし機構80はまた前記収納チャンバ7と前記水排出パイプ6とを連通する連通パイプ4を含み、前記連通パイプ4の中には電磁スイッチ5及びろ過板27が設置されている。
【0022】
有益なように、前記分離機構82は前記連通パイプ4を貫通した平行移動チャンバ24を含み、前記平行移動チャンバ24の中には回字型ブロック28が設置され、前記回字型ブロック28の中心の空間は前記連通パイプ4の直径より少し大きく、前記従動板9の下端が前記移動チャンバ10の下端壁を貫通しており、且つ前記平行移動チャンバ24の中に位置しており、前記従動板9の下端と前記回字型ブロック28との間が従動バネ26によって連結され、前記回字型ブロック28の中には上方に開口した位置制限溝55が形成されており、前記平行移動チャンバ24の上端壁の中には従動チャンバ57が設置され、前記従動チャンバ57の前後端壁の間には従動軸59が回転できるように連結され、前記従動軸59と前記従動チャンバ57の端壁との間が第一トーションバネ58によって連結され、前記従動軸59には従動ギヤ60が固定され、前記従動ギヤ60の左右両端には台形ブロック56が噛み合うように連結され、右側の前記台形ブロック56の上端が前記収納チャンバ7の中に位置しており、また左側の前記台形ブロック56の下端が前記位置制限溝55の中に位置している。
【0023】
有益なように、前記駆動機構83は前記駆動チャンバ21を含み、前記駆動チャンバ21の上端壁にはモーター14が固定され、前記モーター14の下端には下端が前記駆動チャンバ21の下端壁と回転できるように連結された駆動軸22が動力が伝達できるように連結され、前記駆動軸22の上端には糸巻き輪15が固定され、前記駆動軸22の下端には三つのリール42がスライドできるように連結され、前記駆動チャンバ21の右端壁には三つの前記リール42を支える三つの固定板54が固定され、前記ロープ11の右端が上側の前記リール42に固定され、前記チェーン13の右端が中間の前記リール42に固定され、前記細引40の右端が下側の前記リール42に固定され、上側の二つの前記リール42の間には前記駆動軸22と固定的に連結された駆動ギヤ79が設置され、前記駆動ギヤ79の左端には前記駆動ギヤ79を貫通した貫通孔51が設置され、前記貫通孔51の左端壁の中には右方に開口した電磁溝47が形成されており、前記貫通孔51の中にはまた上下両端が前記駆動チャンバ21の中に位置している第一伝動ロッド50が設置され、前記電磁溝47の上端壁には第三電磁石48が固定され、前記電磁溝47の中にはまた右端が前記第一伝動ロッド50と固定的に連結された第四電磁石46及び前記第四電磁石46を支える電磁バネ45が設置され、上側の前記リール42の中には下方に開口した第一伝動孔49が設置され、中間の前記リール42の中には上方に開口した第二伝動孔52が設置され、下側の前記リール42の中には上方に開口した第三伝動孔43が設置され、中間の前記リール42の下端面には下端が前記第三伝動孔43の中に位置している第二伝動ロッド44が固定され、前記糸巻き輪15には麻縄16が巻き付いている。
【0024】
有益なように、前記昇降機構84は上方に開口した昇降チャンバ18を含み、前記昇降チャンバ18と前記平行移動チャンバ24との間が下方に傾斜している輸送パイプ23によって連結され、前記昇降チャンバ18の下端壁には昇降ロッド20が固定され、前記昇降チャンバ18の右端壁の中には上方に開口しており、且つ前記昇降チャンバ18に連通している展示チャンバ19が設置され、前記昇降チャンバ18の左端壁には位置制限ブロック17が固定され、前記昇降チャンバ18の中には前記昇降ロッド20に貫通された昇降板63が設置され、前記昇降板63の下端面と前記昇降チャンバ18の下端壁との間には二つの昇降バネ62によって連結され、前記昇降板63の中には上方に開口した回転溝66が形成されており、前記回転溝66の前後端壁の間には回転軸65が回転できるように連結され、前記回転軸65と前記回転溝66の端壁との間が第二トーションバネ64によって連結され、前記回転軸65にはまた回転板61が固定的に連結され、前記回転板61の中には前記回転板61を貫通している円形チャンバ68が設置され、前記昇降ロッド20が前記円形チャンバ68を貫通しており、また前記円形チャンバ68の端壁には環状密封リング67が固定され、前記麻縄16の右端が前記昇降チャンバ18の左端壁を貫通しており、且つ前記回転板61の左端と連結されている。
【0026】
1、 プール2の中の水は水排出パイプ6を通して段々循環し、フィルター3によってプール2の中に落ちたハンドチェーンやネックレスなどの物はフィルター3の上側に集められる。
【0027】
2、 第一電磁石39が作動して第二電磁石37を上方に運動連動させ、それによって持ち上げ板33が持ち上げバネ34の作用の下で上昇し、それによって支持ロッド41と連結ロッド29とを上方へ運動連動させ、それによって連結ブロック78が上方へ運動してプールの中に入らせ、この時に、圧縮バネ31が復帰して支持ロッド41を左方へ運動連動させ、それによって連結ロッド29と連結ブロック78とを左方へ運動連動させ、移動ブロック35と伸縮バネ36とがスライド溝32の中でスライドし、細引40は支持ロッド41の移動によって段々に引き締められ、連結ブロック78が一番左側の位置に運動した時に、第一電磁石39が作動して第二電磁石37と反発し合い、それによって第二電磁石37を下方に運動連動させ、それによって持ち上げ板33を下方へ運動連動させ、プール2の下端壁の制限によって、連結ロッド29と連結ブロック78の下端面とがプール2の下端壁と接触し、伸縮バネ36が圧縮される。
【0028】
3、 モーター14が作動して駆動軸22を時計回り方向に回転連動させ、駆動ギヤ79を回転連動させ、この時に第三電磁石48が作動して第四電磁石46と反発し合い、それによって第一伝動ロッド50を下方へ運動連動させ、それによって第一伝動ロッド50の下端が第二伝動孔52の中に入り、それによって駆動ギヤ79が中間のリール42を回転連動させ、それによってチェーン13を引き締め、それによって移動板8と従動板9とを右方に運動連動させ、それによって移動バネ12が圧縮され、従動バネ26が引っ張られ、移動板8の運動によって閉鎖板76の右方への運動を連動させ、それによって収納ゃンバ7が開けられ、スライドバネ73の弾力はチェーン13と従動板9との間の摩擦力より大きいため、スライド板72が右方へ運動できなく、中間のリール42が回転して第二伝動ロッド44を回転連動させ、それによって下側のリール42を回転連動させ、それによって細引40を引き締め、それによって支持ロッド41を右方に運動連動させ、それによって連結ロッド29と連結ブロック78とを右方へ運動連動させ、連結ロッド29と連結ブロック78とが支持チャンバ69の上側に戻った後に、伸縮バネ36の作用の下で連結ロッド29と連結ブロック78とが復帰し、連結ロッド29と連結ブロック78とが右方へ運動する過程に、プール2の底部のハンドチェーンやネックレスなどの物を収納チャンバ7の中に収集する。
【0029】
4、 ハンドチェーンやネックレスなどの物が収納チャンバ7の中に落ちた後に、モーター14が駆動軸22を逆方向に回転させ、それによって駆動ギヤ79を逆方向に回転連動させ、それによってチェーン13を緩め、それによって移動板8が移動バネ12の作用の下で復帰し、閉鎖板76が収納チャンバ7を再び閉鎖し、従動板9が従動バネ26の作用の下で復帰し、第二伝動ロッド44が下側のリール42を回転連動させ、それによって細引40を緩める。
【0030】
5、 第三電磁石48と第四電磁石46とが作動して互いに吸引し合い、それによって第一伝動ロッド50の上端が第一伝動孔49の中に入り、モーター14が作動して駆動軸22を時計回り方向に回転連動させ、それによって駆動ギヤ79が上側のリール42を回転連動させ、それによってロープ11を引き締め、それによってスライドブロック71とスライド板72とを右方へ運動連動させ、それによってハンドチェーンやネックレスなどの物を連通パイプ4の中にプッシュし、電磁スイッチ5をオンにし、それによって水が水排出パイプ6の中に流れ込み、ハンドチェーンやネックレスなどの物がろ過板27に残り、またスライド板72が一番右側に運動した時に、チェーン13が従動板9を一番右側に運動連動させ、従動バネ26が引っ張られ、また上側の台形ブロック56が押されて下方へ運動し、従動ギヤ60の伝動によって下側の台形ブロック56を上方へ運動連動させ、それによって下側の台形ブロック56が位置制限溝55から離れ、それによって回字型ブロック28が従動バネ26の作用の下で復帰し、それによって回字型ブロック28がハンドチェーンやネックレスなどの物を輸送パイプ23の中にプッシュし、ハンドチェーンやネックレスなどの物が最後に回転板61に落ち、その後、モーター14が駆動軸22を反時計回り方向に回転させ、それによって上側のリール42がロープ11を緩め、それによってスライド板72が復帰し、それによって回字型ブロック28と従動板9とが復帰する。
【0031】
6、 第三電磁石48と第四電磁石46とが作動しなく、それによって第一伝動ロッド50が復帰し、モーター14が作動して駆動軸22を回転連動させ、それによって駆動ギヤ79を回転連動させ、それと同時に糸巻き輪15を回転連動させ、それによって麻縄16を引き締め、それによって回転板61を上方へ運動連動させ、それによって昇降板63を上方へスライド連動させ、それによってハンドチェーンやネックレスなどの物が上方へ運動連動させ、しかし昇降板63と位置制限ブロック17とが接触した時に、麻縄16が引き締められ続け、それによって回転板61が回転し、それによってハンドチェーンやネックレスなどの物が展示チャンバ19の中に落ち、この時にモーター14が作動して駆動軸22を逆方向に回転連動させ、それによって昇降機構84を復帰させ、装置が復帰する。
【0032】
上記の実施例は本発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本発明の保護範囲を制限することはできない。本発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本発明の保護範囲の中に含むべきである。
【手続補正書】
【提出日】2020年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、固定台及び上方に開口したプールを含み、前記プールの下端壁には外部空間に連通した水排出パイプが設置され、前記水排出パイプの中にはフィルターが固定され、前記水排出パイプの右側には前記フィルターの周りに落ちた物を収集する収集機構及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構が設置され、前記押し動かし機構は上方に開口した収納チャンバを含み、前記収納チャンバの左端壁には右方に開口したバネチャンバが設置され、前記収納チャンバの右端壁の中には移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの中には移動板及び前記移動板を復帰させることができる移動バネが設置され、前記移動板の左端には左端が前記バネチャンバの中に位置しており、且つ前記バネチャンバと前記収納チャンバとを閉鎖する閉鎖板が固定され、前記閉鎖板の中には下方に開口しており、且つ左端壁が前記バネチャンバに連通したスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドブロック及び前記スライドブロックに固定的に連結されたロープが設置され、前記バネチャンバの中には上端が前記スライドブロックと連結されたスライド板及び前記スライド板を復帰させることができるスライドバネが設置され、前記移動チャンバの中にはまた従動板が設置され、前記ロープの右端が前記閉鎖板と前記移動板とを貫通しており、前記移動板の右端には右端が前記従動板を貫通したチェーンが固定され、前記収納チャンバの下端壁の中には落ちた物を水から分離させる分離機構が設置され、前記移動チャンバの右端壁の中には装置の作動に動力を提供する駆動機構が設置され、前記収集機構は落ちた物を収集する時に、前記駆動機構は前記押し動かし機構に落ちた物を収納させ、その後、再び前記押し動かし機構に落ちた物を前記分離機構の中に押し動かさせ、落ちた物を水から分離することを完成し、前記駆動機構の右側には落ちた物を展示区域に送れる昇降機構が設置され、それによって前記プールの中に落ちた物を自動的に取り出すことを実現し、人が落とし物を見つけることに便利であることを特徴とするプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項2】
前記収集機構は前記収納チャンバの前後端壁を貫通しており、且つ前記プールに連通した支持チャンバを含み、前記収納チャンバの前後端壁の中にはいずれも上方に開口した持ち上げチャンバが設置され、前記持ち上げチャンバの中には持ち上げ板及び前記持ち上げ板を支持する二つの持ち上げバネが設置され、前記持ち上げ板の中には上方に開口したスライド溝が形成されており、前記スライド溝の中には移動ブロックが設置され、前記移動ブロックの上端面には上端が前記支持チャンバの中に位置している支持ロッドが固定され、前記支持ロッドの上端には連結ロッドが固定され、二本の前記連結ロッドの左端の間が連結ブロックによって連結され、前記移動ブロックの上端面にはまた二つの上端が前記スライド溝の上端面と接触している伸縮バネが固定され、前記持ち上げチャンバの右端壁には左方に開口した電磁チャンバが固定され、前記電磁チャンバの上端壁には第一電磁石が固定され、前記電磁チャンバの下側には左端が前記持ち上げチャンバの中に位置しており、且つ前記持ち上げ板が上方へ運動するのを制御する第二電磁石が設置され、前記支持ロッドの右端面にはまた細引が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項3】
前記押し動かし機構はまた前記収納チャンバと前記水排出パイプとを連通する連通パイプを含み、前記連通パイプの中には電磁スイッチ及びろ過板が設置されていることを特徴とする請求項2に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項4】
前記分離機構は前記連通パイプを貫通した平行移動チャンバを含み、前記平行移動チャンバの中には回字型ブロックが設置され、前記回字型ブロックの中心の空間は前記連通パイプの直径より少し大きく、前記従動板の下端が前記移動チャンバの下端壁を貫通しており、且つ前記平行移動チャンバの中に位置しており、前記従動板の下端と前記回字型ブロックとの間が従動バネによって連結され、前記回字型ブロックの中には上方に開口した位置制限溝が形成されており、前記平行移動チャンバの上端壁の中には従動チャンバが設置され、前記従動チャンバの前後端壁の間には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸と前記従動チャンバの端壁との間が第一トーションバネによって連結され、前記従動軸には従動ギヤが固定され、前記従動ギヤの左右両端には台形ブロックが噛み合うように連結され、右側の前記台形ブロックの上端が前記収納チャンバの中に位置しており、また左側の前記台形ブロックの下端が前記位置制限溝の中に位置していることを特徴とする請求項3に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項5】
前記駆動機構は駆動チャンバを含み、前記駆動チャンバの上端壁にはモーターが固定され、前記モーターの下端には下端が前記駆動チャンバの下端壁と回転できるように連結された駆動軸が動力が伝達できるように連結され、前記駆動軸の上端には糸巻き輪が固定され、前記駆動軸の下端には三つのリールがスライドできるように連結され、前記駆動チャンバの右端壁には三つの前記リールを支える三つの固定板が固定され、前記ロープの右端が上側の前記リールに固定され、前記チェーンの右端が中間の前記リールに固定され、前記細引の右端が下側の前記リールに固定され、上側の二つの前記リールの間には前記駆動軸と固定的に連結された駆動ギヤが設置され、前記駆動ギヤの左端には前記駆動ギヤを貫通した貫通孔が設置され、前記貫通孔の左端壁の中には右方に開口した電磁溝が形成されており、前記貫通孔の中にはまた上下両端が前記駆動チャンバの中に位置している第一伝動ロッドが設置され、前記電磁溝の上端壁には第三電磁石が固定され、前記電磁溝の中にはまた右端が前記第一伝動ロッドと固定的に連結された第四電磁石及び前記第四電磁石を支える電磁バネが設置され、上側の前記リールの中には下方に開口した第一伝動孔が設置され、中間の前記リールの中には上方に開口した第二伝動孔が設置され、下側の前記リールの中には上方に開口した第三伝動孔が設置され、中間の前記リールの下端面には下端が前記第三伝動孔の中に位置している第二伝動ロッドが固定され、前記糸巻き輪には麻縄が巻き付いていることを特徴とする請求項4に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項6】
前記昇降機構は上方に開口した昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバと前記平行移動チャンバとの間が下方に傾斜している輸送パイプによって連結され、前記昇降チャンバの下端壁には昇降ロッドが固定され、前記昇降チャンバの右端壁の中には上方に開口しており、且つ前記昇降チャンバに連通している展示チャンバが設置され、前記昇降チャンバの左端壁には位置制限ブロックが固定され、前記昇降チャンバの中には前記昇降ロッドに貫通された昇降板が設置され、前記昇降板の下端面と前記昇降チャンバの下端壁との間には二つの昇降バネによって連結され、前記昇降板の中には上方に開口した回転溝が形成されており、前記回転溝の前後端壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸と前記回転溝の端壁との間が第二トーションバネによって連結され、前記回転軸にはまた回転板が固定的に連結され、前記回転板の中には前記回転板を貫通している円形チャンバが設置され、前記昇降ロッドが前記円形チャンバを貫通しており、また前記円形チャンバの端壁には環状密封リングが固定され、前記麻縄の右端が前記昇降チャンバの左端壁を貫通しており、且つ前記回転板の左端と連結されていることを特徴とする請求項5に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項7】
前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力は前記麻縄が前記回転板を引っ張る時の引張力を大きく、前記第二トーションバネの弾力は前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力より大きいことを特徴とする請求項6に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【請求項8】
前記スライドバネの弾力は前記チェーンと前記従動板との間の摩擦力より大きく、初期状態に、前記細引は緩んだ状態にあり、前記リールと前記駆動軸との間の摩擦力は前記リールと前記固定板との間の摩擦力より小さいことを特徴とする請求項5に記載のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプール清掃分野に関わり、具体的にはプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備である。
【背景技術】
【0002】
夏に、プールは人が涼んで暑さよけのいいところであり、従って普通にはプールで泳ぐ人は非常に多く、人のネックレスや指輪などの個人物はプールの中に落ちる状況が発生し、この状況ではプールの中に落ちた物は専門の人によって水中に入って拾うのであり、こうして従業員の仕事量が増える。今、水を節約するため、プールでは水をリサイクル使用する方法を利用し、それでプールの中の水はいつも循環状態にあり、排水口に水が流れており、プールの中に落ちた物は一般的に排水口の周りに流れ、拾う人は落ちものを拾う時に、水底の排水口が水を排出することによって生み出された渦巻きで、危険に遭う可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109138083号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は解決しようとする技術問題はプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備を提供し、従業員は水の中に入ってものを拾うことによって仕事量が増えることや危険に遭うリスクが増えることなどの問題を解消し、従業員の仕事量と仕事の危うさを減らす。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランによって実現される。
【0006】
本発明のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備は主に固定台及び上方に開口したプールを含み、前記プールの下端壁には外部空間に連通した水排出パイプが設置され、前記水排出パイプの中にはフィルターが固定される。
【0007】
前記水排出パイプの右側には前記フィルターの周りに落ちた物を収集する収集機構及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構が設置され、前記押し動かし機構は上方に開口した収納チャンバを含み、前記収納チャンバの左端壁には右方に開口したバネチャンバが設置され、前記収納チャンバの右端壁の中には移動チャンバが設置され、前記移動チャンバの中には移動板及び前記移動板を復帰させることができる移動バネが設置され、前記移動板の左端には左端が前記バネチャンバの中に位置しており、且つ前記バネチャンバと前記収納チャンバとを閉鎖する閉鎖板が固定され、前記閉鎖板の中には下方に開口しており、且つ左端壁が前記バネチャンバに連通したスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの中にはスライドブロック及び前記スライドブロックに固定的に連結されたロープが設置され、前記バネチャンバの中には上端が前記スライドブロックと連結されたスライド板及び前記スライド板を復帰させることができるスライドバネが設置され、前記移動チャンバの中にはまた従動板が設置され、前記ロープの右端が前記閉鎖板と前記移動板とを貫通しており、前記移動板の右端には右端が前記従動板を貫通したチェーンが固定され、前記収納チャンバの下端壁の中には落ちた物を水から分離させる分離機構が設置され、前記移動チャンバの右端壁の中には装置の作動に動力を提供する駆動機構が設置され、前記収集機構は落ちた物を収集する時に、前記駆動機構は前記押し動かし機構に落ちた物を収納させ、その後、再び前記押し動かし機構に落ちた物を前記分離機構の中に押し動かさせ、落ちた物を水から分離することを完成する。
【0008】
前記駆動機構の右側には落ちた物を展示区域に送れる昇降機構が設置され、それによって前記プールの中に落ちた物を自動的に取り出すことを実現し、人が落とし物を見つけることに便利である。
【0009】
さらに、前記収集機構は前記収納チャンバの前後端壁を貫通しており、且つ前記プールに連通した支持チャンバを含み、前記収納チャンバの前後端壁の中にはいずれも上方に開口した持ち上げチャンバが設置され、前記持ち上げチャンバの中には持ち上げ板及び前記持ち上げ板を支持する二つの持ち上げバネが設置され、前記持ち上げ板の中には上方に開口したスライド溝が形成されており、前記スライド溝の中には移動ブロックが設置され、前記移動ブロックの上端面には上端が前記支持チャンバの中に位置している支持ロッドが固定され、前記支持ロッドの上端には連結ロッドが固定され、二本の前記連結ロッドの左端の間が連結ブロックによって連結され、前記移動ブロックの上端面にはまた二つの上端が前記スライド溝の上端面と接触している伸縮バネが固定され、前記持ち上げチャンバの右端壁には左方に開口した電磁チャンバが固定され、前記電磁チャンバの上端壁には第一電磁石が固定され、前記電磁チャンバの下側には左端が前記持ち上げチャンバの中に位置しており、且つ前記持ち上げ板が上方へ運動するのを制御する第二電磁石が設置され、前記支持ロッドの右端面にはまた細引が固定されている。
【0010】
さらに、前記押し動かし機構はまた前記収納チャンバと前記水排出パイプとを連通する連通パイプを含み、前記連通パイプの中には電磁スイッチ及びろ過板が設置されている。
【0011】
さらに、前記分離機構は前記連通パイプを貫通した平行移動チャンバを含み、前記平行移動チャンバの中には回字型ブロックが設置され、前記回字型ブロックの中心の空間は前記連通パイプの直径より少し大きく、前記従動板の下端が前記移動チャンバの下端壁を貫通しており、且つ前記平行移動チャンバの中に位置しており、前記従動板の下端と前記回字型ブロックとの間が従動バネによって連結され、前記回字型ブロックの中には上方に開口した位置制限溝が形成されており、前記平行移動チャンバの上端壁の中には従動チャンバが設置され、前記従動チャンバの前後端壁の間には従動軸が回転できるように連結され、前記従動軸と前記従動チャンバの端壁との間が第一トーションバネによって連結され、前記従動軸には従動ギヤが固定され、前記従動ギヤの左右両端には台形ブロックが噛み合うように連結され、右側の前記台形ブロックの上端が前記収納チャンバの中に位置しており、また左側の前記台形ブロックの下端が前記位置制限溝の中に位置している。
【0012】
さらに、前記駆動機構は
駆動チャンバを含み、前記駆動チャンバの上端壁にはモーターが固定され、前記モーターの下端には下端が前記駆動チャンバの下端壁と回転できるように連結された駆動軸が動力が伝達できるように連結され、前記駆動軸の上端には糸巻き輪が固定され、前記駆動軸の下端には三つのリールがスライドできるように連結され、前記駆動チャンバの右端壁には三つの前記リールを支える三つの固定板が固定され、前記ロープの右端が上側の前記リールに固定され、前記チェーンの右端が中間の前記リールに固定され、前記細引の右端が下側の前記リールに固定され、上側の二つの前記リールの間には前記駆動軸と固定的に連結された駆動ギヤが設置され、前記駆動ギヤの左端には前記駆動ギヤを貫通した貫通孔が設置され、前記貫通孔の左端壁の中には右方に開口した電磁溝が形成されており、前記貫通孔の中にはまた上下両端が前記駆動チャンバの中に位置している第一伝動ロッドが設置され、前記電磁溝の上端壁には第三電磁石が固定され、前記電磁溝の中にはまた右端が前記第一伝動ロッドと固定的に連結された第四電磁石及び前記第四電磁石を支える電磁バネが設置され、上側の前記リールの中には下方に開口した第一伝動孔が設置され、中間の前記リールの中には上方に開口した第二伝動孔が設置され、下側の前記リールの中には上方に開口した第三伝動孔が設置され、中間の前記リールの下端面には下端が前記第三伝動孔の中に位置している第二伝動ロッドが固定され、前記糸巻き輪には麻縄が巻き付いている。
【0013】
さらに、前記昇降機構は上方に開口した昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバと前記平行移動チャンバとの間が下方に傾斜している輸送パイプによって連結され、前記昇降チャンバの下端壁には昇降ロッドが固定され、前記昇降チャンバの右端壁の中には上方に開口しており、且つ前記昇降チャンバに連通している展示チャンバが設置され、前記昇降チャンバの左端壁には位置制限ブロックが固定され、前記昇降チャンバの中には前記昇降ロッドに貫通された昇降板が設置され、前記昇降板の下端面と前記昇降チャンバの下端壁との間には二つの昇降バネによって連結され、前記昇降板の中には上方に開口した回転溝が形成されており、前記回転溝の前後端壁の間には回転軸が回転できるように連結され、前記回転軸と前記回転溝の端壁との間が第二トーションバネによって連結され、前記回転軸にはまた回転板が固定的に連結され、前記回転板の中には前記回転板を貫通している円形チャンバが設置され、前記昇降ロッドが前記円形チャンバを貫通しており、また前記円形チャンバの端壁には環状密封リングが固定され、前記麻縄の右端が前記昇降チャンバの左端壁を貫通しており、且つ前記回転板の左端と連結されている。
【0014】
さらに、前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力は前記麻縄が前記回転板を引っ張る時の引張力を大きく、前記第二トーションバネの弾力は前記回転板と前記回転溝との間の摩擦力より大きい。
【0015】
さらに、前記スライドバネの弾力は前記チェーンと前記従動板との間の摩擦力より大きく、初期状態に、前記細引は緩んだ状態にあり、前記リールと前記駆動軸との間の摩擦力は前記リールと前記固定板との間の摩擦力より小さい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の有益な効果は:本装置は構成が簡単で、操作が便利であり、本装置は作動してプールの底に沈んだ泳ぐ人の落とし物を自動的に収集でき、また落とし物を自動的に地面に送れ、落とし主が拾うことに便利であり、人がプールの底に行って拾う必要はなく、従業員の仕事量を下げ、また一般的に落とし物はプールの排水口の周りに集中し、プールの排水口の周りの吸引力が大きく、渦巻きが出やすく、本装置の自動的に落とし物を拾える機能は拾う人自身が落とし物を拾う時に危険に遭うリスクを避ける。
【図面の簡単な説明】
【0017】
発明の実施例または既存の技術の中の技術方案をより詳しく説明できるため、以下は実施例または既存の技術を説明することに必要な付図に対して簡単な紹介を行い、明らかなように、以下の付図はただ発明の一部の実施例であり、当業者にとって、創造的な労働を払わなくても、これらの付図に基づいて他の付図を獲得することができる。下記に
図1〜7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0018】
【
図2】
図2は本発明の実施例の持ち上げチャンバの全断面の正面拡大構成概略図
【
図3】
図3は本発明の実施例の駆動機構の部分断面の正面拡大構成概略図
【
図4】
図4は本発明の実施例の分離機構の部分断面の正面拡大構成概略図
【
図5】
図5は本発明の実施例の昇降機構の部分断面の正面拡大概略図
【
図6】
図6は本発明の実施例の押し動かし機構の部分断面の正面拡大概略図
【
図7】
図7は本発明の実施例のスライド板の全断面の左側面拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1〜7に紹介したプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備の機械構成図をを合わせ、本発明のプールの送水管の塞ぎ物を水から分離して貯蔵する制御設備は主に固定台1及び上方に開口したプール2を含み、前記プール2の下端壁には外部空間に連通した水排出パイプ6が設置され、前記水排出パイプ6の中にはフィルター3が固定され、前記水排出パイプ6の右側には前記フィルター3の周りに落ちた物を収集する収集機構80及び落ちた物を収納して押し動かせる押し動かし機構81が設置され、前記押し動かし機構81は上方に開口した収納チャンバ7を含み、前記収納チャンバ7の左端壁には右方に開口したバネチャンバ74が設置され、前記収納チャンバ7の右端壁の中には移動チャンバ10が設置され、前記移動チャンバ10の中には移動板8及び前記移動板8を復帰させることができる移動バネ12が設置され、前記移動板8の左端には左端が前記バネチャンバ74の中に位置しており、且つ前記バネチャンバ74と前記収納チャンバ7とを閉鎖する閉鎖板76が固定され、前記閉鎖板76の中には下方に開口しており、且つ左端壁が前記バネチャンバ74に連通したスライドチャンバ75が設置され、前記スライドチャンバ75の中にはスライドブロック71及び前記スライドブロック71に固定的に連結されたロープ11が設置され、前記バネチャンバ74の中には上端が前記スライドブロック71と連結されたスライド板72及び前記スライド板72を復帰させることができるスライドバネ73が設置され、前記移動チャンバ10の中にはまた従動板9が設置され、前記ロープ11の右端が前記閉鎖板76と前記移動板8とを貫通しており、前記移動板8の右端には右端が前記従動板9を貫通したチェーン13が固定され、前記収納チャンバ7の下端壁の中には落ちた物を水から分離させる分離機構82が設置され、前記移動チャンバ10の右端壁の中には装置の作動に動力を提供する駆動機構83が設置され、前記収集機構80は落ちた物を収集する時に、前記駆動機構83は前記押し動かし機構81に落ちた物を収納させ、その後、再び前記押し動かし機構81に落ちた物を前記分離機構82の中に押し動かさせ、落ちた物を水から分離することを完成し、前記駆動機構83の右側には落ちた物を展示区域に送れる昇降機構84が設置され、それによって前記プール2の中に落ちた物を自動的に取り出すことを実現し、人が落とし物を見つけることに便利である。
【0020】
有益なように、前記収集機構80は前記収納チャンバ7の前後端壁を貫通しており、且つ前記プール2に連通した支持チャンバ69を含み、前記収納チャンバ7の前後端壁の中にはいずれも上方に開口した持ち上げチャンバ30が設置され、前記持ち上げチャンバ30の中には持ち上げ板33及び前記持ち上げ板33を支持する二つの持ち上げバネ34が設置され、前記持ち上げ板33の中には上方に開口したスライド溝32が形成されており、前記スライド溝32の中には移動ブロック35が設置され、前記移動ブロック35の上端面には上端が前記支持チャンバ69の中に位置している支持ロッド41が固定され、前記支持ロッド41の上端には連結ロッド29が固定され、二本の前記連結ロッド29の左端の間が連結ブロック78によって連結され、前記移動ブロック35の上端面にはまた二つの上端が前記スライド溝32の上端面と接触している伸縮バネ36が固定され、前記持ち上げチャンバ30の右端壁には左方に開口した電磁チャンバ38が固定され、前記電磁チャンバ38の上端壁には第一電磁石39が固定され、前記電磁チャンバ38の下側には左端が前記持ち上げチャンバ30の中に位置しており、且つ前記持ち上げ板33が上方へ運動するのを制御する第二電磁石37が設置され、前記支持ロッド41の右端面にはまた細引40が固定されている。
【0021】
有益なように、前記押し動かし機構80はまた前記収納チャンバ7と前記水排出パイプ6とを連通する連通パイプ4を含み、前記連通パイプ4の中には電磁スイッチ5及びろ過板27が設置されている。
【0022】
有益なように、前記分離機構82は前記連通パイプ4を貫通した平行移動チャンバ24を含み、前記平行移動チャンバ24の中には回字型ブロック28が設置され、前記回字型ブロック28の中心の空間は前記連通パイプ4の直径より少し大きく、前記従動板9の下端が前記移動チャンバ10の下端壁を貫通しており、且つ前記平行移動チャンバ24の中に位置しており、前記従動板9の下端と前記回字型ブロック28との間が従動バネ26によって連結され、前記回字型ブロック28の中には上方に開口した位置制限溝55が形成されており、前記平行移動チャンバ24の上端壁の中には従動チャンバ57が設置され、前記従動チャンバ57の前後端壁の間には従動軸59が回転できるように連結され、前記従動軸59と前記従動チャンバ57の端壁との間が第一トーションバネ58によって連結され、前記従動軸59には従動ギヤ60が固定され、前記従動ギヤ60の左右両端には台形ブロック56が噛み合うように連結され、右側の前記台形ブロック56の上端が前記収納チャンバ7の中に位置しており、また左側の前記台形ブロック56の下端が前記位置制限溝55の中に位置している。
【0023】
有益なように、前記駆動機構83は
駆動チャンバ21を含み、前記駆動チャンバ21の上端壁にはモーター14が固定され、前記モーター14の下端には下端が前記駆動チャンバ21の下端壁と回転できるように連結された駆動軸22が動力が伝達できるように連結され、前記駆動軸22の上端には糸巻き輪15が固定され、前記駆動軸22の下端には三つのリール42がスライドできるように連結され、前記駆動チャンバ21の右端壁には三つの前記リール42を支える三つの固定板54が固定され、前記ロープ11の右端が上側の前記リール42に固定され、前記チェーン13の右端が中間の前記リール42に固定され、前記細引40の右端が下側の前記リール42に固定され、上側の二つの前記リール42の間には前記駆動軸22と固定的に連結された駆動ギヤ79が設置され、前記駆動ギヤ79の左端には前記駆動ギヤ79を貫通した貫通孔51が設置され、前記貫通孔51の左端壁の中には右方に開口した電磁溝47が形成されており、前記貫通孔51の中にはまた上下両端が前記駆動チャンバ21の中に位置している第一伝動ロッド50が設置され、前記電磁溝47の上端壁には第三電磁石48が固定され、前記電磁溝47の中にはまた右端が前記第一伝動ロッド50と固定的に連結された第四電磁石46及び前記第四電磁石46を支える電磁バネ45が設置され、上側の前記リール42の中には下方に開口した第一伝動孔49が設置され、中間の前記リール42の中には上方に開口した第二伝動孔52が設置され、下側の前記リール42の中には上方に開口した第三伝動孔43が設置され、中間の前記リール42の下端面には下端が前記第三伝動孔43の中に位置している第二伝動ロッド44が固定され、前記糸巻き輪15には麻縄16が巻き付いている。
【0024】
有益なように、前記昇降機構84は上方に開口した昇降チャンバ18を含み、前記昇降チャンバ18と前記平行移動チャンバ24との間が下方に傾斜している輸送パイプ23によって連結され、前記昇降チャンバ18の下端壁には昇降ロッド20が固定され、前記昇降チャンバ18の右端壁の中には上方に開口しており、且つ前記昇降チャンバ18に連通している展示チャンバ19が設置され、前記昇降チャンバ18の左端壁には位置制限ブロック17が固定され、前記昇降チャンバ18の中には前記昇降ロッド20に貫通された昇降板63が設置され、前記昇降板63の下端面と前記昇降チャンバ18の下端壁との間には二つの昇降バネ62によって連結され、前記昇降板63の中には上方に開口した回転溝66が形成されており、前記回転溝66の前後端壁の間には回転軸65が回転できるように連結され、前記回転軸65と前記回転溝66の端壁との間が第二トーションバネ64によって連結され、前記回転軸65にはまた回転板61が固定的に連結され、前記回転板61の中には前記回転板61を貫通している円形チャンバ68が設置され、前記昇降ロッド20が前記円形チャンバ68を貫通しており、また前記円形チャンバ68の端壁には環状密封リング67が固定され、前記麻縄16の右端が前記昇降チャンバ18の左端壁を貫通しており、且つ前記回転板61の左端と連結されている。
【0026】
1、 プール2の中の水は水排出パイプ6を通して段々循環し、フィルター3によってプール2の中に落ちたハンドチェーンやネックレスなどの物はフィルター3の上側に集められる。
【0027】
2、 第一電磁石39が作動して第二電磁石37を上方に運動連動させ、それによって持ち上げ板33が持ち上げバネ34の作用の下で上昇し、それによって支持ロッド41と連結ロッド29とを上方へ運動連動させ、それによって連結ブロック78が上方へ運動してプールの中に入らせ、この時に、圧縮バネ31が復帰して支持ロッド41を左方へ運動連動させ、それによって連結ロッド29と連結ブロック78とを左方へ運動連動させ、移動ブロック35と伸縮バネ36とがスライド溝32の中でスライドし、細引40は支持ロッド41の移動によって段々に引き締められ、連結ブロック78が一番左側の位置に運動した時に、第一電磁石39が作動して第二電磁石37と反発し合い、それによって第二電磁石37を下方に運動連動させ、それによって持ち上げ板33を下方へ運動連動させ、プール2の下端壁の制限によって、連結ロッド29と連結ブロック78の下端面とがプール2の下端壁と接触し、伸縮バネ36が圧縮される。
【0028】
3、 モーター14が作動して駆動軸22を時計回り方向に回転連動させ、駆動ギヤ79を回転連動させ、この時に第三電磁石48が作動して第四電磁石46と反発し合い、それによって第一伝動ロッド50を下方へ運動連動させ、それによって第一伝動ロッド50の下端が第二伝動孔52の中に入り、それによって駆動ギヤ79が中間のリール42を回転連動させ、それによってチェーン13を引き締め、それによって移動板8と従動板9とを右方に運動連動させ、それによって移動バネ12が圧縮され、従動バネ26が引っ張られ、移動板8の運動によって閉鎖板76の右方への運動を連動させ、それによって収納ゃンバ7が開けられ、スライドバネ73の弾力はチェーン13と従動板9との間の摩擦力より大きいため、スライド板72が右方へ運動できなく、中間のリール42が回転して第二伝動ロッド44を回転連動させ、それによって下側のリール42を回転連動させ、それによって細引40を引き締め、それによって支持ロッド41を右方に運動連動させ、それによって連結ロッド29と連結ブロック78とを右方へ運動連動させ、連結ロッド29と連結ブロック78とが支持チャンバ69の上側に戻った後に、伸縮バネ36の作用の下で連結ロッド29と連結ブロック78とが復帰し、連結ロッド29と連結ブロック78とが右方へ運動する過程に、プール2の底部のハンドチェーンやネックレスなどの物を収納チャンバ7の中に収集する。
【0029】
4、 ハンドチェーンやネックレスなどの物が収納チャンバ7の中に落ちた後に、モーター14が駆動軸22を逆方向に回転させ、それによって駆動ギヤ79を逆方向に回転連動させ、それによってチェーン13を緩め、それによって移動板8が移動バネ12の作用の下で復帰し、閉鎖板76が収納チャンバ7を再び閉鎖し、従動板9が従動バネ26の作用の下で復帰し、第二伝動ロッド44が下側のリール42を回転連動させ、それによって細引40を緩める。
【0030】
5、 第三電磁石48と第四電磁石46とが作動して互いに吸引し合い、それによって第一伝動ロッド50の上端が第一伝動孔49の中に入り、モーター14が作動して駆動軸22を時計回り方向に回転連動させ、それによって駆動ギヤ79が上側のリール42を回転連動させ、それによってロープ11を引き締め、それによってスライドブロック71とスライド板72とを右方へ運動連動させ、それによってハンドチェーンやネックレスなどの物を連通パイプ4の中にプッシュし、電磁スイッチ5をオンにし、それによって水が水排出パイプ6の中に流れ込み、ハンドチェーンやネックレスなどの物がろ過板27に残り、またスライド板72が一番右側に運動した時に、チェーン13が従動板9を一番右側に運動連動させ、従動バネ26が引っ張られ、また上側の台形ブロック56が押されて下方へ運動し、従動ギヤ60の伝動によって下側の台形ブロック56を上方へ運動連動させ、それによって下側の台形ブロック56が位置制限溝55から離れ、それによって回字型ブロック28が従動バネ26の作用の下で復帰し、それによって回字型ブロック28がハンドチェーンやネックレスなどの物を輸送パイプ23の中にプッシュし、ハンドチェーンやネックレスなどの物が最後に回転板61に落ち、その後、モーター14が駆動軸22を反時計回り方向に回転させ、それによって上側のリール42がロープ11を緩め、それによってスライド板72が復帰し、それによって回字型ブロック28と従動板9とが復帰する。
【0031】
6、 第三電磁石48と第四電磁石46とが作動しなく、それによって第一伝動ロッド50が復帰し、モーター14が作動して駆動軸22を回転連動させ、それによって駆動ギヤ79を回転連動させ、それと同時に糸巻き輪15を回転連動させ、それによって麻縄16を引き締め、それによって回転板61を上方へ運動連動させ、それによって昇降板63を上方へスライド連動させ、それによってハンドチェーンやネックレスなどの物が上方へ運動連動させ、しかし昇降板63と位置制限ブロック17とが接触した時に、麻縄16が引き締められ続け、それによって回転板61が回転し、それによってハンドチェーンやネックレスなどの物が展示チャンバ19の中に落ち、この時にモーター14が作動して駆動軸22を逆方向に回転連動させ、それによって昇降機構84を復帰させ、装置が復帰する。
【0032】
上記の実施例は本発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本発明の保護範囲を制限することはできない。本発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本発明の保護範囲の中に含むべきである。