(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-155013(P2021-155013A)
(43)【公開日】2021年10月7日
(54)【発明の名称】超超短波帯の電磁波を用いた光量子推力発生装置
(51)【国際特許分類】
B64G 1/40 20060101AFI20210910BHJP
【FI】
B64G1/40 Z
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】書面
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2020-72572(P2020-72572)
(22)【出願日】2020年3月27日
(71)【出願人】
【識別番号】302053375
【氏名又は名称】中村 敏之
(71)【出願人】
【識別番号】520134522
【氏名又は名称】石川 秀美
(72)【発明者】
【氏名】中村 敏之
(57)【要約】 (修正有)
【課題】超超短波帯の電磁波を用いた光量子による推力発生装置を提供する。
【解決手段】アンテナから照射される電磁波の偏波成分のうち、p波成分が上部曲面に多く当たるようにしたり、構造体の形状やアンプを小型化する事で大量のユニットを高密度で設置出来るように工夫した。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
超超短波帯の電磁波を用いて推力を発生させている。
【請求項2】
電磁波が照射されるユニット内側を構成する面において、上部の6割以上は曲面である事。
【請求項3】
1ユニットを上方から見た外形が多角形で、多数のユニットを隙間を少なく設置出来るようにしている事。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超超短波帯の電磁波を用いた光量子による推力発生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
金属面に対して、入射角が90度に近い超超短波帯の電磁波において、「s波」成分(偏向波)はほぼ全反射するが、「p波」成分(偏向波)の一部は反射されず、金属面内の自由電子によって光量子が捕獲される。
その光量子を捕獲した自由電子は光量子の進行方向に近い向きに力を得る。
この現象を用いて、上部側を曲面で、下部側の底部を平面の金属板で構成した構造物を作製し、その内部へ超超短波帯の電磁波を照射する事で、上部側と底部の金属板内の自由電子の分布差を用いて推力を得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
推力自体が微少な為、単体で使用するには実用的ではなかったが、アンテナから照射される電磁波の偏波成分のうち、p波成分が上部曲面に多く当たるようにしたり、構造体の形状やアンプを小型化する事で大量のユニットを高密度で設置出来るように工夫した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、アンテナから照射される電磁波の偏波成分と、構造体の形状ならびにアンプ等の小型化を工夫した。
【発明の効果】
【0007】
本発明による駆動装置は、装置の進行方向とは逆側への外乱要素が少なく、宇宙空間で使用する場合、電力の供給が続ければ、長期間に渡って動作し続ける為、ロケットのように後方噴射する為の資源量の制限が無い。
また、水中で動作させた場合、皆底の泥などを撹拌させる量が微少で、環境への影響が少ない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は本装置の全体図並びに複数ユニットの設置方法を示した説明図である。
【0009】
【
図2】
図2はnnnnの動作原理等を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
駆動力自体が微少な為、形状等を工夫して1ユニットあたりの駆動力を高め、且つ大量のユニットを効率よく設置出来るようにした為、実用に足る推力を得るようにした。
【実施例1】
【0010】
宇宙空間で使用した場合、原子力発電機等の積載された燃料だけで長期間に渡って発電が可能な発電装置を用いれば、長期間に渡って動作し続ける為、ロケットのように後方噴射する為の資源量の制限が無い。
【手続補正書】
【提出日】2020年7月28日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】