特開2021-157165(P2021-157165A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-157165ヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレーム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-157165(P2021-157165A)
(43)【公開日】2021年10月7日
(54)【発明の名称】ヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレーム
(51)【国際特許分類】
   G02C 5/02 20060101AFI20210910BHJP
   G02C 5/06 20060101ALI20210910BHJP
   G02B 27/02 20060101ALI20210910BHJP
   H04N 5/64 20060101ALI20210910BHJP
【FI】
   G02C5/02
   G02C5/06
   G02B27/02 Z
   H04N5/64 511A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-208834(P2020-208834)
(22)【出願日】2020年12月16日
(62)【分割の表示】特願2020-540842(P2020-540842)の分割
【原出願日】2020年3月28日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)掲載年月日、掲載アドレス 2020/2/15 https://camp−fire.jp/projects/217776/activities#menu 2020/2/22 https://camp−fire.jp/projects/217776/activities#menu 2020/2/26 https://camp−fire.jp/projects/217776/activities#menu 2020/3/4 https://camp−fire.jp/projects/217776/activities#menu (2)掲載年月日、掲載アドレス 2020/1/29 https://www.facebook.com/isamumasashi/posts/2470622719856831?_cft_[0]=AZViJxCYu8GSjhUvqGXSuBl3f4dVJqupSTfeX9Uzm5z1XMMwSmJ8TH−5lO2YzrE5Hf6jPst7rmvt3bSl0D−U0NShTybABd5_AfRhhOeEjfFdOe_csUt7vu7F_WsxrRyMe_8&_tn_=%2CO%2CP−R 2020/2/1 https://www.facebook.com/isamumasashi/posts/2473233166262453?_cft_[0]=AZVdS6bIZ9−UGKMgqiHFP9R9yz0yXm9QeVlB2YXGDM8IpSDyIFCYlx4SPsTNLpGRMyd_Hf8YugjKQgp1oRKKUnFrFFxWeT4DFsaMx48−Swa7cBteTm1LcTO−6NKtcdKtGU&_tn_=%2CO%2CP−R 2020/2/5 https://www.facebook.com/isamumasashi/posts/2476217549297348?_cft_[0]=AZXFdrIiT0yot5qMqqYT_etLNikV7HGrw6U−55bM9_−ND2Ssh6ovUFoP5HL3CqpvLhSVPpB4J0jh6UrKv6xFY0gJw7ik0zYm1FXzvRiAtWlFdvl5L7hvCRI15yZdMmlyhgk&_tn_=%2CO%2CP−R 2020/2/17 https://www.facebook.com/i
(71)【出願人】
【識別番号】520116621
【氏名又は名称】江尻 将士
(74)【代理人】
【識別番号】100126468
【弁理士】
【氏名又は名称】田久保 泰夫
(72)【発明者】
【氏名】江尻 将士
【テーマコード(参考)】
2H199
【Fターム(参考)】
2H199CA76
2H199CA86
(57)【要約】      (修正有)
【課題】眼鏡を使用するユーザの側頭部が圧迫されることがなく、ヘッドマウントディスプレイ装置を長時間快適に使用することができるとともに、ヘッドマウントディスプレイ装置の形状の異なるマウント部に装着して、映像を最適な状態で視認することのできるヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームを提供する。
【解決手段】ヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレーム12は、眼鏡レンズ26a、26bを保持し、ヘッドマウントディスプレイ装置10のマウント部16に装着されるレンズ保持部材28a、28bと、レンズ保持部材28a、28bの外周部であって、形状の異なるマウント部16に対応する位置に夫々形成され、マウント部16の内壁面に係合する複数の係合部38a〜38d、42a〜42d、44a、44b、48a、48bとを備え、係合部38a〜38dは、内壁面に沿って摺動可能な弾性部材を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡レンズを保持し、ヘッドマウントディスプレイ装置のマウント部に装着されるレンズ保持部材と、
前記レンズ保持部材の外周部であって、形状の異なる前記マウント部に対応する位置に夫々形成され、前記マウント部の内壁面に係合する複数の係合部と、
を備え、
前記係合部は、前記内壁面に沿って摺動可能な弾性部材を含む
ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレーム。
【請求項2】
請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームにおいて、
前記弾性部材は、硬度31度〜35度(タイプA)の合成ゴムから形成される
ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレーム。
【請求項3】
請求項1又は2記載のヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームにおいて、
前記係合部には、前記レンズ保持部材に対する装着位置が調整可能であり、且つ、前記レンズ保持部材に対して着脱自在な係合部材が配置される
ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレーム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームにおいて、
前記レンズ保持部材は、前記マウント部から前記レンズ保持部材を取り外すための突起部を有する
ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼鏡レンズを保持し、ヘッドマウントディスプレイ装置のマウント部に装着されるヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ヘッドマウントディスプレイ装置(HMD:Head Mounted Display)は、ユーザの頭部に装着され、現実に類似した空間的、時間的体験を仮想現実(VR:Virtual Reality)の映像としてユーザに提供する装置である。
【0003】
ヘッドマウントディスプレイ装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、ユーザの頭部にマウント部を介して装着されるゴーグル状の形態からなる本体部を備える。本体部には、仮想現実の映像を表示する表示部が設けられる。なお、表示部に表示される仮想現実の映像は、本体部に内蔵されたコンピュータ、又は、本体部に接続される外部のコンピュータによって生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2019−537287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このようなヘッドマウントディスプレイ装置を装着するユーザは、日常生活で眼鏡を使用している場合がある。ユーザが使用する眼鏡は、サイズや形状が区々であるだけでなく、眼鏡を顔に装着するための蔓を備えている。一方、ヘッドマウントディスプレイ装置のマウント部は、通常、メーカ毎に形状が異なっている。
【0006】
この場合、ユーザが自身の眼鏡を装着した状態でヘッドマウントディスプレイ装置を使用する場合、眼鏡の蔓の部分がマウント部の側壁等に干渉して、ヘッドマウントディスプレイ装置をうまく装着できないことがある。また、眼鏡の蔓の部分がマウント部の側壁等によりユーザの側頭部に押し付けられるため、ユーザは、ヘッドマウントディスプレイ装置を長時間使用することが苦痛となるおそれがある。さらに、最適な視野角を確保するため、表示部が前後に位置調整できるように構成されたものがある。しかしながら、眼鏡は、ユーザの顔に固定されているため、表示部を移動させた際に表示部が眼鏡にぶつかってしまうおそれがある。この場合、表示部は、位置調整範囲が制限され、ユーザは、視野角を十分に確保できない。
【0007】
本発明は、上記の不具合を解消するためになされたものであって、眼鏡を使用するユーザの側頭部が圧迫されることがなく、ユーザが、ヘッドマウントディスプレイ装置を長時間快適に使用できるとともに、ヘッドマウントディスプレイ装置の形状の異なるマウント部に装着し、映像を最適な状態で視認することができるヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームは、眼鏡レンズを保持し、ヘッドマウントディスプレイ装置のマウント部に装着されるレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材の外周部であって、形状の異なる前記マウント部に対応する位置に夫々形成され、前記マウント部の内壁面に係合する複数の係合部と、を備え、前記係合部は、前記内壁面に沿って摺動可能な弾性部材を含むことを特徴とする。
【0009】
前記ヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームは、前記弾性部材が、硬度31度〜35度(タイプA)の合成ゴムから形成されることを特徴とする。
【0010】
また、前記ヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームの前記係合部には、前記レンズ保持部材に対する装着位置が調整可能であり、且つ、前記レンズ保持部材に対して着脱自在な係合部材が配置されることを特徴とする。
【0011】
さらに、前記ヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームは、前記レンズ保持部材が、前記マウント部から前記レンズ保持部材を取り外すための突起部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明のヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームでは、眼鏡レンズを保持するレンズ保持部材がマウント部に装着され、レンズ保持部材の外周部に形成された係合部がマウント部の内壁面に係合されることにより、ユーザの視力に応じた適切な仮想現実の映像を視認することができる。また、レンズ保持部材は、蔓を有していないため、ユーザの側頭部がマウント部により圧迫されることがなく、ヘッドマウントディスプレイ装置を長時間快適に使用することができる。また、係合部は、形状の異なるマウント部に対応する位置に夫々形成されているため、眼鏡フレームを形状の異なるマウント部を有するヘッドマウントディスプレイ装置に使用することができる。さらに、眼鏡フレームは、係合部である弾性部材を介して摺動させてマウント部に対する位置を調整できるため、ユーザは、広い視野角を確保して映像を最適な状態で視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】ヘッドマウントディスプレイ装置と、本実施形態に係る眼鏡フレームとの関係を示す斜視図である。
図2図2Aは、本実施形態に係る眼鏡フレームの平面図であり、図2Bは、他の実施形態に係る眼鏡フレームの平面図である。
図3図2AにおけるIII-III線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置用眼鏡フレームについて図面を参照して説明する。図1は、ヘッドマウントディスプレイ装置10と、本実施形態に係る眼鏡フレーム12との関係を示す斜視図である。図2Aは、本実施形態に係る眼鏡フレームの平面図である。
【0015】
ヘッドマウントディスプレイ装置10は、本体部14、マウント部16及び、ベルト18を備える。
【0016】
本体部14には、仮想現実の映像を生成するためのコンピュータが内蔵されている。本体部14は、仮想現実の映像を表示する左右の表示部20a、20bを有する。マウント部16は、筐体22及びクッション部24を有する。ベルト18は、ユーザの頭部にヘッドマウントディスプレイ装置10を固定する。また、ベルト18は、端部が本体部14に固定される。表示部20a、20bは、表示部20a、20bとユーザの目との間の距離を調整して広い視野角を確保するため、筐体22に対して矢印X方向に移動可能である。筐体22の形状は、表示部20a、20bを囲繞する筒状である。また、クッション部24は、筐体22の開口部の周縁に配設され、ユーザの顔に当接する。クッション部24は、例えば、スポンジや皮革等で形成される。
【0017】
眼鏡フレーム12は、図2Aに示されるように、ユーザの左右の視力に対応した眼鏡レンズ26a、26bの外周部を保持するレンズ保持部材28a、28bを有する。レンズ保持部材28a、28bは、テンプル部材30により連結される。レンズ保持部材28a、28bの内周部には、図3に示されるように、凸部32が係合する凹部34が形成される。凸部32は、眼鏡レンズ26a、26bの外周部に形成される。
【0018】
レンズ保持部材28a、28bの外周部の左右の側部には、係合部38a〜38dが形成される。係合部38a〜38dは、マウント部16を構成する筐体22の内壁面36に係合する。この場合、図3に示されるように、係合部38a〜38dは、筐体22の内壁面36に沿って矢印X方向に摺動可能な弾性部材から形成される。弾性部材は、例えば、硬度31度〜35度(タイプA)の合成ゴムから形成される。レンズ保持部材28a、28bの係合部38a〜38dに近接した部位には、突起部40a〜40dが形成される。突起部40a〜40dは、マウント部16から眼鏡フレーム12を指先で取り外すために使用される。
【0019】
また、レンズ保持部材28a、28bの外周部の係合部38a〜38dに隣接した上下の部位には、筐体22の内壁面36に係合する係合部42a〜42dが形成される。さらに、レンズ保持部材28a、28bの外周部の下部には、筐体22の内壁面36に係合する係合部44a、44bが形成される。
【0020】
さらにまた、係合部38a、38b間及び係合部38c、38d間には、鋸歯形状の段部46a、46bを有する係合部48a、48bが形成される。ここで、図2Bは、他の実施形態に係る眼鏡フレームの平面図である。図2Bに示されるように、係合部48a、48bには、段部46a、46bに対応した鋸歯形状の段部50a、50bを有する係合部材52a、52bを装着してもよい。係合部材52a、52bの装着位置は、レンズ保持部材28a、28bに対して調整可能である。また、係合部材52a、52bは、レンズ保持部材28a、28bに対して着脱自在である。
【0021】
なお、係合部38a〜38dは、ヘッドマウントディスプレイ装置10のマウント部16にレンズ保持部材28a、28bを保持させるためのものである。一方、係合部42a〜42d、係合部44a、44b、係合部48a、48b及び係合部材52a、52bは、マウント部16の形状が異なる他のヘッドマウントディスプレイ装置に対して、眼鏡フレーム12を保持させるためのものである。
【0022】
本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置10及び眼鏡フレーム12は、基本的には以上のように構成される。次に、ヘッドマウントディスプレイ装置10に対する眼鏡フレーム12の装着方法及び使用方法について説明する。
【0023】
先ず、ヘッドマウントディスプレイ装置10のマウント部16に対して、係合部38a〜38dを介して眼鏡フレーム12が装着される場合について説明する。
【0024】
図2Aに示されるように、眼鏡フレーム12は、マウント部16の筐体22の内部に配置される。このとき、レンズ保持部材28a、28bの両側部に形成された係合部38a〜38dは、図3に示されるように、筐体22の内壁面36に係合する。ここで、ヘッドマウントディスプレイ装置10は、図1に示されるように、視野角を調整するため、表示部20a、20bの位置は、矢印X方向に移動可能である。そこで、ユーザは、表示部20a、20bを矢印X方向に移動させる一方、眼鏡フレーム12を筐体22の内壁面36に沿って矢印X方向に移動することにより、表示部20a、20bと眼鏡フレーム12との位置関係が調整される。この場合、係合部38a〜38dは、硬度31度〜35度(タイプA)の合成ゴムからなる弾性部材で構成されているため、ユーザは、眼鏡フレーム12を表示部20a、20bに干渉しない位置に摺動し、広い視野角を確保することができる。
【0025】
ユーザは、以上のようにして眼鏡フレーム12をヘッドマウントディスプレイ装置10に装着した後、ベルト18を介してヘッドマウントディスプレイ装置10を頭部に装着して映像を楽しむことができる。この場合、眼鏡フレーム12には、通常の眼鏡の蔓の部分が存在しないため、側頭部が圧迫されることがなく、ユーザは、ヘッドマウントディスプレイ装置10を長時間快適に使用することができる。また、眼鏡フレーム12に保持された眼鏡レンズ26a、26bと、表示部20a、20bとの距離が最適な位置に調整されているため、ユーザは、広い視野角を確保して、映像を最適な状態で視認することができる。
【0026】
また、ユーザは、他の形状のマウント部16を有するヘッドマウントディスプレイ装置10に対して、眼鏡フレーム12を係合部42a〜42d及び係合部44a、44bを介して装着することができる。この場合のマウント部16の内壁面54の形状は、図2Aの二点鎖線のように示される。
【0027】
上述した場合と同様にして、眼鏡フレーム12は、図2Aの二点鎖線で示される筐体22の内壁面54に沿って装着される。この場合、係合部42a〜42d及び係合部44a、44bが内壁面54に係合されることにより、眼鏡フレーム12は、内壁面54に固定される。
【0028】
さらに、ユーザは、他の形状のマウント部16を有するヘッドマウントディスプレイ装置10に対して、図2Bに示されるように、眼鏡フレーム12を係合部材52a、52bを介して装着することができる。この場合のマウント部16の内壁面56の形状は、図2Bの二点鎖線のように示される。
【0029】
係合部材52a、52bは、図2Bに示されるように、眼鏡フレーム12の係合部48a、48bの所定の位置に係合される。次いで、係合部材52a、52bが係合された眼鏡フレーム12は、図2Bの二点鎖線で示されるように内壁面56に沿って装着される。この場合、段部46a、46bと段部50a、50bとの係合位置によって規定された係合部材52a、52bが内壁面56に係合されることにより、眼鏡フレーム12は、内壁面54に固定される。なお、ユーザは、係合部材52a、52bの位置を調整することにより、さらに他の形状のマウント部16を有するヘッドマウントディスプレイ装置10に対しても眼鏡フレーム12を装着することができる。
【0030】
一方、ユーザは、レンズ保持部材28a、28bの両側部に形成された突起部40a〜40dを用いて、ヘッドマウントディスプレイ装置10に装着された眼鏡フレーム12をマウント部16から容易に取り外すことができる。すなわち、ユーザは、突起部40a〜40dに指先を係合し、眼鏡フレーム12をマウント部16から引き出すようにして容易に取り外すことができる。
【0031】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能である。
【0032】
例えば、眼鏡フレーム12は、表示部20a、20bが矢印X方向に移動しない固定されたタイプのヘッドマウントディスプレイ装置にも適用することができる。また、係合部38a〜38dと同様に、眼鏡フレーム12の外周部に形成された係合部42a、42b、係合部44a、44b及び係合部材52a、52bは、弾性部材で形成することにより、筐体22の内壁面36に沿って摺動可能にしてもよい。
【符号の説明】
【0033】
10…ヘッドマウントディスプレイ装置
12…眼鏡フレーム
14…本体部
16…マウント部
18…ベルト
20a、20b…表示部
22…筐体
24…クッション部
26a、26b…眼鏡レンズ
28a、28b…レンズ保持部材
30…テンプル部材
32…凸部
34…凹部
36、52、54…内壁面
38a〜38d、42a〜42d、44a、44b、48a、48b…係合部
40a〜40d…突起部
46a、64b、50a、50b…段部
52a、52b…係合部材
図1
図2
図3