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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-163484(P2021-163484A)
(43)【公開日】2021年10月11日
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20210913BHJP
【FI】
   G06Q30/06 330
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2021-44034(P2021-44034)
(22)【出願日】2021年3月17日
(31)【優先権主張番号】特願2020-60031(P2020-60031)
(32)【優先日】2020年3月30日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】514192088
【氏名又は名称】株式会社フライヤー
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100154748
【弁理士】
【氏名又は名称】菅沼 和弘
(72)【発明者】
【氏名】牧瀬 奈緒美
(72)【発明者】
【氏名】大賀 康史
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB22
(57)【要約】      (修正有)
【課題】所定のプロダクト(書籍等の製品や商品)に関する情報を多角的に得る情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、所定のプロダクトに関して作成された、要約、紹介又はレビューのいずれかを含む所定のプロダクトから独立した付随情報を、当該所定のプロダクトに関連付けて管理する第1管理手段(例えば要約管理部52等)と、第1ユーザからの要求に応じて、付随情報のうちの特定付随情報を第1ユーザに提供する第1提供手段(例えば要約提供部53等)と、第1提供手段により提供された特定付随情報に関して第1ユーザから発信された情報を、第1ユーザ発信情報として受け付ける受付手段(例えば会員発信情報受付部56等)と、第1ユーザ発信情報を特定付随情報に対応付けて管理する第2管理手段(例えば会員発信情報管理部57)と、を備える。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のプロダクトに関して作成された、要約、紹介、又はレビューのいずれかを含む、前記所定のプロダクトから独立した付随情報を、当該所定のプロダクトに関連付けて管理する第1管理手段と、
第1ユーザからの要求に応じて、前記付随情報のうちの特定付随情報を前記第1ユーザに提供する第1提供手段と、
前記第1提供手段により提供された前記特定付随情報に関して前記第1ユーザから発信された情報を、第1ユーザ発信情報として受け付ける受付手段と、
前記第1ユーザ発信情報を前記特定付随情報に対応付けて管理する第2管理手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
第2ユーザからの要求に応じて、前記特定付随情報と共に、前記第1ユーザによる第1ユーザ発信情報を前記第2ユーザに提供する第2提供手段、
をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1ユーザからの要求に応じて、前記特定付随情及び前記第1ユーザ発信情報を、所定のウェブサイトに投稿する投稿手段、
をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2提供手段は、
さらに、前記第2ユーザからの要求に応じて、前記第1ユーザの前記第1ユーザ発信情報に加えて、当該第1ユーザに関する前記特定付随情報に関する属性情報を前記第2ユーザに提供する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2ユーザにより入力される第2ユーザ発信情報を受け付ける受付手段と、
前記第2ユーザ発信情報に関連する前記第1ユーザ発信情報を提供する前記第1ユーザに前記第2ユーザの前記第2ユーザ発信情報を、関連コメントとして提供する第3提供手段と、
を備える請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1ユーザは、所定組織に属している者か、又は所定組織に属する可能性のある者かの何れかであり、
前記第1提供手段は、
前記第1ユーザに対して設定された所定条件に基づいて、複数の前記プロダクトの夫々の前記特定付随情報を選定して、前記第1ユーザに提供し、
前記情報処理装置は、さらに、
前記第1ユーザに提供された前記複数のプロダクトの夫々の前記特定付随情報に関する情報に基づいて、前記組織における前記第1ユーザに関する情報を、組織内活用情報として生成する組織内活用情報生成手段、
をさらに備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記受付手段は、
前記複数のプロダクトの夫々の前記特定付随情報に対して前記第1ユーザから夫々発信された複数の前記第1ユーザ発信情報を受け付け、
前記組織内活用情報生成手段は、
前記受付手段により受け付けられた前記第1ユーザの前記複数の第1ユーザ発信情報を、前記特定付随情報に関する情報として前記組織内活用情報を生成する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第1ユーザ自身の要望、及び前記組織の前記第1ユーザに対する要望に基づいて、前記第1ユーザが取り組むべきテーマを決定するテーマ決定手段と、
前記テーマに基づいて、前記複数のプロダクトの夫々の前記特定付随情報を選定するための前記所定条件を設定する条件設定手段と、
前記テーマに基づく前記複数のプロダクトの夫々の前記特定付随情報の前記第1ユーザへの提供が終了した後、前記テーマにおける前記第1ユーザに対する診断を実行する診断手段と、
前記テーマに基づく前記複数のプロダクトの夫々の前記特定付随情報の前記第1ユーザへの提供がなされている間における前記第1ユーザの行動履歴、及び前記診断手段の診断の結果を管理する第4管理手段と、
をさらに備える請求項6又は7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第1ユーザを含む複数のユーザの夫々について、過去に提供された複数の前記特定付随情報に対して、前記複数のユーザの夫々から発信された複数の前記第1ユーザ発信情報を対応付けて管理しており、
前記第1ユーザ又は前記組織の課題を受け付ける課題受付手段と、
前記第2管理手段により管理されている前記複数の特定付随情報及び前記第1ユーザ発信情報に基づいて、受け付けられた前記課題に対する解決するための若しくは解決の支援となる情報を生成する課題解決手段と、
をさらに備える請求項6乃至8のいずれか1項に情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、EC(Electronic Commerce)サイトにおいて、販売される商品に関する情報が提示される技術が提案されている(例えば特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−208547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の技術を含め従来の技術のみでは、当該商品に関する情報は、商品を提供する者により提示されるにすぎない。そのため提示される情報は、商品を提供する者の主観に基づいた狭量的な視点によるものになりやすい。結果として、提示される情報を参照して商品の購入を判断する購入者は、商品に関する狭量的な情報を参照して商品の購入を判断せざるを得ない。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、所定のプロダクトに関する情報を多角的に得ることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
所定のプロダクトに関して作成された、要約、紹介、又はレビューのいずれかを含む、前記所定のプロダクトから独立した付随情報を、当該所定のプロダクトに関連付けて管理する第1管理手段と、
第1ユーザからの要求に応じて、前記付随情報のうちの特定付随情報を前記第1ユーザに提供する第1提供手段と、
提供された前記特定付随情報に関して前記第1ユーザから発信された情報を、ユーザ発信情報として受け付ける受付手段と、
前記ユーザ発信情報を前記特定付随情報に対応付けて管理する第2管理手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、所定のプロダクトに関する情報を多角的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システムが適用される本サービスの概要を説明する模式図である。
図2図1に示す本サービスを提供する際に適用される情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバを含む情報処理システムの構成例を示す図である。
図3図2の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
図4図4は、図3のハードウェア構成を有するサーバの機能的構成の第1実施形態を示す機能ブロック図である。
図5図5は、ユーザの行動を示す図である。
図6】読書データのタグを選択した場合に表示される会員ユーザUのマイページの一例を示す図である。
図7】本棚のタグを選択した場合に表示されるマイページの一例を示す図である。
図8】プロフィールのタグを選択した場合に表示される他者のマイページの一例を示す図である。
図9】本棚のタグを選択した場合に表示される他者のマイページの一例を示す図である。
図10】書籍の要約画面の一例を示す図である。
図11】書籍の要約画面の一例を示す図である。
図12】アクティビティ一覧画面の一例を示す図である。
図13】コメント画面の一例を示す図である。
図14】会員ユーザUのマイページで通知ボタンが点灯する様子を示す図である。
図15図14のマイページから遷移したお知らせ画面の一例を示す図である。
図16図4のハードウェア構成を有するサーバの機能的構成の第2実施形態を示す機能ブロック図である。
図17】会社における学びDBを活用する短期ゴールの一例を示す図である。
図18】会社における会員ユーザUの行動を示すフローチャートである。
図19】第2実施形態のサーバにおける連携動作を示す図である。
図20】学びDBを活用する長期ゴールの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
先ず、本発明の実施形態の説明に先立ち、図1を参照して当該本発明の実施形態が適用されるソーシャルリーディングサービス(以下「本サービス」と称す)と呼ぶ)について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムが適用される本サービスの概要を説明する模式図である。
【0010】
図1の例の本サービスは、サービス提供者SAが、例えばソーシャルリーディングプラットフォームとしてのポータルサイトを会員ユーザU1−1、U1−2、・・・U1−n(nは1以上の任意の整数値)等に向けて公開する。
なお、以下、会員ユーザU1−1、U1−2、・・・U1−nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「会員ユーザU」と呼ぶ。
ポータルサイトは、会員ユーザUからの要求に応じて所定プロダクトに関して作成された付随情報を提供する。
なお、所定プロダクトは、詳細については後述するが、以下説明の便宜上、書籍として説明する。また、付随情報は、所定のプロダクトから独立した情報であって、要約、紹介、又はレビューのいずれかを含むが、以下説明の便宜上、要約として説明する。
即ち、本サービスは、例えば書籍等の内容の要約を、会員ユーザUに提供すると共に、会員ユーザUが要約を読んで発信した情報(コメント等)を他の者(会員ユーザUの他一般のネットユーザ等)に公開するサービスを提供する。
【0011】
一般に、読書等は、自分と書籍の間での対話しか起こらない。承認要求を満たす場がない。継続するモチベーションが沸き難い。アウトプットが自由にできない等の問題がある。
そこで、このような問題を解決すべく、本サービスが提供される。即ち、本サービスは、要約を読んだ会員ユーザUのコメントを他者(会員ユーザUや一般のネットユーザ等)が閲覧可能にし、コメントを閲覧した他者がさらにコメントを発信すること、即ち会員ユーザU通しのコミュニケーションが図られる。その結果、要約に関する情報が多くの人に拡散し、多くの人に多角的な学びを提供することができるものである。
また、熱量のある会員ユーザU通しのコミュニケーションの内容が文字列や画像として可視化されることで、本サービスの内外から他者が引き込まれる等、要約を読むことが好きな仲間が増加することが期待できる。
さらに、本サービス内で会員ユーザU通しの繋がりを生み、ずっと続けてゆきたいと思う会員ユーザUが増えることを期待できる。
この結果として、会員数の増加、継続率アップ、ロイヤリティ収入の増加などが見込め、今後のサービス運営にプラスの効果をもたらすことができる。
【0012】
次に、図2乃至図4を参照して図1に示した本サービスを実現する情報処理システムについて説明する。
図2は、図1に示す本サービスを提供する際に適用される情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバを含む情報処理システムの構成例を示す図である。
【0013】
図2に示す情報処理システムは、サーバ1と、n台のユーザ端末2−1乃至2−nと、m台のユーザ端末3−1乃至3−m(mはnとは異なる1以上の任意の整数値)と、をインターネット等のネットワークNを介して接続して相互に通信するように構成される。
サーバ1は、本サービスのサービス提供者SAにより管理される。ユーザ端末2−1乃至2−nの夫々は、会員登録したn人の会員ユーザU1−1乃至U1−nの夫々により操作される。
ユーザ端末3−1乃至3−mの夫々は、会員以外のm人の一般のネットユーザU2−1乃至U2−mの夫々により操作される。
サーバ1は、ネットワークNにポータルサイトを公開し、会員ユーザUに対して書籍の要約を提供すると共に、要約を読んだ会員ユーザU1−1乃至U1−nが要約に関して発信する情報を会員ユーザU1の同意の下でネットワークNに公開する本サービスを提供する。
【0014】
なお、以下、会員ユーザU1−1乃至U1−nを個々に区別する必要がない場合、会員ユーザU1−1乃至U1−nをまとめて会員ユーザU1と呼び、会員ユーザU1以外の一般のネットユーザU2−1乃至U2−mを夫々区別する必要がないときは、ネットユーザU2−1乃至U2−mをまとめてネットユーザU2と呼ぶ。
会員ユーザU1−1乃至U1−nを夫々区別する必要がない場合、上述のように「会員ユーザU1」と呼び、会員ユーザU1と呼んでいる場合、ユーザ端末2−1乃至2−nをまとめて「ユーザ端末2」と呼ぶ。また、ネットユーザU2−1乃至U2−mを夫々区別する必要がない場合、これらをまとめて「ネットユーザU2」と呼び、ネットユーザU2と呼んでいる場合、ユーザ端末3−1乃至3−mをまとめて「ユーザ端末3」と呼ぶ。
【0015】
図3は、図2の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【0016】
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備えている。
【0017】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0018】
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
【0019】
出力部16は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、各種情報を画像や音声として出力する。入力部17は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。
【0020】
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(図2の例ではユーザ端末2−1乃至2−n、3−1乃至3−m等)との間で通信を行う。
【0021】
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア21が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア21から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア21は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図2の情報処理システムのユーザ端末2やユーザ端末3は、図3に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有している。
【0022】
以下、図4を参照して、図1のサービスを提供するためのサーバの機能的構成の第1実施形態について説明する。図4は、図3のハードウェア構成を有するサーバの機能的構成の第1実施形態を示す機能ブロック図である。
【0023】
図3に示したサーバ1の記憶部18の一領域には、図4に示すように、ユーザDB31と、要約DB32と、学びDB33と、が設けられる。
ユーザDB31には、本サービスの会員として登録したユーザの情報が記憶される。
ユーザの情報には、サーバ1が公開する所定のウェブサイト、例えばポータルサイト等にユーザが会員としてログインするためのアカウント情報、会員の個人情報等が含まれる。
アカウント情報は、例えば会員を識別するための識別情報(Identification:ID)であるアカウントとパスワードである。会員の個人情報には、住所、氏名、職業、年齢、電話番号等のうち少なくとも1以上が含まれる。
【0024】
要約DB32には、複数の書籍の夫々に対応する複数の要約が記憶されている。
会員ユーザU1からの所定の書籍に対応する要約の閲覧要求に応じて、要約DB32から当該要約が読み出されて、会員ユーザU1に提供される。
【0025】
学びDB33には、会員ユーザU1の夫々に提供されるマイページ(図6図7参照)において、会員ユーザU1に提供された要約を会員ユーザU1が読んだ結果のログとして、要約の読書履歴やメモ等が記憶される。
この他、学びDB33には、要約に関して会員ユーザU1が書いたコメント、要約に関して会員ユーザU1が起こした行動の履歴、会員ユーザU1が他の会員ユーザU1のSNSのページをフォローしている状況、会員ユーザU1が訪れたページのインターネット上の場所(URL)の登録情報(お気に入り)、会員ユーザU1が要約についてSNSに投稿した投稿情報等が要約に紐づけて記憶される。
【0026】
また、図1の本サービスに対応する処理が実行される際には、サーバ1のCPU11において、ウェブサーバ部41、ユーザ管理部51、要約管理部52、要約提供部53、学びメモ管理部54、学びメモ提供部55、会員発信情報受付部56、会員発信情報管理部57、会員発信情報提供部58、SNS投稿部59、他者発信情報受付部60、他者発信情報提供部61が機能する。
【0027】
ウェブサーバ部41は、複数の会員ユーザU1の間で書籍の要約について語り合う会合の場を、ネットワークNを介して複数の会員ユーザU1に公開(提供)する。
具体的には、ウェブサーバ部41は、サービス提供者SAが運営するポータルサイト(ウェブサイト)をインターネット等のネットワークNに公開する。
【0028】
ポータルサイトには、会員ユーザU1が会員としてログインするためのログインボダンが設けられており、ログインボダンをクリックして表示されるログイン画面に、アカウントとパスワードを入力することで、当該会員ユーザU1に会員としてのマイページ(図6図7参照)が表示される。
なお、図6図7の夫々のマイページは、タブバー81に設定されている読書データ、本棚、コメント、記事のタグの何れかを選択することで表示される。図6のマイページは、タブバー81の読書データのタグを選択した場合に表示されるマイページである。
図6のマイページには、フォロー・フォロワー数の欄、今月の読書量の欄、読書データの欄、読書ジャンルの欄等が配置されており、会員ユーザU1の要約に関する活動状況等がわかる。
【0029】
図6のマイページには、今月の読書量や読書データ、読書ジャンル等、会員ユーザU1個人の統計情報が表示される。
【0030】
図7のマイページは、タブバー81の本棚のタグを選択した場合に表示されるマイページである。
このマイページには、複数の書籍のサムネイルやコメント一覧が設けられており、複数の書籍のサムネイルの中から所望のサムネイルをタップ操作することで、当該書籍の要約画面(図10参照)が表示される。
このマイページでは、書籍のサムネイルが書店の本棚のような陳列形態とされているため、文字列でリスト表示するのに比べて会員ユーザU1が選び易いものとなっている。
【0031】
会員ユーザU1は、マイページにおいて、所定の書籍に関する付随情報(例えば書籍の要約、紹介、レビュー等のうち少なくとも1つ、本例では所定の書籍の要約)の閲覧要求を行うことで、この閲覧要求に対して特定付随情報(本例では所定の書籍の要約要約)が要約画面に表示されて提供される。
会員ユーザU1は、マイページにおいて、所定の書籍の要約に関する様々な情報を書き込むことができる。また、会員ユーザU1は、必要に応じて書き込んだ所定の要約に関する様々な情報を会員発信情報としてSNS等へ投稿することができる。
【0032】
ユーザ管理部51は、本サービスに入会した会員(即ち会員ユーザU1)の情報をユーザDB31により管理する。
ウェブサーバ部41により公開されるポータルサイトには、会員登録のボタンが設けられている。新規会員として登録を希望する一般ユーザは、ポータルサイトの会員登録のボタンをクリックする。
これにより、会員登録のフォーム画面(図示せず)が表示されるので、当該一般ユーザは、このフォーム画面の指示に従って自身の情報を入力する。
その結果、入力情報がユーザ管理部51によりユーザDB31に登録されると共に、会員として新規アカウントが当該一般ユーザに発行される。これにより、当該一般ユーザは会員ユーザU1になる。
【0033】
要約管理部52は、複数の書籍(プロダクト)の夫々に設定されている要約を管理する。
要約管理部52は、書籍に関して作成された要約(付随情報)を、当該書籍に関連付けて管理する。
付随情報は、例えば要約、紹介、レビュー等のいずれかを含むものであり、書籍から独立した情報である。
具体的には、要約管理部52は、複数の書籍の夫々と要約とを対応付けて要約DB32に記憶する。
【0034】
要約提供部53は、要約を読むことを希望する会員ユーザU1からの要約の閲覧要求に応じて、要約、紹介、レビュー等のうちの1つ、つまり当該要約を要約DB32から読み出して要求元の会員ユーザU1に提供する。
【0035】
具体的には、図7のマイページに表示される本棚の書籍のサムネイル画像(アイコン等)の中からいずれか1つのサムネイル画像が会員ユーザU1によりクリック操作されると、要約提供部53は、このクリック操作を閲覧要求として、要約DB32より当該書籍の要約を読み出して、会員ユーザU1のユーザ端末2に要約画面(図10図11参照)を表示することで、会員ユーザU1に当該書籍の要約を提供する。
【0036】
要約画面(図10図11)には、書籍のサムネイル画像110と、レビュー欄111と、要点欄112と、サービス提供者SAが選んだ、いくつかのコメントを紹介するためのピックアップ欄113と、が表示される。
【0037】
他のコメントがさらに読みたい場合は、図11の要約画面下部に配置されている「コメントをもっと見る」のリンクから、コメント一覧画面に遷移することができる。
この他、要約画面(図10)の下部には、お気に入り、コメント、おすすめ、共有等のタブが配置されたタブバー114が設けられており、夫々のタブを選択操作することで、夫々のタブの画面が表示される。
【0038】
学びメモ管理部54は、会員ユーザU1が自身のマイページに学びメモとして書き込んだ情報を管理する。
具体的には、学びメモ管理部54は、要約に関して会員ユーザU1がコメント画面(図13参照)に書き込んだコメントを学びメモとして学びDB33に記憶する。
図13に示すコメント画面は、要約画面(図10図11参照)に設けられたタブバー114のコメントタブを選択操作することで表示される画面である。
【0039】
この他、要約に関して会員ユーザU1が起こした行動の履歴、会員ユーザU1が他の会員ユーザUのSNSのページをフォローしている状況、会員ユーザU1が訪れたページのインターネット上の場所(URL)の登録情報(お気に入り)等が学びDB33に記憶される。
【0040】
学びメモ提供部55は、会員ユーザU1の学びメモを、自身は元より他者に提供する。
具体的には、学びメモ提供部55は、図13に示すコメント画面において、コメント入力欄131に会員ユーザU1が書き込んだコメントを閲覧及び編集可能に表示すると共に、そのコメントを他者(他の会員ユーザU1)が閲覧可能にする。
また、コメント画面には、コメントを閲覧した他の会員ユーザU1が書き込んだコメントを表示するためのコメント入力欄132が設けられている。
これにより、会員ユーザU1には、自身が書いたコメントに対する他者のコメントが得られるので、他の会員ユーザU1との文字(テキストデータ)を介した交流を図ることができる。
【0041】
このように他者に要約に関するコメントを公開することで、他の会員ユーザU1から意見をもらって学びを深めることができる。
なお、コメント画面のコメント入力欄131には、「本から学んだこと」、「読了後に実践したこと」等の注釈が付与されており、倫理観を外れたコメントは書き込み難いようにしている。このように注釈を入れることで、特集等を作る場合にもコメントの集計がし易くなる。
【0042】
会員発信情報受付部56は、要約提供部53により提供される要約、紹介、レビュー等のいずれかに関して会員ユーザU1から発信された、例えばコメント情報、他のネットユーザU2に、要約をお薦めする情報等を、会員発信情報として受け付ける。
【0043】
会員発信情報管理部57は、会員発信情報受付部56により受け付けられる会員発信情報を要約等に対応付けて管理する。
具体的には、会員発信情報管理部57は、会員発信情報と引用元の要約とを対応付けて学びDB33に記憶する。この他、会員発信情報管理部57は、会員ユーザU1が要約について所定のウェブサイト(ソーシャルネットワークサービス:SNS)に投稿した投稿情報を要約に対応付けて記憶する。
【0044】
会員発信情報提供部58は、会員ユーザU1のコメント等の会員発信情報を見たいネットユーザU2からの要求に応じて、要約と共に会員ユーザU1によるコメント等の会員発信情報をネットユーザU2に提供する。なお、要約の閲覧については、会員を優先するためその一部を提供してもよい。
具体的には、会員発信情報提供部58は、ネットユーザU2からの所定の会員ユーザU1のコメントの閲覧要求に基づいて、学びDB33から所定の会員ユーザU1のコメントとこのコメントに紐付く要約とを読み出して、これら要約とコメントを要求元のネットユーザU2に提供する。
【0045】
また、会員発信情報提供部58は、ネットユーザU2からの要求に応じて、会員ユーザU1のコメントに加えて、コメントの引用元の要約について当該会員ユーザU1に関する属性情報(要約へのコメント投稿の履歴や要約の使用履歴(お気に入り)等)をネットユーザU2に提供する。
具体的には、会員発信情報提供部58は、ネットユーザU2からの要求に応じて、会員ユーザU1のコメントに加えて、当該会員ユーザU1のコメントの引用元の要約に関する属性情報(要約へのコメント投稿の履歴や要約の使用履歴(お気に入り)等)を学びDB33から読み出してネットユーザU2に提供する。
【0046】
SNS投稿部59は、会員ユーザU1からの要求に応じて、要約及びコメント等を、SNSに投稿する。
具体的には、SNS投稿部59は、会員ユーザU1からの要求に応じて、会員ユーザU1が要約について自身の考え等をマイページに入力したコメントを、学びDB33から読み出し投稿情報としてSNSに投稿する。
【0047】
他者発信情報受付部60は、会員ユーザU1−1以外の者(他の会員ユーザU1−2やネットユーザU2)により入力されるコメント(第2ユーザ発信情報)を受け付ける。
具体的には、他者発信情報受付部60は、例えば他の会員ユーザU1−2により当該要約のコメント画面に書き込まれたコメントを受け付ける。他のネットユーザU2のコメントの場合も同様である。
【0048】
他者発信情報提供部61は、他の会員ユーザU1−2のコメントに関連するコメントを提供する会員ユーザU1−1に対して会員ユーザU1−2のコメントを関連コメント(他者発信情報)として提供する。
具体的には、他者発信情報提供部61は、他者発信情報受付部60により受け付けられる他のユーザU1−2やネットユーザU2等のコメントと関連するコメントを書き込んだ会員ユーザU1−1へ他者のコメントを関連コメントとして会員ユーザU1−1のコメント画面の他者のコメント欄132(図13参照)に提供する。
【0049】
サーバ1は、上記各部により以下の機能を実現する。
即ち、サーバ1は、フォロー・フォロワー機能、お気に入り機能、コメント公開機能、対話機能、おすすめ機能、アクティビティ機能、グループ機能、公式認定アカウント機能、ユーザ検索機能、他SNSへの連携機能等を有する。
【0050】
フォロー・フォロワー機能は、自分以外の他の会員ユーザ(例えば自分が会員ユーザU1−1の場合は他の会員ユーザは会員ユーザU1−2乃至U1−n)をフォローしたり、他の会員ユーザU1−2乃至U1−n等からフォローされたりする機能である。
お気に入り機能は、他の会員ユーザU1−2のコメントや行動履歴に対して「お気に入り」を押せる(付与する)機能である。
コメント公開機能は、自分(ある会員ユーザU1−1)が書いたコメントを他の会員ユーザU1−2乃至U1−n(必要に応じて他のネットユーザU2)に向けて公開できる機能である。
また、コメント公開機能は、他者のコメントを閲覧できる機能である。
コメントを公開するか、又は非公開にするかは、コメント毎に設定することができる。
対話機能は、他者のコメントに対してコメントをすることができる機能である。
おすすめ機能は、任意の要約を他のユーザに対しておすすめすることができる機能である。
アクティビティ機能は、フォローしたユーザについて、要約へのコメント、お気に入り、読了イベント等が確認できる機能である。
グループ機能は、法人等に適用し、法人の組織内で閉じたグループ内でのみ、フォロー又はフォロワーの関係になれたりコメントが閲覧できたりする機能である。
公式認定アカウント機能は、版元や良いコメントを書くユーザを公式アカウント、認定アカウント化できる機能である。
ユーザ検索機能は、他のユーザを見つけられる機能である。法人の場合はグループ内に限り検索できる。個人ユーザとは隔離する。
他SNSへの連携強化機能は、サービス提供者SA内で書いたコメントやプロフィール画像等を、他のSNSにシェア(投稿)できる機能である。
【0051】
上記機能によれば、以下のような効果が得られる。
即ち、会員ユーザU1は、自己の学びを言語化してストックすることができる。
時間がたってから振り返る、過去の自分の考えと今の考えとの差を把握することができる。
同じ要約に対して他者の学びや行動をシェアしてもらうことで、考えを多角的に掘り下げることができる。
他のユーザにおすすめしたい要約をサービス提供者SA内で気軽にシェアすることができる。
例えば会社等の組織においては、要約を通じて社内コミュニケーションを円滑化することができる。
【0052】
次に、図5を参照して本サービスが提供されるユーザの行動を説明する。
図5は、ユーザの行動を示す図である。
【0053】
この場合、図5のステップS101において、会員ユーザU1−1が自身のマイページから所望の要約に関する要約画面(図10図11参照)をユーザ端末2−1に表示させて要約を読む。
ステップS102において、会員ユーザU1−1は、本サービスの公式アカウントをフォローする。
ステップS103において、会員ユーザU1−1は、自身が読んだ要約の中で、気に入った要約について、図10の要約画面のタブバー114のおすすめのタグをクリックして当該要約をおすすめとして設定する。
また、ステップS104において、会員ユーザU1−1は、気に入った要約があれば、図10の要約画面のタブバー114のお気に入りのタグをクリックして、お気に入りに設定する。
さらに、ステップS105において、会員ユーザU1−1は、読み返したい要約がある場合は、図10の要約画面の中央部右側に配置されている「後で読む」のアイコンをクリックすることで、その要約が後で読むものとして設定される。
【0054】
ステップS106において、要約を読んだ会員ユーザU1−1は、図13のコメント画面をユーザ端末2−1に表示して、要約についての振り返りコメントを書く。
ステップS107において、会員ユーザU1−1は、コメント画面の振り返りコメントのSNS配信を要求することで、SNS連携がなされて、振り返りコメントのSNSに投稿される。
【0055】
ステップS108において、会員ユーザU1−1がSNSに投稿した振り返りコメントがネットユーザU2−1により発見されると、ネットユーザU2−1は、そのコメントの出どころのポータルサイトにアクセスし、要約の内容を確認するようになる。
【0056】
ステップS109において、会員ユーザU1−1が、図13のコメント画面に振り返りコメントを入力すると、関連する他者のコメントが表示されるので、会員ユーザU1−1は、他者のコメントを閲覧可能になる。
ステップS110において、会員ユーザU1−1は、他者のコメントを閲覧して、良いコメントがあれば、お気に入りにしたり、他者のコメントに対してコメントをすることができる。
また、会員ユーザU1−1は、ステップS111において、図13のコメント画面において、他のユーザのコメント欄132に配置されているフォローボタンをタップ操作して、フォローすることで、フォローした他のユーザのマイページの内容(読了、お気に入り、コメント等)が閲覧可能になる。なお、他のユーザのマイページの閲覧制限の設定により一部が閲覧可能になる場合もある。
【0057】
一方、ステップS102において、公式アカウントをフォローした会員ユーザU1−1は、ステップS121において、イベント情報や要約に関する一言を発信する。
その後、会員ユーザU1−1は、ステップS122において、自身のアクティビティを確認する。
自身のアクティビティを確認した結果、会員ユーザU1−1は、ステップS123において、他のユーザの行動を確認する。
また、アクティビティを確認した結果、会員ユーザU1−1は、ステップS124において、イベント告知に気づき、ステップS125において、イベント告知のあったイベントに行く。
【0058】
ステップS131において、翌月月初には、振り返りのリマインドが会員ユーザU1−1のマイページに届く。
このリマインドにより、会員ユーザU1−1は、ステップS132において、コメントを見返したり、加筆する。
そして、ステップS133において、会員ユーザU1−1は、「今月の一冊」と思う要約を一冊選定する。
すると、選定した要約が、ステップS134において、SNS連携により投稿される。
【0059】
上記ステップS106において、会員ユーザU1−1が、振り返りコメントを記載すると、そのコメントは、会員ユーザU1−1のコメント画面に表示されると共に、サービス提供者SAにも通知される。
【0060】
ここで、ステップS141において、サービス提供者SAにより会員ユーザU1−1のコメントが発見され、そのコメントが良いコメントであった場合は、ステップS142において特集化されたり、ステップS143において、公認アンバサダーとして認定される。
【0061】
ここで、上記で説明していない画面について説明する。
図8図9は、会員ユーザU1がフォロー中の他者のマイページを示す図である。
上述の図6図7で示した会員ユーザU1のマイページにおいて、フォロー・フォロワー数の欄をタップして、表示されたフォロー・フォロワーの他者一覧の中から、興味のある人のアイコンをタップすることで、その人(他者)のマイページが、図8図9に示すように表示される。
【0062】
なお、図8図9の夫々のマイページは、タブバー81に設定されているプロフィール、本棚、コメント、記事のタグの何れかを選択することで表示される。
【0063】
図8の他者のマイページは、タブバー81のプロフィールのタグを選択した場合に表示されるマイページであり、自己紹介の欄、今月の1冊の欄、読書データの欄(今月の読書数、よく読むジャンル等)が配置されている。
このマイページでは、そのユーザの人となりや読書が好きな度合い(読書好き度)等がわかる。
【0064】
図9のマイページは、タブバー81の本棚のタグを選択した場合に表示されるマイページである。この他者のマイページには、書籍のサムネイル一覧が本棚のように表示されている。
【0065】
続いて、アクティビティ一覧画面を説明する。
図12は、ポータルサイトの画面のタイムラインのタグをタップ操作して表示されるアクティビティ一覧画面を示す図である。
【0066】
図12に示すように、アクティビティ一覧画面は、会員ユーザU1自身やフォロー中の他の会員ユーザU1がとった行動の履歴を時系列の順にリスト表示している。行動には、例えばお気に入りを追加した、コメントした、要約を読んだ、記事が追加された、特集が組まれた、等が含まれる。
【0067】
夫々のリストの横には、行動の種別毎のサムネイルが表示される。例えばお気に入りを追加した、コメントした、要約を読んだ等のリストの横には、書籍のサムネイルが表示される。
【0068】
上記会員ユーザU1自身やフォロー中の他の会員ユーザU1の中の誰かが要約を読んだ際には、要約の引用元の書籍のサムネイルとその行動内容のテキストが表示される。
アクティビティ一覧画面において、興味のあるサムネイルをタップ操作することで、画面がその人が読んでいる要約画面に遷移されるので、その要約の内容を直ちに読むことができる。
この他、会員ユーザU1、記事、特集のアイコンが表示されている場合は、夫々のアイコンをタップ操作することで、会員ユーザU1のプロフィール、記事、特集等へ画面を遷移させることができる。
【0069】
次に、図14図15を参照してお知らせ画面を説明する。
図14は、会員ユーザU1のマイページで通知ボタンが点灯する様子を示す図である。
図15は、図14のマイページから遷移したお知らせ画面の一例を示す図である。
【0070】
会員ユーザU1に何らかの通知が届いたときには、図14示すマイページの左上に配置されている通知ボタン141が点滅する。
会員ユーザU1が、通知ボタン141の点滅表示を見て、通知ボタン141をタップ操作すると、マイページの画面が、図15に示すお知らせ画面に遷移する。
【0071】
図15のお知らせ画面には、要約、特集の公開情報や他のユーザからのリアクションが一覧表示されるので、会員ユーザU1がお知らせ画面を見ることで、本サービスの変更内容や他者の最新の動向を知ることができる。
【0072】
次に、図16図17を参照して、会社において本サービスを提供するためのサーバの機能的構成の第2実施形態について説明する。
図16は、図4のハードウェア構成を有するサーバの機能的構成の第2実施形態を示す機能ブロック図である。
図17は、会社において学びDBを活用する短期ゴールの一例を示す図である。
なお、この第2実施形態を説明するにあたり、第1実施形態と同じ構成(図16の破線部)には同一の符号を付しその説明は省略する。
【0073】
図3図4のサーバ1において、会社において本サービスに対応する処理が実行される際には、図16に示すように、サーバ1のCPU11では、図4の構成にさらに加えて、社内活用情報生成部71、テーマ決定部72、条件設定部73、診断部74、診断結果管理部75、課題受付部76、課題解決部77が機能する。
【0074】
この第2実施形態は、上記第1実施形態が、個人を対象とした例であったのに対して、会社等の組織を対象とする例である。
このため、第1ユーザとしての会員ユーザU1−1、U1−2は、会社等の所定組織に属している新卒社員か又は会社に属する可能性のある一般の者、例えば今後入社予定の内定者や就労活動中の就労希望者等である。
【0075】
図4に示した要約提供部53は、会員ユーザU1−1、U1−2に対して、予め設定された人材タイプ、育成課題等の所定条件に基づいて、複数の書籍の夫々の要約を選定して、会員ユーザU1−1、U1−2に提供する。
【0076】
また、図4に示した会員発信情報受付部56は、書籍の夫々の要約に対して会員ユーザU1−1、U1−2から夫々発信された複数の会員発信情報(コメント等)を受け付ける。
【0077】
さらに、図4に示した会員発信情報管理部57は、会員ユーザU1−1、U1−2を含む会社全体の複数の会員ユーザU1の夫々について、過去に提供された複数の要約に対して、複数の会員ユーザU1の夫々から発信された複数の会員発信情報を対応付けて管理する。
【0078】
複数の会員発信情報は、図4図20の学びDB33に記憶されている要約(知恵)にタグ等として紐付くコメント(会員発信情報)の資産である。
【0079】
社内活用情報生成部71は、会員ユーザU1の複数のコメント等の会員発信情報に基づいて、会社における会員ユーザU1に関する情報を、社内活用情報として生成し、学びDB33に記憶する。
会社における会員ユーザU1に関する情報は、例えば社員個人毎の次の研修内容、異動や上司との相性や採用に資する情報等を含む。
【0080】
テーマ決定部72は、会員ユーザU1自身の要望、及び会社の会員ユーザU1に対する要望に基づいて、会員ユーザU1が取り組むべきテーマを決定する。
具体的には、テーマ決定部72は、会員ユーザUや会社の要望と学びDB33に記憶されている社内活用情報とを参照して、夫々の社員(会員ユーザU1)が取り組むべきテーマを決定する。
【0081】
条件設定部73は、テーマに基づいて、複数の書籍の夫々の要約を選定するための所定条件を設定する。所定条件は、例えば図17に示す短期ゴール[1]チャレンジ・テーマ選択等を含む。
【0082】
具体的には、条件設定部73は、図17に示すように、マスタ領域、ペース、オプションの3つの点で短期ゴールのチャレンジ・テーマを選択する。
マスタ領域は、例えば通産省“社会人基礎力”、「主体性」、「働きかけ」、「実行力」等である。
ペースは、例えば毎月1テーマ選択(4冊/月×12項目=約50冊)とする。
オプションには、例えば緊急課題、臨時のテーマ発行も年に数回あり、等とする。
より具体的には、条件設定部73は、複数のテーマ(単語)を選ぶと、複数の書籍を表示し、その中から読書対象の要約を、例えば3冊程度を選ぶものとする。
【0083】
診断部74は、テーマに基づく複数の書籍の夫々の要約の会員ユーザU1への提供が終了した後、テーマにおける会員ユーザU1に対する診断を実行する。ここで、診断とは、図17に示す[2]テーマ終了診断等である。
具体的には、テーマ終了の診断は、一つのテーマを終了したら、次のテーマを選べるものとする。また、診断は、テストではなく、例えば「あなたはこれからどうしたいですか?」等といった、問いとする。
【0084】
診断結果管理部75は、テーマに基づく書籍の夫々の要約の会員ユーザU1への提供がなされている間における会員ユーザU1の行動履歴、及び診断部74の診断の結果を管理する。
【0085】
ここで、会員ユーザU1の行動履歴は、会員発信情報(コメント等)の発信履歴等を含む。また、管理とは、図17に示す[3]記録管理等である。
具体的には、図4の学びメモ管理部54が、学びDB33を用いて記録(行動履歴)の管理を実行し、学びメモ提示部55が、社員に対して記録(行動履歴)を提示する。
学びメモ提示部55は、本人の達成度合いが見えるように記録(行動履歴)をグラフや攻略メダルの画面で提示する。なお、人事担当者U4に対しては、学びメモ提示部55は、記録(行動履歴)をグラフにより提示することで、視覚的及び統計的に会員ユーザU1の行動履歴を伝達することができる。
【0086】
課題受付部76は、会員ユーザU1又は会社の人事担当者U4等の課題を受け付ける。
具体的には、会員ユーザU1、会社の人事担当者U4等のユーザ端末2、4から夫々の会員ユーザU1、人事担当者U4の課題を受け付ける。
【0087】
課題解決部77は、会員発信情報管理部57により管理されている複数の要約及びコメント等の会員発信情報に基づいて、課題受付部76により受け付けられた課題に対する解決するための若しくは解決の支援となる情報を生成する。
具体的には、課題解決部77は、会員ユーザU1、又は会社の人事担当者U4等の課題が課題受付部76により受け付けられると、その受け付けられた課題を解決する方法又はその支援となる方法を、社内活用情報として多くの情報が蓄積されている学びDB33から抽出する。
【0088】
なお、課題を解決する方法又はその支援となる方法は、ここでは社内活用情報が蓄積されている学びDB33とされたが特にこれに限定されず、社外で蓄積されて管理されている複数の要約及びコメント等の会員発信情報等の各種データから抽出することが可能である。
【0089】
続いて、図18を参照して、会社における会員ユーザUの行動を説明する。
図18は、会社における会員ユーザUの行動を示すフローチャートである。
【0090】
会社において、例えば先輩の会員ユーザU1−1と後輩の会員ユーザU1−2がいる場合を例に挙げて説明する。
先輩の会員ユーザU1−1は、後輩にもう少し勉強してほしいが、おすすめ本を一式教えても、読む時間や本を買うコストもばかにならないだろうと思っている。また、後輩が、今後何をしたいか、何を考えているかも知りたい。
【0091】
一方、後輩の会員ユーザU1−2は、何を勉強すればよいがわからない、毎日慣れないことが多く余裕がない、先輩と話すネタがない、等と会社員として問題を抱えているものとする。
【0092】
ステップS201において、先輩の会員ユーザU1−1は、自身のユーザ端末2−1に表示させたマイページから、おすすめの要約を共有すると共に、その要約が何故おすすめかのメッセージを書く。
要約が共有されたことで、後輩の会員ユーザU1−2のマイページに、先輩からのメッセージの通知がある。
【0093】
後輩の会員ユーザU1−2は、ユーザ端末2−2に自身のマイページを表示させたときに、新たなメッセージの通知があることに気が付き、ステップS202において、先輩の会員ユーザU1−1からのおすすめの要約を読む。
【0094】
そして、後輩の会員ユーザU1−2は、ステップS203において、自身のコメント画面に、当該要約に関するコメントを書く。
【0095】
このようにコメントを書いたことで、後輩の会員ユーザU1−2は、ステップS204において、評価のタイミングやプレゼンのタイミング等、過去に自分でストックした言葉を活用することができるようになる。
【0096】
ステップS203において、後輩の会員ユーザU1−2が自身のコメント画面にコメントを書いたことで、先輩の会員ユーザU1−1に新着通知が入り、後輩の会員ユーザU1−2のコメントを閲覧する。
【0097】
後輩の会員ユーザU1−2のコメントを閲覧した先輩の会員ユーザU1−1は、ステップS206において、後輩の会員ユーザU1−2のコメントに対して自身のコメントを付ける。
【0098】
また、後輩のコメントを読んだことで、ステップS207において、後輩におすすめしたい要約の方向性が決まる。
さらに、要約を介して後輩の考えや悩みを知ることで、ステップS208において、アドバイスの内容も深まる。
【0099】
また、ステップS202において、後輩の会員ユーザU1−2が先輩からのおすすめの要約を読んだときに、関連コメントを閲覧したものとする(ステップS209)。
このように、会社の先輩社員や上司のコメントを見ることで、日常業務ではわからない部分を知ることができる(ステップS210)。
また、会社や所属部署(チーム)へのロイヤリティが高まる(ステップS211)。
なお、その逆もある。
【0100】
続いて、図19を参照して第2実施形態のサーバにおける連携動作を説明する。
図19は、第2実施形態のサーバにおける連携動作を示す図である。
この情報処理システムを、会社の社内で、例えば新卒者や内定者を移動や採用決定に活用することが考えられる。
【0101】
この場合、サーバ1では、図19に示すように、ステップS301において、要約提供部53が、新卒者や内定者等の会員ユーザU1に対して事前にアンケートをとる。
【0102】
次に、ステップS302において、要約提供部53は、会員ユーザU1により記載されたアンケートの結果に基づいて、事前に設定された所定条件(人材タイプ、育成課題等の条件)から、夫々の会員ユーザU1に対して、複数の書籍の夫々の要約の中からいくつかを選定して読書プランを作成し、会員ユーザU1に提供する。
【0103】
夫々の会員ユーザU1に要約が提供されたことで、夫々の会員ユーザU1から要約についてのコメントが発信される。
すると、ステップS303において、会員発信情報受付部56は、夫々の会員ユーザU1から発信された、夫々の要約に対する複数のコメント(会員発信情報)を受け付ける。
【0104】
ステップS304において、社内活用情報生成部71は、会員発信情報受付部56により受け付けられた複数のコメント、つまり会員ユーザU1の夫々から発信された複数のコメントに基づいて、会社における会員ユーザU1に関する情報(次の研修内容、異動や上司との相性や採用に資する情報)を、社内活用情報として生成し、所定テータベースに記憶する。
所定テータベースは、サーバ1の学びDB33でもよく、また他の人事管理用のデータベース等であってもよく、その他の記憶領域であってもよい。
【0105】
具体的には、社内活用情報生成部71は、会員ユーザU1の夫々から受け付けられた複数のコメントの夫々をタグとした要約(タグ付き要約)を学びメモとして学びDB33に記憶し、データの蓄積を進めてゆくことでビックデータ化する。
【0106】
このようにして作成した社内活用情報を、例えば会社の人事担当者U4が自身のユーザ端末4から所定テータベースにアクセスして読み出して、新卒者や内定者に関する人事考査や人事異動、採用決定等に利用することができる。
【0107】
情報処理システムを社内で活用する中で、学びDB33には、膨大な量の知識が学びメモとして蓄積されてゆく。
このような膨大な量の知識が蓄積されている学びDB33には、例えば人材タイプ/育成課題をインプットすると、3か月間の選書プランを提供する選書プラン提供システムを連携することが考えられる。
【0108】
また、学びDB33に、読書や行動の実績を管理するパーソナライズ育成システムを連携してもよい。パーソナライズ育成システムは、人の悩みに対して本により人を育成することで、悩みを解決又は解決するための支援を行うシステムである。
【0109】
次に、図20を参照してサーバの学びDBに蓄積された要約(知恵)やタグ(コメント)を活用する長期ゴールについて説明する。
図20は、サーバ1の学びDB33に蓄積された要約(知恵)やタグ(コメント)を活用する長期ゴールの一例を示す図である。
【0110】
本サービスを提供するサーバ1の学びDB33には、過去から現在までに一社だけでなく複数の会社の利用により膨大な量の知恵(学びメモ)が蓄積されている。
そこで、情報処理システムでは、図3に示す会員発信情報管理部57は、会員ユーザU1を含む複数のユーザの夫々について、過去に提供された複数の要約に対して、複数のユーザの夫々から発信された複数の会員発信情報を対応付けて管理している。
複数の会員発信情報は、図20に示す学びDB33に蓄積されているタグ等のコメントの資産である。
【0111】
サーバ1では、課題受付部76が、会員ユーザU1又は会社の課題を受け付けると、課題解決部77は、学びDB33の複数の要約及びタグ(コメント)に基づいて、受け付けられた課題を解決するための若しくは解決の支援となる情報を生成する。
【0112】
このように、過去に提供された複数の要約に対して、複数のユーザの夫々から発信される複数のタグの資産を対応付けて管理することで、管理される情報が凝縮された知恵となり、要約の読み手である会員ユーザU1や会社の人事担当者U4の課題を、知恵に基づいて、解決、若しくは解決の支援とすることができる。
このように、学びDB33を用いたQ&Aの仕組みを社内に構築することを、長期的なゴールとすることができる。
【0113】
このように第2実施形態によれば、会員ユーザU1が、会社に属する新卒社員や会社に属する可能性のある今後入社予定の内定者や就労活動中の就労希望者等の場合、会員ユーザU1の夫々に対して予め設定された人材タイプや育成課題等の所定条件に基づいて、複数の書籍の夫々の要約を選定して会員ユーザU1に提供する。
そして、提供した要約に対して会員ユーザU1が書いたコメントに基づいて、会社における夫々の会員ユーザU1に関する情報を、社内活用情報として生成する。
これにより、会社に属すかその可能性のある人材がどのようなことに興味を示し関心があるかといった情報を、会社の人事担当者U4が得られるので、この情報を人事異動や異動先の部門の上司との相性の診断に活用することで、人材を適材適所に配置することや人材育成等に役立てることができる。
【0114】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0115】
例えば、上述した実施形態では、図18の学びメモ91を蓄積した学びDB33と連携するシステムとして、例えばパーソナライズ育成システムや選書プラン提供システム等を例示したが、この他、例えばタレントマネジメントシステム連携、目標設定(人事側意向×個人の意向)、レコメンド機能(Top営業>行動/成果)、コンテンツスコア(要約のスコア)、組織診断機能・可視化、学習データのカルテ:利用効果見える化、コーチング支援(学びメモ振返り機能)等と連携するようにしてもよい。
上述した実施形態では、所定のプロダクトとして書籍等を一例に挙げて説明したが、この他の製品や商品等であれば、如何なるものであってもよく、所定のプロダクトであれば足りる。
上述した実施形態では、付随情報として例えば要約、紹介、又はレビュー等を例示したが、これ以外であってもよく、付随情報であれば足りる。
上述した実施形態では、付随情報のうちの特定付随情報を、書籍の要約として説明したが、これ以外の、例えば書籍の紹介や書籍のレビュー等であってもよく、付随情報のうちの特定付随情報であれば足りる。
上述した実施形態では、会員ユーザU1から発信された情報の一例を、例えば要約に関するコメントや、他の一般のネットユーザU2に要約をお薦めする情報等としたが、これ以外の情報であってもよく、第1ユーザが発信する情報であれば足りる。
上述した実施形態では、第1ユーザ発信情報を、ソーシャルネットワークサービス:SNSに投稿する例を説明したが、ダイレクトメール等であってもよく、ウェブ上で第1ユーザ発信情報を公開又は拡散する手段であれば足りる。
【0116】
上述した実施形態では、図19のステップS304において、社内活用情報生成部71は、受け付けられた複数のコメントに基づいて社内活用情報を生成したが、これ以外に、会員ユーザU1が要約を読んだ実績、要約の選び方等のように、コメント以外の要約に関する情報に基づいて、組織内活用情報(社内活用情報等)を生成してもよい。
即ち、第1ユーザ(会員ユーザU1)に提供された複数のプロダクト(書籍等)の夫々の特定付随情報に関する情報(要約を読んだ実績、要約の選び方等)に基づいて、組織(会社等)における第1ユーザ(会員ユーザU1)に関する情報(次の研修内容、異動や上司との相性や採用に資する情報)を、組織内活用情報(社内活用情報等)として生成すれば足りる。
【0117】
また、例えば、上述したハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、上記実施形態の構成のみに限定されるものではない。
また、例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロック及びデータベースを用いるのかは、特に限定されない。
【0118】
また、機能ブロック及びデータベースの存在場所も、特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバの機能ブロック及びデータベースをユーザ端末等に移譲させてもよい。逆にユーザ端末の機能ブロック及びデータベースをサーバ等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロック及びデータベースは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0119】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0120】
このようなプログラムを含む記録媒体は、各ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される、図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけではなく、装置本体に予め組み込まれた状態で各ユーザに提供される記録媒体等で構成される。
【0121】
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば図4のサーバ1等)は、
所定のプロダクト(書籍等の製品や商品等)に関して作成された、その要約、紹介、又はレビューのいずれかを含む、前記所定のプロダクト(書籍等)から独立した付随情報(要約、紹介、又はレビューのいずれか)を、当該所定のプロダクト(書籍等)に関連付けて管理する第1管理手段(例えば図4の要約管理部52等)と、
第1ユーザ(本サービスの会員として登録した要約を読める人を会員ユーザU1のうち何れか)からの要求に応じて、前記付随情報のうちの特定付随情報(要約等)を前記第1ユーザ(要求元の会員ユーザU1等)に提供する第1提供手段(例えば図4の要約提供部53等)と、
前記第1提供手段により提供された前記特定付随情報(要約等)に関して前記第1ユーザ(会員ユーザU1−1)から発信された情報(例えば要約に関するコメントや、他者(会員ユーザU1−2乃至U1−nや一般のネットユーザU2等)に要約をすすめる情報等)を、第1ユーザ発信情報(会員発信情報等)として受け付ける受付手段(例えば図4の会員発信情報受付部56等)と、
前記第1ユーザ発信情報(会員発信情報等)を前記特定付随情報(要約等)に対応付けて管理する第2管理手段(例えば図4の会員発信情報管理部57等)と、
を備える。
このように第1ユーザ(会員ユーザU1)からの要求に応じて、所定のプロダクト(書籍等)の付随情報(要約、紹介、レビュー等)のうちの特定付随情報(要約等)を第1ユーザ(会員ユーザU1)に提供し、その特定付随情報(要約等)に関して第1ユーザ(会員ユーザU1)から発信された第1ユーザ発信情報(会員発信情報等)を特定付随情報(要約等)に対応付けて管理することで、特定付随情報(要約等)に紐付く第1ユーザ(会員ユーザU1)の第1ユーザ発信情報(会員発信情報等)がどんどん蓄積されてゆくので、所定のプロダクト(書籍等の商品)に関する情報を多角的に得ることができる。
【0122】
また、第2ユーザ(会員ユーザU1−1の会員発信情報を見たい他者(会員ユーザU1−2乃至U1−nや一般のネットユーザU2等)からの要求に応じて、前記特定付随情報(要約等)と共に、前記第1ユーザ(会員ユーザU1−1)による第1ユーザ発信情報(コメント等)を前記第2ユーザ(会員ユーザU1−2乃至U1−nやネットユーザU2)に提供する第2提供手段(例えば図4の会員発信情報提供部58等)、
をさらに備える。
このように、第2ユーザ(会員ユーザU1−2乃至U1−nや一般のネットユーザU2)からの要求に応じて、特定付随情報(要約等)と共に、第1ユーザ(会員ユーザU1−1)による第1ユーザ発信情報(コメント等)を第2ユーザ(他の会員ユーザU1−2乃至U1−nやネットユーザU2)に提供することで、第2ユーザ(会員ユーザU1−2や一般のネットユーザU2)が本サービスや第1ユーザに興味を持たせて、会員どうしの交流を深めるとともに、会員以外の第2ユーザ(一般のネットユーザU2)を入会に導くことができる。
【0123】
また、前記第1ユーザ(会員ユーザU1)からの要求に応じて、前記特定付随情報(要約等)及び前記第1ユーザ発信情報(コメント情報等)を、所定のウェブサイト(ソーシャルネットワークサービス:SNS)に投稿する投稿手段(例えば図4のSNS投稿部59等)、
をさらに備える。
このように、特定付随情報(要約等)及び第1ユーザ発信情報(コメント情報等)を所定のウェブサイト(SNS等)に投稿することで、所定プロダクト(書籍等)がどういったものであるかを拡散し、他者に幅広く知らせることができる。
【0124】
また、前記第2提供手段(例えば図4の会員発信情報提供部58等)は、
さらに、前記第2ユーザ(会員ユーザU1−1以外の他の会員ユーザU1−2乃至U1−n又はネットユーザU2)からの要求に応じて、前記第1ユーザ(会員ユーザU1−1)の前記第1ユーザ発信情報(コメント情報等)に加えて、当該第1ユーザ(会員ユーザU1−1)に関する前記特定付随情報(要約等)に関する属性情報(要約へのコメント投稿の履歴や要約の使用履歴(お気に入り)等)を前記第2ユーザ(他の会員ユーザU1−2乃至U1−n又はネットユーザU2)に提供する。
これにより、会員の第1ユーザどうしのコメントのやり取りを超えて、会員以外の第2ユーザ(ネットユーザU2)にも、要約に関するコメントの他に、会員の第1ユーザ(会員ユーザU1−1)への関心が深まるため、一般のネットユーザU2の目を、本サービスを提供するポータルサイトへ向けさせることができる。これにより新規会員を獲得する等の効果を期待することができる。
【0125】
また、前記第2ユーザ(会員ユーザU1−1以外の会員ユーザU1−2又はネットユーザU2)により入力される第2ユーザ発信情報(コメント等の他者発信情報)を受け付ける受付手段(例えば図4の他者発信情報受付部60等)と、
前記第2ユーザ発信情報(コメント)に関連する前記第1ユーザ発信情報(コメント等)を提供する前記第1ユーザ(会員ユーザU1−1)に前記第2ユーザの前記第2ユーザ発信情報(コメント)を、関連コメントとして提供する第3提供手段(例えば図4の他者発信情報提供部61等)と、
をさらに備える。
これにより、第1ユーザ(会員ユーザU1−1)により書き込まれた第1ユーザ発信情報(コメント等)が、第2ユーザ(会員ユーザU1−2乃至U1−n)から発信された第2ユーザ発信情報(コメント等)と関連する場合に、第2ユーザ発信情報が第1ユーザ(会員ユーザU1−1)に提供されるので、第1ユーザ(会員ユーザU1−1)は、その第2ユーザ発信情報信情報(コメント等)を閲覧することで、第2ユーザに興味を持ち、リンクされた第2ユーザ(会員ユーザU1−2乃至U1−n又はネットユーザU2)のコメント画面を閲覧するようになるので、このようにして他者への興味が広がってゆくことで、要約を中心として多くの人にポータルサイトの情報が広まるようになる。これにより、ユーザどうしのコミュニティの輪が広まり、本サービスの会員数の増加や本サービスの知名度(認知度)を向上する等の効果が見込める。
【0126】
また、前記第1ユーザ(会員ユーザU1)は、所定組織(会社等)に属している者(新卒社員等)か、又は所定組織(会社等)に属する可能性のある者(今後入社予定の内定者や就労活動中の就労希望者等)かの何れかであり、
前記第1提供手段(例えば図4の要約提供部53等)は、
前記第1ユーザ(会員ユーザU1)に対して設定された所定条件(人材タイプ、育成課題)に基づいて、複数の前記プロダクト(書籍等)の夫々の前記特定付随情報(要約等)を選定して、前記第1ユーザ(会員ユーザU1)に提供し、
前記情報処理装置(例えば図4のサーバ1等)は、さらに、
前記第1ユーザ(会員ユーザU1)に提供された前記複数のプロダクト(書籍等)の夫々の前記特定付随情報(要約等)に関する情報(例えばユーザが要約を読んだ実績や要約の選び方等)に基づいて、前記組織(会社等)における前記第1ユーザ(会員ユーザU1)に関する情報(次の研修内容、異動や上司との相性や採用に資する情報)を、組織内活用情報(社内活用情報等)として生成する組織内活用情報生成手段(例えば図16の社内活用情報生成部71等)、
をさらに備える。
このように第1ユーザ(会員ユーザU1)が、所定組織に関する者である場合、第1ユーザ(会員ユーザU1)に対して設定された所定条件(人材タイプ、育成課題)に基づいて、複数の前記プロダクト(書籍等)の夫々の特定付随情報(要約等)を選定して、第1ユーザ(会員ユーザU1)に提供する。
そして、情報処理装置(サーバ1)は、第1ユーザ(会員ユーザU1)に提供された前記複数のプロダクト(書籍等)の夫々の前記特定付随情報(要約等)に関する情報(例えばユーザが要約を読んだ実績や要約の選び方等)に基づいて、組織(会社等)における第1ユーザ(会員ユーザU1)に関する情報を、組織内活用情報(社内活用情報等)として生成することで、組織内活用情報(社内活用情報等)から、組織(会社等)の人事担当者等が、第1ユーザ(会員ユーザU1)の属性(ものの考え方や興味の方向性等)を得ることで、この人事異動や異動先の部門の上司との相性の診断に活用することで、適材適所の人材配置等に役立てることができる。
【0127】
前記受付手段(例えば図4の会員発信情報受付部56等)は、
前記複数のプロダクト(書籍等)の夫々の前記特定付随情報(要約等)に対して前記第1ユーザ(会員ユーザU1)から夫々発信された複数の前記第1ユーザ発信情報(複数のコメント等)を受付け、
前記組織内活用情報生成手段は、
前記受信手段により受け付けられた前記第1ユーザ(会員ユーザU1)の前記複数の第1ユーザ発信情報(複数のコメント等)を、前記特定付随情報(要約等)に関する情報として、前記組織内活用情報を生成する。
このように第1ユーザ(会員ユーザU1)から発信された複数の第1ユーザ発信情報(要約に対する第1ユーザの複数のコメント等)を、前記特定付随情報(要約等)に関する情報として、組織内活用情報を生成することで、組織(会社等)に属すか、その可能性のある人材がどのようなことに興味を示し、関心があるのかといった情報を、組織(会社等)の人事担当者等が得られるので、人事異動や異動先の部門の上司との相性の診断に活用することで、適材適所の人材配置等に役立てることができる。
【0128】
また、前記第1ユーザ(会員ユーザU1)自身の要望、及び前記組織(会社等)の前記第1ユーザ(会員ユーザU1)に対する要望に基づいて、前記第1ユーザ(会員ユーザU1)が取り組むべきテーマを決定するテーマ決定手段(例えば図16のテーマ決定部72等)と、
前記テーマに基づいて、前記複数のプロダクト(書籍等)の夫々の前記特定付随情報(要約等)を選定(図17の短期ゴール[1]チャレンジ・テーマ選択等)するための前記所定条件を設定する条件設定手段(例えば図16の条件設定部73等)と、
前記テーマに基づく前記複数のプロダクト(書籍等)の夫々の前記特定付随情報(要約等)の前記第1ユーザ(会員ユーザU1)への提供が終了した後、前記テーマにおける前記第1ユーザ(会員ユーザU1)に対する診断(図17の[2]テーマ終了診断)を実行する診断手段(例えば図16の診断部74等)と、
前記テーマに基づく前記複数のプロダクト(書籍等)の夫々の前記特定付随情報(要約等)の前記第1ユーザ(会員ユーザU1)への提供がなされている間における前記第1ユーザ(会員ユーザU1)の行動履歴(第1ユーザ発信情報の発信履歴等を含む)、及び前記診断手段の診断の結果を管理(図17の[3]記録管理)する第4管理手段(例えば図16の診断結果管理部75等)と、
をさらに備える。
これにより、第1ユーザ(会員ユーザU1)が組織(会社等)から勧められた要約を読む中で徐々にスキルアップし、継続したくなる仕組みを構築することができる。本サービスは、組織(会社等)においてこのようにユーザが継続したくなる仕組みを構築することを、短期的なゴールとするものである。
【0129】
また、前記第2管理手段(例えば図4の会員発信情報管理部57)は、
前記第1ユーザ(会員ユーザU1)を含む複数のユーザの夫々について、過去に提供された複数の前記特定付随情報(要約等)に対して、前記複数のユーザの夫々から発信された複数の前記第1ユーザ発信情報(図20の学びDB33に記憶されている要約に紐付くタグ等の資産)を対応付けて管理しており、
前記第1ユーザ(会員ユーザU1)又は前記組織(会社)の課題を受け付ける課題受付手段(例えば図16の課題受付部76等)と、
前記第2管理手段(例えば図4の会員発信情報管理部57等)により管理されている前記複数の特定付随情報(要約等)及び前記第1ユーザ発信情報(コメント等)に基づいて、受け付けられた前記課題に対する解決するための若しくは解決の支援となる情報を生成する課題解決手段(例えば図16の課題解決部77等)と、
をさらに備える。
このように、過去に提供された複数の特定付随情報(要約等)に対して、複数のユーザの夫々から発信される複数の第1ユーザ発信情報(図20の学びDB33に記憶されている要約に紐付くタグ等の資産)を対応付けて管理することで、管理される情報が凝縮された知恵となり、読み手である第1ユーザ(図20の会員ユーザU1)や組織(会社等)の人事担当者U4等の課題を、知恵に基づいて、解決、若しくは解決の支援とすることができる。本サービスは、組織(会社等)においてこのようなQ&Aの仕組みを構築することを、長期的なゴールとするものである。
【符号の説明】
【0130】
U1、U1−1乃至U1−n・・・会員ユーザ、U2、U2−1乃至U2−m・・・一般のネットユーザ、1・・・サーバ、2、2−1乃至2−n、3、3−1乃至3−m、4・・・ユーザ端末、11・・・CPU、18・・・記憶部、19・・・通信部、31・・・ユーザDB、32・・・要約DB、33・・・学びDB、41・・・ウェブサーバ部、51・・・ユーザ管理部、52・・・要約管理部、53・・・要約提供部、54・・・学びメモ管理部、55・・・学びメモ提供部、56・・・会員発信情報受付部、57・・・会員発信情報管理部、58・・・会員発信情報提供部、59・・・SNS投稿部、60・・・他者発信情報受付部、61・・・他者発信情報提供部、71・・・社内活用情報生成部、72・・・テーマ決定部、73・・・条件設定部、74・・・診断部、75・・・診断結果管理部、76・・・課題受付部、77・・・課題解決部
図1
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