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特開2021-163739新エネルギー自動車充電用充電ポスト
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-163739(P2021-163739A)
(43)【公開日】2021年10月11日
(54)【発明の名称】新エネルギー自動車充電用充電ポスト
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/453 20060101AFI20210913BHJP
   H01R 13/533 20060101ALI20210913BHJP
   H01R 13/502 20060101ALI20210913BHJP
   B60K 1/04 20190101ALI20210913BHJP
【FI】
   H01R13/453
   H01R13/533 D
   H01R13/502
   B60K1/04 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2020-162559(P2020-162559)
(22)【出願日】2020年9月28日
(31)【優先権主張番号】202010254999.8
(32)【優先日】2020年4月2日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520376498
【氏名又は名称】杭州徳飆新能源設備有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】楊長友
【テーマコード(参考)】
3D235
5E087
【Fターム(参考)】
3D235AA01
3D235BB12
3D235BB41
3D235CC15
3D235FF43
3D235HH02
3D235HH08
3D235HH16
3D235HH63
5E087EE02
5E087JJ04
5E087JJ09
5E087LL22
5E087LL28
5E087LL34
5E087MM05
5E087QQ03
5E087QQ04
5E087RR17
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ぶつかりで充電コネクターが落ちて人と接触することによる感電を回避できる新エネルギー自動車充電用充電ポストを提供する。
【解決手段】新エネルギー自動車充電用充電ポストであって、充電ポストと、充電ポストの左端面に固定して設置される固定管2と、固定管内に置かれた充電コネクターと、充電コネクターと充電ポストとを電気接続する電線と、充電コネクターに設置される保護装置と、固定管に設置される固定装置とを含み、保護装置は、充電コネクターに固定して設置される第一円環50と、第一円環の片側に往復移動できるように設置される第二円環51と、第二円環の片側に往復移動できるように設置される第三円環52と、第三円環の片側に往復移動できるように設置される第四円環53と、第四円環の片側に往復移動できるように設置される第五円環55と、第一円環の外表面に円周方向に沿って配列される四つの移動構成部品とを有す。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
新エネルギー自動車充電用充電ポストであって、
充電ポスト(1)と、
前記充電ポスト(1)の左端面に固定して設置される固定管(2)と、
前記固定管(2)内に置かれた充電コネクター(3)と、
前記充電コネクター(3)と前記充電ポスト(1)とを電気接続する電線と、
前記充電コネクター(3)に設置される保護装置と、
前記固定管(2)に設置される固定装置と、
を含み、
前記保護装置は、
前記充電コネクター(3)に固定して設置される第一円環(50)と、
前記第一円環(50)の片側に往復移動できるように設置される第二円環(51)と、
前記第二円環(51)の片側に往復移動できるように設置される第三円環(52)と、
前記第二円環(51)の片側に往復移動できるように設置される第四円環(53)と、
前記第四円環(53)の片側に往復移動できるように設置される第五円環(55)と、
前記第一円環(50)の外表面に円周方向に沿って配列される四つの移動構成部品と、
を含む、
ことを特徴とする新エネルギー自動車充電用充電ポスト。
【請求項2】
前記第一円環(50)と前記第二円環(51)は二つの第一スリーブにより連結され、
前記第二円環(51)と前記第三円環(52)は二つの第二スリーブにより連結され、
前記第三円環(52)と前記第四円環(53)は二つの第三スリーブにより連結され、
前記第四円環(53)と前記第五円環(55)は二つの第四スリーブにより連結され、
前記第一スリーブは、
前記第一円環(50)に固定して設置される円柱形ロッド(57)と、
前記第二円環(51)に設置されるスリーブ(56)と、
前記スリーブ(56)の底部と前記円柱形ロッド(57)において前記スリーブ(56)の底部に近接する端との間に固定して設置される圧縮ばねと、
を含み、
前記第二スリーブと前記第三スリーブと前記第四スリーブと前記第一スリーブは構造が同じである、
ことを特徴とする請求項1に記載の新エネルギー自動車充電用充電ポスト。
【請求項3】
前記移動構成部品は、
前記第一円環(50)に形成される矩形溝と、
前記矩形溝に左右移動できるように設けられる移動板(100)と、
前記矩形溝の両側壁に形成される二つの第一台形溝と、
前記移動板(100)の両側にそれぞれ固定して設置され且つ二つの前記第一台形溝内を摺動できる二つの第一台形ブロックと、
それぞれ二つの前記第一台形溝の側壁と二つの前記第一台形ブロックとの間に固定して設置される二本の押圧ばねと、
長さ方向に沿ってそれぞれ前記移動板(100)にヒンジ接続される四つの回転ブロック(101)と、
長さ方向に沿ってそれぞれ前記移動板(100)に固定して設置される四つの固定ブロック(102)と、
を含み、
各前記回転ブロック(101)のヒンジ接続部にはそれぞれ一本のねじりばねが固定して設置され、
前記ねじりばねの一端は前記移動板(100)に固定して設置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の新エネルギー自動車充電用充電ポスト。
【請求項4】
前記固定装置は、
前記固定管(2)に固定して設置される作業筐体(151)と、
前記作業筐体(151)内に形成された作業空間と、
前記作業空間内に昇降できるように設けられる第一支持板(152)と、
前記固定管(2)の上端壁に形成された第一矩形溝と、
前記第一支持板(152)の上端に固定して設置される押圧ブロック(153)と、
前記作業空間内に昇降できるように設けられる第二支持板(501)と、
前記第二支持板(501)の下端に固定して設置される第一弓形ブロック(154)と、
前記第一支持板(152)に形成される第一挿入穴と、前記第二支持板(501)に形成される第二挿入穴と、
前記固定管(2)の下端壁に形成される第二矩形溝と、
前記作業空間の側壁に形成される第一矩形溝と、
前記第一支持板(152)に固定して設置され且つ前記第一矩形溝内に位置する第一矩形ブロックと、
前記第二支持板(501)に固定して設置され且つ前記第二矩形溝内に位置する第二矩形ブロックと、
前記第一矩形溝の側壁と前記第一矩形ブロックの一端との間に固定して設置される第一押圧ばねと、
前記第二矩形溝の側壁と前記第二矩形ブロックの一端との間に固定して設置される第二押圧ばねと、
前記作業筐体(151)の側面に固定して設置される第一係合筐体(177)と、
前記第一係合筐体(177)に形成される第一係合空間と、
前記第一係合空間の底部に形成され且つ前記固定管(2)の内壁と連通する第一内溝と、
前記第一係合空間の側壁の間に回転できるように設けられる第一回転軸と、
前記第一回転軸に固定して設置される第一旋転板(155)と、
前記第一係合空間の側壁に形成される第一溝と、
前記第一溝内に往復移動できる移動長板(156)と、
前記第一係合空間の底部に形成される第二台形溝と、
前記第一係合空間の下端壁に固定して設置され且つ前記第二台形溝内に位置する第二台形ブロックと、
前記第二台形溝の側壁と前記第二台形ブロックに固定して設置される第二押圧ばねと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の新エネルギー自動車充電用充電ポスト。
【請求項5】
前記固定装置は、
前記第一係合空間の上端壁に形成される第三台形溝と、
前記第三台形溝の下側に往復移動できるように設けられる摺動ブロック(200)と、
前記摺動ブロック(200)の上端に固定して設置され且つ前記第三台形溝内に位置する第三台形ブロックと、
前記第三台形溝の側壁と前記摺動ブロック(200)との間に固定して設置される第三押圧ばねと、
前記摺動ブロック(200)の側面に形成される第四台形溝と、
前記摺動ブロック(200)の片側に往復移動できるように設置される第一摺動棒(299)と、
前記摺動ブロック(200)に固定して設置され且つ前記第四台形溝内に位置する第四台形ブロックと、
前記第四台形溝の側壁と前記第四台形ブロックに固定して設置される第四押圧ばねと、
前記作業筐体(151)に固定して設置される第二係合筐体(203)と、
前記第二係合筐体(203)内に形成される第二係合空間と、
前記第二係合空間の側壁に設置され且つ前記固定管(2)の内壁と連通する第二内溝と、
前記第二係合空間の両側壁の間に回転可能に設けられる第二回転軸と、
前記第二回転軸に固定して設置される第二旋転板(204)と、
前記固定管(2)の外表面に対して往復移動できる移動ブロック(205)と、
前記第二係合空間の側壁に形成され且つ前記作業空間と連通する第二溝と、
前記固定管(2)の外表面に形成される第五台形溝と、
前記移動ブロック(205)の側面に固定して設置され且つ前記第五台形溝内に位置する第五台形ブロックと、
前記第五台形溝の側壁と前記第五台形ブロックとの間に固定して設置される第五押圧ばねと、
前記第二係合空間の側壁に形成される第六台形溝と、
前記固定管(2)に対して往復移動できる摺動板(777)と、
前記摺動板(77)に固定して設置され且つ前記第六台形溝内に位置する第六台形ブロックと、
前記第六台形溝の側壁と前記第六台形ブロックとの間に固定して設置される第六押圧ばねと、
前記摺動板(777)に対して往復移動できる第二摺動棒(280)と、
前記摺動板(777)の片側側面に形成される第七台形溝と、
前記第二摺動棒(280)に固定して設置され且つ前記第七台形溝内に位置する第七台形ブロックと、
前記第七台形溝の側壁と前記第七台形ブロックとの間に固定して設置される第七押圧ばねと、
前記固定管(3)の内壁に形成される第一摺動溝と、
前記第一摺動溝に往復移動できるように設置される第三摺動棒(282)と、
前記第三摺動棒(282)に固定して設置され且つ前記第一摺動溝内に位置する第一係合弓形板(283)と、
前記作業空間の側壁と前記第三摺動棒(282)との間に固定して設置される第八押圧ばねと、
前記固定管(3)の内壁に形成される第二摺動溝と、前記作業空間内に往復移動できるように設置される第四摺動棒(284)と、
前記第四摺動棒(284)に固定して設置され且つ前記第二摺動溝内に位置する第二係合弓形板(285)と、
前記第四摺動棒(284)と前記作業空間の側壁との間に固定して設置される第九押圧ばね(999)と、
前記第三摺動棒(282)に形成される第三挿入穴と、
前記第四摺動棒(284)に形成される第四挿入穴と、
を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の新エネルギー自動車充電用充電ポスト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は農業技術分野に属し、具体的には新エネルギー自動車充電用充電ポストに関する。
【背景技術】
【0002】
新エネルギー自動車の普及につれ、新エネルギー自動車を充電するための充電ポストもますます普及され、しかし、従来の充電ポストの充電コネクターは、充電ポストに置かれたときにぶつかりにより、落ちて人と接触して感電の危険をもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107415757号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ぶつかりで充電コネクターが落ちて人と接触することによる感電を回避できる新エネルギー自動車充電用充電ポストを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
新エネルギー自動車充電用充電ポストであって、充電ポストと、前記充電ポストの左端面に固定して設置される固定管と、前記固定管内に置かれた充電コネクターと、前記充電コネクターと前記充電ポストとを電気接続する電線と、前記充電コネクターに設置される保護装置と、前記固定管に設置される固定装置とを含み、
前記保護装置は、前記充電コネクターに固定して設置される第一円環と、前記第一円環の片側に往復移動できるように設置される第二円環と、前記第二円環の片側に往復移動できるように設置される第三円環と、前記第二円環の片側に往復移動できるように設置される第四円環と、前記第四円環の片側に往復移動できるように設置される第五円環と、前記第一円環の外表面に円周方向に沿って配列される四つの移動構成部品とを含む。
【0006】
前記第一円環と前記第二円環は二つの第一スリーブにより連結され、前記第二円環と前記第三円環は二つの第二スリーブにより連結され、前記第三円環と前記第四円環は二つの第三スリーブにより連結され、前記第四円環と前記第五円環は二つの第四スリーブにより連結され、前記第一スリーブは、前記第一円環に固定して設置される円柱形ロッドと、前記第二円環に設置されるスリーブと、前記スリーブの底部と前記円柱形ロッドにおいて前記スリーブの底部に近接する端との間に固定して設置される圧縮ばねと、を含み、前記第二スリーブと前記第三スリーブと前記第四スリーブと前記第一スリーブは構造が同じである。
【0007】
前記移動構成部品は、前記第一円環に形成される矩形溝と、前記矩形溝に左右移動できるように設けられる移動板と、前記矩形溝の両側壁に形成される二つの第一台形溝と、前記移動板の両側にそれぞれ固定して設置され且つ二つの前記第一台形溝内を摺動できる二つの第一台形ブロックと、それぞれ二つの前記第一台形溝の側壁と二つの前記第一台形ブロックとの間に固定して設置される二本の押圧ばねと、長さ方向に沿ってそれぞれ前記移動板にヒンジ接続される四つの回転ブロックと、長さ方向に沿ってそれぞれ前記移動板に固定して設置される四つの固定ブロックと、を含み、各前記回転ブロックのヒンジ接続部にはそれぞれ一本のねじりばねが固定して設置され、前記ねじりばねの一端は前記移動板に固定して設置される。
【0008】
前記固定装置は、前記固定管に固定して設置される作業筐体と、前記作業筐体内に形成された作業空間と、前記作業空間内に昇降できるように設けられる第一支持板と、前記固定管の上端壁に形成された第一矩形溝と、前記第一支持板の上端に固定して設置される押圧ブロックと、前記作業空間内に昇降できるように設けられる第二支持板と、前記第二支持板の下端に固定して設置される第一弓形ブロックと、前記第一支持板に形成される第一挿入穴と、前記第二支持板に形成される第二挿入穴と、前記固定管の下端壁に形成される第二矩形溝と、前記作業空間の側壁に形成される第一矩形溝と、前記第一支持板に固定して設置され且つ前記第一矩形溝内に位置する第一矩形ブロックと、前記第二支持板に固定して設置され且つ前記第二矩形溝内に位置する第二矩形ブロックと、前記第一矩形溝の側壁と前記第一矩形ブロックの一端との間に固定して設置される第一押圧ばねと、前記第二矩形溝の側壁と前記第二矩形ブロックの一端との間に固定して設置される第二押圧ばねと、前記作業筐体の側面に固定して設置される第一係合筐体と、前記第一係合筐体に形成される第一係合空間と、前記第一係合空間の底部に形成され且つ前記固定管の内壁と連通する第一内溝と、前記第一係合空間の側壁の間に回転できるように設けられる第一回転軸と、前記第一回転軸に固定して設置される第一旋転板と、前記第一係合空間の側壁に形成される第一溝と、前記第一溝内に往復移動できる移動長板と、前記第一係合空間の底部に形成される第二台形溝と、前記第一係合空間の下端壁に固定して設置され且つ前記第二台形溝内に位置する第二台形ブロックと、前記第二台形溝の側壁と前記第二台形ブロックに固定して設置される第二押圧ばねとを含む。
【0009】
前記固定装置は、前記第一係合空間の上端壁に形成される第三台形溝と、前記第三台形溝の下側に往復移動できるように設けられる摺動ブロックと、前記摺動ブロックの上端に固定して設置され且つ前記第三台形溝内に位置する第三台形ブロックと、前記第三台形溝の側壁と前記摺動ブロックとの間に固定して設置される第三押圧ばねと、前記摺動ブロックの側面に形成される第四台形溝と、前記摺動ブロックの片側に往復移動できるように設置される第一摺動棒と、前記摺動ブロックに固定して設置され且つ前記第四台形溝内に位置する第四台形ブロックと、前記第四台形溝の側壁と前記第四台形ブロックに固定して設置される第四押圧ばねと、前記作業筐体に固定して設置される第二係合筐体と、前記第二係合筐体内に形成される第二係合空間と、前記第二係合空間の側壁に設置され且つ前記固定管の内壁と連通する第二内溝と、前記第二係合空間の両側壁の間に回転可能に設けられる第二回転軸と、前記第二回転軸に固定して設置される第二旋転板と、前記固定管の外表面に対して往復移動できる移動ブロックと、前記第二係合空間の側壁に形成され且つ前記作業空間と連通する第二溝と、前記固定管の外表面に形成される第五台形溝と、前記移動ブロックの側面に固定して設置され且つ前記第五台形溝内に位置する第五台形ブロックと、前記第五台形溝の側壁と前記第五台形ブロックとの間に固定して設置される第五押圧ばねと、前記第二係合空間の側壁に形成される第六台形溝と、前記固定管に対して往復移動できる摺動板と、前記摺動板に固定して設置され且つ前記第六台形溝内に位置する第六台形ブロックと、前記第六台形溝の側壁と前記第六台形ブロックとの間に固定して設置される第六押圧ばねと、前記摺動板に対して往復移動できる第二摺動棒と、前記摺動板の片側側面に形成される第七台形溝と、前記第二摺動棒に固定して設置され且つ前記第七台形溝内に位置する第七台形ブロックと、前記第七台形溝の側壁と前記第七台形ブロックとの間に固定して設置される第七押圧ばねと、前記固定管の内壁に形成される第一摺動溝と、前記第一摺動溝に往復移動できるように設置される第三摺動棒と、前記第三摺動棒に固定して設置され且つ前記第一摺動溝内に位置する第一係合弓形板と、前記作業空間の側壁と前記第三摺動棒との間に固定して設置される第八押圧ばねと、前記固定管の内壁に形成される第二摺動溝と、前記作業空間内に往復移動できるように設置される第四摺動棒と、前記第四摺動棒に固定して設置され且つ前記第二摺動溝内に位置する第二係合弓形板と、前記第四摺動棒と前記作業空間の側壁との間に固定して設置される第九押圧ばねと、前記第三摺動棒に形成される第三挿入穴と、前記第四摺動棒に形成される第四挿入穴とを含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、構造が簡単であり、充電コネクターが人とのぶつかりにより落ちて人と接触して感電の危険をもたらすことはなく、安全である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
図1】本発明の立体図
図2】本発明の正面図
図3】本発明の上面図
図4図3のA‐A線に沿う断面立体図
図5図4におけるB部の拡大図
図6図5におけるC部の拡大図
図7】固定装置の構成略図一
図8図7におけるD部の拡大図
図9図2のE‐E線に沿う断面立体図
図10】固定装置の構成略図二
図11図10におけるF部の拡大図
図12】固定装置の構成略図三
図13図12におけるG部の拡大図
図14図13におけるH部の拡大図
図15】第一支持板と第二支持板との構成略図一
図16】第一支持板と第二支持板との構成略図二
図17】移動長板と第一支持板との斜面係合図
図18】移動ブロックと第一摺動棒との斜面係合図
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1‐18に示すように、新エネルギー自動車充電用充電ポストであって、充電ポスト1と、前記充電ポスト1の左端面に固定して設置される固定管2と、前記固定管2内に置かれた充電コネクター3と、前記充電コネクター3と前記充電ポスト1とを電気接続する電線と、前記充電コネクター3に設置される保護装置と、前記固定管2に設置される固定装置とを含み、
前記保護装置は、前記充電コネクター3に固定して設置される第一円環50と、前記第一円環50の片側に往復移動できるように設置される第二円環51と、前記第二円環51の片側に往復移動できるように設置される第三円環52と、前記第二円環51の片側に往復移動できるように設置される第四円環53と、前記第四円環53の片側に往復移動できるように設置される第五円環55と、前記第一円環50の外表面に円周方向に沿って配列される四つの移動構成部品とを含む。
【0013】
前記第一円環50と前記第二円環51は二つの第一スリーブにより連結され、前記第二円環51と前記第三円環52は二つの第二スリーブにより連結され、前記第三円環52と前記第四円環53は二つの第三スリーブにより連結され、前記第四円環53と前記第五円環55は二つの第四スリーブにより連結され、前記第一スリーブは、前記第一円環50に固定して設置される円柱形ロッド57と、前記第二円環51に設置されるスリーブ56と、前記スリーブ56の底部と前記円柱形ロッド57において前記スリーブ56の底部に近接する端との間に固定して設置される圧縮ばねと、を含み、前記第二スリーブと前記第三スリーブと前記第四スリーブと前記第一スリーブは構造が同じである。
【0014】
前記移動構成部品は、前記第一円環50に形成される矩形溝と、前記矩形溝に左右移動できるように設けられる移動板100と、前記矩形溝の両側壁に形成される二つの第一台形溝と、前記移動板100の両側にそれぞれ固定して設置され且つ二つの前記第一台形溝内を摺動できる二つの第一台形ブロックと、それぞれ二つの前記第一台形溝の側壁と二つの前記第一台形ブロックとの間に固定して設置される二本の押圧ばねと、長さ方向に沿ってそれぞれ前記移動板100にヒンジ接続される四つの回転ブロック101と、長さ方向に沿ってそれぞれ前記移動板100に固定して設置される四つの固定ブロック102と、を含み、各前記回転ブロック101のヒンジ接続部にはそれぞれ一本のねじりばねが固定して設置され、前記ねじりばねの一端は前記移動板100に固定して設置され、
使用者が充電コネクターを使用するときに充電コネクターが落ちたら、充電コネクターは頭部が重いから、充電コネクターの頭部が先に地面と接触し、充電コネクターの頭部の方が地面とぶつかることによって移動板100が充電コネクターの頭部から離れるように移動するとき、ほかの三方の移動板100は依然として第一円環と第二円環と第三円環と第四円環と第五円環を支持することにより、第一円環と第二円環と第三円環と第四円環と第五円環は地面と地面とぶつかるときに頭部から離れるように収縮することがなく、これにより充電コネクターの頭部が外側に露出されて地面とぶつかって壊れることはなく、
充電コネクターを自動車のコンセントに合わせて充電するとき、四つの移動板はコンセントに止められて後方へ移動し、第一円環と第二円環と第三円環と第四円環と第五円環もコンセントに止められて後方へ移動し、これで充電コネクターの頭部が露出されて充電が可能になり、回転板と固定板を設けることにより、第一円環と第二円環と第三円環と第四円環と第五円環は第一スリーブと第二スリーブと第三スリーブと第四スリーブとの作用により復位した後、移動板にある回転板は第一円環と第二円環と第三円環と第四円環と第五円環と接触したときに翻転して引き続き上昇して復位し、これで本発明の充電ポストを持続的に使用できる。
【0015】
前記固定装置は、前記固定管2に固定して設置される作業筐体151と、前記作業筐体151内に形成された作業空間と、前記作業空間内に昇降できるように設けられる第一支持板152と、前記固定管2の上端壁に形成された第一矩形溝と、前記第一支持板152の上端に固定して設置される押圧ブロック153と、前記作業空間内に昇降できるように設けられる第二支持板501と、前記第二支持板501の下端に固定して設置される第一弓形ブロック154と、前記第一支持板152に形成される第一挿入穴と、前記第二支持板501に形成される第二挿入穴と、前記固定管2の下端壁に形成される第二矩形溝と、前記作業空間の側壁に形成される第一矩形溝と、前記第一支持板152に固定して設置され且つ前記第一矩形溝内に位置する第一矩形ブロックと、前記第二支持板501に固定して設置され且つ前記第二矩形溝内に位置する第二矩形ブロックと、前記第一矩形溝の側壁と前記第一矩形ブロックの一端との間に固定して設置される第一押圧ばねと、前記第二矩形溝の側壁と前記第二矩形ブロックの一端との間に固定して設置される第二押圧ばねと、前記作業筐体151の側面に固定して設置される第一係合筐体177と、前記第一係合筐体177に形成される第一係合空間と、前記第一係合空間の底部に形成され且つ前記固定管2の内壁と連通する第一内溝と、前記第一係合空間の側壁の間に回転できるように設けられる第一回転軸と、前記第一回転軸に固定して設置される第一旋転板155と、前記第一係合空間の側壁に形成される第一溝と、前記第一溝内に往復移動できる移動長板156と、前記第一係合空間の底部に形成される第二台形溝と、前記第一係合空間の下端壁に固定して設置され且つ前記第二台形溝内に位置する第二台形ブロックと、前記第二台形溝の側壁と前記第二台形ブロックに固定して設置される第二押圧ばねとを含む。
【0016】
前記固定装置は、前記第一係合空間の上端壁に形成される第三台形溝と、前記第三台形溝の下側に往復移動できるように設けられる摺動ブロック200と、前記摺動ブロック200の上端に固定して設置され且つ前記第三台形溝内に位置する第三台形ブロックと、前記第三台形溝の側壁と前記摺動ブロック200との間に固定して設置される第三押圧ばねと、前記摺動ブロック200の側面に形成される第四台形溝と、前記摺動ブロック200の片側に往復移動できるように設置される第一摺動棒299と、前記摺動ブロック200に固定して設置され且つ前記第四台形溝内に位置する第四台形ブロックと、前記第四台形溝の側壁と前記第四台形ブロックに固定して設置される第四押圧ばねと、前記作業筐体151に固定して設置される第二係合筐体203と、前記第二係合筐体203内に形成される第二係合空間と、前記第二係合空間の側壁に設置され且つ前記固定管2の内壁と連通する第二内溝と、前記第二係合空間の両側壁の間に回転可能に設けられる第二回転軸と、前記第二回転軸に固定して設置される第二旋転板204と、前記固定管2の外表面に対して往復移動できる移動ブロック205と、前記第二係合空間の側壁に形成され且つ前記作業空間と連通する第二溝と、前記固定管2の外表面に形成される第五台形溝と、前記移動ブロック205の側面に固定して設置され且つ前記第五台形溝内に位置する第五台形ブロックと、前記第五台形溝の側壁と前記第五台形ブロックとの間に固定して設置される第五押圧ばねと、前記第二係合空間の側壁に形成される第六台形溝と、前記固定管2に対して往復移動できる摺動板777と、前記摺動板77に固定して設置され且つ前記第六台形溝内に位置する第六台形ブロックと、前記第六台形溝の側壁と前記第六台形ブロックとの間に固定して設置される第六押圧ばねと、前記摺動板777に対して往復移動できる第二摺動棒280と、前記摺動板777の片側側面に形成される第七台形溝と、前記第二摺動棒280に固定して設置され且つ前記第七台形溝内に位置する第七台形ブロックと、前記第七台形溝の側壁と前記第七台形ブロックとの間に固定して設置される第七押圧ばねと、前記固定管3の内壁に形成される第一摺動溝と、前記第一摺動溝に往復移動できるように設置される第三摺動棒282と、前記第三摺動棒282に固定して設置され且つ前記第一摺動溝内に位置する第一係合弓形板283と、前記作業空間の側壁と前記第三摺動棒282との間に固定して設置される第八押圧ばねと、前記固定管3の内壁に形成される第二摺動溝と、前記作業空間内に往復移動できるように設置される第四摺動棒284と、前記第四摺動棒284に固定して設置され且つ前記第二摺動溝内に位置する第二係合弓形板285と、前記第四摺動棒284と前記作業空間の側壁との間に固定して設置される第九押圧ばね999と、前記第三摺動棒282に形成される第三挿入穴と、前記第四摺動棒284に形成される第四挿入穴とを含み、
固定管の内壁と充電コネクターの外表面との接触隙間が大きくなると、充電コネクターは落ちやすくなり、固定管の内壁と充電コネクターの外表面との接触隙間が小さくなると、充電コネクターは出し入れにくくなり、本発明の充電ポストにおける充電コネクターを固定管内に置いた後、第一旋転板と第二旋転板は充電コネクターに押し動かされて翻転し、第一旋転板は第一摺動棒を押し動かして第一挿入穴と第二挿入穴に入れることによって第一支持板が第二支持板と固定して連結され、第二旋転板は第二摺動棒を第三挿入穴と第二挿入穴に押し込むことによって第三摺動棒が第四摺動棒と固定して連結され、このとき人が充電コネクターとぶつかって充電コネクターを第二係合弓形板285の方向へ傾かせたら、第四摺動棒284は第三摺動棒282を移動させ、第三摺動棒282は第一係合弓形板283を移動させ、第一係合弓形板283は充電コネクターの頭部と接触するまで充電コネクターの頭部に向かって移動し、このとき充電コネクターが傾斜状態にあるため、充電コネクターにおいて固定管内に位置する部分の占める幅は大きくなり、対して固定管における口の幅は変わらず、これでは傾いた充電コネクターは固定管内から出られなくなり、人が充電コネクターとぶつかって充電コネクターを押圧ブロック153の方向へ傾かせるとき、第一支持板152は第二支持板501を上昇させ、第二支持板501は第一弓形ブロック154を上昇させることによって充電コネクターにおいて固定管内に位置する部分の高さは高くなり、対して固定管における口の高度は変わらず、充電コネクターは出られなくなり、これで充電コネクターが落とされて感電の危険をもたらすことは回避でき、
充電コネクターを取り出すとき、第一旋転板と第二旋転板は回転して復位し、移動ブロック205は第五押圧ばねの作用により移動ブロック205の斜面を経由して第四摺動棒284の斜面と接触して第四摺動棒284を固定管の内壁から離れるように移動させ、移動長板156は第二押圧ばねの復位により第一支持板152を上方へ押し動かし、この前に、第二摺動棒280は第七押圧ばねの作用により第一挿入穴と第二挿入穴から離れ、第一摺動棒299は第四押圧ばねの作用により第三挿入穴と第四挿入穴から離れ、第一支持板が第二支持板と離れ、第三摺動棒が第四摺動棒と離れ、これで充電コネクターを取り出すときに第二支持板501が第一支持板152につれて移動することはなく、第三摺動棒282は第四摺動棒284につれて移動することもなく、このように固定管の口を大きくし、充電コネクターの出し入れを便利にすることによって本発明の充電ポストの使用を便利にする。
【0017】
上記の充電ポストと充電コネクターは周知技術であるため、両者の構造については説明しない。
【0018】
当業者は、本発明の範囲内で作業方式に応じて様々な変更を行える。
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