(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-167940(P2021-167940A)
(43)【公開日】2021年10月21日
(54)【発明の名称】撮影装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G03B 17/56 20210101AFI20210924BHJP
G03B 15/00 20210101ALI20210924BHJP
G03B 17/02 20210101ALI20210924BHJP
G03B 5/00 20210101ALI20210924BHJP
B60R 11/02 20060101ALI20210924BHJP
G07C 5/00 20060101ALI20210924BHJP
H04N 5/225 20060101ALI20210924BHJP
H04N 5/222 20060101ALI20210924BHJP
【FI】
G03B17/56 A
G03B15/00 V
G03B17/02
G03B17/56 Z
G03B5/00 J
B60R11/02 Z
G07C5/00 Z
H04N5/225 700
H04N5/225 100
H04N5/222 100
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2021-41614(P2021-41614)
(22)【出願日】2021年3月15日
(31)【優先権主張番号】202010279751.7
(32)【優先日】2020年4月10日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】316006783
【氏名又は名称】新思考電機有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】寺嶋 厚吉
【テーマコード(参考)】
2H100
2H105
2K005
3D020
3E138
5C122
【Fターム(参考)】
2H100DD00
2H100EE01
2H105AA06
2H105AA26
2H105AA28
2H105AA51
2H105EE26
2K005AA13
2K005CA22
2K005CA42
2K005CA52
3D020BA20
3D020BC02
3D020BD07
3D020BD09
3E138AA07
3E138MF01
5C122DA14
5C122EA41
5C122GD01
5C122GE01
5C122GE11
(57)【要約】
【課題】カメラユニットのブレを抑制することができる撮影装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】撮影装置12は、カメラユニット26と、前記カメラユニット26を運動自在に支持するホルダ28と、を有し、前記ホルダ28は、送電側コイル36を有し、前記カメラユニット26は、受電側コイル38を有し、前記送電側コイル36と前記受電側コイル38とは、空間を隔てて対向している。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラユニットと、
前記カメラユニットを運動自在に支持するホルダと、
を有し、
前記ホルダは、送電側コイルを有し、
前記カメラユニットは、受電側コイルを有し、
前記送電側コイルと前記受電側コイルとは、空間を隔てて対向している
撮影装置。
【請求項2】
前記送電側コイルと前記受電側コイルとは、前記送電側コイル及び前記受電側コイルの巻回軸方向に対向している請求項1記載の撮影装置。
【請求項3】
前記送電側コイルと前記受電側コイルとは、前記送電側コイル及び前記受電側コイルの巻回径方向に対向している請求項1記載の撮影装置。
【請求項4】
前記ホルダは、前記送電側コイルに交流電流を供給する給電回路を有し、前記給電回路に電源ケーブルが接続される請求項1から3いずれか記載の撮影装置。
【請求項5】
前記カメラユニットと前記ホルダとは、それぞれ球面部分を有し、前記カメラユニットは、前記球面部分を介して運動自在に前記ホルダに支持されている請求項1から3いずれか記載の撮影装置。
【請求項6】
前記カメラユニットは、弾性部材を介して運動自在に前記ホルダに支持されている請求項1から3いずれか記載の撮影装置。
【請求項7】
前記カメラユニットは、ジンバル機構を介して運動自在に前記ホルダに支持されている請求項1から3いずれか記載の撮影装置。
【請求項8】
請求項1から7いずれか記載の撮影装置を備えた電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば車両に取り付けられるドライブレコーダの撮影装置として、カメラユニットと、このカメラユニットを支持するホルダとを有するものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−244614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ホルダに対してカメラユニットを運動自在に支持し、カメラユニットの有する慣性を利用してカメラユニットのブレを抑制することが考えられる。この場合、カメラユニットに接続された電源ケーブルから伝わる車両の走行による振動や衝撃によりカメラユニットには機械的な衝撃が生じやすく、カメラユニットのブレを抑制することができない。
【0005】
本発明は、カメラユニットのブレを抑制することができる撮影装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの態様は撮影装置であり、この撮影装置は、カメラユニットと、前記カメラユニットを運動自在に支持するホルダと、を有し、前記ホルダは、送電側コイルを有し、前記カメラユニットは、受電側コイルを有し、前記送電側コイルと前記受電側コイルとは、空間を隔てて対向している撮影装置である。
【0007】
好適には、前記送電側コイルと前記受電側コイルとは、前記送電側コイル及び前記受電側コイルの巻回軸方向又は巻回径方向に対向している。
【0008】
また、好適には、前記ホルダは、前記送電側コイルに交流電流を供給する給電回路を有し、前記給電回路に電源ケーブルが接続される。
【0009】
カメラユニットをホルダに対して運動自在とする機構としては、例えば前記カメラユニットと前記ホルダとにそれぞれ球面部分を形成し、この球面部分を介して運動自在としてもよいし、弾性部材を介して運動自在としてもよいし、ジンバル機構を介して運動自在としてもよい。
【0010】
本発明の他の態様は、撮影装置を有する電子機器である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ホルダに送電側コイルを、カメラユニットに受電側コイルをそれぞれ設け、送電側コイルと受電側コイルとを空間を隔てて対向するようにしたので、ホルダ側からカメラユニット側に電磁誘導により給電することができるので、カメラユニット側に電源ケーブルを接続する必要がなく、電源ケーブルを介して伝達される振動を排除し、カメラユニットのブレを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明をドライブレコーダに適用した第1実施形態を示し、斜め上方から見た斜視図である。
【
図2】本発明をドライブレコーダに適用した第1実施形態を示し、斜め下方から見た一部断面の分解斜視図である。
【
図3】本発明をドライブレコーダに適用した第2実施形態を示し、斜め上方から見た斜視図である。
【
図4】本発明をドライブレコーダに適用した第2実施形態を示し、斜め下方から見た一部断面の分解斜視図である。
【
図5】本発明をドライブレコーダに適用した第3実施形態を示し、斜め上方から見た斜視図である。
【
図6】本発明をドライブレコーダに適用した第3実施形態を示し、斜め側方から見た分解斜視図である。
【
図7】本発明をドライブレコーダに適用した第3実施形態を示し、一部断面の側面図である。
【
図8】本発明をドライブレコーダに適用した第4実施形態を示し、斜め上方から見た斜視図である。
【
図9】本発明をドライブレコーダに適用した第4実施形態を示し、斜め下方から見た一部断面の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1及び
図2には、本発明を例えば電子機器としてのドライブレコーダ10に適用した第1実施形態が示されている。
【0015】
ドライブレコーダ10は、撮影装置12と、この撮影装置12を車両に取り付けるための取付装置14とを有する。
【0016】
取付装置14は、平板状の固定部材16と、この固定部材16に連結された棒状の連結部材18とを有する。固定部材16と連結部材18とは接続部20を介して接続されている。接続部20は、固定部材16の背面部分中央に形成された円筒部22と、連結部材18の一端に形成された球体部24とからなる。円筒部22の内面は、球面形状に形成され、この円筒部22の内面に球体部24が嵌り、円筒部22を中心として連結部材18が360度回転できるようになっている。また、連結部材18の他端は、後述するホルダ本体32に固定されている。一方、固定部材16の表面側は、車両のフロントガラスや車体に固定される。
【0017】
撮影装置12は、カメラユニット26と、このカメラユニット26を運動自在に支持するホルダ28とを有する。
【0018】
カメラユニット26は、XYZ直交座標系において、通常時にはZ方向に向けられたレンズ30を有する。レンズ30の光軸方向がZ軸方向となっている。この実施形態においては、レンズ30は、車両の進行方向である前方に向けられているが、これに限定するものではなく、進行方向の後方、上方、あるいは側方等、任意の方向に向けられる。また、カメラユニット26は、レンズ30を介して集光した画像を検出する画像センサを有し、さらにレンズ30の位置を動かすコイルと磁石あるいは形状記憶合金等の駆動部が設けられてもよい。
【0019】
カメラユニット26の外形は、球体をZ方向の前後でカットした形状となっている。また、ホルダ28は、円筒状の外形を有するホルダ本体32と、このホルダ本体32の−Z方向側(背面側)にあってホルダ本体32に固定された円板状の背面板34とから構成されている。ホルダ本体32の内面は、球面形状となっている。ホルダ本体32がカメラユニット26のZ軸周りを包囲するように、ホルダ本体32の内面にカメラユニット26の外面が嵌っている。これにより、カメラユニット26がホルダ本体32に対してX、Y、Zの各軸周りに回動可能となっている。このホルダ本体32の内面又はカメラユニット26の外面には、潤滑性に優れた材料が被覆され、ホルダ本体32に対し、カメラユニット26が滑らかに回動するようにしてもよい。
【0020】
また、ホルダ28の背面板34の+Z方向側の面には、Z軸周りに巻回された円環状の送電側コイル36が固定されている。一方、カメラユニット26の−Z方向側の面には、同じく円環状に形成された受電側コイル38が固定されている。この送電側コイル36と受電側コイル38とは、Z軸方向、即ち巻回軸方向に空間を隔てて対向している。
【0021】
ホルダ28の背面板34の−Z側の面には、給電回路40が取り付けられている。この給電回路40は、電源ケーブル42が接続され、この電源ケーブル42を介して供給された電力を交流電流に変換する。送電側コイル36には、例えば数十ヘルツ〜数百ヘルツに発振した交流電流が印加される。送電側コイル36に交流電流が印加されると、送電側コイル36及び受電側コイル38の周囲に交流磁界が発生し、受電側コイル38には、誘導電流が流れる。
【0022】
一方、受電側コイル38には、例えばコンデンサを接続するなどしてLC共振回路が構成され、送電側コイル36の発振周波数に合わせた周波数で共振するように設定され、効率よく電力を受けることができる。受電側コイル38によって得られた電力がカメラユニット26の撮影動作に利用される。
なお、カメラユニット26により検出された画像データは、例えばWi−Fi(登録商標)等の無線により送信される。
【0023】
例えば走行中に車両とともに電源ケーブル42や撮影装置12が揺れて撮影装置12に角加速度が加わると、回動自在に支持されたカメラユニット26は慣性によってホルダ28内を摺動し、揺れる前の姿勢を維持しようとする。このとき、電源ケーブル42はホルダ28側に接続されているのでカメラユニット26は電源ケーブル42の揺れの影響を受けることが少なく、カメラユニット26は車両の揺れから遮断される。その結果、撮影画像のブレが軽減される。
【0024】
図3及び
図4には、本発明を例えばドライブレコーダ10に適用した第2実施形態が示されている。
【0025】
この第2実施形態は、前述した第1実施形態と比較して、カメラユニット26及びホルダ28の形状並びにカメラユニット26の支持構造が異なる。
【0026】
カメラユニット26は、直方体形状となっている。ホルダ28は、空間を隔ててカメラユニット26をZ軸周りに囲む四角形状のホルダ本体32を有する。また、ホルダ28は、ホルダ本体32の−Z側(背面側)には、四角板状の背面板34が固定されている。
【0027】
カメラユニット26は、ホルダ28に懸架ばね44を介して運動自在に支持されている。懸架ばね44は、略環状又は渦巻状に形成された線ばねの両端が、略環状又は渦巻状の板面と直交し且つ逆の方向に折り曲げられて形成される。そして、ホルダ本体32の4側面の各中央部分には、懸架ばね44の一端が接続され、懸架ばね44の他端がカメラユニット26の側面に接続されている。これにより、カメラユニット26は、X、Y、Z各軸周りに回動自在であるようにホルダ本体32に支持されている。この第2実施形態では、懸架ばね44の外形は円形状としているが、それに限るものではない。
【0028】
この第2実施形態においては、送電側コイル36及び受電側コイル38は、四角形状に形成され、それぞれ背面板34とカメラユニット26に固定され、Z軸方向、即ち巻回軸方向に空間を隔てて対向している。
【0029】
この第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、電源ケーブル42や撮影装置12が揺れて撮影装置12に角加速度が加わると、回動自在に支持されたカメラユニット26は慣性によってホルダ28内で移動し、揺れる前の姿勢を維持しようとする。このとき、電源ケーブル42はホルダ28側に接続されているのでカメラユニット26は電源ケーブル42の揺れの影響を受けることが少なく、カメラユニット26は車両の揺れから遮断される。その結果、撮影画像のブレが軽減される。
【0030】
なお、この第2実施形態において、第1実施形態と同様の部分については、図面に同一の番号を付して説明を省略した。
【0031】
図5から
図7には、本発明を例えばドライブレコーダ10に適用した第3実施形態が示されている。
【0032】
この第3実施形態は、前述した第1実施形態と比較して、送電側コイル36及び受電側コイル38の構成及びカメラユニット26の支持構造が異なる。
【0033】
この第3実施形態において、カメラユニット26は、第2実施形態と同様に直方体の形状となっているが、受電側コイル38は、カメラユニット26の側面にあってZ軸周りに四角形状に巻かれて取り付けられている。
【0034】
また、ホルダ26は、ホルダ本体32がZ軸方向に2つに分かれて四角形状の第1枠部46と第2枠部48が形成されている。この第1枠部46と第2枠部48は、第1枠部46と第2枠部48の4つの角部において巻回用ボビン部50を介して接続されている。この巻回用ボビン部50の周りには、第1枠部46及び第2枠部48に沿って送電側コイル36が四角形状に巻かれて取り付けられている。この送電側コイル36と前述した受電側コイル38とは、XY方向、即ち巻回径方向に空間を隔てて対向している。
【0035】
また、カメラユニット26は、ホルダ28の背面板34の−Z方向側に設けられた懸架ばね44により、X、Y、Z各軸周りに回動自在であるように支持されている。
【0036】
この第3実施形態においては、第2実施形態と同様に、電源ケーブル42や撮影装置12が揺れて撮影装置12に角加速度が加わると、回動自在に支持されたカメラユニット26は慣性によってホルダ28内で移動し、揺れる前の姿勢を維持しようとする。このとき、電源ケーブル42はホルダ28側に接続されているのでカメラユニット26は電源ケーブル42の揺れの影響を受けることが少なく、カメラユニット26は車両の揺れから遮断される。その結果、撮影画像のブレが軽減される。
【0037】
なお、この第3実施形態において、第2実施形態と同様の部分については、図面に同一の番号を付して説明を省略した。
【0038】
図8及び
図9には、本発明を例えばドライブレコーダ10に適用した第4実施形態が示されている。
【0039】
この第4実施形態は、前述した第2実施形態と比較して、ホルダ28の形状及びカメラユニット26の支持構造が異なる。
【0040】
この第4実施形態においては、カメラユニット26は、ホルダ28にジンバル機構を介して運動自在に支持されている。
【0041】
即ち、ホルダ28は、カメラユニット26の周囲にあって、四角形状の内側枠52と外側枠54とを有する。カメラユニット26のX側外面と内側枠52のX側内面とは、X軸周り回動用ピン56によりX軸周りに回動自在に支持されている。また、内側枠52のY側外面と外側枠54のY側内面とは、Y軸周り回動用ピン58によりY軸周りに回動自在に支持されている。
【0042】
また、ホルダ28の背面板34とカメラユニット26の間の中央部には原点復帰ばね60が配置されている。原点復帰ばね60は、懸架ばね44と同様の形状であり、一端が背面板34の前面に接続され、他端が対向するカメラユニット26の背面に接続されて、カメラユニット26がX軸周りまたはY軸周りに回動した場合に最初の向きに戻すように作用する。これにより、X,Yの2軸周りで回動可能にカメラユニット26を懸架支持する。
【0043】
この第4実施形態においては、カメラユニット26は、ジンバル構造を介してホルダ28に支持されているので、カメラユニット26は慣性によって回動し、揺れる前の姿勢を維持しようとする。電源ケーブル42や撮影装置12が揺れて撮影装置12に角加速度が加わると、カメラユニット26は慣性によってホルダ28内で揺動し、揺れる前の姿勢を維持しようとする。このとき、電源ケーブル42はホルダ28側に接続されているのでカメラユニット26は電源ケーブル42の揺れの影響を受けることが少なく、カメラユニット26は車両の揺れから遮断される。その結果、撮影画像のブレが軽減される。
【0044】
なお、この第4実施形態において、第2実施形態と同様の部分については、図面に同一の番号を付して説明を省略した。
【0045】
なお、上記実施形態は、本発明をドライブレコーダに適用した例について説明したが、本発明の適用対象はドライブレコーダに限らず、自転車搭載用やドローン搭載用等の電子機器搭載用のカメラ装置等であってもよい。第1または第2または第4実施形態において、送電側コイル36と受電側コイル38の設置は、第3の実施形態を参照して変更してもよい。つまり、送電側コイルと受電側コイルがコイル巻線の半径方向に向き合うように変更してもよい。同様に、第3実施形態においては、送電側コイル36と受電側コイル38の設置は、第1または第2または第4実施形態を参照して変更してもよい。つまり、送電側コイルと受電側コイルがコイル巻線の軸方向に向かい合うように変更してもよい。
【符号の説明】
【0046】
10 ドライブレコーダ
12 撮影装置
14 取付装置
16 固定部材
18 連結部材
20 接続部
22 円筒部
24 球体部
26 カメラユニット
28 ホルダ
30 レンズ
32 ホルダ本体
34 背面板
36 送電側コイル
38 受電側コイル
40 給電回路
42 電源ケーブル
44 懸架ばね
46 第1枠部
48 第2枠部
50 巻回用ボビン部
52 内側枠
54 外側枠
56 X軸周り回動用ピン
58 Y軸周り回動用ピン
60 原点復帰ばね