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特開2021-171910高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-171910(P2021-171910A)
(43)【公開日】2021年11月1日
(54)【発明の名称】高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置
(51)【国際特許分類】
   B26F 1/32 20060101AFI20211004BHJP
   B26F 1/02 20060101ALI20211004BHJP
【FI】
   B26F1/32 Q
   B26F1/02 Z
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-90210(P2020-90210)
(22)【出願日】2020年5月25日
(11)【特許番号】特許第6813921号(P6813921)
(45)【特許公報発行日】2021年1月13日
(31)【優先権主張番号】202010320217.6
(32)【優先日】2020年4月22日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520182486
【氏名又は名称】杭州▲あん▼博工芸品有限公司
【氏名又は名称原語表記】Hangzhou AMBO Handicraft Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】鄭 奇輝
【テーマコード(参考)】
3C060
【Fターム(参考)】
3C060AA20
3C060BA06
3C060BD01
3C060BE08
3C060BH01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】レザーケースパンチング技術分野に関し、且つ高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置を提供する。
【解決手段】パンチチング装置は、作業台1の上部に溝仕切り板2が固定接続され、溝仕切り板の前方の左部に衝撃ブロックが摺動接続され、衝撃ブロックの上端に第一のバネ5が設けられ、衝撃ブロックの下端にパンチングチューブ6が固定接続され、溝仕切り板の左端に第一のカートリッジ9が可動に接続され、作業台の後部に第二のカートリッジが摺動接続され、作業台の上部に載置板11が摺動接続され、載置板の上端に制限ブロック12が固定して取り付けられ、制限ブロックの後部に押し板が摺動接続される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置であって、作業台(1)を備え、前記作業台(1)の上部に溝仕切り板(2)が固定接続され、前記溝仕切り板(2)の前方の左部に衝撃ブロック(3)が摺動接続され、前記衝撃ブロック(3)の内部キャビティに弾性ウェッジブロック(4)が設けられ、前記衝撃ブロック(3)の上端に第一のバネ(5)が設けられ、前記衝撃ブロック(3)の下端にパンチングチューブ(6)が固定接続され、前記溝仕切り板(2)の前方の右部に可動ブロック(7)が摺動接続され、前記溝仕切り板(2)の前方の右部且つ可動ブロック(7)の下方にエアバッグ(8)が固定して取り付けられ、前記溝仕切り板(2)の左端に第一のカートリッジ(9)が可動に接続され、前記作業台(1)の後部に第二のカートリッジ(10)が摺動接続され、前記作業台(1)の上部に載置板(11)が摺動接続され、前記載置板(11)の上端に制限ブロック(12)が固定して取り付けられ、前記制限ブロック(12)の後部に押し板(13)が摺動接続され、前記押し板(13)の下方に第二のバネ(14)が設けられ、前記制限ブロック(12)の上部に調整ローラー(15)が回転可能に接続され、前記作業台(1)の内部キャビティに駆動ローラー(16)が回転可能に接続され、前記駆動ローラー(16)の前端に駆動ディスク(17)が固定接続され、前記駆動ディスク(17)にフィードプッシャー(18)が可動に嵌着され、前記駆動ローラー(16)の後端に、可動ブロック(7)に延びる連結棒(19)が可動に接続されることを特徴とする前記パンチング装置。
【請求項2】
前記溝仕切り板(2)の前部の上方には弾性ウェッジブロック(4)と嵌合する固定ウェッジブロックが設けられることを特徴とする請求項1に記載の高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置。
【請求項3】
前記パンチングチューブ(6)の下部にはキャビティが開設されることを特徴とする請求項1に記載の高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置。
【請求項4】
前記可動ブロック(7)の左部には弾性ウェッジブロック(4)と嵌合する突起が設けられることを特徴とする請求項1に記載の高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置。
【請求項5】
前記載置板(11)の後部且つ第二のカートリッジ(10)の上方には貫通溝が開設されることを特徴とする請求項1に記載の高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置。
【請求項6】
前記載置板(11)の下部の前方にはフィードプッシャー(18)と嵌合するゴムストリップが設けられることを特徴とする請求項1に記載の高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置。
【請求項7】
前記調整ローラー(15)の表面にはゴム層が設けられることを特徴とする請求項1に記載の高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はレザーケースパンチング技術分野に関し、具体的には高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置である。
【背景技術】
【0002】
卓球運動が世界中で人気となっているにつれ、卓球をよく知っている人々が多くなる。卓球はビリヤードとも呼ばれ、その主体であるボールテーブルに多くの接続部品があり、その中、ネットポケットとテーブル本体の間に、ネットポケットを落下させることなくボールテーブルの周りに固定接続させるためのレザーケースと呼ばれる重要な接続部品が存在する。レザーケースは一般的に製造された後に、表面が平らであり、ネットポケットに接続するために、後でメーカーによってパンチングされる必要がある。
【0003】
従来のレザーケース用パンチング装置は、一般的に手動で作業を支援する必要があり、即ち、パンチングドリルビットを一連の機械的接続を通じてレザーケースの表面に手動で押し付け、レザーケースをパンチングする必要がある。この装置は、レザーケースに対するパンチング速度が低いため、パンチングした穴の内部及び外部材質が変形したり、引っ張られたりする場合が多く、精度が低く、完成品の品質に影響を与えるため、適用できなくなり、且つ穴から分離した廃材が常に収集できなく、パンチングドリルビットによって地面に持ち出され、環境保護の要求に達しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】中国特許出願公開第209754057号明細書
【0005】
本発明は工業用パンチング装置を開示する。前記工業用パンチング装置は、パンチングテーブルを備え、前記パンチングテーブルの上端に2本の支持ロッドが対称的に設けられ、前記パンチングテーブルの前記支持ロッドの間に固定溝が固定設けられ、前記支持ロッドの上端の間に載置台が固定設けられ、前記載置台の中央に貫通穴が設けられ、前記載置台の下端の両側に伸縮制限ロッドが対称的に固定設けられ、前記伸縮制限ロッドの下端の間にドリルビットプレートが固定設けられる。有益な効果は次のとおりである。モーターによって円形の回転板を回転させると、第一の回転軸が円形の回転板と共に回転し、摺動ブロックを往復押したり引っ張ったりし、ステアリングロッドの支持作用で、力受けロッドが第一の軸ブロックを動かして上下に振動し、これにより、プッシュプルロッドを動かして上下に移動させ、それによってドリルビットを上下に動かして固定溝内に置かれた工業用材料をパンチングし、伸縮制御ブロックの制御作用で、パンチングする時の横振動によるパンチングがずれ、パンチング位置が不正確になることが防止される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術の欠点に対して、本発明は、パンチング精度を向上させたり、廃材を環境に優しく処理したりするなどの利点を有し、一般的なレザーケース用パンチング装置の精度が低く、廃材処理が環境に優しくないという問題を解決する、高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
パンチング精度を向上させたり、廃材を環境に優しく処理したりするなどの上記目的を達成するために、本発明は次のような技術的解決策を提供する。高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置は、作業台を備え、前記作業台の上部に溝仕切り板が固定接続され、前記溝仕切り板の前方の左部に衝撃ブロックが摺動接続され、前記衝撃ブロックの内部キャビティに弾性ウェッジブロックが設けられ、前記衝撃ブロックの上端に第一のバネが設けられ、前記衝撃ブロックの下端にパンチングチューブが固定接続され、前記溝仕切り板の前方の右部に可動ブロックが摺動接続され、前記溝仕切り板の前方の右部且つ可動ブロックの下方にエアバッグが固定して取り付けられ、前記溝仕切り板の左端に第一のカートリッジが可動に接続され、前記作業台の後部に第二のカートリッジが摺動接続され、前記作業台の上部に載置板が摺動接続され、前記載置板の上端に制限ブロックが固定して取り付けられ、前記制限ブロックの後部に押し板が摺動接続され、前記押し板の下方に第二のバネが設けられ、前記制限ブロックの上部に調整ローラーが回転可能に接続され、前記作業台の内部キャビティに駆動ローラーが回転可能に接続され、前記駆動ローラーの前端に駆動ディスクが固定接続され、前記駆動ディスクにフィードプッシャーが可動に嵌着され、前記駆動ローラーの後端に、可動ブロックに延びる連結棒が可動に接続される。
【0008】
好ましくは、前記溝仕切り板の前部の上方には弾性ウェッジブロックと嵌合する固定ウェッジブロックが設けられ、弾性ウェッジブロックが衝撃ブロックと共に上部に動かす場合、弾性ウェッジブロックの傾斜面が固定ウェッジブロックの傾斜面に押圧されると、弾性ウェッジブロックが衝撃ブロックの内部キャビティに引っ込まれてしまう。
【0009】
好ましくは、前記パンチングチューブの下部にはキャビティが開設され、キャビティの上壁に金属シートが設けられ、キャビティの上部且つ金属シート両側に壁溝が設けられ、キャビティにより、パンチングチューブの下部の管壁に、レザーケースを容易にパンチングして切断することができ、金属シートがキャビティ内に積み上げたレザーケースの廃材を切断でき、下部の廃材によって上部の廃材を壁溝に押し出して送り出する。
【0010】
好ましくは、前記可動ブロックの左部には弾性ウェッジブロックと嵌合する突起が設けられ、可動ブロックが突起を動かして弾性ウェッジブロックを上から下に通過させると、弾性ウェッジブロックが衝撃ブロックの内部キャビティに押し込まれ、可動ブロックが突起を動かして弾性ウェッジブロックを下から上に通過させると、弾性ウェッジブロック及び衝撃ブロックが突き上げられる。
【0011】
好ましくは、前記載置板の後部且つ第二のカートリッジの上方には貫通溝が開設され、レザーケースからパンチングされた廃材が貫通溝により第二のカートリッジに導入されてもよく、廃材収集が完了され、クリーンで環境にやさしい。
【0012】
好ましくは、前記載置板の下部の前方にはフィードプッシャーと嵌合するゴムストリップが設けられ、ゴムストリップは表面が粗いため、フィードプッシャーと接触しやすく、フィードプッシャーに押される。
【0013】
好ましくは、前記調整ローラーの表面にはゴム層が設けられ、ゴム層の表面に模様があるため、押し板と接触する時に、大きな摩擦力を形成し、滑りを防止し、押し板の作動時の安定性を確保することができる。
【発明の効果】
【0014】
従来技術に比べ、本発明は、高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置を提供する。前記パンチング装置は次の有益な効果を有する。
【0015】
1、該高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置は、駆動ローラーの回転によって連結棒を動かし、可動ブロックを上下に往復押し、可動ブロックがまず左端の突起により、弾性ウェッジブロックと衝撃ブロックを特定の高さまで突き上げ、次に衝撃ブロックが第一のバネを押してエネルギーを蓄積し、弾性ウェッジブロックが上部の固定ウェッジブロックに接触し、衝撃ブロックの内部キャビティに引っ込まれた後、第一のバネがエネルギーを瞬時に解放し、パンチングチューブを突き下げてパンチングチューブにレザーケースを高速でパンチングさせ、これにより、穴の内部及び外部材質が変形したり、引っ張られたりすることを回避し、それによってパンチング精度を向上させる効果を達成する。
【0016】
2、該高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置は、駆動ローラーの回転によって連結棒を動かし、可動ブロックを上下に往復押し、可動ブロックが衝撃ブロックを動かして往復落下させてパンチングし、同時に駆動ローラーと協働して駆動ディスクを動かして回転し、駆動ディスクがフィードプッシャーを反時計回りに上部へ押すと、フィードプッシャーが載置板を左側へ押し、その上のレザーケースの新しいパンチングをパンチングチューブの下方に変位させ、パンチング速度を加速し、これにより、効率的なパンチングの効果を達成する。
【0017】
3、該高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置は、レザーケースを載置板の表面に置き、且つ押し板の下に位置させ、調整ローラーを回転させ、調整ローラーに押し板を押圧させ、押し板をレザーケースの表面に押し下げると、レザーケースが固定されてもよく、これにより、パンチングパーツを容易で迅速に固定するという効果を達成する。
【0018】
4、該高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置は、載置板の表面に貫通溝が設けられることにより、レザーケースがパンチングチューブでパンチングされる場合、レザーケースの下部から落した廃材及びくずが第二のカートリッジに落ち込み、且つパンチングチューブで一定時間パンチングした後、パンチングチューブの下部のキャビティが廃材で徐々に満たされ、ポートの廃材の押圧につれ、上部の廃材が徐々にキャビティの上壁の金属片に切断され、さらに壁溝から収集チューブに落ち、可動ブロックと協働して往復運動する時にエアバッグを押圧すると、エアバッグが空気チューブによって収集チューブを排気し、収集チューブに残す廃材が第一のカートリッジに吹き込まれ、収集が完了され、これにより、廃材を環境に優しく処理するという効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の正面図である。
図2】本発明の載置板などの接続部の左側面図である。
図3】本発明の調整ローラーなどの接続部の左側面図である。
図4】本発明のパンチングチューブの正面図である。
図5】本発明の衝撃ブロックと弾性ウェッジブロックの正面図である。
図6】本発明の連結棒などの接続部の背面図である。
図7】本発明の駆動ローラーと駆動ディスクの左側面図である。
図8】本発明のフィードプッシャーの正面図である。
図9】本発明のフィードプッシャーが動く時の第一の状態図である。
図10】本発明のフィードプッシャーが動く時の第二の状態図である。
図11】本発明のフィードプッシャーが動く時の第三の状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に本発明の実施形態の図面と組み合わせて本発明の実施形態における技術的解決策を明確且つ完全に説明し、明らかに、説明される実施形態は本発明の実施形態の一部に過ぎず、全ての実施形態ではない。本発明の実施形態に基づき、当業者が創造的な労力を要せずに取得する他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲に属する。
【0021】
図1図7を参照すると、高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置は、作業台1を備え、作業台1の前部にフィードプッシャー18と嵌合する凸柱が設けられ、作業台1の上部に溝仕切り板2が固定接続され、溝仕切り板2の前部の上方に弾性ウェッジブロック4と嵌合する固定ウェッジブロックが設けられ、弾性ウェッジブロック4が衝撃ブロック3と共に上部に動かす場合、弾性ウェッジブロック4の傾斜面が固定ウェッジブロックの傾斜面に押圧されると、弾性ウェッジブロック4が衝撃ブロック3の内部キャビティに引っ込まれ、溝仕切り板2の前方の左部に衝撃ブロック3が摺動接続され、衝撃ブロック3の内部キャビティに弾性ウェッジブロック4が設けられ、衝撃ブロック3の上端に第一のバネ5が設けられ、衝撃ブロック3の下端にパンチングチューブ6が固定接続され、パンチングチューブ6の下部にキャビティが開設され、キャビティの上壁に金属シートが設けられ、キャビティの上部且つ金属シートの両側に壁溝が設けられ、キャビティにより、パンチングチューブ6の下部の管壁に、レザーケースを容易にパンチングして切断することができ、金属シートがキャビティ内に積み上げたレザーケースの廃材を切断でき、下部の廃材によって上部の廃材を壁溝に押し出して送り出し、パンチングチューブ6の壁溝と第一のカートリッジ9の間に収集チューブが設けられ、溝仕切り板2の前方の右部に可動ブロック7が摺動接続され、可動ブロック7の左部に弾性ウェッジブロック4と嵌合する突起が設けられ、可動ブロック7が突起を動かして弾性ウェッジブロック4を上から下に通過させると、弾性ウェッジブロック4が衝撃ブロック3の内部キャビティに押し込まれ、可動ブロック7が突起を動かして弾性ウェッジブロック4を下から上に通過させると、弾性ウェッジブロック4及び衝撃ブロック3が持ち上げられ、溝仕切り板2の前方の右部且つ可動ブロック7の下方にエアバッグ8が固定して取り付けられ、エアバッグ8には収集チューブに延びる空気チューブが設けられ、溝仕切り板2の左端に第一のカートリッジ9が可動に接続され、作業台1の後部に第二のカートリッジ10が摺動接続され、作業台1の上部に載置板11が摺動接続され、載置板11の後部且つ第二のカートリッジ10の上方には貫通溝が開設され、レザーケースからパンチングされた廃材が貫通溝により第二のカートリッジに導入されてもよく、廃材の収集が完了され、クリーンで環境にやさしく、載置板11の下部の前方にフィードプッシャー18と嵌合するゴムストリップが設けられ、ゴムストリップの表面が粗いため、フィードプッシャーと接触しやすく、フィードプッシャーに押され、載置板11の下部にボールが設けられるため、載置板11が左右に移動しやすく、載置板11の上端に制限ブロック12が固定して取り付けられ、制限ブロック12の後部に押し板13が摺動接続され、押し板13の下方に第二のバネ14が設けられ、制限ブロック12の上部に調整ローラー15が回転可能に接続され、調整ローラー15の表面にゴム層が設けられ、ゴム層の表面に模様があるため、押し板と接触する時に、大きな摩擦力を形成し、滑りを防止し、押し板13の作動時の安定性を確保し、作業台1の内部キャビティに駆動ローラー16が回転可能に接続され、駆動ローラー16が回転を停止すると、パンチングチューブ6が常に溝仕切り板2の中央及び下部に停止し、これにより、新しいレザーケースをパンチングチューブ6の下方に置くことが容易になり、駆動ローラー16の前端に駆動ディスク17が固定接続され、駆動ディスク17にフィードプッシャー18が可動に嵌着され、フィードプッシャー18の上部に歯爪が設けられ、載置板11に接触して載置板11を押すことができ、フィードプッシャー18の上部に駆動ディスク17と嵌合する貫通穴が設けられ、貫通穴により、フィードプッシャー18が駆動ディスク17に嵌着しやすく、フィードプッシャー18の下部に溝が開設され、その溝が作業台1の凸柱に位置し、駆動ローラー16の後端に、可動ブロック7に延びる連結棒19が可動に接続される。
【0022】
動作原理については、該高効率で環境に優しいレザーケース用パンチング装置は、使用される際にレザーケースを載置板11の表面に置き、且つ押し板13の下方に位置させ、調整ローラー15を回転させ、調整ローラー15に押し板13を押圧させ、押し板13をレザーケースの表面に押し下げると、レザーケースが固定されてもよく、その後、駆動ローラー16が起動され、駆動ローラー16を回転させて連結棒19を動かし、可動ブロック7を上下に往復押し、可動ブロック7がまず左端の突起により、弾性ウェッジブロック4と衝撃ブロック3を特定の高さまで突き上げ、次に衝撃ブロック3が第一のバネ5を押してエネルギーを蓄積し、弾性ウェッジブロック4が上部の固定ウェッジブロックに接触し、衝撃ブロック3の内部キャビティに引っ込まれた後、第一のバネ5がエネルギーを瞬時に解放し、パンチングチューブ6を突き下げてパンチングチューブ6にレザーケースを高速でパンチングさせ、これにより、穴の内部及び外部材質が変形したり、引っ張られたりすることを回避し、次に可動ブロック7が上部から落下し、その上の突起が弾性ウェッジブロック4を押し、且つ弾性ウェッジブロック4の下方に移動し、衝撃ブロック3を再度持ち上げ、この期間中、駆動ディスク17が中央位置で駆動ローラー16に固定的接続されず、縁部位置で駆動ローラー16に接続されるため、駆動ディスク17が「カム」に相当し、駆動ローラー16が駆動ディスク17を動かして反時計回りに回転すると、駆動ディスク17がそれに応じてフィードプッシャー18を反時計回りに上下に移動させ、且つ上下移動中にフィードプッシャー18の上部を右から左へスイングさせ、即ちフィードプッシャー18が駆動ディスク17の運動に伴ってペアリングプレート11を間欠的に左側に押し、具体的な運動過程について図9図11を参照でき、次に、載置板11上のレザーケースの新しいパンチングをパンチングチューブの下方に変位させ、パンチング速度を加速させ、レザーケースがパンチングチューブ6でパンチングされる場合、載置板11の表面に貫通溝が開設されることにより、レザーケースの下部から落した廃材及びくずが第二のカートリッジ10に落ち込み、且つパンチングチューブ6で一定時間パンチングした後、パンチングチューブ6の下部のキャビティが廃材で徐々に満たされ、ポートの廃材の押圧につれ、上部の廃材が徐々にキャビティの上壁の金属片に切断され、さらに両側の壁溝から収集チューブに落ち、可動ブロック7と協働して往復運動する時にエアバッグ8を押圧すると、エアバッグ8が空気チューブによって収集チューブを排気し、収集チューブに残す廃材が第一のカートリッジ9に吹き込まれ、閉塞を回避し、これにより、パンチングパーツを容易で迅速に固定し、パンチング精度を向上させ、効率的にパンチングし、廃材を環境に優しく処理するという結果を達成する。
【0023】
本発明の実施形態を例示して説明したが、当業者であれば、本発明の原理や精神から逸脱することなく、これらの実施形態に対して様々な変更、修正、置換や変形を行うことができ、本発明の範囲が添付の特許請求の範囲及びその同等物により限定されることが理解できる。
【符号の説明】
【0024】
1 作業台
2 溝仕切り板
3 衝撃ブロック
4 弾性ウェッジブロック
5 第一のバネ
6 パンチングチューブ
7 可動ブロック
8 エアバッグ
9 第一のカートリッジ
10 第二のカートリッジ
11 載置板
12 制限ブロック
13 押し板
14 第二のバネ
15 調整ローラー
16 駆動ローラー
17 駆動ディスク
18 フィードプッシャー
19 連結棒
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2020年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ザーケース用パンチング装置であって、作業台(1)を備え、前記作業台(1)の上部に溝仕切り板(2)が固定接続され、前記溝仕切り板(2)は2つの空間に区切られ、一方の空間の中間部に衝撃ブロック(3)が摺動接続され、前記衝撃ブロック(3)の内部キャビティに弾性ウェッジブロック(4)が設けられ、前記衝撃ブロック(3)の上端に第一のバネ(5)が設けられ、前記衝撃ブロック(3)の下端にパンチングチューブ(6)が固定接続され、前記溝仕切り板(2)の他方の空間に可動ブロック(7)が摺動接続され、前記溝仕切り板(2)の前記他方の空間且つ可動ブロック(7)の下方にエアバッグ(8)が固定して取り付けられ、前記溝仕切り板(2)の前記一方の空間の外側に第一のカートリッジ(9)が可動に接続され、前記作業台(1)の背面側に第二のカートリッジ(10)が摺動接続され、前記作業台(1)の上部に載置板(11)が摺動接続され、前記載置板(11)の上端に制限ブロック(12)が固定して取り付けられ、前記制限ブロック(12)の背面側に押し板(13)が摺動接続され、前記押し板(13)の下方に第二のバネ(14)が設けられ、前記制限ブロック(12)の上部に調整ローラー(15)が回転可能に接続され、前記作業台(1)の内部キャビティに駆動ローラー(16)が回転可能に接続され、前記駆動ローラー(16)の前端に駆動ディスク(17)が固定接続され、前記駆動ディスク(17)にフィードプッシャー(18)が可動に嵌着され、前記駆動ローラー(16)の円周部に、前記可動ブロック(7)に延びる連結棒(19)が可動に接続されることを特徴とするレザーケース用パンチング装置。
【請求項2】
前記溝仕切り板(2)の正面側の上方には弾性ウェッジブロック(4)と嵌合する固定ウェッジブロックが設けられることを特徴とする請求項1に記載のレザーケース用パンチング装置。
【請求項3】
前記パンチングチューブ(6)の下部にはキャビティが開設されることを特徴とする請求項1に記載のレザーケース用パンチング装置。
【請求項4】
前記載置板(11)の後部且つ第二のカートリッジ(10)の上方には貫通溝が開設されることを特徴とする請求項1に記載のレザーケース用パンチング装置。
【請求項5】
前記載置板(11)の下部の前方にはフィードプッシャー(18)と嵌合するゴムストリップが設けられることを特徴とする請求項1に記載のレザーケース用パンチング装置。
【請求項6】
前記調整ローラー(15)の表面にはゴム層が設けられることを特徴とする請求項1に記載のレザーケース用パンチング装置。