特開2021-172377(P2021-172377A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-172377(P2021-172377A)
(43)【公開日】2021年11月1日
(54)【発明の名称】袋移送装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 43/46 20060101AFI20211004BHJP
   B65G 47/90 20060101ALI20211004BHJP
【FI】
   B65B43/46 A
   B65G47/90 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2020-77508(P2020-77508)
(22)【出願日】2020年4月24日
(71)【出願人】
【識別番号】000222727
【氏名又は名称】PACRAFT株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100130719
【弁理士】
【氏名又は名称】村越 卓
(72)【発明者】
【氏名】中本 格衛
(72)【発明者】
【氏名】吉兼 徹
【テーマコード(参考)】
3E030
3F072
【Fターム(参考)】
3E030AA04
3E030BB01
3E030BC03
3E030DA01
3E030EA01
3E030EB01
3E030GA01
3E030GA03
3F072AA30
3F072KA01
3F072KD01
3F072KD03
3F072KD12
(57)【要約】
【課題】様々な形状の袋を適切に支持しつつ移送することが可能な袋移送装置を提供する。
【解決手段】袋移送装置は移動可能に設けられている複数の保持部を備え、複数の保持部は、水平方向にお互いに隣り合うように設けられる第1保持部41a及び第2保持部41bを含む。複数の保持部の各々は、袋のうちの一方の側方部を支持する左方支持部201と、袋のうちの他方の側方部を支持する右方支持部202とを具備する。第1保持部41aの右方支持部202及び第2保持部41bの左方支持部201のうちの一方が、他方よりも上方に位置づけられている。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水平方向にお互いに隣り合うように設けられる第1保持部及び第2保持部を含む複数の保持部であって、移動可能に設けられている複数の保持部を備え、
前記複数の保持部の各々は、袋のうちの一方の側方部を支持する左方支持部と、前記袋のうちの他方の側方部を支持する右方支持部とを具備し、
前記第1保持部の前記右方支持部及び前記第2保持部の前記左方支持部のうちの一方が、他方よりも上方に位置づけられている袋移送装置。
【請求項2】
前記第1保持部の前記右方支持部及び前記第2保持部の前記左方支持部のうちの一方の全体が、他方の全体よりも上方に位置づけられている請求項1に記載の袋移送装置。
【請求項3】
前記第1保持部及び前記第2保持部の各々において、前記左方支持部及び前記右方支持部のうちの一方が他方よりも上方に位置づけられている請求項1又は2に記載の袋移送装置。
【請求項4】
前記第1保持部の前記右方支持部及び前記第2保持部の前記左方支持部は、高さ方向に関してお互いに重なる請求項1〜3のいずれか一項に記載の袋移送装置。
【請求項5】
前記左方支持部は前記袋の前記一方の側方部を挟んで支持し、前記右方支持部は前記袋の前記他方の側方部を挟んで支持する請求項1〜4のいずれか一項に記載の袋移送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、袋移送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
袋詰め包装機などの装置では、多数の袋が移送されつつ、袋の開口、袋内への内容物の投入、及び袋口のシール等の各種処理が行われる。
【0003】
例えば特許文献1及び特許文献2が開示する包装機では、袋の両側縁部が一対のグリッパーにより把持されつつ、当該袋が環状経路に沿って移送され、各種の包装処理が順次行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−302227号公報
【特許文献2】特開2011−240962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年では多種多様な袋が開発され、実際に使用されている。例えば、内容物の要求特性に応じて、様々な大きさの袋が使い分けられている。また袋の平面形状も多様化している。四角形などの対称的な平面形状を持つ袋が典型的には使用されているが、最近では、非対称的な平面形状を持つ袋も数多く使用されるようになってきている(例えば特許文献2の図2(c)参照)。
【0006】
そのため様々な形状の袋を適切に支持しつつ移送することが可能な袋移送装置が求められている。また袋移送装置全体の小型化及び袋のより効率的な移送も求められている。
【0007】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、様々な形状の袋を適切に支持しつつ移送することが可能な技術を提供することを目的とする。また装置の小型化及び袋の効率的な移送を可能にする技術を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、水平方向にお互いに隣り合うように設けられる第1保持部及び第2保持部を含む複数の保持部であって、移動可能に設けられている複数の保持部を備え、複数の保持部の各々は、袋のうちの一方の側方部を支持する左方支持部と、袋のうちの他方の側方部を支持する右方支持部とを具備し、第1保持部の右方支持部及び第2保持部の左方支持部のうちの一方が、他方よりも上方に位置づけられている袋移送装置に関する。
【0009】
第1保持部の右方支持部及び第2保持部の左方支持部のうちの一方の全体が、他方の全体よりも上方に位置づけられていてもよい。
【0010】
第1保持部及び第2保持部の各々において、左方支持部及び右方支持部のうちの一方が他方よりも上方に位置づけられていてもよい。
【0011】
第1保持部の右方支持部及び第2保持部の左方支持部は、高さ方向に関してお互いに重なってもよい。
【0012】
左方支持部は袋の一方の側方部を挟んで支持し、右方支持部は袋の他方の側方部を挟んで支持してもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、様々な形状の袋を適切に支持しつつ移送することが可能である。また本発明によれば、装置の小型化及び袋の効率的な移送が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、袋移送装置のスプロケットと固定ガイド部材及び直線ガイド部材の平面図(a)、平面断面図(b)及び正面図(c)である。
図2図2は、固定ガイド部材の平面図である。
図3図3は、固定ガイド部材の正面断面図である。
図4図4は、固定ガイド部材の側面断面図である。
図5図5は、スプロケットの平面図である。
図6図6は、スプロケット及びその周辺の正面断面図である。
図7図7は、無端チェーンの平面図である。
図8図8は、無端チェーンの正面図(一部断面)である。
図9図9は、グリッパー対の平面図(一部断面)である。
図10図10は、グリッパー対の側面図(一部断面)である。
図11図11は、グリッパー対の正面図(一部断面)である。
図12図12は、グリッパー対の平面断面図である。
図13図13は、アームの開閉機構部の平面断面図である。
図14図14は、グリッパー対の把持部材の開閉機構部の側面断面図である。
図15図15は、グリッパー対の把持部材の開閉機構部の別の位置の側面断面図である。
図16図16は、グリッパー対の把持部材の開閉機構部の平面図である。
図17図17は、グリッパー対のアーム開閉及びアーム間隔調整機構部の平面断面図である。
図18図18は、直線部における側面断面図である。
図19図19は、スプロケット部における平面断面図である。
図20図20は、スプロケット部の一部側面断面図である。
図21図21は、別の無端チェーンの平面図である。
図22図22は、別の無端チェーンの正面図(一部断面)である。
図23図23は、グリッパー対の一変形例を示す図であって、お互いに隣り合う第1グリッパー対及び第2グリッパー対を水平方向(正面)に見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、袋詰め包装機の袋移送装置500の一例について説明する。
【0016】
図1に示す袋移送装置500は、駆動手段に連結され水平面内で連続回転するスプロケット1と、同じ水平面内に配置され平面視略半円形のガイド部2を有する固定ガイド部材3と、スプロケット1とガイド部2との間に掛け渡された無端チェーン(図示せず)と、スプロケット1とガイド部2の間の直線軌道において無端チェーンをガイドする直線ガイド部材4とを備える。
【0017】
無端チェーンには袋の両縁(両側方部)を把持する複数組のグリッパー対が等間隔に設けられ、袋を移送軌跡tに沿って定速で搬送する。無端チェーンの軌道の内側にはサブ機台5が配置され、サブ機台5の側方及び上方には、固定ガイド部材3、直線ガイド部材4及び各種包装処理装置が設置されている。
【0018】
無端チェーン6は、図7及び図8に示すように、複数のリンク7が連結軸9を介して無端状に連結されたものである。連結軸9は1つのリンク7の一端に固定され、かつ隣接するリンク7の他端において軸受10を介して回転自在に支持され、全てのリンク7にグリッパー対が1組ずつ設けられている。各リンク7の内側中央部には内側ガイドローラ11が垂直面内で回転自在に設置されている。各連結軸9の上下には上側ガイドローラ12及び下側ガイドローラ13が水平面内で回転自在に設置されている。
【0019】
固定ガイド部材3は、図2図4に示すように、サブ機台5の端部のブラケット14上に設置され、該ブラケット14上に取付部15を介して固定されたばね支持部材16、ブラケット14上に固定された一対のスライドレール17、スライドレール17上でスライド自在に設けられているスライド部材19、スライド部材19上に固定されたガイド板20等を含む。ガイド板20の略半円形の側面外周にはガイド部2が形成されている。ガイド部2は、無端チェーン6の上側ガイドローラ12及び下側ガイドローラ13にそれぞれ当接するフランジ状の上側ローラガイド部21及び下側ローラガイド部22と、上側ローラガイド部21及び下側ローラガイド部22の中間に配置され内側ガイドローラ11が嵌入するガイド溝23とを含む。ガイド板20の内側凹所にはばね受け部材24が固定され、ばね受け部材24とばね支持部材16との間には圧縮ばね25が配置され、ガイド板20を常時外向きに付勢している。「26」は、ガイド板20をスライド部材19に取り付ける取付プレートであり、「27」はばね受け部材24をガイド板20に取り付ける取付プレートであり、「29」は機台である。
【0020】
スプロケット1は、図5及び図6に示すように、スプロケット取付プレート28の周囲に固定されており、凹部31、32を等間隔に有し、さらに内側ガイドローラ11が嵌入する環状の支持溝33を有する。凹部31、32の外周面には、上側ガイドローラ12及び下側ガイドローラ13がそれぞれ嵌合する。スプロケット取付プレート28は、機台29上に立設するスタンド34の内側に回転自在に支持された第2中空軸35に固定され、第2中空軸35の下端には、図示しない駆動源に連結する回転駆動用のギヤ36が固定されている。直線ガイド部材4は、図1及び図10に示すように、内側ガイドレール37、上側ガイドレール38及び下側ガイドレール39を有する。内側ガイドレール37、上側ガイドレール38及び下側ガイドレール39は、サブ機台5に取り付けられており、それぞれガイドローラ11〜13が嵌入するガイド溝を有する。
【0021】
ギヤ36が回転すると、スプロケット1が回転し、無端チェーン6が共に回転する。このスプロケット1の回転に応じて、内側ガイドローラ11が支持溝33に嵌入し、上側ガイドローラ12及び下側ガイドローラ13が凹部31、32に勘合し、無端チェーン6を構成する各リンク7はスプロケット1の周囲に位置決めされた状態で回転する。スプロケット1を出たガイドローラ11〜13は、直線部においてそれぞれガイドレール37〜39に嵌入して走行し、続いて円弧状のガイド部2に入る。ガイド部2では、内側ガイドローラ11がガイド溝23にはまって走行し、上側ガイドローラ12及び下側ガイドローラ13は上下のローラガイド部21、22上を走行する。固定ガイド部材3は圧縮ばね25により外向きに付勢されているので、上側ガイドローラ12及び下側ガイドローラ13は常にローラガイド部21、22に密着した状態となっている。ガイド部2を出たガイドローラ11〜13は別の直線部に入り、同様にガイドレール37〜39に嵌入し、スプロケット1に向けて走行する。
【0022】
このように、ガイドローラ11〜13は走行中、スプロケット1の凹部31、32及び支持溝33、ガイド部2及び直線ガイド部材4において確実にガイドされているので、移動するリンク7の上下方向位置及び水平方向位置が安定し、充填された袋の重さや充填時の衝撃がグリッパーを通してリンク7に伝わっても、その重さや衝撃に耐え、精度よくグリッパー(つまり袋)を移送軌跡tに沿って移送することができる。なお、各リンク7はかなりの直線長さを有するので、無端チェーン6が回転すると、1ピッチ(リンク7の長さ)走行する間に無端チェーン6の中心間距離(スプロケット1の中心とガイド部2の円弧の中心との距離)が変動するが、これは圧縮ばね25により吸収される。
【0023】
各リンク7の外側面には、図9〜13に示すグリッパー対41(保持部)が取り付けられている。図11において、符号「41a」によって示される二点鎖線で囲まれる範囲は、図9の符号「XI−A」の矢視に基づくグリッパー対41(特に第1グリッパー対41a)の状態例を示す。図11において、符号「41b」によって示される二点鎖線で囲まれる範囲は、図9の符号「XI−B」の断面線に沿ったグリッパー対41(特に第2グリッパー対41b)の状態例を示す。図9では、便宜的に、1つのグリッパー対41に対して符号「XI−A」及び「XI−B」が付されている。図11では、水平方向にお互いに隣り合うように設けられている第1グリッパー対41a(第1保持部)及び第2グリッパー対41b(第2保持部)が、それぞれ符号「XI−A」及び「XI−B」に対応する状態で示されている。
【0024】
グリッパー対41は、無端チェーン6とともに水平方向へ移動可能に設けられており、外向き水平に延び所定のタイミングで左右に開閉する一対のアーム42、42を備える。一対のアーム42、42のそれぞれの先端部には、開閉する把持部材43、44が取り付けられている。各アーム42は、固定軸45、固定軸45の周囲にはまる摺動筒46、摺動筒46を前方(把持部材43、44を閉じる方向)に付勢する圧縮ばね47、及び固定軸45にはめ込まれたばね受け座49を含む。外側の把持部材43の中間部は、固定軸45の先端にピン50で水平回動自在に軸支されている。外側の把持部材43の後端部は、連結ピン51、リンク52及び連結ピン53を介し、摺動筒46の外側先端に水平回動自在に軸支されている。従って、摺動筒46が圧縮ばね47の付勢力に抗して後退すると、把持部材43、44が大きく開く。固定軸45の後端は取付ブロック54に固定され、該取付ブロック54は、垂直に延びる揺動支点軸55の先端に固定された取付ブロック56の上面に固定されている。従って、揺動支点軸55が軸回りに回動すると、両取付ブロック54、56とともに一対のアーム42、42が左右に揺動(開閉)する。
【0025】
なお図11以外の図面においては、グリッパー対41の高さ方向位置が簡略化して示されており、左方支持部201及び右方支持部202の高さ方向位置の相対関係が必ずしも正確には示されていない。後述のように、本実施形態では、第1グリッパー対41aの右方支持部202及び第2グリッパー対41bの左方支持部201のうちの一方(図11では左方支持部201)が、他方(図11では右方支持部202)よりも上方に位置づけられている。図示の袋移送装置500が備える複数のグリッパー対41はお互いに共通の構成を有し、図11に示す第1グリッパー対41a及び第2グリッパー対41bも当然にお互いに共通の構成を有する。
【0026】
揺動支点軸55はホルダー57の筒状部59内に回動自在に支持され、ホルダー57は取付部60においてリンク7の外側面に固定されている。一方の揺動支点軸55の下端に3つのレバー61〜63が付いた筒状部材64が固定され、他方の揺動支点軸55の下端に2つのレバー65〜66が付いた筒状部材67が固定されている。レバー61の先端には上下2段のカムローラ69が回転自在に支持され、これが後述する間隔調整カムに沿って走行し、一方の揺動支点軸55を回動させる。また、レバー62の先端には支持ピン70を介してブッシュ71が回転自在に取り付けられ、該ブッシュ71がレバー65の溝状の切欠き部にはまり、これにより他方の揺動支点軸55も同時に逆方向に回動する。さらに、レバー66の先端の支持ピン72に連結軸73が水平回動自在に取り付けられている。レバー63の先端に回転自在に取り付けられたホルダーピン74には、ブッシュ75が水平に固定されている。ブッシュ75の中に連結軸73が摺動自在にはまり、連結軸73の周囲に圧縮ばね76が設置されている。この圧縮ばね76によりカムローラ69が間隔調整カムに押し付けられる。なお、符号「73a」はストッパである。
【0027】
ホルダー57の最外部に支点軸77が回動自在に支持され、この支点軸77に開閉レバー79の下端が固定されている。開閉レバー79の上端には開閉ローラ80が回転自在に設置され、後述する開閉部材の押圧部により所定のタイミングで内側に押圧される。開閉ローラ80のやや下方位置には水平に支持軸81が固定され、支持軸81の両端に押圧ローラ82が回転自在に取り付けられ、それぞれの押圧ローラ82が摺動筒46の外周の作動部材83に当接している。開閉ローラ80が内側に押圧されると、押圧ローラ82が作動部材83を内側に押し、圧縮ばね47の付勢力に抗して把持部材43、44が開く。開閉レバー79は圧縮ばね47により外向きに倒れる方向に付勢されているが、開閉レバー79の下端の当接部84がホルダーの取付部60に下向きに設置されたストッパピン85に当接し、それ以上倒れないようになっている。
【0028】
続いて、把持部材43、44の開閉作動について説明する。図14図16に示すように、開閉ローラ80を作動させる開閉部材86が、この袋詰め包装機の給袋工程部においてサブ機台5上に設置されている。開閉部材86は、開閉ローラ80を押圧する押圧部87と、該押圧部87が取り付けられた開閉プレート89とを含む。開閉プレート89の下面にスライド部材90が固定されている。該スライド部材90は、サブ機台5の上面に設けられている取付プレート91上に固定されたスライドレール92に沿って、摺動自在に設けられている。機台29上にカム駆動軸94が立設され、カム駆動軸94にはカム93が取り付けられ、カム93のカム溝に、レバー95の先端のカムローラ96が嵌入している。レバー95は、機台29上に回転自在に立設した支点軸97の下端近傍に固定されている。サブ機台5上に突出したレバー95の上端には、レバー99が固定されている。レバー99は、連結ロッド100を介して開閉プレート89に連結している。
【0029】
カム駆動軸94が回転し開閉プレート89が所定のタイミングで往復動する。複数個(この場合4個)の給袋移送装置500101が、それぞれ袋Wの上縁を把持してグリッパー対41に接近するタイミングに応じて、押圧部87が内側に移動して開閉ローラ80を押圧し、複数個(この場合4個)のグリッパー対41の把持部材43、44が同時に開く。続いて給袋移送装置500101がグリッパー対41の移送に同期して移動する間、押圧部87が外側に移動し、把持部材43、44が閉じて袋Wを把持し、給袋移送装置500101のグリッパーは、袋Wを離し、グリッパー対41近傍から離脱する。これにより給袋が行われる。この袋詰め包装機の排出工程部においても、開閉部材86及び開閉部材86のための駆動機構と同様の装置が設置されており、グリッパー対41の把持部材43、44が開かれて、充填済みの袋が落下及び排出される。
【0030】
続いて、アーム42、42の開閉作動について説明する。図17図18に示すように、各包装処理工程に対応してカムローラ69に当接してアーム42、42の間隔を調整する(開閉する)4つの間隔調整カム102〜105が、直線軌道に沿って配置されている。スプロケット1が設けられているところには、該スプロケット1とともに回転する間隔調整カム106が配置されている。間隔調整カム102は給袋工程部に位置する。間隔調整カム103は袋口開口及び固形物投入工程部に位置し、袋口開口及び固形物投入工程部においてアーム42、42の間隔が狭まる。間隔調整カム106のところは液状物充填工程部であり、間隔調整カム104はスチーム吹込工程部に位置する。続く間隔調整カム105はシール及び排出工程部に位置し、シール及び排出工程部においてアーム42、42の間隔が再び広がる。各間隔調整カム102〜106は、間隔調整カム102、106、105がカムローラ69の上側ローラ69aに当接し、間隔調整カム103、104が下側ローラ69bに当接するように、それぞれ高さ設定されている。
【0031】
各間隔調整カム102〜105は、アーム42、42の開閉作業を行わせると同時に、袋サイズに対応してアーム42、42の間隔を調整できるようになっている。間隔調整カム102、105の調整機構は、サブ機台5の側面に軸支された調整駆動軸107と、サブ機台5の側面に軸支され且つ調整駆動軸107にスプロケット114及びチェーン115により連結された調整軸108〜110とを含む。間隔調整カム103、104の調整機構は、同様に、調整駆動軸111と、該調整駆動軸111にスプロケット114及びチェーン115により連結された調整軸112、113とを含む。各調整駆動軸及び調整軸107〜113の先端には雄ねじが形成され、これらの雄ねじにナット部材116が螺合し、該ナット部材116にブラケット117を介して間隔調整カム102〜105が取り付けられている(図18参照)。従って、図示しないサーボモータ等に駆動されてギヤ119、120が回転すると、各調整駆動軸及び調整軸107〜113が回転し、各間隔調整カム102〜105が平行移動する。これにより、アーム42、42の間隔が袋サイズに対応した位置に調整される。
【0032】
また、間隔調整カム106も、袋サイズに対応してアーム42、42の間隔を調整できるようになっている。すなわち、間隔調整カム106は、図19に示すように、その外周に各カムローラ69(69a)に対応する傾斜したカム当接面121が形成され、スプロケット取付プレート28に対し(すなわちスプロケット1に対し)相対的に回転し得るようになっている。従って、間隔調整カム106をスプロケット1に対し回動させれば、カム当接面121に当接するカムローラ69(69a)の位置(スプロケット1の回転中心からの距離)が変化し、アーム42、42の間隔が調整される。
【0033】
さらに図6及び図20を参照して、間隔調整カム106に関する調整機構を具体的に説明する。間隔調整カム106は環状の部材である。間隔調整カム106の内周側は、ホルダー123の外周溝に係合し、スプロケット取付プレート28に対し相対的に回動し得る。ホルダー123は、スプロケット取付プレート28の下部に等間隔に設置された支持スタンド122の下端に取り付けられている。スプロケット取付プレート28の下部に回動自在に調整軸124が軸支されている。調整軸124の内側端にレバー125を介してカムローラ126が取り付けられ、調整軸124の外側端近傍にレバー127を介してローラ129が取り付けられている。レバー127は間隔調整カム106に形成された穴130を通り、間隔調整カム106の下面に取り付けられた当接部材131の長孔132内にローラ129がはまっている。さらにスプロケット取付プレート28と間隔調整カム106との間に、ばねフックを介して引張ばね133が設置されている。引張ばね133が間隔調整カム106に回転力を付与し、カムローラ126が円筒状カム134の上面に常に当接させる。
【0034】
円筒状カム134は、スタンド34の周囲に適数個(この例では3個)配置された支持部材135に固定されている。該支持部材135はそれぞれナット部材136に固定されている。スタンド34の周囲の機台29上に、支持部材135と同数(すなわちナット部材136と同数)の回転軸137が回転自在に軸支され、回転軸137の先端に形成された雄ねじがナット部材136に螺合している。それぞれの回転軸137の下端には小径ギヤ139が固定されている。これらの小径ギヤ139が、スタンド34の周囲に回転自在に保持された共通の大径ギヤ140に噛み合う。さらに1つの回転軸137では、小径ギヤ139の下にプーリ141が固定されている。従って、図示しないサーボモータ等に駆動されてプーリ141が回転すると、全ての回転軸137が同時に回転し、円筒状カム134が水平を維持したまま高さを変える。これに伴い、カムローラ126の高さが変わり、調整軸124が回動し、ローラ129が揺動して間隔調整カム106が回転し、スプロケット1に対する相対位置が変化する。これにより、カムローラ69(69a)の位置(スプロケット1の回転中心からの距離)が変化し、アーム42、42の間隔が調整される。
【0035】
図6に示すように、スプロケット1の上部には、袋Wの移送軌跡tに沿って液状物の充填ノズル142(複数個)が配置されている。それらの充填ノズル142は昇降部材143に取り付けられている。昇降部材143は、スプロケット1に追従して同方向に所定角度回転し、その回転工程で下降及び上昇し、続いて元の位置に復帰する、という往復回動を行う。昇降部材143が下降した際に、充填ノズル142が袋Wの開口した袋口に挿入され、液状物が袋Wに充填される。昇降部材143の昇降及び回動機構は、昇降部材143を昇降自在に支持する支持部材144、所定のタイミングで所定角度往復回動する第1中空軸145、スプロケット取付プレート28上に固定された筒状カム146、第1中空軸145に固定された円弧状カム147、これらのカムに沿って走行するカムローラ149、支持部材144を往復回動させるレバー150、及び該レバー150を第1中空軸145の周囲に回転自在に支持する回転筒151を含むが、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0036】
さらに、図21及び図22に別の無端チェーン156を示す。この無端チェーン156は、各リンク157の外周側の左右側面に連結部を覆う平面視円弧状の延長部分157a、157bが一体的に形成されている点で、上述の無端チェーン6と異なっている。一方の延長部分157aは他方の延長部分157bに比べて小径とされ、延長部分157bの内側に入子状に入り込む。これにより、無端チェーン156がスプロケット1やガイド部2において円弧状に曲がっても、連結部の外側面が露出せず、外側からゴミなどが連結部に入り込むのを防止できる。
【0037】
[グリッパー対]
上述のように本実施形態の袋移送装置500は、水平方向に隣り合うように設けられる複数のグリッパー対41(上述の第1グリッパー対41a及びアーム42b(図11参照)を含む)を備える。これらのグリッパー対41は、駆動装置として働く駆動源(図示省略)、ギヤ36、スプロケット1及び無端チェーン6を介して伝えられる動力により、水平方向へ延びる無端軌道に沿って移動させられる。各グリッパー対41は、袋Wのうちの一方の側方部(左方側方部)を支持する左方支持部201と、袋Wのうちの他方の側方部(右方側方部)を支持する右方支持部202とを具備する。そして図11に示すように、お互いに隣り合うように設けられるグリッパー対41のうち、相対的に左方に位置する一方のグリッパー対41(第1グリッパー対41a)の右方支持部202及び相対的に右方に位置する他方のグリッパー対41(第2グリッパー対41b)の左方支持部201のうちの一方の全体が、他方の全体よりも上方に位置づけられている。
【0038】
図示の例では、第1グリッパー対41a及び第2グリッパー対41bを含む全てのグリッパー対41の各々において、左方支持部201及び右方支持部202のうちの一方(左方支持部201)の全体が他方(右方支持部202)の全体よりも上方に位置づけられている。なお各グリッパー対41の高さ方向位置は、例えば各グリッパー対41に含まれる水平方向可動部分を基準とすることが可能であり、図示の例では把持部材43、把持部材44及びアーム42を基準とすることが可能である。
【0039】
上述の構成を有する袋移送装置500によれば、様々な形状の袋Wを適切に支持しつつ移送することが可能であり、例えば非対称的な平面形状を持つ袋Wであっても適切に支持しつつ移送することが可能である。
【0040】
一般に、各袋Wに対する処理(例えば開口処理、内容物充填処理、或いは袋口シール処理等)は、袋Wのうちの袋口近傍箇所(通常は袋Wの上縁近傍箇所)の変形を必要とするケースが多い。したがって、袋口を安定的に開閉できるように袋Wを適切に支持しつつ当該袋Wを移送する観点からは、袋Wのうち、各処理の邪魔にならないような袋口に近い箇所(例えば袋口近傍のシール予定部位を含まない箇所)を、グリッパー対41で支持することが好ましい。しかしながら特許文献2の図2(c)に示す袋のように、袋Wの両側方部(特に袋口に近い箇所)のうちの一方が特殊形状を有する場合、従来の袋移送装置では、袋Wの両側方部(特に袋口に近い箇所)を同じ高さ位置で同じように支持することが難しい。
【0041】
一方、本実施形態の袋移送装置500のように、各グリッパー対41の左方支持部201及び右方支持部202の相互間で高さ位置を変えることによって、袋Wの両側方部の様々な形状に対して柔軟に対応することが可能である。例えば、左方側方部が高さ方向に直線的に延びる側縁部を有するが、右方側方部(特に袋Wの上縁の袋口の近傍箇所)の側縁部が複雑な形状を有する袋Wを移送する場合であっても、本実施形態の袋移送装置500によれば、各グリッパー対41の左方支持部201によって袋Wの左方側方部(特に袋口の近傍箇所)を支持しつつ、右方支持部202によって袋Wの右方側方部(例えば袋口から離れた単純形状部分(例えば高さ方向に直線的に延びる縁部を有する部分))を支持することが可能である。
【0042】
またお互いに隣り合うように設けられるグリッパー対41のうち、一方のグリッパー対41(第1グリッパー対41a)の右方支持部202及び他方のグリッパー対41(第2グリッパー対41b)の左方支持部201は、高さ方向に関してお互いに部分的に重なるように設けられてもよい。すなわち、一方のグリッパー対41(第1グリッパー対41a)の右方支持部202の高さ方向に関する投影と、他方のグリッパー対41(第2グリッパー対41b)の左方支持部201の高さ方向に関する投影とがお互いに部分的に重なるように、左方支持部201及び右方支持部202を設けることによって、水平方向スペースを有効活用することが可能である。
【0043】
図23に示すグリッパー対(すなわち第1グリッパー対41a及び第2グリッパー対41b)の一変形例では、各袋Wの左方側方部Wlを把持する左方支持部201の全体が、右方側方部Wrを把持する右方支持部202の全体よりも高い位置に設けられている。図23に示す例は、グリッパー対間において、左方支持部201はお互いに同じ高さ位置に設けられており、右方支持部202もお互いに同じ高さ位置に設けられている。図23に例示されている袋Wにおいて、頂部Wtには開閉可能な袋口が形成され、底部Wbには折り畳み部が形成されている。この底部Wbの折り畳み部を拡げることによって、袋Wの容積を拡大することができ、また袋Wを自立可能な状態に置くことが可能である。
【0044】
例えば、隣り合うグリッパー対41間で左方支持部201及び右方支持部202の高さ方向位置が同じ場合、これらのグリッパー対41を水平方向にお互いから離して設置する必要があり、水平方向スペースを有効活用することができない。この場合、袋移送装置500の水平方向サイズの大型化を招きうる。またそのような袋移送装置500の水平方向サイズを抑えようとする場合、グリッパー対41の数を少なくする必要がある。
【0045】
一方、お互いに隣り合うグリッパー対41の右方支持部202(第1グリッパー対41a)及び左方支持部201(第2グリッパー対41b)が高さ方向に関してお互いに部分的に重なる場合、グリッパー対41の設置に必要な水平方向スペースの大きさは、必ずしも支持部201、202に必要とされる水平方向スペースの大きさには依存せず、水平方向スペースを有効活用することができる(図23参照)。これにより例えば、袋移送装置500の水平方向サイズを小型化したり、グリッパー対41の数を増やしたりすることが可能である。それに加え、各グリッパー対41の支持部201、202間の間隔を調整することで、袋移送装置500全体の大きさを変えることなく、様々な幅の袋Wを保持及び移送することができ、取り扱い可能な袋Wの最大幅を従来よりも大きくすることも可能である。
【0046】
なお、左方支持部201と右方支持部202との間の高さ方向の位置ずれ量は特に限定されない。左方支持部201と右方支持部202との間での意図しない衝突を回避する観点からは、左方支持部201と右方支持部202との間に十分な大きさの高さ方向スペースを設けることが好ましい。一方、各グリッパー対41による袋Wの開閉動作時の袋Wの挙動の良好な対称性を実現する観点からは、左方支持部201の高さ方向位置と右方支持部202高さ方向位置とは可能な限り近い方が好ましい。典型的には、左方支持部201と右方支持部202との間に0.3cm〜5cm程度の高さ方向位置ずれがあれば、左方支持部201と右方支持部202との間で意図しない衝突を効果的に回避することが可能であり、各グリッパー対41の開閉時の袋Wの挙動の良好な対称性を実現することが可能であることが多い。
【0047】
上述の利点は、袋移送装置500における袋Wの支持態様が「袋Wの挟持」である場合に特に有効である。すなわち各グリッパー対41の左方支持部201が袋Wの一方の側方部を挟んで支持し、右方支持部202が袋Wの他方の側方部を挟んで支持する場合に、「第1グリッパー対41aの右方支持部202及び第2グリッパー対41bの左方支持部201のうちの一方が他方よりも上方に位置づけられている」ことによって得られる利点を効果的に享受することが可能である。
【0048】
例えば袋Wの側面を真空吸引することにより袋Wを保持する場合、真空吸引デバイス(保持部)の設置位置の自由度が比較的大きく、真空吸引デバイスを袋Wの側縁部から水平方向へ突出させることなく或いは真空吸引デバイスの突出量が小さい状態で、真空吸引デバイスによって袋Wを保持することも可能である。このような場合には、隣接する保持部が同じ高さ位置に設置されていても、保持部同士を水平方向に十分に近づけることが可能かもしれない。一方、袋Wの側方部を挟持して袋Wを保持する場合、水平方向に延びる挟持体(グリッパー(例えばアーム42、把持部材43及び把持部材44))が袋Wの側縁部から水平方向に相応量突出することが多い。このような場合に上述の本実施形態の袋移送装置500を利用することによって、効果的に、様々な側方部形状を有する袋Wを適切に支持することが可能であり、また装置全体の水平方向スペースに対する挟持体の水平方向の大きさの影響を軽減することができる。
【0049】
本発明は、上述の実施形態及び変形例には限定されない。例えば、上述の実施形態及び変形例の各要素に各種の変形が加えられてもよい。また上述の実施形態及び変形例の構成が、全体的に又は部分的に組み合わせられてもよい。
【符号の説明】
【0050】
1 スプロケット、2 ガイド部、3 固定ガイド部材、4 直線ガイド部材、5 サブ機台、6 無端チェーン、7 リンク、9 連結軸、10 軸受、11 内側ガイドローラ、12 上側ガイドローラ、13 下側ガイドローラ、14 ブラケット、15 取付部、16 支持部材、17 スライドレール、19 スライド部材、20 ガイド板、21 上側ローラガイド部、22 下側ローラガイド部、23 ガイド溝、24 ばね受け部材、28 スプロケット取付プレート、29 機台、31 凹部、32 凹部、33 支持溝、34 スタンド、35 第2中空軸、36 ギヤ、37 内側ガイドレール、38 上側ガイドレール、39 下側ガイドレール、41 グリッパー対、41a 第1グリッパー対、41b 第2グリッパー対、42 アーム、43 把持部材、44 把持部材、45 固定軸、46 摺動筒、49 ばね受け座、50 ピン、51 連結ピン、52 リンク、53 連結ピン、54 取付ブロック、55 揺動支点軸、56 取付ブロック、57 ホルダー、59 筒状部、60 取付部、61 レバー、62 レバー、63 レバー、64 筒状部材、65 レバー、66 レバー、67 筒状部材、69 カムローラ、69a 上側ローラ、69b 下側ローラ、70 支持ピン、71 ブッシュ、72 支持ピン、73 連結軸、74 ホルダーピン、75 ブッシュ、77 支点軸、79 開閉レバー、80 開閉ローラ、81 支持軸、82 押圧ローラ、83 作動部材、84 当接部、85 ストッパピン、86 開閉部材、87 押圧部、89 開閉プレート、90 スライド部材、91 取付プレート、92 スライドレール、93 カム、94 カム駆動軸、95 レバー、96 カムローラ、97 支点軸、99 レバー、100 連結ロッド、101 給袋移送装置、102 間隔調整カム、103 間隔調整カム、104 間隔調整カム、105 間隔調整カム、106 間隔調整カム、107 調整駆動軸、107 調整軸、108 調整軸、109 調整軸、110 調整軸、111 調整駆動軸、112 調整軸、113 調整軸、114 スプロケット、115 チェーン、116 ナット部材、117 ブラケット、119 ギヤ、120 ギヤ、121 カム当接面、122 支持スタンド、123 ホルダー、124 調整軸、125 レバー、126 カムローラ、127 レバー、129 ローラ、130 穴、131 当接部材、132 長孔、134 円筒状カム、135 支持部材、136 ナット部材、137 回転軸、139 小径ギヤ、140 大径ギヤ、141 プーリ、142 充填ノズル、143 昇降部材、144 支持部材、145 第1中空軸、146 筒状カム、147 円弧状カム、149 カムローラ、150 レバー、151 回転筒、156 無端チェーン、157 リンク、157a 延長部分、157b 延長部分、201 左方支持部、202 右方支持部、500 袋移送装置、t 移送軌跡、W 袋、Wt 頂部、Wb 底部、Wl 左方側方部、Wr 右方側方部
図1
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