(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-174759(P2021-174759A)
(43)【公開日】2021年11月1日
(54)【発明の名称】階段の振動によって点灯する追跡式電球形蛍光灯
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20211004BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20211004BHJP
F21V 33/00 20060101ALI20211004BHJP
F21V 21/14 20060101ALI20211004BHJP
F21V 21/34 20060101ALI20211004BHJP
E04F 11/104 20060101ALI20211004BHJP
F21Y 103/00 20160101ALN20211004BHJP
【FI】
F21S2/00 510
F21V23/00 110
F21V33/00 200
F21S2/00 211
F21V21/14 100
F21V21/34 110
E04F11/104
F21Y103:00
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2020-134259(P2020-134259)
(22)【出願日】2020年8月7日
(31)【優先権主張番号】202010313493.X
(32)【優先日】2020年4月20日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】楊輝
【テーマコード(参考)】
2E301
3K014
【Fターム(参考)】
2E301CC26
2E301CC33
2E301CC53
2E301DD11
2E301DD83
3K014PB02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】階段の振動によって点灯する追跡式電球形蛍光灯を提供する。
【解決手段】追跡式電球形蛍光灯において、壁10には制御空間27が設けられる。制御空間27には制御機構90が設けられ、制御空間27の下端には高度の異なる階段スライド溝23が形成され、階段スライド溝23の中には階段スライドブロック22がスライドできるように設けられ、階段スライドブロック22の下面と階段スライド溝23の下壁が第一ばね24によって連結され、階段スライドブロック22には第一固定棒21が固定され、第一固定棒21には足踏み板19が固定され、制御空間27の上側には固定ブロック28が固定され、固定ブロック28の中には制御スライド溝29が形成され、制御スライド溝29の中には制御スライドロッド33がスライドできるように設けられ、制御スライドロッド33の下面と制御スライド溝29の下壁が第二ばね30によって連結されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前記壁には制御空間が設けられ、
前記制御空間には制御機構が設けられ、前記制御空間の下端には高度の異なる階段スライド溝が形成され、前記階段スライド溝の中には階段スライドブロックがスライドできるように設けられ、前記階段スライドブロックの下面と前記階段スライド溝の下壁が第一ばねによって連結され、前記階段スライドブロックには第一固定棒が固定され、前記第一固定棒には足踏み板が固定され、前記制御空間の上側には固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの中には制御スライド溝が形成され、前記制御スライド溝の中には制御スライドロッドがスライドできるように設けられ、前記制御スライドロッドの下面と前記制御スライド溝の下壁が第二ばねによって連結され、前記固定ブロックの前面の上側には第二固定棒が固定され、前記第二固定棒の前後に位置する二つの回転リングがヒンジによって前記第二固定棒と連結され、前記回転リングには引き動かしブロックが位置的に左右対称に固定され、前記引き動かしブロックには引き動かし抜き穴が形成され、前記足踏み板には伝動連結ブロックがスライドできるように設けられ、前記伝動連結ブロックの上面には外部連結ブロックが固定され、前記外部連結ブロックには第一連結棒が固定され、前記第一連結棒には第二連結棒がヒンジによって連結され、前記第二連結棒の上端には第三連結棒が固定され、前記第三連結棒は前記引き動かし抜き穴の中に挿入でき、前記制御スライドロッドの上端には第一回転軸が回転できるように設けられ、前記第一回転軸にはリールが固定され、前記引き動かしブロックの上面の外側には線連結ブロックが位置的に左右対称に固定され、前記線連結ブロックの間には弾力線が固定され、前記弾力線が前記リールに巻かれていることを特徴とする階段の振動によって点灯する追跡式電球形蛍光灯。
【請求項2】
前記第一回転軸の前端には円錐形押しブロックが固定され、前記制御空間の上側において左右両端には第二回転軸が回転できるように設けられ、前記第二回転軸には伝動歯車が固定され、前記伝動歯車と前記制御空間の後壁が復帰ばねによって連結され、前記伝動歯車が装着チェーンによって連結され、前記装着チェーンには協働ブロックが固定され、前記協働ブロックには協働溝が形成され、前記円錐形押しブロックは前記協働溝の中に挿入でき且つ前記装着チェーンを押し動かせることを特徴とする請求項1に記載の階段の振動によって点灯する追跡式電球形蛍光灯。
【請求項3】
前記制御空間の上側において前壁の左右両端にはベースブロックが固定され、前記ベースブロックには作動スライド溝が形成され、前記作動スライド溝の中には装着ブロックがスライドできるように設けられ、前記作動スライド溝の上壁には電磁石が固定され、前記装着ブロックと前記電磁石が第三ばねによって連結され、前記装着ブロックの下面の前側には移動ブロックが固定され、前記移動ブロックの中には電源が固定され、前記電源の下面には導電ブロックが設けられ、前記導電ブロックの下面には電球形蛍光灯本体が設けられ、前記移動ブロックの下面には集光ランプシェードが固定され、前記集光ランプシェードが前記電球形蛍光灯本体を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の階段の振動によって点灯する追跡式電球形蛍光灯。
【請求項4】
前記移動ブロックの後面には位置制限ブロックが固定され、前記位置制限ブロックの中には下方に開口した位置制限溝が形成され、前記制御空間の前壁にはスライド穴が形成され、前記装着チェーンの前面には第四連結棒が固定され、前記第四連結棒が前記スライド穴を貫通しており、前記第四連結棒の左端には協働妨害ブロックが固定され、前記協働妨害ブロックは前記位置制限溝に入ることができ且つ前記移動ブロックを左右に移動させられることを特徴とする請求項1に記載の階段の振動によって点灯する追跡式電球形蛍光灯。
【請求項5】
前記制御空間の下部において左右両端には中間踏み板が固定され、前記中間踏み板にはセンサーが設けられ、前記センサーが前記電磁石と通電できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載の階段の振動によって点灯する追跡式電球形蛍光灯。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はLEDライト分野を取り上げて、具体的には階段の振動によって点灯する追跡式電球形蛍光灯である。
【背景技術】
【0002】
電球形蛍光灯とは、白熱電球のソケットに装着して使用できる蛍光灯である。電球形蛍光灯は白熱電球に比べ、節電効果が良いが、合理的に利用できれば、節電効果が更に良くなるはずだ。私たちが普段階段を上り下りするとき、階段のライトはエネルギーを浪費するだけでなく、設計上も合理的でない。従って、本発明を設計することで上記の問題を解決する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105674163号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は階段の振動によって点灯する追跡式電球形蛍光灯を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の技術プランを採用する:本発明である階段の振動によって点灯する電球形蛍光灯は、壁を含み、前記壁には制御空間が設けられ、前記制御空間には制御機構が設けられ、前記制御空間の下端には高度の異なる階段スライド溝が形成され、前記階段スライド溝の中には階段スライドブロックがスライドできるように設けられ、前記階段スライドブロックの下面と前記階段スライド溝の下壁が第一ばねによって連結され、前記階段スライドブロックには第一固定棒が固定され、前記第一固定棒には足踏み板が固定され、前記制御空間の上側には固定ブロックが固定され、前記固定ブロックの中には制御スライド溝が形成され、前記制御スライド溝の中には制御スライドロッドがスライドできるように設けられ、前記制御スライドロッドの下面と前記制御スライド溝の下壁が第二ばねによって連結され、前記固定ブロックの前面の上側には第二固定棒が固定され、前記第二固定棒の前後に位置する二つの回転リングがヒンジによって前記第二固定棒と連結され、前記回転リングには引き動かしブロックが位置的に左右対称に固定され、前記引き動かしブロックには引き動かし抜き穴が形成され、前記足踏み板には伝動連結ブロックがスライドできるように設けられ、前記伝動連結ブロックの上面には外部連結ブロックが固定され、前記外部連結ブロックには第一連結棒が固定され、前記第一連結棒には第二連結棒がヒンジによって連結され、前記第二連結棒の上端には第三連結棒が固定され、前記第三連結棒は前記引き動かし抜き穴の中に挿入でき、前記制御スライドロッドの上端には第一回転軸が回転できるように設けられ、前記第一回転軸にはリールが固定され、前記引き動かしブロックの上面の外側には線連結ブロックが位置的に左右対称に固定され、前記線連結ブロックの間には弾力線が固定され、前記弾力線が前記リールに巻かれている。
【0006】
更の技術プラン、前記第一回転軸の前端には円錐形押しブロックが固定され、前記制御空間の上側において左右両端には第二回転軸が回転できるように設けられ、前記第二回転軸には伝動歯車が固定され、前記伝動歯車と前記制御空間の後壁が復帰ばねによって連結され、前記伝動歯車が装着チェーンによって連結され、前記装着チェーンには協働ブロックが固定され、前記協働ブロックには協働溝が形成され、前記円錐形押しブロックは前記協働溝の中に挿入でき且つ前記装着チェーンを押し動かせる。
【0007】
更の技術プラン、前記制御空間の上側において前壁の左右両端にはベースブロックが固定され、前記ベースブロックには作動スライド溝が形成され、前記作動スライド溝の中には装着ブロックがスライドできるように設けられ、前記作動スライド溝の上壁には電磁石が固定され、前記装着ブロックと前記電磁石が第三ばねによって連結され、前記装着ブロックの下面の前側には移動ブロックが固定され、前記移動ブロックの中には電源が固定され、前記電源の下面には導電ブロックが設けられ、前記導電ブロックの下面には電球形蛍光灯本体が設けられ、前記移動ブロックの下面には集光ランプシェードが固定され、前記集光ランプシェードが前記電球形蛍光灯本体を覆っている。
【0008】
更の技術プラン、前記移動ブロックの後面には位置制限ブロックが固定され、前記位置制限ブロックの中には下方に開口した位置制限溝が形成され、前記制御空間の前壁にはスライド穴が形成され、前記装着チェーンの前面には第四連結棒が固定され、前記第四連結棒が前記スライド穴を貫通しており、前記第四連結棒の左端には協働妨害ブロックが固定され、前記協働妨害ブロックは前記位置制限溝に入ることができ且つ前記移動ブロックを左右に移動させられる。
【0009】
更の技術プラン、前記制御空間の下部において左右両端には中間踏み板が固定され、前記中間踏み板にはセンサーが設けられ、前記センサーが前記電磁石と通電できるように連結されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、構造と操作が簡単であり、階段を上り下りする人に一部の照明を提供することで、光度を上げ且つエネルギーを節約でき、電球形蛍光灯は人の体重によって移動するため、移動のために他のエネルギーを使用する必要がなく、本発明は、一体化レベルが高く、各部品の協働が良く、設計が合理的で、使用も便利である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1〜3をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜3を参照し、本発明である階段の振動によって点灯する電球形蛍光灯は、壁10を含み、前記壁10には制御空間27が設けられ、前記制御空間27には制御機構90が設けられ、前記制御空間27の下端には高度の異なる階段スライド溝23が形成され、前記階段スライド溝23の中には階段スライドブロック22がスライドできるように設けられ、前記階段スライドブロック22の下面と前記階段スライド溝23の下壁が第一ばね24によって連結され、前記階段スライドブロック22には第一固定棒21が固定され、前記第一固定棒21には足踏み板19が固定され、前記制御空間27の上側には固定ブロック28が固定され、前記固定ブロック28の中には制御スライド溝29が形成され、前記制御スライド溝29の中には制御スライドロッド33がスライドできるように設けられ、前記制御スライドロッド33の下面と前記制御スライド溝29の下壁が第二ばね30によって連結され、前記固定ブロック28の前面の上側には第二固定棒31が固定され、前記第二固定棒31の前後に位置する二つの回転リング32がヒンジによって前記第二固定棒31と連結され、前記回転リング32には引き動かしブロック15が位置的に左右対称に固定され、前記引き動かしブロック15には引き動かし抜き穴14が形成され、前記足踏み板19には伝動連結ブロック20がスライドできるように設けられ、前記伝動連結ブロック20の上面には外部連結ブロック18が固定され、前記外部連結ブロック18には第一連結棒17が固定され、前記第一連結棒17には第二連結棒16がヒンジによって連結され、前記第二連結棒16の上端には第三連結棒13が固定され、前記第三連結棒13は前記引き動かし抜き穴14の中に挿入でき、前記制御スライドロッド33の上端には第一回転軸34が回転できるように設けられ、前記第一回転軸34にはリール35が固定され、前記引き動かしブロック15の上面の外側には線連結ブロック11が位置的に左右対称に固定され、前記線連結ブロック11の間には弾力線12が固定され、前記弾力線12が前記リール35に巻かれている。
【0014】
前記第一回転軸34の前端には円錐形押しブロック58が固定され、前記制御空間27の上側において左右両端には第二回転軸51が回転できるように設けられ、前記第二回転軸51には伝動歯車53が固定され、前記伝動歯車53と前記制御空間27の後壁が復帰ばね52によって連結され、前記伝動歯車53が装着チェーン54によって連結され、前記装着チェーン54には協働ブロック56が固定され、前記協働ブロック56には協働溝57が形成され、前記円錐形押しブロック58は前記協働溝57の中に挿入でき且つ前記装着チェーン54を押し動かせる。
【0015】
前記制御空間27の上側において前壁の左右両端にはベースブロック59が固定され、前記ベースブロック59には作動スライド溝37が形成され、前記作動スライド溝37の中には装着ブロック39がスライドできるように設けられ、前記作動スライド溝37の上壁には電磁石36が固定され、前記装着ブロック39と前記電磁石36が第三ばね38によって連結され、前記装着ブロック39の下面の前側には移動ブロック40が固定され、前記移動ブロック40の中には電源41が固定され、前記電源41の下面には導電ブロック42が設けられ、前記導電ブロック42の下面には電球形蛍光灯本体43が設けられ、前記移動ブロック40の下面には集光ランプシェード44が固定され、前記集光ランプシェード44が前記電球形蛍光灯本体43を覆っている。
【0016】
前記移動ブロック40の後面には位置制限ブロック47が固定され、前記位置制限ブロック47の中には下方に開口した位置制限溝45が形成され、前記制御空間27の前壁にはスライド穴48が形成され、前記装着チェーン54の前面には第四連結棒49が固定され、前記第四連結棒49が前記スライド穴48を貫通しており、前記第四連結棒49の左端には協働妨害ブロック46が固定され、前記協働妨害ブロック46は前記位置制限溝45に入ることができ且つ前記移動ブロック40を左右に移動させられる。
【0017】
前記制御空間27の下部において左右両端には中間踏み板25が固定され、前記中間踏み板25にはセンサー26が設けられ、前記センサー26が前記電磁石36と通電できるように連結されている。
【0018】
作動状態:階段を通る人がいたら、まず階段を下りる場合、人は上側のセンサー26を踏み、センサー26が左端の電磁石36の作動を停止させ、対して階段を上る場合、人は下側のセンサー26を踏み、センサー26が右端の電磁石36の作動を停止させ、
階段を下りる場合を例として説明すると、センサー26が左端の電磁石36の作動を停止させ、電磁石36の作動停止によって装着ブロック39が第三ばね38により下方へスライドし、装着ブロック39が移動ブロック40を下方へスライドさせることで位置制限ブロック47を下方へスライドさせ、そして位置制限ブロック47が協働妨害ブロック46を位置制限溝45に入らせ、そして人が引き続き左側の足踏み板19を下方へ踏み、足踏み板19が圧力を受けて下方へスライドして第二連結棒16によって第三連結棒13を下方へスライドさせ、そして第三連結棒13が引き動かし抜き穴14と協働して引き動かしブロック15を下方へ回転させ、引き動かしブロック15が線連結ブロック11によって弾力線12を伸ばして移動させ、弾力線12の移動によってリール35が回転して第一回転軸34を介して円錐形押しブロック58を揺動させ、人が引き続き階段を下り、一本の足が左側の足踏み板19を踏み、もう一本の足が右側の足踏み板19を踏み、ここで右側の足踏み板19が降下して右側の第二連結棒16を降下させ、このとき弾力線12が伸びることができないため、リール35が圧力を受けて制御スライドロッド33を下方へスライドさせ、そして制御スライドロッド33が円錐形押しブロック58を下方へスライドさせ、円錐形押しブロック58が協働溝57と協働して協働ブロック56を移動させ、そして協働ブロック56が装着チェーン54を移動させ、装着チェーン54が第四連結棒49によって移動ブロック40を移動させ、電源41がオンにされて電球形蛍光灯本体43を点灯し、移動ブロック40が移動し電球形蛍光灯本体43を移動させ、電球形蛍光灯本体43が人の移動に従って移動する。
【0019】
以上に述べたのはただ本願発明の具体的な実施方式で、本願発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本願発明の保護範囲にカバーされる。だから本願発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。