【実施例】
【0259】
以下の実施例は、本開示の特定の実施形態を実証するために含められる。この後の実施例に開示される技法は、本開示の実施において十分機能する技法であること、およびゆえにそれらは、その実施のための特定の様式を構成するとみなされ得ることが、当業者によって理解されるべきである。しかしながら、当業者は、開示されるそれらの特定の実施形態において多くの変更が行われ得ること、ならびにその変更が本開示の趣旨および範囲から逸脱することなくなおも同様または類似の結果をもたらすことを、本開示に鑑みて理解するはずある。
省略形および頭字語のリスト
省略形 意味
℃ 摂氏温度
Ac アセチル
aq. 水性
ATP アデノシン三リン酸
B
2Pin
2 ビス(ピナコラト)ジボロン
BOC tert−ブトキシカルボニル
Br ブロード
BSA ウシ血清アルブミン
D ダブレット
DCM ジクロロメタン
dd ダブレットのダブレット
ddd ダブレットのダブレットのダブレット
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン(ヒューニッヒ塩基)
DMA ジメチルアセトアミド
DME 1,2−ジメトキシエタン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
Dt ダブレット−トリプレット
DTT ジチオトレイトール(クリーランド試薬)EC
50 半数効果濃度
EDC 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
EDTA エチレンジアミン四酢酸
EGFR 上皮成長因子レセプター
Eq 当量
ES/MS エレクトロスプレー質量分析
Et エチル
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール(エチルアルコール)
FBS ウシ胎仔血清
G グラム
HATU 1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシド(oxid)ヘキサフルオロホスフェート
HEPES 2−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]エタンスルホン酸
HCl 塩酸
HPLC 高圧液体クロマトグラフィー
Hrs 時間
HTRF(登録商標) 均一時間分解蛍光、Cisbio Bioassays,parc marcel boiteux 30200 codolet,Franceの登録商標
Hz ヘルツ
IBD 炎症性腸疾患
IC
50 半数阻害濃度
i−pr イソプロピル
J 結合定数(MHz)
K
3PO
4 リン酸三カリウム(Tripotasium phosphate)
KOtBu カリウムtert−ブトキシド
KOAc 酢酸カリウム
LCMS 液体クロマトグラフィー−質量分析
LiHMDS リチウムビス(トリメチルシリル)アミドLiOH 水酸化リチウム
LiI ヨウ化リチウム
LPS リポ多糖
M モル濃度
M マルチプレット
M+ 質量ピーク
M+H+ 質量ピーク+水素
Me メチル
MeCN アセトニトリル
MeOH メタノール(メチルアルコール)
MeLi メチルリチウム
MeMgX ハロゲン化メチルマグネシウム(グリニャール試薬)(Xは、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードである)
Me
6Sn
2 ヘキサメチルジスタンナン(ヘキサメチル二スズ)
Mg ミリグラム
MgSO
4 硫酸マグネシウム
MHz メガヘルツ
Min 分
ml/mL ミリリットル
mM ミリモル濃度
Mmol ミリモル
MS 質量分析
MsCl 塩化メシル
NBS N−ブロモスクシンイミド
n− ノルマル
nBu/Bu n−ブチル(ノルマルブチル)
n−BuLi n−ブチルリチウム
NaH 水素化ナトリウム
NaHCO
3 炭酸水素ナトリウム
NaN
3 アジ化ナトリウム
Na
3PO
4 リン酸三ナトリウム
Na
2SO
4 硫酸ナトリウム
nL ナノリットル
Nm ナノメートル
NMP 1−メチルピロリジン−2−オン
NMR 核磁気共鳴
NP−40 ノニルフェノキシポリエトキシルエタノールPd−PEPPSI
TM−IPent [1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾール−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド
Pen−Strep ペニシリン−ストレプトマイシン(5,000単位のペニシリンGナトリウム塩および5,000μgの硫酸ストレプトマイシンを含む0.85%食塩水)
Ph フェニル
Q カルテット
q.s. 述べている機能を達成するために十分な量
RP 逆相
RPMI ロズウェルパーク記念研究所培地
Rt 室温
S シングレット
sat. 飽和
Selectfluor(登録商標) 1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス(Air Products and Chemicalsの登録商標)
SFC 超臨界流体クロマトグラフィー
SiliaMetS(登録商標)Thiol シリカベースのパラジウムスカベンジャー、Silicycleの登録商標
T トリプレット
THF テトラヒドロフラン
TFA トリフルオロ酢酸
XPhos Pd G3 (2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル)[2−(2’−アミノ−1,1’−ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネート
【0260】
1.一般スキーム
スキーム1:
【化39】
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【0261】
スキーム1に概説される方法に従えば、式1.5の化合物に到達し得る。好適な触媒(例えば、HClなど)および好適な溶媒(例えば、EtOHなど)を用いて、1−アミノピロール1.1を好適なカップリングパートナーと縮合することにより、置換ピロロ[1,2−b]ピリダジン1.2が生成され得る。公知のハロゲン化試薬(例えば、NBSなど)を用いた、示される位置におけるハロゲン化によって、中間体1.3が形成され得(ここで、Xは、クロロ、ブロモまたはヨードである)、中間体1.3を、C−H活性化または求電子芳香族置換を介して好適な試薬(例えば、セレクトフルオルなど)でさらに置換することにより、中間体1.4が生成され得る。次いで、好適な試薬(例えば、n−BuLiなど)を用いて−Xから−Mへのハロゲン金属交換を達成するか、またはパラジウム触媒および金属源(例えば、B
2Pin
2、Me
6Sn
2など)を用いて遷移金属の結合を達成することにより、中間体1.5が生じ得る(ここで、Mは、スズまたはホウ素などの金属である)。あるいは、上に記載された縮合によって、置換1−アミノピロール1.6が、ピロロ[1,2−b]ピリダジン複素環1.7に変換され得る。複素環1.7は、ハロゲン化によってタイプ1.4の中間体に変換され得る。
スキーム2:
【化40】
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【0262】
まず、中間体2.1とアミンをC−4において反応させて中間体2.2を生じることによって、式(I)の化合物がアセンブルされ得る。好適な試薬(例えば、LiOH、LiIおよびピリジンなど)を用いて酸2.3に変換した後、標準的なアミド結合形成条件(例えば、HATUと併用のDIPEAなど)を用いて第2のアミンを導入することにより、アミド2.4が生じ得る。パラジウム触媒などの好適な触媒を用いて金属含有種(1.5)を中間体2.4と結合させることにより、式(I)の化合物がもたらされ得る。
スキーム3:
【化41】
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【0263】
あるいは、まず、標準的なアミド結合形成(例えば、HATUと併用のDIPEAなど)を用いてアミンをカルボン酸3.1に付加してアミド3.2を生じることによって、式(I)の化合物がアセンブルされ得る。3.2のC−4位にアミンを付加することにより、中間体2.4が生成され得、次にそれを、パラジウム触媒などの好適な触媒を用いて中間体1.5と結合させることにより、式(I)の化合物を得ることができる。
スキーム4:
【化42】
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【0264】
式(I)の化合物は、パラジウム触媒などの好適な触媒を用いた中間体2.2と複素環1.5との結合によって化合物4.1を得ることから開始するスキーム4に示されているようにも調製され得る。エステル4.1からカルボン酸4.2への変換は、公知の条件(
例えば、ピリジンと併用のLiOH、LiIなど)を用いて達成され得る。標準的なアミド結合形成条件(例えば、DIPEAと併用のHATUなど)を用いてアミンを中間体4.2に付加することによって、式(I)の化合物に到達し得る。
スキーム5:
【化43】
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【0265】
スキーム5に示されているように、塩基(例えば、NaH、LiHMDSなど)を用いて化合物3.1のC−4にアミンを付加することにより、中間体2.3を直接得てもよい。これは、スキーム2に図示されたのと同じ様式で化合物(I)に変換され得る。
スキーム6:
【化44】
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【0266】
中間体2.4から開始して、その化合物を適切な試薬(例えば、ヘキサメチル二スズなど)と反応させることにより、化合物6.1がもたらされ得る。これを、適切な触媒(例えば、パラジウム触媒など)を用いてハロゲン化複素環1.4と結合することにより、化合物(I)を得ることができる。
スキーム7:
【化45】
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【0267】
上記合成の代替の順序では、まず、パラジウム触媒などの好適な触媒を用いて化合物2.1を中間体1.5と結合させることにより、モノハロゲン化生成物7.1が生じ得る。アミンの付加によって、中間体エステル7.2が生成し得、その後、カルボン酸に変換することにより、中間体7.3を得ることができる。アミド結合形成条件(例えば、HATUと併用のDIPEAなど)を用いてアミドを付加することにより、化合物(I)が生成し得る。
スキーム8:
【化46】
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【0268】
さらに、スキーム8に示されているように、エステル7.1は、公知の加水分解条件(例えば、LiOH、ピリジンと併用のLiIなど)によって、対応するカルボン酸8.1に変換され得る。次いで、中間体8.2を生成するための、標準的な条件(例えば、HATUと併用のDIPEAなど)を用いたアミド結合の形成に続いて、C−4位にアミンを導入することにより、化合物(I)を得ることができる。
スキーム9:
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
アミド中間体3.2から開始して、好適な触媒(例えば、パラジウム触媒など)を用いた複素環1.5との結合により、モノハロゲン化中間体9.2が得られ得、それは、スキーム8に記載されているように化合物(I)に変換することができる。
スキーム10:
【化48】
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【0270】
組み込まれたR基の合成操作は、それらの組み込み後も可能であることにも注意されたい。R
1基への変更の例証的な具体例がスキーム10に示されており、ここで、第二級アミン10.1が反応して、メチルスルホンアミド10.2が形成される。他の官能基もR
1に存在し得、操作され得る。これらの基および操作としては、当業者に公知の好適な試薬を用いた酸化、脱離または置換が挙げられ得るが、これらに限定されない。合成操作の順序は、スキーム1〜9に概説された方法と一致した形式で行われてもよく、化合物調製の最後の工程に限定されるべきでない。
スキーム11:
【化49】
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【0271】
R
2基の変更は、アミドの形成後にも行われ得る。例証的な例をスキーム11に示すが、存在している基または行われる合成操作は、メチルエステル11.1がMeMgXまたはMeLiと反応して、示されている第3級アルコール11.2が生じる、スキーム11に示されるものに限定されない。合成操作の順序は、スキーム1〜9に概説された方法と一致した形式で行われてもよく、化合物調製の最後の工程に限定されるべきでない。
スキーム12:
【化50】
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【0272】
ピロロ[1,2−b]ピリダジン複素環上に存在するR
3、R
4、R
5、R
6およびR
7基の操作は、ピリジンコアへの結合の後に行われてもよい。例証的な例をスキーム12に示すが、存在している基および行われる操作は、そのスキームに示されるものに限定されない。シアノ基を有する12.1などの化合物は、対応するカルボキサミド12.2に変換され得る。合成操作の順序は、スキーム1〜9に概説された方法と一致した形式で行われてもよく、化合物調製の最後の工程に限定されるべきでない。
2.中間体の合成
中間体I−1の調製:
【化51】
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3,3−ジエトキシ−2−ホルミルプロピオニトリルカリウム塩(I−1C):
【0273】
10℃の無水THF(1.1L)中の、3,3−ジエトキシプロパン−ニトリル(I−1A,283.80g,1.98モル)およびギ酸メチル(I−1B,148.80g,2.48モル)の撹拌溶液に、THF中1.0Mカリウムtert−ブトキシド(2.2L,2.2モル)を加えた。45分間の添加中にわたって、その温度を10℃〜15℃の範囲内で維持した。添加後、得られたスラリーを周辺温度で2時間撹拌した。次いで、ヘキサン(400mL)を加え、さらに20分間、撹拌を続けた。そのスラリーを濾過し、ケークを1/1ヘキサン/THFで洗浄し、真空オーブンにおいて60℃で一晩乾燥させ
ることにより、I−1Cを得た。
1H−NMR(CD
3OD)は、所望の構造と一致した。
ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1E):
【0274】
3,3−ジエトキシ−2−ホルミルプロピオニトリルカリウム塩(I−1C,5.10g,24.36mmol)の撹拌懸濁液を、0℃に冷却し、濃HCl(7.11mL,85.26mmol)を、反応物の内部温度が20℃より高くならないような速度で滴下添加した。滴下添加が完了した後、反応物を室温で20分間撹拌した。この反応混合物に、メタノール(4.0mL)中の1−アミノピロール(I−1D,1.00g,12.18mmol)の溶液を加えた。添加後、その反応混合物を90℃で2時間還流した。加熱が完了したら、反応物を室温に冷却し、元の体積の約半分まで濃縮した。得られた残渣に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を、発泡が止むまで慎重に加えた。その溶液を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、I−1Eを得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.16 - 8.03 (m, 2H), 7.93 (ddd, J
= 2.6, 1.4, 0.6 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.5, 2.7 Hz, 1H), 6.84 (dd, J = 4.6, 1.4 Hz, 1H).
7−ブロモピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1F):
【0275】
室温のMeCN(30mL)中のピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1E,840.0mg,5.9mmol)の溶液に、N−ブロモスクシンイミドを一度に加えた。その反応物を室温で30分間撹拌し、次いで、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液に注ぎ込んだ。その溶液を真空中で濃縮して、アセトニトリルを除去した。得られた水層をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、I−1Fを得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.28 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.10 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 4.8
Hz, 1H).
7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1):
【0276】
マイクロ波用バイアルに、7−ブロモピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1F,416.5mg,1.9mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(762.1mg,3.0mmol)、酢酸カリウム(552.3mg,5.6mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(65.8mg,0.094mmol)を投入した。ジオキサン(8.0mL)およびDMF(4.0mL)を加え、アルゴンを2分間バブリングして、反応混合物を脱気した。バイアルを密封し、その反応物をマイクロ波反応器において60分間、120℃で加熱した。冷却後、その反応混合物を濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をEtOAcと水とに分配した。水層を第2の部分のEtOAcで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、セライトのプラグで濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、I−1を得た。1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.31 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 4.6
Hz, 1H), 1.41 (s, 12H).
中間体I−2の調製:
【化52】
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【0277】
3−クロロピロロ[1,2−b]ピリダジン(I−2):1−アミノピロール(0.50g,6.1mmol)を室温の3:1MeOH:AcOH(16mL)に溶解し、その後、2−クロロマロンアルデヒド(0.78g,7.3mmol)を加えた。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、16時間、80℃に加熱した。溶媒を回転蒸発によって除去し、粗残渣を水とEtOAcとに分配した。層を分離し、水層をEtOAcで1回抽出した。有機層を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。次いで、粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、生成物3−クロロピロロ[1,2−b]ピリダジン(I−2)を得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.93 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.75 -
7.70 (m, 1H), 7.69 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.86 (dd, J = 4.3, 2.8
Hz, 1H), 6.45 (dd, J = 4.3, 1.4 Hz, 1H).
中間体I−3の調製:
【化53】
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【0278】
メチル4,6−ジブロモニコチネート(I−3):メチル4,6−ジクロロニコチネート(5.0g,24.3mmol)を臭化水素(酢酸中33%,24mL)に懸濁した。反応容器を密封し、4時間、60℃に加熱した。その反応物を室温に冷却し、H
2Oで希釈した。得られた固体を濾過し、H
2Oで洗浄した。次いで、固体をH
2Oに懸濁し、水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化した。得られた水溶液をEtOAcで抽出した(3回)。得られた有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮することにより、メチル4,6−ジブロモニコチネートを得た。
ES/MS:296.182(M+H
+).
中間体I−4の調製:
【化54】
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【0279】
メチル6−ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート(I−4):アセトニトリル(125mL)およびH
2O(3mL)中のメチル4,6−ジブロモニコチネート(7.16g,24.3mmol)の溶液に、イソプロピルアミン(15.3mL,177mmol)を加えた。反応容器を密封し、2時間、80℃に加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、濃縮乾固した。得られた油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、メチル6−ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネートを得た。
ES/MS:273.569(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.60 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 6.72 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.68 (dq, J = 13.1, 6.5 Hz, 1H), 1.28 (d, J = 6.4 Hz, 6H).
中間体I−5の調製:
【化55】
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【0280】
6−ブロモ−4−クロロニコチン酸。メタノール(240mL)中のメチル6−ブロモ−4−クロロニコチネート(15g,59.89mmol)の溶液に、水酸化リチウム(2.93g,119.77mmol)を含む水(68mL)を加えた。その溶液を一晩43℃に加熱し、続いて、室温に冷却した。塩酸水溶液(1M,120mL)を加え、揮発性物質を真空中で除去した。得られたスラリーを濾過し、H
2Oで洗浄することにより、6−ブロモ−4−クロロニコチン酸を得た。
ES/MS:237.967(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.75 (s, 1H), 8.03 (s, 1H).
【0281】
(R)−6−ブロモ−4−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド。DMF(42mL)中の6−ブロモ−4−クロロニコチン酸(3g,12.69mmol)の溶液に、HATU(6.27g,16.49mmol)、(R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−オール塩酸塩(2.4g,15.23mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.62ml,32.26mmol)を加えた。得られた溶液を室温で一晩撹拌し、続いて、酢酸エチルで希釈した。有機溶液を塩化リチウム飽和水溶液で洗浄し(3回)、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、(R)−6−ブロモ−4−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを得た。
ES/MS:341.089(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.88 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.28 (ddd, J = 49.3, 9.4, 2.0 Hz,
1H), 3.84 - 3.63 (m, 1H), 3.40 - 3.22 (m, 1H), 1.13 (d, J = 7.0
Hz, 6H).
【0282】
(R)−4−クロロ−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(I−5)。DME(3.9mL)中の(R)−6−ブロモ−4−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(0.2g,0.59mmol)の溶液に、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(0.24g,0.9mmol
)、XPhos Pd G3(0.05g,0.06mmol)およびリン酸三カリウム水溶液(2M、0.59mL,1.18mmol)を加えた。得られた溶液をアルゴンで脱気し、マイクロ波反応器において12分間、120℃に加熱した。粗反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、(R)−4−クロロ−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを得た。ES/MS:402.220(M+H
+).
中間体I−6の調製:
【化56】
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【0283】
エチル6−クロロ−4−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)ニコチネート:ジクロロメタン(5mL)中の、エチル4−アミノ−6−クロロニコチネート(334mg,1.67mmol)およびトリエチルアミン(0.7mL,5mmol)の溶液に、塩化メタンスルホニル(0.39mL,5mmol)をゆっくり加えた。その混合物を一晩撹拌した。EtOAc(20mL)で希釈し、NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。その混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:357[M+H]
+
【0284】
6−クロロ−4−(メチルスルホンアミド)ニコチン酸(I−6):THF/MeOH(1mL/0.5mL)中のエチル6−クロロ−4−(N−(メチルスルホニル)メチルスルホンアミド)ニコチネート(60mg,0.17mmol)の溶液に、水酸化リチウム(20mg,0.8mmol)を加えた。それを3時間、50℃に加熱した。HCl(1N)によって酸性化し、EtOAcで抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮することにより、I−6を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:251[M+H]
+
中間体I−7の調製:
【化57】
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メチル(2−(4−ニトロフェニル)プロパン−2−イル)カルバメート(I−7B):
【0285】
0度のDCM(10mL)中の、2−(4−ニトロフェニル)プロパン−2−アミン(I−7A,250mg,1.15mmol)およびピリジン(0.25ml,3.15mmol)の溶液に、クロロギ酸メチル(0.11ml,1.43mmol)を加えた。その反応物を室温に徐々に加温し、2日間撹拌した。その反応物を濃縮し、EtOAcで希釈し、1N HClで3回洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させることにより、I−7Bを得た。
ES/MS:239.0(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.18 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.56 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 5.20 (s, 1H), 3.58 (s, 3H), 1.66 (s, 6H).
メチル(2−(4−アミノフェニル)プロパン−2−イル)カルバメート(I−7):
【0286】
EtOH(10mL)中のメチル(2−(4−ニトロフェニル)プロパン−2−イル)カルバメート(I−7B,101mg,0.424mmol)の溶液をアルゴンおよび真空によって脱気した。Pd/C(10%,26mg,0.0248mmol)を加え、その混合物を、H
2のバルーンを用いて一晩撹拌した。その反応物をセライトプラグで濾過し、EtOAcでリンスし、濾液を濃縮することにより、I−7を得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.21 - 7.16 (m, 2H), 6.70 - 6.57
(m, 2H), 5.03 (s, 1H), 3.58 (s, 3H), 3.46 (s, 2H), 1.63 (s, 6H).
中間体I−8の調製:
【化58】
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メチル(1−(4−ニトロフェニル)シクロプロピル)カルバメート(I−8B):
【0287】
0度のDCM(10mL)中の、1−(4−ニトロフェニル)シクロプロパン−1−アミン(I−8A,250mg,1.16mmol)およびピリジン(0.3ml,3.72mmol)の溶液に、クロロギ酸メチル(0.1ml,1.30mmol)を加えた。その反応物を室温に徐々に加温し、2日間撹拌した。その反応物を濃縮し、EtOAcで希釈し、1N HClで3回洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させることにより、I−8Bを得た。
1H NMR(400 MHz, Chloroform-d) δ 8.14 (d,J = 8.9 Hz, 2H), 7.33 (d,J
= 8.9 Hz, 2H), 5.44 (s, 1H), 3.69 (s, 3H), 1.40 (m, 4H).
メチル(1−(4−アミノフェニル)シクロプロピル)カルバメート(I−8):
【0288】
EtOH(15mL)中のメチル(1−(4−ニトロフェニル)シクロプロピル)カルバメート(I−8B,227mg,0.961mmol)の溶液をアルゴンおよび真空によって脱気した。これに、Pd/C(10%,60mg,0.0564mmol)を加え、その混合物をH
2のバルーンを用いて一晩撹拌した。その反応物をセライトプラグで濾過し、EtOAcでリンスし、濾液を濃縮することにより、I−8を得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.08 (dd, J = 33.4, 8.0 Hz, 2H),
6.72 - 6.56 (m, 2H), 5.44 (s, 1H), 3.62 (d, J = 4.8 Hz, 3H), 3.09 (d, J = 47.9 Hz, 2H), 1.22 (t, J = 7.0 Hz, 4H).
中間体I−9の調製:
【化59】
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メチル(1−(4−ニトロフェニル)シクロプロピル)アセトアミド(I−9B):
【0289】
0℃のDCM(10mL)中の、1−(4−ニトロフェニル)シクロプロパン−1−アミン(I−9A,250mg,1.16mmol)およびピリジン(0.3ml,3.72mmol)の溶液に、無水酢酸(0.12ml,1.27mmol)を加えた。その反
応物を室温に徐々に加温し、2日間撹拌した。その反応物を濃縮し、EtOAcで希釈し、1N HClで3回洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、I−9Bを得た。
ES/MS:221.0(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.13 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.30 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 6.15 (s, 1H), 2.04 (s, 3H), 1.40 (s, 4H).
メチル(1−(4−アミノフェニル)シクロプロピル)アセトアミド(I−9):
【0290】
EtOH(15mL)中のメチル(1−(4−ニトロフェニル)シクロプロピル)アセトアミド(I−9B,217mg,0.985mmol)の溶液をアルゴンおよび真空によって脱気し、次いで、Pd/C(10%,60mg,0.0564mmol)を加え、H
2のバルーンを用いて一晩撹拌した。その反応物をセライトプラグで濾過し、EtOAcでリンスし、濾液を濃縮することにより、I−9を得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.06 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.64 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.59 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.72 - 3.38 (m, 2H), 1.95 (s, 3H), 0.85 (t, J = 7.4 Hz, 4H).
中間体I−10の調製:
【化60】
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tert−ブチル(S)−3−(4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(I−10C):
【0291】
0℃のDMF(5mL)中の4−ニトロ−1H−ピラゾール(I−10A,250mg,2.211mmol)の溶液に、水素化ナトリウム,60%油分散液(60%,133mg,3.316mmol)を加えた。1.5時間撹拌した後、5mLのDMF中のtert−ブチル(R)−3−((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(I−10B,704mg,2.653mmol)の溶液を加え、その混合物を95℃で一晩加熱した。その反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで2回洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、I−10Cを得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.16 (s, 1H), 8.13 - 8.01 (m, 1H), 4.89 (p, J = 5.7 Hz, 1H), 3.87 (dd, J = 12.0, 6.5 Hz, 1H), 3.77 (s, 1H), 3.57 (s, 2H), 2.60 - 2.34 (m, 2H), 1.48 (s, 9H).
(S)−4−ニトロ−1−(ピロリジン−3−イル)−1H−ピラゾール塩酸塩(I−10D):
【0292】
DCM(3mL)中のtert−ブチル(S)−3−(4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(I−10C,248.3mg,0.880mmol)の溶液に、750uLのHCl(ジオキサン中4.0M)を加えた。4時間後、HCl(1mL)およびMeOH(1mL)を加えた。その反応物を40℃で一晩加熱した。その反応混合物を濃縮乾固することにより、I−10Dを得た。
ES/MS:183.2(M+H
+).
(S)−4−ニトロ−1−(1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)−1H−ピラゾール(I−10E):
【0293】
DCE(5mL)中の、(S)−4−ニトロ−1−(ピロリジン−3−イル)−1H−ピラゾール塩酸塩(I−10D,186mg,0.851mmol)、トリエチルアミン(0.12mL,0.861mmol)および3−オキセタノン(0.250mL,4.267mmol)の溶液に、AcOH(250uL)を加えた。その反応物を室温で3時間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(270mg,4.296mmol)を加え、その反応物を55℃で一晩加熱した。その反応物をDCMとブラインとに分配した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、I−10Eを得た。
ES/MS:239.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.39 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 5.01 - 4.86 (m, 1H), 4.72 (td, J = 6.6, 2.8
Hz, 2H), 4.67 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 4.63 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 3.77 (tt, J = 6.8, 5.8 Hz, 1H), 2.98 (ddd, J = 17.9, 9.1, 3.8 Hz,
2H), 2.86 (dd, J = 10.2, 6.7 Hz, 1H), 2.63 - 2.45 (m, 2H), 2.30
- 2.05 (m, 1H).
(S)−1−(1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−アミン(I−10):
【0294】
EtOH(5mL)中の(S)−4−ニトロ−1−(1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)−1H−ピラゾール(I−10E,82.8mg,0.348mmol)の溶液をアルゴンおよび真空によって脱気し、次いで、Pd/C(10%,22mg,0.021mmol)を加え、その混合物をH
2のバルーンを用いて一晩撹拌した。その反応物をセライトプラグで濾過し、EtOAcでリンスし、濾液を濃縮することにより、I−10を得た。
ES/MS:209.1(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.21 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 4.77 (ddt, J = 9.4, 7.2, 4.7 Hz, 1H), 4.69 (td, J = 6.6, 2.7 Hz, 2H), 4.63 (dt, J = 10.4, 6.0 Hz, 2H), 3.82 - 3.62 (m, 1H), 2.82 (pd, J = 8.8, 7.9, 3.9 Hz, 3H), 2.53 (td, J
= 8.5, 6.3 Hz, 1H), 2.41 (dtd, J = 13.8, 8.6, 5.4 Hz, 1H), 2.25
- 2.04 (m, 1H).
中間体I−11の調製:
【化61】
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(R)−4−(ジベンジルアミノ)−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−イルアセテート:
【0295】
(R)−4−(ジベンジルアミノ)−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−オール(800.0mg,2.6mmol)および無水酢酸(0.276mL,2.9mmol)の溶液に、DMAP(16.2mg,0.13mmol)およびトリエチルアミン(0.56mL,4.0mmol)を加えた。出発原料の完全な消費が質量分析によって観察さ
れるまで、その反応混合物を100℃に加熱した。完了したら、その反応混合物を真空中で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:344.2(M+H
+).
(R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−イルアセテート(I−11):
【0296】
EtOH(8.0mL)およびEtOAc(8.0mL)中のR)−4−(ジベンジルアミノ)−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−イルアセテート(748.0mg,2.2mmol)の溶液に、炭素担持Pd(OH)
2を加えた。大気を排気し、水素を3回バックフラッシュし、次いで、反応の経過中は水素環境下で維持した。3時間後、その反応混合物を濾過し、真空中で濃縮することにより、I−11を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:164.0(M+H
+).
中間体I−12の調製:
Tert−ブチル(3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバメート
【化62】
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【0297】
Tert−ブチル(3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバメート:0℃のCH
2Cl
2(7.5mL)中のtert−ブチル(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)カルバメート(303mg,1.5mmol)の溶液に、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(15mL)および無水酢酸(0.73mL,7.7mmol)を加えた。その二相溶液を室温に加温し、24時間撹拌した。その混合物をCH
2Cl
2で抽出した(3回)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。得られた物質をさらに精製せずに使用した。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 5.80 (s, 1H), 4.93 (s, 1H), 2.31 (s, 6H), 1.94 (s, 3H), 1.44 (s, 9H).
中間体I−13の調製:
【化63】
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【0298】
エチル6−クロロ−4−(((1S)−3−フルオロシクロヘキシル)アミノ)ニコチネート:エチル6−クロロ−4−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチネート(0.13g,0.44mmol)をDCM(6mL)に溶解し、0℃にした。次いで、DAST(0.069mL,0.52mmol)を1分間にわたっ
て滴下添加した。5分後、その反応混合物を、NaHCO
3飽和水溶液(1mL)を加えることによってクエンチし、水(5mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(3×5mL)。有機層を合わせ、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、粗残渣を得て、それをさらにシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:301.4[M+H
+].
中間体I−14の調製
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
(1r,4r)−4−(オキサゾール−5−イル)シクロヘキサン−1−アミン塩酸塩(I−14):MeOH(10mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバメート(500mg,2.2mmol)の溶液に、p−トルエンスルホニルメチルイソシアニド(430mg,2.2mmol)を加え、得られた混合物を65℃で12時間加熱した。その混合物を水(10mL)に注ぎ込み、2×20mLのEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、純粋なtert−ブチル((1r,4r)−4−(オキサゾール−5−イル)シクロヘキシル)カルバメートを得た。次いで、これをHCl(ジオキサン中4.0M,4mL,16mmol)に溶解し、室温で3時間撹拌し、その後、その反応混合物を濃縮乾固することにより、直接、I−14をHCl塩として得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:167.1[M+H]
+
中間体I−15の調製
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
(1r,4r)−4−(4−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキサン−1−アミン塩酸塩(I−15):p−トルエンスルホニルメチルイソシアニドを1−メチル−1−トシルメチルイソシアニドで置き換えて、I−14に対して記載したのと全く同じに、(1r,4r)−4−(4−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキサン−1−アミン塩酸塩を調製した。
ES/MS:181.1[M+H]
+
中間体I−16の調製
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
1−(オキサゾール−5−イル)−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン−4−アミン塩酸塩(I−16):tert−ブチル((1r,4r)−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバメートをtert−ブチル(1−ホルミル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン−4−イル)カルバメートで置き換えて、I−14に対して記載したのと
全く同じに、1−(オキサゾール−5−イル)−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン−4−アミン塩酸塩を調製した。
ES/MS:195.1[M+H]
+
中間体I−17の調製
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
1−(4−メチルオキサゾール−5−イル)−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン−4−アミン塩酸塩(I−17):p−トルエンスルホニルメチルイソシアニドを1−メチル−1−トシルメチルイソシアニドで置き換えて、I−16に対して記載したのと全く同じに、1−(4−メチルオキサゾール−5−イル)−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン−4−アミン塩酸塩を調製した。
ES/MS:209.1[M+H]
+
中間体I−18の調製
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
5−(5−ニトロピリジン−2−イル)オキサゾール:DME(2.5mL)中の2−ブロモ−5−ニトロピリジン(125mg,0.62mmol)の溶液に、XPhos Pd G3(43mg,0.051mmol)、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)オキサゾール(132mg,0.68mmol)およびK
3PO
4(0.5M水溶液,1.5mL,0.77mmol)を加えた。得られた混合物をマイクロ波反応器において20分間、120℃で加熱し、その後、それを水(5mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×15mL))。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、5−(5−ニトロピリジン−2−イル)オキサゾールを得た。
ES/MS:192.0[M+H]
+
【0304】
6−(オキサゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン(I−18):5−(5−ニトロピリジン−2−イル)オキサゾール(178mg,0.093mmol)をTHF(3mL)に溶解し、その後、NH
4Cl飽和水溶液(1mL)および鉄(312mg,5.6mmol)を加え、得られた混合物を2時間、加熱還流した。次いで、その混合物をセライトのパッドで濾過し、それをMeOH(5mL)でリンスし、水(5mL)に加え、EtOAcで抽出した(2×15mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、I−18を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:162.1[M+H]
+
中間体I−19の調製
【化69】
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【0305】
4−メチル−5−(5−ニトロピリジン−2−イル)オキサゾール:MeOH(10m
L)中の5−ニトロピコリンアルデヒド(500mg,3.3mmol)の溶液に、1−メチル−1−トシルメチルイソシアニド(825mg,3.9mmol)を加え、得られた混合物を65℃で12時間加熱した。その混合物を水(10mL)に注ぎ込み、2×20mLのEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:206.1[M+H]
+
【0306】
6−(4−メチルオキサゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン(I−19):4−メチル−5−(5−ニトロピリジン−2−イル)オキサゾール(200mg,0.098mmol)をTHF(3mL)に溶解し、その後、NH
4Cl飽和水溶液(1mL)および鉄(327mg,5.8mmol)を加え、得られた混合物を2時間、加熱還流した。次いで、その混合物をセライトのパッドで濾過し、それをMeOH(5mL)でリンスし、水(5mL)に加え、EtOAcで抽出した(2×15mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、I−19を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:176.1[M+H]
+
中間体I−20の調製
【化70】
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【0307】
5−エトキシ−6−(オキサゾール−5−イル)ピリジン−3−アミン(I−20):DME(2mL)中の6−ブロモ−5−エトキシピリジン−3−アミン(100mg,0.51mmol)の溶液に、XPhos Pd G3(33mg,0.038mmol)、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)オキサゾール(99mg,0.51mmol)およびK
3PO
4(0.5M水溶液,1.2mL,0.58mmol)を加えた。得られた混合物をマイクロ波反応器において20分間、120℃で加熱し、その後、それを水(5mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×15mL))。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、所望の生成物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:206.1[M+H]
+
中間体I−21の調製
【化71】
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【0308】
ベンジル(2−ホルミルピリミジン−5−イル)カルバメート:1:1THF:水(12mL)中の2−(ジエトキシメチル)ピリミジン−5−アミン(1.00g,5.07mmol)の溶液に、K
2CO
3(1.40g,10.1mmol)およびクロロギ酸ベンジル(0.79mL,5.58mmol)を加え、得られた混合物を室温で16時間撹拌した。その反応混合物を水(10mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×30mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得て、次いでそれをアセトン(10mL)および1N HCl(
6mL)に溶解し、室温で16時間撹拌した。アセトンを回転蒸発によって除去し、得られた混合物をNaHCO
3飽和水溶液(10mL)とEtOAc(25mL)とに分配し、水相をもう一度、EtOAc(25mL)で抽出し、合わせた有機物(organic)をM
gSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、ベンジル(2−ホルミルピリミジン−5−イル)カルバメートを得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:258.1[M+H]
+
【0309】
ベンジル(2−(オキサゾール−5−イル)ピリミジン−5−イル)カルバメート:BnOH(4mL)中のベンジル(2−ホルミルピリミジン−5−イル)カルバメート(225mg,0.88mmol)の溶液に、p−トルエンスルホニルメチルイソシアニド(171mg,0.88mmol)を加え、得られた混合物を65℃で16時間加熱した。その混合物を水(10mL)に注ぎ込み、2×30mLのEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣は、なおもかなりの量のBnOHを含み、それをシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:297.2[M+H]
+
【0310】
2−(オキサゾール−5−イル)ピリミジン−5−アミン(I−21):50mL丸底フラスコ内のEtOH(10mL)中のベンジル(2−(オキサゾール−5−イル)ピリミジン−5−イル)カルバメート(225mg,0.076mmol)の溶液に、10%Pd/C(323mg,0.015mmol)を加えた。ヘッドスペースにH
2ガスを流し、次いで、H
2バルーンを反応フラスコに適用した。13時間後、その反応混合物をセライトで濾過し、EtOHでリンスし(2×15mL)、得られたEtOH溶液を濃縮乾固することにより、粗I−21を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:163.1[M+H]
+
中間体I−22の調製
【化72】
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【0311】
3−(オキサゾール−5−イルメチル)シクロブタン−1−アミン塩酸塩(I−22):tert−ブチル((1r,4r)−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバメートを公知の化合物であるtert−ブチル(3−(2−オキソエチル)シクロブチル)カルバメートで置き換えて、I−14に対して記載したのと全く同じに、3−(オキサゾール−5−イルメチル)シクロブタン−1−アミン塩酸塩を調製した。
ES/MS:153.1[M+H]
+
中間体I−23の調製
【化73】
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【0312】
tert−ブチル((1r,4r)−4−(ヒドラジンカルボニル)シクロヘキシル)カルバメート:THF(60mL)中の(1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキサン−1−カルボン酸(1.5g,6.2mmol)の溶液に、CDI(1.25g,7.7mmol)を単一の固体部分として加え、得られた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、水和ヒドラジン(1.05g,21mmol)
を一度に加え、30分間撹拌したままにしておき、その後、その反応混合物を濾過し、濾過ケークをTHFで洗浄し(1×50mL)、真空下で乾燥させることにより、所望の生成物を得て、それをさらに精製せずに進めた。
ES/MS:258.0[M+H]
+
【0313】
tert−ブチル((1r,4r)−4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)シクロヘキシル)カルバメート:DMF(10mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−(ヒドラジンカルボニル)シクロヘキシル)カルバメート(556mg,2.2mmol)の溶液に、オルトギ酸トリメチル(1.3mL,12mmol)およびBF
3・OEt
2(0.01mL,0.011mmol)をアルゴン下で加えた。その反応混合物を4時間、50℃に加熱し、その後、それを室温に冷却し、DIPEA(0.23mL,1.3mmol)を加え、その混合物を12時間撹拌した。完了したら、その反応混合物を水(15mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×30mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:268.0[M+H]
+
【0314】
(1r,4r)−4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)シクロヘキサン−1−アミン塩酸塩(I−23):次いで、tert−ブチル((1r,4r)−4−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)シクロヘキシル)カルバメート(100mg,0.37mmol)をHCl(ジオキサン中4.0M,4mL,16mmol)に溶解し、室温で3時間撹拌し、その後、その反応混合物を濃縮乾固することにより、直接、I−23をHCl塩として得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:168.1[M+H]
+
中間体I−24の調製
【化74】
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【0315】
tert−ブチル((1r,4r)−4−(2−ホルミルヒドラジン−1−カルボニル)シクロヘキシル)カルバメート:DMF(2mL)中の(1r,4r)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキサン−1−カルボン酸(250mg,1.0mmol)の溶液に、ギ酸ヒドラジド(80mg,1.3mmol)、HATU(469mg,1.2mmol)および最後にDIPEA(0.45mL,2.6mmol)を加え、得られた混合物を室温で15分間撹拌した。完了したら、その反応混合物を水(5mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×15mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:285.9[M+H]
+
【0316】
tert−ブチル((1r,4r)−4−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)シクロヘキシル)カルバメート:ジオキサン(5mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−(2−ホルミルヒドラジン−1−カルボニル)シクロヘキシル)カルバメート(193mg,0.68mmol)の溶液に、Lawesson試薬(301mg,0.74mmol)を加え、得られた反応混合物を3時間、100℃に加熱した。完了したら、その反応混合物を水(5mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×15mL)
。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:284.0[M+H]
+
【0317】
(1r,4r)−4−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)シクロヘキサン−1−アミン塩酸塩(I−24):次いで、tert−ブチル((1r,4r)−4−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)シクロヘキシル)カルバメート(59mg,0.21mmol)をHCl(ジオキサン中4.0M,4mL,16mmol)に溶解し、室温で7時間撹拌し、その後、その反応混合物を濃縮乾固することにより、直接、I−24をHCl塩として得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:184.1[M+H]
+
中間体I−25の調製
【化75】
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【0318】
tert−ブチル((3R,6S)−6−ホルミルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバメート:−10℃のDCM(5mL)中のtert−ブチル((3R,6S)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバメート(200mg,0.87mmol)の溶液に、DIPEA(2.3mL,13mmol)を一度に加えた後、DMSO(7mL)中のピリジン−SO
3(1:1)複合体(2.1g,13mmol)の溶液を2分間にわたって滴下添加した。反応容器を0℃の浴に移し、1.5時間撹拌し、次いで、2.5時間にわたって室温に加温した。次いで、反応混合物を−10℃にし、ピリジン−SO
3(1:1)複合体(400mg,2.4mmol)を一度に加え、その反応混合物を2時間にわたって室温に加温した。完了したら、反応混合物を水(20mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×50mL)。合わせた有機層を水で洗浄し(2×30mL)、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、得られた粗アルデヒドをさらに精製せずに進めた。
ES/MS:230.0[M+H]
+
【0319】
tert−ブチル((3R,6S)−6−(オキサゾール−5−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバメート:MeOH(5mL)中のtert−ブチル((3R,6S)−6−ホルミルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバメート(200mg,0.87mmol)に、p−トルエンスルホニルメチルイソシアニド(170mg,0.87mmol)を加え、得られた混合物を65℃で14時間加熱した。その混合物を水(10mL)に注ぎ込み、2×20mLのEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:269.1[M+H]
+
【0320】
(3R,6S)−6−(オキサゾール−5−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−アミン塩酸塩(I−25):次いで、tert−ブチル((3R,6S)−6−(オキサゾール−5−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)カルバメート(73mg,0.27mmol)をHCl(ジオキサン中4.0M、4mL,16mmol)に溶解し、室温で6時間撹拌し、その後、その反応混合物を濃縮乾固することにより、直接、I−
25をHCl塩として得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:169.1[M+H]
+
中間体I−26の調製
【化76】
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【0321】
tert−ブチル(4−(2−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキサ−3−エン−1−イル)カルバメート:DME(3mL)中の4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキサ−1−エン−1−イルトリフルオロメタンスルホネート(150mg,0.43mmol)の溶液に、XPhos Pd G3(18mg,0.022mmol)、2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)オキサゾール(109mg,0.52mmol)およびK
3PO
4(0.5M水溶液,1.3mL,0.65mmol)を加えた。得られた混合物をマイクロ波反応器において20分間、120℃で加熱し、その後、それを水(5mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×15mL))。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:279.2[M+H]
+
【0322】
tert−ブチル(4−(2−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキシル)カルバメート:50mL丸底フラスコ内のEtOH(6mL)中のtert−ブチル(4−(2−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキサ−3−エン−1−イル)カルバメート(140mg,0.50mmol)の溶液に、10%Pd/C(107mg,0.10mmol)を加えた。ヘッドスペースにH
2ガスを流し、次いで、H
2バルーンを反応フラスコに適用した。2時間後、その反応混合物をセライトで濾過し、EtOHでリンスし(2×15mL)、得られたEtOH溶液を濃縮乾固することにより、所望の生成物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:281.2[M+H]
+
【0323】
4−(2−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキサン−1−アミン塩酸塩(I−26):次いで、tert−ブチル(4−(2−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキシル)カルバメート(141mg,0.50mmol)をHCl(ジオキサン中4.0M,4mL,16mmol)に溶解し、室温で2時間撹拌し、その後、その反応混合物を濃縮乾固することにより、直接、I−26をHCl塩として得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:181.1[M+H]
+
中間体I−27の調製
【化77】
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【0324】
メチルN,N−ジベンジル−O−(tert−ブチルジメチルシリル)−L−セリネート:DCM(10mL)中のメチルジベンジル−L−セリネート(2.0g,10mmol)の溶液に、TBS−Cl(1.7g,11mmol)、DMAP(61mg,0.5
0mmol)およびDIPEA(3.5mL,20mmol)を加え、得られた溶液を室温で3時間撹拌した。完了したら、その反応混合物を水(20mL)に注ぎ込み、DCMで抽出した(2×20mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:414.4[M+H]
+
【0325】
(S)−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(ジベンジルアミノ)エチル)シクロプロパン−1−オール:0℃のTHF(8mL)中のメチルN,N−ジベンジル−O−(tert−ブチルジメチルシリル)−L−セリネート(500mg,1.1mmol)の溶液に、Ti(OEt)
4(0.11mL,0.36mmol)を加えた後、総体積が4mLになるまで、THFで希釈されたEtMgBr(Et
2O中3.0M,1.2mL,3.6mmol)の溶液を、滴下した。16時間撹拌した後、Ti(OEt)
4(0.29mL,0.97mmol)を加え、その後、総体積が4mLになるまで、THFで希釈されたEtMgBr(Et
2O中3.0M,1.2mL,3.6mmol)の溶液を滴下した。20分後、出発エステルが完全に消費され、その反応物を、NH
4Cl飽和水溶液(5mL)を慎重に加えることによってクエンチし、EtOAcを加え(20mL)、その反応混合物を20分間激しく撹拌した。その反応混合物を水(20mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×40mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:412.5[M+H]
+
【0326】
(S)−2−(1−(ベンジルオキシ)シクロプロピル)−2−(ジベンジルアミノ)エタン−1−オール:0℃のTHF(8mL)中の(S)−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(ジベンジルアミノ)エチル)シクロプロパン−1−オール(349mg,0.85mmol)の溶液に、NaH(60%鉱油分散物,102mg,2.5mmol)、次いで臭化ベンジル(0.12mL,1.0mmol)を加え、その後、その反応混合物を2時間にわたって室温に加温した。臭化ベンジル(1.0mL,8.5mmol)およびTBAI(63mg,0.17mmol)を一度に加え、得られた反応混合物を16時間撹拌した。完了したら、その反応混合物を水(20mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×40mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、(S)−N,N−ジベンジル−1−(1−(ベンジルオキシ)シクロプロピル)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エタン−1−アミン(425mg,0.85mmol)を得て、次いでそれを室温のTHF(5mL)に溶解し、TBAF(THF中1.0M,1.0mL,1.0mmol)で処理した。24時間後、その反応混合物を水(5mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×15mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:388.4[M+H]
+
【0327】
(R)−1−(2−アミノ−1−フルオロエチル)シクロプロパン−1−オール(I−27):テフロン(登録商標)バイアル内のTHF(6mL)中の(S)−2−(1−(ベンジルオキシ)シクロプロピル)−2−(ジベンジルアミノ)エタン−1−オール(328mg,0.85mmol)の溶液に、(ジエチルアミノ)硫黄トリフルオリド(0.14mL,1.0mmol)を0℃において滴下添加した。その反応混合物を4時間にわたって室温に加温し、その後、それをNaHCO
3飽和水溶液(10mL)に注ぎ込み、
EtOAcで抽出した(2×25mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、(R)−N,N−ジベンジル−2−(1−(ベンジルオキシ)シクロプロピル)−2−フルオロエタン−1−アミンを得た。50mL丸底フラスコ内のEtOH(8mL)およびEtOAc(2mL)中の(R)−N,N−ジベンジル−2−(1−(ベンジルオキシ)シクロプロピル)−2−フルオロエタン−1−アミン(330mg,0.85mmol)の溶液に、10%Pd/C(270mg,0.25mmol)を加えた。ヘッドスペースにH
2ガスを流し、次いで、H
2バルーンを反応フラスコに適用した。16時間後、その反応混合物をセライトで濾過し、EtOHでリンスし(2×15mL)、得られたEtOH溶液を濃縮乾固することにより、I−27を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:120.1[M+H]
+
中間体I−28の調製
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル3,3−ジフルオロ−4−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(I−28B):
【0328】
−10℃のDCM(40mL)中のtert−ブチル3,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(I−28A,939mg,4.188mmol)の溶液に、ピリジン(2.2ml,21.35mmol)を加えた。トリフルオロメタンスルホン酸無水物(塩化メチレン中1M,10.5ml)を、滴下漏斗を介して約10分間にわたって加えた。−10℃でさらに2時間撹拌した。その反応物を1Mクエン酸でpH4.5になるまで(約5mL)クエンチした。有機層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させることにより、I−28Bを得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 5.16 (s, 1H), 4.05 - 3.65 (m, 4H), 1.48 (s, 9H)
19F NMR (376 MHz, Chloroform-d) δ -75.01 (d, J = 33.7 Hz), -78.87,
-108.16 (dd, J = 246.8, 81.5 Hz), -120.31 (dd, J = 308.9, 247.6 Hz).
tert−ブチル3,3−ジフルオロ−4−(4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(I−28C):
【0329】
0℃のDMF(5mL)中の4−ニトロ−1H−ピラゾール(I−28C,250mg,2.211mmol)の溶液に、水素化ナトリウム,60%油分散物(138mg,3.45mmol)を加えた。1時間撹拌した後、5mLのDMF中のtert−ブチル3,3−ジフルオロ−4−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(I−28B,943mg,2.653mmol)の溶液を加え、
95℃で一晩加熱した。その反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで2回洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、I−28Cを得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.16 (s, 1H), 8.13 - 8.01 (m, 1H), 4.89 (p, J = 5.7 Hz, 1H), 3.87 (dd, J = 12.0, 6.5 Hz, 1H), 3.77 (s, 1H), 3.57 (s, 2H), 2.60 - 2.34 (m, 2H), 1.48 (s, 9H).
tert−ブチル4−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)−3,3−ジフルオロピロリジン−1−カルボキシレート(I−28):
【0330】
EtOH(15mL)中のtert−ブチル3,3−ジフルオロ−4−(4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(I−28C,165mg,0.518mmol)の溶液をアルゴンおよび真空によって脱気した。Pd/C(10%,28mg,0.026mmol)を加え、水素のバルーンを用いて2日間撹拌した。その反応物をセライトプラグで濾過し、EtOAcでリンスし、濾液を濃縮することにより、I−28を得た。
ES/MS:288.9(M
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.30 (s, 1H), 7.20 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 4.92 - 4.69 (m, 1H), 4.01 (dd, J = 13.6, 6.5 Hz, 2H), 3.95 - 3.76 (m, 2H), 1.47 (d, J = 3.8 Hz, 9H).
中間体I−29の調製
【化79】
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【0331】
I−28と同様であるが、第1の工程においてtert−ブチル3,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートをtert−ブチル(3R,4S)−3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートで置き換えて、tert−ブチル(3R,4R)−3−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロピロリジン−1−カルボキシレートを調製した。
ES/MS:270.9(M
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.29 (s, 1H), 7.13 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 5.26 (dd, J = 50.9, 21.6 Hz, 1H), 4.82 (d, J = 14.0 Hz,
1H), 4.06 - 3.38 (m, 6H), 1.49 (s, 9H).
19F NMR (376 MHz, Chloroform-d) δ -177.64, -182.29 (m)
中間体I−30の調製
【化80】
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【0332】
I−28と同様であるが、第1の工程においてtert−ブチル3,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートをtert−ブチル(3S,4S)−3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートで置き換えて、tert−ブチル(3R,4S)−3−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フ
ルオロピロリジン−1−カルボキシレートを調製した。
ES/MS:271.9(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.21 (d, J = 14.5 Hz, 2H), 5.23 (ddd, J = 53.9, 7.0, 3.6 Hz, 1H), 4.84 (d, J = 27.9 Hz, 1H), 4.04
(dt, J = 15.3, 9.5 Hz, 1H), 3.99 - 3.59 (m, 3H), 2.73 (s, 2H), 1.50 (s, 9H).
19F NMR (376 MHz, Chloroform-d) δ -179.08. -204.08 (m)
中間体I−31の調製
【化81】
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【0333】
I−28と同様であるが、第1の工程においてtert−ブチル3,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートをtert−ブチル(3R,4R)−3−フルオロ−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートで置き換えて、tert−ブチル(3S,4R)−3−(4−アミノ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロピロリジン−1−カルボキシレートを調製した。
ES/MS:270.9(M
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.21 (d, J = 14.1 Hz, 2H), 5.47 - 5.04 (m, 1H), 5.00 - 4.71 (m, 1H), 4.18 - 3.99 (m, 1H), 3.99 -
3.52 (m, 2H), 2.73 (s, 2H), 1.50 (s, 9H).
19F NMR (376 MHz, Chloroform-d) δ -193.69 (ddd, J = 60.6, 32.8, 24.6 Hz).
中間体I−32の調製
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
2−クロロエチル(2−(4−ニトロフェニル)プロパン−2−イル)カルバメート(EC−I−5B):
【0334】
0℃のDCM(5mL)中の、2−(4−ニトロフェニル)プロパン−2−アミン(250mg,1.154mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.5ml,2.87mmol)の溶液に、2−クロロエチルカルボノクロリデート(0.15ml,1.45mmol)を加えた。その反応物をrtに徐々に加温し、2時間撹拌した。その反応物をDCMで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させることにより、I−32Bを得た。
3−(2−(4−ニトロフェニル)プロパン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン(I−32C):
【0335】
CH3CN(5mL)中の2−クロロエチル(2−(4−ニトロフェニル)プロパン−2−イル)カルバメート(I−32B,330.8mg,1.154mmol)の溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.85ml,5.69mmol)を加えた。その反応物を80℃で3時間加熱した。その反応物をEtOAcで希釈し、1N HClおよびブラインで洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させることにより、I−32Cを得た。
ES/MS:251.0(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.24 - 8.15 (m, 2H), 7.60 - 7.51
(m, 2H), 4.34 (dd, J = 8.5, 7.2 Hz, 2H), 3.72 - 3.63 (m, 2H), 1.74 (s, 6H).
3−(2−(4−アミノフェニル)プロパン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン(I−32):
【0336】
EtOH(20mL)中の3−(2−(4−ニトロフェニル)プロパン−2−イル)オキサゾリジン−2−オン(I−32C,278mg,1.111mmol)の懸濁液に、塩化カルシウム(185mg,1.667mmol)および鉄粉(326mg,5.838mmol)を加えた。2mLの水を加え、その反応混合物を一晩60℃に加熱した。その反応物をセライトプラグで濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液を飽和NaHCO
3溶液およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させることにより、生成物I−32を得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.19 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 6.65 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 4.26 - 4.07 (m, 2H), 3.47 - 3.23 (m, 2H), 1.74 (s, 6H).
中間体I−33の調製
【化83】
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3−(1−(4−アミノフェニル)シクロプロピル)オキサゾリジン−2−オン(I−33):
【0337】
I−32と同様であるが、第1の工程において2−(4−ニトロフェニル)プロパン−2−アミンを1−(4−ニトロフェニル)シクロプロパン−1−アミンで置き換えて、3−(1−(4−アミノフェニル)シクロプロピル)オキサゾリジン−2−オンを調製した。
ES/MS:219.1(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.23 - 7.17 (m, 2H), 6.68 - 6.58
(m, 2H), 4.21 (dd, J = 8.8, 7.3 Hz, 2H), 3.56 - 3.43 (m, 2H), 1.36 - 1.23 (m, 2H), 1.20 - 1.06 (m, 2H).
中間体I−34の調製
【化84】
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1−(2−(4−アミノフェニル)プロパン−2−イル)ピロリジン−2−オン(I−34):
【0338】
I−32と同様であるが、第1の工程において2−クロロエチルカルボノクロリデートを4−クロロブタノイルクロリドで置き換えて、1−(2−(4−アミノフェニル)プロパン−2−イル)ピロリジン−2−オンを調製した。
ES/MS:218.9(M
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.12 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 6.63 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 3.69 (d, J = 20.0 Hz, 2H), 3.30 (t, J = 7.0
Hz, 2H), 2.36 (t, J = 8.1 Hz, 2H), 1.89 (tt, J = 7.7, 6.8 Hz, 2H), 1.72 (s, 6H).
中間体I−35の調製
【化85】
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3−(5−ニトロピリミジン−2−イル)−6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(I−35C):
【0339】
2Me−THF(6mL)中の、2−クロロ−5−ニトロピリミジン(0.200g,1.254mmol)および6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン4−メチルベンゼンスルホネート(0.394g,1.452mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.4ml,2.870mmol)を加えた。その反応物をrtで一晩撹拌した。その反応物をDCMと水とに分配した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させることにより、I−35Cを得た。
ES/MS:223.0.9(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 9.18 (s, 1H), 4.80 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 4.08 (d, J = 13.8 Hz, 2H), 3.97 (d, J = 13.9 Hz, 2H), 3.37 (q, J = 7.4 Hz, 1H), 1.95 (d, J = 9.2 Hz, 1H).
2−(6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリミジン−5−アミン(I−35)
【0340】
EtOH(15mL)中の3−(5−ニトロピリミジン−2−イル)−6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(I−35C,264mg,1.263mmol)の溶液をアルゴンおよび真空によって脱気した。Pd/C(10%,66mg,0.062mmol)を加え、水素のバルーンを用いて一晩撹拌した。その反応物をセライトプラグで濾過し、EtOAcでリンスし、濾液を濃縮することにより、I−35を得た。
ES/MS:193.1(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.05 (s, 2H), 4.74 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 3.98 - 3.69 (m, 5H), 3.26 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.18 (s,
2H), 1.99 (d, J = 8.7 Hz, 1H).
中間体I−36の調製
【化86】
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3−(5−ニトロピリジン−2−イル)−6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(I−36C):
【0341】
2Me−THF(6mL)中の、2−クロロ−5−ニトロピリジン(I−36A,0.200g,1.261mmol)および6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン4−メチルベンゼンスルホネート(I−36B,0.396g,1.461mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.4ml,2.870mmol)を加えた。その反応物をrtで撹拌した。321mgのI−36Bおよびトリメチルアミン(0.4mL)を加え、50℃で2日間加熱した。
【0342】
その反応物をDCMと水とに分配した。有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させることにより、I−36Cを得た。
ES/MS:222.1(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 9.14 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 8.31 (dd, J = 9.5, 2.7 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 4.83 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 4.34 - 3.52 (m, 4H), 3.37 (dt, J = 9.4, 6.8 Hz, 1H), 1.98 (d, J = 9.1 Hz, 1H).
6−(6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン−3−イル)ピリジン−3−アミン(I−36):
【0343】
EtOH(15mL)中の3−(5−ニトロピリジン−2−イル)−6−オキサ−3−アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(I−36C,245mg,1.108mmol)の溶液をアルゴンおよび真空によって脱気した。Pd/C(10%,60mg,0.056mmol)を加え、水素のバルーンを用いて一晩撹拌した。その反応物をセライトプラグで濾過し、EtOAcでリンスし、濾液を濃縮することにより、I−36を得た。
ES/MS:192.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 7.84 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 7.07 (dd, J = 8.7, 2.9 Hz, 1H), 6.46 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 4.76 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 3.80 - 3.61 (m, 5H), 3.26 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 2.05 (d, J = 8.6 Hz, 1H).
中間体I−37の調製
【化87】
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【0344】
ピロロ[1,2−b]ピリダジン:酢酸(4mL)中の1H−ピロール−1−アミン(500mg,6.09mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)アクリルアルデヒド(0.7mL,7mmol)を加えた。得られた混合物を室温で18時間撹拌し、CH
2Cl
2で希釈した。有機層を水および飽和NaHCO
3水溶液で洗浄した。水層をCH
2Cl
2で逆抽出し、得られた有機層をMgSO
4で乾燥させ、慎重に濃縮した。得られた黄色油状物をバルブ−トゥ−バルブ蒸留(bulb−to−bulb distillation)によって精製することにより、生成物を得た。
ES/MS:119.0(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.05 - 7.99 (m, 1H), 7.81 - 7.69
(m, 2H), 6.88 (dd, J = 4.3, 2.7 Hz, 1H), 6.52 (dd, J = 9.2, 4.3
Hz, 2H).
【0345】
7−ブロモピロロ[1,2−b]ピリダジン(I−37):0℃のCH
2Cl
2(1.5mL)およびアセトニトリル(0.5mL)中のピロロ[1,2−b]ピリダジン(100mg,0.85mmol)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(150mg,0.84mmol)を加えた。その混合物を0℃で10分間撹拌し、精製用のSiO
2カラム(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)に直接ロードすることにより、所望の生成物を得た。ES/MS:199.0(M+H
+).
中間体I−38の調製
【化88】
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【0346】
メチル6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチネート(I−38):ブチロニトリル(12mL)中の、メチル4,6−ジクロロニコチネート(870mg,4.22mmol)および1−アミノビシクロ[2.2.2]オクタン−4−オール塩酸塩(500mg,2.81mmol)の溶液に、炭酸セシウム(1.98g,6.08mmol)を加えた。得られたスラリーを24時間、120℃に加熱した。その混合物を冷却し、EtOAcで希釈し、濾過した。固体をEtOAcで洗浄し、合わせた濾液を濃縮し、SiO
2クロマトグラフィー(chromotography)(溶離剤:2〜5%MeOH/CH
2Cl
2)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:311.3(M+H
+).
中間体I−39の調製
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
4−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)シクロヘキサン−1−アミン塩酸塩(I−39):
【0347】
MeOH(3mL)およびDCE(6mL)中の、tert−ブチル(4−オキソシクロヘキシル)カルバメート(0.5g,2.34mmol)、3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩(0.37g,2.56mmol)、酢酸(0.21g,3.5mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.75g,3.5mmol)の懸濁液を一晩撹拌した。EtOAcで希釈し、炭酸水素ナトリウム飽和溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。さらに精製せずに使用した。
ES/MS:205(M+H
+).
中間体I−40の調製
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル((1r,3r)−3−((2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)シクロブチル)カルバメート:
【0348】
DCM(5mL)中の、tert−ブチル((1r,3r)−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)カルバメート(0.62g,3mmol)、トリメチルアミン(0.86mL,6mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(38mg,0.3mmol)の溶液に、メタンスルホン酸無水物(0.64g,4mmol)をその溶液に加えた。それを16時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、NaHCO
3(飽和)で洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。粗混合物および2−ヒドロキシピリジンおよび炭酸カリウム(0.74g,5mmol)をDMSOに溶解した。それを70℃で16時間加熱した。それを冷却し、濾過した。濾液をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)において精製することにより、生成物を得た。
ES/MS:279(M+H
+).
1−(((1r,3r)−3−アミノシクロブチル)メチル)ピリジン−2(1H)−オン塩酸塩(I−40):
【0349】
tert−ブチル((1r,3r)−3−((2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)シクロブチル)カルバメート(250mg,0.9mmol)を、ジオキサン中の3mLの4M HClに溶解した。2時間後、溶媒を除去した。さらに精製せずに使用した。
中間体I−41の調製
【化91】
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tert−ブチル(R)−(2−フルオロ−3−((メチルカルバモイル)オキシ)プロピル)カルバメート:
【0350】
DCM(5mL)およびピリジン(5mL)中の、tert−ブチル(R)−(2−フルオロ−3−ヒドロキシプロピル)カルバメート(170mg,0.88mmol)4−ニトロフェニルカルボノクロリデート(710mg,3.5mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(430mg,3.5mmol)の溶液を、r.t.で一晩撹拌した。その混合物にメチルアミンを加え、得られた混合物を撹拌した。完了したら、溶媒を除去し、粗製物質(crude material)をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.
1%TFA)によって精製することにより、生成物を得た。
ES/MS:251(M+H
+).
(R)−3−アミノ−2−フルオロプロピルメチルカルバメート塩酸塩(I−41):
【0351】
tert−ブチル(R)−(2−フルオロ−3−((メチルカルバモイル)オキシ)プロピル)カルバメートをジオキサン中の4M HClに溶解し、2時間撹拌した。溶媒を除去し、得られた物質をさらに精製せずに使用した。
中間体I−42の調製
【化92】
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tert−ブチル(3−(アジドメチル)−3−ヒドロキシシクロブチル)カルバメート:
【0352】
DCM(20mL)中のtert−ブチル(3−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)カルバメート(1.8g,8mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(3.6mL,21mmol)のフラスコに、メタンスルホン酸無水物(1.59g,9mmol)を加え、一晩撹拌した。その混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。その混合物をDMFに溶解し、その懸濁液にアジ化ナトリウム(1.58g,24mmol)を加えた。それを65℃で8時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。さらに精製せずに使用した。
ES/MS:243(M+H
+).
メチル((3−アミノ−1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)カルバメート塩酸塩:
【0353】
THF(15mL)/MeOH(15mL)/H
2O(3mL)中の、tert−ブチル(3−(アジドメチル)−3−ヒドロキシシクロブチル)カルバメート(2g,8.3mmol)、トリフェニルホスフィン(3.2g,12mmol)および水酸化アンモニウム(4.6mL,33mol)の溶液を、室温で一晩撹拌した。固体を濾過し、濾液を
濃縮した。残渣を20mLのDCMに溶解し、その混合物にトリメチルアミン(4.8mL,34mmol)およびクロロギ酸メチル(1.1mL,14mmol)を加えた。それを1時間撹拌した。MeOH(3mL)を加え、溶媒を除去した。その混合物をSiO
2フラッシュカラム(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。生成物を2mLのジオキサン中4N HClに溶解した。1時間後、溶媒を除去した。さらに精製せずに使用した。
メチル(((1S,3s)−3−((2−クロロ−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)カルバメート:
メチル(((1R,3r)−3−((2−クロロ−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)カルバメート:
【0354】
1mLのMeCN中の、(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(25mg,0.09mmol)およびメチル((3−アミノ−1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)カルバメート塩酸塩(36mg,0.17mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(0.06mL,0.34mmol)。その混合物を80℃で24時間加熱した。溶媒を除去し、次いで、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。
ES/MS:433.4(M+H
+).
ES/MS:433.4(M+H
+).
中間体I−43の調製
【化93】
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エチル6−クロロ−4−((3−ヒドロキシ−3−(((メトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチネート:
【0355】
10mLのMeCN中の、エチル4,6−ジクロロニコチネート(0.8g,3.6mmolおよびメチル((3−アミノ−1−ヒドロキシシクロブチル)メチル)カルバメート塩酸塩(1.25g,5.4mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(1.9mL,10.9mmol)のフラスコに。その混合物を60℃で24時間加熱した。溶媒を除去し、次いで、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、飽和NaHCO
3溶液で中和することにより、生成物を得た。
ES/MS:358.7(M+H
+).
エチル6−クロロ−4−((3−フルオロ−3−(((メトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチネート(I−43):
【0356】
5mLのDCM中のエチル6−クロロ−4−((3−ヒドロキシ−3−(((メトキシ
カルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチネート(500mg,1.4mmol)のフラスコに、ビス(2−メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオリド(0.3mL,1.7mmol)をその溶液に加えた。それを20分間撹拌した。EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮し、次いで、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。
ES/MS:360.3(M+H
+).
中間体I−44の調製
【化94】
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エチル6−クロロ−4−((3−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチネート:
【0357】
5mLのMeCN中の、エチル4,6−ジクロロニコチネート(0.58g,2.6mmol)および3−アミノ−1−(ヒドロキシメチル)シクロブタン−1−オール(0.81g,5.3mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(1.8mL,10.5mmol)のフラスコに。その混合物を80℃で48時間加熱した。溶媒を除去し、次いで、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、飽和NaHCO3溶液で中和することにより、生成物を得た。
ES/MS:301.2(M+H
+).
エチル4−((3−(アジドメチル)−3−ヒドロキシシクロブチル)アミノ)−6−クロロニコチネート:
【0358】
DCM(5mL)中の、エチル6−クロロ−4−((3−ヒドロキシ−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチネート(0.75g,2mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(1.1mL,6mmol)のフラスコに、p−トルエンスルホン酸無水物(1.63g,5mmol)をその溶液に加えた。それを一晩撹拌した。EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残渣をDMFに溶解し、その懸濁液にアジ化ナトリウム(0.53g,8mmol)を加えた。それを65℃で8時間撹拌した。EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。さらに精製せずに使用した。
ES/MS:326.3(M+H
+).
エチル6−クロロ−4−((6−オキソ−5−オキサ−7−アザスピロ[3.4]オクタン−2−イル)アミノ)ニコチネート(I−44):
【0359】
THF(5mL)/MeOH(5mL)/H2O(1mL)中の、エチル4−((3−(アジドメチル)−3−ヒドロキシシクロブチル)アミノ)−6−クロロニコチネート(
0.6g,1.84mmol)、トリフェニルホスフィン(0.73g,2.8mmol)および水酸化アンモニウム(1mL,7mol)の溶液を、一晩撹拌した。固体を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を10mLのDCMに溶解し、その混合物に1,1’−カルボニルジイミダゾール(272mg,2mmol)を加えた。それを16時間撹拌し、EtOAcで希釈し、20mLの0.5N HClで2回洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。その混合物をフラッシュカラム(50%EtOAc/ヘキサン)において精製した。
ES/MS:326.2(M+H
+).
中間体I−45の調製
【化95】
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tert−ブチル((1r,4r)−4−(5−(トリメチルシリル)イソオキサゾール−3−イル)シクロヘキシル)カルバメート:
【0360】
メタノール(10mL)および水(9mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバメート(0.5g,2.2mmol)の溶液に、NH
2OH−HCl(0.2g,2.9mmol)を加えた。次いで、2.9mLの1N水酸化ナトリウムを加えた。その反応混合物をr.t.で一晩撹拌した。水(30mL)を加え、沈殿物を濾別し、水で洗浄することにより、白色固体を得た。THF中の固体およびトリメチルシリルアセチレン(0.62mL,4.4mmol)、2.1mLの13%次亜塩素酸ナトリウム溶液をその溶液に加えた。それを16時間撹拌した。EtOAcで希釈し、飽和Na
2S
2O
3で洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮し、フラッシュカラム(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
ES/MS:338.9(M+H
+).
(1r,4r)−4−(イソオキサゾール−3−イル)シクロヘキサン−1−アミン塩酸塩(I−45):
【0361】
4mLのEtOHおよび1.5mLの28%NH4OH中の、tert−ブチル((1r,4r)−4−(5−(トリメチルシリル)イソオキサゾール−3−イル)シクロヘキシル)カルバメート(0.45g,1mmol)の溶液を、16時間撹拌した。溶媒を除去し、フラッシュカラム(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。生成物を回収し、5mLのジオキサン中の4M HClに溶解した。その混合物を3時間撹拌した。溶媒を除去し、真空中で乾燥させた。さらに精製せずに使用した。
中間体I−46の調製
【化96】
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エチル6−クロロ−4−(((1r,3r)−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチネート:
【0362】
5mLのMeCN中の、エチル4,6−ジクロロニコチネート(0.45g,2mmol)および((1r,3r)−3−アミノシクロブチル)メタノール(0.56g,4mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(1.4mL,8mmol)の溶液を80℃で16時間加熱した。溶媒を除去し、次いで、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。
ES/MS:285.3(M+H
+).
エチル6−クロロ−4−(((1r,3r)−3−((トシルオキシ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチネート:
【0363】
DCM(5mL)中の、エチル6−クロロ−4−(((1r,3r)−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチネート(0.58g,2mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(0.89mL,5mmol)のフラスコに、p−トルエンスルホン酸無水物(1.33g,4mmol)をその溶液に加えた。それを一晩撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。溶媒を除去し、次いで、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、飽和NaHCO
3溶液で中和することにより、生成物を得た。
ES/MS:439.5(M+H
+).
エチル4−(((1r,3r)−3−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)シクロブチル)アミノ)−6−クロロニコチネート(I−46):
【0364】
10分後に、1mLのNMP中の、1,2,4−トリアゾール(28mg,0.4mmol)および60%の水素化ナトリウム(14.6mg,0.36mmol)の懸濁液に、エチル6−クロロ−4−(((1r,3r)−3−((トシルオキシ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチネート(100mg,0.23mmol)をその懸濁液に加えた。その混合物を16時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮した。その混合物をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。
ES/MS:336.2(M+H
+).
中間体I−47の調製
【化97】
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エチル4−((4−アミノビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−6−クロロニコチネート塩酸塩:
【0365】
3mLのNMP中の、エチル4,6−ジクロロニコチネート(1g,5mmol)およびtert−ブチル(4−アミノビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)カルバメート(2.18g,9mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(1.58mL,9mmol)のフラスコに。その混合物を90℃で16時間加熱した。溶媒を除去し、フラッシュカラム(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。生成物を回収し、20mLのジオキサン中4M HClに溶解した。その混合物を2時間撹拌した。溶媒を除去し、さらに精製せずに使用した。
ES/MS:324.3(M+H
+).
エチル6−クロロ−4−((4−モルホリノビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチネート(I−47):
【0366】
ACN中の、エチル4−((4−アミノビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−6−クロロニコチネート塩酸塩(150mg,0.45mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(0.32mL,1.85mmol)の溶液に、2−ブロモエチルエーテル(215mg,0.93mmol)をその溶液に加えた。それを110℃封管に16時間加熱した。溶媒を除去し、次いで、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。
ES/MS:394.7(M+H
+).
3.手順例および化合物例
手順1:実施例1:
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化98】
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【0367】
エチル6−クロロ−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチネート:
ジメチルアセトアミド(4mL)中の、エチル4,6−ジクロロニコチネート(150mg,0.68mmol)、3−メチルオキセタン−3−アミン塩酸塩(101mg,0.818mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.3ml,1.7mmol)の混合物を100℃で16時間加熱した。その反応物を室温に冷却した。水およびEtOAcを加えた。水層をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒の濾過および蒸発により、粗生成物を得て、それをシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
ES/MS:271.4(M+H
+).
【0368】
6−クロロ−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチン酸:エチル6−クロロ−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチネート(113mg,0.42mmol)を2mLのエタノールに溶解した。水(1mL)を加えた後、水酸化リチウム(30mg,1.25mmol)を加え、その混合物を室温で撹拌した。完了したら、エタノールを減圧下で除去し、2N HClを加えた。生成物を酢酸エチルに抽出した。減圧下で溶媒を除去すると、粗生成物が得られ、さらに精製せずに使用した。
ES/MS:243.1(M+H
+).
【0369】
(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド:0.6mLのDMF中の、6−クロロ−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチン酸(40mg,0.17mmol)、(R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−オール塩酸塩(31mg,0.20mmol)、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(75.21mg,0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09ml,0.49mmol)の混合物を室温で1時間撹拌した。水を加え、生成物を酢酸エチルに抽出した。その酢酸エチル溶液を減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
ES/MS:346.2(M+H
+).
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド(実施例1):
【0370】
1mLのDME中の、(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド(15mg,0.043mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(18mg,0.067mmol)、XPhos Pd G3(4mg)および2Mリン酸三カリウム(0.07ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:453.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Acetonitrile-d3) δ 9.76 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.62 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.16 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.86 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 4.72 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 1.83 (s, 3H), 1.27 (d, J = 2.0 Hz, 6H).
あるいは、ホウ素化(borylation)および鈴木クロスカップリングを続けて行うことができる:
【化99】
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(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド(実施例1):
【0371】
7−ブロモピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1F)(32mg,0.144mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(59mg,0.23mmol)、酢酸カリウム(43mg,0.44mmol)、trans−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(5mg,0.01mmol)、ジオキサン(0.32ml)およびDMF(0.16ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気した。バイアルにキャップをかぶせ、その混合物を120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。そのバイアルのキャップを開け、(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド(28mg,0.14mmol)、XPhos Pd G3(11mg,0.013mmol)、2Mリン酸三カリウム(0.13ml)および0.8mLのDMEを加えた。その混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
手順2:実施例2:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化100】
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【0372】
(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:4,6−ジクロロニコチン酸(3.0g,16mmol)、および(R)−4−アミノ−3−フルオロ(fluor)−2−メチルブタン−2−オールのHCl塩(2.7g,17mmol)を室温のDMF(60mL)に懸濁した。得られた懸濁液に、HATU(7.13g,18.8mmol)を一度に加えた後、DIPEA(2.7mL,16mmol)を一度に加え、その反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を除去し、得られた残渣をEtOAcと水とに分配した。層を分離し、水層をEtOAcでさらに2回抽出した。次いで、有機層を合わせ、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、得られた粗残渣とともに濃縮し、次いで、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:295.2(M+H
+).
【0373】
6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(0.53g,1.8mmol)および(1R,3S)−3−アミノシクロヘキサン−1−オールをマイクロ波用バイアルに加えた後、DMA(5mL)およびDIPEA(0.80mL,4.5mmol)を加えた。得られた溶液をマイクロ波反応器において40分間、160℃に加熱した。次いで、その反応混合物を水に注ぎ込み、EtOAcで3回抽出した。次いで、有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、得られた粗残渣とともに濃縮し、次いで、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン/MeOH)によって精製することにより、所望の生成物を得た。注意:場合によっては、マイクロ波反応器において3時間、160℃に加熱する必要がある。
ES/MS:374.3(M+H
+).
【0374】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(実施例2):6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(0.018g,0.048mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(0.023g,0.087mmol)をマイクロ波用バイアルに加えた後、DME(0.8mL)、XPhos Pd G3(4.1mg,0.005mmol)およびK
3PO
4(0.5M水溶液,0
.19mL,0.096mmol)を加えた。得られた混合物にアルゴンを2分間パージし、密封し、マイクロ波反応器において10分間、120℃に加熱した。その反応混合物を濾過し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、凍結乾燥することにより、最終生成物をTFA塩として得た。ES/MS:481.4(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.01 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.86
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.61 - 4.28 (m, 1H), 4.14 -
3.75 (m, 3H), 3.48 (td, J = 15.6, 15.2, 9.4 Hz, 1H), 2.32 (d, J
= 12.5 Hz, 1H), 2.00 (d, J = 37.3 Hz, 3H), 1.70 - 1.34 (m, 4H),
1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
【0375】
あるいは、最後の工程を、上記の手順1に記載されたように、7−ブロモピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1F)のホウ素化に続いて終結の鈴木カップリングをタンデムで行うことができる。
手順3:実施例3:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((1r,4r)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
メチル6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート:MeCN(40.0mL)および水(1.12mL)中のメチル4,6−ジクロロニコチネート(2.0g,9.7mmol)に、イソプロピルアミン(4.17mL,48.5mmol)を加えた。その反応混合物を18時間、50℃に加熱し、次いで冷却し、真空中で濃縮した。残渣をEtOAcに取り込み、ブラインで洗浄した。有機層を単離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:229.3[M+H
+].
【0377】
メチル6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート:マイクロ波用バイアルに、メチル6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート(300.0mg,1.3mmol)、I−1(459.0mmol、1.7mmol)、XPhos Pd G3(111.0mg,0.13m
mol)およびK
3PO
4(557.0mg,2.6mmol)を投入し、アルゴン下に置いた。そのバイアルに、DME(6.0mL)および水(5.2mL)を加え、アルゴンを60秒間バブリングしてその懸濁液を脱気した。バイアルを密封し、マイクロ波反応器において10分間、120℃で加熱した。冷却後、その反応混合物を真空中で濃縮し、得られた残渣をEtOAcに取り込み、セライトのパッドで濾過した。その溶液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:336.2[M+H
+].
【0378】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸:マイクロ波用バイアルに、メチル6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート(100.0mg,0.30mmol)およびヨウ化リチウム(399.1mg,3.0mmol)を投入し、次いで、ピリジン(3.0mL)を加えた。バイアルを密封し、マイクロ波反応器において60分間、150℃に加熱した。冷却後、その反応混合物を真空中で濃縮した。残渣を水に取り込み、2N HClをゆっくり加えることによって、pH約4に酸性化した。得られた固体を濾過により単離し、水および最小量のEtOAcで洗浄した。固体を真空下で乾燥させることにより、所望の化合物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:322.2[M+H
+].
【0379】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((1r,4r)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)シクロヘキシル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(実施例3):丸底フラスコに、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸(15.0mg,0.047mmol)、trans−2−(4−アミノ−シクロヘキシル)−プロパン−2−オール(7.7mg,0.049mmol)およびHATU(18.6mg,0.049mmol)を投入した。固体をDMF(1.0mL)に溶解し、次いで、DIPEA(17.5μL,0.098mmol)を加えた。その反応混合物を室温で60分間撹拌した。その反応物を濾過し、直接、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:461.4[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 9.99 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 9.03 (s, 1H), 8.45 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.32 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.10
(d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.69 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 3.93 (h, J = 6.4 Hz, 1H), 3.89 - 3.77 (m, 1H), 2.08 (d, J = 12.2 Hz, 2H), 1.93 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 1.43 (d, J = 6.4 Hz, 6H), 1.40 - 1.21 (m, 3H), 1.19 (s, 6H).
手順4:実施例4:
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(ピリジン−3−イルアミノ)ニコチンアミド
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
6−クロロ−4−(ピリジン−3−イルアミノ)ニコチン酸:3−アミノピリジン(0.41g,4.4mmol)をTHF(7mL)に溶解し、−78℃にした。LiHMDS(THF中1.0M,6.3mL,6.3mmol)を滴下添加し、得られた溶液を−78℃で30分間撹拌した。次いで、THF(3mL)に懸濁した4,6−ジクロロニコチン酸(0.40g,2.1mmol)を滴下添加し、得られた混合物を−78℃で5分間撹拌し、その後、冷浴を除去し、その反応混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。次いで、その反応物を1.0M HCl水溶液でクエンチし、有機溶媒を回転蒸発によって除去した。得られた水性残渣を水で希釈し、1.0M HCl水溶液および1.0M NaOH水溶液を用いてpHをpH4〜5に調整し、その時点において固体を濾過し、MeOHで洗浄し、乾燥させることにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:250.0[M+H
+].
【0381】
(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(ピリジン−3−イルアミノ)ニコチンアミド:6−クロロ−4−(ピリジン−3−イルアミノ)ニコチン酸(0.050g,0.20mmol)、および(R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−オールのHCl塩(0.063g,0.40mmol)を室温のDMF(2mL)に懸濁した。得られた懸濁液に、HATU(0.16g,0.42mmol)を一度に加えた後、DIPEA(0.09mL,0.50mmol)を一度に加え、その反応混合物を室温で20分間撹拌した。その反応混合物をEtOAcと水とに分配した。層を分離し、水層をEtOAcでさらに2回抽出した。次いで、有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、得られた粗残渣とともに濃縮し、次いで、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン/MeOH)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:353.1[M+H
+].
【0382】
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(ピリジン−3−イルアミノ)ニコチンアミド(実施例4):(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(ピリジン−3−イルアミノ)ニコチンアミド(25mg,0.071mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(34mg,0.13mmol)をマイクロ波用バイアルに加えた後、DME(0.8mL)、XPhos Pd G3(6.0mg,0.007mmol)およびK
3PO
4(0.5M水溶液,0.28mL,0.14mmol)を加えた。得られた混合物にアルゴンを2分間パージし、密封し、マイクロ波反応器において10分間、120℃に加熱した。その反
応混合物を濾過し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、凍結乾燥することにより、最終生成物を得た。
ES/MS:460.2[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.77 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.71 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.62 (dd, J = 4.9, 1.4 Hz, 1H),
8.57 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.08 (ddd, J = 8.2, 2.6, 1.4 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.73 (ddd, J = 8.2, 4.9, 0.8 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.47 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 3.99 (ddd, J = 36.4, 14.5, 2.1 Hz, 1H), 3.62 - 3.45 (m, 1H), 1.30 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順5:実施例5:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化103】
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【0383】
6−クロロ−N−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド:メチル6−(6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド)スピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレート(手順2の工程1および2において概説したように得た)(50mg,0.14mmol)をTHF(2mL)に溶解し、氷/水浴を用いて0℃にした。次いで、MeMgI(エーテル中3.0M,0.14mL,0.41mmol)を滴下添加し、得られた混合物を0℃で15分間撹拌した。次いで、さらにMeMgI(エーテル中3.0M,0.27mL,0.42mmol)を0℃で滴下添加し、得られた混合物を30分間撹拌し、その時点においてそれを、水の滴下を用いてクエンチした。その混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:366.3[M+H
+].
【0384】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(実施例5):6−クロロ−N−(6−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(0.024g,0.066mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(0.032mg,0.12mmol)をマイクロ波用バイアルに加えた後、DME(0.8mL)、XPhos Pd G3(5.6mg,0.007mmol)およびNa
3PO
4(0.5M水溶液,0.26mL,0.13mmol)
を加えた。得られた混合物にアルゴンを2分間パージし、密封し、マイクロ波反応器において10分間、120℃に加熱した。その反応混合物を濾過し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、凍結乾燥することにより、最終生成物を得た。
ES/MS:473.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.97 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.81
(s, 1H), 7.20 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.44 - 4.28 (m, 1H), 4.13 (hept, J = 6.5 Hz, 1H), 2.62 - 2.48 (m, 1H), 2.37 - 2.20 (m, 2H), 2.18 - 1.93 (m, 5H), 1.90 - 1.78 (m, 1H), 1.39 (d, J = 6.4 Hz, 6H), 1.08 (s, 3H), 1.07 (s, 3H).
手順6:実施例6:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ニコチンアミド
【化104】
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【0385】
6−ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸:メタノール(16mL)中のメチル6−ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート(1.25g,4.58mmol)の溶液に、水酸化リチウム水溶液(2.5M,3.7mL,9.25mmol)を加えた。その溶液を2.5時間、45℃に加熱し、室温に冷却した。塩酸水溶液(1M,9.1mL)を加え、揮発性物質(volitile)を真空中で除去した。得られたスラリーを濾過し、H
2Oで洗浄することにより、6−ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸を得た。
ES/MS:259.419(M+H
+).
【0386】
6−ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ニコチンアミド:CH
2Cl
2(2mL)中の6−ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸(50mg,0.19mmol)の溶液に、HATU(95mg,0.25mmol)、テトラヒドロピラン−4−アミン塩酸塩(32mg,0.23mmol)およびDIPEA(0.10mL,0.57mmol)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、CH
2Cl
2で希釈した。有機溶液を塩化アンモニウム飽和水溶液で洗浄し(2回)、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮することにより、6−ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ニコチンアミドを得た。
ES/MS:344.139(M+H
+).
【0387】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ニコチンアミド:DME(2
.5mL)中の6−ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ニコチンアミド(66mg,0.19mmol)の溶液に、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(73mg,0.27mmol)、XPhos
Pd G3(15mg,0.018mmol)およびリン酸三カリウム(2M、0.25mL,0.50mmol)を加えた。得られた溶液をアルゴンで脱気し、30分間、150℃に加熱した。その反応混合物に、SiliaMetS(登録商標)Thiol(50mg)を加え、得られたスラリーを濾過し、DMFで洗浄した。粗溶液を分取RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ニコチンアミドをTFA塩として得た。
ES/MS:405.379(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 7.98 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.84
(s, 1H), 7.20 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.12 (ddt, J = 15.2, 11.0, 5.3 Hz, 2H), 4.05 - 3.94 (m, 2H), 3.53 (td, J = 11.8, 2.1 Hz, 2H),
1.99 - 1.88 (m, 2H), 1.67 (qd, J = 11.9, 4.4 Hz, 2H), 1.39 (d, J = 6.4 Hz, 6H).
手順7:実施例7:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−(オキセタン−3−イル)ニコチンアミド
【化105】
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【0388】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−(オキセタン−3−イル)ニコチンアミド。ブロモ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸(I−4)(30mg,0.12mmol)から出発し、テトラヒドロピラン−4−アミン塩酸塩の代わりにオキセタン−3−アミン(14mg,0.19mmol)を用いる実施例6の手順に従って、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−(オキセタン−3−イル)ニコチンアミドを調製した。得られたTFA塩を、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濃縮した。得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン/MeOH)によって精製することにより、生成物を遊離塩基として得た。
ES/MS:377.235(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.63 (s, 1H), 8.55 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.48 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.80 (d, J = 4.8
Hz, 1H), 7.08 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 5.09 (dt, J = 7.7, 6.7 Hz, 1H), 4.93 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 4.72 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.87 (p, J = 6.3 Hz, 1H), 1.33 (d, J = 6.3 Hz, 6H).
手順8:実施例8:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((5−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化106】
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【0389】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((5−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド(実施例8):6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((5−オキソピロリジン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド((1R,3S)−3−アミノシクロヘキサン−1−オールを4−アミノピロリジン−2−オンで置き換えて手順2に記載されているように得た)(30mg,0.084mmol)、(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ボロン酸(19mg,0.1mmol)およびPd−PEPPSI
TM−IPent触媒(6.6mg,0.008mmol)をマイクロ波用チューブに投入した。ジメトキシエタン(1mL)およびリン酸三カリウム水溶液(1M,0.25mL)を加えた。その反応混合物をマイクロ波反応器において20分間、120℃に加熱し、次いで室温冷却した。それをRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、表題化合物をTFA塩として得た。
ES/MS:466.28[M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.69 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.04 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.87
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.84 - 4.68 (m, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.0, 9.4, 2.1 Hz, 1H), 4.07 - 3.72 (m, 2H), 3.61 - 3.40
(m, 2H), 2.99 (dd, J = 17.1, 8.0 Hz, 1H), 2.48 (dd, J = 17.1, 4.7 Hz, 1H), 1.28 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順9:実施例9:
7−(5−(((1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−(イソプロピルアミノ)ピリジン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
【化107】
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【0390】
7−(5−(((1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)メチル)カルバモイル)−4−(イソプロピルアミノ)ピリジン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(実施例9):DMSO(0.5mL)中の、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)メチル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(手順1に記載されている方法に従って得た)(5mg,0.011mmol)および炭酸カリウム(15mg,0.11mmol)の混合物に、8滴の30%過酸化水素溶液を加えた。周辺温度で10分間撹拌した後、それをRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、表題化合物をTFA塩として得た。ES/MS:471.21[M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.91 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 7.97 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.80
(s, 1H), 7.11 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.15 (p, J = 6.4 Hz, 1H), 3.54 (qd, J = 13.7, 6.4 Hz, 2H), 3.26 - 3.02 (m, 2H), 2.97 - 2.73
(m, 2H), 2.50 - 2.29 (m, 1H), 2.08 - 1.81 (m, 1H), 1.40 (d, J =
6.4 Hz, 6H).
手順10:実施例10:
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(メチルスルホンアミド)ニコチンアミド
【化108】
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【0391】
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(メチルスルホンアミド)ニコチンアミド(実施例10):6−クロロ−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチン酸を6−クロロ−4−(メチルスルホンアミド)ニコチン酸(I−6)で置き換えて手順1に示されているように、(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(メチルスルホンアミド)ニコチンアミド(実施例10)を調製した。
【0392】
実施例10:ES/MS:461.1[M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.84 (s, 1H), 8.55 (d, J = 11.5 Hz, 2H), 8.34 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.11 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.52 - 4.25 (m, 1H), 4.01 (dd, J = 35.5, 14.9 Hz, 1H), 3.50 (td, J = 14.8, 9.4 Hz, 1H), 2.01 (s, 1H), 1.27 (s, 7H).
手順11:実施例11:
(R)−4−アミノ−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化109】
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【0393】
(R)−4−アミノ−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(実施例11):エチル6−クロロ−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチネートを4−アミノ−6−クロロニコチネートで置き換えて手順1に示されているように、(R)−4−アミノ−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(実施例11)を調製した。
【0394】
実施例11:ES/MS:383.2[M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.62 (d
, J = 2.2 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.83 (d, J = 5.0
Hz, 1H), 7.19 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.1, 9.3, 2.2 Hz, 1H), 4.10 - 3.80 (m, 1H), 3.60 - 3.38 (m, 1H), 1.28 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順12:実施例12:
N−((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化110】
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【0395】
N−((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(実施例12):Tert−ブチル((1r,4r)−4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド)シクロヘキシル)カルバメート(trans−2−(4−アミノ−シクロヘキシル)−プロパン−2−オールをtrans−N−Boc−1,4−シクロヘキサンジアミンで置き換えて手順3に記載されているように得た)(57.5mg,0.11mmol)をDCM(1.0mL)に溶かし、次いで、トリフルオロ酢酸(1.0mL)を加えた。その反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDMFに溶かし、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:418.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.00 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.86
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.15 (hept, J = 6.2 Hz, 1H),
3.89 (d, J = 9.7 Hz, 1H), 3.14 (s, 1H), 2.15 (d, J = 10.2 Hz, 4H), 1.69 - 1.45 (m, 4H), 1.40 (d, J = 6.3 Hz, 6H).
手順13:実施例13
N−((1r,4r)−4−アセトアミドシクロヘキシル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化111】
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【0396】
N−((1r,4r)−4−アセトアミドシクロヘキシル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド:N−((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(手順12に記載されているように得た)(15.0mg,0.04mmol)をMeCN(1.0mL)に取り込んだ。トリエチルアミン(0.015mL,0.11mmol)を加えた
後、塩化アセチル(3μL,0.04mmol)を迅速に滴下添加した。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDMFに溶かし、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:460.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.84
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.15 (hept, J = 6.9, 6.4 Hz,
1H), 3.94 - 3.81 (m, 1H), 3.73 - 3.58 (m, 1H), 2.11 - 1.96 (m, 4H), 1.93 (s, 3H), 1.59 - 1.45 (m, 2H), 1.45 - 1.36 (m, 8H).
手順14:実施例14:
4−(((1R,3r,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化112】
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【0397】
4−(((1R,3r,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:(1R,3r,5S)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート((1R,3S)−3−アミノシクロヘキサン−1−オールをN−Boc−endo−3−アミノトロパンで置き換えて手順2に記載されているように得た)(70.0mg,0.12mmol)をDCM(1.0mL)に取り込み、次いで、トリフルオロ酢酸(1.0mL)を加えた。その反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDMFに溶かし、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:492.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.70 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.43 (ddd, J = 49.1, 9.3, 2.2 Hz, 1H), 4.36 - 4.26 (m, 1H), 4.16 (s, 2H), 3.93 (ddd, J = 36.2, 14.6, 2.2 Hz, 1H), 3.64 - 3.49 (m, 1H), 2.62 - 2.50
(m, 2H), 2.47 - 2.37 (m, 2H), 2.33 - 2.19 (m, 4H), 1.30 (d, J =
1.7 Hz, 6H).
手順15:実施例15:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1R,3r,5S)−8−(メチルスルホニル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化113】
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【0398】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1R,3r,5S)−8−(メチルスルホニル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミド:4−(((1R,3r,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(手順14に記載されているように得た)(7.0mg,0.014mmol)をDCM(0.5mL)に取り込んだ。トリエチルアミン(9.9μL,0.071mmol)を加えた後、塩化メシル(1.1μL,0.014mmol)を迅速に滴下添加した。その反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDMFに溶かし、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:570.2[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.00 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.78
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.51 - 4.31 (m, 3H), 4.24 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 3.94 (ddd, J = 36.2, 14.6, 2.2 Hz, 1H), 3.59 - 3.45 (m, 1H), 3.00 (s, 3H), 2.48 (dd, J = 13.0, 7.7 Hz, 2H), 2.31 - 2.11 (m, 4H), 2.05 (d, J = 14.6 Hz, 2H), 1.30 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順16:実施例16:
(R)−4−((1−アセチルピペリジン−4−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化114】
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【0399】
(R)−4−((1−アセチルピペリジン−4−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(ピペリジン−4−イルアミノ)ニコチンアミド((1R,3r,5S)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレートをtert−ブチル(R)−4−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5
−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えて手順14に記載されているように得た)(10.0mg,0.02mmol)をDCM(1.0mL)に取り込んだ。トリエチルアミン(0.015mL,0.11mmol)を加えた後、塩化アセチル(1.5μL,0.02mmol)を迅速に滴下添加した。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。残渣をDMFに溶かし、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:508.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.05 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.91
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.52 - 4.31 (m, 2H), 4.22 -
4.11 (m, 1H), 3.93 (dd, J = 34.6, 14.4 Hz, 2H), 3.58 - 3.38 (m,
2H), 3.17 - 3.04 (m, 1H), 2.16 (s, 4H), 1.80 - 1.53 (m, 2H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順17:実施例17
(R)−6−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化115】
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【0400】
(R)−6−(3−(1H−テトラゾール−5−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(実施例17):0.13mLのDMF中の(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(28mg,0.065mmol)の溶液に、塩化アンモニウム(4mg,0.08mmol)、次いでアジ化ナトリウム(5mg,0.08mmol)を加えた。その混合物を120℃で1時間加熱した。その反応物を室温に冷却した。その反応混合物を水およびメタノールで希釈し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS 468.30(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d
4) δ 9.13 (s, 1H), 8.81 - 8.75 (m, 1H),
8.53 (s, 1H), 7.97 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.10 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.43 (ddd, J = 49.1, 9.4, 2.1 Hz, 1H), 4.16 (p,
J = 6.3 Hz, 1H), 3.93 (ddd, J = 36.3, 14.6, 2.1 Hz, 1H), 3.49 (td, J = 15.3, 9.3 Hz, 1H), 1.41 (d, J = 6.4 Hz, 6H), 1.29 (d, J
= 1.6 Hz, 6H).
手順18:実施例18(異性体1)および19(異性体2):
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化116】
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【0401】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド異性体1(実施例18)および異性体2(実施例19):transラセミ6−クロロ−N−(2−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド((R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−オールの代わりにtransラセミ(2−アミノシクロプロピル)メタノールを用いて手順1に記載されているように得た)を2つの異なるエナンチオマー(trans異性体1およびtrans異性体2)に分離した。
(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミドの代わりに6−クロロ−N−(2−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミドを用いて手順1の最終工程に記載されているように、各異性体を別々に最終化合物(実施例18および実施例19)へと作り上げた。
【0402】
実施例18:ES/MS:391.1[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 7.98 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.84
(s, 1H), 7.20 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.15 (p, J = 6.4 Hz, 1H), 3.54 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 2.83 - 2.71 (m, 1H), 1.40 (d, J = 6.4 Hz, 6H), 1.38 - 1.26 (m, 1H), 0.94 - 0.79 (m, 2H).
【0403】
実施例19:ES/MS:391.2[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 7.98 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.84
(s, 1H), 7.20 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.15 (p, J = 6.4 Hz, 1H), 3.54 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 2.77 (dt, J = 7.6, 4.0 Hz, 1H), 1.40 (d, J = 6.4 Hz, 6H), 1.36 - 1.29 (m, 1H), 0.95 - 0.82 (m, 2H).
手順19:実施例152:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−(6−オキソスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)ニコチンアミド
【化117】
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【0404】
6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)−N−(6−オキソスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)ニコチンアミド:6−クロロ−N−(6−ヒドロキシスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(0.25g,0.77mmol)をDCM(5mL)に溶解し、その後、デス・マーチン・ペルヨージナン(0.39g,0.93mmol)を一度に加え、得られた混合物を室温で撹拌した。30分後、その反応混合物をNaHCO
3飽和水溶液(20mL)に注ぎ込み、EtOAcで2回抽出した(2×25mL)。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:322.4[M+H
+].
【0405】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−(6−オキソスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)ニコチンアミド(実施例152):6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)−N−(6−オキソスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)ニコチンアミド(0.020g,0.062mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(0.021g,0.081mmol)をマイクロ波用バイアルに加えた後、DME(0.8mL)、XPhos Pd G3(5.3mg,0.006mmol)およびNa
3PO
4(0.5M水溶液,0.25mL,0.12mmol)を加えた。得られた混合物にアルゴンを2分間パージし、密封し、マイクロ波反応器において10分間、120℃に加熱した。その反応混合物を濾過し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、凍結乾燥することにより、最終生成物を得た。
ES/MS:429.3[M+H
+]
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (dd, J = 2.2, 0.4 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.99 (dd, J = 5.0, 0.5 Hz, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.21 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 4.59 - 4.43 (m, 1H), 4.22 - 4.08 (m, 1H), 3.25 - 3.18 (m, 2H), 3.15 - 3.07 (m, 2H), 2.66 (ddd, J = 9.3, 7.7, 2.8 Hz, 2H), 2.47 - 2.36 (m, 2H), 1.40
(d, J = 6.4 Hz, 6H).
手順20:実施例153:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(6−ヒドロキシ−6−メチルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化118】
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【0406】
6−クロロ−N−(6−ヒドロキシ−6−メチルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド:6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)−N−(6−オキソスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)ニコチンアミド(0.10g,0.31mmol)をTHF(5mL)に溶解し、氷/水浴を用いて0℃にした。次いで、MeMgCl(THF中3.0M,0.36mL,1.1mmol)を0℃で滴下添加した。30分後、その反応混合物を慎重に水(1mL)でクエンチし、室温に加温し、水(10mL)に注ぎ込んだ。得られた混合物をEtOAcで抽出し(2×25mL)、合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた物質をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:338.5[M+H
+]
【0407】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(6−ヒドロキシ−6−メチルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(実施例153):6−クロロ−N−(6−ヒドロキシ−6−メチルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(0.020g,0.059mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(0.021g,0.77mmol)をマイクロ波用バイアルに加えた後、DME(0.8mL)、XPhos Pd G3(5.0mg,0.006mmol)およびNa
3PO
4(0.5M水溶液,0.24mL,0.12mmol)を加えた。得られた混合物にアルゴンを2分間パージし、密封し、マイクロ波反応器において10分間、120℃に加熱した。その反応混合物を濾過し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、凍結乾燥することにより、最終生成物を得た。
ES/MS:445.3[M+H
+]
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.69 -
8.59 (m, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.04 - 7.91 (m, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.20 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.36 (p, J = 8.2 Hz, 1H), 4.13 (p, J =
6.4 Hz, 1H), 2.52 (ddd, J = 11.8, 7.4, 5.0 Hz, 1H), 2.47 - 2.37
(m, 1H), 2.31 - 1.97 (m, 6H), 1.39 (d, J = 6.4 Hz, 6H), 1.31 (s, 3H).
手順21:実施例146:
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化119】
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【0408】
(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アミノ)ニコチンアミド:1−メチルピロリジン−2−オン(0.4mL)中の2−アミノ−5−メチル−1,3,4−チアジアゾール(0.03g,0.27mmol)の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(60%鉱油分散物、0.01g,0.27mmol)を室温において加えた。(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(0.05g,0.17mmol)を1−メチルピロリジン−2−オン(0.4mL)で希釈し、脱プロトン化アミン溶液に加えた。その混合物を室温で数時間撹拌した。
粗反応混合物をシリカゲルのプラグ(溶離剤:酢酸エチル)で濾過し、濃縮し、さらにRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。合わせた生成物の画分を炭酸水素ナトリウム溶液(aq)で塩基性化し、酢酸エチルで抽出した(3×)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:374.1(M+H
+).
【0409】
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アミノ)ニコチンアミド(実施例146):(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アミノ)ニコチンアミド(0.02g,0.06mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(0.02g,0.08mmol)をマイクロ波用バイアルに加えた後、DME(0.3mL)、XPhos Pd G3(0.005g,0.006mmol)およびK
3PO
4(2M水溶液,0.058mL,0.116mmol)を加えた。得られた混合物にアルゴンを2分間パージし、密封し、マイクロ波反応器において15分間、120℃に加熱した。その反応混合物を濾過し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、凍結乾燥することにより、最終生成物をTFA塩として得た。
ES/MS:481.1(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.06 (s, 1H), 9.42 (d, J = 22.2 Hz,
1H), 9.19 (s, 1H), 8.97 (s, 1H), 8.87 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.80
(s, 1H), 7.89 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 2.69 (s, 3H), 1.17 (d, J = 6.3 Hz, 6H), 1.12 (d, J = 1.8 Hz, 3H).
【0410】
あるいは、最後の工程を、上記の手順1に記載されたように、7−ブロモピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1F)のホウ素化に続いて終結の鈴木カップリングをタンデムで行うことができる。
手順22:実施例134:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−((1r,4r)−4−(3−メチルオキセタン−3−カルボキサミド)シクロヘキシル)ニコチンアミド
【化120】
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【0411】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)−N−((1r,4r)−4−(3−メチルオキセタン−3−カルボキサミド)シクロヘキシル)ニコチンアミド(実施例134):3−メチルオキセタン−3−カルボン酸(7.2mg,0.062mmol)およびHATU(24.9mg,0.065mmol)をDMF(0.5mL)に取り込ませた。DIPEA(16.7μL,0.093mmol)を加え、その混合物を室温で5分間撹拌した。5分後、DMF(0.5mL)およびDIPEA(22.2μL,0.13mmol)中のN−((1r,4r)−4
−アミノシクロヘキシル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(手順12に記載されているように得た)(13.0mg,0.031mmol)の溶液を迅速に滴下添加した。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、濾過し、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:516.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.84
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.91 - 4.85 (m, 2H), 4.39 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 4.22 - 4.10 (m, 1H), 3.94 - 3.81 (m, 1H), 3.79 - 3.67 (m, 2H), 2.13 - 1.93 (m, 4H), 1.59 (s, 3H), 1.55 - 1.38
(m, 9H).
手順23:実施例122:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((3−ヒドロキシ−1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)メチル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化121】
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【0412】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((3−ヒドロキシ−1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)メチル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(実施例122):6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸(10.0mg,0.031mmol)(手順3に記載されているように得た)、3−(アミノメチル)−3−ヒドロキシテトラヒドロチオフェン1,1−ジオキシド塩酸塩(6.0mg,0.04mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(7.5mg,0.039mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.4mg,0.003mmol)の混合物に、DMF(0.5mL)を加え、次いで、N−メチルモルホリン(8μL,0.072mmol)を加えた。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。その反応物を濾過し、直接、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:469.13[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.86
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.15 (p, J = 6.4 Hz, 1H), 3.63 (s, 2H), 3.50 - 3.09 (m, 4H), 2.46 - 2.19 (m, 2H), 1.40 (d, J
= 6.4 Hz, 6H)
手順24:実施例140:
(R)−4−((4−シアノフェニル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化122】
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【0413】
(R)−6−クロロ−4−((4−シアノフェニル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(150mg,0.5mmol)、p−アミノベンゾニトリル(90mg,0.76mmol)および炭酸セシウム(331mg,1.0mmol)の混合物に、1.5mLのDMFを加えた。その反応混合物を90℃で5時間撹拌し、室温に冷却した。その反応混合物をEtOAcと水とに分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。濾過し、濃縮した。粗生成物を逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、表題化合物を得た。
ES/MS:377.16[M+H
+].
【0414】
(R)−4−((4−シアノフェニル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(実施例140):(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミドの代わりに(R)−6−クロロ−4−((4−シアノフェニル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを用いて、手順1の最終工程に記載されたのと同一の様式で、(R)−4−((4−シアノフェニル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを合成した。
ES/MS:484.17[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 8.51 (dd, J = 21.6, 2.2 Hz, 2H), 7.96 - 7.68 (m, 3H), 7.61 - 7.37 (m, 2H), 7.06 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 4.45 (ddd, J = 49.0, 9.1, 2.2 Hz, 1H), 3.93 (ddd, J = 35.8, 14.5, 2.3 Hz, 1H), 3.65 - 3.41 (m, 1H),
1.29 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順25:実施例245:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)アミノ)ニコチンアミド:
【化123】
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6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)アミノ)ニコチンアミ
ド:
【0415】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((3aR,5s,6aS)−オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)アミノ)ニコチンアミドビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)(30.5mg,0.042mmol)をDCE(3.0mL)に取り込み、次いで、ホルムアルデヒド溶液(0.040ml,0.402mmol)および酢酸(5滴)を加えた。その反応混合物を1時間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(9.18mg,0.145mmol)を加え、その反応物を2時間撹拌した。その反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:506.3(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.01 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.22 (d, J = 5.0
Hz, 1H), 4.41 (ddd, J = 49.3, 9.4, 2.0 Hz, 1H), 4.01 - 3.83 (m,
2H), 3.64 - 3.44 (m, 3H), 3.16 - 3.07 (m, 0H), 2.97 (d, J = 10.7 Hz, 6H), 2.25 (s, 2H), 2.02 (t, J = 18.2 Hz, 2H), 1.28 (d, J =
1.6 Hz, 6H).
手順26:実施例206:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((1−((R)−1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ニコチンアミド:
【化124】
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6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((1−((R)−1−(オキセタン−3−イル)ピロリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ニコチンアミド:
【0416】
DCM(2mL)およびTHF(2mL)中の、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((1−((R)−ピロリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ニコチンアミド(41.1mg,0.06mmol)およびオキセタノン(0.02ml,0.341mmol)の溶液に、AcOH(5滴)を加えた。5時間後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(22mg,0.104mmol)を加えた。その反応物を一晩撹拌した。その反応混合物をDCMで希釈し、1N NaOHで洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:574.3(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.72 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.59 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.14 - 8.05 (m, 2H), 7.85 (d, J
= 5.1 Hz, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.18 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 5.39 (s,
1H), 4.96 (td, J = 7.7, 3.2 Hz, 2H), 4.83 - 4.72 (m, 2H), 4.70 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.45 (ddd, J = 49.1, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 4.10
- 3.70 (m, 3H), 3.66 - 3.42 (m, 1H), 2.73 (dd, J = 14.7, 7.7 Hz, 1H), 2.61 - 2.45 (m, 1H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順27:実施例226:
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:
【化125】
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(R)−6−クロロ−4−((5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:
【0417】
R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(0.050g,0.169mmol)および5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−アミン(0.046mg,0.315mmol)をバイアルに加えた後、MeCN(1mL)およびCs
2CO
3(0.11g,0.339mmol)を加えた。得られた溶液を一晩90℃に加熱した。次いで、その反応混合物を水に注ぎ込み、EtOAcで抽出した。有機層を乾燥させ、濾過し、得られた粗残渣とともに濃縮し、次いで、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン/MeOH)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:403.1(M+).
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:
【0418】
(R)−6−クロロ−4−((5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(0.020g,0.05mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(0.027g,0.099mmol)をマイクロ波用バイアルに加えた後、DME(1.5mL)、XPhos Pd G3(5.8mg,0.007mmol)およびK
3PO
4(0.5M水溶液,0.25mL,0.125mmol)を加えた。得られた混合物にアルゴンを2分間パージし、密封し、マイクロ波反応器において10分間、120℃に加熱した。その反応混合物を濾過し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、凍結乾燥することにより、最終生成物をTFA塩として得た。
ES/MS:510.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.91 - 8.84 (m, 1H), 8.78 (s, 2H),
8.71 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.26 (s, 1
H), 8.22 (s, 1H), 7.86 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 5.1 Hz,
1H), 7.06 (t, J = 55.2 Hz, 1H), 4.47 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 4.00 (ddd, J = 36.5, 14.6, 2.1 Hz, 1H), 3.54 (ddd, J = 16.2, 14.6, 9.3 Hz, 1H), 1.30 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順28:実施例316:
4−(((1r,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩
【化126】
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【0419】
4−(((1r,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩:tert−ブチル((1R,4r)−4−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート((1R,3S)−3−アミノシクロヘキサン−1−オールをtrans−N−Boc−1,4−シクロヘキサンジアミンで置き換えて手順2に記されているように得た)(493.8mg,0.85mmol)に、HCl(1,4−ジオキサン中4M,3.0mL)を加えた。その反応混合物を40℃で15分間撹拌した。完了したら、反応物を真空中で濃縮した。残渣を、ジエチルエーテルを用いて1時間磨砕し(triturated)、得られた固体を真空濾過によって単離することにより、所望の生成物を得た。その後の反応のための材料をさらに精製せずに使用した。生物学的試験用の材料を逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:480.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.64 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.03 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.87
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 4.02 - 3.81 (m, 2H), 3.50 (ddd, J = 16.1, 14.5, 9.4 Hz, 1H), 3.23 (tt, J = 11.4, 3.6 Hz, 1H), 2.34 - 2.25 (m, 2H), 2.24
- 2.14 (m, 2H), 1.79 - 1.54 (m, 4H), 1.29 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順29:実施例326:
4−(((1r,4R)−4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化127】
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【0420】
4−(((1r,4R)−4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:DMF(1.0mL)中の粗4−(((1r,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩(手順28に記載されているように得た)(30.0mg,0.063mmol)の溶液に、トリエチルアミン(52.3μL,0.38mmol)を加えた後、塩化アセチル(35.7μL.0.50mmol)を加えた。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、濾過し、直接、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:522.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.99 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.64 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.02
(d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.0 Hz, 1H), 4.04 - 3.80 (m, 2H), 3.79 -
3.67 (m, 1H), 3.57 - 3.41 (m, 1H), 2.22 (d, J = 11.2 Hz, 2H), 2.05 (d, J = 11.7 Hz, 2H), 1.95 (s, 3H), 1.65 - 1.45 (m, 4H), 1.29
(d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順30:実施例315:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,4R)−4−(メチルスルホンアミド)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化128】
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【0421】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,4R)−4−(メチルスルホンアミド)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:塩化アセチルを塩化メタンスルホニルで置き換えて手順29に記載されているように、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,4R)−4−(メチルスルホンアミド)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミドを調製した。
ES/MS:558.2[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.02 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.87
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 49.0, 7.6 Hz,
1H), 4.02 - 3.79 (m, 2H), 3.58 - 3.41 (m, 2H), 2.99 (s, 3H), 2.30 - 2.09 (m, 4H), 1.68 - 1.48 (m, 4H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順31:実施例286:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,4R)−4−(3,3−ジメチルウレイド)シクロヘキシル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化129】
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【0422】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,4R)−4−(3,3−ジメチルウレイド)シクロヘキシル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:塩化アセチルを塩化ジメチルカルバモイルで置き換えて手順29に記載されているように、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,4R)−4−(3,3−ジメチルウレイド)シクロヘキシル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを調製した。
ES/MS:551.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.90
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.43 (ddd, J = 49.1, 9.2, 2.1 Hz, 1H), 4.04 - 3.86 (m, 1H), 3.86 - 3.75 (m, 1H), 3.69 - 3.57
(m, 1H), 3.55 - 3.41 (m, 1H), 2.91 (s, 6H), 2.33 - 2.16 (m, 2H),
2.12 - 2.00 (m, 2H), 1.64 - 1.47 (m, 4H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz,
6H).
手順32:実施例285:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,4R)−4−((N,N−ジメチルスルファモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化130】
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【0423】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,4R)−4−((N,N−ジメチルスルファモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:塩
化アセチルを塩化ジメチルスルファモイルで置き換えて手順29に記載されているように、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,4R)−4−((N,N−ジメチルスルファモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを調製した。
ES/MS:587.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.01 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.86
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.53 - 4.27 (m, 1H), 4.03 -
3.71 (m, 2H), 3.56 - 3.41 (m, 2H), 2.77 (s, 6H), 2.28 - 2.07 (m,
4H), 1.67 - 1.49 (m, 4H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順33:実施例282:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,4R)−4−(3−メチルオキセタン−3−カルボキサミド)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化131】
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【0424】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,4R)−4−(3−メチルオキセタン−3−カルボキサミド)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:フラスコに、4−(((1r,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩(手順28に記載されたように調製した)(8.0mg,0.017mmol)、3−メチルオキセタン−3−カルボン酸(3.9mg,0.033mmol)およびHATU(13.3mg,0.035mmol)を投入した。固体をDMF(1.0mL)に溶解し、次いで、DIPEA(8.9μL,0.050mmol)を加えた。その反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、濾過し、直接、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:578.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.01 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.88
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.87 - 4.86 (m, 2H), 4.52 -
4.33 (m, 3H), 4.03 - 3.73 (m, 3H), 3.55 - 3.40 (m, 1H), 2.30 - 2.17 (m, 2H), 2.12 - 1.99 (m, 2H), 1.69 - 1.48 (m, 7H), 1.30 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順34:実施例289:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,4R)−4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化132】
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【0425】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,4R)−4−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:DMF中の4−(((1r,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩(手順28に記載されたように調製した)(8.0mg,0.017mmol)の溶液に、トリエチルアミン(9.3μL,0.067mmol)を加えた後、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートを加えた。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、濾過し、直接、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:562.2[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.01 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.88
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.56 - 4.28 (m, 1H), 4.03 -
3.81 (m, 2H), 3.82 - 3.65 (m, 2H), 3.58 - 3.42 (m, 1H), 3.08 - 2.99 (m, 1H), 2.43 - 2.26 (m, 2H), 2.26 - 2.14 (m, 2H), 1.66 - 1.47 (m, 4H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順35:実施例293:
(R)−4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,4R)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド)−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−イルアセテート
【化133】
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【0426】
(R)−4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,4R)−4−((メトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド)−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−イルアセテート:DCM(2.0mL)中の(R)−4−(4−(((1r,4R)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ニコチンアミド)−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−イルアセテート((R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−オールを(R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−イルアセテートで置き換えて手順2に記されているように得た)(103.0mg,0.17mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2.0mL)を加えた。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、真空中
で濃縮乾固した。DMF(1.5mL)中の粗残渣の溶液に、トリエチルアミン(138.6μL,0.99mmol)を加えた後、クロロギ酸メチル(38.4μL,0.50mmol)を加えた。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、濾過し、直接、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:580.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.01 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.88
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.83 (ddd, J = 49.0, 9.3, 1.9 Hz, 1H), 4.02 - 3.79 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.59 - 3.42 (m, 2H), 2.27 - 2.16 (m, 2H), 2.13 - 2.03 (m, 2H), 2.03 (s, 3H), 1.66 -
1.44 (m, 10H).
手順36:実施例301:
N−((1s,4S)−4−アセトアミドシクロヘキシル)−4−(((1r,4R)−4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ニコチンアミド
【0427】
【化134】
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N−((1s,4S)−4−アセトアミドシクロヘキシル)−4−(((1r,4R)−4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ニコチンアミド:DCM(1.0mL)中のtert−ブチル((1R,4r)−4−((5−(((1s,4S)−4−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート((R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−オールをtrans−N−Boc−1,4−シクロヘキサンジアミンで置き換えて手順2に記されているように得た)(75.5mg,0.11mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.0mL)を加えた。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、真空中で濃縮乾固した。DMF(1.0mL)中の粗残渣の溶液に、トリエチルアミン(61.4μL,0.44mmol)を加えた後、塩化アセチル(15.7μL,0.22mmol)を加えた。その反応混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、濾過し、直接、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:557.2[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.79 - 8.72 (m, 1H), 8.64 (dd, J = 2.2, 0.4 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.00 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.85
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1, 0.4 Hz, 1H), 3.94 - 3.78 (m, 2H), 3.79 - 3.60 (m, 2H), 2.25 - 2.19 (m, 2H), 2.09 - 2.03 (m, 3H), 1.99
(d, J = 14.0 Hz, 3H), 1.95 (s, 3H), 1.93 (s, 3H), 1.65 - 1.29 (m, 8H).
手順37:実施例302(異性体1)および実施例303(異性体2):
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((2−(ヒドロキシメチル)シ
クロプロピル)アミノ)ニコチンアミド
【化135】
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【0428】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((2−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)アミノ)ニコチンアミド異性体1(実施例302)および異性体2(実施例303):transラセミ6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((2−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル)アミノ)ニコチンアミド((R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−オールをtransラセミ(2−アミノシクロプロピル)メタノールで置き換えて手順2に記されているように得た)を、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:IPA/MeCN)によって2つの異なるエナンチオマー(trans異性体1およびtrans異性体2)に分離することにより、最終化合物を得た。
【0429】
実施例302:ES/MS:453.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.09 (d, J = 5.0
Hz, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.43 (ddd, J = 49.1, 9.3, 2.2 Hz, 1H), 4.03 (dd, J = 11.4, 4.9 Hz, 1H), 3.93 (ddd, J = 36.4,
14.6, 2.1 Hz, 1H), 3.54 - 3.41 (m, 1H), 3.24 (dd, J = 11.4, 9.2
Hz, 1H), 2.73 (dt, J = 7.3, 3.7 Hz, 1H), 1.45 - 1.34 (m, 1H), 1.29 (d, J = 1.7 Hz, 6H), 1.14 - 0.99 (m, 2H).
【0430】
実施例303:ES/MS:453.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.09 (d, J = 5.1
Hz, 1H), 7.21 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.2 Hz, 1H), 4.03 (dd, J = 11.4, 4.9 Hz, 1H), 3.93 (ddd, J = 36.4,
14.6, 2.2 Hz, 1H), 3.55 - 3.38 (m, 1H), 3.24 (dd, J = 11.4, 9.2
Hz, 1H), 2.76 - 2.68 (m, 1H), 1.47 - 1.34 (m, 1H), 1.29 (d, J =
1.7 Hz, 6H), 1.14 - 0.99 (m, 2H).
手順38:実施例325:
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((1−(3−メチルオキセタン−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化136】
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【0431】
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((1−(3−メチルオキセタン−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)ニコチンアミド:DMF(2.0mL)中の、粗(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(ピペリジン−4−イルアミノ)ニコチンアミド(手順14に記載されているように得た)(16.0mg,0.034mmol)、3−メチルオキセタン−3−カルボン酸(8.0mg,0.069mmol)およびHATU(27.4mg,0.072mmol)の溶液に、DIPEA(43.0μL,0.24mmol)を加えた。その反応混合物を室温で5分間撹拌し、次いで、濾過し、直接、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:564.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.69 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.05 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.91
(s, 1H), 7.23 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.98 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 4.52 - 4.33 (m, 4H), 4.23 - 4.11 (m, 1H), 3.93 (dd, J = 36.2, 14.4
Hz, 1H), 3.58 - 3.42 (m, 1H), 3.30 - 3.18 (m, 2H), 3.19 - 3.07 (m, 1H), 2.23 - 2.12 (m, 2H), 1.78 - 1.61 (m, 5H), 1.29 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順39:実施例269:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1R,4R)−4−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0432】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1R,4R)−4−イソチオシアナトシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:DCM(1.0mL)と炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(1.0mL)との二相溶液中の4−(((1R,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩(手順28に記載されているように得た)(20.0mg,0.039mmol)の溶液に、チオホスゲン(3.3μL,0.043mmol)を加えた。その反応
混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮することにより、所望の粗生成物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:522.3[M+H
+].
【0433】
4−(((1R,4R)−4−(2−アセチルヒドラジン−1−カルボチオアミド)シクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:THF(2.0mL)およびDMF(0.1mL)中の粗6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1R,4R)−4−イソチオシアナトシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(20.2mg,0.039mmol)の溶液に、アシルヒドラジン(4.8mg,0.058mmol)を加えた。その反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮することにより、所望の粗生成物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:596.1[M+H
+].
【0434】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1R,4R)−4−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:DMF(1.5mL)中の粗4−(((1R,4R)−4−(2−アセチルヒドラジン−1−カルボチオアミド)シクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(23.1mg,0.039mmol)の溶液に、EDC(24.1mg,0.16mmol)およびトリエチルアミン(43.3μL,0.31mmol)を加えた。その反応混合物を室温で60時間撹拌し、次いで、濾過し、直接、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終化合物を得た。
ES/MS:562.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.02 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.87
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.43 (ddd, J = 49.2, 9.5, 2.0 Hz, 1H), 4.04 - 3.81 (m, 2H), 3.59 - 3.41 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 2.31 - 2.15 (m, 4H), 1.72 - 1.53 (m, 4H), 1.30 (d, J = 1.6 Hz,
6H).
手順40:実施例268:
メチル((1R,4R)−4−((5−((シアノメチル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
4−(((1R,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(シアノメチル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ニコチンアミド:tert−ブチル((1R,4R)−4−((5−((シアノメチル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート(14mg,0.02mmol)を1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール(0.1mL)に溶かした。その反応混合物を150℃で4時間、熱的に加熱した。その反応物を冷却し、真空中で濃縮することにより、所望の粗生成物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:415.2[M+H
+].
【0436】
メチル((1R,4R)−4−((5−((シアノメチル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメート:4−(((1R,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩を4−(((1R,4R)−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(シアノメチル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ニコチンアミドで置き換え、塩化アセチルをクロロギ酸メチルで置き換えて、手順29に記載されているように、メチル((1R,4R)−4−((5−((シアノメチル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメートを調製した。
ES/MS:473.3[M+H
+].
1H NMR (499 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.02 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.92
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.37 (s, 2H), 3.90 - 3.79 (m, 1H), 3.64 (s, 3H), 3.54 - 3.47 (m, 1H), 2.22 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 2.08 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 1.56 (tt, J = 24.3, 12.1 Hz, 4H).
手順41:実施例377:
(R)−4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イルアミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化139】
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【0437】
(R)−4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:ジメチルホルムアミド(1.2mL)中の、(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(50mg,0.17mmol)、2−アミノベンゾチアゾール(77mg,0.51mmol)および炭酸セシウム(195mg,0.60mmol)の混合物を室温で48時間撹拌した。EtOAcを加え、固体をセライトでの濾過によって除去した。濾液を濃縮し、得られた油状物を分取HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。所望の画分を濃縮し、EtOAcに溶解した。飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した後、有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮することにより、生成物を得た。
ES/MS:409.3(M+H
+).
【0438】
(R)−4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イルアミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:1mLのDME中の、(R)−4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(29mg,0.07mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(25mg,0.09mmol)、XPhos Pd
G3(6mg)および2Mリン酸三カリウム(0.15ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:516.1(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.85 (s, 1H), 8.66 (d, J = 10.4 Hz, 2H), 7.93 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.50
(t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.35 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.49 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.2 Hz, 1H), 3.99 (dd, J =
36.0, 14.6 Hz, 1H), 3.58 (dd, J = 15.3, 9.4 Hz, 1H), 1.32 (d, J
= 1.6 Hz, 6H).
手順42:実施例373:
(R)−4−((3−カルバモイルビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化140】
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【0439】
(R)−6−クロロ−4−((3−シアノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:(R)−6−クロロ−4−((3−シアノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを、適切な出発原料(複数可)を使用して実施例2に従って調製した。
【0440】
(R)−4−((3−カルバモイルビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:DMSO(1mL)中の、(R)−6−クロロ−4−((3−シアノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(36mg,0.10mmol)、炭酸カリウム(135mg,0.98mmol)および過酸化水素30%水溶液(0.1mL,0.98mmol)の混合物を室温で3時間撹拌した。得られた溶液を濾過し、分取HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。所望の画分を凍結乾燥することにより、生成物を得た。
ES/MS:385.1(M+H
+).
【0441】
(R)−4−((3−カルバモイルビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:1mLのDME中の、(R)−4−((3−カルバモイルビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(35mg,0.07mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(25mg,0.09mmol)、XPhos Pd G3(5mg)および2Mリン酸三カリウム(0.064ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:492.1(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.84 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 7.93 (d, J = 5.1
Hz, 1H), 7.23 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.0, 9.4, 2.0 Hz, 1H), 3.93 (ddd, J = 36.5, 14.6, 2.1 Hz, 1H), 3.47 (td, J =
15.8, 9.4 Hz, 1H), 2.61 (s, 6H), 1.28 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順43:実施例369:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−イソプロピル−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化141】
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【0442】
6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸:6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸を、適切な出発原料(複数可)を使用して手順1に従って調製した。
【0443】
Tert−ブチル6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート:トルエン(11mL)中の6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸(1.35g,6.23mmol)の溶液を90℃に加熱した。トルエン(11mL)中のN,N−ジメチルホルムアミド(diemthylformamide)ジ−tert−ブチルアセタール(7.63g,37.5mmol)を2時間にわたって滴下添加した。得られた溶液を90℃で12時間撹拌し、室温に冷却した。その反応混合物をEtOAcで希釈し、5%塩化リチウム水溶液で洗浄した(3回)。水層をEtOAcで逆抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をSiO
2クロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望のエステルを得た。
ES/MS:271.4(M+H
+).
【0444】
Tert−ブチル6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート:10mLのDME中の、tert−ブチル6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート(300mg,1.1mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(374mg,1.4mmol)、XPhos Pd G3(76mg)および2Mリン酸三カリウム(1.0ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。その反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。水層をEtOAcで逆抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をSiO
2クロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望のエステルを得た。
ES/MS:378.0(M+H
+).
【0445】
Tert−ブチル6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート:DCE(6mL)中のtert−ブチル6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート(399mg,1.06mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(trifluroacetic acid)(0.8mL,10.5mmol)を加え、得られた溶液を6時間、80℃に加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、水で希釈し、濃縮した。得られた固体を濾過し、水で洗浄し、ジクロロメタンとメタノールの混合物に溶解し
た。次いで、その溶液をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。次いで、得られた粗生成物をさらに精製せずに使用した。
ES/MS:322.2(M+H
+).
【0446】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−イソプロピル−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド:DMF(1mL)中のtert−ブチル6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチネート(10mg,0.03mmol)の溶液に、HATU(14.6mg,0.04mmol)およびイソプロピルアミン(0.02mL,0.23mmol)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、次いで、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:363.3(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.65 (dd, J = 2.2, 0.4 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 7.98 (dd, J = 5.1, 0.5 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.21
(td, J = 7.4, 6.6, 5.6 Hz, 1H), 4.17 - 4.09 (m, 1H), 1.40 (d, J
= 6.4 Hz, 6H), 1.28 (d, J = 6.6 Hz, 6H).
手順44:実施例351:
(1S,3S)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチルメチルカルバメート
【化142】
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【0447】
メチル6−クロロ−4−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロブチル)アミノ)ニコチネート:メチル6−クロロ−4−(((1s,3s)−3−ヒドロキシシクロブチル)アミノ)ニコチネートを、適切な出発原料(複数可)を使用して手順1に従って調製した。
【0448】
メチル6−クロロ−4−(((1S,3S)−3−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)シクロブチル)アミノ)ニコチネート:DCE(3mL)およびピリジン(0.5mL)中のメチル6−クロロ−4−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロブチル)アミノ)ニコチネート(151mg,0.58mmol)の溶液に、クロロギ酸4−ニトロフェニル(142mg,0.70mmol)を加えた。その反応物を18時
間撹拌し、次いで、セライトで濾過した。次いで、濾液を濃縮し、得られた物質をSiO
2クロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望のカーボネートを得た。
ES/MS:422.2(M+H
+).
【0449】
メチル6−クロロ−4−(((1S,3S)−3−((メチルカルバモイル)オキシ)シクロブチル)アミノ)ニコチネート:DCE(1mL)中のメチル6−クロロ−4−(((1S,3S)−3−(((4−ニトロフェノキシ)カルボニル)オキシ)シクロブチル)アミノ)ニコチネート(60mg,0.14mmol)の溶液に、メチルアミン(2MのTHF溶液、0.15mL,0.3mmol)を加えた。その反応物を室温で48時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈した。炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、有機層をNs
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗製物質をSiO
2クロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望のカルバメートを得た。
ES/MS:314.2(M+H
+).
【0450】
(1S,3S)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチルメチルカルバメート:メチル6−クロロ−4−(((1s,3s)−3−((メチルカルバモイル)オキシ)シクロブチル)アミノ)ニコチネートから出発して、(1S,3s)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチルメチルカルバメートを、適切な出発原料(複数可)を使用して手順1に従って調製した。
ES/MS:510.3(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.70 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.77
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.43 (ddd, J = 49.1, 9.4, 2.1 Hz, 1H), 4.07 (p, J = 7.8 Hz, 1H), 4.02 - 3.83 (m, 1H), 3.58 -
3.40 (m, 1H), 3.19 - 3.05 (m, 2H), 2.69 (s, 3H), 2.19 (q, J = 9.3 Hz, 2H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).(溶媒によって不明瞭な1H)
手順45:実施例345:
N−(3−アミノ−3−メチルブチル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化143】
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【0451】
Tert−ブチル(4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2−メチルブタン−2−イル)カルバメート:Tert−ブチル(4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2−メチルブタン−2−イル)カルバメートを、適切な出発原料(複数可)を使用して手順1に従って調製した。
【0452】
N−(3−アミノ−3−メチルブチル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド:DCE(1.4mL)中のtert−ブチル(4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2−メチルブタン−2−イル)カルバメート(205mg,0.35mmol)の溶液に、HCl(ジオキサン中4M,0.9mL,3.6mmol)を加えた。その反応物を室温で3時間撹拌し、次いで、濃縮乾固した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:488.6(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.69 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.93 (d, J = 5.0
Hz, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 3.52 - 3.43 (m, 2H), 2.32 -
2.18 (m, 6H), 2.02 - 1.83 (m, 8H), 1.41 (s, 6H).
手順46:実施例343:
メチル(4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2−メチルブタン−2−イル)カルバメート
【化144】
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【0453】
メチル(4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2−メチルブタン−2−イル)カルバメート:DMF(0.5mL)中の、N−(3−アミノ−3−メチルブチル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド(25mg,0.045mmol)の溶液に、n−エチルジイソプロピルアミン(0.075mL,0.43mmol)およびクロロギ酸メチル(0.006mL,0.078mmol)を加えた。得られた溶液を室温で30分間撹拌し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:546.4(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.69 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.91 (d, J = 5.1
Hz, 1H), 7.21 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 3.56 (s, 3H), 3.42 - 3.35 (m, 2H), 2.25 (t, J = 7.8 Hz, 6H), 2.05 - 1.96 (m, 2H), 1.90 (dd, J = 10.3, 5.7 Hz, 6H), 1.31 (s, 6H).
手順47:実施例337:
(R)−4−((4−ベンジルチアゾール−2−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化145】
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【0454】
(R)−4−((4−ベンジルチアゾール−2−イル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:ブチロニトリル(2mL)中の(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(50mg,0.17mmol)の溶液に、4−ベンジルチアゾール−2−アミン(50mg,0.26mmol)および炭酸セシウム(110mg,0.34mmol)を加えた。得られたスラリーを18時間、120℃に加熱した。冷却したら、反応物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。水層をEtOAcで逆抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。次いで、粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。得られた生成物の画分を濃縮し、MeOHに溶解し、PL−HCO3−MP SPEカラムによって中和した。濾液を濃縮することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:450.0(M+H
+).
【0455】
メチル(4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2−メチルブタン−2−イル)カルバメート:1mLのDME中の、(R)−4−((4−ベンジルチアゾール−2−イル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(29mg,0.06mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(23mg,0.08mmol)、XPhos Pd G3(4mg)および2Mリン酸三カリウム(0.1ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下において20分間加熱し、MeOHで希釈し、濃縮乾固した。粗生成物をSiO
2クロマトグラフィー(溶離剤:MeOH/CH
2Cl
2)によって精製した。次いで、得られた物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:566.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 9.68 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.32 (d, J = 3.4 Hz, 4H), 7.26 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 6.89 (s, 1H), 4.47 (ddd, J = 48.9, 9.2, 2.1 Hz, 1H), 4.11 (s, 2H), 3.98 (ddd, J
= 36.1, 14.5, 2.3 Hz, 1H), 3.61 - 3.49 (m, 1H), 1.31 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順48:実施例338:
(R)−2−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5
−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミド
【0456】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
メチル(R)−2−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)チアゾール−4−カルボキシレート:メチル(R)−2−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)チアゾール−4−カルボキシレートを、適切な出発原料(複数可)を使用して手順48に従って調製した。
【0457】
(R)−2−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミド:MeOH(0.5mL)中のメチル(R)−2−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)チアゾール−4−カルボキシレート(44mg,0.1mmol)の溶液に、メチルアミン(THF中2M,0.3mL,0.6mmol)および水酸化リチウム水溶液(2.5M,0.1mL,0.25mmol)を加えた。得られた混合物を室温で18時間撹拌し、真空中で濃縮した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製し、所望の画分を濃縮乾固した。得られたトリフルオロ酢酸塩を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、EtOAcで抽出した(3×)。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮することにより、所望のアミドを得た。
【0458】
(R)−2−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミド:0.5mLのDME中の、(R)−2−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−N−メチルチアゾール−4−カルボキサミド(10mg,0.02mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(12mg,0.05mmol)、XPhos Pd G3(3mg)および2Mリン酸三カリウム(0.05ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下において20分間加熱し、MeOHで希釈し、濾過し、濃縮乾固した。次いで、得られた物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:523.1(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 9.78 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.94 (d, J = 5.0
Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.17 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.57 - 4.32 (m, 1H), 3.97 (dd, J = 35.4, 13.6 Hz, 1H), 3.61 - 3.39 (m, 1H), 2.94 (s, 3H), 1.31 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順49:実施例334:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−(2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル)ニコチンアミド
【化147】
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【0459】
エチル6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチネート:ブチロニトリル(butryonitrile)(24mL)中のエチル4,6−ジクロロニコチネート(1.86g,8.45mmol)の溶液に、1−アミノビシクロ[2.2.2]オクタン−4−オール塩酸塩(1g,5.63mmol)および炭酸セシウム(3.67g,11.3mmol)を加えた。得られたスラリーを密封し、24時間、120℃に加熱した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。水層をEtOAcで逆抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。粗製物質をSiO
2クロマトグラフィー(溶離剤:MeOH/CH
2Cl
2)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:325.6(M+H
+).
【0460】
6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチン酸:EtOH(40mL)中のエチル6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチネート(1.37g,4.22mmol)の溶液に、水酸化リチウム(2.5MのH
2O溶液,4.25mL,10.6mmol)を加えた。得られた溶液を3時間、50℃に加熱し、室温に冷却し、2M塩酸(5.3mL)で中和した。得られた溶液を濃縮乾固し、0℃の水で希釈した。得られた固体を濾過し、水で洗浄した。得られた生成物を真空中で乾燥させ、さらに精製せずに使用した。
ES/MS:297.5(M+H
+).
【0461】
メチル(6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチノイル)グリシネート:DMF(5mL)中の6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチン酸(3
00mg,1.0mmol)の溶液に、グリシンメチルエステル塩酸塩(190mg,1.5mmol)、HATU(577mg,1.5mmol)およびDIPEA(0.5mL,2.9mmol)を加えた。得られた混合物を室温で18時間撹拌し、EtOAcで希釈した。得られた溶液を50%NH
4Cl水溶液で洗浄した(2回)。得られた水層をEtOAcで逆抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。粗製物質をSiO
2クロマトグラフィー(溶離剤:MeOH/CH
2Cl
2)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:368.6(M+H
+).
【0462】
6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−(2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル)ニコチンアミド:MeOH(9mL)中のメチル(6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチノイル)グリシネート(343mg,0.93mmol)の溶液に、2.5M水酸化リチウム水溶液(0.95mL,2.38mmol)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、2M塩酸(hydrochloride acid)で中和した(neutrailized)。得られた溶液を濃縮乾固し、さらに精製せずに使用した。
【0463】
DMF(1.5mL)中のその粗酸(crude acid)(38mg,0.1mmol)の
溶液に、メチルアミン(THF中2M,0.2mL,0.4mmol)、HATU(62mg,0.16mmol)およびDIPEA(0.05mL,0.32mmol)を加えた。得られた溶液を室温で18時間撹拌し、EtOAcで希釈し、50%NH
4Cl水溶液で洗浄した(2回)。得られた水層をEtOAcで逆抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。粗製物質をSiO
2クロマトグラフィー(溶離剤:MeOH/CH
2Cl
2)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:367.1(M+H
+).
【0464】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−(2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル)ニコチンアミド:0.75mLのDME中の、6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−(2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル)ニコチンアミド(15mg,0.04mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(10mg,0.04mmol)、XPhos Pd G3(3mg)および2Mリン酸三カリウム(0.04ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下において20分間加熱し、MeOHで希釈し、濾過し、濃縮乾固した。次いで、得られた物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:474.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.77 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.71 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.93 (d, J = 5.0
Hz, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.00 (s, 2H), 2.78 (s, 3H), 2.30 - 2.17 (m, 6H), 1.90 (dd, J = 10.1, 5.9 Hz, 6H).
手順50:実施例399:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化148】
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2−クロロエチル(R)−(4−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)カルバメート:
【0465】
MeCN(3mL)およびDMF(1mL)中の、(R)−4−((4−アミノビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩(150mg,0.34mmol)およびDIPEA(1.57mL,9mmol)の懸濁液に、クロロギ酸2−クロロエチル(98.5mg,0.69mmol)を加えた。次いで、反応物を1時間撹拌し、EtOAc(30mL)で希釈し、炭酸水素ナトリウム溶液およびブラインで洗浄した。有機層を濃縮することにより、所望の生成物を得て、それをさらに精製せずに使用した。ES/MS:505.2(M+H
+).
(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド:
【0466】
2−クロロエチル(R)−(4−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)カルバメート(40mg,0.08mmol)をDMF(4mL)に溶解し、DBU(60.3mg,0.4mmol)をその溶液に加えた。次いで、それを3時間、100℃に加熱し、室温に冷却し、濾過した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:469.2(M+H
+).
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド
【0467】
1mLのDME中の、(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−オキソオキサゾリジン−3−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド(37mg,0.08mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(43mg,0.16mmol)、XPhos Pd G3(7mg)および2Mリン酸三カリウム(0.08ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:453.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.38 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 8.32 -
8.25 (m, 2H), 8.19 (dd, J = 2.3, 0.9 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 4.8, 1.0 Hz, 1H), 6.93 (dd, J = 4.8, 0.9 Hz, 1H), 4.46 - 4.24 (m, 1H), 4.19 (dd, J = 8.9, 6.8 Hz, 2H), 3.85 (ddd, J = 30.8, 14.6, 3.0 Hz, 1H), 3.61 - 3.56 (m, 2H), 3.48 - 3.40 (m, 1H), 2.11 (s, 12H), 1.28 - 1.19 (m, 6H).
手順51:実施例416:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(メチルカルバモイル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化149】
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(R)−4−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸:
【0468】
メチル(R)−4−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボキシレート(800mg,2mmol)を2mLのTHFおよび1mLのMeOHに溶解した。水酸化リチウム(43.5mg,2mmol)を加え、その混合物を室温で撹拌した。完了したら、溶媒を減圧下で除去し、1N HClを加えた。生成物を酢酸エチルに抽出した。減圧下で溶媒を除去して、粗生成物を得て、さらに精製せずに使用した。
ES/MS:428.4(M+H
+).
(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(メチルカルバモイル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド:
【0469】
1mLのDMF中の、(R)−4−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸(30mg,0.07mmol)、メチルアミン(THF中2M、11mg,0.35mmol)、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(53.3mg,0.14mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.09ml,0.49mmol)の混合物を室温で1時間撹拌した。その反応物をEtOAcで希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(2×)。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固した。粗製物質を直接、次の工程で使用した。
ES/MS:441.3(M+H
+).
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(メチルカルバモイル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド
【0470】
1mLのDME中の、(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(メチルカルバモイル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド(31mg,0.07mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(38mg,0.14mmol)、XPhos Pd G3(7mg)および2Mリン酸三カリウム(0.07ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:548.4(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (s, 2H), 8.54 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.93 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.40
(dd, J = 48.7, 9.0 Hz, 1H), 3.91 (dd, J = 36.5, 14.5 Hz, 1H), 3.72 (p, J = 6.6 Hz, 1H), 3.56 - 3.40 (m, 1H), 2.73 (d, J = 3.8 Hz, 3H), 2.18 (t, J = 7.8 Hz, 6H), 2.02 (t, J = 7.4 Hz, 6H), 1.28 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順52:実施例405:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−オキソアゼチジン−1−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−((4−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)プロパン酸:
【0471】
MeCN(4mL)中の(R)−4−((4−アミノビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩(300mg,0.69mmol)の溶液に、アクリル酸(497mg,6.9mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(891mg,6.9mmol)を加えた。その反応物を4時間、80℃に加熱した。溶媒を真空中で除去し、粗製物質を高真空によって一晩乾燥させることにより、所望の生成物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:471.2(M+H
+).
(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−オキソアゼチジン−1−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド:
【0472】
MeCN(30mL)中の、(R)−3−((4−((2−クロロ−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)プロパン酸(250mg,0.53mmol)および炭酸水素ナトリウム(1646mg,26.5mmol)の懸濁液に、塩化メタンスルホニル(608mg,5.3mmol)を加えた。その混合物を一晩加熱還流し、室温に冷却し、真空中で濃縮した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:453.3(M+H+).
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−オキソアゼチジン−1−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド:
【0473】
1mLのDME中の、(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−オキソアゼチジン−1−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド(12mg,0.026mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(14.3mg,0.053mmol)、XPhos Pd G3(3mg)および2Mリン酸三カリウム(0.03ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:560.4(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.85 - 8.69 (m, 2H), 8.54 (s, 1H),
8.35 (s, 1H), 7.93 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.40 (ddd, J = 49.1, 9.4, 2.1 Hz, 1H), 3.91 (ddd, J = 36.5, 14.5, 2.1 Hz, 1H), 3.46 (ddd, J = 15.7, 14.6, 9.4 Hz, 1H), 2.79 (t,
J = 4.0 Hz, 2H), 2.19 (dt, J = 24.1, 6.2 Hz, 12H), 1.28 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順53:実施例417および実施例418:
【0474】
4−((3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イルアセテートおよび4−((5−(((R)−3−アセトキシ−2−フルオロ−3−メチルブチル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イルアセテート
【化151】
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【0475】
4−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イルアセテートおよび4−((5−(((R)−3−アセトキシ−2−フルオロ−3−メチルブチル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イルアセテート:
【0476】
無水酢酸(3mL)中の6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−
ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド(130mg,0.26mmol)を8時間、100℃に加熱した。溶媒を真空中で除去し、粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
4−((5−(((R)−3−アセトキシ−2−フルオロ−3−メチルブチル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イルアセテート:
【0477】
実施例417:ES/MS:591.4(M+H+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.72 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.94 (d, J = 5.1
Hz, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.74 (dd, J = 9.4, 2.0 Hz, 1H), 3.88 (ddd, J = 36.8, 14.6, 2.0 Hz, 1H), 3.50 (ddd, J = 16.3,
14.6, 9.4 Hz, 1H), 2.28 (s, 12H), 2.01 (s, 3H), 1.56 (d, J = 1.7
Hz, 6H).
4−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イルアセテート:
【0478】
実施例418:ES/MS:548.4(M+H+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.72 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.94 (d, J = 5.0
Hz, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.40 (ddd, J = 49.1, 9.4, 2.1 Hz, 1H), 3.90 (ddd, J = 36.5, 14.5, 2.1 Hz, 1H), 3.55 - 3.38 (m, 1H), 2.28 (s, 12H), 1.97 (s, 3H), 1.28 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順54:実施例414:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−メトキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−メトキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド:
【0479】
アセトニトリル(1mL)中の6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド(25mg,0.049mmol)の懸濁液に、ヨードメタン(70mg,0.5mmol)および酸化銀(I)(22.9,0.1mmol)を加えた。その混合物を一晩撹拌し、濾過し、濃縮した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:521.2(M+H+).
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.43 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.38 -
8.23 (m, 2H), 8.20 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.90 (dd, J = 4.9, 2.2
Hz, 1H), 6.98 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.74 - 4.41 (m, 1H), 4.13 -
3.91 (m, 1H), 3.73 - 3.39 (m, 1H), 2.30 - 2.11 (m, 6H), 1.88 (dq, J = 7.5, 4.5, 4.0 Hz, 6H), 1.33 - 1.22 (m, 6H).
手順55:実施例386:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化153】
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6−クロロ−N−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【0480】
THF(1mL)中の、メチル6−クロロ−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチネート(78mg,0.27mmol)および6−アミノニコチノニトリル(33mg,0.27mmol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(33.8mg,0.3mmol)を加えた。その混合物を2時間撹拌し、1N HClで酸性化し、真空中で濃縮した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:372.2(M+H+).
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:
【0481】
1mLのDME中の、(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−オキソアゼチジン−1−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド(13mg,0.035mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(18.8mg,0.7mmol)、XPhos Pd G3(5mg)および2Mリン酸三カリウム(0.035ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:479.3(M+H+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.80 (s, 1H), 8.77 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.75 (dd, J = 2.3, 0.9 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.2 Hz, 1H),
8.38 (dd, J = 8.8, 0.9 Hz, 1H), 8.20 (dd, J = 8.8, 2.3 Hz, 1H),
8.06 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.23 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.27 (dt, J = 9.6, 5.3 Hz, 1H), 4.14 (s, 1H), 2.18 - 1.84 (m,
2H), 1.83 - 1.68 (m, 4H), 1.46 - 1.23 (m, 2H).
手順56:実施例412:
(R)−4−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イルメチルカルバメート
【化154】
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(R)−4−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イルメチルカルバメート:
【0482】
DCM(1mL)およびピリジン(2mL)中の、(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド(100mg,0.2mmol)、4−ニトロフェニルカルボノクロリデート(120mg,0.6mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(73mg,0.6mmol)の溶液を、r.t.で一晩撹拌した。その混合物にメチルアミンを加えた。溶媒を除去し、粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:564.5(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (s, 2H), 8.55 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.94 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.40
(ddd, J = 49.1, 9.4, 2.1 Hz, 1H), 3.90 (ddd, J = 36.4, 14.6, 2.2
Hz, 1H), 3.47 (ddd, J = 16.0, 14.5, 9.4 Hz, 1H), 2.64 (s, 3H), 2.26 (s, 12H), 1.28 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順57:実施例528および529:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化155】
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【0483】
6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((S)−3−オキソシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(0.30g,0.80mmol)をDCM(6mL)に溶解し、その後、デス・マーチン・ペルヨージナン(0.41g,0.96mmol)を一度に加え、得られた混合物を室温で撹拌した。30分後、その反応混合物をNaHCO
3飽和水溶液(20mL)に注ぎ込み、EtOAcで2回抽出した(2×25mL)。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:372.2[M+H
+].
【0484】
6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((S)−3−オキソシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(0.20g,0.54mmol)をTHF(5mL)に溶解し、氷/水浴を用いて0℃にした。次いで、MeMgCl(THF中3.0M,0.72mL,2.2mmol)を0℃において滴下添加した。30分後、その反応混合物を慎重に水(1mL)でクエンチし、室温に加温し、水(10mL)に注ぎ込んだ。得られた混合物をEtOAcで抽出し(2×25mL)、合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、未反応の出発ケトンとの混合物として溶出する1つのジアステレオマーおよび純粋に分離された第2のジアステレオマーとを含む所望の生成物を得た。
ES/MS:388.3[M+H
+]
【0485】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(実施例528および529):(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミドの代わりに6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミドを用いて手順1の最終工程に記載されているように、6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S)−3−ヒドロキシ−3−メチルシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミドの各異性体を別々に、最終化合物(実施例528および
実施例529)へと仕上げた。
【0486】
実施例528:ES/MS:495.4[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.64 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.46 (s, 1H), 7.97 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.80
(s, 1H), 7.20 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 4.28 - 4.13 (m, 1H), 4.04 - 3.81 (m, 1H), 3.52 - 3.36
(m, 1H), 2.04 - 1.85 (m, 2H), 1.85 - 1.65 (m, 3H), 1.62 - 1.48 (m, 1H), 1.29 (s, 3H), 1.28 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
【0487】
実施例529:ES/MS:495.4[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.04 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.89
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.41 (ddd, J = 49.1, 9.4, 2.1 Hz, 1H), 4.18 - 4.04 (m, 1H), 4.01 - 3.79 (m, 1H), 3.58 - 3.40
(m, 1H), 2.22 - 2.02 (m, 2H), 2.00 - 1.82 (m, 1H), 1.78 - 1.65 (m, 2H), 1.53 - 1.32 (m, 3H), 1.30 - 1.25 (m, 9H).
手順58:実施例524:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3R)−3−モルホリノシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【0488】
【化156】
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6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3R)−3−モルホリノシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:4−(((1S,3R)−3−アミノシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(27mg,TFA塩,0.045mmol)((1R,3r,5S)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル((1R,3S)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバメートを用いて手順14に記されているように得た)をアセトニトリル(1mL)に溶解し、その後、炭酸カリウム(31mg,0.23mmol)および1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)エタン(13mg,0.057mmol)を加えた。反応バイアルを密封し、18時間、80℃に加熱した。その反応混合物をEtOAcと水とに分配した。層を分離し、水層をEtOAcでさらに2回抽出した。次いで、有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、得られた粗残渣とともに濃縮し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)に
よって精製した。生成物の画分を合わせ、凍結乾燥することにより、最終生成物を得た。ES/MS:550.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.77 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.03 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.88
(s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.41 (ddd, J = 49.1, 9.4, 2.0 Hz, 1H), 4.23 - 3.98 (m, 4H), 3.99 - 3.83 (m, 1H), 3.82 - 3.70
(m, 4H), 3.58 - 3.42 (m, 3H), 2.64 - 2.54 (m, 1H), 2.29 - 2.17 (m, 2H), 2.17 - 2.05 (m, 1H), 1.79 - 1.38 (m, 4H), 1.28 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順59:実施例515、516および517:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−(メチルスルホニル)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−(メチルスルホニル)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:4つのジアステレオマーの混合物としての6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−(メチルスルホニル)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(140mg,0.26mmol)(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミドの代わりに6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−(メチルスルホニル)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミドを用いて手順2に記されているように得た)を、キラルSFCを用いて精製することにより、2つの純粋なジアステレオマーおよび混合物としての2つのジアステレオマーを得た。
【0490】
実施例515:ES/MS:543.5[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.02 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.93
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.55 - 4.33 (m, 2H), 3.94 (ddd, J = 36.6, 14.5, 2.1 Hz, 1H), 3.62 - 3.43 (m, 1H), 3.41 - 3.31
(m, 1H), 2.98 (s, 3H), 2.36 - 2.21 (m, 2H), 2.21 - 2.10 (m, 1H),
2.09 - 1.98 (m, 1H), 1.98 - 1.84 (m, 3H), 1.83 - 1.69 (m, 1H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
【0491】
実施例516:ES/MS:543.4[M+H
+].
【0492】
実施例517:ES/MS:543.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.69 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.59 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.94
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.57 - 4.30 (m, 1H), 4.06 -
3.83 (m, 2H), 3.62 - 3.41 (m, 1H), 3.37 - 3.31 (m, 1H), 2.96 (s,
3H), 2.70 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 2.35 - 2.01 (m, 3H), 1.80 - 1.4
1 (m, 4H), 1.28 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順60:実施例510:
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((6−ヒドロキシ−6−メチルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)ニコチンアミド
【0493】
【化158】
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(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((6−オキソスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)ニコチンアミド:(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((6−ヒドロキシスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)ニコチンアミド(0.20g,0.52mmol)をDCM(10mL)に溶解し、その後、デス・マーチン・ペルヨージナン(0.26g,0.62mmol)を一度に加え、得られた混合物を室温で撹拌した。30分後、その反応混合物をNaHCO
3飽和水溶液(20mL)に注ぎ込み、EtOAcで2回抽出した(2×25mL)。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:384.3[M+H
+].
【0494】
(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((6−ヒドロキシ−6−メチルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)ニコチンアミド:(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((6−オキソスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)ニコチンアミド(0.14g,0.37mmol)をTHF(5mL)に溶解し、氷/水浴を用いて0℃にした。次いで、MeMgCl(THF中3.0M,0.43mL,1.3mmol)を0℃において滴下添加した。30分後、その反応混合物を慎重に水(1mL)でクエンチし、室温に加温し、水(10mL)に注ぎ込んだ。得られた混合物をEtOAcで抽出し(2×25mL)、合わせた有機物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:400.4[M+H
+]
【0495】
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((6−ヒドロキシ−6−メチルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)ニコチンアミド(実施例510):(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミドの代わりに(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((6−ヒドロキシ−6−メチルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)ニコチンアミドを用いて手順1の最終工程に記載されているように、(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((6−ヒドロキシ−6−メチルスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アミノ)ニコチンアミドを、最終化合物(実施例510)に仕上げた。
ES/MS:507.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.67
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.53 - 4.33 (m, 1H), 4.32 -
4.22 (m, 1H), 4.03 - 3.82 (m, 1H), 3.59 - 3.37 (m, 1H), 2.82 - 2.62 (m, 2H), 2.39 - 2.23 (m, 2H), 2.24 - 2.05 (m, 4H), 1.32 (s, 3H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順61:実施例505:
N−((1r,4S)−4−アクリルアミドシクロヘキシル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
Tert−ブチル((1r,4r)−4−(4,6−ジクロロニコチンアミド)シクロヘキシル)カルバメート:4,6−ジクロロニコチノイルクロリド(11.0g,52.1mmol)をDCM(150mL)に溶解し、0℃のDCM(100mL)中のtert−ブチル((1r,4r)−4−アミノシクロヘキシル)カルバメート(11.7g,54.7mmol)の溶液に1時間にわたって滴下添加した。10分後、その反応混合物を分液漏斗に加え、0.1N HCl(30mL)、次いでブライン(30mL)で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、粗生成物を得た。粗生成物をヘキサン/DCM(1:1)を用いて磨砕することにより、所望の化合物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
【0497】
N−((1r,4r)−4−アクリルアミドシクロヘキシル)−4,6−ジクロロニコチンアミド:Tert−ブチル((1r,4r)−4−(4,6−ジクロロニコチンアミド)シクロヘキシル)カルバメート(0.30g,0.77mmol)をDCM(2mL)およびTFA(1mL)に溶解し、25℃で撹拌した。10分後、その反応(reation)混合物を直接、濃縮乾固した。次いで、アミン中間体をDCM(6mL)に溶かし、その後、トリメチルアミン(0.32mL,2.3mmol)およびDMAP(4.7mg,0.038mmol)を加え、得られた溶液を0℃にした。次いで、3−クロロプロパノイルクロリド(0.081mL,0.85mmol)を加え、その後、冷浴を除去し、その反応混合物を1時間にわたって25℃まで加温した。その反応混合物を水(5mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(3×5mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:342.1[M+H
+].
【0498】
N−((1r,4S)−4−アクリルアミドシクロヘキシル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(実施例505):(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドの代わりにN
−((1r,4r)−4−アクリルアミドシクロヘキシル)−4,6−ジクロロニコチンアミドを用いて手順2の最終2工程に記載されているように、N−((1r,4r)−4−アクリルアミドシクロヘキシル)−4,6−ジクロロニコチンアミドを、最終化合物(実施例505)に仕上げた。
ES/MS:528.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.01 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.90
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 6.28 - 6.14 (m, 2H), 5.65 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.31 - 4.15 (m, 1H), 4.15 - 4.03 (m, 1H), 3.95 - 3.82 (m, 1H), 3.82 - 3.66 (m, 1H), 2.12 - 1.96 (m, 6H), 1.97
- 1.84 (m, 1H), 1.82 - 1.73 (m, 1H), 1.73 - 1.63 (m, 4H), 1.62 - 1.30 (m, 4H).
手順62:実施例501:
(1R,3S)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロヘキシルアセテート
【化160】
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【0499】
N−((1r,4S)−4−アクリルアミドシクロヘキシル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(実施例501):6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(実施例2、48mg,0.10mmol)を25℃のTHF(1mL)に溶解した。この溶液に、DIPEA(0.087mL,0.50mmol)を加えた後、無水酢酸(0.094mL,1.0mmol)を加えた。15分後、その反応混合物を水(3mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(3×5mL)。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:523.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.59 (s, 1H), 7.94 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.79
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 5.20 - 5.05 (m, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.1, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 4.30 - 4.11 (m, 1H), 3.93 (ddd, J
= 36.4, 14.6, 2.1 Hz, 1H), 3.58 - 3.41 (m, 1H), 2.27 - 2.15 (m,
1H), 2.12 - 2.06 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 1.95 - 1.70 (m, 5H), 1.70 - 1.55 (m, 1H), 1.28 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順63:実施例493:
N−(2−アセトアミドチアゾール−4−イル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【0500】
【化161】
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N−(2−アミノチアゾール−4−イル)−6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド:20mLのDMF中の、6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチン酸(0.15g,0.70mmol)、2,4−ジアミノチアゾール塩酸塩(0.21g,1.4mmol)、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(0.32g,0.84mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.40ml,2.3mmol)の混合物を室温で1時間撹拌した。水を加え、生成物を酢酸エチルに抽出した。その酢酸エチル溶液を減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
ES/MS:312.1(M+H
+).
【0501】
N−(2−アセトアミドチアゾール−4−イル)−6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド:N−(2−アミノチアゾール−4−イル)−6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(50mg,0.16mmol)を25℃のDMF(1mL)に溶解した。この溶液に、DIPEA(0.084mL,0.48mmol)を加えた後、塩化アセチル(0.013mL,0.18mmol)を加えた。30分後、その反応混合物を水(3mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(3×5mL)。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:354.3(M+H
+).
【0502】
N−(2−アセトアミドチアゾール−4−イル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(実施例493):(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミドの代わりにN−(2−アセトアミドチアゾール−4−イル)−6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミドを用いて手順1の最終工程に記載されているように、N−(2−アセトアミドチアゾール−4−イル)−6−クロロ−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミドを、最終化合物(実施例493)に仕上げた。
ES/MS:461.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.81 (s, 1H), 8.74 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.97
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 4.28 - 4.08 (m, 1H), 2.14 (s, 3H), 1.44 (d, J = 6.4 Hz, 6H).
手順64:実施例479:
4−((3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6
−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((1r,4r)−4−(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)ニコチンアミド
【化162】
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【0503】
(1r,4r)−4−(4−((3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−クロロニコチンアミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸:メチル(1r,4r)−4−(4−((3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−クロロニコチンアミド)シクロヘキサン−1−カルボキシレート(0.097g,0.22mmol)(3−メチルオキセタン−3−アミンの代わりにN−(3−アミノビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アセトアミドを用い、(R)−4−アミノ−3−フルオロ−2−メチルブタン−2−オール塩酸塩の代わりにメチル(1r,4r)−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボキシレートを用いて手順1の工程1〜3に記載されているように得た)をエタノール(2mL)に溶解し、その後、水酸化リチウム(16mg,0.69mmol)を水溶液(0.8mL)として加えた。得られた溶液を2時間撹拌し、この時点において、エタノールを除去し、残りの水溶液を、1.0M HClを用いてpH3〜4に調整し、所望の生成物を濾過により回収した。ES/MS:421.3(M+H
+).
【0504】
4−((3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−クロロ−N−((1r,4r)−4−(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)ニコチンアミド:1mLのDMF中の、(1r,4r)−4−(4−((3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−クロロニコチンアミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(23mg,0.055mmol)、メチルアミン塩酸塩(4.4mg,0.066mmol)、1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(25mg,0.066mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03ml,0.16mmol)の混合物を室温で10分間撹拌した。水を加え、生成物を酢酸エチルに抽出した。その酢酸エチル溶液を減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
ES/MS:434.2(M+H
+).
【0505】
4−((3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((1r,4r)−4−(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)ニコチンアミド(実施例479):(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミドの代わりに4−((3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−クロロ−N−((1
r,4r)−4−(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)ニコチンアミドを用いて手順1の最終工程に記載されているように、4−((3−アセトアミドビシクロ[1.1.1]ペンタン−1−イル)アミノ)−6−クロロ−N−((1r,4r)−4−(メチルカルバモイル)シクロヘキシル)ニコチンアミドを、最終化合物(実施例479)に仕上げた。
ES/MS:541.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.79 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.77 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 7.95 (d, J = 5.2
Hz, 1H), 7.23 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 3.97 - 3.79 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.65 (s, 6H), 2.26 - 2.13 (m, 1H), 2.09 (d, J = 12.2 Hz, 2H), 1.97 (s, 3H), 1.92 (d, J = 13.0 Hz, 2H), 1.73 - 1.54 (m, 2H), 1.50 - 1.31 (m, 2H).
手順65:実施例381:
(R)−4−((4−((アミノオキシ)カルボニル)フェニル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化163】
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【0506】
(R)−4−((4−カルバモイルフェニル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:(R)−6−クロロ−4−((4−シアノフェニル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(80mg,0.21mmol)(手順24に記載されているように合成した)をDMSO(2mL)に溶解した。次いで、炭酸カリウム(0.29g,2.1mmol)および30%H
2O
2(0.22mL,2.1mmol)を加え、その反応混合物を25℃で一晩撹拌した。次いで、その反応混合物をEtOAcと水とに分配し、有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過濃縮し、逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、表題化合物を得た。
ES/MS:395.17[M+H
+].
【0507】
(R)−4−((4−((アミノオキシ)カルボニル)フェニル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(実施例381):(R)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ニコチンアミドの代わりに(R)−4−((4−カルバモイルフェニル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを用いて手順1の最終工程に記載されたのと同一の様式で、(R)−4−((4−((アミノオキシ)カルボニル)フェニル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを合成した。
ES/MS:502.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (s, 1H), 8.69 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.60 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.06 (d, J = 8.5
Hz, 2H), 7.84 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.15 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.47 (dd, J = 49.1, 7.4 Hz, 1H), 3.98 (
dd, J = 36.2, 15.1 Hz, 1H), 3.76 - 3.35 (m, 1H), 1.30 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順66:実施例535:
(R)−4−((4−アミノ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化164】
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【0508】
tert−ブチル(4−シアノ−4−(ジアリルアミノ)シクロヘキシル)カルバメート:0℃の0.5M DCE(33ml)中の、N−4−boc−アミノシクロヘキサノン(3.54g,16.6mmol)およびジアリルアミン(2.04ml,16.6mmol)の懸濁液に、チタン(iv)エトキシド(3.79g,16.6mmol)を加えた。その混合物を撹拌し、21時間、室温にゆっくり加温した。赤褐色の透明溶液を0℃に再冷却し、トルエン中1.0Mである1Mジエチルアルミニウムシアニド溶液(19.92ml)を、激しく撹拌しながら加えた。この混合物を室温に加温し、この温度で5時間撹拌した。その反応混合物を40mLのジクロロメタンおよび40mLの酢酸エチルで希釈した。セライト(4g)を加え、その混合物を0℃に再冷却した。水(10mL)を、激しく撹拌しながらゆっくり加えた。室温で5分間撹拌した後、無水硫酸ナトリウムを加え、その混合物をセライトのパッドで濾過し、次いで、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製した。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 5.87 (dtt, J = 16.7, 10.3, 6.2 Hz, 2H), 5.30 - 5.06 (m, 4H), 4.46 (s, 1H), 3.43 (m, 1H), 3.32 (tt,
J = 6.3, 1.4 Hz, 4H), 2.34 - 2.18 (m, 2H), 2.13 - 1.97 (m, 2H),
1.84 (dddd, J = 31.7, 11.2, 8.7, 3.6 Hz, 1H), 1.72 - 1.46 (m, 3H), 1.42 (s, 9H).
【0509】
tert−ブチル(4−(ジアリルアミノ)−4−メチルシクロヘキシル)カルバメート:tert−ブチル(4−シアノ−4−(ジアリルアミノ)シクロヘキシル)カルバメート(0.2g,0.63mmol)を0.2M 2−メチルテトラヒドロフラン(methyltetrahyrofuran)(3.2ml)に溶解し、氷水浴において冷却した後、臭化メチルマグネシウム(MeTHF中3.4M,0.58ml,1.97mmol)を加えた。その混合物を室温に加温し、この時点において、LC/MSは、ほぼ完了を示した。室温で14時間撹拌し続けた後、混合物を氷水浴において冷却し、飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、次いで、酢酸エチルで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、粗生成物を得た。
ES/MS:309.1[M+H
+].
【0510】
(R)−6−クロロ−4−((4−(ジアリルアミノ)−4−メチルシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:
tert−ブチル(4−(ジアリルアミノ)−4−メチルシクロヘキシル)カルバメート(0.14g,0.47mmol)を、0.2M 1,4−ジオキサン(2.33ml)中の塩化水素溶液(1,4−ジオキサン中4.0M,1.17ml,4.68mmol)で室温において16時間処理した。その反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、沈殿した生成物を真空濾過によって単離し、ジエチルエーテルで洗浄し、真空下で1時間乾燥させることにより、N1,N1−ジアリル−1−メチルシクロヘキサン−1,4−ジアミン塩酸塩(119.44mg,0.49mmol)を得た。これに、DMA(0.4ml)中の、(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(120mg,0.41mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.29ml,1.63mmol)を加えた。その混合物をマイクロ波照射下において160℃で30分間加熱した。粗反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。溶出した生成物溶液を飽和炭酸水素ナトリウムで塩基性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、生成物を遊離塩基として得た。
ES/MS:467.5[M+H
+].
(R)−4−((4−アミノ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【0511】
(R)−6−クロロ−4−((4−(ジアリルアミノ)−4−メチルシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(90mg)、ボロン酸エステル(78mg)、XPhos Pd G3(17mg)、2Mリン酸三カリウム(0.2ml)および0.15M DME(1.22ml)の混合物を1分間脱気し、次いで、マイクロ波照射下において125℃で25分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:494.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.67 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.05 - 7.99 (m, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.22 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.1, 9.5, 2.2 Hz, 1H), 4.07 (s, 1H), 3.91 (ddd, J = 36.5, 14.6, 2.2 Hz, 1H), 3.61 -
3.43 (m, 1H), 2.23 - 1.71 (m, 8H), 1.45 (s, 3H), 1.29 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順67:実施例542:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−((2,2,2−トリフルオロアセトアミド)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド
【化165】
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【0512】
4−(((1r,3R)−3−(アミノメチル)シクロブチル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:6mLの1,4−ジオキサン中のtert−ブチル(((1R,3r)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピ
リダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)カルバメート(475mg,実施例549)の溶液を、3.5mLの1,4−ジオキサン中の4M塩化水素溶液で処理した。その混合物を7時間撹拌した。ジエチルエーテルを加えることにより、塩を十分に沈殿させ、それを真空濾過により回収し、真空下で乾燥させた。この生成物をほとんどの実施例でさらに精製せずに使用したが、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によるさらなる精製も可能であり、それにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:466.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.03 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.67
(s, 1H), 7.20 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.59 - 4.29 (m, 2H), 3.92 (ddd, J = 36.4, 14.7, 2.1 Hz, 1H), 3.51 (ddd, J = 16.0, 14.5, 9.4 Hz, 1H), 3.22 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 2.74 (tt, J = 8.8, 4.5 Hz, 1H), 2.55 (ddd, J = 12.7, 7.4, 4.3 Hz, 2H), 2.41 (ddd, J = 13.2, 9.2, 6.4 Hz, 2H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
【0513】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−((2,2,2−トリフルオロアセトアミド)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド:DMF(0.15mL)中の、4−(((1r,3R)−3−(アミノメチル)シクロブチル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(13.5mg)、無水トリフルオロ酢酸(0.012mL)およびトリエチルアミン(0.015mL)の混合物を室温で撹拌した。反応を完了させるためには、さらなる無水トリフルオロ酢酸が必要であった。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:562.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (m, 2H), 8.58 (s, 1H), 7.98 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.56
- 4.31 (m, 2H), 3.94 (ddd, J = 36.6, 14.5, 2.1 Hz, 1H), 3.61 - 3.40 (m, 3H), 2.65 (dd, J = 8.2, 3.5 Hz, 1H), 2.48 (ddd, J = 11.8, 7.7, 3.8 Hz, 2H), 2.39 - 2.24 (m, 2H), 1.29 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順68:実施例545:
メチル(((1R,3r)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)カルバメート
【化166】
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【0514】
メチル(((1R,3r)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)カルバメート:17mLのジクロロメタン中の4−(((1r,3R)−3−(アミノメチル)シクロブチル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(
(R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(430mg)の懸濁液を、室温で激しく撹拌しながら、8.5mLの飽和炭酸水素ナトリウム溶液、次いで、クロロギ酸メチル(2.65ml,DCM中5%溶液)で処理した。その反応は、10分以内に完了する。その混合物をDCMで希釈した。水相を除去し、DCMで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:524.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.82
(s, 1H), 7.20 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.54 - 4.31 (m, 2H), 3.92 (ddd, J = 36.6, 14.5, 2.2 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.49 (ddd, J = 16.1, 14.5, 9.4 Hz, 1H), 3.35 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 2.54 (s, 1H), 2.50 - 2.38 (m, 2H), 2.34 - 2.15 (m, 2H), 1.29 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順69:実施例551:
N−(3−アセトアミド−2,2−ジフルオロプロピル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド
【化167】
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【0515】
N−(3−アミノ−2,2−ジフルオロプロピル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミドトリフルオロアセテート:3mLのDCMおよび1mLのトリフルオロ酢酸中のtert−ブチル(3−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド)−2,2−ジフルオロプロピル)カルバメート(172mg)の溶液を室温で1時間撹拌した。その混合物を飽和炭酸水素ナトリウムに注ぎ込み、酢酸エチルで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。水相を凍結乾燥し、その後、固体をメタノールで抽出することによって、さらなる生成物を得た。無機塩の混入に起因して質量が高くなるので、このようにして得られた粗生成物をさらに精製せずに100%の仮定収率で使用した。生成物の画分をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:414.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.60 - 8.51 (m, 2H), 8.47 (d, J =
2.2 Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.79 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.07 (d, J
= 4.8 Hz, 1H), 3.94 - 3.78 (m, 3H), 2.97 (t, J = 14.0 Hz, 2H),
1.34 (d, J = 6.4 Hz, 6H).
【0516】
N−(3−アセトアミド−2,2−ジフルオロプロピル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド:N−(3−アミノ−2,2−ジフルオロプロピル)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド(50%純度,33mg,)、1.1M炭酸水素ナトリウム(181.41μl)および0.1M DCM(399.1μl)の混合物を、塩化アセチル(4.27μl)を加えるとき、激しく撹拌した。さらなる部分の塩化アセチルによって、反応を完了させた。生成物をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:456.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.00 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.84
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.23 - 4.06 (m, 1H), 3.85 (t, J = 13.9 Hz, 2H), 3.78 - 3.62 (m, 2H), 2.02 (s, 3H), 1.40 (d, J = 6.4 Hz, 6H).
手順70:実施例620:
メチル(((1R,3r)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)(メチル)カルバメート
【化168】
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【0517】
メチル(((1R,3r)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)(メチル)カルバメート(実施例620):室温のDMF(3mL)中の6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−((メチルアミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド(120mg,0.25mmol、CF
3CH
2NH
2の代わりにTHF中の2.0M CH
3NH
2を用いて手順75に記載されているように調製した)の溶液に、DIPEA(0.22mL,1.25mmol)およびクロロギ酸メチル(47mg,0.50mmol)を加えた。10分後、その反応混合物を水(5mL)に注ぎ込み、EtOAcで抽出した(2×15mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、最終生成物をTFA塩として得た。
ES/MS:538.3[M+H]
+
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 7.98 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.75
(s, 1H), 7.20 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.43 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 4.25 (p, J = 8.0 Hz, 1H), 3.94 (ddd, J = 36.3, 14.5, 2.1 Hz, 1H), 3.67 (s, 3H), 3.60 - 3.43 (m, 1H), 3.39 (d, J = 7.0
Hz, 2H), 2.93 (s, 3H), 2.80 - 2.68 (m, 2H), 2.58 - 2.41 (m, 1H),
2.05 - 1.79 (m, 2H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 7H).
手順71:実施例622:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−((4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル)メチル)ニコチンアミド
【化169】
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【0518】
6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−((4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル)メチル)ニコチンアミド:THF(5mL)中のメチル2−((6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)メチル)オキサゾール−4−カルボキシレート(88mg,0.20mmol、適切な出発原料を用いて手順1に記載されているように調製した)の溶液に、塩化メチルマグネシウム(Et
2O中3.0M,0.34mL,1.0mmol)を室温で滴下添加した。15分後、水(5mL)をゆっくり加えることによって、その反応混合物をクエンチし、EtOAcで抽出した(2×15mL)。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:435.6[M+H]
+
【0519】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−((4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル)メチル)ニコチンアミド(実施例622):6−クロロ−N((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1S,3R)−3−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミドを6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−((4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル)メチル)ニコチンアミドで置き換えて手順2の最終工程に記載されているように、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−((4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)オキサゾール−2−イル)メチル)ニコチンアミドを調製した。
ES/MS:542.4[M+H]
+
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.70 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.93 (d, J = 5.1
Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.65 (s, 2H), 2.34 - 2.16 (m, 6H), 2.09 - 1.82 (m, 6H), 1.50 (s, 6H).
手順72:実施例638および実施例640:
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−(オキサゾール−5−イルメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド
【化170】
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【0520】
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−(オキサゾール−5−イルメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド:2つの異性体の混合物としての(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((3−(オキサゾール−5−イルメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド(20mg,0.039mmol)を、SFC OJ−Hカラム,共溶媒:30%MeOH/DEAを用いて分離した。
【0521】
ジアステレオマー1 実施例638:
ES/MS:518.4[M+H]
+
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.98 (d, J = 5.1
Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 6.92 (s, 1H), 4.57 - 4.30 (m, 2H), 4.08 - 3.83 (m, 1H), 3.58 - 3.42 (m, 1H), 3.08 - 2.95 (m, 2H), 2.88 - 2.73 (m, 1H), 2.59 - 2.43 (m, 2H), 2.42
- 2.30 (m, 2H), 1.29 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
【0522】
ジアステレオマー2 実施例640:
ES/MS:518.4[M+H]
+
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.97 (d, J = 5.1
Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.20 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 4.56 - 4.33 (m, 1H), 4.33 - 4.19 (m, 1H), 4.08 - 3.79 (m, 1H), 3.65 - 3.41 (m, 1H), 2.91 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 2.89 -
2.77 (m, 2H), 2.68 - 2.48 (m, 1H), 1.95 - 1.76 (m, 2H), 1.29 (d,
J = 1.6 Hz, 6H).
手順73:実施例645および実施例646:
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド
【化171】
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【0523】
(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド:2つの異性体の混合物としての(R)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−((4−(2−メチルオキサゾール−5−イル)シクロヘキシル)アミノ)ニコチンアミド(49mg,0.090mmol)を、SFC OD−Hカラム,共溶媒:30%EtOHを用いて分離した。
【0524】
ジアステレオマー1 実施例645:
ES/MS:546.5[M+H]
+
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.00 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.86
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 4.41 (ddd, J = 49.1, 9.4, 2.1 Hz, 1H), 4.24 - 4.15 (m, 1H), 4.05 -
3.82 (m, 1H), 3.59 - 3.42 (m, 1H), 3.02 - 2.90 (m, 1H), 2.42 (s,
3H), 2.17 - 1.90 (m, 6H), 1.90 - 1.74 (m, 2H), 1.28 (d, J = 1.7
Hz, 6H).
【0525】
ジアステレオマー2 実施例646:
ES/MS:546.4[M+H]
+
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d
, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.02 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.88
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 4.56 - 4.29 (m, 1H), 4.04 - 3.82 (m, 2H), 3.60 - 3.42 (m, 1H), 2.90 - 2.73 (m, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.32 - 2.13 (m, 4H), 1.83 - 1.52
(m, 4H), 1.29 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順74:実施例694:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−(((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド
【化172】
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【0526】
DMF(200μl)中の、4−(((1r,3R)−3−(アミノメチル)シクロブチル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩(33mg,0.07mmol)、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(6.58mg,0.07mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(68.7μl、0.39mmol)の溶液を(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(30.53mg,0.07mmol)で処理した。室温で一晩撹拌した後、その反応混合物を冷水に加え、酢酸エチルに抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。
ES/MS:548.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.74
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.58 - 4.31 (m, 2H), 3.93 (ddd, J = 36.5, 14.6, 2.1 Hz, 1H), 3.57 - 3.36 (m, 3H), 2.76 - 2.61
(m, 1H), 2.50 (ddd, J = 12.4, 7.4, 3.6 Hz, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.37 - 2.23 (m, 2H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順75:実施例700:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−(((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−ホルミルシクロブチル)アミノ)ニコチンアミド。DCM(1mL)中の、手順2によって調製した6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド(120mg,0.257mol)の懸濁液に、デス・マーチン・ペルヨージナン(130.92mg,0.31mol)を加えた。数分間の超音波処理によって、溶液を生じた。30分間室温で撹拌した後、LCMSによると反応は完了した。その反応物をDCMで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、次いで、酢酸エチルで逆抽出した。乾燥させ、濃縮した粗生成物を、100%酢酸エチルを用いてクロマトグラフィーを行うことにより、生成物を得た。
ES/MS:465.4(M+H
+).
【0528】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−(((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド(実施例700)。DCM(0.33mL)中の、6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−ホルミルシクロブチル)アミノ)ニコチンアミド(30mg,0.06mmol)および2,2,2−トリフルオロエチルアミン塩酸塩(7.14mg,0.07mmol)の溶液に、AcOH(2滴)を加えた。1時間後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(27mg,0.13mmol)を加えた。その反応物を一晩撹拌し、次いで、ジクロロメタン中の酢酸エチルを増加させるグラジエントを用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製することにより、表題化合物を得た。
ES/MS:548.3(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.61 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.02 - 7.95 (m, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.52 - 4.32 (m, 2H), 3.94 (qd, J = 9.1, 4.0 Hz, 3H), 3.59 - 3.41 (m, 1H), 3.40 - 3.33 (m, 1H), 3.25 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 2.88 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 2.67 - 2.51 (m, 2H), 2.51 - 2.35 (m, 1H), 1.99 (q, J
= 10.0, 8.3 Hz, 1H), 1.29 (t, J = 1.5 Hz, 6H).
手順76:実施例702:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−((オキセタン−3−イルアミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド
【化174】
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【0529】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−((オキセタン−3−イルアミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド。0.2M
DCE(0.32ml)および0.2M THF(0.32ml)中の、4−(((1r,3R)−3−(アミノメチル)シクロブチル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩(31.9mg,0.06mmol)、3−オキセタノン(0.02ml,0.32mmol)およびトリエチルアミン(0.01ml,0.06mmol)の混合物に、氷酢酸(0.02ml,0.33mmol)を加え、その反応物を室温で3時間撹拌した。次いで、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(20.17mg,0.32mmol)を加え、その反応物を55℃で一晩撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウムを加え、生成物をDCMに抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、RP−HPLC HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。
ES/MS:522.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.78 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.24
(d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.97 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 4.72 (dd, J = 8.1, 5.2 Hz, 1H), 4.57 - 4.36 (m, 3H), 4.07 - 3.84 (m, 2H), 3.72 - 3.39 (m, 2H), 3.29 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 2.83 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 2.67 - 2.39 (m, 4H), 1.32 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順77:実施例704:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,3R)−3−((4−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)シクロブチル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化175】
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【0530】
4−(((1r,3R)−3−(アジドメチル)シクロブチル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3
−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド。0.9mLのアセトニトリル中の、4−(((1r,3R)−3−(アミノメチル)シクロブチル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド塩酸塩(50mg,0.1mmol)、DMAP(14.6mg,0.12mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(34.7μl,0.2mmol)の、氷水浴で冷却した混合物に、ヘキサフルオロ−l6−ホスファン,2−アジド−1,3−ジメチル−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−3−イウム塩(ADMP、34.08mg,0.12mmol)を加えた。その混合物を30℃に加温し、一晩撹拌し、次いで、40℃で1時間撹拌した。この溶液を室温に冷却し、さらに処理せず使用した。
【0531】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,3R)−3−((4−シクロプロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)シクロブチル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(実施例704)。上記工程からの4−(((1r,3R)−3−(アジドメチル)シクロブチル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドを含む溶液の半分を1mLのTHFで希釈した。この溶液に、0.5M 10%CuSO4(0.1ml)、銅(9mg)、および最後にTHF中0.4Mのエチニルシクロプロパン(0.12ml)を加えた。一晩撹拌した後、混合物を濃縮し、次いで、RP−HPLC HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)による精製に向けて1.8mLのメタノールで希釈した。
ES/MS:558.2[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Acetonitrile-d3) δ 8.68 (s, 1H), 8.60 (d, J = 1.9
Hz, 2H), 8.07 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.18 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.52 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 4.42 - 4.21 (m, 1H), 3.61 - 3.39 (m, 1H), 1.27 (m, 7H), 1.02 - 0.87 (m, 2H), 0.87 - 0.70 (m, 2H).
手順78:実施例706:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−(メトキシメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド
【化176】
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【0532】
tert−ブチル((1r,3r)−3−(メトキシメチル)シクロブチル)カルバメート:tert−ブチル((1r,3r)−3−(ヒドロキシメチル)シクロブチル)カルバメート(230mg,1.14mmol)、11mLのアセトニトリル、酸化銀(141.55mg,1.14mmol)およびヨードメタン(11.49ml,97.14mmol)の混合物を40℃で26時間加熱した。その混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、次いで、さらに減圧下で乾燥させることにより、粗生成物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
【0533】
(1r,3r)−3−(メトキシメチル)シクロブタン−1−アミン塩酸塩。tert−ブチル((1r,3r)−3−(メトキシメチル)シクロブチル)カルバメート(246mg,1mmol)およびEtOH中の1.25M HCl(4.57ml)を一晩撹拌した。その混合物を濃縮し、ジエチルエーテルを加えた。その混合物を手短に超音波処理し、得られた固体を濾過し、少量のジエチルエーテルで洗浄することにより、生成物を得た。
【0534】
6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−(メトキシメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド. (R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド1(50mg,0.17mmol)、(1r,3r)−3−(メトキシメチル)シクロブタン−1−アミン塩酸塩(70%純度、44.04mg,0.2mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12ml,0.68mmol)およびDMA(0.17ml)をマイクロ波において160℃で10分間加熱した。その反応混合物を、ヘキサン中の25〜100%酢酸エチルのグラジエントを用いてクロマトグラフィーを行うことにより、生成物を得た。
ES/MS:374.3[M+H
+].
【0535】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−(メトキシメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド(実施例706)。6−クロロ−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(((1r,3R)−3−(メトキシメチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド(19mg,0.058mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(20.52mg,0.076mmol)、XPhos Pd G3(4.44mg,0.01mmol)、2Mリン酸三カリウム(0.05ml)および0.15M DME(0.32ml)を共に1分間脱気し、次いで、マイクロ波において120℃で15分間加熱した。粗混合物をRP−HPLC HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。
ES/MS:481.3[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.78 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.00 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.24
(d, J = 5.2 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 4.57 - 4.35 (m,
2H), 4.07 - 3.87 (m, 1H), 3.59 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 3.45 (s, 3H), 3.16 (s, 1H), 2.77 - 2.65 (m, 1H), 2.54 (d, J = 11.7 Hz, 2H),
2.33 (d, J = 13.6 Hz, 2H), 1.33 - 1.31 (m, 6H).
手順79:実施例830:
メチル(((1R,3r)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((1r,4R)−4−(シクロプロパンカルボキサミド)シクロヘキシル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)カルバメート
【化177】
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【0536】
tert−ブチル((1R,4r)−4−(6−クロロ−4−(((1r,3R)−3−(((メトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド)シクロヘキシル)カルバメート:マイクロ波用バイアルに、tert−ブチル((1r,4r)−4−(4,6−ジクロロニコチンアミド)シクロヘキシル)カルバメート(手順61に記載されているように得た)(60.0mg,0.16mmol)、メチル(((1r,3r)−3−アミノシクロブチル)メチル)カルバメート塩酸塩(45.1mg,0.23mmol)および炭酸セシウム(201.4mg,0.62mmol)を投入した。そのバイアルに、ブチロニトリル(1.0mL)を加え、そのバイアルを密封し、100℃で15時間、熱的に加熱した。その反応混合物を冷却し、MeOHで希釈し、セライトのプラグで濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:MeOH/DCM)によって精製することにより、生成物を得た。
ES/MS:510.2[M+H
+].
tert−ブチル((1R,4r)−4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−(((1r,3R)−3−(((メトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド)シクロヘキシル)カルバメート:
【0537】
マイクロ波用バイアルに、tert−ブチル((1R,4r)−4−(6−クロロ−4−(((1r,3R)−3−(((メトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド)シクロヘキシル)カルバメート(44.5mg,0.087mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(30.5mg,0.11mmol)、XPhos Pd G3(7.4mg,0.0087mmol)およびリン酸カリウム(37.0mg,0.17mmol)を投入した。DME(1.5mL)および水(0.35mL)を加え、アルゴンを60秒間バブリングして、溶液を脱気した。バイアルを密封し、マイクロ波反応器において125℃で25分間加熱した。完了したら、その反応混合物を冷却し、MeOHで希釈し、セライトのプラグで濾過し、真空中で濃縮することにより、粗生成物を得て、それをさらに精製せずに使用した。
ES/MS:617.4[M+H
+].
【0538】
メチル(((1R,3r)−3−((5−(((1r,4R)−4−アミノシクロヘキシル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)カルバメート塩酸塩:粗tert−ブチル((1R,4r)−4−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−
7−イル)−4−(((1r,3R)−3−(((メトキシカルボニル)アミノ)メチル)シクロブチル)アミノ)ニコチンアミド)シクロヘキシル)カルバメート(53.5mg,0.087mmol)をジオキサン中の4M HClに取り込んだ。その反応混合物を室温で2時間撹拌した。Et
2O(3.0mL)を加え、その反応混合物を室温で15分間撹拌した。その反応混合物を真空中で濃縮することにより、粗生成物を得て、それを精製せずに使用した。
ES/MS:517.4[M+H
+].
【0539】
メチル(((1R,3r)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((1r,4R)−4−(シクロプロパンカルボキサミド)シクロヘキシル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)カルバメート(実施例830):粗メチル(((1R,3r)−3−((5−(((1r,4R)−4−アミノシクロヘキシル)カルバモイル)−2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)カルバメート塩酸塩(44.8mg,0.087mmol)をDMF(1.0mL)に取り込んだ。トリエチルアミン(48.4μL,0.35mmol)を加えた後、シクロプロパンカルボニルクロリド(12.6μL,0.14mmol)を加えた。その反応混合物を濾過し、直接、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:585.8[M+H
+].
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.85 - 8.71 (m, 2H), 8.56 (s, 1H),
7.98 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.22 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.52 - 4.31 (m, 1H), 4.05 - 3.81 (m, 1H), 3.82 - 3.58 (m, 4H), 3.36 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 2.71 - 2.52 (m, 1H), 2.53 - 2.41 (m,
2H), 2.33 - 2.21 (m, 2H), 2.17 - 1.89 (m, 4H), 1.67 - 1.29 (m, 5H), 0.90 - 0.79 (m, 2H), 0.78 - 0.67 (m, 2H).
手順80:実施例888:
メチル(R)−(5−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)カルバメート:
【化178】
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(R)−4−((6−アミノピリジン−3−イル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【0540】
(R)−4,6−ジクロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(50mg,0.169mmol)およびメチル(5−アミノピリジン−2−イル)カルバメート(38mg,0.227mmol)をバイアルに加えた後、NMP(1.5mL)およびDIPEA(0.075mL,0.431mmol)を加えた
。得られた溶液を4時間、160℃に加熱した。次いで、その反応混合物を水に注ぎ込み、EtOAcで抽出した。有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮し、次いで、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、飽和NaHCO3溶液で中和することにより、生成物を得た。
ES/MS:368.1(M
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.39 (s, 1H), 7.85 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.43 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 8.8 Hz, 1H),
6.56 (s, 1H), 4.45 (ddd, J = 49.1, 9.2, 2.2 Hz, 1H), 3.92 (ddd, J = 35.9, 14.5, 2.3 Hz, 1H), 3.58 - 3.41 (m, 1H), 1.30 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
【0541】
中間体80A:THF(2ml)中の(R)−4−((6−アミノピリジン−3−イル)アミノ)−6−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(50mg,0.033mmol)の溶液に、NaH(1.58mg,60%0.045mmol)を加えた。10分後、クロロギ酸メチル(0.01ml,0.13mmol)を加えた。1時間後、反応物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:484.1(M
+).
メチル(R)−(5−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)カルバメート(実施例888):
【0542】
中間体80A(0.014g,0.05mmol)および7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(0.013g,0.027mmol)をマイクロ波用バイアルに加えた後、DME(1.5mL)、XPhos Pd G3(2.6mg,0.003mmol)およびK
3PO
4(0.5M水溶液,0.15mL,0.075mmol)を加えた。得られた混合物にアルゴンを2分間パージし、密封し、2時間、100℃に加熱した。その反応混合物を濾過し、RP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、凍結乾燥することにより、最終生成物をTFA塩として得た。
ES/MS:533.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.74 (s, 1H), 8.58 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.40 (s, 1H), 8.13 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.91
(d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.50 (dd, J = 48.9, 9.3 Hz, 1H), 4.12 - 3.89 (m, 1H),
3.83 (d, J = 10.7 Hz, 2H), 3.61 - 3.43 (m, 1H), 1.32 (d, J = 9.6 Hz, 6H).
手順81:実施例793:
N−(((1R,3r)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)−4−メチルピペラジン−1−カルボキサミド
【化179】
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【0543】
N−(((1R,3r)−3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−(((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)シクロブチル)メチル)−4−メチルピペラジン−1−カルボキサミド(実施例793):0℃のTHF(0.3mL)中の4−(((1r,3R)−3−(アミノメチル)シクロブチル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミドビス−塩酸塩(14mg,0.03mmol)のスラリーに、クロロギ酸4−ニトロフェニル(8mg,0.04mmol)およびN−エチルジイソプロピルアミン(0.04mL,0.23mmol)を加えた。次いで、得られた溶液を0℃で1時間撹拌した後、1−メチルピペラジン(15uL,0.14mmol)を加えた。その溶液を室温で4時間撹拌し、DMFで希釈した。揮発性物質を真空中で除去し、得られた溶液をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:592.4(M+H
+).
H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.78 - 8.70 (m, 2H), 8.59 (s, 1H),
7.99 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.53 - 4.33 (m, 2H), 4.23 (s, 2H), 3.92 (ddd, J = 36.4, 14.5,
2.1 Hz, 1H), 3.57 - 3.46 (m, 1H), 3.44 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 3.27 - 3.02 (m, 6H), 2.92 (s, 3H), 2.57 (td, J = 8.3, 3.9 Hz, 1H), 2.47 (ddt, J = 11.3, 7.6, 3.5 Hz, 2H), 2.25 (dtd, J = 12.7, 7.1, 2.3 Hz, 2H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
19F NMR (376 MHz, Methanol-d4) δ -195.76 (ddd, J = 51.1, 36.6, 16.3
Hz).
手順82:実施例803:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−(3−(メチルアミノ)−3−オキソプロピル)ニコチンアミド
【化180】
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【0544】
エチル3−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)プロパノエート:エチル3−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)プロパノエートを、適切な出発原料を使用して手順3に従って調製した。
【0545】
3−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)プロパン酸:エチル3−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)プロパノエート(180mg,0.36mmol)およびヨウ化リチウム(482mg,3.6mmol)をピリジン(3.5mL)中で合わせ、45分間180℃に加熱し(MW)、次いで、30分間加熱した。得られた溶液を1N塩酸水溶液で希釈し、CH
2Cl
2/MeOH(10:1)で3回抽出した。次いで、得られた水層を濾過し、得られたpptを、回収した有機層と合わせ、濃縮乾固した。得られた粗塩酸塩をさらに精製せずに使用した。
ES/MS:475.4(M+H
+).
【0546】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)−N−(3−(メチルアミノ)−3−オキソプロピル)ニコチンアミド(実施例803):DMF(1mL)中の3−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)プロパン酸塩酸塩(47mg,0.09mmol)の溶液に、メチルアミン(THF中2M,0.23mL,0.46mmol)およびHATU(45mg,0.118mmol)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、その混合物をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:488.5(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.79 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.72 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.95 (d, J = 5.1
Hz, 1H), 7.25 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 3.64 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 2.76 (s, 3H), 2.53 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 2.27 (dd, J = 10.4, 5.7 Hz, 6H), 1.93 (dd, J = 10.3, 5.7 Hz, 6H).
手順83:実施例965:
(R)−4−((6−クロロピリジン−3−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化181】
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【0547】
(R)−6−ブロモ−4−((6−クロロピリジン−3−イル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:(R)−6−ブロモ−4−クロロ−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(100mg,0.29mmol)、6−クロロピリジン−3−アミン(49mg,0.38mmol)および炭酸セシウム(192mg,0.60mmol)の混合物に、2.0mLのACNを加えた。その反応混合物を90℃で一晩撹拌し、その後、それを室温に冷却した。その反応混合物をEtOAcと水とに分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。濾過し、濃縮した。粗製物質を逆相高圧液体クロマトグラフィー(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製した。生成物の画分を合わせ、濃縮し、次いで、炭酸水素ナトリウム溶液によって塩基性化し、酢酸エチルで抽出することにより(3×)、表題化合物を遊離塩基として得た。
ES/MS:433.1および431.5[M+H
+].
【0548】
(R)−4−((6−クロロピリジン−3−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(実施例965):1.3mLのDME中の、(R)−6−ブロモ−4−((6−クロロピリジン−3−イル)アミノ)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(57mg,0.13mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(51mg,0.19mmol)、XPhos Pd G3(11mg)および2Mリン酸三カリウム(0.14ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、50℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:494.3(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (s, 1H), 8.71 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.60 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.54 (dd, J = 2.8, 0.7 Hz, 1H),
8.12 (s, 1H), 7.97 (dd, J = 8.5, 2.8 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 5.1
Hz, 1H), 7.68 (dd, J = 8.5, 0.7 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.46 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 3.99 (ddd, J = 36.4, 14.6, 2.1 Hz, 1H), 3.53 (ddd, J = 16.2, 14.6, 9.3 Hz, 1H), 1.30 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順84:実施例972:
(R)−4−((5−(1H−ピラゾール−4−イル)ピラジン−2−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ
−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【0549】
【化182】
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(R)−4−((5−(1H−ピラゾール−4−イル)ピラジン−2−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(実施例972):0.3mLのDME中の、(R)−4−((5−クロロピラジン−2−イル)アミノ)−6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−N−(2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(15mg,0.03mmol)、tert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(18mg,0.06mmol)、XPhos Pd G3(3mg)および2Mリン酸三カリウム(0.03ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で30分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:527.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 10.04 (s, 1H), 8.84 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.70 (d, J = 2.1
Hz, 1H), 8.47 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 8.24 (s, 2H), 7.93 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.49 (ddd, J = 49.3, 9.1,
1.9 Hz, 1H), 4.00 (ddd, J = 36.1, 14.7, 1.8 Hz, 1H), 3.65 - 3.48
(m, 1H), 1.32 (s, 6H).
手順85:実施例962:
【化183】
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【0550】
3−(6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2,2−ジフルオロプロパン酸:メチル3−アミノ−2,2−ジフルオロプロパノエートを置き換えて手順49における(6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチノイル)グリシンと同じ様式で生成した。
【0551】
3−(6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2,2−ジフルオロプロパン酸:1.7mLのDME中の、3−(6−クロロ−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2,2−ジフルオロプロパン酸(140mg,0.34mmol)、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニトリル(I−1)(126mg,0.47mmol)、XPhos Pd G3(29mg)および2Mリン酸三カリウム(0.34ml)の混合物をアルゴンで3分間脱気し、次いで、キャップをかぶせ、120℃のマイクロ波条件下で20分間加熱した。粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:511.3(M+H
+).
【0552】
7−(5−((3−(ジメチルアミノ)−2,2−ジフルオロ−3−オキソプロピル)カルバモイル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ピリジン−2−イル)ピロロ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(実施例962):DMF(0.75mL)中の3−(6−(3−カルバモイルピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((4−ヒドロキシビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)アミノ)ニコチンアミド)−2,2−ジフルオロプロパン酸(83mg,0.15mmol)の溶液に、2Mジメチルアミン(0.15ml)、HATU(85mg,0.22mmol)およびDIPEA(0.13mL,0.76mmol)を加えた。得られた混合物を室温で18時間撹拌し、続いて、EtOAcで希釈した。予想さ
れるHATUカップリングに加えて、ニトリル基の加水分解も観察されたので、その生成物を単離した。得られた溶液を50%NH
4Cl水溶液で洗浄した(2回)。得られた水層をEtOAcで逆抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。次いで、粗製物質をRP−HPLC(溶離剤:水/MeCN
*0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:556.2(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.69 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.59 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.40 (s, 1H), 7.96 (d, J = 5.2
Hz, 1H), 7.23 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 3.96 (t, J = 13.7 Hz, 2H), 3.48 (q, J = 7.1 Hz, 4H), 3.16 - 3.10 (m, 1H), 2.99 (s, 1H), 2.85
(s, 1H), 2.26 (t, J = 7.9 Hz, 6H), 2.02 (s, 1H), 1.90 (t, J = 7.9 Hz, 6H), 1.36 (dd, J = 6.7, 3.2 Hz, 2H), 1.28 (s, 1H), 1.17 (t, J = 7.0 Hz, 5H), 0.92 - 0.84 (m, 1H).
手順86:実施例756および実施例757:
【化184】
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メチル(R)−(6−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)カルバメート:
【0553】
2つの異性体の混合物としてのメチル(R)−(6−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)カルバメート(14mg)を、SFC AD−Hカラム,共溶媒:30%IPA/DEAを用いて分離した。
【0554】
ジアステレオマー1 実施例756:
ES/MS:550.3(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.68 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 7.98 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.69
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.35 (dd, J = 9.3, 2.1 Hz, 1H), 4.26 (q, J = 7.7 Hz, 1H), 4.06 - 3.83 (m, 2H), 3.61 (s, 3H),
3.58 - 3.37 (m, 1H), 2.81-2.72 (m, J = 11.4 Hz, 1H), 2.60 (ddt, J = 17.5, 11.8, 6.7 Hz, 2H), 2.35 (dt, J = 12.2, 6.1 Hz, 1H), 2.24 - 1.96 (m, 4H), 1.28 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
【0555】
ジアステレオマー2 実施例757:
ES/MS:550.3(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.68 (d
, J = 2.2 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 7.98 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.69
(s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.42 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 4.27 (p, J = 7.6 Hz, 1H), 4.12 - 3.83 (m, 2H), 3.61 (s, 3H), 3.57 - 3.36 (m, 2H), 2.79 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 2.60 (ddt,
J = 17.2, 11.7, 6.5 Hz, 2H), 2.42 - 2.26 (m, 1H), 2.24 - 2.06 (m, 3H), 2.02 (s, 1H), 1.28 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順87:実施例764および実施例765:
【化185】
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メチル(R)−((3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−1−フルオロシクロブチル)メチル)カルバメート:
【0556】
2つの異性体の混合物としてのメチル(R)−((3−((2−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−5−((2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)カルバモイル)ピリジン−4−イル)アミノ)−1−フルオロシクロブチル)メチル)カルバメート(160mg)を、IC SFCカラム,共溶媒:50%EtOH/DEAを用いて分離した。
【0557】
ジアステレオマー1 実施例764:
ES/MS:542.4(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.79 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.90 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 4.9
Hz, 1H), 4.55 - 4.31 (m, 1H), 4.09 - 3.81 (m, 2H), 3.75 (s, 3H),
3.53 (dt, J = 24.8, 7.7 Hz, 3H), 2.97 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 2.51
- 2.16 (m, 2H), 1.29 (s, 6H).
【0558】
ジアステレオマー2 実施例765:
ES/MS:542.4(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.69 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.63 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.95 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.73
(s, 1H), 7.17 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.56 - 4.33 (m, 2H), 3.94 (ddd, J = 36.2, 14.6, 2.2 Hz, 1H), 3.62 (s, 3H), 3.53 - 3.40 (m, 3H), 2.89 (ddd, J = 19.0, 14.3, 8.4 Hz, 2H), 2.42 (ddd, J = 19.8, 14.1, 5.7 Hz, 2H), 1.29 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
手順88:実施例676および実施例677:
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[c]ピリジン−6−イル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド
【化186】
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【0559】
6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[c]ピリジン−6−イル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド:2つの異性体の混合物としての6−(3−シアノピロロ[1,2−b]ピリダジン−7−イル)−4−((6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[c]ピリジン−6−イル)アミノ)−N−((R)−2−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)ニコチンアミド(75mg,0.15mmol)を、SFC OD−Hカラム,共溶媒:30%MeOH/DEAを用いて分離した。
【0560】
ジアステレオマー1 実施例676:
ES/MS:500.4(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.83 - 8.73 (m, 2H), 8.72 - 8.59 (m, 3H), 8.06 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.04 - 7.92 (m, 2H), 7.23 (d,
J = 5.1 Hz, 1H), 5.04 (tt, J = 7.4, 5.0 Hz, 1H), 4.38 (ddd, J = 49.0, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 4.01 - 3.73 (m, 3H), 3.58 - 3.35 (m, 3H), 1.25 (d, J = 1.7 Hz, 6H).;
【0561】
ジアステレオマー2 実施例677:
ES/MS:500.3(M+H
+).
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.84 - 8.71 (m, 2H), 8.71 - 8.58 (m, 3H), 8.15 - 7.88 (m, 3H), 7.23 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 5.03 (ddd, J = 12.3, 7.4, 5.0 Hz, 1H), 4.38 (ddd, J = 49.0, 9.4, 2.1 Hz, 1H), 4.03 - 3.73 (m, 3H), 3.60 - 3.33 (m, 3H), 1.25 (d, J = 1.6 Hz, 6H).
化合物の表
【0562】
本明細書中に記載される(および実施例/手順の下の表1に示される)実施例および手順に従って、適切な出発原料(複数可)および必要に応じて適切な保護基化学を使用して、以下の化合物を調製した。
表1
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-10】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-12】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-13】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-15】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-16】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-17】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-18】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-19】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-20】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-21】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-22】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-23】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-24】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-25】
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【表1-26】
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【表1-210】
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【表1-220】
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【表1-221】
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【表1-222】
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【表1-223】
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【表1-224】
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1H NMR
【0563】
プロトンNMRデータを表2に示す。
表2
【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
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【表2-4】
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【表2-5】
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【表2-20】
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【表2-21】
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【表2-22】
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【表2-24】
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【表2-25】
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【表2-26】
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【表2-27】
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【表2-28】
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【表2-29】
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【表2-30】
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【表2-31】
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【表2-32】
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【表2-33】
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【表2-34】
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【表2-35】
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【表2-36】
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【表2-37】
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【表2-38】
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【表2-39】
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【表2-40】
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【表2-41】
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【表2-42】
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【表2-43】
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【表2-44】
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【表2-45】
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【表2-46】
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【表2-48】
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【表2-49】
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【表2-50】
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【表2-51】
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【表2-52】
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【表2-54】
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【表2-55】
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【表2-56】
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【表2-58】
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【表2-59】
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【表2-60】
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【表2-61】
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【表2-62】
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【表2-63】
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【表2-64】
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【表2-65】
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【表2-66】
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【表2-67】
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【0564】
生物学的アッセイ
TNFαおよびIRAK4に対する活性を測定するために生物学的アッセイを行った。表3に要約されているように、試験化合物は、IRAK4の阻害剤である。
IRAK4単球TNFα細胞ベースアッセイの手順:
【0565】
凍結保存ヒト単球(Stem Cell Technologies)を解凍し、10%FBSを含みGlutaMAX
TM(Gibco(登録商標)200mM L−アラニル−L−グルタミン)を補充したRPMI培地(10mM HEPES、1X Pen−Strep、55μM β−メルカプトエタノール、1mMピルビン酸ナトリウム)中で0.125×10
6細胞/mlに希釈し、37℃で2時間回復させた。次いで、その細胞懸濁液を、5,000細胞/ウェルの密度で黒色384ウェルGreiner透明ボトムプレートにプレーティングした。プレートには、予め試験化合物をスポットしておき、DMSOで段階希釈した。DMSOの最終濃度が0.5%となるように、Echo 550音響液体ディスペンサー(acoustic liquid dispenser)(Labcyte(登録商標
))を用いて200nL/ウェルを送達した。プレーティングした細胞を37℃において1時間、化合物で処置した。次いで、無刺激細胞コントロールのウェルに使用されたプレートの外側の列を除いて、細胞を50pg/mlのLPS(Sigma)で刺激した。細胞を、37℃でさらに4時間インキュベートした。次いで、細胞を培地から遠心し、5μlのサンプルを採取し、TR−FRETヒトTNFα検出システム(CisBio)を用いてTNFα総含有量について解析した。このシステムでは、TNFα分子の2つの異なるエピトープに結合し、サンプル中のTNFα濃度に比例するFRETシグナルを生成する、2種の標識抗体(クリプテートおよびXL665)を使用する。検出抗体を50:50混合し、5μLを各ウェルに分注した。プレートを透明のシールで覆い、室温で一晩インキュベートした。翌朝、340nm/615nm/665nmにおけるそれぞれ励起/発光/FRET発光を用いるEnvision2103 Multilabeledリーダー(PerkinElmer)を使用して、プレートを読み出した。615nmおよび
665nm発光波長における蛍光強度を、比(665nm/615nm)として表現した。コントロールに対するパーセントを以下のとおり計算した:
%コントロール=100×(比
サンプル−比
0%刺激)/(比
100%刺激−比
0%刺激)
ここで、刺激されなかった細胞(0%刺激)が、ネガティブコントロールであり、刺激された細胞(100%刺激)をポジティブコントロールとして使用した。
IRAK4生化学的アッセイの手順:
【0566】
IRAK4酵素(Carna Biosciences,Chuo−ku,Kobe,Japan)の活性を、リン酸化されたペプチド基質に対する抗体を用いて、そのリン酸化されたペプチド基質の形成を検出することによって測定した。これは、STK1 KinEASE Assay(Cisbio,Bedford,Massachusetts)に基づく時間分解蛍光共鳴エネルギー転移(TR−FRET)イムノアッセイである。このアッセイは、ProxiPlate−384 Plusプレート(Perkin Elmer,Waltham,Massachusetts)において行われる、単純な2工程のエンドポイントアッセイ(5μlの酵素反応溶液に続き、5μlの停止・検出溶液)としてデザインされた。非選択的キナーゼ阻害剤であるスタウロスポリンをポジティブコントロールとして使用した。DMSOに希釈された化合物を、Labcyte(登録商標)Echo 550 Liquid Handling Systemを用いて384ウェルプレートにスポットした後、IRAK4酵素およびペプチド基質を加えた。Multi−Flo(Bio−Tek Instruments)を用いて、反応溶液を送達した。その酵素およびペプチド溶液を、化合物とともに室温で15分間インキュベートした後、ATPを加えることによって、反応を惹起した。標準的な5μlの反応混合物は、反応緩衝液(50mM HEPES,pH7.0、0.02%NaN
3、0.01%BSA、0.1mMオルトバナジン酸塩、5mM MgCl
2、0.025%NP−40、1mM DTT)中に500□M ATP、2□Mペプチド(STK1ペプチド)、0.75nMのIRAK4を含んだ。室温で120分間インキュベーションした後、5□lの停止・検出溶液(十分なEDTAを含む50mM HEPES pH7.0検出緩衝液中の、1:100クリプテート標識抗リン酸化ペプチド抗体溶液および125nMトレーサー)を加えた。次いで、そのプレートをさらに室温で60分間インキュベートし、340nm/615nm/665nmにおけるそれぞれ励起/発光/FRET発光を用いるEnvision 2103 Multilabeledリーダー(PerkinElmer)において読み出した。615nmおよび665nm発光波長における蛍光強度を比(665nm/615nm)として表現した。阻害のパーセンテージを下記のとおり計算した:
%阻害=100×(比
サンプル−比
0%阻害)/(比
100%阻害−比
0%阻害)
【0567】
0%阻害値は、阻害剤を欠くコントロールのウェルに由来する。100%阻害値は、飽和量の公知の阻害剤スタウロスポリンを含むコントロールのウェルに由来する。
表3
【表3-1】
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【表3-2】
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【表3-3】
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【表3-4】
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【表3-5】
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【表3-6】
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【表3-7】
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【表3-8】
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【表3-9】
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【表3-10】
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【表3-11】
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【表3-12】
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【表3-13】
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【表3-14】
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【表3-15】
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【表3-16】
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【表3-17】
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【表3-18】
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【0568】
本発明の好ましい実施形態によれば、例えば、以下が提供される。
(項1)
式(I)の化合物
【化187】
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(式中、
R1およびR2は、各々独立して、
a)必要に応じてZ1で置換されるC1−10アルキル;
b)必要に応じてZ1で置換されるC3−10シクロアルキル;
c)必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリール;
d)必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリール;
e)必要に応じてZ1で置換される4〜7員の単環式ヘテロシクリル;
f)必要に応じてZ1で置換される6〜12員の二環式ヘテロシクリル;または
g)−N(R12)(R12)、−S(O)2R12、−S(O)2N(R12)(R12)もしくは−H
から選択され;
R3およびR4は、各々独立して、
a)H、ハロ、−NO2、−CN、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)C(O)−N(R12)(R12)、−S(O)2R12もしくは−S(O)2N(R12)(R12);
b)必要に応じてZ1で置換されるC1−9アルキル;
c)必要に応じてZ1で置換されるC2−9アルキニル;
d)必要に応じてZ1で置換されるC2−9アルケニル;
e)必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリール;
f)必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリール;
g)必要に応じてZ1で置換される4〜12員のヘテロシクリル;または
h)必要に応じてZ1で置換されるC3−10シクロアルキル
から選択され;
R5、R6およびR7は、各々独立して、
a)H、ハロ、−NO2、−CN、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12もしくは−N(R12)S(O)2(R12;
b)必要に応じてZ1で置換されるC1−5アルキル;または
c)必要に応じてZ1で置換される、シクロプロピル、オキセタニルもしくはアゼチジニル
から選択され;
Z1は、独立して、オキソ、ハロ、−NO2、−N3、−CN、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)
S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)であり;
ここで、いずれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1aで置換され;
各Z1aは、独立して、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)であり;
ここで、いずれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1bで置換され;
各R12は、独立して、H、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここで、いずれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1aで置換され;
各Z1bは、独立して、オキソ、ヒドロキシ、ハロ、−NO2、−N3、−CN、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O(C1−9アルキル)、−O(C2−6アルケニル)、−O(C2−6アルキニル)、−O(C3−15シクロアルキル)、−O(C1−8ハロアルキル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−O(ヘテロシクリル)、−NH2、−NH(C1−9アルキル)、−NH(C2−6アルケニル)、−NH(C2−6アルキニル)、−NH(C3−15シクロアルキル)、−NH(C1−8ハロアルキル)、−NH(アリール)、−NH(ヘテロアリール)、−NH(ヘテロシクリル)、−N(C1−9アルキル)2、−N(C3−15シクロアルキル)2、−N(C2−6アルケニル)2、−N(C2−6アルキニル)2、−N(C3−15シクロアルキル)2、−N(C1−8ハロアルキル)2、−N(アリール)2、−N(ヘテロアリール)2、−N(ヘテロシクリル)2、−N(C1−9アルキル)(C3−15シクロアルキル)、−N(C1−9アルキル)(C2−6アルケニル)、−N(C1−9アルキル)(C2−6アルキニル)、−N(C1−9アルキル)(C3−15シクロアルキル)、−N(C1−9アルキル)(C1−8ハロアルキル)、−N(C1−9アルキル)(アリール)、−N(C1−9アルキル)(ヘテロアリール)、−N(C1−9アルキル)(ヘテロシクリル)、−C(O)(C1−9アルキル)、−C(O)(C2−6アルケニル)、−C(O)(C2−6アルキニル)、−C(O)(C3−15シクロアルキル)、−C(O)(C1−8ハロアルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、−C(O)O(C1−9アルキル)、−C(O)O(C2−6アルケニル)、−C(O)O(C2−6アルキニル)、−C(O)O(C3−15シクロアルキル)、−C(O)O(C1−8ハロアルキル)、−C(O)O(アリール)、−C(O)O(ヘテロアリール)、−C(O)O(ヘテロシクリル)、−C(O)NH2、−C(O)NH(C1−9アルキル)、−C(O)NH(C2−6アルケニル)、−C(O)NH(C2−6アルキニル)、−C(O)NH(C
3−15シクロアルキル)、−C(O)NH(C1−8ハロアルキル)、−C(O)NH(アリール)、−C(O)NH(ヘテロアリール)、−C(O)NH(ヘテロシクリル)、−C(O)N(C1−9アルキル)2、−C(O)N(C3−15シクロアルキル)2、−C(O)N(C2−6アルケニル)2、−C(O)N(C2−6アルキニル)2、−C(O)N(C3−15シクロアルキル)2、−C(O)N(C1−8ハロアルキル)2、−C(O)N(アリール)2、−C(O)N(ヘテロアリール)2、−C(O)N(ヘテロシクリル)2、−NHC(O)(C1−9アルキル)、−NHC(O)(C2−6アルケニル)、−NHC(O)(C2−6アルキニル)、−NHC(O)(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)(アリール)、−NHC(O)(ヘテロアリール)、−NHC(O)(ヘテロシクリル)、−NHC(O)O(C1−9アルキル)、−NHC(O)O(C2−6アルケニル)、−NHC(O)O(C2−6アルキニル)、−NHC(O)O(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)O(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)O(アリール)、−NHC(O)O(ヘテロアリール)、−NHC(O)O(ヘテロシクリル)、−NHC(O)NH(C1−9アルキル)、−NHC(O)NH(C2−6アルケニル)、−NHC(O)NH(C2−6アルキニル)、−NHC(O)NH(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)NH(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)NH(アリール)、−NHC(O)NH(ヘテロアリール)、−NHC(O)NH(ヘテロシクリル)、−SH、−S(C1−9アルキル)、−S(C2−6アルケニル)、−S(C2−6アルキニル)、−S(C3−15シクロアルキル)、−S(C1−8ハロアルキル)、−S(アリール)、−S(ヘテロアリール)、−S(ヘテロシクリル)、−NHS(O)(C1−9アルキル)、−N(C1−9アルキル)(S(O)(C1−9アルキル)、−S(O)N(C1−9アルキル)2、−S(O)(C1−9アルキル)、−S(O)(NH)(C1−9アルキル)、−S(O)(C2−6アルケニル)、−S(O)(C2−6アルキニル)、−S(O)(C3−15シクロアルキル)、−S(O)(C1−8ハロアルキル)、−S(O)(アリール)、−S(O)(ヘテロアリール)、−S(O)(ヘテロシクリル)、−S(O)2(C1−9アルキル)、−S(O)2(C2−6アルケニル)、−S(O)2(C2−6アルキニル)、−S(O)2(C3−15シクロアルキル)、−S(O)2(C1−8ハロアルキル)、−S(O)2(アリール)、−S(O)2(ヘテロアリール)、−S(O)2(ヘテロシクリル)、−S(O)2NH(C1−9アルキル)または−S(O)2N(C1−9アルキル)2であり;
ここで、いずれのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じて1つまたはそれを超えるハロ、C1−9アルキル、C1−8ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(C1−9アルキル)、−NH(C3−15シクロアルキル)、−NH(C1−8ハロアルキル)、−NH(アリール)、−NH(ヘテロアリール)、−NH(ヘテロシクリル)、−N(C1−9アルキル)2、−N(C3−15シクロアルキル)2、−NHC(O)(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)(アリール)、−NHC(O)(ヘテロアリール)、−NHC(O)(ヘテロシクリル)、−NHC(O)O(C1−9アルキル)、−NHC(O)O(C2−6アルキニル)、−NHC(O)O(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)O(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)O(アリール)、−NHC(O)O(ヘテロアリール)、−NHC(O)O(ヘテロシクリル)、−NHC(O)NH(C1−9アルキル)、−S(O)(NH)(C1−9アルキル)、S(O)2(C1−9アルキル)、−S(O)2(C3−15シクロアルキル)、−S(O)2(C1−8ハロアルキル)、−S(O)2(アリール)、−S(O)2(ヘテロアリール)、−S(O)2(ヘテロシクリル)、−S(O)2NH(C1−9アルキル)、−S(O)2N(C1−9アルキル)2、−O(C3−15シクロアルキル)、−O(C1−8ハロアルキル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−O(ヘテロシクリル)、または−O(C1−9アルキル)で置換されるが;
ただし、R1が、C3アルキルであり、R2が、Fおよびヒドロキシルで置換されたC5
アルキルであり、R3、R5、R6、R7が、Hであり、R4が、CNであるとき、R1は、Z1で置換される);
またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項2)
R1が、必要に応じてZ1で置換されるC1−10アルキルであるが、ただし、R1が、C3アルキルであり、R2が、Fおよびヒドロキシルで置換されたC5アルキルであり、R3、R5、R6、R7が、Hであり、R4が、CNであるとき、R1は、Z1で置換される、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項3)
R1が、メチルである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項4)
R1が、必要に応じてZ1で置換されるC6−10アルキルである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項5)
R1が、−Cl、オキソ、−CN、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シクロプロピル、ナフチル、ヘテロアリール、窒素もしくは硫黄を含む単環式ヘテロシクリル、二環式ヘテロシクリル、C7−15シクロアルキル、−O−R9、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)から選択される1つまたはそれを超える置換基で置換されたC1−5アルキルであり;
各存在におけるR9は、独立して、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
ここで、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールの各々は、必要に応じてZ1aで置換され;
前記C1−5アルキルは、必要に応じてZ1でも置換され;
前記C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シクロプロピル、ナフチル、ヘテロアリール、窒素もしくは硫黄を含む単環式ヘテロシクリル、二環式ヘテロシクリルまたはC7−15シクロアルキルの各々は、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項6)
R1が、必要に応じてZ1で置換されるC1−5アルキルであり;
前記C1−5アルキルは、1つまたはそれを超えるC4−6シクロアルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはフェニルで置換され;
前記C4−6シクロアルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはフェニルは、必要に応じてZ1aで置換され;
前記C4−6シクロアルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはフェニルは、1つまたはそれを超えるハロ、オキソ、−CN、C2−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、アリール、ヘ
テロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)によって置換され;前記C2−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項7)
R1が、Fまたは−OHで必要に応じて置換されるC1−5アルキルであって、C4−6シクロアルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはフェニルから選択される1つまたはそれを超える置換基で置換されたC1−5アルキルであり;前記C4−6シクロアルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはフェニルは、−OHおよび−CH3から選択される2つまたはそれを超える置換基で置換され、かつ必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項8)
R1が、必要に応じてZ1で置換されるC3−10シクロアルキルである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項9)
R1が、必要に応じてZ1で置換されるC7−10シクロアルキルであり、前記C7−10シクロアルキルが、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニルであるとき、前記C7−C10シクロアルキルは、オキソ、−Cl、−NO2、−CN、−N3、C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C7−15シクロアルキル、C5−8ハロアルキル、アリール、ピラゾリル、−O−R9、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12または−S(O)2N(R12)(R12)のうちの少なくとも1つで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項10)
R1が、1つまたはそれを超える−O−R16で置換されたC3−6シクロアルキルであり;
前記C3−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1で置換され;
各存在におけるR16は、独立して、C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
ここで、C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールの各々は、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項11)
R1が、1つまたはそれを超える−C(O)−R11で置換されたC3−6シクロアルキルであり;
前記C3−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1で置換され;
各存在におけるR11は、独立して、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり、
各C1−9アルキルは、必要に応じて、−NO2、−N3、−CN、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C4−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールの各々は、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項12)
R1が、1つまたはそれを超えるオキソ、C5−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R9)(R9)、−C(O)N(H)(C4−9アルキル)、−C(O)N(H)(C3−10シクロアルキル)、−C(O)N(H)(ヘテロシクリル)、−C(O)N(H)(アリール)、−C(O)N(H)(ヘテロアリール)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換されたC3−6シクロアルキルであり;
前記C5−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)N(H)(C4−9アルキル)、−C(O)N(H)(C3−10シクロアルキル)、−C(O)N(H)(ヘテロシクリル)、−C(O)N(H)(アリール)または−C(O)N(H)(ヘテロアリール)は、必要に応じてZ1aで置換され;前記C3−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1で置換され;
C3−6シクロアルキルが、ビシクロ[1.1.1]ペンタニルであるとき;前記ビシクロ[1.1.1]ペンタニルは、1つまたはそれを超えるオキソ、−NO2、−N3、C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C7−15シクロアルキル、C5−8ハロアルキル、アリール、ピラゾリル、−O−R16、−C(O)R11、−C(O)O−R12、−C(O)N(R9)(R9)、−C(O)N(H)(C4アルキル)、−C(O)N(H)(R16)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)
、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項13)
R1が、C4アルキルで置換されたC3−6シクロアルキルであり、前記C4アルキルは、必要に応じてハロ、−NO2、−CN、−N3、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換され;
前記C3−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1で置換され;
前記C3−6シクロアルキルが、C4アルキルで置換されたビシクロ[1.1.1]ペンタニルであるとき、前記C4アルキルは、オキソ、−NO2、−N3、C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C7−15シクロアルキル、C5−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項14)
R1が、必要に応じてZ1で置換されるC3−6シクロアルキルであり;
前記C3−6シクロアルキルは、F、−OH、−Cl、−CN、C1−3アルキル、C1−3フルオロアルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4アルコキシ、−C(O)NH2、−C(O)NH(C1−3アルキル);および−C(O)(C1−3フルオロアルキル)からなる群より選択される4つまたはそれを超える置換基で置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項15)
R1が、C1−3フルオロアルキルまたは−C(O)(C1−3フルオロアルキル)で置換されたC3−6シクロアルキルであり、
前記C3−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1でも置換され;
前記C1−3フルオロアルキルまたは−C(O)(C1−3フルオロアルキル)は、少なくとも1つのオキソ、−Cl、−NO2、−CN、−N3、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C3−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(
O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換され;
前記C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C3−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルは、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項16)
R1が、少なくとも1つのC1−3アルキルまたはC1−4ヒドロキシアルキルで置換されたC3−6シクロアルキルであり、前記C3−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1で置換され;
前記C1−3アルキルまたはC1−4ヒドロキシアルキルは、オキソ、クロロ、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換され;
前記C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルは、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項17)
R1が、少なくとも1つのC1−4アルコキシまたはC(O)NH(C1−3アルキル)で置換されたC3−6シクロアルキルであり;
前記C3−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1で置換され、前記C1−4アルコキシまたはC(O)NH(C1−3アルキル)は、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換され;
前記C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルは、必要に
応じてZ1bで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項18)
R1が、必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリールである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項19)
R1が、必要に応じてZ1で置換される、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジニル、チアジアゾール、オキサジアゾール、ピリミジニル、ピリジジニル、ピラジニル、イソチアゾリル、テトラゾリル、チオフェニル、フラニル、トリアジニルまたは8〜10員のヘテロアリールである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項20)
R1が、必要に応じてZ1で置換される6員ヘテロアリールである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項21)
R1が、必要に応じてZ1で置換される4〜7員の単環式ヘテロシクリルである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項22)
R1が、必要に応じてZ1で置換される、アゼチジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、4〜7員のスルタム、4〜7員の環状カルバメート、4〜7員の環状カーボネートまたは4〜7員の環状スルフィドである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項23)
R1が、必要に応じてZ1で置換される6〜12員の二環式ヘテロシクリルであり;
前記6〜12員の二環式ヘテロシクリルが、4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピラジニルであるとき、前記6〜12員の二環式ヘテロシクリルは、少なくとも1つのオキソ、C3−6シクロアルキルまたはC(O)(C1−5アルキル)で置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項24)
R1が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルであり;
前記オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルは、−Cl、オキソ、−CN、C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C7−10シクロアルキル、アリール、ピリジニル、ピリジジニル、5〜10員の二環式ヘテロアリール、5員ヘテロアリール、窒素もしくは硫黄を含む単環式ヘテロシクリル、二環式ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)−R11、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12または−S(O)2N(R12)(R12)から選択される1つまたはそれを
超える置換基で置換され;
前記C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C7−10シクロアルキル、アリール、ピリジニル、ピリジジニル、5〜10員の二環式ヘテロアリール、5員ヘテロアリール、窒素もしくは硫黄を含む単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換され;
前記オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリル、チアゾリルは、必要に応じてZ1で置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項25)
R1が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルであり;
前記オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルは、必要に応じてZ1で置換され;
前記オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリル、チアゾリルは、F、−OH、C1−4アルキル、C1−3ヒドロキシアルキル、C1−4フルオロアルキル、−(CH2)1−3O(C1−3アルキル)、−C(O)(C1−3フルオロアルキル)、−S(O)2(C1−3アルキル)、C3−6シクロアルキル、C3−6フルオロシクロアルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピリミジニル、フルオロピリミジニルまたはメトキシピリミジニルから選択される3つまたはそれを超える置換基で置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項26)
R1が、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルであり;
前記ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルは、必要に応じてZ1で置換され;
前記ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルは、−(CH2)1−3O(C1−3アルキル)、−S(O)2(C1−3アルキル)、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはCH2(C3−6シクロアルキル)から独立して選択される1つまたはそれを超える置換基で置換され;
前記−(CH2)1−3O(C1−3アルキル)、−S(O)2(C1−3アルキル)、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルまたはCH2(C3−6シクロアルキル)は、独立して、1つまたはそれを超えるオキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項27)
R1が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルであり;前記オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルは、必要に応じて−Fまたは−OHで置換され、かつC1−4アルキルまたはC1−3ヒドロキシアルキルから独立して選択される1つまたはそれを超える置換基で置換され;
前記C1−4アルキルまたはC1−3ヒドロキシアルキルは、1つまたはそれを超えるオキソ、−Cl、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C7−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R16、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
ここで、いずれのアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項28)
R1が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルであり;
前記オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピラゾリルまたはチアゾリルは、必要に応じて−Fまたは−OHで置換され、かつC1−4フルオロアルキル、−C(O)(C1−3フルオロアルキル)、C3−6シクロアルキル、C3−6フルオロシクロアルキルおよびフルオロピリミジニルから独立して選択される1つまたはそれを超える置換基で置換され;
前記C1−4フルオロアルキル、−C(O)(C1−3フルオロアルキル)、C3−6シクロアルキル、C3−6フルオロシクロアルキルまたはフルオロピリミジルは、1つまたはそれを超えるオキソ、−Cl、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
ここで、いずれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項29)
R1が、必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリールである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは
重水素化アナログ。
(項30)
R1が、1つまたはそれを超えるC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R11、−C(O)O−R12、−C(O)NH(C3−6シクロアルキル)、−C(O)NH(C4−6アルキル)、−C(O)ヘテロシクリル、N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換されたC6−10アリールであり;
前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)NH(C3−6シクロアルキル)、−C(O)NH(C4−6アルキル)または−C(O)ヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換され;
前記C6−10アリールは、必要に応じてZ1で置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項31)
R1が、1つまたはそれを超える−C(O)NH(C1−3アルキル)で置換されたC6−10アリールであって、必要に応じてZ1aで置換されるC6−10アリールであり;
前記−C(O)NH(C1−3アルキル)は、1つまたはそれを超えるオキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項32)
R1が、1つまたはそれを超える−C(O)(C1−3フルオロアルキル)で置換されたC6−10アリールであり;
前記−C(O)(C1−3フルオロアルキル)は、1つまたはそれを超えるオキソ、−Cl、−NO2、−CN、−N3、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C3−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R
12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C3−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1bで置換され;
前記C6−10アリールは、必要に応じてZ1で置換される、
上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項33)
R1が、−N(R12)(R12)、−S(O)2R12、−S(O)2N(R12)(R12)または−Hである、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項34)
R2が、必要に応じてZ1で置換されるC1−10アルキルである、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項35)
R2が、C1−10アルキルである、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項36)
R2が、必要に応じてZ1で置換されるC7−10アルキルである、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項37)
R2が、1つまたはそれを超える−O(C1−2アルキル)、−NHC(O)(C1−3アルキル)または−S(O)2(C1−3アルキル)で置換されたC1−6アルキルであり;
前記−O(C1−2アルキル)は、1つまたはそれを超えるオキソ、−Cl、−NO2、−CN、−N3、C2−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C2−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;前記−O(C1−2アルキル)は、必要に応じて−Fで置換され;
前記−NHC(O)(C1−3アルキル)または−S(O)2(C1−3アルキル)は、1つまたはそれを超えるオキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC
(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C1−6アルキルは、必要に応じてZ1aで置換され;
前記C2−9アルキル、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、C2−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルの各々は、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項38)
R2が、−Cl、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、単環式ヘテロシクリル、二環式ヘテロシクリル、−O(C3−9アルキル)、−O(C3−10シクロアルキル)、−O(ヘテロシクリル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)(C4−9アルキル)、−N(R12)C(O)(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)C(O)(ヘテロシクリル)、−N(R12)C(O)(アリール)、−N(R12)C(O)(ヘテロアリール)、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2(C4−9アルキル)、−S(O)2(アリール)、−S(O)2(C3−10シクロアルキル)、−S(O)2(ヘテロシクリル)、−S(O)2(ヘテロアリール)または−S(O)2N(R12)(R12)から選択される1つまたはそれを超える置換基で置換されたC4−6アルキルであり;
前記C4−6アルキルは、必要に応じてZ1でも置換され;
前記C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、単環式ヘテロシクリル、二環式ヘテロシクリル、−O(C3−9アルキル)、−O(C3−10シクロアルキル)、−O(ヘテロシクリル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−N(R12)C(O)(C4−9アルキル)、−N(R12)C(O)(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)C(O)(ヘテロシクリル)、−N(R12)C(O)(アリール)、−N(R12)C(O)(ヘテロアリール)、−S(O)2(C4−9アルキル)、−S(O)2(アリール)、−S(O)2(C3−10シクロアルキル)、−S(O)2(ヘテロシクリル)、−S(O)2(ヘテロアリール)、−NHC(O)(C1−3アルキル)または−S(O)2(C1−3アルキル)は、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項39)
R2が、1つまたはそれを超える−O(CH2)2R17または−O(CH2)R17で置換されたC4−6アルキルであり;
各存在におけるR17は、独立して、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S
(O)2N(R12)(R12)であり;
前記C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、必要に応じてZ1bで置換され;
前記C4−6アルキルは、必要に応じてZ1でも置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項40)
R2が、F、ヒドロキシル、−CN、−OCH3、−OCD3、−NHC(O)(C1−3アルキル)、−S(O)2(C1−3アルキル)またはC1−2フルオロアルコキシから選択される5つまたはそれを超える置換基で置換されたC4−6アルキルであり;
前記C4−6アルキルは、必要に応じてZ1で置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項41)
R2が、−Cl、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シクロプロピル、ナフチル、二環式ヘテロシクリル、C7−15シクロアルキル、−O(CH2)2R17、−O(CH2)R17、−O(C3−9アルキル)、−O(C3−10シクロアルキル)、−O(ヘテロシクリル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−C(O)(C1−9アルキル)、−C(O)(シクロプロピル)、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)(C4−9アルキル)、−N(R12)C(O)(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)C(O)(ヘテロシクリル)、−N(R12)C(O)(アリール)、−N(R12)C(O)(ヘテロアリール)、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2(C4−9アルキル)、−S(O)2(アリール)、−S(O)2(C3−10シクロアルキル)、−S(O)2(ヘテロシクリル)、−S(O)2(ヘテロアリール)または−S(O)2N(R9)(R12)から選択される1つまたはそれを超える置換基で置換されたC1−3アルキルであり;
前記C1−3アルキルは、必要に応じてZ1でも置換され;
前記C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シクロプロピル、ナフチル、二環式ヘテロシクリル、C7−15シクロアルキル、−O(C3−9アルキル)、−O(C3−10シクロアルキル)、−O(ヘテロシクリル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−N(R12)C(O)(C4−9アルキル)、−N(R12)C(O)(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)C(O)(ヘテロシクリル)、−N(R12)C(O)(アリール)、−N(R12)C(O)(ヘテロアリール)、−S(O)2(C4−9アルキル)、−S(O)2(アリール)、−S(O)2(C3−10シクロアルキル)、−S(O)2(ヘテロシクリル)または−S(O)2(ヘテロアリール)は、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項42)
R2が、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾール、オキサジアゾール、ピリミジニル、ピリジジニル、ピラジニル、イソチアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チオモルホリニル、4〜7員のスルタム、4〜7員の環状カルバメート、4〜7員の環状カーボネート、4〜7員の環状スルフィドまたは8〜10員のヘテロアリールから選択される1つまたはそれを超える置換基で置換されたC1−3アルキルであり;それらのいずれもが必要に応じてZ1aで置換され
;
前記C1−3アルキルは、必要に応じてZ1でも置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項43)
R2が、フェニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、ピペリジニル、イミダゾリル、ピリジニル、チオフェニルまたはC4−6シクロアルキルから選択される1つの置換基で置換されたC1−3アルキルであり;
前記フェニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、ピペリジニル、イミダゾリル、ピリジニル、チオフェニルまたはC4−6シクロアルキルは、1つまたはそれを超えるオキソ、−NO2、−N3、−CN、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O(C3−6アルキル)、−O(C3−6シクロアルキル)、−O(ヘテロシクリル)、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R9)(R12)で置換され;
ここで、いずれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1aで置換される、上記項1〜33に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項44)
R2が、必要に応じてZ1で置換されるC1−3アルキルであり、かつフェニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、ピペリジニル、イミダゾリル、ピリジニル、チオフェニルまたはC4−6シクロアルキルから選択される1つの置換基で置換され;
前記フェニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、ピペリジニル、イミダゾリル、ピリジニル、チオフェニルまたはC4−6シクロアルキルは、−F、−Cl、−OH、C1−3アルキル、−O(C1−2アルキル)または−S(O)2NH2から選択される4つまたはそれを超える置換基で置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項45)
R2が、オキソで置換されたC1−3アルキルであって、必要に応じてハロ、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、チオモルホリニル、−CN、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シクロプロピル、C7−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R9)(R12)から選択される1つまたはそれを超える置換基で置換されるC1−3アルキルであり;
前記C1−3アルキルは、必要に応じてZ1で置換され;
前記C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、シクロプロピル、C7−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニルまたはチオモルホリニルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項46)
R2が、−F、−OH、−OCH3、−CN、−NHC(O)(C1−3アルキル)、C1−2フルオロアルコキシまたは−S(O)2(C1−3アルキル)から選択される5つまたはそれを超える置換基で置換されたC3アルキルである、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項47)
R2が、必要に応じてZ1で置換されるC3−10シクロアルキルである、上記項1〜33に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項48)
R2が、必要に応じてZ1で置換されるシクロプロピルである、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項49)
R2が、必要に応じてZ1で置換されるC7−10シクロアルキルである、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項50)
R2が、−ハロ、オキソ、−CN、C1−4アルキル、C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O(C4−9アルキル)、−O(C3−10シクロアルキル)、−O(ヘテロシクリル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−N(R12)C(O)(C5−9アルキル)、−N(R12)C(O)(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)C(O)(ヘテロシクリル)、−N(R12)C(O)(アリール)、−N(R12)C(O)(ヘテロアリール)、−NH(R12)、−N(R12)(C4−9アルキル)、−N(R12)(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)(ヘテロシクリル)、−N(R12)(アリール)、−N(R12)(ヘテロアリール)、−N(R12)C(O)O(C4−9アルキル)、−N(R12)C(O)O(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)C(O)O(ヘテロシクリル)、−N(R12)C(O)O(アリール)、−N(R12)C(O)O(ヘテロアリール)、−C(O)N(R12)(C5−9アルキル)、−C(O)N(R12)(C7−10シクロアルキル)、−C(O)N(R12)(ヘテロシクリル)、−C(O)N(R12)(アリール)、−C(O)N(R12)(ヘテロアリール)、−C(O)N(R9)(R9)、−C(O)O−R12、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)2R12、−S(O)(NH)R12または−S(O)2N(R12)(R12)から選択される1つまたはそれを超える置換基で置換されたC4−6シクロアルキルであり;
前記C4−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1でも置換され;
前記C1−4アルキルは、必要に応じて、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル
、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R16、−O(C4−9アルキル)、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、−O(C4−9アルキル)、−O(C3−10シクロアルキル)、−O(ヘテロシクリル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−N(R12)C(O)(C5−9アルキル)、−N(R12)C(O)(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)C(O)(ヘテロシクリル)、−N(R12)C(O)(アリール)、−N(R12)C(O)(ヘテロアリール)、−N(R12)(C4−9アルキル)、−N(R12)(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)(ヘテロシクリル)、−N(R12)(アリール)、−N(R12)(ヘテロアリール)、−N(R12)C(O)O(C4−9アルキル)、−N(R12)C(O)O(C3−10シクロアルキル)、−N(R12)C(O)O(ヘテロシクリル)、−N(R12)C(O)O(アリール)、−N(R12)C(O)O(ヘテロアリール)、−C(O)N(R12)(C5−9アルキル)、−C(O)N(R12)(C7−10シクロアルキル)、−C(O)N(R12)(ヘテロシクリル)、−C(O)N(R12)(アリール)、−C(O)N(R12)(ヘテロアリール)、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルの各々は、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項51)
R2が、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−3アルコキシ、−(CH2)1−3O(C1−3アルキル)、−C(O)NH(C1−4アルキル)、−C(O)NH(C3−6シクロアルキル)、−N(C1−3アルキル)2、−NHC(O)O(C1−3アルキル)、−NHC(O)(C1−4ヒドロキシアルキル)から選択される1つまたはそれを超える置換基で置換されたC4−6シクロアルキルであり;
前記C4−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1で置換され;
前記−C(O)NH(C3−6シクロアルキル)は、Z1aで置換され;
前記C1−4ヒドロキシアルキルまたは−NHC(O)(C1−4ヒドロキシアルキル)は、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;前記C1−3アルコキシ、−(CH2)1−3O(C1−3アルキル)、−N(C1−3アルキル)2、−NHC(O)O(C1−3アルキル)は、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(
R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記−C(O)NH(C1−4アルキル)は、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C3−9アルキル、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルの各々は、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項52)
R2が、1つまたはそれを超える−NHC(O)(C1−3アルキル)で置換されたC4−6シクロアルキルであり;
少なくとも1つの−NHC(O)(C1−3アルキル)は、1つまたはそれを超えるオキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C4−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1で置換され;
前記C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項53)
R2が、−OH、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−3アルコキシ、−(CH2)1−3O(C1−3アルキル)、−C(O)NH(C1−4アルキル)、−C(O)NH(C3−6シクロアルキル)、−N(C1−3アルキル)2、−NHC(O)(C1−3アルキル)、−NHC(O)O(C1−3アルキル)または−NHC(O)(C1−4ヒドロキシアルキル)から選択される3つまたはそれを超える置換基で置換されたC4−6シクロアルキルであり;
前記C4−6シクロアルキルは、必要に応じてZ1で置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項54)
R2が、必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリールである、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項55)
R2が、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾール、チアゾール、オキサジアゾール、イソチアゾリル、テトラゾリル、チオフェニル、フラニルまたは6〜10員のヘテロアリールであり;それらのいずれもが、必要に応じてZ1で置換される、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項56)
R2が、必要に応じてZ1で置換される4〜7員の単環式ヘテロシクリルである、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項57)
R2が、アゼチジニル、オキセタニル、ピロリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、4〜7員のスルタム、4〜7員の環状カルバメート、4〜7員の環状カーボネートまたは4〜7員の環状スルフィドであり;それらのいずれもが、必要に応じてZ1で置換される、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項58)
R2が、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル
ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルであり;
前記テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルは、オキソ、ハロ、−CN、C2−4アルキル、C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)2(C4−9アルキル)、−S(O)2(C3−10シクロアルキル)、−S(O)2(ヘテロシクリル)、−S(O)2(アリール)、−S(O)2(ヘテロアリール)、−S(O)(NH)R12または−S(O)2N(R12)(R12)から選択される1つまたはそれを超える置換基で置換され;
前記テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルは、必要に応じてZ1aで置換され;
前記C2−4アルキルは、必要に応じて、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、
−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C3−9アルキル、C5−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−S(O)2(C4−9アルキル)、−S(O)2(C3−10シクロアルキル)、−S(O)2(ヘテロシクリル)、−S(O)2(アリール)または−S(O)2(ヘテロアリール)の各々は、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項59)
R2が、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル
ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルであり;
前記テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルは、1つまたはそれを超えるC1アルキルで置換され;
前記テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルは、必要に応じてZ1で置換され;前記C1アルキルは、必要に応じて、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R9)(R9)、−C(O)N(R12)(C4−9アルキル)、−C(O)N(R12)(C3−10シクロアルキル)、−C(O)N(R12)(ヘテロシクリル)、−C(O)N(R12)(アリール)、−C(O)N(R12)(ヘテロアリール)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)N(R12)(C3−10シクロアルキル)、−C(O)N(R12)(ヘテロシクリル)、−C(O)N(R12)(アリール)、−C(O)N(R12)(ヘテロアリール)は、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項60)
R2が、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル
ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルであり;それらのいずれもが必要に応じてZ1で置換され;
前記テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルは、1つまたはそれを超えるS(O)2(C1−3アルキル)で置換され;
前記S(O)2(C1−3アルキル)は、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(
R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項61)
R2が、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル
ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルであり;それらのいずれもが必要に応じてZ1で置換され;
前記テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルは、1つまたはそれを超えるC1−4ヒドロキシアルキルで置換され;
前記C1−4ヒドロキシアルキルは、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項62)
R2が、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル
ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルであり;それらのいずれもが必要に応じてZ1で置換され;
前記テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルは、1つまたはそれを超える−CH2C(O)NH(C1−6アルキル)で置換され;
前記−CH2C(O)NH(C1−6アルキル)は、オキソ、−Cl、−NO2、−CN、−N3、C6−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−
OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記−CH2C(O)NH(C1−6アルキル)は、必要に応じてZ1aで置換され;
前記C6−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1bで置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項63)
R2が、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルであり;
前記テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルは、1つまたはそれを超える−CH2C(O)NH(C4−6アルキル)で置換され;
前記テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピペラジニル ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたはトリアゾリルは、必要に応じてZ1で置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項64)
R2が、必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリールである、上記項1〜33に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項65)
R2が、必要に応じてZ1で置換される6〜12員の二環式ヘテロシクリルであり;
前記6〜12員の二環式ヘテロシクリルが、1−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナニルであるとき、前記1−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナニルは、1つまたはそれを超えるZ1で置換される、
上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項66)
R2が、−N(R12)(R12)、−S(O)2R12、−S(O)2N(R12)(R12);または−Hである、上記項1〜33に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項67)
R3が、H、ハロ、−NO2、−CN、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)C(O)−N(R12)(R12)、−S(O)2R12)、−SR12および−S(O)2N(R12)(R12)から選択される、
上記項1〜66に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項68)
R3が、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R9)(R9)、−NH(R9)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)C(O)−N(R12)(R12)、−S(O)2(R12)、−S−R12または−S(O)2N(R12)(R12)から選択され;
前記−N(H)(R9)が、NH(C1−3アルキル)であるか、−N(H)(R9)が
、NH(C1−4ヒドロキシアルキル)であるか、または−O−R12が、−O(C1−3アルキル)であるとき、前記NH(C1−3アルキル)、NH(C1−4ヒドロキシアルキル)または−O(C1−3アルキル)は、1つまたはそれを超えるオキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換され;
前記C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項69)
R3が、−O(C4アルキル)または−N(H)(C4アルキル)から選択され;前記−O(C4アルキル)は、必要に応じてZ1aで置換され;前記−N(H)(C4アルキル)は、必要に応じて、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項70)
R3が、必要に応じてZ1で置換されるC1−9アルキルである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項71)
R3が、必要に応じてFで置換されるC1−2アルキルであって、1つまたはそれを超えるオキソ、−Cl、−NO2、−N3、−CN、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R
12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換されるC1−2アルキルであり;
前記C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項72)
R3が、1つまたはそれを超えるZ1で置換されたC3アルキルである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項73)
R3が、必要に応じてZ1で置換されるC4−9アルキルである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項74)
R3が、必要に応じてZ1で置換されるC2−9アルキニルである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項75)
R3が、必要に応じてZ1で置換されるC2−9アルケニルである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項76)
R3が、必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリールである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項77)
R3が、必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリールであり;
前記5〜10員のヘテロアリールが、ピリジニルである場合、前記ピリジニルは、1つまたはそれを超えるZ1でさらに置換される、
上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項78)
R3が、必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリールである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項79)
R3が、必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリールであり;
前記C6−10アリールが、シアノフェニルであるとき、前記シアノフェニルは、1つまたはそれを超えるオキソ、ハロ、−NO2、−N3、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R
12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換され;
前記C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項80)
R3が、必要に応じてZ1で置換される4〜12員のヘテロシクリルである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項81)
R3が、必要に応じてZ1で置換される4〜12員のヘテロシクリルであり;
前記4〜12員のヘテロシクリルが、ヒドロキシピロリジニルであるとき、前記ヒドロキシピロリジニルは、1つまたはそれを超えるオキソ、ハロ、−CN、−NO2、−N3、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換され;
前記C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜66に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項82)
R3が、必要に応じてZ1で置換されるC3−10シクロアルキルである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項83)
R3が、1つまたはそれを超えるZ1で置換されるC3−6シクロアルキルである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項84)
R3が、必要に応じてZ1で置換されるC7−10シクロアルキルである、上記項1〜66に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項85)
R4が、H、ハロ、−NO2、−CN、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)C(O)−N(R12)(R12)、−S(O)2R12)、−SR12または−S(O)2N(R12)(R12)である、上記項1〜84に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナロ
グ。
(項86)
R4が、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R9)(R9)、−NH(R9)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)C(O)−N(R12)(R12)、−S(O)2(R12)、−S−R12または−S(O)2N(R12)(R12)であり;
前記−N(H)(R9)が、NH(C1−3アルキル)であるか、−N(H)(R9)が、NH(C1−4ヒドロキシアルキル)であるか、または−O−R12が、−O(C1−3アルキル)であるとき、前記NH(C1−3アルキル)、NH(C1−4ヒドロキシアルキル)または−O(C1−3アルキル)は、1つまたはそれを超えるオキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換され;
前記C4−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項87)
R4が、−O(C4アルキル)または−N(H)(C4アルキル)から選択され;前記−O(C4アルキル)は、必要に応じてZ1aで置換され;
前記−N(H)(C4アルキル)は、必要に応じて、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(V)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換され;
前記C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項88)
R4が、必要に応じてZ1で置換されるC1−9アルキルである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項89)
R4が、必要に応じてFで置換されるC1−2アルキルであって、1つまたはそれを超えるオキソ、−Cl、−NO2、−N3、−CN、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換されるC1−2アルキルであり;
前記C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項90)
R4が、1つまたはそれを超えるZ1で置換されたC3アルキルである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項91)
R4が、必要に応じてZ1で置換されるC4−9アルキルである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項92)
R4が、必要に応じてZ1で置換されるC2−9アルキニルである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項93)
R4が、必要に応じてZ1で置換されるC2−9アルケニルである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項94)
R4が、必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリールである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項95)
R4が、必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリールであり;
前記5〜10員のヘテロアリールが、ピリジニルであるとき、前記ピリジニルは、1つまたはそれを超えるZ1でさらに置換される、
上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項96)
R4が、必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリールである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項97)
R4が、必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリールであり;
前記C6−10アリールが、シアノフェニルであるとき、前記シアノフェニルは、1つま
たはそれを超えるオキソ、ハロ、−NO2、−N3、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換され;
前記C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項98)
R4が、必要に応じてZ1で置換される4〜12員のヘテロシクリルである、上記項1〜84に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項99)
R4が、必要に応じてZ1で置換される4〜12員のヘテロシクリルであり;前記4〜12員のヘテロシクリルが、ヒドロキシピロリジニルであるとき、前記ヒドロキシピロリジニルは、1つまたはそれを超えるオキソ、ハロ、−CN、−NO2、−N3、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R9、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)でさらに置換され;
前記C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルは、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜84に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項100)
R4が、必要に応じてZ1で置換されるC3−10シクロアルキルである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項101)
R4が、1つまたはそれを超えるZ1で置換されたC3−6シクロアルキルである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項102)
R4が、必要に応じてZ1で置換されるC7−10シクロアルキルである、上記項1〜84に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合
物もしくは重水素化アナログ。
(項103)
R5、R6またはR7のうちの少なくとも1つが、独立して、H、ハロ、−NO2、−CN、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R9)(R9)、NH(R9)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12または−N(R12)S(O)2(R12)から選択される、上記項1〜102に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項104)
R5、R6またはR7のうちの少なくとも1つが、独立して、−NO2、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R9)(R9)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12または−N(R12)S(O)2(R12)から選択される、上記項1〜102に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項105)
R5、R6またはR7のうちの少なくとも1つが、独立して、必要に応じてZ1で置換されるC1−5アルキルである、上記項1〜102に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項106)
R5、R6またはR7のうちの少なくとも1つが、独立して、必要に応じてFで置換されるC1−2アルキルであって、1つまたはそれを超えるオキソ、−Cl、−NO2、−N3、−CN、C3−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)で置換されたC1−2アルキルであり;ここで、いずれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1aで置換される、上記項1〜102に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項107)
R5、R6またはR7のうちの少なくとも1つが、独立して、1つまたはそれを超えるZ1で置換されたC3アルキルである、上記項1〜102に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項108)
R5、R6またはR7のうちの少なくとも1つが、独立して、必要に応じてZ1で置換されるC4−5アルキルである、上記項1〜102に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項109)
R5、R6またはR7のうちの少なくとも1つが、独立して、必要に応じてZ1で置換される、シクロプロピル、オキセタニルまたはアゼチジニルである、上記項1〜102に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項110)
R5、R6またはR7のうちの少なくとも1つが、独立して、シクロプロピル、オキセ
タニルまたはアゼチジニルであり;前記シクロプロピルは、1つまたはそれを超えるZ1で置換され;前記オキセタニルまたはアゼチジニルは、必要に応じてZ1で置換される、上記項1〜102に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項111)
R3、R4、R5、R6またはR7のうちの2つ以下が、Hである、上記項1〜110に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項112)
R3が、HまたはFである、上記項1〜111のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項113)
R4が、H、F、−CNまたはClである、上記項1〜112のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項114)
R5が、HまたはFである、上記項1〜113のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項115)
R6が、HまたはFである、上記項1〜114のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項116)
R7が、HまたはFである、上記項1〜115のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項117)
Z1が、選択されたH、ハロ、−CN、C1−9アルキル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)S(O)2(R12)、−OC(O)−N(R12)(R12)、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)であり;
ここで、いずれのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1aで置換される、
上記項1〜116に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項118)
上記項1〜117のいずれかに記載の化合物を、薬学的に許容され得るキャリアおよび必要に応じて希釈剤とともに含む、薬学的組成物。
(項119)
炎症関連疾患または炎症関連障害の処置を必要とする患者において炎症関連疾患または炎症関連障害を処置する方法であって、上記項1〜117のいずれかに記載の化合物または上記項118に記載の薬学的組成物を前記患者に投与することを含む、方法。
(項120)
上記項1〜117に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項121)
R1が、必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリールであり、前記5〜10員のヘテロアリールが、フラニル、ピラニル、ピラオリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾイル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、チアフェニル、オキサゾイル、チアゾイルであるとき、前記5〜10員のヘテロアリールは、必要に
応じて5〜12員の二環式環または5〜12員のヘテロ二環式環で置換され、該二環式環および該ヘテロ二環式環は、縮合環、スピロ環または架橋環であり得る、上記項1〜117に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項122)
R1が、必要に応じてZ1で置換される5〜12員の二環式である、上記項1に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項123)
R1が、必要に応じてC1−3アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、3〜6員のシクロアルキル、3〜6員のヘテロシクリル、5〜6員のアリールまたは5〜6員のヘテロアリールで置換される5〜12員の二環式であり、該C1−3アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、3〜6員のシクロアルキル、3〜6員のヘテロシクリル、5〜6員のアリールまたは5〜6員のヘテロアリール基は、1つまたはそれを超えるZ1a基でさらに置換され得る、上記項1に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項124)
R1が、必要に応じてZ1で置換される5〜12員の二環式ヘテロシクリルである、上記項1に記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項125)
R1が、必要に応じてC1−3アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、3〜6員のシクロアルキル、3〜6員のヘテロシクリル、5〜6員のアリールまたは5〜6員のヘテロアリールで置換される5〜12員の二環式ヘテロシクリルであり、該C1−3アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、3〜6員のシクロアルキル、3〜6員のヘテロシクリル、5〜6員のアリールまたは5〜6員のヘテロアリール基は、1つまたはそれを超えるZ1a基でさらに置換され得る、上記項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。
(項126)
式(I)の化合物
【化188】
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(式中、
R1およびR2は、各々独立して、
h)必要に応じてZ1で置換されるC1−10アルキル;
i)必要に応じてZ1で置換されるC3−10シクロアルキル;
j)必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリール;
k)必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリール;
l)必要に応じてZ1で置換される4〜7員の単環式ヘテロシクリル;
m)必要に応じてZ1で置換される6〜12員の二環式ヘテロシクリル;または
n)−N(R12)(R12)、−S(O)2R12、−S(O)2N(R12)(R1
2)もしくは−H
から選択され;
R1またはR2が、C1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、C6−10アリール、4〜7員の単環式ヘテロシクリル、6〜12員の二環式ヘテロシクリルであるとき、R1もしくはR2上の同じ原子に結合した2つのZ1基またはR1もしくはR2上の隣接する原子に結合した2つのZ1基は、共に付加して、3〜6員のシクロアルキルまたは3〜6員のヘテロシクリルを形成し;
R3およびR4は、各々独立して、
i)H、ハロ、−NO2、−CN、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)C(O)−N(R12)(R12)、−S(O)2R12もしくは−S(O)2N(R12)(R12);
j)必要に応じてZ1で置換されるC1−9アルキル;
k)必要に応じてZ1で置換されるC2−9アルキニル;
l)必要に応じてZ1で置換されるC2−9アルケニル;
m)必要に応じてZ1で置換される5〜10員のヘテロアリール;
n)必要に応じてZ1で置換されるC6−10アリール;
o)必要に応じてZ1で置換される4〜12員のヘテロシクリル;または
p)必要に応じてZ1で置換されるC3−10シクロアルキル
から選択され;
R5、R6およびR7は、各々独立して、
d)H、ハロ、−NO2、−CN、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12もしくは−N(R12)S(O)2(R12;
e)必要に応じてZ1で置換されるC1−5アルキル;または
f)必要に応じてZ1で置換される、シクロプロピル、オキセタニルもしくはアゼチジニル
から選択され;
Z1は、独立して、オキソ、ハロ、−NO2、−N3、−CN、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)−R12、−C(O)O−R12、−C(O)−N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)C(O)−R12、−N(R12)C(O)O−R12、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−NR12S(O)2N(R12)(R12)、−NR12S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)であり;
ここで、いずれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1aで置換され;
各Z1aは、独立して、オキソ、ハロ、−NO2、−CN、−N3、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−R12、−C(O)R12、−C(O)O−R12、−C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)(R12)、−N(R12)2(R12)+、−N(R12)−C(O)R12、−N(R12)C(O)O(R12)、−N(R12)C(O)N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2(R12)、−N(R12)S(O)2−N(R12)(R12)、−N(R12)S(O)2O(R12)、−OC(O)R12、−OC(O)OR12、−OC
(O)−N(R12)(R12)、−Si(R12)3、−S−R12、−S(O)R12、−S(O)(NH)R12、−S(O)2R12または−S(O)2N(R12)(R12)であり;
ここで、いずれのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じてZ1bで置換され;
各R12は、独立して、H、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり、該C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、必要に応じて1つまたはそれを超えるZ1a基でさらに置換され得;
各Z1bは、独立して、オキソ、ヒドロキシ、ハロ、−NO2、−N3、−CN、C1−9アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−15シクロアルキル、C1−8ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O(C1−9アルキル)、−O(C2−6アルケニル)、−O(C2−6アルキニル)、−O(C3−15シクロアルキル)、−O(C1−8ハロアルキル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−O(ヘテロシクリル)、−NH2、−NH(C1−9アルキル)、−NH(C2−6アルケニル)、−NH(C2−6アルキニル)、−NH(C3−15シクロアルキル)、−NH(C1−8ハロアルキル)、−NH(アリール)、−NH(ヘテロアリール)、−NH(ヘテロシクリル)、−N(C1−9アルキル)2、−N(C3−15シクロアルキル)2、−N(C2−6アルケニル)2、−N(C2−6アルキニル)2、−N(C3−15シクロアルキル)2、−N(C1−8ハロアルキル)2、−N(アリール)2、−N(ヘテロアリール)2、−N(ヘテロシクリル)2、−N(C1−9アルキル)(C3−15シクロアルキル)、−N(C1−9アルキル)(C2−6アルケニル)、−N(C1−9アルキル)(C2−6アルキニル)、−N(C1−9アルキル)(C3−15シクロアルキル)、−N(C1−9アルキル)(C1−8ハロアルキル)、−N(C1−9アルキル)(アリール)、−N(C1−9アルキル)(ヘテロアリール)、−N(C1−9アルキル)(ヘテロシクリル)、−C(O)(C1−9アルキル)、−C(O)(C2−6アルケニル)、−C(O)(C2−6アルキニル)、−C(O)(C3−15シクロアルキル)、−C(O)(C1−8ハロアルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)、−C(O)(ヘテロシクリル)、−C(O)O(C1−9アルキル)、−C(O)O(C2−6アルケニル)、−C(O)O(C2−6アルキニル)、−C(O)O(C3−15シクロアルキル)、−C(O)O(C1−8ハロアルキル)、−C(O)O(アリール)、−C(O)O(ヘテロアリール)、−C(O)O(ヘテロシクリル)、−C(O)NH2、−C(O)NH(C1−9アルキル)、−C(O)NH(C2−6アルケニル)、−C(O)NH(C2−6アルキニル)、−C(O)NH(C3−15シクロアルキル)、−C(O)NH(C1−8ハロアルキル)、−C(O)NH(アリール)、−C(O)NH(ヘテロアリール)、−C(O)NH(ヘテロシクリル)、−C(O)N(C1−9アルキル)2、−C(O)N(C3−15シクロアルキル)2、−C(O)N(C2−6アルケニル)2、−C(O)N(C2−6アルキニル)2、−C(O)N(C3−15シクロアルキル)2、−C(O)N(C1−8ハロアルキル)2、−C(O)N(アリール)2、−C(O)N(ヘテロアリール)2、−C(O)N(ヘテロシクリル)2、−NHC(O)(C1−9アルキル)、−NHC(O)(C2−6アルケニル)、−NHC(O)(C2−6アルキニル)、−NHC(O)(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)(アリール)、−NHC(O)(ヘテロアリール)、−NHC(O)(ヘテロシクリル)、−NHC(O)O(C1−9アルキル)、−NHC(O)O(C2−6アルケニル)、−NHC(O)O(C2−6アルキニル)、−NHC(O)O(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)O(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)O(アリール)、−NHC(O)O(ヘテロアリール)、−NHC(O)O(ヘテロシクリル)、−NHC(O)NH(C1−9アルキル)、−NHC(O)NH(C2−6アルケニル)、−NHC(O)NH(
C2−6アルキニル)、−NHC(O)NH(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)NH(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)NH(アリール)、−NHC(O)NH(ヘテロアリール)、−NHC(O)NH(ヘテロシクリル)、−SH、−S(C1−9アルキル)、−S(C2−6アルケニル)、−S(C2−6アルキニル)、−S(C3−15シクロアルキル)、−S(C1−8ハロアルキル)、−S(アリール)、−S(ヘテロアリール)、−S(ヘテロシクリル)、−NHS(O)(C1−9アルキル)、−N(C1−9アルキル)(S(O)(C1−9アルキル)、−S(O)N(C1−9アルキル)2、−S(O)(C1−9アルキル)、−S(O)(NH)(C1−9アルキル)、−S(O)(C2−6アルケニル)、−S(O)(C2−6アルキニル)、−S(O)(C3−15シクロアルキル)、−S(O)(C1−8ハロアルキル)、−S(O)(アリール)、−S(O)(ヘテロアリール)、−S(O)(ヘテロシクリル)、−S(O)2(C1−9アルキル)、−S(O)2(C2−6アルケニル)、−S(O)2(C2−6アルキニル)、−S(O)2(C3−15シクロアルキル)、−S(O)2(C1−8ハロアルキル)、−S(O)2(アリール)、−S(O)2(ヘテロアリール)、−S(O)2(ヘテロシクリル)、−S(O)2NH(C1−9アルキル)または−S(O)2N(C1−9アルキル)2であり;
ここで、いずれのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルも、必要に応じて1つまたはそれを超えるハロ、C1−9アルキル、C1−8ハロアルキル、−OH、−NH2、−NH(C1−9アルキル)、−NH(C3−15シクロアルキル)、−NH(C1−8ハロアルキル)、−NH(アリール)、−NH(ヘテロアリール)、−NH(ヘテロシクリル)、−N(C1−9アルキル)2、−N(C3−15シクロアルキル)2、−NHC(O)(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)(アリール)、−NHC(O)(ヘテロアリール)、−NHC(O)(ヘテロシクリル)、−NHC(O)O(C1−9アルキル)、−NHC(O)O(C2−6アルキニル)、−NHC(O)O(C3−15シクロアルキル)、−NHC(O)O(C1−8ハロアルキル)、−NHC(O)O(アリール)、−NHC(O)O(ヘテロアリール)、−NHC(O)O(ヘテロシクリル)、−NHC(O)NH(C1−9アルキル)、−S(O)(NH)(C1−9アルキル)、S(O)2(C1−9アルキル)、−S(O)2(C3−15シクロアルキル)、−S(O)2(C1−8ハロアルキル)、−S(O)2(アリール)、−S(O)2(ヘテロアリール)、−S(O)2(ヘテロシクリル)、−S(O)2NH(C1−9アルキル)、−S(O)2N(C1−9アルキル)2、−O(C3−15シクロアルキル)、−O(C1−8ハロアルキル)、−O(アリール)、−O(ヘテロアリール)、−O(ヘテロシクリル)、または−O(C1−9アルキル)で置換されるが;
ただし、R1が、C3アルキルであり、R2が、Fおよびヒドロキシルで置換されたC5アルキルであり、R3、R5、R6、R7が、Hであり、R4が、CNであるとき、R1は、Z1で置換される)
またはその薬学的に許容され得る塩、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは重水素化アナログ。