特開2021-179062(P2021-179062A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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▶ 宮崎 啓之の特許一覧

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  • 特開2021179062-マスク 図000003
  • 特開2021179062-マスク 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-179062(P2021-179062A)
(43)【公開日】2021年11月18日
(54)【発明の名称】マスク
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20211022BHJP
   A62B 18/02 20060101ALI20211022BHJP
【FI】
   A41D13/11 A
   A62B18/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2020-112108(P2020-112108)
(22)【出願日】2020年5月15日
(71)【出願人】
【識別番号】502417438
【氏名又は名称】宮崎 啓之
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 啓之
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185CC32
(57)【要約】
【課題】口からの飛沫を防止する為に鼻と口を覆う従来の家庭用マスクを使用した場合に生じる気温の高い条件で使用した場合の蒸れや運動時の息苦しさを解消する、鼻呼吸が楽で鼻から吐いた息が籠らない口だけを覆う飛沫防止マスクとしての使用法と鼻と口を覆う従来の家庭用マスクの使用法の両方の使用法を使い分けることが出来る意匠性も備えたマスクを提供する。
【解決手段】マスク本体(2)が口だけをしっかり覆う様に装着する事により飛沫を防止しなから、開放された鼻部分には意匠的に鼻を覆う部品(1)を固定または着脱式でマスク本体(2)に取付けることにより、マスクとしも違和感の無い意匠とし、また、鼻と口を覆う従来の家庭用マスクとして使用する場合には、鼻と口を覆うようにマスク本体(2)を飛沫防止で使用した向きと上下逆さに装着する事により従来の家庭用マスク機能を持たせる事ができ、部品(1)が顎を隠す意匠となる構造とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
口からの飛沫を防止する為に鼻と口を覆う従来のマスクを使用した場合に生じる、気温の高い条件で使用した場合の蒸れや運動時の息苦しさを解消する飛沫防止マスクとして、口だけを覆うマスク本体(2)に、装着時マスクとして意匠的に違和感の無い様に顔の鼻部分を隠すための部品(1)を固定または着脱式でマスク本体(2)に備え、さらにマスク本体(2)を鼻と口を覆うように上下逆さに装着する事で鼻と口を覆う従来の家庭用マスクの使用法が可能になり、飛沫防止使用時に鼻を覆っていた部品(1)が顎を隠す意匠となる、飛沫防止用の使い方と従来の家庭用マスクの使い方の2つの使い方を上下逆さに装着する事で使い分けする事が出来るマスクの構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
口からの飛沫を防止する為に鼻と口を覆う従来のマスクを使用した場合に生じる、気温の高い条件で使用した場合の蒸れや運動時の息苦しさを解消する飛沫防止マスクとして、口だけを覆うマスク本体(2)に、装着時マスクとして意匠的に違和感の無い様に顔の鼻部分を隠すための部品(1)を固定または着脱式でマスク本体(2)に備え、さらにマスク本体(2)を鼻と口を覆うように上下逆さに装着する事で鼻と口を覆う従来の家庭用マスクの使用法が可能になり、飛沫防止使用時に鼻を覆っていた部品(1)が顎を隠す意匠となる、飛沫防止用の使い方と従来の家庭用マスク使いの2つの使い方を上下逆さに装着する事で使い分けする事が出来るマスクの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
マスクの通気性を確保するアイデアには特許文献1のようなマスク本体に直接通気口を設けるようなものがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016−199834
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の様にマスクの通気性を得るためにマスク本体に直接開口部を設けてはどうしても飛沫防止や防塵などの性能も低下してしまう。また鼻の下に通気口を設けただけではやはり口からの飛沫を防止できず防塵などの性能も低下してしまう為、そのような構造のマスクは顔を覆って紫外線を防御するものや、防寒の為のマスクでしかなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
マスク本体(2)で口だけをしっかり覆う事により飛沫を防止しなから、意匠的に鼻を覆う部品(1)を固定または着脱式でマスク本体(2)に取付けることによりマスクとして違和感の無い意匠とする。
【0006】
マスク本体(2)を上下逆さに装着した時に鼻と口を覆える構造とし、その場合、部品(1)が顎を隠す意匠となる。
【発明の効果】
【0007】
飛沫防止用使用で、部品(1)を上にして装着した時、飛沫防止をしっかりしながら、鼻と口を覆う従来のマスクを飛沫防止の為に使用した時に生じる気温の高い条件で使用した場合の蒸れや、運動時の息苦しさを解消し、マスクとしての意匠も損なわない。
【0008】
マスク本体(2)を上下逆さに装着した時、部品(2)で鼻と口を覆う事が出来、その時部品(1)は顎を覆い、従来の家庭用マスクの使用法で使用できるので、飛沫防止用で使う場合と合わせて周囲の状況に対応させた2つの使用法を選ぶ事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】 本発明に係る部品(1)マスク本体(2)及び耳掛け紐(3)を含むマスクを飛散防止用に部品(1)を上にして装着した場合の正面、横面図である。
図2】 本発明に係る部品(1)マスク本体(2)及び耳掛け紐(3)で構成するマスクを鼻と口を覆う様に図1の上下逆さに装着し、鼻と口を覆う従来の家庭用マスクとして装着した場合の正面、横面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は本発明に係る、部品(1)マスク本体(2)及び耳掛け紐(3)で構成するマスクをマスク本体(2)で口だけを覆い、飛散防止用で装着した時の姿を現したものである。この時、部品(1)は鼻を隠す意匠となる。また、周囲の状況により鼻と口を覆う従来の家庭用マスクとして使用する場合は、マスク本体(2)を飛沫防止用で装着した状態の上下逆さにして鼻と口の両方を覆うように装着する。この時にマスク本体(2)だけでは顎を隠せない寸法となる為、飛沫防止用で装着した時に鼻を隠した部品(1)が意匠的に顎を隠す構造となる。
【符号の説明】
【0011】
1 飛沫防止用使い時には鼻隠し、従来の家庭用マスク使い時には顎を隠す為の部品。
2 マスク本体
3 耳掛け紐
図1
図2