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  • 特開2021179068-水で活性化されるまつげ 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-179068(P2021-179068A)
(43)【公開日】2021年11月18日
(54)【発明の名称】水で活性化されるまつげ
(51)【国際特許分類】
   A41G 5/02 20060101AFI20211022BHJP
   C09J 11/00 20060101ALI20211022BHJP
   C09J 11/04 20060101ALI20211022BHJP
   C09J 133/00 20060101ALI20211022BHJP
   C09J 183/04 20060101ALI20211022BHJP
   C09J 163/00 20060101ALI20211022BHJP
   C09J 107/00 20060101ALI20211022BHJP
   C09J 11/06 20060101ALI20211022BHJP
   C09J 101/08 20060101ALI20211022BHJP
   C09J 129/04 20060101ALI20211022BHJP
   C09J 201/00 20060101ALI20211022BHJP
【FI】
   A41G5/02
   C09J11/00
   C09J11/04
   C09J133/00
   C09J183/04
   C09J163/00
   C09J107/00
   C09J11/06
   C09J101/08
   C09J129/04
   C09J201/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2021-2056(P2021-2056)
(22)【出願日】2021年1月8日
(31)【優先権主張番号】202010415917.3
(32)【優先日】2020年5月16日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521013965
【氏名又は名称】青▲島▼▲愛▼蕾▲詩▼假睫毛有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100130993
【弁理士】
【氏名又は名称】小原 弘揮
(72)【発明者】
【氏名】官文▲剛▼
【テーマコード(参考)】
4J040
【Fターム(参考)】
4J040BA031
4J040CA011
4J040DD021
4J040DF001
4J040EC001
4J040EK031
4J040HA136
4J040HA196
4J040HD41
4J040JA08
4J040JB04
4J040KA35
4J040KA42
4J040KA43
4J040MA15
4J040NA02
4J040PA42
(57)【要約】      (修正有)
【課題】水で活性化される接着層を設けた、まつげを提供する。
【解決手段】水で活性化される接着層1と、接着剤固定層2と、軟質ホルダ3と、まつげ本体4とを備える水で活性化されるまつげであって、前記軟質ホルダがゴムで形成される一側に溝が付いているストライプ状構造を有し、幾つかのまつげ本体の一端が軟質ホルダの他方側を貫通し溝の底部の接着剤固定層で固定され、接着剤固定層の外側の対応する溝に水で活性化される接着層がさらに設けられており、水で活性化される接着層を設けることにより、使用する場合水を塗り付け、粘着性を有していない水で活性化される接着層が粘着性を有するようになる水で活性化される。水と接触すれば粘着することができる付けまつげにより、汚染を低減すると同時に、使用しやすくなる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水で活性化される接着層1と、接着剤固定層2と、軟質ホルダ3と、まつげ本体4とを備える水で活性化されるまつげであって、前記軟質ホルダ3がゴムで形成される一側に溝が付いているストライプ状構造を有し、幾つかのまつげ本体4の一端が軟質ホルダの他方側を貫通し溝の底部の接着剤固定層2で固定され、接着剤固定層2の外側の対応する溝に水で活性化される接着層1がさらに設けられており、水で活性化される接着層1を設けることにより、使用する場合水を塗り付け、粘着性を有していない水で活性化される接着層1が粘着性を有するようになることを特徴とする、水で活性化されるまつげ。
【請求項2】
前記水で活性化される接着層1に幾つかの針孔5が開設されていることを特徴とする、請求項1に記載の水で活性化されるまつげ。
【請求項3】
前記軟質ホルダ3が透明ゴム材質であることを特徴とする、請求項1に記載の水で活性化されるまつげ。
【請求項4】
前記水で活性化される接着層の構成原料が、主としてアクリルシリコーンエマルジョン40〜50部、疎水性エポキシ樹脂30〜40部、天然ゴム10〜20部、クエン酸カリウム8〜10部、ナノ酸化亜鉛3〜5部、カルボキシメチルセルロースナトリウム7〜9部、ポリビニルアルコール10〜12部、高分子樹脂20〜30部、多孔質炭酸カルシウム10〜12部、発色剤8〜10部、顕色剤8〜10部、減感剤5〜7部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の水で活性化されるまつげ。
【請求項5】
化粧を落とす必要がある場合、ドライヤで熱風モードで眼部の付けまつげを吹けば、便利で速く外すことができ、ドライヤーをかける場合目を閉じればよいことを特徴とする、請求項1に記載の水で活性化されるまつげ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、付けまつげに関し、詳しくは水で活性化されるまつげである。
【背景技術】
【0002】
付けまつげは眼部の人工まつげを美化するためのものである。通常、まつげを長くし厚くすることにより、目がより大きく、明るく、豊満で、元気に見える。付けまつげは長い歴史を持っており、早くも紀元前2000年の古代エジプト及び古代ローマの文献に、付けまつげの記載を発見することができる。付けまつげを製作する材料は、プラスチック、綿、羽等の材質がある。異なる材質で製作された付けまつげによって、現れた効果も異なる。
【0003】
現在、付けまつげと人の眼部との結合方法として、依然としてステッカーで貼り合わせることが用いられる。不快適であり、人体の皮膚に刺激を与え、さらに化粧を落とす場合、人のまぶたを傷つける可能性がある。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、水で活性化されるまつげを提供して、前記背景技術に提出された問題を解決することを目的とする。
【0005】
前記目的を実現するために、本発明は下記の技術的手段を提供する。
【0006】
水で活性化される接着層と、接着剤固定層と、軟質ホルダと、まつげ本体とを備える水で活性化されるまつげであって、前記軟質ホルダがゴムで形成される一側に溝が付いているストライプ状構造を有し、幾つかのまつげ本体の一端が軟質ホルダの他方側を貫通し溝の底部の接着剤固定層で固定され、接着剤固定層の外側の対応する溝に水で活性化される接着層がさらに設けられており、水で活性化される接着層を設けることにより、使用する場合水を塗り付け、粘着性を有していない水で活性化される接着層が粘着性を有するようになる水で活性化されるまつげ。
【0007】
本発明のさらなる実施の態様として、前記水で活性化される接着層に幾つかの針孔が開設されている。針孔の目的として、水で活性化される接着層が変形に参与する空間を有し、さらにより良く変形することができ、それに針孔が少しの水分を貯蓄し長時間の保湿効果を発揮し、さらに粘着性を確保することができる。
【0008】
本発明のさらなる実施の態様として、前記軟質ホルダが透明ゴム材質である。
【0009】
本発明のさらなる実施の態様として、前記水で活性化される接着層の構成原料が、主としてアクリルシリコーンエマルジョン40〜50部、疎水性エポキシ樹脂30〜40部、天然ゴム10〜20部、クエン酸カリウム8〜10部、ナノ酸化亜鉛3〜5部、カルボキシメチルセルロースナトリウム7〜9部、ポリビニルアルコール10〜12部、高分子樹脂20〜30部、多孔質炭酸カルシウム10〜12部、発色剤8〜10部、顕色剤8〜10部、減感剤5〜7部を含む。
【0010】
本発明において、アクリルシリコーンエマルジョン、疎水性エポキシ樹脂、天然ゴム、クエン酸カリウム、ナノ酸化亜鉛、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルアルコール、高分子樹脂を介して、水と接触すれば粘着性を生じる材料を構成し、長時間水に浸漬してもばらばらにならない。また高分子樹脂、多孔質炭酸カルシウム、発色剤、顕色剤及び減感剤は、水と接触すれば顕色する効果を発揮することができる。異なる色を組み合わせることによりユーザの要求を満たすことができるとともに、顕色で良く区分することができ、ユーザはそれが、使用できる粘着性を有するかを容易に知ることができる。
【0011】
本発明のさらなる実施の態様として、化粧を落とす必要がある場合、ドライヤで熱風モードで眼部の付けまつげを吹けば、便利で速く外すことができ、ドライヤーをかける場合目を閉じればよい。
【0012】
従来技術に比べ、本発明の効果は、水と接触すれば粘着することができる付けまつげを提供することにより、汚染を低減すると同時に、使用しやすくなることである。
【0013】
本発明で使用される接着材料は皮膚に刺激がなく、同時に水と接触すれば変色し、実際の役割を果たすことができ、装着しても取り外しても非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】水で活性化されるまつげの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本発明の実施例中の添付図面を参照しながら、本発明の実施例中の技術的手段を明確で完全に説明する。明らかに、説明される実施例は全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例に過ぎない。本発明中の実施例に基づき、当業者であれば、創造的な工夫をせずに得られた全ての他の実施例は、全て本発明の保護範囲に属する。
【0016】
図1を参照する。本発明の実施例において、水で活性化されるまつげは、水で活性化される接着層1と、接着剤固定層2と、軟質ホルダ3と、まつげ本体4とを備え、前記軟質ホルダ3がゴムで形成される一側に溝が付いているストライプ状構造を有し、幾つかのまつげ本体4の一端が軟質ホルダの他方側を貫通し溝の底部の接着剤固定層2で固定され、接着剤固定層2の外側の対応する溝に水で活性化される接着層1がさらに設けられており、水で活性化される接着層1を設けることにより、使用する場合水を塗り付け、粘着性を有していない水で活性化される接着層1が粘着性を有するようになり、使用が可能になる。
【0017】
前記水で活性化される接着層1に幾つかの針孔5が開設されている。針孔5の目的として、水で活性化される接着層1が変形に参与する空間を有し、さらにより良く変形することができ、それに針孔5が少しの水分を貯蓄し長時間の保湿効果を発揮し、さらに粘着性を確保することができる。
【0018】
実施例1
前記水で活性化される接着層1の構成原料が、主としてアクリルシリコーンエマルジョン40部、疎水性エポキシ樹脂30部、天然ゴム10部、クエン酸カリウム8部、ナノ酸化亜鉛3部、カルボキシメチルセルロースナトリウム7部、ポリビニルアルコール10部、高分子樹脂20部、多孔質炭酸カルシウム10部、発色剤8部、顕色剤8部、減感剤5部を含む。
【0019】
実施例2
前記水で活性化される接着層1の構成原料が、主としてアクリルシリコーンエマルジョン45部、疎水性エポキシ樹脂35部、天然ゴム15部、クエン酸カリウム9部、ナノ酸化亜鉛4部、カルボキシメチルセルロースナトリウム8部、ポリビニルアルコール11部、高分子樹脂25部、多孔質炭酸カルシウム11部、発色剤9部、顕色剤9部、減感剤6部を含む。
【0020】
実施例3
前記水で活性化される接着層1の構成原料が、主としてアクリルシリコーンエマルジョン50部、疎水性エポキシ樹脂40部、天然ゴム20部、クエン酸カリウム10部、ナノ酸化亜鉛5部、カルボキシメチルセルロースナトリウム9部、ポリビニルアルコール12部、高分子樹脂30部、多孔質炭酸カルシウム12部、発色剤10部、顕色剤10部、減感剤7部を含む。
【0021】
本発明の説明において、特に明確な規定及び限定がない限り、用語「装着」、「連結」、「接続」は広義的に理解されるべきである。例えば、固定接続されてもよく、脱着可能に接続されてもよく、又は一体的に接続されてもよい。機械的に接続されてもよく、電気的に接続されてもよい。直接接続されてもよく、中間媒体を介して間接接続されてもよく、2つの部品の内部の連通でもよい。当業者であれば、具体的な状況に基づき前記用語の本発明での具体的な意味を理解することができる。
【0022】
前記実施例を参照しながら本発明を詳しく説明したが、当業者であれば、依然として前記各実施例に記載される技術的手段を変形し、又はその中の一部の技術的特徴を等価置換することができる。本発明の趣旨及び原則内で行われたあらゆる変形、等価置き換え、改良等は、全て本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0023】
1 水で活性化される接着層
2 接着剤固定層
3 軟質ホルダ
4 まつげ本体
5 針孔

図1