【解決手段】情報処理装置は、複数の表示領域のそれぞれに対する表示を制御可能であって、複数の表示領域のそれぞれに対応して設定されたアプリケーションのそれぞれを、共通の1種類の操作で起動させる起動制御部と、起動制御部により起動されたアプリケーションのそれぞれを、それぞれに対応する表示領域に表示させる表示制御部と、を備える。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の概要について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム100の構成の一例を示すシステム図である。情報処理システム100は、情報処理装置10と、ディスプレイ装置20とを備えている。図示する情報処理装置10は、クラムシェル型(ノート型)のPC(パーソナルコンピュータ)である。なお、情報処理装置10は、デスクトップ型のPCやタブレット型のPCであってもよい。ディスプレイ装置20は、情報処理装置10に接続可能な外付けのディスプレイ装置である。情報処理装置10は、ディスプレイ装置20が接続されると、接続されたディスプレイ装置20の表示部25の表示領域である表示画面を表示部15の表示領域である表示画面に加え、マルチディスプレイとして構成することができる。ここで、情報処理装置10の表示部15の表示画面を「表示画面1」、ディスプレイ装置20の表示部25の表示画面を「表示画面2」と称する。表示画面2を表示画面1の複製とすることも、表示画面1を表示画面2で拡張し、両方の画面を合わせて一つの表示画面として構成することもできる。表示画面1が情報処理装置10のメイン画面に相当し、表示画面2が表示画面1に追加した拡張画面に相当する。
【0020】
以下では、表示画面2を表示画面1の複製とする設定を「複製表示モード」と称する。複製表示モードでは、表示画面1と表示画面2のそれぞれを同一の表示画面として、情報処理装置10が実行するアプリケーション(アプリケーションプログラム)を起動した際に、起動したアプリケーションが表示画面1と表示画面2のそれぞれ(両方)に表示される。
【0021】
一方、表示画面1を表示画面2で拡張する設定を「拡張表示モード」と称する。拡張表示モードでは、情報処理装置10が実行するアプリケーション(アプリケーションプログラム)を起動した際に表示画面1と表示画面2のいずれに表示させるかの設定を行うことができる。例えば、この設定はランチャーで設定することができる。ランチャーとは、マウスのクリックなどのような簡単な操作でアプリケーションを起動する機能を有するプログラムであり、OS上で実行される。
【0022】
図2は、本実施形態に係るマルチ画面の設定画面の一例を示す図である。図示する設定画面G10は、OSによるディスプレイの設定画面とは別に、ランチャー或いはランチャーの設定画面として、例えばダイアログに表示される。また、この設定画面G10は、情報処理装置10の表示画面1(即ち、メイン画面)に表示される。
【0023】
設定画面G10において、符号GS11が示す領域では、ディスプレイモード(Display Mode)の設定が可能である。ディスプレイモードの設定として、拡張表示モード(Duai/Extended)モードと、複製表示モード(Single/Duplicated)モードとが選択肢として表示されている。ユーザは、拡張表示モードと複製表示モードとのいずれかのラジオボタンを選択(例えば、クリック)することで、ディスプレイモードを選択することができる。
【0024】
また、符号GS12が示す領域では、画面の向き(Orientation)の設定が可能である。画面の向きには、画面の幅が高さより長い横向き(Landscape)と、画面の高さが幅より長い縦向き(Portrait)とがある。例えば、画面の向きの設定としては、基本となる回転角度0度の画面の向きをLandscape(0)とし、基本の画面の向きから90度回転したPortrait(90)、180度回転したLandscape(180)、270度回転したPortrait(270)の4種類の向きが選択肢として表示されている。ユーザは、画面の向きの選択肢のいずれかのラジオボタンを選択(例えば、クリック)することで、画面の向きを選択することができる。
【0025】
「Mode Change」と表示されているモードボタンB11は、選択されたディスプレイモード及び画面の向きに設定を変更するための操作子として表示されている。ユーザがモードボタンB11に対して操作(例えば、クリック)することで、選択されたディスプレイモード及び画面の向きに更新される。
【0026】
また、符号GS13が示す領域では、拡張表示モードにおける表示画面1と表示画面2のそれぞれに対応するアプリケーションの設定が可能である。「First Application」は、起動したときに表示画面1に表示されるアプリケーションの設定である。「Second Application」は、起動したときに表示画面2に表示されるアプリケーションの設定である。「First Application」と「Second Application」のそれぞれには、情報処理装置10にインストールされているアプリケーションの選択肢がプルダウンメニューで表示され、その中から任意のアプリケーションを選択することができる。図示する例では、「First Application」には、表示画面1に対応するアプリケーションとして「アプリケーション1(Application1)」が選択されている。一方、「Second Application」には、表示画面2に対応するアプリケーションとして「アプリケーション2(Application2)」が選択されている。
【0027】
「Launch Apps」と表示されている起動ボタンB12は、「First Application」と「Second Application」に設定されているアプリケーションを起動させるための操作子として表示されている。ユーザが起動ボタンB12に対して操作(例えば、クリック)すると、情報処理装置10は、アプリケーション1及びアプリケーション2を起動し、起動したアプリケーション1を表示画面1に表示させ、起動したアプリケーション2を表示画面2に表示させる。例えば、アプリケーション1がメーラー(メールソフト)で、アプリケーション2がブラウザである場合、情報処理装置10は、ユーザが起動ボタンB12に対して操作(例えば、クリック)を行うのみで、メーラーとブラウザを起動し、メーラーを表示画面1に表示させ、ブラウザを表示画面2に表示させることができる。
【0028】
また、起動後のアプリケーションの表示サイズ(ウィンドウサイズ)は、表示画面の解像度の違いなどによって変化する。そこで、情報処理装置10は、起動したアプリケーション1を表示画面1に表示させ、起動したアプリケーション2を表示画面2に表示させる際に、それぞれのアプリケーションをそれぞれに対応する表示画面の仕様に基づいて表示させる。例えば、情報処理装置10は、それぞれのアプリケーションの表示サイズを、それぞれの表示画面の解像度に応じて、表示画面に対して所定のサイズとなるように表示させる。
【0029】
具体的には、表示画面1の解像度が「1280×720」で、表示画面2の解像度が「1960×1080」などのように、それぞれの解像度が異なる場合がある。情報処理装置10は、アプリケーション1の表示サイズが表示画面1の表示領域に対して所定の表示領域(例えば、表示画面1の表示領域と同等、即ち最大のサイズ)になるように、表示画面1の解像度「1280×720」に基づいて表示させる。一方、情報処理装置10は、アプリケーション2の表示サイズが表示画面2の表示領域に対して所定の表示領域(例えば、表示画面2の表示領域と同等、即ち最大のサイズ)になるように、表示画面2の解像度「1960×1080」に基づいて表示させる。なお、情報処理装置10は、それぞれの表示画面の表示領域よりも小さい領域(例えば、90%の領域)に、それぞれのアプリケーションを表示させてもよい。また、情報処理装置10は、アプリケーションによって決められた表示サイズで、それぞれの表示画面に表示させてもよい。これにより、情報処理装置10は、複数の表示画面の解像度が異なる場合であっても、起動したアプリケーションをそれぞれの表示画面の解像度に基づいて適したサイズで表示させることができる。また、情報処理装置10は、解像度に代えて又は加えて表示画面の縦横比に基づいて、アプリケーションを表示させてもよい。これにより、情報処理装置10は、複数の表示画面の解像度及び縦横比の何れか一方又は両方が異なる場合であっても、起動したアプリケーションをそれぞれの表示画面の解像度及び縦横比の何れか一方又は両方に基づいて適したサイズで表示させることができる。
【0030】
なお、「First Application」と「Second Application」には、複数のウィンドウで同時に起動可能なアプリケーション(ブラウザなど)であれば同一のアプリケーションが選択されてもよい。例えば、「First Application」と「Second Application」のうち一方のプルダウンメニューでアプリケーションが選択されると、当該アプリケーションが複数のウィンドウで同時に起動可能なアプリケーションでない場合には、他方のプルダウンメニューには、当該アプリケーションを除いたアプリケーションの選択が可能なように選択肢が表示される。
【0031】
また、「First Application」と「Second Application」のいずれか一方のみアプリケーションが選択されてもよい。例えば、「First Application」にアプリケーション1が選択され、「Second Application」にはアプリケーションが選択されていない場合には、起動ボタンB12に対して操作(例えば、クリック)されると、情報処理装置10は、アプリケーション1のみを起動し、起動したアプリケーション1を表示画面1に表示させる。また、「Second Application」にアプリケーション2が選択され、「First Application」にはアプリケーションが選択されていない場合には、起動ボタンB12に対して操作(例えば、クリック)されると、情報処理装置10は、アプリケーション2のみを起動し、起動したアプリケーション2を表示画面2に表示させる。この場合、表示画面1に表示されているランチャー(起動ボタンB12)に対する操作に応じて、表示画面2にアプリケーションを起動することが可能である。
【0032】
また、起動ボタンB12に相当する機能(即ち、アプリケーションを起動させるランチャー)は、タスクバーに表示されてもよい。その場合、タスクバーに表示されているランチャーに対して操作(例えば、クリック)されると、情報処理装置10は、設定されているアプリケーションを対応する表示画面に表示されるように起動する。また、タスクバーに表示されているランチャーに対して右クリックすることで表示されるメニューから「設定」を選択することで、
図2に示す設定画面G10が表示されてもよい。
【0033】
「EXIT」と表示されているボタンB13は、この設定画面G10を閉じるための操作子として表示されている。ユーザがボタンB13に対して操作(例えば、クリック)することで、設定画面G10のダイアログ表示が終了する。
【0034】
(情報処理装置10の構成)
以下、情報処理装置10の具体的な構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置10は、通信部11と、RAM(Random Access Memory)12と、Flashメモリ13と、CPU(Central Processing Unit)14と、表示部15と、映像出力部17と、スピーカ18と、加速度センサ19とを備えている。これらの各部は、バスなどを介して通信可能に接続されている。
【0035】
通信部11は、例えば、複数のイーサネット(登録商標)ポートや複数のUSB(Universal Serial Bus)等のデジタル入出力ポート、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)等の無線通信を行う通信デバイス等を含んで構成される。
【0036】
RAM12には、CPU14が演算や制御、処理などを行うプログラムやデータが展開され、適宜、各種データの保存または消去が行われる。また、RAM12は、表示部15の表示用のビデオメモリ(V−RAM)としても機能する。
【0037】
Flashメモリ13は、Flash−ROM(Resad Only Memory)などの不揮発性メモリである。例えば、Flashメモリ13には、BIOS(Basic Input Output System)のプログラムや設定データ、OS(Operating System)やOS上で動作するアプリケーションのプログラム等が保存されている。
【0038】
CPU14は、BIOS、OS、またはOS上で動作する各種のアプリケーションなどのプログラムを実行することにより、各種の演算及び処理などを行う。例えば、CPU14は、上記プログラムの実行に応じて、RAM12、Flashメモリ13などに対してデータの読み書きや消去などのメモリ制御や、表示部15に対する表示制御、映像出力部17に対する出力制御、スピーカ18から出力する音の制御などを行う。なお、CPU14は、GPU(Graphic Processing Unit)など特定の演算及び処理を行なう構成を内部または外部に含んで構成されてもよい。
【0039】
表示部15は、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等を含んで構成され、CPU14が実行するBIOS、OS、またはOS上で動作する各種のアプリケーションの処理に応じた画像を表示する。なお、表示部15は、タッチパネル式のディスプレイであってもよい。
【0040】
映像出力部17は、外付けのディスプレイ装置と接続するための外部モニタ出力端子を含んで構成されている。例えば、外部モニタ出力端子は、HDMI(登録商標)端子、DVI端子、D−SUB端子、Display Port端子などである。スピーカ18は、電子音や音声などを出力する。加速度センサ19は、情報処理装置10の向き及び向きの変化を検出する。
【0041】
次に、CPU14が実行する機能のうち、ディスプレイモードに応じてアプリケーションの起動及び表示を制御する機能に関する構成について説明する。CPU14は、プログラムを実行することにより実現する機能構成として制御部140を備えている。
図4は、本実施形態に係る制御部140の機能構成の一例を示すブロック図である。制御部140は、取得部141と、設定部142と、起動制御部143と、表示制御部144とを備えている。
【0042】
取得部141は、各表示画面の仕様に関する仕様情報を取得する。仕様情報とは、表示画面の解像度や縦横比などの情報である。例えば、取得部141は、OSのAPIを用いて、表示画面1(情報処理装置10の表示部15)の仕様情報と、表示画面2(ディスプレイ装置20の表示部25)の仕様情報を取得する。
【0043】
設定部142は、
図2に示す設定画面G10に対するユーザの操作に基づいて選択されたディスプレイモードに基づいて、拡張表示モード又は複製表示モードに設定する。また、設定部142は、
図2に示す設定画面G10に対するユーザの操作に基づいて選択された画面の向きに基づいて、複数の表示画面の向きに関する情報を設定する。また、設定部142は、
図2に示す設定画面G10に対するユーザの操作に基づいて、複数の表示画面のそれぞれに対応して設定するアプリケーションに関する情報を設定する。例えば、設定部142は、設定画面G10の「First Application」のプルダウンメニューで選択されたアプリケーション1を、表示画面1に対応するアプリケーションとして設定する。また、設定部142は、設定画面G10の「Second Application」のプルダウンメニューで選択されたアプリケーション2を、表示画面2に対応するアプリケーションとして設定する。
【0044】
起動制御部143は、複数の表示画面のそれぞれに対応して設定されたアプリケーションのそれぞれを、共通の1種類の操作で起動させる。例えば、起動制御部143は、設定部142により設定されたアプリケーションに関する情報に基づいて、複数の表示画面のそれぞれに対応して設定されたアプリケーションを起動させる。具体的に、
図2に示す例では、起動制御部143は、表示画面1に対応して設定されたアプリケーション1と、表示画面2に対応して設定されたアプリケーション2とを、起動ボタンB12に対する操作に応じて起動させる。
【0045】
表示制御部144は、拡張表示モードと複製表示モードとの切り替えが可能である。表示制御部144は、設定部142により設定されたディスプレイモードに基づいて、拡張表示モードと複製表示モードとのいずれかに制御する。複製表示モードでは、表示制御部144は、表示画面1と表示画面2のそれぞれを同一の表示領域として、起動制御部143により起動されたアプリケーションを表示画面1と表示画面2のそれぞれ(両方)に表示させる。
【0046】
また、拡張表示モードでは、表示制御部144は、起動制御部143により起動されたアプリケーションのそれぞれを、それぞれに対応する表示画面に表示させる。例えば、表示制御部144は、設定部142により表示画面1に対応するアプリケーションとして設定されたアプリケーション1を表示画面1に表示させる。また、表示制御部144は、設定部142により表示画面2に対応するアプリケーションとして設定されたアプリケーション2を表示画面2に表示させる。
【0047】
また、表示制御部144は、取得部141が取得した表示画面1の仕様情報(解像度や縦横比など)に基づいて、アプリケーション1を表示画面1に表示させる。同様に、表示制御部144は、取得部141が取得した表示画面2の仕様情報(解像度や縦横比など)に基づいて、アプリケーション2を表示画面2に表示させる。
【0048】
さらに、表示制御部144は、設定部142により設定された拡張表示モードまたは複製表示モードのいずれかの表示モードで起動制御部143により起動されたアプリケーションを表示させた後に表示モードが変更された場合、変更後の表示モードに応じて当該アプリケーションを表示しなおす。例えば、設定部142により設定された拡張表示モードで起動したアプリケーションを表示させた後に、OSの機能を使用してユーザがディスプレイモードを複製表示モードに変更した場合、表示制御部144は、表示していたアプリケーションを複製表示モードで表示しなおす。また、設定部142により設定された複製表示モードで起動したアプリケーションを表示させた後に、OSの機能を使用してユーザがディスプレイモードを拡張表示モードに変更した場合、表示制御部144は、表示していたアプリケーションを拡張表示モードで表示しなおす。
【0049】
なお、表示制御部144は、拡張表示モードと複製表示モードとのいずれにおいても、設定部142により設定された複数の表示画面の向きに関する情報に基づいて、起動制御部143により起動されたアプリケーションのそれぞれを表示させる。
【0050】
(起動表示制御処理の動作)
次に、制御部140がディスプレイモードに応じてアプリケーションの起動及び表示を制御する起動表示制御処理の動作について説明する。
図5は、本実施形態に係るアプリケーションの起動表示制御処理の一例を示すフローチャートである。この図に示す処理は、ランチャー(
図2の設定画面G10)に対するユーザの操作に応じた起動表示制御処理の一例である。
【0051】
(ステップS101)制御部140は、OSの起動に応じて、設定画面G10(
図2参照)を表示画面1に表示させる。なお、制御部140は、OSの起動後に、ユーザの操作に応じて設定画面G10を表示画面1に表示させてもよい。
【0052】
(ステップS103)制御部140は、設定画面G10のディスプレイモード(Display Mode)の設定に対して選択操作が行なわれたか否かを判定する。制御部140は、ディスプレイモードの設定に対して選択操作が行なわれたと判定した場合(YES)、ステップS105の処理に進む。一方、制御部140は、ディスプレイモードの設定に対して選択操作が行なわれていないと判定した場合(NO)、ステップS107の処理に進む。
【0053】
(ステップS105)制御部140は、ディスプレイモードの設定に対する選択操作に応じて、ディスプレイモードのいずれが選択されているかを示す選択表示(
図2の例では、ラジオボタン)を更新する。そして、ステップS103の処理に戻る。
【0054】
(ステップS107)制御部140は、設定画面G10の画面の向き(Orientation)の設定に対して選択操作が行なわれたか否かを判定する。制御部140は、画面の向きの設定に対して選択操作が行なわれたと判定した場合(YES)、ステップS109の処理に進む。一方、制御部140は、画面の向きの設定に対して選択操作が行なわれていないと判定した場合(NO)、ステップS111の処理に進む。
【0055】
(ステップS109)制御部140は、画面の向きの設定に対する選択操作に応じて、画面の向きのいずれが選択されているかを示す選択表示(
図2の例では、ラジオボタン)を更新する。そして、ステップS103の処理に戻る。
【0056】
(ステップS111)制御部140は、設定画面G10のアプリケーションの設定に対して選択操作が行なわれたか否かを判定する。制御部140は、アプリケーションの設定に対して選択操作が行なわれたと判定した場合(YES)、ステップS113の処理に進む。一方、制御部140は、アプリケーションの設定に対して選択操作が行なわれていないと判定した場合(NO)、ステップS115の処理に進む。
【0057】
(ステップS113)制御部140は、アプリケーションの設定に対する選択操作に応じて、「First Application」と「Second Application」とで選択されているアプリケーションを示す選択表示(
図2の例では、「First Application」にアプリケーション1、「Second Application」にアプリケーション2)を更新する。そして、ステップS103の処理に戻る。
【0058】
(ステップS115)制御部140は、設定画面G10のモードボタンB11に対して操作が行なわれたか否かを判定する。制御部140は、モードボタンB11に対して操作が行なわれたと判定した場合(YES)、ステップS117の処理に進む。一方、制御部140は、モードボタンB11に対して操作が行なわれていないと判定した場合(NO)、ステップS119の処理に進む。
【0059】
(ステップS117)制御部140は、設定画面G10で現在設定されているディスプレイモード及び画面の向きに変更する。
【0060】
(ステップS119)制御部140は、設定画面G10の起動ボタンB12に対して操作が行なわれたか否かを判定する。制御部140は、起動ボタンB12に対して操作が行なわれたと判定した場合(YES)、ステップS121の処理に進む。一方、制御部140は、起動ボタンB12に対して操作が行なわれていないと判定した場合(NO)、ステップS103の処理に戻る。
【0061】
(ステップS121)制御部140は、設定画面G10で現在設定されている「First Application」と「Second Application」とに設定されているアプリケーションを起動する。
図2示す例では、制御部140は、アプリケーション1とアプリケーション2とを起動する。そして、ステップS123の処理に進む。
【0062】
(ステップS123)制御部140は、設定画面G10で現在設定されているディスプレイモードの情報を取得する。そして、ステップS125の処理に進む。
【0063】
(ステップS125)制御部140は、現在設定されているディスプレイモードに応じて、ステップS121で起動したアプリケーションを対応する表示画面1または表示画面2に表示させる。拡張表示モードでは、制御部140は、「First Application」に設定されているアプリケーション1を表示画面1に表示させ、「Second Application」に設定されているアプリケーション2を表示画面2に表示させる。例えば、制御部140は、表示画面1の仕様情報(解像度や縦横比など)及び画面の向きに基づいて、アプリケーション1の表示サイズ(ウィンドウサイズ)が表示画面1の表示領域に対して所定の表示領域(例えば、表示画面1の表示領域と同等、即ち最大のサイズ)になるように、アプリケーション1を表示画面1に表示させる。同様に、制御部140は、表示画面2の仕様情報(解像度や縦横比など)及び画面の向きに基づいて、アプリケーション2の表示サイズ(ウィンドウサイズ)が表示画面2の表示領域に対して所定の表示領域(例えば、表示画面2の表示領域と同等、即ち最大のサイズ)になるように、アプリケーション2を表示画面2に表示させる。一方、複製表示モードでは、制御部140は、表示画面1と表示画面2のそれぞれを同一の表示領域として、起動されたアプリケーションを表示画面1と表示画面2のそれぞれ(両方)に表示させる。
【0064】
次に、
図5に示す処理でランチャーによりアプリケーションを起動して表示させた後のアプリケーションの表示制御処理について説明する。
図6は、本実施形態に係る起動後のアプリケーションの表示制御処理に一例を示すフローチャートである。
【0065】
(ステップS201)ランチャーによりアプリケーションが起動して表示された後に、OSの機能を使用してユーザがディスプレイモードを変更する場合がある。そこで、制御部140は、ランチャーによりアプリケーションを起動することに応じて、所定のサンプリング周期(例えば、2秒ごと)でディスプレイモードの検出を開始する。そして、ステップS203の処理に進む。
【0066】
(ステップS203)制御部140は、所定のサンプリング周期で検出されたディスプレイモードに基づいて、ディスプレイモードが変更されたか否かを判定する。制御部140は、ディスプレイモードの変更を検出しない場合(NO)、所定のサンプリング周期で判定を継続する。一方、制御部140は、ディスプレイモードの変更を検出した場合(YES)、ステップS205の処理に進む。
【0067】
(ステップS205)制御部140は、変更後のディスプレイモードの情報を取得する。そして、ステップS207の処理に進む。
【0068】
(ステップS207)制御部140は、変更後のディスプレイモードに応じて、表示しているアプリケーションを対応する表示画面1または表示画面2に表示しなおす。例えば、複製表示モードから拡張表示モードに変更された場合、制御部140は、アプリケーション1を表示画面1に表示させ、アプリケーション2を表示画面2に表示させる。例えば、制御部140は、表示画面1の仕様情報(解像度や縦横比など)及び画面の向きに基づいて、アプリケーション1の表示サイズ(ウィンドウサイズ)が表示画面1の表示領域に対して所定の表示領域(例えば、表示画面1の表示領域と同等、即ち最大のサイズ)になるように、アプリケーション1を表示画面1に表示させる。同様に、制御部140は、表示画面2の仕様情報(解像度や縦横比など)及び画面の向きに基づいて、アプリケーション2の表示サイズ(ウィンドウサイズ)が表示画面2の表示領域に対して所定の表示領域(例えば、表示画面2の表示領域と同等、即ち最大のサイズ)になるように、アプリケーション2を表示画面2に表示させる。一方、拡張表示モードから複製表示モードに変更された場合、制御部140は、表示画面1と表示画面2のそれぞれを同一の表示領域として、表示しているアプリケーションを表示画面1と表示画面2のそれぞれ(両方)に表示しなおす。
【0069】
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置10は、互いに重ならない複数の表示領域のそれぞれに対する表示を制御可能である。例えば、情報処理装置10は、表示画面1及び表示画面2(複数の表示領域の一例)のそれぞれに対応して設定されたアプリケーションのそれぞれを、共通の1種類の操作(例えば、
図2の起動ボタンB12に対する操作)で起動させる。また、情報処理装置10は、起動されたアプリケーションのそれぞれを、それぞれに対応する表示画面に上記共通の1種類の操作で表示させる。
【0070】
これにより、情報処理装置10は、簡単な操作でアプリケーションの起動及び表示を複数の表示画面に対して適切に制御することができる。例えば、従来は、新規にアプリケーションを起動する際には、表示画面2(拡張画面)で使用したい場合であってもまず表示画面1(メイン画面)に表示されるため、その後、起動したアプリケーションを表示画面1から表示画面2へマウス等によるドラッグアンドドロップの操作などで移動しなくてはならないため不便であった。これ対し、本実施形態では、表示画面1に表示させたいアプリケーションと、表示画面2に表示させたいアプリケーションとのそれぞれを予め設定しておくことで、新規にアプリケーションを起動した場合であっても、簡単な操作で、表示させたい表示画面にアプリケーションを表示させることができるため、利便性がよい。
【0071】
例えば、情報処理装置10は、表示画面1及び表示画面2のそれぞれに対応して設定するアプリケーションに関する情報を、ユーザの操作に基づいて設定する。そして、情報処理装置10は、設定されたアプリケーションに関する情報に基づいて、表示画面1及び表示画面2のそれぞれに対応して設定されたアプリケーション(例えば、アプリケーション1、アプリケーション2)を起動させる。
【0072】
これにより、情報処理装置10は、複数の表示画面のそれぞれに対応するアプリケーションをユーザが予め設定しておくことで、簡単な操作でアプリケーションの起動及び表示を複数の表示画面のそれぞれに対して適切に制御することができる。
【0073】
また、情報処理装置10は、起動されたアプリケーションのそれぞれを、それぞれに対応する表示画面の仕様(例えば、解像度や縦横比)に基づいて表示させる。
【0074】
これにより、情報処理装置10は、複数の表示画面のそれぞれに対応するアプリケーションを、それぞれの表示画面の仕様(例えば、解像度や縦横比)に応じて適切な表示サイズで表示させることができる。例えば、情報処理装置10の表示画面1の解像度とディスプレイ装置20の表示画面2の解像度とが異なる場合も、それぞれの解像度に応じてアプリケーションを適切な表示サイズで表示させることができる。
【0075】
また、情報処理装置10は、表示画面1及び表示画面2の向きに関する情報を、ユーザの操作に基づいて設定する。そして、情報処理装置10は、設定された表示画面1及び表示画面2の向きに関する情報に基づいて、起動されたアプリケーションのそれぞれを表示させる。
【0076】
これにより、情報処理装置10は、複数の表示画面のそれぞれに対応するアプリケーションを、それぞれの表示画面の向きに応じて適切な表示サイズで表示させることができる。
【0077】
また、情報処理装置10は、起動されたアプリケーションのそれぞれを、それぞれに対応する表示画面に表示させる拡張表示モード(第1表示モードの一例)と、表示画面1と表示画面2のそれぞれを同一の表示画面として、起動されたアプリケーションを表示画面1と表示画面2のそれぞれに表示させる複製表示モード(第2表示モードの一例)との切り替えが可能である。情報処理装置10は、拡張表示モードと複製表示モードとを、ユーザの操作に基づいて設定する。
【0078】
これにより、情報処理装置10は、ユーザの操作に応じて、拡張表示モードと複製表示モードとを切替えることができるとともに、それぞれの表示モードにおいて、アプリケーションの起動及び表示を複数の表示画面に対して適切に制御することができる。
【0079】
また、情報処理装置10は、設定された拡張表示モードまたは複製表示モードのいずれかの表示モードで起動されたアプリケーションを表示させた後に、表示モードが変更された場合、変更後の表示モードに応じて当該アプリケーションを表示しなおす。
【0080】
これにより、情報処理装置10は、一旦、拡張表示モードまたは複製表示モードのいずれかでアプリケーションを起動して表示させた後に、表示モードが変更された場合には、変更後の表示モードに応じて、アプリケーションの表示を適切に変更することができる。
【0081】
また、情報処理装置10は、表示画面の仕様に関する仕様情報を取得する。
【0082】
これにより、情報処理装置10は、複数の表示画面のそれぞれの仕様に応じて適切な表示サイズでアプリケーションを表示させることができる。例えば、情報処理装置10は、ディスプレイ装置20が接続された場合でも、接続されたディスプレイ装置20から表示画面2の仕様情報を取得することで、表示画面2の仕様に応じて適切な表示サイズでアプリケーションを表示させることができる。
【0083】
また、本実施形態に係る情報処理装置10は、互いに重ならない複数の表示画面のそれぞれに対応するアプリケーションを、ユーザの操作(例えば、
図2の符号GS13が示す領域に対してアプリケーションを設定する操作)に基づいて設定する。そして、情報処理装置10は、複数の表示画面のうちの少なくとも一つに対応して設定されたアプリケーションを特定の操作(例えば、
図2の起動ボタンB12に対する操作)で起動させるとともに、起動されたアプリケーションを、設定された対応する表示画面に上記特定の操作で表示させる。
【0084】
これにより、情報処理装置10は、ユーザが設定したアプリケーションを複数の表示画面のうちのユーザが設定した表示画面に起動して表示させることができる。例えば情報処理装置10は、表示画面1に表示されたランチャー(設定画面G10)に対するユーザの操作に応じて、ユーザが予め設定したアプリケーションを、表示画面1に起動して表示させることも、表示画面2に起動して表示させることもできる。よって、情報処理装置10は、簡単な操作でアプリケーションの起動及び表示を複数の表示画面に対して適切に制御することができる。
【0085】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、情報処理装置10の表示部15の表示画面1と、情報処理装置10に接続される外付けのディスプレイ装置20の表示部25の表示画面2とに対してランチャーを用いてアプリケーションの起動及び表示を制御する例を説明したが、2つの表示画面を備える情報処理装置に対しても同様の制御が可能である。
【0086】
図7は、本実施形態に係る情報処理装置10Aの外観を示す斜視図である。図示する情報処理装置10Aは、
図1に示す情報処理装置10と同様にクラムシェル型(ノート型)のPC(パーソナルコンピュータ)であるが、複数の表示部を備えている点が異なる。情報処理装置10Aは、第1筐体101、第2筐体102、及びヒンジ機構103を備える。第1筐体101及び第2筐体102は、略四角形の板状(例えば、平板状)の筐体である。第1筐体101の側面の一つと第2筐体102の側面の一つとがヒンジ機構103を介して結合(連結)されており、ヒンジ機構103がなす回転軸の周りに第1筐体101と第2筐体102とが相対的に回動可能である。第1筐体101と第2筐体102との回転軸の周りの開き角θが略0°の状態が、第1筐体101と第2筐体102とが重なり合って閉じた状態(「閉状態」と称する)である。閉状態において第1筐体101と第2筐体102との互いに対面する側の面を、それぞれの「内面」と呼び、内面に対して反対側の面を「外面」と称する。開き角θとは、第1筐体101の内面と第2筐体102の内面とがなす角とも言うことができる。閉状態に対して第1筐体101と第2筐体102とが開いた状態のことを「開状態」と称する。開状態とは、開き角θが予め設定された閾値(例えば、10°)より大きくなるまで、第1筐体101と第2筐体102とが相対的に回動された状態である。
【0087】
第1筐体101の内面には第1表示部15A、第2筐体102の内面には第2表示部16Aが設けられている。例えば、第1表示部15A及び第2表示部16Aは、タッチパネル式のディスプレイである。また、情報処理装置10Aは、図示するクラムシェル型(ノート型)のPCとしての使用形態であるクラムシェルモードの他にも、第1筐体101と第2筐体102との開き角θが略180°程度に開いた開状態での使用形態であるタブレットモードなど様々な形態で使用することができる。
【0088】
本実施形態では、第1表示部15Aの表示画面を表示画面1とし、第2表示部16Aの表示画面を表示画面2とすることで、情報処理装置10Aは、第1の実施形態と同様にランチャーを用いたアプリケーションの起動及び表示を制御することができる。なお、本実施形態では、情報処理装置10Aは、開き角θに基づいて、上記ランチャーを用いた制御を行うか否かを制御してもよい。例えば、情報処理装置10Aは、クラムシェルモードでは上記ランチャーを用いた制御を行わず、タブレットモードでは上記ランチャーを用いた制御を行うようにしてもよい。なお、情報処理装置10Aは、例えば、加速度センサ19を第1筐体101と第2筐体102とのそれぞれに設けることで、それぞれの加速度センサ19の出力に基づいて開き角θを検出してもよい。
【0089】
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、それぞれ独立した2つの表示画面のそれぞれを表示画面1と表示画面2としたが、1つの表示画面を2つの表示領域に分けて表示画面1と表示画面2としてもよい。
【0090】
図8は、本実施形態に係る表示画面の構成例を示す図である。この図では、
図1に示す情報処理装置10の表示部15を示している。情報処理装置10は、表示部15の表示画面の領域を中央を境に左右に2つの領域に分割し、左側の第1表示領域151と右側の第2表示領域152とをそれぞれ独立した表示領域(即ち、独立した表示画面)として制御する。即ち、第1表示領域151と第2表示領域152とは、一方の表示領域が他方の表示領域の少なくとも一部に重畳して表示可能なものではなく、互いに重ならない表示領域である。例えば、本実施形態では、第1表示領域151を表示画面1とし、第2表示領域152を表示画面2とすることで、情報処理装置10は、第1の実施形態と同様にランチャーを用いたアプリケーションの起動及び表示を制御することができる。
【0091】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。例えば、上記の各実施形態で説明した構成は、任意に組み合わせてもよい。
【0092】
また、上記実施形態では、表示画面1と表示画面2との2つの表示画面(表示領域)に対してランチャーを用いたアプリケーションの起動及び表示を制御する例を説明したが、3つ以上の表示画面(表示領域)に対してアプリケーションの起動及び表示を制御する構成としてもよい。
【0093】
また、設定画面G10に対する操作は、マウスによるクリック操作、表示画面に対するタッチ操作、ジェスチャーによる操作など、どのような操作方法であってもよい。
【0094】
なお、上述した制御部140は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した制御部140のそれぞれが備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した制御部140のそれぞれが備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
【0095】
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に制御部140が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0096】
また、上述した実施形態における制御部140が備える各機能の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
【0097】
また、上述した実施形態では、情報処理装置10がクラムシェル型のPCである例を説明したが、タブレット型のPCやデスクトップ型のPCであってもよいし、さらにPCに限られるものではなく、スマートフォンやゲーム機などであってもよい。