【解決手段】この情報表示物ホルダ1は、情報表示物が配置されるプレート部3と、プレート部3に連結され、山形に折り曲げられてプレート部3上の情報表示物を支持する少なくとも一対の支持部4とを備えている。一対の支持部4はそれぞれ、プレート部3に折り曲げ可能に連なる第1板体部41と、第1板体部41に折り曲げ可能に連なる第2板体部42と、第2板体部42に連なり、プレート部3に押し付けられる第1突出部43と、第2板体部42に折り曲げ可能に連なり、第2板体部42をプレート部3に連結して第1突出部43をプレート部3に押し付ける第2突出部44と、第1突出部43に連なり、第1突出部43とプレート部3とに挟まれて、プレート部3に押し付けられる第3突出部45とを有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の情報表示物ホルダには次のような問題がある。
【0005】
ポップシートを接着剤や両面接着テープ等を用いてポップホルダに取り付けているため、タイヤを屋外に展示したとき、ポップシートに雨や日光が当たり、ポップシートが剥がれ易くなる。また、ポップシートを他のポップシートに取り替えることができないため、不要になったポップシートはポップホルダごと廃棄せざるを得ず、資源の無駄が多かった。
【0006】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、情報表示物が外れにくく、情報表示物の取替えも可能な情報表示物ホルダを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するため請求項1に記載の発明は、情報表示物を保持する情報表示物ホルダにおいて、前記情報表示物が配置されるプレート部と、前記プレート部に連結され、前記プレート部上の前記情報表示物を支持する少なくとも一対の支持部とを備え、前記一対の支持部がそれぞれ、前記プレート部に折り曲げ可能に連なる第1板体部と、前記第1板体部に折り曲げ可能に連なる第2板体部と、前記第2板体部に連なり、前記プレート部に押し付けられる第1突出部と、前記第2板体部に折り曲げ可能に連なり、前記第2板体部を前記プレート部に連結して前記第1突出部を前記プレート部に押し付ける第2突出部と、前記第1突出部に連なり、前記第1突出部と前記プレート部とに挟まれて、前記プレート部に押し付けられる第3突出部とを有することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示物ホルダにおいて、前記一対の支持部が平行に延び、前記第1突出部と前記第2突出部とが、前記一対の支持部の延びる方向に沿って交互に並んでいることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報表示物ホルダにおいて、前記第3突出部が、前記第1突出部の自由端部の中間部に位置することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報表示物ホルダにおいて、前記第3突出部が、前記第1突出部に折り曲げ可能に連なることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報表示物ホルダにおいて、前記一対の支持部がそれぞれ、前記第2板体部に連なり、前記プレート部に連結されて、前記一対の支持部の延びる方向へ前記プレート部上の前記情報表示物が移動するのを阻止する第4突出部を、更に有することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報表示物ホルダにおいて、前記第2突出部が、前記第2板体部に折り曲げ可能に連なる第1領域と、前記第1領域に折り曲げ可能に連なる第2領域と、前記第2領域に折り曲げ可能に連なる第3領域とを有し、前記プレート部が、前記第2突出部を受け容れて前記第2板体部と前記プレート部とを連結する連結孔を有し、前記連結孔が、前記第2領域と前記第3領域とが通される第1の孔と、前記第3領域が通される第2の孔とで構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報表示物ホルダにおいて、前記プレート部が、プレート本体と、前記プレート本体に折り曲げ可能に設けられ、垂直方向へ積層された複数のタイヤのうちの隣接する2つのタイヤに挟まれて、複数のタイヤの外周面に前記プレート本体を支持する少なくとも1つのプレート本体支持部とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報表示物ホルダにおいて、前記プレート部と前記一対の支持部とがプラスチックダンボールで一体に成形されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
この発明は、情報表示物が外れにくく、情報表示物の取替え可能な情報表示物ホルダを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
この発明の第1実施形態に係る情報表示物ホルダ1は、
図10、
図11に示すように、垂直方向に積層された複数のタイヤ2に関する情報表示物6を保持するホルダである。情報表示物6は、例えば、タイヤ2に関する情報(商品名、価格、サイズ、コピー等)が表示された紙や写真(その紙や写真が台紙に貼り付けられたものも含む。)、いわゆるシート型の液晶や有機ELのディスプレイ等である。
【0019】
この実施形態の情報表示物ホルダ1は、
図11に示すように、情報表示物ホルダ支持部材5を用いて、積層された複数のタイヤ2の外周面2aに支持される。
【0020】
この実施形態では、情報表示物ホルダ1は1枚のプラスチックダンボールにプレス加工を施すことによって形成されている(
図4参照)。情報表示物ホルダ支持部材5も、1枚のプラスチックダンボールにプレス加工を施すことによって形成されている(
図8参照)。この実施形態では、情報表示物ホルダ1と情報表示物ホルダ支持部材5との材料として、図示しない表側のライナと裏側のライナと両方のライナの間に等間隔に配置される複数のリブとで構成されるプラスチックダンボールが使用されている。
【0021】
情報表示物ホルダ1を組み立てる前、情報表示物ホルダ1は平板状であり、情報表示物ホルダ支持部材5を組み立てる前、情報表示物ホルダ支持部材5も平板状である(
図4、
図8参照)。なお、この発明の情報表示物ホルダ1と情報表示物ホルダ支持部材5との材質はプラスチックダンボールに限定されるものではなく、他の合成樹脂や紙製段ボール等でもよい。
【0022】
図1〜
図6に示すように、情報表示物ホルダ1は、情報表示物6が配置されるプレート部3と、プレート部3に連結され、山形に折り曲げられてプレート部3上の情報表示物6を支持する一対の支持部4とを備えている。
【0023】
プレート部3は、ほぼ矩形のプレート本体31と、プレート本体31に設けられた複数の連結孔32とを有する。
【0024】
一対の支持部4は対向し、平行である。各支持部4は、
図4に示すように、プレート部3に折り曲げ可能に連なる1つの第1板体部41と、第1板体部41に折り曲げ可能に連なる1つの第2板体部42と、第2板体部42に連なり、プレート部3に押し付けられる複数の第1突出部43と、第2板体部42に折り曲げ可能に連なる複数の第2突出部44と、複数の第1突出部43のうちの一部の第1突出部43(この実施形態では5つの第1突出部43のうちの、一対の支持部4の延びる方向D1における中央部に位置する3つの第1突出部43)に折り曲げ可能に連なる第3突出部45と、複数の第1突出部43のうちの、前記一部の第1突出部43以外の残りの第1突出部43(5つの第1突出部43のうちの、一対の支持部4の延びる方向D1における両端に位置する2つの第1突出部43)に折り曲げ可能に連なる第4突出部46とを有する。
【0025】
第3突出部45は、第1突出部43の自由端部の中間部に折り曲げ可能に連なる。第3突出部45は、折り曲げられて第1突出部43とプレート部3とに挟まれ、プレート部3に押さえ付けられる。
【0026】
第3突出部45は折り曲げられて第1突出部43とプレート部3とに挟まれるので、第2突出部44を連結孔32に挿入して第2板体部42とプレート部3とが連結されたとき、第3突出部45はプレート部3の表面に押し付けられる。
【0027】
第2突出部44は、第2板体部42に折り曲げ可能に連なる第1領域441と、第1領域441に折り曲げ可能に連なる第2領域442と、第2領域442に折り曲げ可能に連なる第3領域443とを有する。
【0028】
連結孔32は、第2領域442と第3領域443とが通される第1の孔321と、第3領域443が通される第2の孔322とで構成されている。
【0029】
情報表示物ホルダ1には、第1折曲線N1〜第5折曲線N5、第11折曲線N11、第12折曲線N12が形成されている。第1折曲線N1〜第5折曲線N5、第11折曲線N11、第12折曲線N12は一方のライナとリブとに入れた切れ込み(いわゆるハーフカット)である。第1折曲線N1〜第5折曲線N5、第11折曲線N11、第12折曲線N12は平行であり、第1折曲線N1は一対の支持部4の延びる方向D1と平行である。
【0030】
第1折曲線N1はプレート部3と第1板体部41とを区分し、第2折曲線N2は第1板体部41と第2板体部42とを区分し、第3折曲線N3は第2板体部42と第1領域441とを区分し、第4折曲線N4は第1領域441と第2領域442とを区分し、第5折曲線N5は第2領域442と第3領域443とを区分する。第11折曲線N11は第1突出部43と第3突出部45とを区分し、第12折曲線N12は第1突出部43と第4突出部46とを区分する。
【0031】
第1突出部43と第2突出部44とは、情報表示物ホルダ1の一対の支持部12を組み立てる前、一対の支持部12の延びる方向D1に沿って交互に配置されている(
図4参照)。
【0032】
情報表示物ホルダ支持部材5は、
図7〜
図11に示すように、垂直方向に積層された複数のタイヤ2のうちの隣り合う2つのタイヤ2に挟まれる板状の本体51と、本体51に設けられ、隣り合う2つのタイヤ2の少なくとも一方のタイヤ2の中心孔hに入り込み、隣り合う2つのタイヤ2間から本体51の抜けを妨げるストッパ部52と、第6折曲線N6を介して本体51に折り曲げ可能に連結された連結部53とを備えている。
【0033】
この実施形態では、連結部53の片面をプレート部3のプレート本体31の裏面の所定位置に接着剤等で接着して、情報表示物ホルダ支持部材5を情報表示物ホルダ1に連結した。
【0034】
ストッパ部52は本体51に折り曲げ可能に連なる。ストッパ部52は山形に折れ曲げ可能である。山形に折り曲げられたストッパ部52は、本体51に形成された孔51aに挿入されて本体51に連結される。ストッパ部52の先端部には、孔51aの周縁部に引っ掛ける切欠き52aが設けられている。
【0035】
図8に示すように、この実施形態では、プレス加工において、本体51と連結部53とストッパ部52とがそれぞれ所定形状に形成されるとともに、本体51の孔51aが形成され、更に、本体51と連結部53とを区分する第6折曲線N6と、本体51とストッパ部52とを区分する第7折曲線N7と、ストッパ部52を固定端側領域A2と自由端側領域A1とに区分する第8折曲線N8とが形成される。第6折曲線N6は本体51に対して連結部53を折り曲げ易くするための単なる折れ目である。第7折曲線N7は本体51に対してストッパ部52を折り曲げ易くするための切れ込みである。第8折曲線N8は固定端側領域A2と自由端側領域A1とを山形に折り曲げ易くするための切れ込みである。第6折曲線N6〜第8折曲線N8は互いに平行である。
【0036】
情報表示物ホルダ1や情報表示物ホルダ支持部材5は、収納スペースが小さくて済むよう二次元形状の状態(
図4、
図8に示す状態)で倉庫に収納される。
【0037】
次に、情報表示物ホルダ1と情報表示物ホルダ支持部材5との組立方法の一例を説明する。
【0038】
まず、情報表示物ホルダ1の組立方法の一例を説明する。
【0039】
各支持部4を山形に折り曲げるとともに第3突出部45を折り曲げ、第2突出部44の第2領域442と第3領域443とをプレート部3の連結孔32の第1の孔321に挿入し、第2突出部44の第3領域443をプレート部3の連結孔32の第2の孔322に挿入する。更に、第4突出部46を折り曲げて凹部324に挿入する。その結果、第2板体部42とプレート部3のプレート本体31とが連結されるとともに、第4突出部46の先端部がプレート部3の背面から突き出る(
図5参照)。また、第2突出部44が連結孔32に挿入されて第2板体部42とプレート部3のプレート本体31とが連結されたとき、第1突出部43の自由端部はプレート部3の表面に押し付けられるとともに、第3突出部45は折り曲げられて第1突出部43とプレート部3とに挟まれるので、第3突出部45はプレート部3の表面に押し付けられる。このとき、第1突出部43の自由端部が湾曲するので(
図5参照)、第1突出部43の自由端部の両端又は一端がプレート部3の表面に押し付けられる。
【0040】
その後、情報表示物6をプレート部3上に配置する。このとき、プレート部3の表面から第1突出部43及び第3突出部45を一時的に持ち上げて、情報表示物6の両側部がプレート部3と第1突出部43及び第3突出部45とに挟まれるようにする。その結果、第1突出部43及び第3突出部45によって、プレート部3上の情報表示物6の両側部がプレート部3の表面に押し付けられる。このとき情報表示物6は第3突出部45と第1突出部43の自由端部の両端又は一端とで支持される(
図5参照)。但し、複数の第1突出部43のうち、一対の支持部4の延びる方向D1の両端に位置する2つの第1突出部43は、第3突出部45を有していないので、その2つの第1突出部43の自由端部全体が情報表示物6をプレート部3の表面に押し付けられる。
【0041】
このようにして、情報表示物ホルダ1の組立が完了し、情報表示物6が情報表示物ホルダ1に保持される。
【0042】
次に、情報表示物ホルダ支持部材5の組立方法の一例を説明する。
【0043】
ストッパ部52を起こして山形に折り曲げ、ストッパ部52の先端部を本体51の孔51aに挿入する。ストッパ部52の先端部を本体51の孔51aに挿入すると、ストッパ部52の先端部の切欠き52aが孔51aの周縁部に引っ掛かり、ストッパ部52が本体51に連結される。
【0044】
このようにして、情報表示物ホルダ支持部材5の組立が完了する。
【0045】
次に、情報表示物ホルダ1の使用方法の一例を説明する。なお、予め、台7に4つのタイヤ2が垂直方向に積層されているものとする。また、予め情報表示物6は情報表示物ホルダ1に保持されているものとする。
【0046】
情報表示物ホルダ1を使用するには、まず、例えば接着剤や両面接着テープ等の固着手段で、情報表示物ホルダ支持部材5の連結部53の片面をプレート部3のプレート本体31の裏面の所定位置に固着する。その結果、情報表示物ホルダ支持部材5と情報表示物ホルダ1とが接続される。
【0047】
その後、4つのタイヤ2のうち、上から一番目のタイヤ2を持ち上げ、情報表示物ホルダ支持部材5の本体51を二番目のタイヤ2に載せる。このとき山形のストッパ部52の頂点を上方へ向けるとともに、情報表示物ホルダ1のプレート部3とタイヤ2の外周面2aとを対向させる。
【0048】
最後に、上から一番目のタイヤ2をもとに戻し、その一番目のタイヤ2と二番目のタイヤ2とで情報表示物ホルダ支持部材5の本体51を挟む(
図11参照)。
【0049】
情報表示物ホルダ支持部材5の本体51が、上述のように上から一番目のタイヤ2と二番目のタイヤ2とで挟まれるので、情報表示物ホルダ1は情報表示物ホルダ支持部材5によって支持される。もし、何らかの原因によって外力が情報表示物ホルダ1に作用したり、積層された4つのタイヤ2に作用したりして、タイヤ2の整列状態が不安定になり、情報表示物ホルダ支持部材5の本体51が水平方向へ移動しようとしても、ストッパ部52が上から一番目のタイヤ2の中心孔hに入り込んでおり、ストッパ部52が一番目のタイヤ2の内周縁2bに引っ掛かるので、本体51の水平方向への移動は妨げられ、本体51は上から一番目と二番目のタイヤ2との間から抜けない。
【0050】
また、第1突出部43と第3突出部45とによってプレート部3上の情報表示物6の両側部がプレート部3の表面に押し付けられるので、情報表示物6が雨や日光に当たっても情報表示物6が剥がれにくい。また、情報表示物6をプレート部3に接着剤や両面テープで固着しなくともよいので、プレート部3の連結孔32から第2突出部44を引き抜くことにより、情報表示物6をプレート部3から外せるので、情報表示物6を他の情報表示物6に簡単に取り替えることができる。
【0051】
この実施形態は、情報表示物6を簡単に取り替えることができ、情報表示物ホルダ1を何度でも使用することもできるので、省資源に資する。また、情報表示物ホルダ1に保持された情報表示物6が位置ずれしたり、情報表示物ホルダ1から外れたりするのをより確実に妨げることができる。
【0052】
また、第1突出部43の自由端部の中央に連結された第3突出部45が第1突出部43とプレート部3とに挟まれ、第3突出部45と第1突出部43の自由端部の両端又は一端とが、プレート部3の表面に押し付けられるので、第1突出部43の自由端部全体で情報表示物6をプレート部3に押し付けるよりも、支持部4の情報表示物支持力(支持部4がプレート部3上の情報表示物6を支持する力)が高まる。
【0053】
第4突出部46が折り曲げられて凹部324に挿入され、第4突出部46の先端部がプレート部3の背面から突き出るので、第4突出部46が情報表示物6の落下(一対の支持部4の延びる方向D1における情報表示物6の動き)を阻止し得る(
図2、
図5参照)。
【0054】
次に、この発明の第2実施形態を
図12、
図13に基づいて説明する。
【0055】
上述の第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、上述の第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。下記相違部分を除き、第2実施形態は第1実施形態と同じ構成を有する。
【0056】
第1実施形態の情報表示物ホルダ1は、情報表示物ホルダ支持部材5を用いて、積層された複数のタイヤ2の外周面2aに支持されるが(
図11参照)、第2実施形態の情報表示物ホルダ101は、情報表示物ホルダ支持部材5と同等の機能を有するプレート本体支持部105を有する。
【0057】
プレート本体支持部105は、プレート部3のプレート本体31に折り曲げ可能に設けられ、垂直方向へ積層された複数のタイヤ2のうちの隣接する2つのタイヤ2に挟まれて、複数のタイヤ2の外周面2aにプレート本体31を支持する。
【0058】
第9折曲線N9はプレート部3のプレート本体31と本体51とを区分する。第9折曲線N9はプレート本体31に対して本体51を折り曲げ易くするための単なる折れ目である。
【0059】
第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、プレート本体支持部105がプレート本体31に一体に連結されているので、情報表示物ホルダ101をタイヤ2の外周面2aに装着して使用する際の作業性が向上する。
【0060】
なお、情報表示物ホルダ支持部材5やプレート本体支持部105はいずれもストッパ部52や孔51aを有するが、情報表示物ホルダ支持部材5やプレート本体支持部105としては、ストッパ部52や孔51aを有さないものでもよい。
【0061】
また、第2突出部44を第2の孔322に挿入して第2板体部42とプレート部3とを連結すると、第3突出部45と第1突出部43の自由端部の両端又は一端とが、プレート部3の表面に押し付けられるが、第3突出部45は第1突出部43とプレート部3とに挟まれており、第1突出部43からプレート部3の表面に加わる荷重の大部分が、第3突出部45を介してプレート部3の表面に加わるので、第1突出部43の自由端部全体をプレート部3に押し付けるよりも、支持部4の情報表示物支持力は高まる。
【0062】
なお、第3突出部45は第1突出部43の自由端部の中間部に折り曲げ可能に連なるが、第1突出部43の自由端部に対する第3突出部45の位置はこれに限定されない。第3突出部45を第1突出部43の自由端部の一端に設けてもよい。このようにしても、上述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0063】
また、情報表示物6がかなり厚い場合、第1突出部43だけでも支持部4の情報表示物支持力が十分得られるので、その場合には、第3突出部45を第11折曲線N11で切断して第1突出部43から分離したり、第3突出部45を折り曲げず、プレート部3の表面に押し当てるようにしてもよい。