特開2021-184688(P2021-184688A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2021184688-馬の力を利用した発電機 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-184688(P2021-184688A)
(43)【公開日】2021年12月2日
(54)【発明の名称】馬の力を利用した発電機
(51)【国際特許分類】
   H02K 7/18 20060101AFI20211105BHJP
   A01K 1/00 20060101ALI20211105BHJP
【FI】
   H02K7/18 A
   A01K1/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2020-104890(P2020-104890)
(22)【出願日】2020年5月20日
(71)【出願人】
【識別番号】506295171
【氏名又は名称】豊川 一雄
(72)【発明者】
【氏名】豊川 一雄
【テーマコード(参考)】
2B101
5H607
【Fターム(参考)】
2B101AA20
2B101BB10
5H607BB02
5H607CC05
5H607FF21
(57)【要約】
【課題】小型の自然エネルギーによる発電方法を提供すると共に、馬の保存と馬肉の供給の面に於いて58%の輸入に頼っている現状を改善しようとするものである。
【解決手段】牧場等の一部に発電機(3)を設置し、輓馬・競走馬等(1)の力を利用して、発電機と繋いだワイヤー(2)引かせことにより発電することを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
訓練・運動のための馬の他、現役を退いた馬等を使ってその力を利用しワイヤーを引かせることにより小型の発電機により発電させるものである。
【請求項2】
現在稼働中のばんえい競馬用の施設・競争競馬場の施設その他営業中・休業・閉鎖中の牧場・観光牧場等を活用して、施設内の一部分において、発電機を設置して発電するものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ばんえい競馬等に利用される輓馬又は競馬に使われている競走馬等によって、発電をするものである。
【背景技術】
【0002】
現在まで利用されている小型の発電機は、風力・太陽光その他自然エネルギーの利用が活発に行われてきている。
【先行技術文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在の電力供給の面では、安全性・環境問題等に問題があり、小型の自然エネルギーの利用には供給の安定性・設置場所等に問題がある。
また一方で、ばんえい競馬場は衰退しており、北海道に一ヶ所だけ残されており、馬肉の供給も国内自給率は42%と落ち込んでいる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ばんえい競馬に使われる輓馬(1)は競技に出場するために重量物を乗せたソリ・大きなタイヤなどを使いこれを引くことにより運動・訓練しているが、この強力な力を適度に負荷された発電機に繋がれたワイヤー(2)を数百メートル先まで引くことにより運動・訓練することと同時に発電機(3)を回して発電させようとするものである。
又、競走馬の場合も運動用・訓練用その他現役引退馬の運動のために同様に利用できる。輓馬に比べて競走馬の場合は、力は弱いが走ることにより力が発揮できることからワイヤーの長さをある程度長くすることと、発電機との負荷の調整より有効に利用できる。
本発明は、小型の発電設備ではあるが、現在利用されている競馬場・牧場・観光牧場等の一隅及び閉鎖された競馬場・牧場・利用度の低い牧場等を利用して発電することが効果的であることから、全国の牧場等に設置可能であり、道路等も整備されている場合が多いことから発電設備工事その他配電に要する費用等も圧縮されるものとなる。又、遊休地等を利用して同様に発電設備を設置して発電することも可能である。
【発明の効果】
【0006】
輓馬の場合、ばんえい出場前の2〜3才馬、出場から漏れた力不足の馬や現役引退後の馬等を発電の仕事に従事させ、馬の餌代・諸経費・人件費等の一部に充当でき、生産者・育成者の意欲の向上・雇用の確保にも繋がり閉鎖中の競技場・牧場等の復活等が可能となり得る。
競走馬の場合にも、必要とされなくなった馬を、すぐ処分するという残酷なイメージを払拭し、余生は残された力を自然エネルギーの発電に貢献して、最後は食肉として供給されるとすれば、競馬ファンも納得して楽しめるし、競馬を嫌っていた人たちにも理解でき、馬肉の供給にもプラス面が現れるものと確信する
日中の電力需要の高い時間帯が馬の活動時間にあたることから、牧場内の電気需要に利用し、余った電力は売電の方法をとることにより、効率的な電力の供給源となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 本発明の側面図
【符号の説明】
【0009】
1 馬
2 ワイヤー
3 発電機
図1