(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-18783(P2021-18783A)
(43)【公開日】2021年2月15日
(54)【発明の名称】通貨回収システム
(51)【国際特許分類】
G07G 1/12 20060101AFI20210118BHJP
G07G 1/01 20060101ALI20210118BHJP
【FI】
G07G1/12 361B
G07G1/01 301D
G07G1/01 301E
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-144908(P2019-144908)
(22)【出願日】2019年7月19日
(71)【出願人】
【識別番号】519286692
【氏名又は名称】松本 喬詩
(72)【発明者】
【氏名】松本 喬詩
【テーマコード(参考)】
3E142
【Fターム(参考)】
3E142AA01
3E142AA03
3E142DA07
3E142DA08
3E142FA03
3E142FA05
3E142FA06
3E142FA08
3E142FA13
3E142FA18
3E142FA37
3E142GA01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】外国旅行で、持ち帰った外国通貨の回収を、コンビニエンスストアやスーパーなどにて回収する通貨回収システムを提供する。
【解決手段】両替を申し出た顧客の外貨の種類(国種別等)を入力する国種別入力工程、この国種別入力工程の前又は後に、当該外貨の金額入力工程、そして、この外貨の国種別情報に基づいて、現在の為替レートを表示する為替レート表示工程、為替レートに基づき、電子記憶媒体に電子価値データを書き込む両替データ表示工程、電子記憶媒体の少なくとも所有者情報確認工程を順不動で有し、その後両替する国種別、金額、為替レートに基づく両替データ等の承認をする承認工程、そして、この承認工程に基づいて、電子記憶媒体に電子価値データを書き込む、電子記憶媒体データ書込工程からなる通貨回収システム。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外貨を、その外貨の価値に応じた両替データとして、あらかじめ所有者を特定する情報が書き込まれた電子記憶媒体に記録できるようにした通貨回収システムであって、
両替を申し出た顧客の外貨の種類を入力する札の国種別入力工程、
前記金種入力工程の前又は後に、当該外貨の金額入力工程、
そして、この外貨の種類情報に基づいて、現在の為替レートを表示する為替レート表示工程、
為替レートに基づき、少なくとも電子記憶媒体に書き込む両替データの表示工程、
そして電子記憶媒体の少なくとも所有者情報確認工程を順不動で有し、その後、両替する国種別、金額、為替レートに基づく両替データ等の承認をする承認工程、
この承認工程に基づいて、電子記憶媒体に電子価値データを書き込む、電子記憶媒体データ書込工程からなることを特徴とする通貨回収システム。
【請求項2】
前記承認工程の前段で、両替における手数料表示工程を有し、この手数料を差し引いて電子記憶媒体に電子価値データを書き込むことを特徴とする前記請求項1記載の通貨回収システム。
【請求項3】
前記承認工程の前段であって、外貨の前記国種別入力工程後に、当該国種別入力工程に基づく両替可能な外貨の映像を表示することを特徴とする前記請求項1乃至2記載の少なくとも1項に記載の通貨回収システム。
【請求項4】
前記電子マネーデータ書込工程の後段で、両替データとして、取引データを蓄積することを特徴とする前記請求項1乃至3記載の少なくとも1項に記載の通貨回収システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンビニエンスストアやスーパー等の小売店で外国通貨の回収が、容易に行える通貨回収システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、海外旅行は年々増加しており、その際、渡航先から持ち帰る外貨は、どんどん蓄積され、個々人の机の中やカバン等に仕舞われたまま、流通しない状態にある。金額が多ければ、銀行などの両替所に行って、両替を実行するものの少額であれば、なんら使われないままの状態が現状のようである。
【0003】
そこで、本願発明者は、地域社会に多数存在するコンビニエンスストアやスーパーなどで回収することを試みた。しかし、コンビニエンスストア等に世界中の通貨が持ち込まれても、アルバイトの店員などは、それが本当に外国の通貨かどうかも判別がつかないなどの問題がある。また、法制度上、両替などを行う業者に対して、一定金額以上の両替を伴う取引を行った場合は、報告の義務なども生じている。
【0004】
一方、国内の売り場で外貨でも取引ができるように、レジでの清算ができるシステムが開示されている。例えば特許文献1に示されるレジ清算システムは、国内貨幣と、外国貨幣どちらでも使用できるシステムであって、外国貨幣の場合には、為替レートをセンターから取得して瞬時に取引を行えるようにしたものが開示されている。
【0005】
また、特許文献2に示される清算システムは、外国人観光客向けのシステムであって、POSレジと外貨入金機を連動させ、為替レートを取得して、瞬時に取引を終了させようとするものも開示されている。
【0006】
従来開示されるシステムは、装置が高価になり、なかなか普及には至っていない。また、両替を伴う取引には、その取引金額に応じて、法制度において報告の義務が生じており、特許文献1、2においては、運用上問題も多く残されており、普及には至っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11−306443号公報
【特許文献2】特開2018−5798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
外国の観光客は、外貨で買い物をする際は、必要の都度パスポートなどを持参しているため、随時本人確認ができる。
【0009】
本発明は、外国人観光客ではなく、特に国内の人間が海外に出かけて、持ち帰った外国通貨の回収が容易に回収できること、そして法律上の問題や手間を少なくした通貨回収システムを目的にしている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の通貨回収システムは、外貨を、その外貨の価値に応じた両替データとして、あらかじめ所有者を特定する情報が登録された電子記憶媒体を所持していることを条件に、その電子記憶媒体に記録できるようにした通貨回収システムであって、
両替を申し出た顧客の外貨の種類を入力する外貨の国種別入力工程、前記国種別入力工程の前又は後に、当該外貨の金額入力工程、そして、この外貨の種類情報に基づいて、現在の為替レートを表示する為替レート表示工程、為替レートに基づき、少なくとも電子記憶媒体に書き込む両替データの表示工程、そして電子記憶媒体の少なくとも所有者情報確認工程を順不動で有し、その後、両替する国種別、金額、為替レートに基づく両替データ等の承認をする承認工程、この承認工程に基づいて、電子記憶媒体に電子価値データを書き込む、電子記憶媒体データ書込工程からなるものである。
【0011】
請求項2においては、前記承認工程の前段で、両替における手数料表示工程を有し、この手数料を差し引いて電子記憶媒体に電子価値データを書き込むことを特徴とするものである。
【0012】
請求項3においては、前記承認工程の前段であって、外貨の前記国種別入力工程後に、両替可能な外貨の映像を表示することを特徴とするものである。
【0013】
請求項4においては、前記電子記憶媒体データ書込工程の後段で、両替データとし
て、取引データを蓄積することを特徴とするものである。
【0014】
このようにすることで、多数の外貨の両替を受け付ける側の従業員が、確実に依頼者(顧客)の属性データを確認して、両替取引が行える。
【発明の効果】
【0015】
また、各実施例のように、このような構成で、回収することによって、顧客としての個人を特定するだけでなく、両替を実施する各国の外貨の画像を表示し、それを確認しながら確実に両替が行えるとともに、取引記録が容易に得られ、報告書なども簡単にできるようになる。したがって、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等のアルバイト店員であっても両替作業が正確にできるなどの効果を有し、また産業上きわめて有益なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態で用いるレジ精算システムの概念構成を示す説明図。
【
図2】
図1に示すレジ精算システムのフロー説明図。
【
図3】
図1に示すレジにおけるタッチパネル式表示部の説明図。
【
図4】
図1に示すレジカウンターのブロック説明図。
【
図5】本発明のレジ清算システムで発行されるレシートの説明図。
【
図6】本発明で回収される通貨の回収封筒の説明図。
【
図8】本発明で示す他の実施例におけるレジ精算システムの概念構成を示す説明図。
【0017】
以下、本発明の実施の形態を
図1〜
図9に基づいて説明する。
【0018】
本発明の通貨回収システムは、外貨を、その外貨の価値に応じた両替データとして、電子記憶媒体に記録できるようにした通貨回収システムであって、
図1において、1は、レジカウンターであり、2は、キャッシュレジスタである。このキャッシュレジスタ2には、クレジットカード、ポイントカード、電子マネー、デポジットカード、バンクカードなどの電子記憶媒体5の情報を読み取れる読取カードリーダー3が接続されて、両替取引の際、それら電子記憶媒体の情報を容易に読み取れるようになっている。4は、画面をタッチすることで入力ができるタッチパネル式表示部で、同様にキャッシュレジスタ2に接続されている。尚、本発明における電子記憶媒体に両替データを書き込むとは、実際に電子記憶媒体に保持させる場合もあるが、これら電子記憶媒体を管理する管理サーバに登録すればよく、必ずしも電子記憶媒体に書き込む必要はない。
【0019】
キャッシュレジスタ2は、インターネットなどのネットワーク網6を介して、POSサーバを兼ねる管理サーバ7に接続されており、取引情報が瞬時に集計される。また、両替取引時には、為替レート情報が取得されるようにネットワーク網6を介して為替レートサーバ8と接続され、為替レートを随時取得できるようになっている。
【0020】
図2で、通貨回収を行う際のフローを説明しているが、その前に、
図4に示される
図1のレジカウンター2の機能についてブロック説明図で説明する。このキャシュレジスタ2は、各種取引の内容や、金額等を入力する入力部31、入力した内容や顧客に金額や両替するポイント等を表示する顧客用のタッチパネル式表示部4と、オペレータのみが確認する通常使用の表示部a(32)と、本発明の通貨回収用であって、オペレータのみが確認するための表示部bとしての33を有し、34は、各処理の1次記憶を行う記憶部34と、レシートなどを印字する印字部35及び、管理サーバ7や為替レートサーバ8にネットワーク網を介して接続する通信部36を有し、それらが制御部37に接続され制御されるようになっている。
【0021】
また、このレジカウンター2は、タッチパネル表示部4及び、読取カードリーダー3と接続されている。タッチパネル表示部4は、本発明における両替取引をする際に、顧客が、持参した通貨の金種を入力した際に、通貨の画像が表示されたり、金額や、場合によっては、顧客の属性データ及び取引ポイントなどが表示される一方、顧客が後述する承認ボタン16をタッチすることで、承認処理を行うことができるようになっている。なおこのタッチパネル表示部4意外に、オペレータにも同じ内容を確認するために、前述の前記オペレータ用表示部b(33)が設けられているが、画面が小さい場合は、別途大型の表示部を設けても良い。
【0022】
さらに、カードリーダー3は、電子記憶媒体5のリーダーになるが、クレジットカード、バンクカード、デポジットカード、ポイントカードなどの読取ができるが、本発明で利用する場合、個人を特定することができる情報を読み取ることが条件となる。例えば、これらカードの場合は、カード自体に個人を特定出来る情報が記載されているわけではないが、あらかじめセンターサーバである、管理サーバ7や、各管理会社が管理するサーバに問い合わせることで確認できるものであれば良いものとする。
【0023】
具体的には、各社の顧客のためのポイントカードなども発行時は、顧客が特定されてないが、追って顧客が、ネットワーク網を介して、顧客情報が登録された場合は、顧客を特定することができる。運用上登録された、個人を特定する情報が登録されている上に、さらに本人確認をするために、免許証、パスポートなどの身分証明書の提示を求めて、本人を確認したうえで、取引を行うようにしても良い。
【0024】
図3に示されるのは、
図1に示すレジにおけるタッチパネル式表示部の説明図であるが、両替を申し出た顧客の外貨の種類を入力する外貨の種類を入力する国種別入力がなされると、両替する札国種別表示部10に例えば、顧客に米国のお金と言われれば「米ドル」と表示される。それによって、両替可能な通貨の画像が表示されるようになっている。各通貨の中、又はそばに枚数記入部19が設けられている。これによって、顧客が持ち込んだ通貨の枚数を入力していけば、簡単に合計金額が両替合計金額表示部13に表示されるようになっている。また、前述の両替する通貨の国種別を入力することによって、自動で、為替レートサーバ8から、現時点での為替レート情報が通信部36を介して入手できるようになっているので、為替レート表示部14にその情報が表示される。
【0025】
また、両替手数料表示部15であらかじめ店側が決めた手数料が表示され、両替書込ポイント表示部17に、両替合計金額、為替レート、両替手数料、に基づいて計算されたポイント数が表示される。
【0026】
顧客は、それを確認して、承認ボタン16をタッチすることにより、両替の取引が成立するが、各工程の前、又は承認の前にカードリーダー3によって、読み取られた、顧客であるカード所有者が特定された所有者確認情報が、個人特定情報表示部12に表示される。これによって、誰が両替に来たか確認の上、取引が確実に行える。18は、書き込み累積ポイント表示部であって、電子記憶媒体5にポイントが蓄積されるデータが表示されるようになっている。
【0027】
では、実際に米ドルを持ち込んだ例に基づいて、(前記と重複する部分も有するが)
図2及び
図3での実施例を説明する。顧客は、米ドル「23ドル」と「電子記憶媒体5」を持って来店し両替を店側に申し出る。そこで店側は、顧客の電子記憶媒体5をカードリーダー3で読取り、管理サーバ7に問い合わせ顧客本人を特定する。
【0028】
その際、顧客が「米ドルで、5ドル札2枚、2ドル札3枚、1ドル札7枚を所持しています。」とレジカウンター1でその旨申し出る。店員は顧客から電子記憶媒体5をカードリーダー3にタッチ(リーダーでの読取処理)させて読取り、電子記憶媒体5の所有者情報に基づき(ステップ21)顧客の本人が特定される。店員は、顧客から両替を希望する通貨を預かり、「米ドルですね」と確認して(あるいは、顧客に通貨の国種別を聞いて)、国種別を入力する(ステップ22)。すると、タッチパネル式表示部4には、顧客のIDと氏名からなる所有者情報と、両替する国種別表示部10に「米ドル」と表示され、外貨画像表示部11に両替できる通貨画像と、各通貨の枚数を入力部31から入力すると、枚数表示部19が表示される(ステップ23)。
【0029】
そして、その枚数表示部19にカーソルを移動させ、5ドル札「2枚」、2ドル札「3枚」、1ドル札「7枚」と金額を確定する枚数を入力部31から入力していく(ステップ24)。そうすると、両替合計金額表示部に「23$」と両替を希望する合計金額が表示される(ステップ25)。
【0030】
一方、ステップ22で両替の国種別を入力した時点で、米ドルの為替レートを為替レートサーバ8から取得し、適宜なタイミングで、為替レート表示部14に表示される(ステップ25)。ここまでで、顧客が両替する国種別、金額、為替レートに基づく両替データ、さらには、店側の両替手数料表示部15が表示され、さらに両替書込ポイント表示部に表示されるとともに、電子記憶媒体5への累積ポイントが、電子媒体累積ポイント表示部18に表示される。そして、承認を促すサインが表示され(ステップ27)、顧客が、承認ボタン16をタッチすることで(ステップ28)、電子記憶媒体5に価値データ(実施例では、ポイント)が、書き込まれる(ステップ29)。
【0031】
システム側では、承認ボタン16をタッチすることで(ステップ28)、電子記憶媒体5へのポイント書き込みと、両替取引の報告データが、いつ、だれが、どこで、どの国種別及びその通貨を、どれだけ、両替したかの報告データが登録(ステップ30)されるようになっている。
【0032】
そして、顧客用と店側用に
図5に示されるレシート38が発行される。このレシート38には、両替取引をした店舗名と取引日付(必要により時間情報含まれて)が表示される。「5ドル札2枚」、「2ドル札3枚」、「1ドル札7枚」、合計23ドル、為替レート1ドル=107円、両替手数料0円、両替ポイント2461ポイント、累積ポイント3483ポイント、お客様情報として、IDとして、1234 2345 6789 1234、氏名として、「日本 太郎」店側の担当者情報として、「コンビニ次郎」と記載されている。
【0034】
顧客が持ち込んだ通貨は、取引単位で
図6に示されるように、封筒40に通貨39と、店舗側用に発行された前記レシート38が一緒に封印されて、各コンビニエンスストア41から、集配車42で、管理センターに43に移送される。管理センター43では、外貨の専用読み取り装置で、取引単位で封筒に入れられた、通貨の一括チェックが行なわれる。ここでのチェック作業で万が一、偽札が発見された場合、持ち込んだ顧客の情報が記載された情報がレシート38に記載されているので簡単に顧客を特定できる。
【0035】
また、
図8に示したように、本発明の通貨回収システムの実施例として、各店舗内に設置された監視カメラ46により、顧客45の画像(又は映像)を取り込めるようにしても良い。監視カメラ46は、映像管理装置47に接続されて、通常は1ヵ月程度店内の映像が蓄積されるようになっている。本発明の通貨回収システムの実施例として両替取引の際に、その顧客45の画像(又は映像)が、レジ端末に取り込めるようになっている。顧客45の顔や、顧客45が、承認ボタン16をタッチする瞬間の画像(又は映像)が切り出されて取り込めるようになっている。画像は1台の監視カメラ46だけでなく、複数台から画像(又は映像)を取り込んでも良い。
【0036】
取引データは、
図9に示すように、取引レコードとしてデータベースに蓄積されるようになっており、レコードNo.顧客のIDNo.顧客の氏名、通貨の国種別、金額、両替ポイント、などと共に、顧客45の取引画像(又は映像)が切り出されて記憶されているそれら画像(又は映像)のリンク情報として、記録される。
【0037】
尚、上記実施例で、顧客情報は、必ずしも表示される必要はなく、データベース上で、顧客が特定できる状態にあることが必須であり、電子記憶媒体5をカードリーダー3で、スキャンした時に管理サーバー7で本人を特定できる旨の通知を受けて両替取引を許可するようにしても良い。
【0038】
金額が大きな両替は、本来銀行や専門の両替業者が行えばよいが、少額の外貨は、海外への旅行者のほとんどが、帰国後、保有したままになっている。そのため数千万人の人々が無駄に所持している。運用上は、例えば100ドル紙幣は、両替しませんというようにすれば、偽札等が持ち込まれるリスクも少なくなる。また、少額の紙幣やコインであっても、通貨の画像などを表示するようにすれば、そのような事故や犯罪にも対応できる。
【0039】
このように、個人を特定できる電子記憶媒体に通貨としての価値情報、例えば買い物などができるクーポンや補助的なポイントとして、付加するサービスを実施するとで、海外などへの渡航者が、無駄に蓄積した外貨を容易に回収できるともに、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の小売店であっても、両替を希望する個人を特定して、取引記録が容易に得られ、報告書なども簡単にできるようになる。これにより、社会的な経済効果も莫大なものになり産業上きわめて有益なものとなる。
【符号の説明】
【0040】
1…レジカウンター
2…キャッシュレジスタ
3…カードリーダー
4…タッチパネル式表示部
5…ポイントカード
6…ネットワーク
7…管理サーバ
8…為替レートサーバ
10…両替する札国種別表示部
11…外貨画像表示部
12…個人特定情報表示部
13…両替合計金額表示部
14…為替レート表示部
15…両替手数料表示部
16…承認ボタン
17…両替書込ポイント表示部
18…書き込み累積ポイント表示部
19…枚数表示部
31…入力部
32…表示部a
33…表示部b
34…記憶部
35…印字部
36…通信部
37…制御部
38…レシート
39…通貨
40…封筒
41…コンビニエンスストア
42…集配車
43…管理センター
45…顧客
46…監視カメラ
47…映像管理装置