特開2021-188406IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

鉄道車両用ドアの開閉制御装置に関し、詳しくは、ドアの開閉動作時間を設計値に維持するための制御技術

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】ドアの摩擦抵抗等に起因して開閉動作時間が長くなるのを防ぎ、鉄道の円滑な運行を可能にした鉄道車両用ドアの開閉制御装置を提供する。
【解決手段】鉄道車両用ドアの制御回路30Aが、予め設定された速度基準パターンを補正して速度補償パターンを生成する補償パターン演算部39を備え、この補償パターン演算部39は、速度基準パターンに基づく所定の速度及び加速度をモータ20に与えて開動作または閉動作するドア11の実際の加速度が、速度基準パターン39Aにおけるドア11の加速度より不足する場合に、ドア11の開動作時間または閉動作時間が速度基準パターンにおける各動作時間の設計値にそれぞれ等しくなるように、速度基準パターンの減速時の速度指令を補正して第1または第2の速度補償パターンを生成する。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

前述した特許文献1に記載された従来技術では、ドア11を加速して開閉動作する場合に、ドア11を支持する戸車13,14の破損や、各部材の製造時または実装時の誤差あるいは満員乗車時にドア11に加わる圧力やレール12の歪み等により、ドア11が移動する際の摩擦抵抗が増大して加速度が不足し、加速時間の増加によって開閉動作に要する時間が設計値より長くなるという問題があった。 また、特許文献2に記載された従来技術は、基準制御パターンを補正したパターンを用いて車両用ドアを速度制御し、特許文献3に記載された従来技術は、複数種類の中から選択した速度指令パターンに従ってホームドアを開閉制御するものである。
しかし、これらの従来技術は、ドアの摩擦抵抗等により加速不足となった場合の開閉動作時間の長期化を防止し得るものではない。 そこで、本発明の解決課題は、摩擦抵抗等によってドアの開閉動作時間が設計値より長くなるのを防ぎ、鉄道の円滑な運行を可能にした鉄道車両用ドアの開閉制御装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するため、請求項1に係る発明は、 鉄道車両用のドアを駆動するためのモータと、前記ドアの速度及び位置を検出する検出手段と、前記検出手段による検出値及び所定の設定値に基づいて生成された速度指令パターンに従って電力変換器を制御することにより前記モータを可変速制御する制御回路と、を備えた鉄道車両用ドアの開閉制御装置において、 前記制御回路は、 前記速度指令パターンとして予め・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、様々な原因によってドアの摩擦抵抗が大きくなり、開閉動作時の加速度が予め設定された値に満たない場合でも、ドアの減速度を適切に補正することで開閉動作時間を設計値通りに維持することができる。これにより、ドアの開閉動作の遅延を防いで鉄道の円滑な運行に寄与することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の鉄道車両用ドアの開閉制御装置を示すブロック図である。

【図2】図1における補償パターン演算部の機能を示す図である。

【図3】本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。

【図4】特許文献1に記載された従来技術を示すブロック図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10:ドア部   11:ドア   12:レール   13,14:戸車   15:継手   20:リニア同期モータ   21:固定子   22:可動子コイル   23:センサ   30A:制御回路   31:状態監視制御回路   32:設定値演算回路   33:速度調節器   34:制限値切替器   35:信号変換器   36:電流検出器   37:電流調節器   38:電力変換器   39:補償パターン演算部   39A:速度基準パターン   39B:加速不足検知手段   39C:補償パターン演算手段   39D1:第1の速度補償パターン   39D2:第2の速度補償パターン

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