特開2021-191874IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

同一の基材膜にカチオン交換膜及びアニオン交換膜が含まれる多機能膜

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】織成や貼り合せではない形態でカチオン交換膜及びアニオン交換膜が共存することができるようにする。
【解決手段】基材膜20を提供する工程と、基材膜20の第1面20aから所定深さまでの第1層21に活性種が生成されるように基材膜20に放射線を照射する工程と、活性種が生成された基材膜20の第1層21に第1官能基を導入してカチオン交換層及びアニオン交換層の一方を形成する工程と、基材膜20の第2面20bから所定深さまでの第2層22に活性種が生成されるように基材膜20に放射線を照射する工程と、活性種が生成された基材膜20の第2層22に第2官能基を導入してカチオン交換層及びアニオン交換層の他方を形成する工程とを含んでいる。
【選択図】図21

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

モザイク膜を織成により製造しようとすると、織物に関する特殊技術や専用の機械が必要であり、織成するという工程が一つ増えることになる。モザイク膜やバイポーラ膜を貼り合せにより製造すると、貼り合せた面の強度を維持することが難しく、剥離することがあり得る。 この発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、織成や貼り合せではない形態でカチオン交換膜及びアニオン交換膜が共存することができるような多機能膜を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

上述の課題を解決するために、この出願では多機能膜としてモザイク膜及びバイポーラ膜を想定している。多機能膜の製造方法としてモザイク膜の製造方法及びバイポーラ膜の製造方法を提供し、多機能膜としてモザイク膜及びバイポーラ膜を提供する。ここで、モザイク膜とはカチオン交換領域及びアニオン交換領域が同一の基材膜の面内にモザイク状に形成されたものであり、バイポーラ膜とはカチオン交換層及びアニオン交換層が同・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
この発明によると、多機能膜において同一の基材膜にカチオン交換膜及びアニオン交換膜が共存している。したがって、多機能膜は堅牢であり、カチオン交換膜とアニオン交換膜が分離したり剥離したりすることがない。また、多機能膜はマスキングを介して基材膜の所望の部分に放射線を照射して生成した活性種に第1官能基又は第2官能基をグラフト重合して製造している。したがって、織成や貼り合せの工程は不要であり、多機能膜の製造は容易である。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】第1の実施形態において提供される基材膜を示す図である。

【図2】第1の実施形態において基材膜の第1領域が露出するようにマスキングする工程を示す図である。

【図3】第1の実施形態において基材膜の第1領域に電子線を照射する工程を示す図である。

【図4】第1の実施形態において基材膜の第1領域に重合する工程を示す図である。

【図5】第1の実施形態において基材膜の第1領域を加水分解する工程を示す図である。

【図6】第1の実施形態において第1領域にカチオン交換領域が形成された基材膜を示す図である。

【図7】第1の実施形態において基材膜の第2領域が露出するようにマスキングする工程を示す図である。

【図8】第1の実施形態において基材膜の第2領域に電子線を照射する工程を示す図である。

【図9】第1の実施形態において基材膜の第2領域に重合する工程を示す図である。

【図10】第1の実施形態において基材膜の第2領域を四級化する工程を示す図である。

【図11】第1の実施形態において第2領域にアニオン交換領域が形成された基材膜を示す図である。

【図12】第2の実施形態において提供される基材膜を示す図である。

【図13】第2の実施形態において基材膜の第1面が露出するようにマスキングする工程を示す図である。

【図14】第2の実施形態において基材膜の第1層に電子線を照射する工程を示す図である。

【図15】第2の実施形態において基材膜の第1層に重合する工程を示す図である。

【図16】第2の実施形態において基材膜の第1層を加水分解する工程を示す図である。

【図17】第2の実施形態において第1層にカチオン交換層が形成された基材膜を示す図である。

【図18】第2の実施形態において基材膜の第2面が露出するようにマスキングする工程を示す図である。

【図19】第2の実施形態において基材膜の第2層に電子線を照射する工程を示す図である。

【図20】第2の実施形態において基材膜の第2層に重合する工程を示す図である。

【図21】第2の実施形態において基材膜の第2層を四級化する工程を示す図である。

【図22】第2の実施形態において第2層にアニオン交換層が形成された基材膜を示す図である。

選択図 図21出願人が指定した本件の代表的な図

10 基材膜   10a 第1面   10b 第2面   11 第1領域   12 第2領域   20 基材膜   20a 第1面   20b 第2面   21 第1層   22 第2層   51〜54 マスキング

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