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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-192184(P2021-192184A)
(43)【公開日】2021年12月16日
(54)【発明の名称】広告物の製造方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/16 20120101AFI20211119BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20211119BHJP
   B42D 11/00 20060101ALI20211119BHJP
【FI】
   G06Q50/16 300
   G06Q30/02 380
   B42D11/00 Q
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2020-98742(P2020-98742)
(22)【出願日】2020年6月5日
(11)【特許番号】特許第6901106号(P6901106)
(45)【特許公報発行日】2021年7月14日
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(71)【出願人】
【識別番号】519222357
【氏名又は名称】株式会社エリア広告
(74)【代理人】
【識別番号】110002192
【氏名又は名称】特許業務法人落合特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 彰規
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049CC28
(57)【要約】
【課題】郵便受けに投函されても、これまで以上に広告効果を高めることができる広告物の製造方法を提供する。
【解決手段】広告物の製造方法は、識別子ごとに管理され、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定する複数のテキストデータを収集する工程と、指定された広告に紐付けられた識別子に基づき、複数のテキストデータの中から特定のテキストデータを選択する工程と、広告物の表面の決められた位置に、選択されたテキストデータで特定される文字列を位置決めする位置決め工程と、位置決めされた文字列を含む広告物を少なくとも部分的に印刷する工程とを備える。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
識別子ごとに管理され、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定する複数のテキストデータを収集する工程と、
指定された広告に紐付けられた前記識別子に基づき、前記複数のテキストデータの中から特定のテキストデータを選択する工程と、
広告物の表面の決められた位置に、選択された前記テキストデータで特定される文字列を位置決めする位置決め工程と、
位置決めされた前記文字列を含む前記広告物を印刷する工程と
を備えることを特徴とする広告物の製造方法。
【請求項2】
識別子ごとに管理され、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定する複数のテキストデータを収集する工程と、
指定された広告に紐付けられた前記識別子に基づき、前記複数のテキストデータの中から特定のテキストデータを選択する工程と、
広告物の表面の決められた位置に、選択された前記テキストデータで特定される第1文字列を位置決めする工程と、
前記広告物の前記表面の決められた位置に、ポスティング広告会社を特定する第2文字列を位置決めする工程と、
位置決めされた前記第1文字列および前記第2文字列を含む前記広告物を印刷する工程と
を備えることを特徴とする広告物の製造方法。
【請求項3】
紙面の一端から他端に向かって印刷され、ポスティング広告会社を特定する文字列を表示する第1紙片と、
前記第1紙片の他端から連続し、紙面に印刷され管理組合または管理会社から居住者へのお知らせを特定する文字列を表示する第2紙片と、
前記第2紙片に後続し、前記第1紙片および前記第2紙片に結合されて前記第1紙片および前記第2紙片とともに郵便受けに投入され、広告のコンテンツを提示する第3紙片と
を備えることを特徴とするプリント広告物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、郵便受けに投入され、広告を提示する紙片を備える広告物の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
マンションなどの住居で、郵便受けに配布されるポスティング広告は一般に知られる。ポスティング広告では許可なく無断で郵便受けにチラシ(プリント広告物)が投入されるので、マンションの居住者から印象が悪い。その結果、多くのマンションではポスティング広告の投函は拒否される。こうした拒否にも拘わらずチラシが投函されることで、広告主に対して苦情が発生したり、居住者の心証は害され広告主のブランドは毀損するかもしれない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−123740号公報
【特許文献2】特開2009−248384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
郵便受けには、日々、郵便物や不在通知が埋もれるほどに多くのポスティングチラシが投函される。ポスティングチラシの中には、居住者にとって価値ある情報が掲載されることもあるものの、日々選別の手間に煩わされることで居住者は全てのポスティングチラシに目を通さずに廃棄し始める。期待されるほどに、ポスティング広告は広告効果を達成することができない。
【0005】
本発明は、郵便受けに投函されても、これまで以上に広告効果を高めることができる広告物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面によれば、識別子ごとに管理され、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定する複数のテキストデータを収集する工程と、指定された広告に紐付けられた前記識別子に基づき、前記複数のテキストデータの中から特定のテキストデータを選択する工程と、広告物の表面の決められた位置に、選択された前記テキストデータで特定される文字列を位置決めする位置決め工程と、位置決めされた前記文字列を含む前記広告物を少なくとも部分的に印刷する工程とを備える広告物の製造方法は提供される。
【0007】
広告物の製造にあたって物件ごとに「居住者へのお知らせ」は収集される。ここでは、個々の管理組合または管理会社はこれまでと変わらず「居住者へのお知らせ」を特定するテキストデータを生成するだけで済み、管理組合または管理会社の負担が増大するわけではない。特定の物件に対して広告が指定されると、識別子に基づき広告に当該物件に固有の「居住者へのお知らせ」は紐付けられることができる。広告には物件に固有に「居住者へのお知らせ」は組み込まれることができる。1広告に紐付けられた識別子が変更されれば、テキストデータは簡単に入れ替えられることができる。広告主の意向に応じて複数の物件で広告は共通に利用されることができる。1広告に対してテキストデータが入れ替えられるだけで広告物は製造されることができることから、同一の物件で「お知らせ」の内容を変えながら同一の広告は重ねて配布されることができる。広告主やポスティング広告会社からすると広告物の製造にあたって作業の負担は軽減されることができる。
【0008】
製造された広告物では目に付く位置に管理組合からの「お知らせ」が提示されることから、居住者は広告物の廃棄を思いとどまる。広告が居住者の目に触れる機会は増加する。しかも、管理組合のお墨付きなので居住者は広告物の投函に対して寛容な感覚を抱くことができる。こうして広告物の投函に対して寛容な感覚が醸成された後に広告は居住者の目に触れるので、広告は居住者に良好に受け入れられることができる。これまで以上に広告物の広告効果は高められることができる。広告主の満足度は高められることができる。
【0009】
本発明の第2側面によれば、識別子ごとに管理され、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定する複数のテキストデータを収集する工程と、指定された広告に紐付けられた前記識別子に基づき、前記複数のテキストデータの中から特定のテキストデータを選択する工程と、広告物の表面の決められた位置に、選択された前記テキストデータで特定される第1文字列を位置決めする工程と、前記広告物の前記表面の決められた位置に、ポスティング広告会社を特定する第2文字列を位置決めする工程と、位置決めされた前記第1文字列および前記第2文字列を含む前記広告物を少なくとも部分的に印刷する工程とを備える広告物の製造方法は提供される。
【0010】
広告物の製造にあたって物件ごとに「居住者へのお知らせ」は収集される。ここでは、個々の管理組合または管理会社はこれまでと変わらず「居住者へのお知らせ」を特定するテキストデータを生成するだけで済み、管理組合または管理会社の負担が増大するわけではない。特定の物件に対して広告が指定されると、識別子に基づき広告に当該物件に固有の「居住者へのお知らせ」は紐付けられることができる。広告には物件に固有に「居住者へのお知らせ」は組み込まれることができる。1広告に紐付けられた識別子が変更されれば、テキストデータは簡単に入れ替えられることができる。広告主の意向に応じて複数の物件で広告は共通に利用されることができる。1広告に対してテキストデータが入れ替えられるだけで広告物は製造されることができることから、同一の物件で「お知らせ」の内容を変えながら同一の広告は重ねて配布されることができる。しかも、「お知らせ」の内容が入れ替わっても「お知らせ」にはポスティング広告会社を特定する第2文字列が常に組み合わせられることができる。広告主やポスティング広告会社からすると広告物の製造にあたって作業の負担は軽減されることができる。
【0011】
製造された広告物では目に付く位置に管理組合からの「お知らせ」が提示されることから、居住者は広告物の廃棄を思いとどまる。広告が居住者の目に触れる機会は増加する。しかも、管理組合のお墨付きなので居住者は広告物の投函に対して寛容な感覚を抱くことができる。こうして広告物の投函に対して寛容な感覚が醸成された後に広告は居住者の目に触れるので、広告は居住者に良好に受け入れられることができる。これまで以上に広告物の広告効果は高められることができる。広告主の満足度は高められることができる。ここでは、ポスティング広告会社を特定する文字列は全広告物に共通に印刷されることから、ポスティング広告会社を特定する文字列は頻繁に居住者の目に触れることができる。「居住者へのお知らせ」とポスティング広告会社との関係性は居住者の記憶に刻み込まれることができる。ポスティング広告会社に対して信頼感は醸成されていくことができる。
【0012】
本発明の第3側面によれば、紙面の一端から他端に向かって印刷され、ポスティング広告会社を特定する文字列を表示する第1紙片と、前記第1紙片の他端から連続し、紙面に印刷され管理組合または管理会社から居住者へのお知らせを特定する文字列を表示する第2紙片と、前記第2紙片に後続し、前記第1紙片および前記第2紙片に結合されて前記第1紙片および前記第2紙片とともに郵便受けに投入され、広告のコンテンツを提示する第3紙片とを備えるプリント広告物は提供される。
【0013】
第1紙片、第2紙片および第3紙片がこの順番で並べられることで、第1紙片の一端を始点に、ひとの自然な注視点の動きに合わせて、ポスティング広告会社を特定する文字列、「お知らせ」を特定する文字列および広告は順番に配置されることができる。これによって第1紙片の一端から広告まで流れに沿って視点の逸脱は防止されることができる。第1紙片の文字列は出所表示機能を有し、出所表示機能に応じて居住者はプリント広告物の正当性を認識することができ、居住者はプリント広告物の投函に対して寛容な感覚を抱くことができる。第2紙片の文字列は管理組合からの「お知らせ」を提示することでプリント広告物の正当性を強化することができ、居住者はプリント広告物の投函に対して寛容の度合いをさらに強めることができる。こうしてプリント広告物の投函に対して寛容な感覚が醸成された後に広告は居住者の目に触れるので、広告は居住者に良好に受け入れられることができる。その結果、これまで以上にプリント広告物の広告効果は高められることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、郵便受けに投函されても、これまで以上に広告効果を高めることができる広告物の製造方法は提供される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態に係るポスティングチラシの全体像を概略的に示す平面図である。
図2】ポスティングチラシの分解図である。
図3】第1紙片の平面図である。
図4】第2紙片に含まれる広告紙の平面図である。
図5】はがきの平面図である。
図6】配達時の動作を概略的に示す概念図である。
図7】プリント広告物製造システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図8】「お知らせ」データベースの構造を概略的に示す模式図である。
図9】コンテンツデータベースの構造を概略的に示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施形態に係るポスティングチラシ(広告物)11の全体像を概略的に示す。ポスティングチラシ11は1つの透明封筒12を備える。透明封筒12は例えばOPP(二軸延伸ポリプロピレン)から成形される。ただし、透明封筒12にはOPPに代えてCPP(無軸延伸ポリプロピレン)が用いられてもよく、透明封筒12に代えて紙封筒や窓付き封筒が用いられてもよい。
【0018】
透明封筒12は長方形の輪郭を有する。透明封筒12の3辺は折り重ねられて袋状に形成されればよい。透明封筒12の残りの1辺は開放されたまま維持されてもよく粘着材や粘着テープで閉じられてもよい。透明封筒12の大きさは例えばマチを考慮しA4サイズの普通紙を10枚程度収容する大きさに形成されればよい。ただし、透明封筒12の大きさは3つ折りA4サイズや2つ折りA4サイズであってもよい。
【0019】
図2に示されるように、透明封筒12には、ポスティング広告の名称(ブランド名)「Official Posting(登録商標)」「オフィシャルポスティング」を特定する文字列(以下、「名称文字列」という)13、および、「居住者へのお知らせ」を特定する文字列(以下、「「お知らせ」文字列」という)14を提示する表紙片15と、広告のコンテンツ(以下「広告コンテンツ」という)を提示する1枚以上のコンテンツ紙片16とが収容される。「居住者へのお知らせ」は、マンションといった集合住宅の管理組合や棟の所有者、管理組合(または所有者)から管理業務を委託された管理会社から伝えられ掲載される。ここでは、表紙片15は、図3に示されるように、紙面の一端から他端に向かって印刷される名称文字列13を表示する第1紙片15aと、第1紙片15aの他端から連続し、紙面に印刷される「お知らせ」文字列14を表示する第2紙片15bとから構成される。名称文字列13や「お知らせ」文字列14は例えば紙面にインクで印刷されればよい。名称文字列13および「お知らせ」文字列14は図柄として構成されてもよい。名称文字列13は、ポスティング広告会社を特定する文字列に相当する。名称文字列13は、ポスティング広告の名称に代えて、ポスティング広告会社の名称そのものを特定する文字列17を含んでもよい。
【0020】
「お知らせ」文字列14は、管理組合または管理会社から「居住者へのお知らせ」を特定する文字列に相当する。「居住者へのお知らせ」事項には、管理業務に関して管理会社から通知される「エレベーター点検のお知らせ」や「停電のお知らせ」、「給水の停止のお知らせ」その他の連絡事項14aのほか、地域のコミュニティの催しや防災訓練の実施、その他の管理組合からの連絡事項14bなどが含まれる。なお、管理会社からの連絡事項と管理組合からの連絡事項との間には厳密な区分けはない。いずれか一方がいずれか他方として解釈されてもよい。また、広告コンテンツ以外であって居住者に対する連絡事項であればいずれも「居住者へのお知らせ」に含まれてよい。
【0021】
その他、第1紙片15aの紙面には、「管理組合からの許可」を表現する文字列18が印刷されてもよい。文字列18は、名称文字列13とともに掲載されてもよく名称文字列13に代えて掲載されてもよい。文字列18はポスティング広告会社の名称そのものを含んで名称文字列13として機能してもよい。「管理組合からの許可」は、管理組合によって管理される物件に設置される郵便受けに対するポスティングチラシの配布の許可を意味する。こうした許可は管理組合およびポスティング広告会社の契約に基づき裏付けられることができる。
【0022】
コンテンツ紙片16は、第2紙片15bに後続する第3紙片を構成する。コンテンツ紙片16の紙面には個々に広告主から提供されるコンテンツ19が印刷される。図4に示されるように、コンテンツ19は、例えば、地域の商店の広告、宅配ピザその他宅配飲食物の広告、スポーツクラブの広告、その他の一般的なコンテンツを含む。コンテンツ19は、例えば紙葉にインクで印刷される文字列や図柄で構成される。
【0023】
ここでは、透明封筒12の働きで表紙片15およびコンテンツ紙片16は相互に結合される。こうしてコンテンツ紙片16は、第1紙片15aおよび第2紙片15bに結合されて第1紙片15aおよび第2紙片15bとともに郵便受けに投函される。コンテンツ紙片16では、1広告主に対して1枚の紙葉が用いられてもよく、1広告主に対して複数枚の紙葉が用いられてもよく、複数の広告主に対して1枚の紙葉が用いられてもよい。
【0024】
表紙片15は、コンテンツ紙片16の表面に表向きで重ねられる。複数枚のコンテンツ紙片16が表紙片15に結合される場合には、表紙片15は、最上に重ねられるコンテンツ紙片16の表面に表向きに重ねられる。したがって、表紙片15の名称文字列13および「お知らせ」文字列14は透明封筒12から透けて視認されることができる。コンテンツ紙片16は表紙片15の背後(裏)に隠されることができる。
【0025】
透明封筒12には、図2に示されるように、ポスティング広告会社に宛てて宛名書きされたはがき22が同封されてもよい。図5に示されるように、はがき22は例えば料金受取人払いはがきであればよい。はがき22には、予め、ポスティングチラシ11の投函不要を特定する文字列23が印刷される。このはがき22が郵便局に投函されることで、居住者はポスティング広告会社に対してポスティングチラシ11の投函不要の意思を表明することができる。
【0026】
図6に示されるように、ポスティングチラシ11の配布にあたって、ポスティング広告会社に雇われた配達員HBは例えば特定のユニフォーム24を着用する。配達員HBは、マンションの1階に設置された郵便受け群25にポスティングチラシ11を投函していく。ポスティングチラシ11は、郵便受け群25に含まれる個々の郵便受け25aの受け口26から投函される。個々の郵便受け25aは当該集合住宅に存在する全ての居室に紐付けられる。紐付けにあたって例えば郵便受け25aの正面扉27には少なくとも部屋番号が記載される。正面扉27には部屋番号に加えて居住者の世帯名が記載されてもよい。
【0027】
ここでは、ユニフォーム24には、ポスティング広告の名称「Official Posting」を特定する文字列28や、許可された人員であることを示す「STAFF」の文字列29が表示される。ユニフォーム24は、普段着やスーツの上から着用可能な上着型に形成される。「Official Posting」の文字列28や「STAFF」の文字列29は胸部および背中のいずれにも印刷されてもよくそれらの一方のみに印刷されてもよい。
【0028】
本実施形態に係るポスティングチラシ11では目に付く位置に管理組合から「居住者へのお知らせ」が提示されることから、居住者はポスティングチラシ11の廃棄を思いとどまる。コンテンツ19が居住者の目に触れる機会は増加する。しかも、管理組合のお墨付きなので居住者はポスティングチラシ11の投函に対して寛容な感覚を抱くことができる。こうしてポスティングチラシ11の投函に対して寛容な感覚が醸成された後に広告コンテンツは居住者の目に触れるので、広告コンテンツは居住者に良好に受け入れられることができる。これまで以上にポスティングチラシ11の広告効果は高められることができる。広告主の満足度は高められることができる。ここでは、ポスティング広告会社を特定する文字列13は全ポスティングチラシ11に共通に印刷されることから、ポスティング広告会社を特定する文字列13は頻繁に居住者の目に触れることができる。「居住者へのお知らせ」とポスティング広告会社との関係性は居住者の記憶に刻み込まれることができる。ポスティング広告会社に対して居住者の信頼感は醸成されていくことができる。
【0029】
本実施形態では表紙片15およびコンテンツ紙片16は1つの透明封筒12に挿入されて相互に結合される。仮に郵便受け25aに他のチラシが投函されたとしても、ポスティング広告の名称(やポスティング広告会社の名称)、「居住者へのお知らせ」が目印となるので居住者は簡単に価値ある広告を選別することができる。
【0030】
本実施形態では、ポスティングチラシ11は、複数の広告主から提供される複数の広告コンテンツを含む。チラシは広告主ごとに別々に投函されるのではなく、1つに纏められるので、郵便受け25aの中でポスティングチラシ11は郵便物や不在通知から良好に分離されることができる。チラシの山に郵便物や不在通知などが埋もれることはない。
【0031】
ポスティングチラシ11の透明封筒12には、当該ポスティング広告会社宛てであって当該ポスティングチラシ11の投函不要の意思を表示する料金受取人払いはがき18がさらに同封される。居住者は、通信費を気にかけることなく、ポスティング広告会社にポスティングチラシ11の投函不要の意思を通知することができる。こうした心遣いは居住者に心理的にさらに良好な印象を与えることができる。
【0032】
最初のコンテンツ紙片16(第3紙片)は第2紙片15bから連続して表紙片15に組み込まれてもよい。表紙片15には1枚のコンテンツ紙片16のみが一体化されてもよい。その他、表紙片15およびコンテンツ紙片16は、封筒に代えてホチキス留めやのり付け、その他の留め具で結合されてもよく、1つの冊子に形成されてもよい。
【0033】
次にポスティングチラシ11の製造方法を説明する。ここでは、図7に示されるように、プリント広告物製造システム31は、例えばインターネット32に接続されてポスティング広告会社によって所有される第1端末33と、インターネット32に接続されて管理組合または管理会社によって所有される第2端末34と、インターネット32に接続されて広告主によって所有される第3端末35とを備える。
【0034】
第1端末33は、「お知らせ」収集手段36、コンテンツ登録手段37、物件特定手段38、コンテンツ特定手段39および表紙生成手段(位置決め手段)41として機能するプロセッサー(演算処理装置)42と、プロセッサー42に接続されて、一時的にアプリケーションプログラムやデータを格納するメモリー43と、プロセッサー42に接続されて、プロセッサー42に対してデータの入力を実現するユーザーインターフェイス44と、「お知らせ」データベース45、コンテンツデータベース46、レイアウトデータ47およびポスティングチラシ製造アプリケーションプログラム48を格納する記憶装置49と、画面上に画像を表示するディスプレイパネル51とを備える。第1端末33は、例えばデスクトップパソコン、ノートブックパソコン、タブレット端末、スマートフォン端末といった電子機器で構成されることができる。第1端末33では、デスクトップパソコンのようにプロセッサー42を収容する筐体から分離された筐体にディスプレイパネル51が収容されてもよく、ノートブックパソコンのようにプロセッサー42を収容する筐体にヒンジで結合された筐体にディスプレイパネル51が収容されてもよく、タブレット端末やスマートフォン端末のように1つの筐体にプロセッサー42やディスプレイパネル51が収容されてもよい。ユーザーインターフェイス44には、ディスプレイパネル51の画面上に映し出される画像に連動して操作されるキーボードやマウス、タッチスクリーンパネルなどが用いられることができる。第1端末33には、プリンタードライバーの働きに応じてテキストデータおよびイメージデータに基づき文字や像をプリントアウトするプリンター(印刷手段)52が接続される。
【0035】
「お知らせ」収集手段36は、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定するテキストデータ(以下、「「お知らせ」データ」という)を収集する。「お知らせ」データは、個々の物件ごとに、当該物件に居住する居住者に通知される「居住者へのお知らせ」を表現する。「お知らせ」収集手段36はインターネット32経由で第2端末34から「お知らせ」データを取得する。「お知らせ」収集手段36は、例えば電子メールソフトウエアに基づきテキストデータを収集してもよく、第2端末34から「お知らせ」データベース45に直接にテキストデータの登録を許容してもよい。後者の場合には、「お知らせ」データベース45へのアクセスにあたって個々の管理組合または管理会社にはログインIDおよびパスワードが設定されればよい。
【0036】
収集された「お知らせ」データは「お知らせ」データベース45に登録される。図8に示されるように、「お知らせ」データ54は識別子55ごとに管理される。識別子55は例えば1つの物件を特定する。ここでは、識別子55は「エリアコウコク マンション」といった物件名を特定するテキストデータで構成される。
【0037】
コンテンツ登録手段37は、コンテンツデータベース46に、例えば個々の広告主から提供される広告コンテンツのイメージデータ(以下、「コンテンツデータ」という)を登録する。コンテンツデータは、個々の物件ごとに(あるいは居住者の属性に応じて)コンテンツ19を表現する。コンテンツ登録手段37はインターネット32経由で第3端末35からコンテンツデータを取得する。コンテンツ登録手段37は、例えば第3端末35からコンテンツデータベース46に直接にイメージデータの登録を許容すればよい。コンテンツデータベース46へのアクセスにあたって個々の広告主にはログインIDおよびパスワードが設定されればよい。
【0038】
図9に示されるように、コンテンツデータベース46では個々のコンテンツデータ56に1以上の識別子55が紐付けられる。したがって、コンテンツデータ56ごとに物件は特定されることができる。その一方で、物件が指定されると、物件に割り当てられたコンテンツデータ56は特定されることができる。ここでは、コンテンツデータ56は広告主57ごとに管理される。1広告主57に対して物件ごとに相違するコンテンツデータ56が登録されてもよい。
【0039】
物件特定手段38は、特定の物件を指定する操作信号に基づき物件を特定する。物件特定手段38は、例えば物件の特定にあたってディスプレイパネル51の画面に「お知らせ」データ54のリストを表示することができる。リストには「お知らせ」データ54ごとに「お知らせ」データ54の管理にあたって用いられる識別子55が含まれることができる。ユーザーインターフェイス44に基づき特定の識別子55は指定されることができる。こうして特定の物件を指定する操作信号は生成されることができる。識別子55が指定されると、「お知らせ」データベース45に基づき、識別子55に関連づけられたテキストデータは特定されることができる。
【0040】
コンテンツ特定手段39は、特定のコンテンツ19を指定する操作信号に基づきコンテンツデータ56を特定する。コンテンツ特定手段39は、例えば広告コンテンツの特定にあたってディスプレイパネル51の画面にコンテンツデータ56のリストを表示することができる。リストには、コンテンツデータ56ごとに広告主57を特定する文字列や、コンテンツデータ56に紐付けられた識別子55が含まれることができる。画面の画像に連動するユーザーインターフェイス44に基づき特定の広告コンテンツは指定されることができる。こうして特定の広告コンテンツを指定する操作信号は生成されることができる。コンテンツデータ56が指定されると、コンテンツデータベース46に基づき、指定されたコンテンツデータ56に紐付けられた識別子55は特定されることができる。
【0041】
表紙生成手段41は、識別子55に基づき複数の「お知らせ」データ54の中から特定の「お知らせ」データ54を選択し、表紙片15の紙面の決められた位置に選択された「お知らせ」データ54で特定される文字列(以下、「「お知らせ」文字列14」という)を位置決めする。表紙生成手段41は、表紙片15内で「お知らせ」文字列14の位置を特定するレイアウトデータ47を取得する。表紙生成手段41はレイアウトデータ47で特定される表紙片15の画像にテキストデータの文字列を埋め込む。ここでは、レイアウトデータ47で、表紙片15の紙面の決められた位置に、ポスティング広告会社を特定する文字列(以下、「名称文字列13」という)が埋め込まれる。レイアウトデータ47で特定される構図に従って「お知らせ」文字列14がプリントされると、表紙片15に「お知らせ」文字列14は表示されることができる。
【0042】
プリンター52は、レイアウトデータ47およびコンテンツデータ56に基づきポスティングチラシ11をプリントアウトする。ポスティングチラシ11の第1紙片15aおよび第2紙片15bにはそれぞれ名称文字列13および「お知らせ」文字列14が印刷される。コンテンツ紙片16(第3紙片)には広告コンテンツが印刷される。こうしてレイアウトデータ47にコンテンツデータ56が組み合わせられると、ポスティングチラシ11内の決められた位置に名称文字列13は位置決めされることができる。ここでは、プリンター52は、広告物の表面の決められた位置に、ポスティング広告会社を特定する文字列を位置決めする第2位置決め手段として機能する。
【0043】
いま、第1端末33でポスティングチラシ製造アプリケーションプログラム48が実行されると、プロセッサー42で「お知らせ」収集手段36,コンテンツ登録手段37、物件特定手段38、コンテンツ特定手段39および表紙生成手段41は確立される。ディスプレイパネル51の画面には「お知らせ」データ54のリストおよびコンテンツデータ56のリストが表示される。例えば管理組合または管理会社から新たに「お知らせ」データ54が「お知らせ」データベース45に登録されていれば、ポスティング広告会社の担当者は「お知らせ」データ54のリストから該当する「お知らせ」データ54を指定すればよい。「お知らせ」データ54の指定は物件特定手段38で実現される。例えば広告主との契約に基づきポスティングチラシ11の配布の時期が近づいた場合には、ポスティング広告会社の担当者はコンテンツデータ56のリストから該当するコンテンツデータ56を指定すればよい。コンテンツデータ56の指定はコンテンツ特定手段39で実現される。ここでは、居住者の属性に応じてコンテンツデータ56ごとに予め物件の識別子55は紐付けられる。個々の物件向けに最適なコンテンツ19は提供されることができる。こうして居住者の属性に応じて効果的な広告は配布されることができる。
【0044】
「お知らせ」データ54の指定にあたって担当者は物件の識別子55を確認する。広告コンテンツごとに予め物件は紐付けられることから、物件の識別子55に基づき当該物件向けにコンテンツデータ56は特定されることができる。このとき、担当者はこの機会に配布したいコンテンツデータ56を指定する。コンテンツデータ56が指定されると、表紙生成手段41は、コンテンツデータ56に紐付けられた識別子55に基づき「お知らせ」データベース45から「お知らせ」データ54を取得する。すなわち、指定されたコンテンツデータ56に紐付けられた識別子55に基づき複数のテキストデータの中から特定のテキストデータは選択される。
【0045】
表紙生成手段41は、レイアウトデータ47に基づきコンテンツデータ56に「お知らせ」データ54を結合する。表紙生成手段41はレイアウトデータ47で特定される表紙片15の画像に「お知らせ」データ54の文字列を埋め込む。レイアウトデータ47に従って表紙片15内で「お知らせ」文字列14は位置決めされる。
【0046】
プリンター52は、レイアウトデータ47およびコンテンツデータ56に基づきポスティングチラシ11をプリントアウトする。ポスティングチラシ11の第1紙片15aおよび第2紙片15bにはそれぞれ名称文字列13および「お知らせ」文字列14が印刷される。コンテンツ紙片16(第3紙片)には広告コンテンツが印刷される。こうしてレイアウトデータ47にコンテンツデータ56が組み合わせられると、ポスティングチラシ11内の決められた位置に名称文字列13は位置決めされることができる。
【0047】
コンテンツデータ56の指定にあたって担当者は広告主57および識別子55を確認する。広告コンテンツごとに予め物件は紐付けられることから、コンテンツデータ56が指定されると、表紙生成手段41は、コンテンツデータ56に紐付けられた識別子55に基づき「お知らせ」データベース45から「お知らせ」データ54を取得する。すなわち、指定されたコンテンツデータ56に紐付けられた識別子55に基づき複数のテキストデータの中から特定のテキストデータは選択される。
【0048】
表紙生成手段41は、レイアウトデータ47に基づきコンテンツデータ56に「お知らせ」データ54を結合する。表紙生成手段41はレイアウトデータ47で特定される表紙片15の画像に「お知らせ」データ54の文字列を埋め込む。レイアウトデータ47に従って表紙片15内で「お知らせ」文字列14は位置決めされる。
【0049】
プリンター52は、レイアウトデータ47およびコンテンツデータ56に基づきポスティングチラシ11をプリントアウトする。ポスティングチラシ11の第1紙片15aおよび第2紙片15bにはそれぞれ名称文字列13および「お知らせ」文字列14が印刷される。コンテンツ紙片16(第3紙片)には広告コンテンツが印刷される。こうしてレイアウトデータ47にコンテンツデータ56が組み合わせられると、ポスティングチラシ11内の決められた位置に名称文字列13は位置決めされることができる。
【0050】
ポスティングチラシ11の製造にあたって物件ごとに「お知らせ」データ54は収集される。ここでは、個々の管理組合または管理会社はこれまでと変わらず「居住者へのお知らせ」を特定するテキストデータを生成するだけで済み、管理組合または管理会社の負担が増大するわけではない。
【0051】
特定の物件に対してコンテンツデータ56が指定されると、識別子55に基づきコンテンツデータ56に当該物件に固有の「お知らせ」データ54は紐付けられることができる。ポスティングチラシ11には物件に固有に「居住者へのお知らせ」は組み込まれることができる。1コンテンツデータ56に紐付けられた識別子55が変更されれば、「お知らせ」データ54は簡単に入れ替えられることができる。広告主の意向に応じて複数の物件で広告コンテンツは共通に利用されることができる。1広告に対して「お知らせ」データ54が入れ替えられるだけでポスティングチラシ11は製造されることができることから、同一の物件で「お知らせ」文字列14を変えながら同一の広告コンテンツは重ねて配布されることができる。しかも、「お知らせ」文字列14の内容が入れ替わっても「お知らせ」文字列14には常に名称文字列13が組み合わせられることができる。広告主やポスティング広告会社からするとポスティングチラシ11の製造にあたって作業の負担は軽減されることができる。
【0052】
「お知らせ」文字列14の印刷にあたって表紙片15の印刷用紙には予め名称文字列13が印刷されていてもよい。この場合には、印刷用紙に「お知らせ」データ54に基づき「お知らせ」文字列14が印字されると、ポスティングチラシ11内で名称文字列13は位置決めされることができる。その他、「お知らせ」文字列14の印刷にあたって「お知らせ」文字列14のイメージデータが用いられてもよい。こうしたイメージデータは、「お知らせ」データ54に基づきプリントアウトされた紙片のスキャンで生成されることができる。名称文字列入りの印刷用紙にスキャンデータに基づき「お知らせ」文字列14が印字されると、ポスティングチラシ11内で名称文字列13は位置決めされることができる。こうしたスキャンデータの生成および名称文字列13の位置決めは例えば複写機の働きで実現されることができる。
【0053】
「お知らせ」収集手段36、コンテンツ登録手段37、物件特定手段38、コンテンツ特定手段39および表紙生成手段41は、インターネット32に接続されて例えばASP(アプリケーションサービスプロバイダー)によって所有されるクラウドサーバーに構築されてもよい。この場合には、「お知らせ」データベース45およびコンテンツデータベース46はクラウドサーバーに接続される記憶装置内に構築されればよい。第1端末33は、クラウドサーバー内の物件特定手段38に対し物件の指定にあたってユーザーインターフェイスを提供すればよく、クラウドサーバー内のコンテンツ特定手段39に対しコンテンツの指定にあたってユーザーインターフェイスを提供すればよい。第2端末34はクラウドサーバー内の「お知らせ」収集手段36に対し「お知らせ」データ54の登録にあたってユーザーインターフェイスを提供すればよい。第3端末35はクラウドサーバー内のコンテンツ登録手段37に対しコンテンツデータ56の登録にあたってユーザーインターフェイスを提供すればよい。
【符号の説明】
【0054】
11…ポスティングチラシ(プリント広告物)、13…第2文字列並びにポスティング広告会社を特定する文字列(名称文字列)、14…文字列または第1文字列並びにお知らせを特定する文字列(「お知らせ」文字列)、15a…第1紙片、15b…第2紙片、16…第3紙片(コンテンツ紙片)、19…コンテンツ、25a…郵便受け、54…テキストデータ(「お知らせ」データ)、55…識別子。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2020年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
識別子ごとに管理され、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定する複数のテキストデータを収集する工程をプロセッサーに実行させ
指定された広告に紐付けられた前記識別子に基づき、前記複数のテキストデータの中から特定のテキストデータを選択する工程をプロセッサーに実行させ
広告物の表面の決められた位置に、選択された前記テキストデータで特定される文字列を位置決めする印刷データを生成する工程をプロセッサーに実行させ
位置決めされた前記文字列を含む前記広告物の前記印刷データをプリンターに向けて出力する工程をプロセッサーに実行させ
ことを特徴とする広告物の製造方法。
【請求項2】
識別子ごとに管理され、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定する複数のテキストデータを収集する工程をプロセッサーに実行させ
指定された広告に紐付けられた前記識別子に基づき、前記複数のテキストデータの中から特定のテキストデータを選択する工程をプロセッサーに実行させ
広告物の表面の決められた位置に、選択された前記テキストデータで特定される第1文字列を位置決めする印刷データを生成する工程をプロセッサーに実行させ
位置決めされた前記第1文字列を含む前記広告物の前記印刷データをプリンターに向けて出力する工程をプロセッサーに実行させ、
前記広告物の前記表面の決められた位置に、ポスティング広告会社を特定する第2文字列を位置決めする印刷データを生成する工程をプロセッサーに実行させ
位置決めされた前記第2文字列を含む前記広告物の前記印刷データをプリンターに向けて出力する工程をプロセッサーに実行させ
ことを特徴とする広告物の製造方法。
【手続補正書】
【提出日】2021年3月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
識別子ごとに物件を特定する工程をプロセッサーに実行させ、
前記識別子ごとに管理され、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定する複数のテキストデータを収集する工程をプロセッサーに実行させ、
指定された広告に紐付けられた前記識別子に基づき、前記複数のテキストデータの中から特定のテキストデータを選択する工程をプロセッサーに実行させ、
前記広告を掲載する広告物の表面の決められた位置に、選択された前記テキストデータで特定される文字列を位置決めする印刷データを生成する工程をプロセッサーに実行させ、
位置決めされた前記文字列を含む前記広告物の前記印刷データをプリンターに向けて出力する工程をプロセッサーに実行させる
ことを特徴とする広告物の製造方法。
【請求項2】
識別子ごとに物件を特定する工程をプロセッサーに実行させ、
前記識別子ごとに管理され、複数の管理組合または管理会社から、居住者へのお知らせを特定する複数のテキストデータを収集する工程をプロセッサーに実行させ、
指定された広告に紐付けられた前記識別子に基づき、前記複数のテキストデータの中から特定のテキストデータを選択する工程をプロセッサーに実行させ、
前記広告を掲載する広告物の表面の決められた位置に、選択された前記テキストデータで特定される第1文字列を位置決めする印刷データを生成する工程をプロセッサーに実行させ、
位置決めされた前記第1文字列を含む前記広告物の前記印刷データをプリンターに向けて出力する工程をプロセッサーに実行させ、
前記広告物の前記表面の決められた位置に、ポスティング広告会社を特定する第2文字列を位置決めする印刷データを生成する工程をプロセッサーに実行させ、
位置決めされた前記第2文字列を含む前記広告物の前記印刷データをプリンターに向けて出力する工程をプロセッサーに実行させる
ことを特徴とする広告物の製造方法。