【解決手段】締結溝が位置する締結溝領域及び前記締結溝領域の間に位置する離隔領域を含むメインリングMRと、前記メインリングに回転及び固定可能に締結されたサブリングSR1,SR2と、前記メインリングと前記サブリングとの間に配置された締結部材とを含む。
前記メインリングは、前記第1方向に延びる第1部分と、前記第1方向と交差する第2方向に前記第1部分から離隔して配置された第3部分と、前記第2方向の反対方向に前記第1部分から離隔して配置された第5部分と、前記第1部分と前記第3部分を連結する第2部分と、前記第1部分と前記第5部分とを連結する第4部分とを含む、請求項1に記載の複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪。
前記締結溝は前記第2部分及び前記第4部分のそれぞれに配置され、前記締結溝は前記第2方向に延びる、請求項3に記載の複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪。
前記メインリングの第1部分に配置された挿入溝と、前記第1サブリングの外周面に配置された第1表示部と、前記第2サブリングの外周面に配置された第2表示部とをさらに含み、
前記第1表示部は陰刻で刻まれた1〜12の数字を含み、前記第2表示部は陰刻で刻まれた1〜31の数字を含む、請求項6に記載の複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題はサブリングが安定的に回転及び固定可能な複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪を提供することにある。
【0007】
本発明の課題は以上で言及した課題に制限されず、言及しなかった他の技術的課題は以下の記載から当業者に明らかに理解可能であろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための一実施例による複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪は、締結溝が位置する締結溝領域及び前記締結溝領域の間に位置する離隔領域を含むメインリングと、前記メインリングに回転及び固定可能に締結されたサブリングと、前記メインリングと前記サブリングとの間に配置された締結部材とを含み、前記サブリングは前記締結部材を収容することができる収容部を含み、前記収容部は、第1面と、前記第1面と向き合い、開口領域を含む第2面と、前記第1面と前記第2面をそれぞれ連結する第3面及び第4面S4とを含み、前記開口領域の第1方向への長さは前記第1面の前記第1方向への長さより短く、前記締結部材は弾性を有する素材からなり、前記収容部内に位置し、前記開口領域が前記締結溝領域と一致する場合、前記締結部材の一部は前記収容部の外側に突出して前記締結溝に締結され、前記開口領域が前記離隔領域と一致する場合、前記収容部の外側に突出した前記締結部材の一部は前記収容部内に挿入されるように構成される。
【0009】
前記メインリングは、前記第1方向に延びる第1部分と、前記第1方向と交差する第2方向に前記第1部分から離隔して配置された第3部分と、前記第2方向の反対方向に前記第1部分から離隔して配置された第5部分と、前記第1部分と前記第3部分を連結する第2部分と、前記第1部分と前記第5部分を連結する第4部分とを含むことができる。
【0010】
前記第1部分、前記第3部分及び前記第5部分の前記第1方向への長さは前記第2部分及び前記第4部分の前記第1方向への長さはより長く、前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分の前記第1方向への長さ差によって第1メインリング溝が定義され、前記第1部分、前記第4部分及び前記第5部分の前記第1方向への長さ差によって第2メインリング溝が定義されることができる。
【0011】
前記締結溝は前記第2部分及び前記第4部分のそれぞれに配置され、前記締結溝は前記第2方向に延びることができる。
【0012】
前記第1部分、前記第3部分及び前記第5部分のそれぞれの前記第2方向への厚さは前記第2部分及び前記第4部分のそれぞれの前記第2方向への厚さより小さく、前記第1部分の前記第2方向への厚さは前記第3部分及び前記第5部分のそれぞれの第2方向への厚さよりより大きいことができる。
【0013】
前記第1部分と前記第2部分は互いに結合及び分離可能な構造を有し、前記第2部分と前記第3部分は一体型になり、前記第1部分と前記第3部分は互いに結合及び分離可能な構造を有し、前記第4部分と前記第5部分は一体型になり、前記サブリングは互いに離隔して配置される第1サブリング及び第2サブリングを含み、前記第1サブリングは前記第2部分に締結され、前記第2サブリングは前記第4部分に締結されることができる。
【0014】
前記メインリングの第1部分に配置された挿入溝と、前記第1サブリングの外周面に配置された第1表示部と、前記第2サブリングの外周面に配置された第2表示部とをさらに含み、前記第1表示部は陰刻で刻まれた1〜12の数字を含み、前記第2表示部は陰刻で刻まれた1〜31の数字を含むことができる。
【0015】
その他の実施例の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0016】
一実施例による複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪によれば、弾性を有する締結部材の配置によって安定的にサブリングを回転及び固定させることができる。また、弾性を有する締結部材の配置によって回転による摩擦を最小化して長期間の回転及び固定機能を維持することができる。
【0017】
さらに、弾性を有する締結部材の配置によって指輪のサイズを大きくすることなしに回転及び固定機能を安定的に果たすことができる。
【0018】
実施例による効果は以上で例示した内容によって制限されなく、より多様な効果がこの明細書内に含まれている。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の利点及び特徴とそれらを達成する方法は添付図面に基づいて詳細に後述する実施例を参照すると明確になるであろう。しかし、本発明は以下で開示する実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態に具現されることができる。ただ、この実施例は本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。
【0021】
素子(elements)又は層が他の素子又は層の“上(on)”にあるというとき、これは他の素子の直上にある場合だけでなく中間に他の素子又は層を挟んでいる場合も含む。明細書全般にわたって同じ参照符号は同じ構成要素を示す。
【0022】
たとえ第1、第2などを多様な構成要素を述べるために使うが、これらの構成要素はこれらの用語に制限されないというのは言うまでもない。これらの用語は単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。よって、以下で言及する第1構成要素は本発明の技術的思想内で第2構成要素であることもできるというのは言うまでもない。
【0023】
以下、添付図面を参照して具体的な実施例について説明する。
【0024】
図1は一実施例による複数の記念日表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪の形状を概略的に示した斜視図である。
図2は一実施例による複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪が分解された状態を概略的に示した平面図である。
図3は一実施例による複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪が分解された状態を概略的に示した斜視図である。
図4は一実施例による複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪の締結部材及び締結溝を概略的に示す図である。
図5は
図4の締結部材及び締結溝を拡大した形状を概略的に示した斜視図である。
図6は一実施例による複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪の収容部が配置された状態を概略的に示した図である。
図7は一実施例による複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪の収容部に配置された締結部の状態を概略的に示した図である。
【0025】
図1を参照すると、一実施例による複数の記念日を表示することができるように回転及びロック機能を備えた指輪Rは、メインリングMRと、メインリングMRに回転及び固定可能に締結された第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2とを含むことができる。
【0026】
第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2はメインリングMRに締結された状態でそれぞれ独立的に回転及び固定可能である。図面には第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2がそれぞれメインリングMRに締結された状態を示したが、これは一例示であり、第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2のいずれか一方のみメインリングMRに締結されることができ、第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2の他に追加的なサブリングがメインリングMRに締結されることもできる。
【0027】
いくつかの実施例で、メインリングMRは第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2が締結された領域以外の領域に挿入溝IHを含むことができる。
【0028】
このような挿入溝IHには各種の宝石や装飾物などが付着されることができる。図面には挿入溝IHが1個であるものとして示したが、これに限定されるものではなく、挿入溝IHの数は複数であってもよい、
【0029】
また、図面には挿入溝IHの平面形状を円形として示したが、これは一例であり、挿入溝IHの平面形状は楕円形状、多角形状などの多様な形状を有することができる。
【0030】
第1サブリングSR1の外周面には第1表示部DP1が配置されることができる。第1表示部DP1には第1サブリングSR1を介して表示したい数字、記号、文字、図形などが配置されることができる。例えば、
図1のように、第1表示部DP1には1月〜12月の数字が表示されることができ、第1サブリングSR1を回転させて1月〜12月の数字の中で所望の数字を挿入溝IHに一致させてから固定させることができる。固定させることができるというのはロック機能を意味し、所望の数字でロックが可能であることを意味する。
【0031】
いくつかの実施例で、第1表示部DP1に配置された1月〜12月の数字は第1表示部DP1の外周面に刻まれることができる。例えば、
図1のように、1月〜12月の数字は第1表示部DP1の外周面に陰刻で刻まれることができる。ただ、これに限定されるものではなく、いくつかの実施例で、1月〜12月の数字は第1表示部DP1の外周面に陽刻で刻まれることもでき、いくつかの実施例で1月〜12月の数字は第1表示部DP1の外周面に印刷されることもできる。
【0032】
また、いくつかの実施例で、第1表示部DP1はフレキシブルな表示パネルからなることができる。例えば、フレキシブルなOLEDパネル、フレキシブルなLCDパネルなどからなることもできる。この場合、第1サブリングSR1を介して表示したい数字、記号、文字、図形などはフレキシブルな表示パネルの駆動によって視覚的に表現されることができる。
【0033】
第2サブリングSR2の外周面には第2表示部DP2が配置されることができる。第2表示部DP2には第2サブリングSR2を介して表示したい数字、記号、文字、図形などが配置されることができる。例えば、
図1のように、第2表示部DP2には1日〜31日の数字が表示されることができ、第2サブリングSR2を回転させて1日〜31日の数字の中で所望の数字を挿入溝IHに一致させてから固定させることができる。
【0034】
いくつかの実施例で、第2表示部DP2に配置された1日〜31日の数字は第2表示部DP2の外周面に刻まれることができる。例えば、
図1のように、1日〜31日の数字は第2表示部DP2の外周面に陰刻で刻まれることができる。ただ、これに限定されるものではなく、いくつかの実施例で、1日〜31日の数字は第2表示部DP2の外周面に陽刻で刻まれることもでき、いくつかの実施例で1日〜31日の数字は第2表示部DP2の外周面に印刷されることもできる。
【0035】
また、いくつかの実施例で、第2表示部DP2はフレキシブルな表示パネルからなることができる。例えば、フレキシブルなOLEDパネル、フレキシブルなLCDパネルなどからなることもできる。第2サブリングSR2を介して表示したい数字、記号、文字、図形などはフレキシブルな表示パネルの駆動によって視覚的に表現されることができる。
【0036】
このように、メインリングMRと、メインリングMRに回転及び固定可能に締結された第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2とからなる指輪Rは使用者の指に嵌めることができるホールHが形成されており、メインリングMRと第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2は金属素材からなることができる。ただ、これに限定されるものではなく、メインリングMRと第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2はセラミック、プラスチックなどの多様な素材からなることができ、メインリングMRと第1サブリングSR1及び第2サブリングSR2は互いに異なる素材からなることもできる。
【0037】
図2及び
図3を参照すると、メインリングMRは、第1方向(X軸方向)に延びる第1部分P1と、第1方向(X軸方向)と交差する第2方向(Y軸方向)に第1部分P1から離隔して配置された第3部分P3と、第2方向(Y軸方向)の反対方向に第1部分P1から離隔して配置された第5部分P5と、第1部分P1と第3部分P3を連結する第2部分P2と、第1部分P1と第5部分P5を連結する第4部分P4とを含むことができる。
【0038】
いくつかの実施例で、第1部分P1、第3部分P3及び第5部分P5の第1方向(X軸方向)への長さはそれぞれ第2部分P2及び第4部分P4の第1方向(X軸方向)への長さはより長いことができる。
【0039】
いくつかの実施例で、第1部分P1、第3部分P3及び第5部分P5の第2方向(Y軸方向)への厚さはそれぞれ第2部分P2及び第4部分P4の第2方向(Y軸方向)への厚さよりより小さいことができる。
【0040】
いくつかの実施例で、第1部分P1の第2方向(Y軸方向)への厚さは第3部分P3及び第5部分P5の第2方向(Y軸方向)への厚さよりより大きいことができる。
【0041】
いくつかの実施例で、第1サブリングSR1の締結のために第1部分P1と第2部分P2は互いに結合及び分離可能な構造を有することができ、第2部分P2と第3部分P3は一体型になることができる。いくつかの実施例で、第2サブリングSR2の締結のために、第1部分P1と第3部分P3は互いに結合及び分離可能な構造を有することができ、第4部分P4と第5部分P5は一体型になることができる。ただ、これに限定されるものではなく、第1部分P1、第2部分P2、第3部分P3、第4部分P4及び第5部分P5のそれぞれが結合及び分離可能な構造を有することもできる。
【0042】
また、いくつかの実施例で、は第1部分P1、第2部分P2及び第4部分P4が一体型になり、第3部分P3及び第5部分P5が結合及び分離可能な構造を有することもできる。
【0043】
このように、第1部分P1、第3部分P3及び第5部分P5の第1方向(X軸方向)への長さが第2部分P2及び第4部分P4の第1方向(X軸方向)への長さより長くなることにより、メインリングMRの第2部分P2と第4部分P4が位置する領域には長さ差による段差によって第1メインリング溝MH1及び第2メインリング溝MH2が配置されることができる。例えば、第1部分P1と第2部分P2及び第3部分P3との間の段差によって第1メインリング溝MH1が形成され、第1部分P1と第4部分P4及び第5部分P5との間の段差によって第2メインリング溝MH2が形成されることができる。ここで、第1メインリング溝MH1には第1サブリングSR1が位置することができ、第2メインリング溝MH2には第2サブリングSR2が位置することができる。
【0044】
いくつかの実施例で、第2部分P2の外周面には第1締結溝CH1が配置されることができる。例えば、第1表示部DP1に1月〜12月の数字が表示された場合、第2部分P2の外周面には1月〜12月に対応して第1締結溝CH1がそれぞれ配置されることができる。
図2のように、複数の第1締結溝CH1のそれぞれは第2方向(Y軸方向)に延び、多数が第1方向(X軸方向)に離隔して配置されることができる。
【0045】
いくつかの実施例で、第4部分P4の外周面には第2締結溝CH2が配置されることができる。例えば、第2表示部DP2に1日〜31日の数字が表示された場合、第4部分P4の外周面には1日〜31日に対応して第2締結溝CH2がそれぞれ配置されることができる。
図2のように、複数の第2締結溝CH2のそれぞれは第2方向(Y軸方向)に延び、多数が第1方向(X軸方向)に離隔して配置されることができる。
【0046】
第1部分P1には前述した挿入溝IHが位置することができる。
【0047】
図4〜
図7を参照すると、いくつかの実施例で、第2締結溝CH2の断面はラウンド形状を有することができる。図示されていないが、第1締結溝CH1の断面も第2締結溝CH2と同一であることができる。
【0048】
以下では、第1サブリングSR1、第2サブリングSR2及びメインリングMRの締結構造を説明するにあたり、第2サブリングSR2とメインリングMRの構造を例として説明するが、第1サブリングSR1とメインリングMRの締結構造も同様である。
【0049】
いくつかの実施例で、第2サブリングSR2とメインリングMRとの間には締結部材CPが配置されることができる。
【0050】
第2サブリングSR2において第2表示部DP2が配置された外周面を一面と想定するとき、第2サブリングSR2の他面には締結部材CPが位置することができる。
【0051】
第2サブリングSR2は締結部材CPを収容することができる収容部APを含み、収容部APには締結部材CPが定着されることができる。
【0052】
いくつかの実施例で、締結部材CPが複数配置されることができ、収容部APも締結部材CPに対応して複数配置されることができる。
【0053】
いくつかの実施例で、収容部APは第2サブリングSR2の他面に開口した開口領域OPAを含むことができる。具体的に、収容部APは、第1面S1と、第1面S1と向き合い、開口領域OPAを含む第2面S2と、第1面S1と第2面S2を連結する第3面S3及び第4面S4とを含むことができる。開口領域OPAの第1方向(X軸方向)への長さd2は第1面S1の第1方向(X軸方向)への長さd2より短いことができる。すなわち、開口領域OPAより収容部AP内の領域の面積が大きく形成されることができる。
【0054】
締結部材CPの第1方向(X軸方向)への長さは第1面S1の第1方向(X軸方向)への長さd2より長くなる。また、締結部材CPは弾性を有する素材からなることができる。いくつかの実施例で、締結部材CPは弾性を有する金属素材からなることができる。
【0055】
これにより、締結部材CPが収容部AP内に挿入されて固定される場合、締結部材CPと収容部APとの長さ差及び締結部材CPの弾性により、締結部材CPの一部が開口領域OPAを通過し、第2サブリングSR2の他面外側に突出することができる。
【0056】
第2サブリングSR2の他面外側に突出した締結部材CPの第1方向(X軸方向)への長さd1は開口領域OPAの第1方向(X軸方向)への長さd2より短いことができる。
【0057】
このように、第2サブリングSR2の他面外側に突出した締結部材CPの一部は弾性によってラウンド形状を有し、第2締結溝CH2に挿入されることができる。これにより、第2サブリングSR2はメインリングMRに固定されることができる。
【0058】
具体的に、メインリングMRの第4部分P4の外周面は、第2締結溝CH2が配置された領域である第2締結溝領域CH2Aと、第2締結溝CH2が配置されていない第2締結溝CH2間の離隔領域DAとを含むことができる。
【0059】
開口領域OPAと第2締結溝領域CH2Aとが一致する場合、締結部材CPの一部は開口領域OPAを通して第2サブリングSR2の他面外側(収容部の外側)に突出して第2締結溝CH2に挿入されることができる。すなわち、締結部材CPは収容部APの第1面S1、第2面S2及び第2締結溝CH2と接触するが、収容部APの第3面S3及び第4面S4とは接触しないことができる。ただ、これに限定されるものではなく、いくつかの実施例で、開口領域OPAと第2締結溝領域CH2Aが一致する場合にも締結部材CPは収容部APの第1面S1、第2面S2、第3面S3及び第4面S4及び第2締結溝CH2と接触することもできる。
【0060】
開口領域OPAと離隔領域DAが一致する場合、締結部材CPの全部は収容部AP内に位置することができる(締結部材CPの微小な一部が収容部APの外側に突出する場合を排除するものではない)。すなわち、締結部材CPは収容部APの第1面S1、第2面S2、第3面S3及び第4面S4、及び離隔領域DAに位置する第2サブリングSR2の第4部分P4の外周面と接触するが、第2締結溝CH2とは接触しないことができる。
【0061】
これにより、使用者が第2サブリングSR2を回転させる場合、第2サブリングSR2の他面外側に突出した締結部材CPの一部は弾性によって開口領域OPAを通して収容部AP内に入り、さらに第2締結溝CH2がある領域に移動する場合、開口領域OPAを通して第2サブリングSR2の他面外側に突出して第2締結溝CH2に挿入されることができる。これにより、第2サブリングSR2は第2締結溝CH2が配置された領域にそれぞれ安定的に固定されることができる。
【0062】
このように、第2サブリングSR2の内部に開口領域OPAを有する収容部APを配置し、収容部AP内に弾性を有する締結部材CPを配置することにより、第2サブリングSR2を安定的に回転及び固定することができる。第1サブリングSR1とメインリングMRの締結構造も第2サブリングSR2とメインリングMRの締結構造と同様であるので、その重複説明は省略する。
【0063】
以上で添付図面に基づいて本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明のその技術的思想及び必須特徴を変更せずに他の具体的な形態に実施することができるというのが理解可能であろう。したがって、以上で記述した実施例は全ての面で例示的なものであり、限定的なものではないものであると理解しなければならない。