【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、電子デバイスXにおいて存在する第1のファイルAを、該電子デバイスX、特にマルチメディア又は生体認証情報を含む該電子デバイスX、において及び/又は他の電子デバイスYにおいて使用されることができ且つハードウェア、ソフトウェア又は所与のファイルサイズ制限及びファイル解像度制限と互換性のある第2のファイルBに変換する方法であって、該方法において、該変換が、該電子デバイスXによって又は他の装置Dによって実行されることができ、該他の装置Dには前記電子デバイスX及びYが、
・該ファイルAのバージョン、
・該電子デバイスX又はYのレジスタ又はファイルにおいて定義されているファイルBについて受け入れ可能なバージョン、ここで、上記情報は好ましくは、該ファイルBが該電子デバイスYにおいて使用されることを意図されている場合に、該電子デバイスYから発信される、
・該電子デバイスX、Y又はDが有する変換手段
に基づいて接続することができ、
ここで、該電子デバイスX、Y又はDのうちの1つが、該ファイルAの、より新しいバージョンA’を有するところのサーバS又は他の装置Dに接続する場合に、該ファイルAは、その変換前にファイルA’で置き換えられ、該サーバS又は該他の装置Dにおいて存在する該ファイルA’は、該ファイルAを置換することができるものとしてリストされている、
上記方法によって、上記の目的を達成する。
【0014】
該サーバS又は該他の装置Dへの該電子デバイスX、Y又はDの接続は、直接的又は間接的でありうる。
【0015】
該ファイルAは、該当する場合、ドキュメントモデルであり得、該ファイルAは、ユーザによって変更されることができるが、該ファイルAがファイルBに変換される場合に変更されないところの要素を含む。
【0016】
該電子デバイスX、Y及びDは、ワールドワイドウェブを介してクライアントからの要求を受信しうるウェブサーバでない。従って、本発明は、サーバへの接続が不可欠であること無しにファイルを変換することを可能にする。従って、本発明のおかげでファイルを変更することがより容易であり、及び該電子デバイスXが別の電子デバイスYに、例えば該デバイスXと該デバイスYと情報を交換し及び情報がXからYに又はその逆に転送されることを許すデュアルリーダーD、特には米国特許第10643198号明細書に記載されているデュアルリーダー、を介して、接続されている場合に、該当する場合に、上記変換が行われうる。
【0017】
該ファイルAは、該サーバSに接続すること無しに、好ましくは自動的に、ファイルBに変換されうるが、本発明はまた、該デバイスX又はYが、該ファイルAのオリジナルのバージョン又はファイルAの全てのバージョンの最新バージョン、すなわちより新しいバージョンA’を含むところのサーバS又は他の装置に接続する場合、該電子デバイスX又はYが、該サーバから又はこの他の装置から、該ファイルAの該オリジナルのバージョン又は、変換され又は変換されるべき最新のバージョンA’を取得することができ、ここで、該最新のバージョンA’は、前記ファイルAのオリジナルのバージョンを実行しなければならない若しくは前記ファイルAのオリジナルのバージョンを使用しなければならないところの前記電子デバイスX又はYと互換性がある、ところの方法を提供する。言い換えれば、サーバSへの接続がない場合の変換中に劣化したファイルは、該ファイルAのオリジナルのバージョン又はより新しいバージョンA’を有するところのサーバS又は他の装置への接続に応じて、新しいバージョンA’の元の、劣化していないバージョンAに、好ましくは自動的に、戻される。
【0018】
該ファイルAは、該ファイルAの変換から結果として生じる1以上のファイルBの少なくとも1つの選好基準に基づいて、特に事前定義された最適化規則を満たす該選好基準に基づいて、有利に変換され、ここで、この選好基準又はこれらの選好度は、該変換を導く。1以上の複数の選好度を使用することは、該選好度を使用する電子デバイスの機能及び/又はこのデバイスに設定されたユーザの選好度に最もよく適合するファイルBへの変換を実行することが可能になりうる。
【0019】
該電子デバイスXが、他の電子デバイスYに又は上述されたサーバに、特に直接的に又は間接的に、接続することができる場合に、この方法は、この接続中に、該ファイルAを変換する手段、例えばフォーマット変換ソフトウェア、を、該電子デバイスXに、好ましくは自動的に、インポートする工程を含みうる。
【0020】
電子デバイスがサーバに接続されている場合、該デバイスAによってホストされ且つオリジナルのファイルAの品質よりも悪い品質又は該ファイルAの最新のバージョンの日付D1と異なる日付D1のいずれかを有するところの在りうるファイルAを、オリジナルのファイルA又は該ファイルAのより最新のバージョンのうちの1つから変換されたファイルに置き換えることが有利にありうる。
【0021】
該ファイルAは、少なくとも1人のユーザを識別する為の生体認証データ、例えば彼の指紋、を含み得、及び、変更されたバージョンBは、追加の生体認証データ、例えば彼の顔のプリント、又は他の個人の生体認証データ、例えば該ファイルの新しいバージョンを使用するために必要とされる他の個人の生体認証データ、を用いてこのユーザを識別することを可能にしうる。
【0022】
該変更されたバージョンBはまた、少なくとも1つの新しいコーディングタイプを用いて、該ファイルAのコンテントを表示又は使用することが可能でありうる。
【0023】
該変更されたバージョンBはまた、該ファイルAの情報、例えばドキュメントの背景画像、の提示を修正しうる。
【0024】
幾つかの例示的な実装において、該方法は、下記の特徴の全て又は幾つかを有し得、特に、
・サーバの存在無しに、好ましくは自動的に、変換すること;
・ドキュメント又はフォーマットを、サーバに由来する別のバージョンに置き換えることによって、ドキュメント又はフォーマットを更新すること;
・ファイルに含まれる情報をコーディングすることのモードを変換すること;及び/又は
・ファイルに含まれる情報をコーディングすることを最適化すること
を可能にする。
【0025】
該方法は好ましくは、下記を行うことによって実装される。
・変換されるべきファイルA及び変換されたファイルBに、ファイルのバージョンについての情報I1及び該ファイルの該変換されたファイルBについての選好度を計算する為の情報I2を含めること、
・変換されたファイルを使用することができる各電子デバイスXに、この電子デバイスに受け入れ可能なバージョンについての情報A1とこの電子デバイスが、特にメモリ容量及び/又はプロセッサ若しくは利用可能な変換ソフトウェアの性能に関して、この電子デバイスが有する変換手段についての情報A2を含むファイルを配置すること、
・各ファイルAに、その様々なバージョンに共通の識別子I3を含めること、ここで、該識別子は、該ファイルAのオリジナルのファイル又は置換ファイル(該オリジナルのファイルの参照ファイルRとも呼ばれる)を前記ファイルAに関連付けることを可能にする、
・上記参照ファイルRをサーバS上に所持することによって、
・上記サーバSにおいて、参照ファイルを同じ識別子I3を有する他のファイルに置き換えることを許すことによって、ここで、該2つのバージョンは、該2つのバージョンが上記サーバにおいてサービスを開始された日付D1(ファイルのバージョンに関する情報I1に含まれている)によって、互いに区別されることができ、新しいファイルの前の参照ファイルは、好ましくは該サーバS上に保持される、
・該当する場合、ユーザによって変更されることが出来るが、変換中に変更されないところの要素を該ファイルが含むことを許すことによって、ここで、該参照ファイルは「フォーマット」ファイルであり、電子デバイスが上記変更可能な情報を表示すること、伝送すること又は使用することを許す。
【0026】
該ファイルAを該ファイルBに変換する工程が、下記の工程を含みうる。
i.該変換に参加する該電子デバイスXが、該ファイルAの該バージョンについての該情報I1を読み取り、該ファイルBを受け入れ可能な該バージョンについての該ファイルから情報A1を読み取り、及び該電子デバイスXが有する変換手段についての該情報A2を読み取ること、
ii.該電子デバイスXが、該ファイルAが該ファイルBに変換されるべき該ファイルBの該バージョンを決定すること、そして、
iii.該電子デバイスXが、該ファイルAをファイルBに変換すること。
【0027】
上記方法が、上記工程i)と上記工程ii)との間に、下記の工程を含みうる。
a)受け入れ可能でありうる各バージョンについて、上記選好度I2を計算する為に必要な値、特に、ファイルに含まれる様々なマルチメディア又は生体認証情報の解像度及びサイズ並びに様々な情報の表示に影響を与えうる、特に装飾しうる、情報の存在又は不存在、を推定すること、並びに、
b)受け入れ可能であるとみなされるバージョンが特定されるまで、好ましいと判断されたバージョンから開始して、受け入れ基準を計算する為に必要な値を計算すること。
【0028】
幾つかの例において、ファイルを変換する装置又はサーバは、ファイルに電子的に署名する為の手段を有し得、これは、例えば、ファイルのハッシュを計算すること、秘密鍵と公開鍵とのペアのうちの秘密鍵を介して該ハッシュを暗号化すること、又は、変形として、秘密にされている番号と一緒にされた、ファイルのハッシュを計算することを含み、ここで、ハッシュは秘密に保たれている使い捨て鍵によって暗号化され、及び秘密番号(secret number)及び該秘密鍵は依然として、装置、例えば署名をチェックするサーバ、によってアクセス可能である。
【0029】
該当する場合、上記装置又は上記サーバは、変換されるべきファイルに、ファイルの署名及びそれ自体の識別子、並びに該当する場合、署名を計算する為に使用された該秘密番号及び使い捨て鍵の識別子を有利に追加しうる。
【0030】
ファイルAをファイルBに変換する場合、該ファイルAの変換に関与する電子デバイスCは好ましくは、該ファイルAを運ぶもの、又は該ファイルBを運ぶ必要があるもの、又は中間電子デバイスであり、おそらくは例えば、転送を指示するデュアルリーダーDである。
【0031】
1つの例示的な実装において、この電子デバイスCは、上述されている通り、該ファイルAのバージョンについての情報I1、ファイルBに受け入れ可能なバージョンについてのファイルから情報A1、及びこの電子デバイスが有する変換手段についての情報A2を読み取りうる。
【0032】
1つの例において、該デバイスは、
1.受け入れ可能でありうる各バージョンについて、I2に書き込まれた選好度を計算する為に必要な値、例えば、ファイルに含まれる様々なマルチメディア又は生体認証情報の解像度及びサイズ、並びに、参照ファイルRを含むサーバSにおそらく問い合わせた後、様々な情報の提示を装飾しうる情報の存在又は不存在を推定する、ここで、該電子デバイスが情報を変換する為の何らの手段も有していない場合に、このことは、空白(blank)又は欠落情報(missing information)に変換されうる。サーバSが到達可能でない場合は、該サーバからの情報の抽出を必要としないバージョンのみが受け入れ可能として選択されうる;
2.受け入れ基準について必要な値、例えばファイルのサイズ及びファイルを使用する為に必要な様々なソフトウェア及びハードウェアのバージョン等、を計算する、好ましくは、受け入れ可能であるとみなされるバージョンが特定されるまで、好ましいものであると判断されたバージョンから開始して、受け入れ基準について必要な値を計算する;
3.ファイルAがそれに変換されるべきであるところのファイルBのバージョンを決定する;
4.該ファイルAを選択されたファイルBに変換する、ここで、この変換はおそらく、工程2又は3において接続された場合、サーバSに問い合わせが必要であり、及び該ファイルBを生成する為に選択されたバージョンは、電子デバイスCに対してまた利用できない情報であることを必要とする。
【0033】
代替として、上記の工程2及び3は一緒にされうる;二分法が、例えば、受け入れ可能なコーディングの最適な組み合わせを見つける為に使用される。受け入れ基準(A1)を満たし且つ選好度(I2)を最も満たす、コーディングと解像度との組み合わせを見つける為に、二分法が例えば上記の工程a)と工程b)との間で使用される。該選好度と該受け入れ基準の最初の計算が、例えば、該ファイルAの様々なデータの、それぞれの解像度及びコーディング値についての中間値、例えば中央値に最も近い値のうちの1つの値、を使用して行われ、そして次に、最後の結果が受け入れ可能である場合にはより高いか又は等しい中間値が使用され、そして、そうでない場合などには、実行されることができる更なる新しい計算がなくなるまで、より低いか又は等しい値が使用される。
【0034】
幾つかのマルチメディア又は生体認証情報の解像度が他の解像度よりも多かれ少なかれ重要であり、それ故に、多かれ少なかれ好ましい場合、該情報についての重要度はファイルI2に含まれうる。音楽ファイルを読み取るためのリーダーは例えば、関連付けられた任意の画像の品質よりもオーディオファイルの品質に対して選好度を与える。中間解像度の値を採用するのではなく、二分法を使用して、重要であると判断されたファイルについてのより良い解像度と、重要でないファイルについての最小の解像度とを達成することを可能にする極値を採用すること、そして次に、結果が受け入れ基準(A1)に従って受け入れ可能でない場合には重要なファイルの解像度を下げること、又は2番目に重要なファイルの最大許容解像度が見つかるまで次々と、最も重要でないファイルまで、重要度の低いファイルの解像度を上げることがまた可能である。
【0035】
該サーバが工程2と工程4との間に電子デバイスCから切断された場合、手順が該工程2から開始して繰り返されうるが、該サーバへの接続はない。
【0036】
接続されたありうる電子デバイスにおいて利用可能な、より良い変換機能から利益を得る為に、下記の場合が好ましい。
・上記の工程4で該電子デバイスによって計算されたファイルBのサイズは、該ファイルAのサイズよりも小さいサイズ、例えば20%超小さいサイズ、を有し、及び変換されたファイルBについての受け入れ可能なサイズはこれよりも大きく、例えば20%超である、及び
・該ファイルAは、別の電子デバイスDによって、例えば該ファイルAが配置されている電子デバイス、によって変換されることができる。このことが、該ファイルAを受け入れ可能なバージョンに変換する為に必要な手段を備えている場合において、結果として得られるファイルが、該電子デバイスCによって生成することができる変換されたファイルよりも好ましい場合に、この他の電子デバイスDは上述の工程1〜4を実行しうる。
【0037】
使用されるバージョンに関する情報は好ましくは、該ファイルが配置されている電子デバイスによって該ファイルが使用されることができるかどうかを示すフラグを含むであろう。具体的には、本発明の幾つかの例示的な実装態様において、ファイルは、別の電子デバイスにコピーされるか、又は該サーバへの接続に応じて更新されることができるとしても、このデバイスによって使用されることができずに、ファイルは電子デバイス上に存在しうる。任意のビデオ表示手段又は任意のオーディオリーダを備えていないデバイスは例えば、ビデオ、テキスト又はオーディオファイルを含むファイルを受け入れうる。
【0038】
1つの例示的な実装態様において、該サーバに接続された電子デバイスは、該電子デバイスがホストし及びオリジナルのファイルよりも品質劣るか又はオリジナルのファイルの日付D1とは異なる日付D1のいずれかを有する在りうるファイルを、サーバにおいて存在する上記のオリジナルのファイルから変換されたファイルに、好ましくは自動的に、置き換える。
【0039】
1以上の選考度基準I2
本発明の意味における選好度基準は例えば、様々な情報の品質についての評価等級の合計であり、各等級は、データの項目に固有の重要度係数(MP)によってそれぞれが重み付けされている。ファイルの品質の評価は、使用されるコーディングのタイプに応じた等級であり得、該等級は、そのサイズを掛け、テキスト、ビデオ又はオーディオファイルの場合には、上記のファイルによってコード化されたビデオのページ数又はサウンドの分(minutes)数で割った値である。
【0040】
選考度基準はまた、上記の追加要素に様々なデータを変換する為の評価時間に重み係数を掛けて、ファイルを変換する為におそらく必要である作業を考慮に入れうる。例えば、様々なタイプのオーディオコーディングが同等の品質であり、異なるが、全ての受け入れ可能である場合、最小の変換を必要とするコーディングは、本発明の1つの例示的な実装において、他のものよりも好ましい。
【0041】
ファイルのバージョンに関する情報I1
ファイルのバージョンに関する情報I1は例えば、下記の情報の全て又は幾つかを含む。
・バージョンの日付D1;
・メインファイルのコーディング:テキスト、htm、html、pdf等、及びそのサイズ;
・画像の解像度とそれらのコーディング(JPEG、TIF、TFF JPEG、PNG等);
・ビデオの解像度とそのコーディング(avi、mpg2、mpg4、wmv等);
・オーディオファイルの解像度とそのコーディング(VAV、FLAC、MP3等);
・他のファイルの解像度とそれらのコーディング(例えば、指紋ファイル、顔ファイル、及び他の生体認証プリントファイル、例えば声紋を包含する他の生体認証プリントファイル)。
【0042】
受け入れ可能なバージョン
受け入れ可能なバージョンに関する情報A1は例えば、下記の情報の全て又は幾つかを含む。
・ファイルの最大サイズ;
・メインファイルのコーディング:テキスト、htm、html、pdf等とその最大サイズ;
・画像の最大解像度とそれらのコーディング(JPEG、TIF、TIFF JPEG、PNG等)、並びに各ファイルの最大サイズ、及びメインファイルに関連付けられた画像ファイルの最大サイズ。
・ビデオの最大解像度とそれらのコーディング(avi、mpg2、mpg4、wmv等)、及び各ファイルの最大サイズ、及びメインファイルに関連付けられたビデオファイルの最大サイズ。
・オーディオファイルの最大解像度とそのコーディング(VAV、FLAC、FLAC、MP3等)、並びに各ファイルの最大サイズ、及びメインファイルに関連付けられたオーディオファイルの最大サイズ。
・他のファイルの解像度、それらのコーディング(例えば、指紋ファイル、顔ファイル、及び他の生体認証プリントファイル、例えば声紋を包含する生体認証プリントファイル)、並びに各ファイルの最大サイズ、及びメインファイルに関連付けられたこのタイプのファイルの最大サイズ。
・メインファイルそれ自体を含む、メインファイルに関連付けられた全てのファイルの最大サイズ。
【0043】
しかしながら、全てのファイルの最大サイズが設定されている場合は特に、ファイル又はファイルのグループの一部のサイズ又は解像度が制限されえない。
【0044】
最近のバージョン
サーバに接続された電子デバイスは、メインファイルについて、より新しいバージョンが存在しないかどうかをチェックしうる。より新しいバージョンが存在する場合、関連付けられたファイルの解像度は、特にファイル変換方法の上記の例で使用されている選好度及び受け入れ基準に沿って選択されうる。次に、該変換されたファイルは、該電子デバイスにコピーされうる。
【0045】
ありうる使用
本発明に従う方法は、なかんずく、下記の場合に実装されうる。
・従って、マルチメディアコンテントプロバイダーによって、マルチメディアコンテントを再生する電子デバイスの品質が向上する場合に、又はユーザがより高品質の電子デバイスを取得した後に、提供される写真、オーディオ録音若しくはビデオの品質を向上させることを可能にする、ここで、変更されたバージョンは、ファイルAのコンテンツが表示されること又は少なくとも1つの新しいコーディングタイプで使用されることを許す;
・使用されるファイル又はファイル形式が、該ファイルを読み取る為の該リーダーによって提供される新しい機能と一致することを保証する為に、特に、新しい機能、例えば新しい生体認証チェックを使用する可能性等、が表示される場合、次に、新しい形式が、新しいタイプの生体認証チェックを許すファイルをメインファイルに関連付ける可能性を提供する;
・ファイルの機能、特にドキュメントの機能、が変更される場合。例えば、クラブ会員カードは、施設にアクセスする為の電子キーに関連付けられうる。
【0046】
該方法は、上記の米国特許第10643198号明細書に記載されている通り、システム、特にデュアルリーダーを備えているシステム、に実装され得、電子文書の真正性を保証することを可能にする。これらのデバイスの技術的機能が異なる場合であってさえも、該デュアルリーダーは、ファイルを変換しうる、又は該デュアルリーダーに接続されているデバイス間で情報を交換しうる。該デュアルリーダーへの該デバイスの接続は、コネクタを介して、物理的に行うことも、bluetooth、Wi−Fi、又はNFCリンク等を介してワイヤレスで及びリモートで実行されうる。該デュアルリーダーはまた、有利には、サーバに接続することができる。
【0047】
本発明は、その非限定的な例示的な実装の以下の詳細な説明を読むこと及び添付された図面を考察することからよりよく理解されうる。