特開2021-197145(P2021-197145A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2021-197145駐車料金サービス装置、駐車料金サービス方法、駐車料金サービスシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-197145(P2021-197145A)
(43)【公開日】2021年12月27日
(54)【発明の名称】駐車料金サービス装置、駐車料金サービス方法、駐車料金サービスシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20211129BHJP
   G06Q 20/20 20120101ALI20211129BHJP
   G07B 15/00 20110101ALI20211129BHJP
【FI】
   G06Q50/10
   G06Q20/20
   G07B15/00 N
   G07B15/00 510
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2021-6735(P2021-6735)
(22)【出願日】2021年1月19日
(31)【優先権主張番号】202010542496.0
(32)【優先日】2020年6月15日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107928
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正則
(72)【発明者】
【氏名】和 爽
(72)【発明者】
【氏名】楊 威
【テーマコード(参考)】
3E127
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
3E127AA18
3E127CA21
3E127CA52
3E127EA04
3E127EA18
3E127EA21
3E127EA22
3E127FA20
3E127FA24
5L049CC13
5L055AA42
(57)【要約】      (修正有)
【課題】顧客の利便性を向上することのできる駐車料金サービス装置、駐車料金サービス方法及び駐車料金サービスシステムを提供する。
【解決手段】会員識別情報と該会員識別情報に対応付けられた車両ナンバーとを含む会員情報と、購入金額に応じた駐車料金を割引くための駐車サービス情報とに基づいて、駐車場を利用した会員の駐車料金を決済するための駐車料金サービス装置100であって、会員識別情報を取得し、会員情報に基づいて取得した会員識別情報に対応する車両ナンバーを確定する確定部110と、確定された車両ナンバーが、駐車場に入庫した車両の車両ナンバーを記憶する記憶部に記憶されていない場合、別の車両ナンバーを取得し、別の車両ナンバーを取得された会員識別情報に対応付ける対応付け部120と、を備える。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
会員識別情報と該会員識別情報に対応付けられた車両ナンバーとを含む会員情報と、購入金額に応じた駐車料金を割引くための駐車サービス情報とに基づいて、駐車場を利用した会員の駐車料金を決済するための駐車料金サービス装置であって、
会員識別情報を取得し、前記会員情報に基づいて前記取得した会員識別情報に対応する車両ナンバーを確定する確定部と、
前記確定された車両ナンバーが、駐車場に入庫した車両の車両ナンバーを記憶する記憶部に記憶されていない場合、別の車両ナンバーを取得し、前記別の車両ナンバーを前記取得された会員識別情報に対応付ける対応付け部と
を備えることを特徴とする駐車料金サービス装置。
【請求項2】
前記対応付け部は、決済により得られる前記会員の購入金額に対応する駐車サービス情報と、該決済以前から前記会員の会員識別情報に対応付けられている過去の駐車サービス情報とを合算することにより得られる、前記会員の駐車料金の算出に用いられる累計駐車サービス情報を取得し、該累計駐車サービス情報を、前記別の車両ナンバーと対応付ける
ことを特徴とする請求項1記載の駐車料金サービス装置。
【請求項3】
前記会員情報には、会員識別情報に対応して複数の車両ナンバーが対応付けられており、前記駐車サービス情報は、所定の規則に基づいて複数の車両ナンバーに示される複数の車両の駐車料金の決済に適用される
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の駐車料金サービス装置。
【請求項4】
会員識別情報と該会員識別情報に対応付けられた車両ナンバーとを含む会員情報と、購入金額に応じた駐車料金を割引くための駐車サービス情報とに基づいて、駐車場を利用した会員の駐車料金を決済するための駐車料金サービス装置が行う駐車料金サービス方法であって、
会員識別情報を取得し、前記会員情報に基づいて前記取得した会員識別情報に対応する車両ナンバーを確定し、
前記確定された車両ナンバーが、駐車場に入庫した車両の車両ナンバーを記憶する記憶部に記憶されていない場合、別の車両ナンバーを取得し、前記別の車両ナンバーを前記取得された会員識別情報に対応付ける
ことを特徴とする駐車料金サービス方法。
【請求項5】
駐車料金装置、店舗管理装置、POS端末を含む駐車料金サービスシステムであって、
前記駐車料金装置は、
入庫車両および出庫車両の車両ナンバーを取得し、入庫時に取得された入庫車両ナンバーと該入庫車両ナンバーの車両の入庫時刻とを時刻記憶部に記憶すると共に前記店舗管理装置へ該入庫車両ナンバーを送信し、出庫時に前記店舗管理装置から取得した車両ナンバーに関する購入金額に応じた駐車料金を割引くための駐車サービス情報及び入庫時刻と、現在時刻とに基づいて駐車料金を算出し決済を行う駐車料金制御部を有し、
前記店舗管理装置は、
会員識別情報と該会員識別情報に対応付けられた車両ナンバーとを含む会員情報を記憶する記憶部と、
前記入庫車両ナンバーを取得し、該入庫車両ナンバーを前記記憶部に記憶し、前記POS端末から会員識別情報を取得した場合、該取得された会員識別情報に対応する車両ナンバーを前記会員情報に基づいて確定し、該確定された車両ナンバーが、前記取得された入庫車両ナンバーと一致するか否かを示す判定結果を前記POS端末へ通知し、前記POS端末から前記取得された会員識別情報に関する駐車サービス情報と別の車両ナンバーとを取得した場合、該別の車両ナンバーを前記取得された会員識別情報に対応付け、該駐車サービス情報と該別の車両ナンバーとを前記駐車場管理装置へ送信する店舗管理制御部とを有し、
前記POS端末は、
入力された会員識別情報を前記店舗管理装置に送信し、該会員識別情報に関する確定した車両ナンバーが前記入庫車両ナンバーと一致しない通知を前記店舗管理装置から取得した場合、別の車両ナンバーを取得し、購入金額に基づく駐車サービス情報を算出し、該別の車両ナンバーと該駐車サービス情報とを前記店舗管理装置へ送信するPOS端末制御部を有する
ことを特徴とする駐車料金サービスシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、ショッピングセンターにおける駐車場の決済技術の分野、特に駐車料金サービス装置、駐車料金サービス方法、駐車料金サービスシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、車両のナンバープレートに関連して駐車料金を決済する方法が知られている。具体的には、車両が入庫する際に、車両のナンバープレートが認識され、車両の入庫時刻と関連付けて記録される。ショッピングセンターの購入金額に応じて駐車サービス情報(無料時間)を決定する。車両が駐車場を出庫する際に車両のナンバープレートの情報を入力するとともに、駐車時間と無料時間とから駐車料金を計算して決済する。このようにすることで、顧客は駐車料金の割引を受けるときに、レシートや割引券を提示する必要がないため、お客にとって利便性が高い。また、車両の入庫、出庫の際においての駐車券の印刷や、駐車券の読み取りを行う必要がなく、ここでも顧客の利便性が向上されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−286929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような車両のナンバープレートを利用した駐車料金の精算方法の場合、車両のナンバープレートが変更された時に、不都合が発生する。
【0005】
上述した従来の課題に鑑み、本発明の実施形態は、顧客の利便性を向上することができる駐車料金サービス装置、駐車料金サービス方法、駐車料金サービスシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するため、本実施形態は、会員識別情報と該会員識別情報に対応付けられた車両ナンバーとを含む会員情報と、購入金額に応じた駐車料金を割引くための駐車サービス情報とに基づいて、駐車場を利用した会員の駐車料金を決済するための駐車料金サービス装置であって、会員識別情報を取得し、前記会員情報に基づいて前記取得した会員識別情報に対応する車両ナンバーを確定する確定部と、前記確定された車両ナンバーが、駐車場に入庫した車両の車両ナンバーを記憶する記憶部に記憶されていない場合、別の車両ナンバーを取得し、前記別の車両ナンバーを前記取得された会員識別情報に対応付ける対応付け部とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1の実施形態に係る駐車料金サービス方法のフローチャートである。
図2】第2の実施形態に係る駐車料金サービス方法のフローチャートである。
図3】第3の実施形態に係る駐車料金サービス方法のフローチャートである。
図4】a〜cは、会員情報を記憶したメモリの構成を示す概略図である。
図5】実施例に係る駐車料金サービスシステムを示す概略図である。
図6】第1の実施例に係る駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。
図7】第2の実施例に係る駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。
図8】第3の実施例に係る駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。
図9】第4の実施例に係る駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。
図10】第5の実施例に係る駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。
図11】一実施形態に係る駐車料金サービス装置の機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明に係る実施形態を図面と併せて以下に詳細に説明する。図面全体で、同じ構成を示す部分には同じ符号を付して説明している。
【0009】
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態の駐車料金サービス方法のフローチャートである。この実施形態では、店舗管理装置の記憶部にあらかじめ会員を一意に示す会員識別情報と車両のナンバー情報(車両ナンバー)とを含む会員情報が登録されているものとする。
【0010】
確定ステップS110では、買物の決済の際にPOS端末に入力された会員識別情報により、その会員の会員情報に含まれる車両のナンバー情報が検索されて確定される。
【0011】
この確定ステップにおいて、ショッピングセンターで買物をした顧客は、POS端末で決済をする前に、適宜の方法を用いて、会員識別情報をPOS端末へ入力する。例えば、POS端末にキャッシャーがいる場合、キャッシャーはカードリーダを用いて会員カードを入力する。例えば、キャッシャーは顧客が申請する電話番号(ここでは電話番号が会員識別情報)を操作部で入力するようにしてもよく、顧客が提示するバーコードやQRコード(登録商標)をスキャンし会員識別情報を入力するようにしてもよい。その他、ID番号やメールアドレス等が会員識別情報であってもよい。これにより、POS端末は店舗管理装置にアクセスして、入力された会員識別情報に対応する会員情報の検索を要求する。会員情報には、当該会員の車両のナンバー情報が記憶されており、POS端末で入力された会員識別情報に関連付けられた車両のナンバー情報が検索され、確定される。
【0012】
これにより、決済時にナンバー情報を取得できることから、購入金額と当該ナンバー情報を有する車両の駐車料金サービスとを関連付けることができる。
【0013】
変更ステップS120では、確定されたナンバー情報が検索されることにより、当該ナンバー情報を有する車両が駐車場に入庫しているか否かが判定され、入庫していない場合は、会員の要求に応じて、会員情報に含まれる車両のナンバー情報が変更される。
【0014】
本実施形態では、店舗管理装置はナンバー情報を用いて、入庫した車両(入庫して、まだ出庫していない車両)のナンバー情報を記憶するデータベースを検索する。つまり、POS端末から受信した会員識別情報に対応するナンバー情報を有する車両が駐車場に入庫しているか否かをデータベースを検索することにより確認する。なお、当該データベースは会員情報を記憶する記憶部に含まれていてもよい。
【0015】
本実施形態では、店舗管理装置のデータベースに保存されたナンバー情報は、駐車場管理装置から受信して保存されたものである。顧客が駐車場に入庫すると、駐車場に設置されたカメラ等を有するナンバープレート認識装置が車両のナンバープレートを撮像し、得られる撮像画像から例えば画像処理等により抽出したナンバープレートに表記された情報であるナンバー情報を認識し、ナンバー情報を駐車場管理装置へ送信する。駐車場管理装置は、記憶部にナンバー情報と入庫時刻とを保存した後、当該ナンバー情報を店舗管理装置に送信する。店舗管理装置は、受信したナンバー情報を入庫した車両のナンバー情報を蓄積するデータベースへ保存する。
【0016】
店舗管理装置は、POS端末で入力された会員識別情報に対応したナンバー情報を用いてデータベースを検索し、一致するナンバー情報が見つからない場合は、POS端末に該当するナンバー情報が存在しないことを通知する。POS端末は検索結果を表示部などに表示する。見つからない場合、キャッシャーは会員が車で訪問しているか否かを確認し、車で訪問していない場合は、車両のナンバー情報に関する処理を終了し、決済を継続する。
【0017】
一方、他の車で来店している会員の場合、キャッシャーはナンバー情報を変更するか否かを会員に確認し、会員が変更を希望する場合は、POS端末を操作して、会員情報に含まれるナンバー情報を変更する。これによりナンバー情報の変更を煩わしい作業なく行うことができる。また、会員情報に含まれるナンバー情報を変更していない場合に、会計の時に購入金額と別のナンバー情報の連携ができず、出庫の時に購入金額に応じた駐車の無料時間(駐車料金を無料とする駐車時間の上限)を示す駐車サービス情報の利用ができず、無料時間の特典を得ることができない不都合を解消することができる。なお、会員情報に含まれるナンバー情報の変更は、例えばPOS端末が取得した別のナンバー情報を会員識別情報と共に店舗管理装置へ送信し、店舗管理装置がこれら情報を取得した場合に、当該会員識別情報に対応付けられたナンバー情報を別のナンバー情報に変更することによりなされる。
【0018】
なお、上記の方法は、キャッシャーがいないセルフチェックアウト装置で行ってもよい。入庫したナンバー情報が見つからなかったことから、ナンバー情報が存在しない通知を受信したセルフチェックアウト装置は、表示部にナンバー情報がないことを表示するとともに、ナンバー情報の変更を促す表示をする。変更を希望する会員は、セルフチェックアウト装置の操作部を操作して、ナンバー情報を変更する。
【0019】
<第2の実施形態>
図2は、本実施形態の駐車料金サービス方法のフローチャートである。ここで、確定ステップS210および変更ステップS220は図1に示される第1の実施形態と同じであることから説明を省略する。
【0020】
図1に示した第1の実施形態との違いは、駐車サービス情報を累積して記憶できる点にある。関連付けステップS230では、POS端末が現在の購入金額に対応する駐車サービス情報と過去の駐車サービス情報とを合算することで累計駐車サービス情報を取得する。ここでの過去の駐車サービス情報とは、過去の購買により獲得した駐車サービス情報、つまり前回の累計駐車サービス情報であり、例えば別の日に獲得且つ出庫時の精算において余った駐車サービス情報を含むようにしてもよい。また、過去の駐車サービス情報は、例えば店舗管理装置の記憶部に会員識別情報と対応付けられて記憶されており、ナンバー情報に関する通知をPOS端末に送信する際に一緒に送信される。
【0021】
そして、店舗管理装置がその累計駐車サービス情報をPOS端末から取得すると、変更されたナンバー情報と関連付けて記憶部に記憶する(更新する)。このステップにより、今回の購入金額に応じた駐車サービス情報と過去の駐車サービス情報が累計される。これにより、これまでに蓄積した累計駐車サービス情報を、ナンバー情報を変更した今回の買物の駐車料金の決済に反映することができる。
【0022】
ここで、会員情報に含まれるナンバー情報を変更するとは、登録済のナンバー情報を別のナンバー情報に置き換えることである。
【0023】
なお、ナンバー情報の変更とは、別のナンバー情報を追加してもよい。POS端末および店舗管理装置は会員識別情報に対応して、複数のナンバー情報を記憶することができる。POS端末の操作によりナンバー情報を変更した場合、新しい別のナンバー情報が会員識別情報に関連付けて会員情報として登録される。
【0024】
送信ステップ240では、ナンバー情報とともに累計駐車サービス情報が駐車場管理装置へ送信されて、該当するナンバー情報の入庫時刻と累計駐車サービス情報とに基づいて当該ナンバー情報を有する車両の駐車料金が決済される。
【0025】
累計駐車サービス情報が駐車時間を超える場合は、累計駐車サービス情報に残りが発生する(無料時間が残る)ことから、次回利用可能とするために、当該残りの累計駐車サービス情報(以後、残りの駐車サービス情報と称する)がナンバー情報と共に店舗管理装置へ送信される。この残りの駐車サービス情報が、次回に過去の駐車サービス情報として用いられる。
【0026】
上記の4つのステップによれば、決済時に会員が会員情報に記憶されているナンバー情報を変更することを申し出た場合、容易に会員のナンバー情報を変更することができる。決済時に会員情報に含まれているナンバー情報が入庫した車両のナンバー情報の中に存在するかを確認し、入庫した車両のナンバー情報に一致するものがない場合に、その旨を会員に通知し、会員の要望に基づいて、別のナンバー情報をPOS端末で入力することで、会員のナンバー情報を変更することができる。
【0027】
次の点がポイントしてあげることができる。
【0028】
(1)車両入庫
車両が駐車場に入庫すると、車両のナンバープレートのナンバー情報が自動的に認識され、ナンバー情報と入庫時刻が記憶される。
【0029】
(2)買物の決済
決済時に会員識別情報に対応付けられている車両のナンバー情報が取得され、その取得されたナンバー情報が入庫した車両のナンバー情報の中に存在するか否かが確認される。取得されたナンバー情報が入庫した車両のナンバー情報に存在しない場合は、POS端末の表示部の表示などで、ナンバー情報を変更する必要があるか否かを確認することを促す通知が行われる。
【0030】
会員からの要望に応じて、POS端末の操作により別のナンバー情報が入力される。当該別のナンバー情報が入庫したナンバー情報の中に存在する場合、会員情報のナンバー情報が変更される。これにより、別のナンバー情報で、駐車料金の割引サービスを受けることができる。なお、別のナンバー情報が入庫したナンバー情報の中に存在しない場合は、ナンバー情報の変更が禁止される。これにより、会員が申し出たナンバー情報が間違っている場合もあることから、不用意に異なるナンバー情報に変更されることを防止することができる。
【0031】
(3)車両出庫
車両が駐車場を出庫するとき、車両のナンバープレートのナンバー情報が自動的に認識され、当該ナンバー情報の入庫時刻と現在時刻とに基づいて駐車時間が計算される。あわせて当該ナンバー情報の購入金額に基づく累計駐車サービス情報を加味した駐車料金が算出される。累計駐車サービス情報に残りが発生する場合は、次回の駐車料金のサービスに利用するために、保存される。
【0032】
上述したように、この実施形態では、ナンバープレートのナンバー情報の変更を買物の決済時に実施できるという利点があり、これにより会員のナンバー情報の変更が決済時に容易に変更でき、顧客のわずらわしい操作を軽減することができる。また、決済時に会員の車両のナンバー情報が入庫した車両のナンバー情報の中に存在するか否かが確認される。存在しない場合は、ナンバー情報が存在しないことをPOS端末で表示し、ナンバー情報を変更する必要があるか否かを確認することを促す。これにより、会員情報が含むナンバー情報を会員が変更していなかったことによる、購入金額による駐車サービス情報を得られない不具合を回避することができる。
【0033】
<第3の実施形態>
図3は、本実施形態の駐車料金サービス方法のフローチャートである。この実施形態は、会員が利用している車両が、一時的に利用している車両(代車や知人の車両等)である場合の駐車サービス情報の利用および駐車サービス情報の累計をする方法を示している。以下のステップを含むものである。
【0034】
S310、POS端末に入力された会員識別情報により、その会員の会員情報に含まれる車両のナンバー情報が確定される。
【0035】
S320、店舗管理装置は、確定したナンバー情報が駐車場に入庫しているか否かを検索する(自己の保有するデータベースを検索する)。
【0036】
S330、店舗管理装置は、自己の保有するデータベースを検索した結果、ナンバー情報を見つけることができない場合に、それをPOS端末へ通知する。
【0037】
S340、POS端末は、店舗管理装置から送信された通知を受信し、ナンバー情報が入庫したナンバー情報の中に無いこと、ナンバー情報を変更する必要があるか否かを確認することを表示などでキャッシャーに促す。それに応じて、キャッシャーは会員に変更の要否を訪ねる。
【0038】
S350、会員の要望に応じて、POS端末に別のナンバー情報が入力される。
【0039】
この実施形態では、会員が利用した車両は仮の車両であることから、入力された別のナンバー情報は、最初に会員情報に登録されているナンバー情報に追加される形式で、新たに会員情報に一時的に記憶される。つまり、すでに登録されているナンバー情報に今回入力されたナンバー情報が一時的に追加され記憶されることから、会員識別情報には2台の車両のナンバー情報が関連付けて記憶される。
【0040】
S360、POS端末は、今回の購入金額に対応する駐車サービス情報と、過去の駐車サービス情報を合算し、累計駐車サービス情報を算出して、店舗管理装置に送信する。店舗管理装置は、一時的に記憶したナンバー情報と累計駐車サービス情報とを関連付けて記憶する。
【0041】
S370、駐車料金装置へナンバー情報と累計駐車サービス情報とが送信され、車両の駐車時間と累計駐車サービス情報とから駐車料金が決済され、累計駐車サービス情報に残りがある場合は、残りの駐車サービス情報が店舗管理装置へ送信される。
【0042】
S380、会員識別情報に関連付けられた別のナンバー情報が削除される。すなわち、駐車料金が決済され、出庫した車両は、一時的に利用している車両であることから、別のナンバー情報が削除される。これによりメモリの容量を節約することができる。
【0043】
図4aから図4cは上記の各実施形態に係る会員情報を記憶したメモリの変遷を示す概略図である。ここでは、会員情報として、会員ABCに関する会員識別情報と車両のナンバー情報とその時点での無料時間である駐車サービス情報(過去の駐車サービス情報)を例示している。この会員情報は店舗管理装置に記憶されており、POS端末からの要求により、適宜POS端末に提供され、POS端末の表示部に表示される。会員ABCの車両のナンバー情報は1111である。そして、ナンバー情報2222の車両(仮の車両)を一時的に利用して入庫した状態を例に説明する。
【0044】
会員ABCが店舗を訪問する前に会員情報のナンバー情報を変更していない場合、会員ABCにはナンバー情報が1111の車両が関連付けられている。
【0045】
会員ABCが買物のためにナンバー情報が2222(別のナンバー情報)の車両を利用して、駐車場に入庫すると、ナンバー情報の2222が認識され、駐車場管理装置を介して店舗管理装置へ送信され、データベースへ記憶される。一方、買物を終えて決済をするときに、会員ABCの会員識別情報がPOS端末に入力されると、当該会員識別情報が店舗管理装置へ送信され、店舗管理装置は、受信した会員識別情報に対応するナンバー情報を確定し、その後、そのナンバー情報でデータベースに記憶されている駐車場管理装置から受信したナンバー情報を検索する。ナンバー情報1111が見つからないことから、店舗管理装置はPOS端末へナンバー情報が存在しないことを通知する。
【0046】
POS端末は、入庫した車両にナンバー情報が存在しないことを表示するとともに、ナンバー情報を変更するか否かを確認することを促す表示を行う。ここで、入力される別のナンバー情報は一時的に利用している車両のナンバー情報である。会員ABCからナンバー情報の2222が申請されると、ナンバー情報の2222がPOS端末に入力される。これによって、ナンバー情報の2222が会員情報に追加され、図4bに示す状態となる。
【0047】
会員ABCの購入金額に応じた累計駐車サービス情報(無料時間)は、一時的に利用する車両のナンバー情報と関連付けられて、駐車料金の決済に利用される(図4では不図示)。駐車料金の決済が終了したあと、会員ABCに対応付けられたナンバー情報の2222は、一時的に利用した車両のナンバー情報であり、次回の来店で利用される可能性が低いことから、店舗管理装置の記憶部からナンバー情報の2222が削除される。あわせて、駐車サービス情報が、駐車料金の決済の際に残った駐車サービス情報(残りの駐車サービス情報)に更新される(図4c参照)。
【0048】
前述の実施形態では、会員が一時的に利用した車両で買物に訪れたときに、駐車場のサービスをどのようにして受けることができるか、また残りの駐車サービス情報をどのように蓄積するかを説明した。すなわち、累計駐車サービス情報が一時的に利用した車両のナンバー情報と連携され、駐車料金の決済の後、会員に一時的に関連付けた車両のナンバー情報が削除される。
【0049】
上述したとおり、別のナンバー情報を一時的に追加して、その後削除する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、一時的な追加でなく、新たに、ナンバー情報を追加して記憶してもよい。この場合は、車両のナンバー情報は二種類保存することができ、会員は二種類の車両を利用して、駐車サービス情報を利用できる。また、ナンバー情報を追加するのではなく、記憶していたナンバー情報に置き換えてもよい。その後は、別のナンバー情報の車両でこれまでの駐車サービス情報を利用することができる。
【0050】
ここで、会員識別情報に対して2以上のナンバー情報が記憶されている実施形態の場合の駐車サービス情報の活用例について以下の規則が考えられる。
【0051】
(1)複数車両は自由に累計駐車サービス情報を利用できる。
具体的には、どのナンバー情報の車両で来店しても購入金額に応じて生じた駐車サービス情報が会員識別情報に対応して累計記憶される。そして、累計駐車サービス情報をどのナンバー情報の車両が出庫するときでも利用できる。つまり、どのナンバー情報の車両が出庫しても、累計駐車サービス情報を利用できる。
【0052】
(2)複数車両の駐車時間の比率に応じて累計駐車サービス情報を利用できる。
会員情報に対応して記憶する累計駐車サービス情報が、それぞれの車両の駐車時間に基づいてそれぞれのナンバー情報ごとに按分される。出庫するときに利用している車両のナンバー情報の累計駐車サービス情報を利用して駐車料金が決済された場合、仮に当該ナンバー情報の累計駐車サービス情報が駐車料金に満たない状態で、当該会員の別の車両のナンバー情報に累計駐車サービス情報があったとしても、別の車両のナンバー情報の累計駐車サービス情報は利用できない。
【0053】
(3)複数車両が駐車時の購入金額の比率に応じて累計駐車サービス情報を利用できる。
会員情報に対応して記憶するナンバー情報ごとに、購入金額の累計が記憶され、累計駐車サービス情報が、それぞれの購入金額に基づいて按分される。この按分された駐車サービス情報を超える場合に、他のナンバー情報の按分された駐車サービス情報は利用できない。複数の車両で同時期に駐車場を利用した場合も、その時の購入金額が累計されて、購入金額に応じて駐車サービス情報が按分される。なお、単純にそれぞれのナンバー情報にその車両で来店した時の購入金額が累計されて記憶され、当該車両を利用したときは、その車両のナンバー情報に対応する累計駐車サービス情報が利用されるようにしてもよい。
【0054】
駐車サービス情報の利用方法は、上記に示したものに限定されない。その他に複数の計算が想定される。
【0055】
以上の各実施形態から以下に示す利点があげられる。
【0056】
まず、決済時にPOS端末を介してナンバー情報を変更することができる。会員が事前に会員識別情報に対応するナンバー情報を別のナンバー情報に変更することをしなくても、決済のときにナンバー情報を変更することができる。会員にとって煩わしさを解消することができる。
【0057】
次に、会員識別情報に対応するナンバー情報を有する車両が駐車場に入庫していないことを通知するので、会員はナンバー情報の変更の必要性に容易に気が付き、ナンバー情報を変更していないことにより、購入金額による駐車料金割引のサービスを受けられないという不都合を解消することができる。
【0058】
次に、会員識別情報に複数のナンバー情報を記憶することができることで、複数の車両を所有する会員の利便性を向上する。
【0059】
本発明に係る5つの実施例をさらに以下で説明する。以下の実施例は、図5に示す駐車料金サービスシステムに基づくものである。図5に示すように、駐車料金サービスシステムは以下の構成を含む。
【0060】
商品10(商品はシステムを構成しないが説明の便宜上記載する)
POS端末20
店舗管理装置30
駐車料金装置40
車両50(車両はシステムを構成しないが説明の便宜上記載する)
【0061】
なお、駐車料金装置40の一部の機能は店舗管理装置30に含まれていてもよい。つまり店舗管理装置30と駐車料金装置40とを一体として構成してもよい。この実施形態ではPOS端末20、店舗管理装置30、駐車料金装置40が駐車料金サービスシステムであり、店舗管理装置30が駐車料金サービス装置である。
【0062】
駐車料金装置40は、不図示のナンバープレート認識装置と駐車場管理装置を含む。ナンバープレート認識装置は、入庫車両および出庫車両のナンバープレートを認識し、ナンバー情報を駐車場管理装置へ送信することに利用される。駐車場管理装置は、受信したナンバー情報と当該ナンバー情報の車両の入庫時刻を記憶するとともに店舗管理装置へナンバー情報を送信することに利用される。駐車場管理装置は、例えばナンバープレート認識装置と通信可能に接続されたサーバ等の情報処理装置である。
【0063】
店舗管理装置30は、駐車場管理装置から受信したナンバー情報をデータベースに記憶することに利用される。また、データベースには会員情報が記憶されている。店舗管理装置30は、POS端末20から受信した会員識別情報に基づいて、会員情報を検索し、ナンバー情報を確定することに利用される。また、確定したナンバー情報に基づいてデータベースを検索し、入庫したナンバー情報の中に一致するナンバー情報があるか否かを確認し、その結果をPOS端末20へ送信することに利用される。さらに、店舗管理装置30は、車両50が出庫するとき利用する累計駐車サービス情報をナンバー情報とともに駐車場管理装置へ送信する。店舗管理装置30は、例えば駐車場管理装置やPOS端末20と通信可能に接続されたサーバ等の情報処理装置である。
【0064】
POS端末20は、会員識別情報の入力、購入金額とナンバー情報の関連付け、購入金額による駐車サービス情報の算出などに利用される。また、会員情報に登録されたナンバー情報が入庫した車両のナンバー情報の中に存在しないことを店舗管理装置30から受信した場合に、変更するナンバー情報を入力することに利用される。さらに、会員の過去の駐車サービス情報と今回の購入金額とに基づく累計駐車サービス情報を算出して、店舗管理装置30へ送信することに利用される。
【0065】
駐車場管理装置は、さらに、車両が出庫するときに、その車両のナンバー情報を取得して、該当するナンバー情報に対応する累計駐車サービス情報と、入庫時刻及び現在時刻に基づく駐車時間とから駐車料金を算出して決済を行い、残りの駐車サービス情報をナンバー情報とともに店舗管理装置30へ送信することに利用される。
【0066】
<実施例1>
図6は、本実施例の駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。なお、以降の説明において、異なる2つの車両を車両1、車両2と称して説明を行う。車両1は、そのナンバー情報が予め会員情報に含まれる車両であり、車両2は、そのナンバー情報が会員情報に含まれていない新たな車両である。
【0067】
(1)会員Aが車両2(新ナンバー情報)を運転して駐車場に入場すると、駐車料金装置40はナンバープレート認識装置によりナンバー情報を取得し、入庫時刻とナンバー情報とを記憶するとともに、ナンバー情報を店舗管理装置30へ送信し、店舗管理装置30がデータベースへ受信したナンバー情報を記憶する。
【0068】
(2)会員Aは、買物を終了するとPOS端末20で会計を行い、会員Aの会員識別情報を入力する。
【0069】
(3)POS端末20は、入力された会員Aの会員識別情報を店舗管理装置30へ送信して、駐車場の入庫状況および過去の駐車サービス情報を問い合わせる。
【0070】
(4)店舗管理装置30は、会員識別情報に対応するナンバー情報(車両1)を確定し、そのナンバー情報でデータベースを検索し、駐車場に入庫したナンバー情報の中に一致するナンバー情報が見つからない場合は、入庫車両に該当する車両がないことをPOS端末20へ通知する。なおその際、一緒に当該会員識別情報に対応して記憶されている過去の駐車サービス情報(累計の駐車サービス情報)をPOS端末20へ送信する。
【0071】
(5)POS端末20は、表示部へ「入庫車両がありません。別の車両のナンバーを登録しますか?」等のメッセージを表示し、キャッシャーに会員Aへ確認することを促す。それを受けてキャッシャーは会員Aに確認する。
【0072】
(6)会員Aは、車両2のナンバーの変更を申請するか、申請しないかを判断する。ここでは、会員Aが車両2のナンバーを変更することを申請することとする(申請は会員Aまたはキャッシャーが操作できる)。
【0073】
(7)POS端末20は、入力された車両2のナンバー情報を店舗管理装置30へ送信し、店舗管理装置30は会員Aのナンバー情報を変更(置き換え)する。この時、入力された車両2のナンバー情報は、会員識別情報と共に送信されるとよい。なお、置き換え前にデータベースの検索が行われ、置き換え前のナンバー情報がデータベースに保存されていることが確認される。
【0074】
(8)POS端末20で商品登録(商品の読み取り)が行われ、決済ボタンが操作されると購入金額が決定される。
【0075】
(9)決済操作に応じて、購入金額に対する支払いが完了する(支払い方法は、現金、電子マネー、会員ポイントなど各種手段が利用される)。
【0076】
(10)POS端末20は、会員Aの購入金額および会員のランクなどの情報に基づいて、駐車サービス情報(無料時間)を算出するとともに、先に受信していた会員Aのこれまでの駐車サービス情報(過去の駐車サービス情報)とを合算して、累計駐車サービス情報を店舗管理装置30へ送信する。
【0077】
(11)店舗管理装置30は、会員Aのナンバー情報とともに累計駐車サービス情報を駐車料金装置40へ送信する。
【0078】
(12)会員Aは商品を持って車両で出庫する。
【0079】
(13)車両2が駐車場を出庫するときに、駐車料金装置40は、ナンバープレート認識装置から取得したナンバー情報に基づいて、当該車両2の駐車時間を算出し、あらかじめ店舗管理装置30から受信していた当該ナンバー情報に対応する累計駐車サービス情報を読み出す。駐車料金装置40は、その後、駐車時間と累計駐車サービス情報とから駐車料金を算出し、会員Aに提示する。駐車料金装置40は、駐車料金の決済を行うとともに、残りの駐車サービス情報があれば、残りの駐車サービス情報を店舗管理装置30へ送信する。
【0080】
(14)会員Aは駐車料金を支払って出庫する。
【0081】
(15)店舗管理装置30は、受信した残りの駐車サービス情報を会員Aの会員情報に保存する。
【0082】
ここで、実際の駐車時間B<累計駐車サービス情報(無料時間)Aの時、残りの駐車サービス情報=累計駐車サービス情報A−実際の駐車時間Bとなる。また、実際の駐車時間B≧累計駐車サービス情報Aの時、残りの駐車サービス情報=0となる。
【0083】
<実施例2>
図7は、本実施例の駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。
【0084】
(1)会員Bが車両2(別の車を購入)を運転して駐車場に入場すると、駐車料金装置40はナンバープレート認識装置によりナンバー情報を取得し、入庫時刻とナンバー情報を記憶するとともに、ナンバー情報を店舗管理装置30へ送信し、店舗管理装置30がデータベースへ受信したナンバー情報を記憶する。
【0085】
(2)会員Bは、買物を終了するとPOS端末20で会計を行い、会員Bの会員識別情報を入力する。
【0086】
(3)POS端末20は、入力された会員Bの会員識別情報を店舗管理装置30へ送信して、駐車場の入庫状況および過去の駐車サービス情報を問い合わせる。
【0087】
(4)店舗管理装置30は、会員識別情報に対応するナンバー情報(車両1)を確定し、そのナンバー情報でデータベースを検索し、駐車場に入庫したナンバー情報の中に一致するナンバー情報が見つからない場合は、入庫車両に該当する車両がないことをPOS端末へ通知する。なおその際、一緒に当該会員識別情報に対応して記憶されている過去の駐車サービス情報(累計の駐車サービス情報)をPOS端末20へ送信する。
【0088】
(5)POS端末20は、表示部へ「入庫車両がありません。別の車両のナンバーを登録しますか?」等のメッセージを表示し、キャッシャーに会員Bへ確認することを促す。それを受けてキャッシャーは会員Bに確認する。
【0089】
(6)会員Bは、車両2のナンバーの追加を申請するか、申請しないかを判断する。ここでは、会員Bが車両2のナンバーを追加することを申請することとする(申請は会員Bまたはキャッシャーが操作できる)。
【0090】
(7)POS端末20は、入力された車両2のナンバー情報を店舗管理装置30へ送信し、店舗管理装置30は会員Bのナンバー情報を変更(ナンバー情報を追加)する。なお、追加前にデータベースの検索が行われ、当該ナンバー情報がデータベースに保存されていることが確認される。
【0091】
(8)POS端末20で商品登録(商品の読み取り)が行われ、決済ボタンが操作されると購入金額が決定される。
【0092】
(9)決済操作に応じて、購入金額に対する支払いが完了する(支払い方法は、現金、電子マネー、会員ポイントなど各種手段が利用される)。
【0093】
(10)POS端末20は、会員Bの購入金額および会員のランクなどの情報に基づいて、駐車サービス情報(無料時間)を算出するとともに、先に受信していた会員Bのこれまでの駐車サービス情報(過去の駐車サービス情報)とを合算して、累計駐車サービス情報を店舗管理装置30へ送信する。
【0094】
(11)店舗管理装置30は、会員Bのナンバー情報とともに累計駐車サービス情報を駐車料金装置40へ送信する。
【0095】
(12)会員Bは商品を持って車両で出庫する。
【0096】
(13)車両2が駐車場を出庫するときに、駐車料金装置40は、ナンバープレート認識装置から取得したナンバー情報に基づいて、当該車両の駐車時間を算出し、あらかじめ店舗管理装置30から受信していた当該ナンバー情報に対応する累計駐車サービス情報を読み出す。駐車料金装置40は、その後、駐車時間と累計駐車サービス情報とから駐車料金を算出し、会員Bに提示する。駐車料金装置40は、駐車料金の決済を行うとともに、残りの駐車サービス情報があれば、残りの駐車サービス情報を店舗管理装置へ送信する。
【0097】
(14)会員Bは駐車料金を支払って出庫する。
【0098】
(15)店舗管理装置30は、受信した残りの駐車サービス情報を会員Bの会員情報に保存する。
<実施例3>
図8は、本実施例の駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。ここでは、予め2台の車両のナンバー情報が会員情報として登録されているものとし、そのうちの1台の車両を利用した場合の駐車サービス情報の扱いを説明する。
【0099】
(1)会員Cが車両1を運転して駐車場に入場すると、駐車料金装置40はナンバープレート認識装置によりナンバー情報を取得し、入庫時刻とナンバー情報とを記憶するとともに、ナンバー情報を店舗管理装置30へ送信し、店舗管理装置30がデータベースへ受信したナンバー情報を記憶する。
【0100】
(2)会員Cは、買物を終了するとPOS端末20で会計を行い、会員Cの会員識別情報を入力する。
【0101】
(3)POS端末20は、入力された会員Cの会員識別情報を店舗管理装置30へ送信して、駐車場の入庫状況および過去の駐車サービス情報を問い合わせる。
【0102】
(4)店舗管理装置30は、会員識別情報に対応するナンバー情報(車両1と車両2)を確定し、そのナンバー情報でデータベースを検索する。駐車場に入庫したナンバー情報の中に一致するナンバー情報(車両1)が存在することから、店舗管理装置30は、入庫車両に該当する車両があること、および当該会員識別情報に対応して記憶されている過去の駐車サービス情報(累計の駐車サービス情報)をPOS端末へ送信する。
【0103】
(5)POS端末20で商品登録(商品の読み取り)が行われる。
【0104】
(6)決済ボタンが操作されると購入金額が決定される。
【0105】
(7)決済操作に応じて、購入金額に対する支払いが完了する(支払い方法は、現金、電子マネー、会員ポイントなど各種手段が利用される)。
【0106】
(8)POS端末20は、会員Cの購入金額および会員のランクなどの情報に基づいて、駐車サービス情報(無料時間)を算出するとともに、先に受信していた会員Cのこれまでの駐車サービス情報(過去の駐車サービス情報)とを合算して、累計駐車サービス情報を店舗管理装置へ送信する。
【0107】
(9)店舗管理装置30は、会員Cのナンバー情報とともに累計駐車サービス情報を駐車料金装置へ送信する。
【0108】
(10)会員Cは商品を持って車両で出庫する。
【0109】
(11)車両1が駐車場を出庫するときに、駐車料金装置40は、ナンバープレート認識装置から取得したナンバー情報に基づいて、当該車両1の駐車時間を算出し、あらかじめ店舗管理装置から受信していた当該ナンバー情報に対応する累計駐車サービス情報を読み出す。駐車料金装置40は、その後、駐車時間と累計駐車サービス情報とから駐車料金を算出し、会員Cに提示する。駐車料金装置40は、駐車料金の決済を行うとともに、残りの駐車サービス情報があれば、残りの駐車サービス情報を店舗管理装置30へ送信する。
【0110】
(12)会員Cは駐車料金を支払って出庫する。
【0111】
(13)店舗管理装置30は、受信した残りの駐車サービス情報を会員Cの会員情報に保存する。
【0112】
<実施例4>
図9は、本実施例の駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。ここでは、予め2台の車両のナンバー情報が会員情報として登録されているものとし、そのうちの2台の車両を利用して来店した場合の駐車サービス情報の扱いを説明する。なお、累計駐車サービス情報の全てをそれぞれの車両は利用できるものとする。
【0113】
(1)会員Dの家族が車両1と車両2を運転して駐車場に入場すると、駐車料金装置40は、ナンバープレート認識装置によりナンバー情報を取得し、入庫時刻とナンバー情報を記憶するとともに、ナンバー情報を店舗管理装置30へ送信し、店舗管理装置30がデータベースへ受信したナンバー情報を記憶する。
【0114】
(2)会員Dの家族は、買物を終了するとPOS端末20で会計を行い、会員Dの会員識別情報を入力する。
【0115】
(3)POS端末20は、入力された会員Dの会員識別情報を店舗管理装置30へ送信して、駐車場の入庫状況および過去の駐車サービス情報を問い合わせる。
【0116】
(4)店舗管理装置30は、会員識別情報に対応するナンバー情報(車両1と車両2)を確定し、そのナンバー情報でデータベースを検索する。駐車場に入庫したナンバー情報の中に一致するナンバー情報(車両1と車両2)が存在することから、店舗管理装置30は、入庫車両に該当する車両があること、および当該会員識別情報に対応して記憶されている過去の駐車サービス情報(累計の駐車サービス情報)をPOS端末20へ送信する。
【0117】
(5)POS端末20で商品登録(商品の読み取り)が行われる。
【0118】
(6)決済ボタンが操作されると購入金額が決定される。
【0119】
(7)決済操作に応じて、購入金額に対する支払いが完了する(支払い方法は、現金、電子マネー、会員ポイントなど各種手段が利用される)。
【0120】
(8)POS端末20は、会員Dの購入金額および会員のランクなどの情報に基づいて、駐車サービス情報(無料時間)を算出するとともに、先に受信していた会員Dのこれまでの駐車サービス情報(過去の駐車サービス情報)とを合算して、累計駐車サービス情報を店舗管理装置30へ送信する。
【0121】
(9)店舗管理装置30は、会員Dのナンバー情報(車両1と車両2)とともに累計駐車サービス情報を駐車料金装置40へ送信する。
【0122】
(10)会員Dの家族は商品を持って車両で出庫する(車両2で出庫するものとする)。
【0123】
(11)車両2が駐車場を出庫するときに、駐車料金装置40は、ナンバープレート認識装置から取得したナンバー情報に基づいて、当該車両の駐車時間を算出し、あらかじめ店舗管理装置30から受信していた当該ナンバー情報に対応する累計駐車サービス情報を読み出す。駐車料金装置40は、その後、駐車時間と累計駐車サービス情報とから駐車料金を算出し、会員Dの家族に提示する。駐車料金装置40は、駐車料金の決済を行うと共に、残りの駐車サービス情報があれば、残りの駐車サービス情報を店舗管理装置30へ送信し、車両1がまだ駐車場内にあることから残りの駐車サービス情報を店舗管理装置30から受信するまで待機する。その間は駐車料金の精算はなされない。
【0124】
(12)店舗管理装置30は、ナンバー情報と残りの駐車サービス情報を受信すると、当該ナンバー情報に対応する過去の駐車サービス情報を変更して記憶する。さらに、車両1がまだ駐車場内あることから(ここでデータベースを車両1のナンバー情報で検索して車両1がまだ駐車場内にあることを確認してもよい)、改めて、車両1のナンバー情報と駐車サービス情報を駐車料金装置40へ送信する(車両1と車両2の両方のナンバー情報を送信してもよい)。
【0125】
(13)会員Dの家族が車両1で駐車場を出庫するときに、駐車料金装置40は、ナンバープレート認識装置から取得したナンバー情報に基づいて、当該車両の駐車時間を算出し、あらかじめ店舗管理装置30から受信していた当該ナンバー情報に対応する駐車サービス情報(過去の駐車サービス情報)を読み出す。駐車料金装置40は、その後、駐車時間と過去の駐車サービス情報とから駐車料金を算出し、会員Dの家族に提示する。駐車料金装置40は、駐車料金の決済を行うと共に、残りの駐車サービス情報があれば、残りの駐車サービス情報を店舗管理装置30へ送信する。
【0126】
(14)会員Dの家族は駐車料金を支払って車両1で出庫する。
【0127】
(15)店舗管理装置30は、受信した残りの駐車サービス情報を会員Dの会員情報に保存する。
【0128】
<実施例5>
図10は、本実施例の駐車料金サービスシステムにおける情報の流れを示す相関図である。ここでは、予め1台の車両のナンバー情報が会員情報として登録されているものとし、一時的に利用した車両で店舗を訪問した場合を例に説明する。
【0129】
(1)会員Eが、車両1が修理中であるため一時的に車両2を運転して駐車場に入場すると、駐車料金装置40はナンバープレート認識装置によりナンバー情報を取得し、入庫時刻とナンバー情報とを記憶するとともに、ナンバー情報を店舗管理装置30へ送信し、店舗管理装置30がデータベースへ受信したナンバー情報を記憶する。
【0130】
(2)会員Eは、買物を終了するとPOS端末20で会計を行い、会員Bの会員識別情報を入力する。
【0131】
(3)POS端末20は、入力された会員Eの会員識別情報を店舗管理装置30へ送信して、駐車場の入庫状況および過去の駐車サービス情報を問い合わせる。
【0132】
(4)店舗管理装置30は、会員識別情報に対応するナンバー情報(車両1)を確定し、そのナンバー情報でデータベースを検索し、駐車場に入庫したナンバー情報の中に一致するナンバー情報が見つからないため、入庫車両に該当する車両がないことをPOS端末20へ通知する。なおその際、一緒に当該会員識別情報に対応して記憶されている過去の駐車サービス情報(累計の駐車サービス情報)をPOS端末20へ送信する。
【0133】
(5)POS端末20は、表示部へ「入庫車両がありません。別の車両のナンバーを使用しますか?」等のメッセージを表示し、キャッシャーに会員Eへ確認することを促す。それを受けてキャッシャーは会員Eに確認する。
【0134】
(6)会員Eは、車両2のナンバーを一時的に使用するために、車両2のナンバーを一時的に使用する操作を行う(会員Eまたはキャッシャーが操作できる)。
【0135】
(7)POS端末20は、入力された車両2のナンバー情報を店舗管理装置30へ送信し、店舗管理装置30は会員Eのナンバー情報を一時的に使用するナンバー情報として追加する。なお、追加前にデータベースの検索が行われ、当該ナンバー情報がデータベースに保存されていることが確認される。
【0136】
(8)POS端末20で商品登録(商品の読み取り)が行われ、決済ボタンが操作されると購入金額が決定される。
【0137】
(9)決済操作に応じて、購入金額に対する支払いが完了する(支払い方法は、現金、電子マネー、会員ポイントなど各種手段が利用される)。
【0138】
(10)POS端末20は、会員Eの購入金額および会員のランクなどの情報に基づいて、駐車サービス情報(無料時間)を算出するとともに、先に受信していた会員Eのこれまでの駐車サービス情報(過去の駐車サービス情報)とを合算して、累計駐車サービス情報を店舗管理装置30へ送信する。
【0139】
(11)店舗管理装置30は、会員Eのナンバー情報とともに累計駐車サービス情報を駐車料金装置40へ送信する。
【0140】
(12)会員Eは商品を持って車両で出庫する。
【0141】
(13)車両2が駐車場を出庫するときに、駐車料金装置40は、ナンバープレート認識装置から取得したナンバー情報に基づいて、当該車両の駐車時間を算出し、あらかじめ店舗管理装置30から受信していた当該ナンバー情報に対応する累計駐車サービス情報を読み出す。駐車料金装置40は、その後、駐車時間と累計駐車サービス情報とから駐車料金を算出し、会員Eに提示する。駐車料金装置40は、駐車料金の決済を行うと共に、残りの駐車サービス情報があれば、残りの駐車サービス情報を店舗管理装置30へ送信する。
【0142】
(14)会員Eは駐車料金を支払って出庫する。
【0143】
(15)店舗管理装置30は、受信した残りの駐車サービス情報を会員Bの会員情報に保存するとともに、一時的に追加したナンバー情報を削除する。
【0144】
図11は、本発明に係る一実施形態の駐車料金サービス装置の機能ブロック図である。図11に示すように、駐車料金サービス装置100は、確定部110および対応付け部120を含む。確定部110および対応付け部120は、駐車料金サービス装置100が有するプロセッサ及びメモリ等のハードウェアが協働することにより実現される。なお、駐車料金サービス装置100は、POS端末20、店舗管理装置30、駐車料金装置40のいずれかであってもよく、これらが複数協働して実現されてもよい。
【0145】
ここで、確定部110は、買物の決済の際にPOS端末20に入力された会員識別情報に基づき、その会員の会員情報に含まれる車両のナンバー情報を検索して確定する。対応付け部120は、確定したナンバー情報が駐車場に入庫しているか否かを検索して、入庫していない場合は、会員の要求に応じて、会員情報が含む車両のナンバー情報を別のナンバー情報に変更または新たに会員識別情報に対応付ける。
【0146】
駐車サービス情報を変更されたナンバー情報と連携して利用可能する動作はすでに説明したとおりであり、ここでの説明は省略する。
【0147】
また、上記各実施形態では、店舗管理装置30と駐車料金装置40を用いて、会員識別情報、ナンバー情報、駐車サービス情報を処理することを説明したが、それに限定されるものではなく、サーバ上で処理することができる。例えば、店舗管理装置30のサーバまたは、駐車料金装置40のサーバによって完結するか、ネットワーク経由でアクセス可能なクラウドサーバによって完結することができる。
【0148】
さらに、本発明の一実施形態は、以下を含むPOS端末20を提供する。POS端末20は、少なくとも1つのプロセッサと、当該プロセッサに通信可能に接続され、当該プロセッサで実行されるプログラムを記憶しているメモリとを有する。それらによって、POS端末20は、会員識別情報の入力を受け付け当該会員識別情報に対応するナンバー情報の車両が入庫していないことを示す情報を受信した場合に、別のナンバー情報に変更する指示を受け付け、別のナンバー情報を出力する処理を実行する。
【0149】
さらに、本実施形態は、POS端末、店舗管理装置、および駐車料金装置を含む駐車料金サービスシステムを提供する。前記駐車料金装置は、入庫車両および出庫車両のナンバー情報を取得し、入庫時に取得された入庫ナンバー情報と該入庫ナンバー情報の車両の入庫時刻とを時刻記憶部に記憶すると共に前記店舗管理装置へ該入庫ナンバー情報を送信し、出庫時に前記店舗管理装置から取得したナンバー情報に関する購入金額に応じた駐車料金を割引くための駐車サービス情報及び入庫時刻と、現在時刻とに基づいて駐車料金を算出し決済を行う駐車料金制御部を有し、前記店舗管理装置は、会員識別情報と該会員識別情報に対応付けられた車両のナンバー情報とを含む会員情報を記憶する記憶部と、前記入庫ナンバー情報を取得し、該入庫ナンバー情報を前記記憶部に記憶し、前記POS端末から会員識別情報を取得した場合、該取得された会員識別情報に対応するナンバー情報を前記会員情報に基づいて確定し、該確定されたナンバー情報が、前記取得された入庫ナンバー情報と一致するか否かを判定し、判定結果を前記POS端末へ通知し、前記POS端末から前記取得された会員識別情報に関する駐車サービス情報と別のナンバー情報とを取得した場合、該別のナンバー情報を前記取得された会員識別情報に対応付け、該駐車サービス情報と該別のナンバー情報とを前記駐車場管理装置へ送信する店舗管理制御部とを有し、前記POS端末は、入力された会員識別情報を前記店舗管理装置に送信し、該会員識別情報に関する確定したナンバー情報が前記入庫ナンバー情報と一致しない通知を前記店舗管理装置から取得した場合、別のナンバー情報を取得し、購入金額に基づく駐車サービス情報を算出し、該別のナンバー情報と該駐車サービス情報とを前記店舗管理装置へ送信するPOS端末制御部を有する。
【0150】
なお、駐車料金制御部、店舗管理制御部、及びPOS端末制御部等の機能部は、例えば各装置のプロセッサ及びメモリ等のハードウェアが協働することにより実現される。
【0151】
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0152】
20 POS端末
30 店舗管理装置
40 駐車料金装置
50 車両
図1
図2
図3
図4a
図4b
図4c
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11