特開2021-20207(P2021-20207A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 呉剛の特許一覧

特開2021-20207フィルターの回収と交換用の一体型浄水設備
<>
  • 特開2021020207-フィルターの回収と交換用の一体型浄水設備 図000003
  • 特開2021020207-フィルターの回収と交換用の一体型浄水設備 図000004
  • 特開2021020207-フィルターの回収と交換用の一体型浄水設備 図000005
  • 特開2021020207-フィルターの回収と交換用の一体型浄水設備 図000006
  • 特開2021020207-フィルターの回収と交換用の一体型浄水設備 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-20207(P2021-20207A)
(43)【公開日】2021年2月18日
(54)【発明の名称】フィルターの回収と交換用の一体型浄水設備
(51)【国際特許分類】
   C02F 1/28 20060101AFI20210122BHJP
   B01D 33/06 20060101ALI20210122BHJP
【FI】
   C02F1/28 R
   B01D33/06 Z
   C02F1/28 D
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2019-205850(P2019-205850)
(22)【出願日】2019年11月13日
(31)【優先権主張番号】201910679694.9
(32)【優先日】2019年7月26日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】呉剛
【テーマコード(参考)】
4D116
4D624
【Fターム(参考)】
4D116AA01
4D116AA08
4D116BB14
4D116BC27
4D116BC48
4D116DD01
4D116GG08
4D116HH14A
4D116KK04
4D116QA02B
4D116QA02F
4D116QA02G
4D116QA03B
4D116QA03F
4D116QA03G
4D116QA11C
4D116QA11F
4D116QA21C
4D116QA21F
4D116QA41C
4D116QA41F
4D116QC04A
4D116QC24A
4D116QC26A
4D116QC50
4D116UU08
4D116VV08
4D624AA02
4D624BA02
4D624BC04
4D624CA13
4D624CB12
4D624CB22
4D624CC54
4D624DA02
4D624DA10
4D624DB26
(57)【要約】
【課題】本願発明はフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備を開示した。
【解決手段】
主体を含み、前記主体の中にはL型給水パイプが設置され、前記主体の右端には前記L型給水パイプと連通する蛇口が固定的に設置され、前記L型給水パイプの左端壁には第一スライド孔が連通するように設置され、前記第一スライド孔の中には第一永久磁石がスライドできるように設置され、本願発明のフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備は磁気を利用して使用されたフィルターを交換し、また使用されたフィルターを回収空間の中に回収し、当該浄水設備は環境に優しく、フィルターを交換する時に、フィルターが自身の回転を止め、また、当該設備は自動的に水を止め、フィルターを交換する作業は安全で頼れ、自動化程度が高く、感度がよい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主体を含み、前記主体の中にはL型給水パイプが設置され、前記主体の右端には前記L型給水パイプと連通する蛇口が固定的に設置され、
前記L型給水パイプの左端壁には第一スライド孔が連通するように設置され、前記第一スライド孔の中には第一永久磁石がスライドできるように設置され、前記第一永久磁石の中には左右方向に延在する第一スプライン軸が固定的に設置され、前記第一スプライン軸の右端には円筒が固定的に設置され、前記円筒の中には活性炭が固定的に設置され、前記活性炭の外側端壁には外に開口した抜き孔が連通するように設置され、前記第一スライド孔と前記L型給水パイプとの間にはフィルターを回転させてろ過を行う回転機構が設置され、
前記第一スライド孔の底壁の内側にはスライド空間が設置され、前記スライド空間の中には前記L型給水パイプに微量元素を添加する微量元素添加機構が設置され、前記微量元素添加機構は前記スライド空間を含み、前記スライド空間の中には第一ピストンがスライドできるように設置され、前記スライド空間と前記L型給水パイプとの間には液圧バルブが連通するように設置され、前記液圧バルブと前記第一ピストンとの間には微量元素補充剤があり、
前記L型給水パイプの右端壁には第二スライド孔が連通するように設置され、前記第二スライド孔の中には第二永久磁石がスライドできるように設置され、前記第二永久磁石と前記円筒との間にはコンロッドが固定的に連結され、前記コンロッド、前記第二永久磁石、前記第一永久磁石、前記第一スプライン軸、前記円筒、前記活性炭により一つのフィルターが構成され、前記第二スライド孔の右端壁には後方に開口したフィルター送り出し孔及び前記フィルター送り出し孔の前側に位置するフィルター送り込み孔が連通するように設置され、前記フィルター送り出し孔と、前記フィルター送り込み孔と、前記第二スライド孔との中には前記回転機構の中のフィルターを交換回収する輸送機構が設置され、
前記第二スライド孔の右端壁の内側には上方に開口した装着溝が形成され、前記装着溝と前記フィルター送り込み孔との間にはフィルター送り込み溝が連通するように設置され、前記装着溝の中には前記フィルター送り込み孔にフィルターを供給できるフィルター補充機構が設置されていることを特徴とするフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備。
【請求項2】
前記回転機構は前記第一スライド孔を含み、前記第一スライド孔の左端壁には上下方向に延在する第一伝動空間が設置され、前記第一伝動空間と前記第一スライド孔との間には第二スプライン軸が回転できるように設置され、前記第二スプライン軸は前記第一スプライン軸と噛み合うことができ、前記第一伝動空間の中にある前記第二スプライン軸には第一ベルトプーリが固定的に設置され、前記第一伝動空間と前記第一スライド孔との間の端壁の内側には環状電磁石が固定的に設置され、前記環状電磁石の底壁にはモーターが固定的に設置され、前記モーターの左端には前記第一伝動空間の中に延在する第一主動軸が伝動できるように連結され、前記第一伝動空間の中の前記第一主動軸には第二ベルトプーリが固定的に設置され、前記第二ベルトプーリと前記第一ベルトプーリとの間にはベルトが伝動できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備。
【請求項3】
前記第一スライド孔の頂壁の内側には前記L型給水パイプと連通するスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には前記L型給水パイプを塞げる永久磁石板がスライドできるように設置され、前記永久磁石板と前記環状電磁石との間には第一ばねが連結され、前記L型給水パイプの後側端壁には第三スライド孔が連通するように設置され、前記第三スライド孔の中には第二ピストンがスライドできるように設置され、前記第三スライド孔の後側端壁には第一スイッチが固定的に設置され、前記第一スイッチは前記環状電磁石と通電できるように連結され、前記第一スイッチと前記第二ピストンとの間には一定の圧力がある圧力気体が充填され、前記第二ピストンの後端面には前記第一スイッチを押すことができる押しロッドが固定的に設置されていることを特徴とする請求項2に記載のフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備。
【請求項4】
前記微量元素添加機構は前記第一スライド孔を含み、前記第一スライド孔の底壁には第四スライド孔が連通するように設置され、前記第四スライド孔の中には斜面スライダがスライドできるように設置され、前記斜面スライダは前記第一永久磁石と当接でき、前記第四スライド孔の底壁には第二スイッチが固定的に設置され、前記第二スイッチは前記モーターと通電できるように連結され、前記斜面スライダと前記第二スイッチの頂面との間には第二ばねが連結されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備。
【請求項5】
前記スライド空間の左端壁の内側には第二伝動空間が設置され、前記第二伝動空間と前記スライド空間との間には左右方向に延在するスクリューが回転できるように設置され、前記第一ピストンの中には前記スクリューと噛み合う雌ねじが設置され、前記第二伝動空間の中の前記スクリューには第一円形歯車が固定的に設置され、前記モーターの右端には前記第二伝動空間の中に延在する第二主動軸が伝動できるように連結され、前記第二伝動空間の中の前記第二主動軸には第二円形歯車が固定的に設置され、前記第二円形歯車は前記第一円形歯車と噛み合うことを特徴とする請求項4に記載のフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備。
【請求項6】
前記微量元素添加機構は前記第二スライド孔を含み、前記第二スライド孔の中には上下方向に延在する第一回転軸が回転できるように設置され、前記第一回転軸には前記第二スライド孔の前端壁と当接する止め板が固定的に設置され、前記止め板と前記第二スライド孔の底壁との間にはトーションばねが連結され、前記L型給水パイプの後端面には回収容器が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備。
【請求項7】
前記フィルター送り出し孔と前記フィルター送り込み孔との間には第三伝動空間が連通するように設置され、前記第三連通空間の頂壁には第四伝動空間が設置され、前記第四伝動空間は前記装着溝に連通し、且つ前記第四伝動空間と前記第三伝動空間との間には上下方向に延在する第二回転軸が回転できるように設置され、前記第三伝動空間の中の前記第二回転軸には摩擦車が固定的に設置され、前記第四伝動空間の中の前記第二回転軸には第一傘歯車が固定的に設置されていることを特徴とする請求項6に記載のフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備。
【請求項8】
前記装着溝の中には装着ブロックが装着されることができ、前記装着ブロックの中には上下に貫通する第五伝動空間が設置され、前記第五伝動空間の中には新しいフィルターが添加され、前記第五伝動空間の中には左右方向に延在する第三回転軸が回転できるように設置され、前記第五伝動空間の中の前記第三回転軸には仕切り板が固定的に設置され、前記第三回転軸の左端には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車は前記第一傘歯車と噛み合うことができることを特徴とする請求項1に記載のフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は水質浄化分野に関し、具体的にはフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備である。
【背景技術】
【0002】
周知のように、人々の生活水準の向上に伴い、人々は徐々に飲料水の最高な質を求めるようになる。ボトル入れ飲料水を長期使用するとお金がかなりかかるため、一般の家庭は飲料水の主な供給源として浄水設備を購入する。普通の家庭用の小型浄水設備はほとんど交換可能なフィルターを利用して水をろ過する。フィルターが水中の不純物をろ過するため、水中の不純物はフィルターに堆積する。使用時間が長くなるにつれ、フィルターのろ過能力は徐々に衰え、さらに失われる恐れがある。従来の浄水設備は手動でフィルターを交換する必要があり、交換プロセスが煩雑であり、また従来のフィルター交換は一般にユーザーは肉眼で浄水速度が遅すぎるまたは速すぎる、または浄化された飲料水の味が良くないという判断をした後に手動でフィルターを交換し、判断は主観的すぎるため、フィルターが完全に使用できないような程度を達しない場合交換されることはあり、または交換する必要があることを気がついていないため、ろ過されない水を飲むこともある。従って、上記の問題を解決するため、フィルターの回収と交換用の一体型浄水設備を設計する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107673499号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明が解決しようとする技術問題はフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備を提供するのであり、当該浄水設備は自動的に使用されたフィルターを交換して且つ回収することができ、なお、当該設備の自動化程度が高く、感度がよく、機能が豊富である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術プランにより実現される。
【0006】
フィルターの回収と交換用の一体型浄水設備は、主体を含み、前記主体の中にはL型給水パイプが設置され、前記主体の右端には前記L型給水パイプと連通する蛇口が固定的に設置されている。
【0007】
前記L型給水パイプの左端壁には第一スライド孔が連通するように設置され、前記第一スライド孔の中には第一永久磁石がスライドできるように設置され、前記第一永久磁石の中には左右方向に延在する第一スプライン軸が固定的に設置され、前記第一スプライン軸の右端には円筒が固定的に設置され、前記円筒の中には活性炭が固定的に設置され、前記活性炭の外側端壁には外に開口した抜き孔が連通するように設置され、前記第一スライド孔と前記L型給水パイプとの間にはフィルターを回転させてろ過を行う回転機構が設置されている。
【0008】
前記第一スライド孔の底壁の内側にはスライド空間が設置され、前記スライド空間の中には前記L型給水パイプに微量元素を添加する微量元素添加機構が設置され、前記微量元素添加機構は前記スライド空間を含み、前記スライド空間の中には第一ピストンがスライドできるように設置され、前記スライド空間と前記L型給水パイプとの間には液圧バルブが連通するように設置され、前記液圧バルブと前記第一ピストンとの間には微量元素補充剤がある。
【0009】
前記L型給水パイプの右端壁には第二スライド孔が連通するように設置され、前記第二スライド孔の中には第二永久磁石がスライドできるように設置され、前記第二永久磁石と前記円筒との間にはコンロッドが固定的に連結され、前記コンロッド、前記第二永久磁石、前記第一永久磁石、前記第一スプライン軸、前記円筒、前記活性炭により一つのフィルターが構成され、前記第二スライド孔の右端壁には後方に開口したフィルター送り出し孔及び前記フィルター送り出し孔の前側に位置するフィルター送り込み孔が連通するように設置され、前記フィルター送り出し孔と、前記フィルター送り込み孔と、前記第二スライド孔との中には前記回転機構の中のフィルターを交換回収する輸送機構が設置されている。
【0010】
前記第二スライド孔の右端壁の内側には上方に開口した装着溝が形成され、前記装着溝と前記フィルター送り込み孔との間にはフィルター送り込み溝が連通するように設置され、前記装着溝の中には前記フィルター送り込み孔にフィルターを供給できるフィルター補充機構が設置されている。
【0011】
さらに、前記回転機構は前記第一スライド孔を含み、前記第一スライド孔の左端壁には上下方向に延在する第一伝動空間が設置され、前記第一伝動空間と前記第一スライド孔との間には第二スプライン軸が回転できるように設置され、前記第二スプライン軸は前記第一スプライン軸と噛み合うことができ、前記第一伝動空間の中にある前記第二スプライン軸には第一ベルトプーリが固定的に設置され、前記第一伝動空間と前記第一スライド孔との間の端壁の内側には環状電磁石が固定的に設置され、前記環状電磁石の底壁にはモーターが固定的に設置され、前記モーターの左端には前記第一伝動空間の中に延在する第一主動軸が伝動できるように連結され、前記第一伝動空間の中の前記第一主動軸には第二ベルトプーリが固定的に設置され、前記第二ベルトプーリと前記第一ベルトプーリとの間にはベルトが伝動できるように連結されている。
【0012】
さらに、前記第一スライド孔の頂壁の内側には前記L型給水パイプと連通するスライド溝が形成され、前記スライド溝の中には前記L型給水パイプを塞げる永久磁石板がスライドできるように設置され、前記永久磁石板と前記環状電磁石との間には第一ばねが連結され、前記L型給水パイプの後側端壁には第三スライド孔が連通するように設置され、前記第三スライド孔の中には第二ピストンがスライドできるように設置され、前記第三スライド孔の後側端壁には第一スイッチが固定的に設置され、前記第一スイッチは前記環状電磁石と通電できるように連結され、前記第一スイッチと前記第二ピストンとの間には一定の圧力がある圧力気体が充填され、前記第二ピストンの後端面には前記第一スイッチを押すことができる押しロッドが固定的に設置されている。
【0013】
さらに、前記微量元素添加機構は前記第一スライド孔を含み、前記第一スライド孔の底壁には第四スライド孔が連通するように設置され、前記第四スライド孔の中には斜面スライダがスライドできるように設置され、前記斜面スライダは前記第一永久磁石と当接でき、前記第四スライド孔の底壁には第二スイッチが固定的に設置され、前記第二スイッチは前記モーターと通電できるように連結され、前記斜面スライダと前記第二スイッチの頂面との間には第二ばねが連結されている。
【0014】
さらに、前記スライド空間の左端壁の内側には第二伝動空間が設置され、前記第二伝動空間と前記スライド空間との間には左右方向に延在するスクリューが回転できるように設置され、前記第一ピストンの中には前記スクリューと噛み合う雌ねじが設置され、前記第二伝動空間の中の前記スクリューには第一円形歯車が固定的に設置され、前記モーターの右端には前記第二伝動空間の中に延在する第二主動軸が伝動できるように連結され、前記第二伝動空間の中の前記第二主動軸には第二円形歯車が固定的に設置され、前記第二円形歯車は前記第一円形歯車と噛み合う。
【0015】
さらに、前記微量元素添加機構は前記第二スライド孔を含み、前記第二スライド孔の中には上下方向に延在する第一回転軸が回転できるように設置され、前記第一回転軸には前記第二スライド孔の前端壁と当接する止め板が固定的に設置され、前記止め板と前記第二スライド孔の底壁との間にはトーションばねが連結され、前記L型給水パイプの後端面には回収容器が固定的に設置されている。
【0016】
さらに、前記フィルター送り出し孔と前記フィルター送り込み孔との間には第三伝動空間が連通するように設置され、前記第三連通空間の頂壁には第四伝動空間が設置され、前記第四伝動空間は前記装着溝に連通し、且つ前記第四伝動空間と前記第三伝動空間との間には上下方向に延在する第二回転軸が回転できるように設置され、前記第三伝動空間の中の前記第二回転軸には摩擦車が固定的に設置され、前記第四伝動空間の中の前記第二回転軸には第一傘歯車が固定的に設置されている。
【0017】
さらに、前記装着溝の中には装着ブロックが装着されることができ、前記装着ブロックの中には上下に貫通する第五伝動空間が設置され、前記第五伝動空間の中には新しいフィルターが添加され、前記第五伝動空間の中には左右方向に延在する第三回転軸が回転できるように設置され、前記第五伝動空間の中の前記第三回転軸には仕切り板が固定的に設置され、前記第三回転軸の左端には第二傘歯車が固定的に設置され、前記第二傘歯車は前記第一傘歯車と噛み合うことができる。
【発明の効果】
【0018】
本願発明の有益な効果は:本願発明のフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備は磁気を利用して使用されたフィルターを交換し、また使用されたフィルターを回収空間の中に回収し、当該浄水設備は環境に優しく、フィルターを交換する時に、フィルターが自身の回転を止め、また、当該設備は自動的に水を止め、フィルターを交換する作業は安全で頼れ、自動化程度が高く、感度がよい。そして当該浄水設備を利用して飲料水を取る時、フィルターは回転してろ過するため、水のは入り口に活性炭の堆積で塞がれることはしなく、フィルターの使用寿命が長く、浄化された飲料水の中に体にいい微量元素を添加し、また当該浄水設備の機能が豊富である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
下記に図1〜5をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0020】
図1図1は本願発明の実施例の機械構成概略図
図2図2図1においてDの拡大構成概略図
図3図3図1においてB―Bの構成概略図
図4図4図1においてA―Aの構成概略図
図5図5図1においてC―Cの構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0021】
図面1〜5を参照してフィルターの回収と交換用の一体型浄水設備は、主体18を含み、前記主体18の中にはL型給水パイプ17が設置され、前記主体18の右端には前記L型給水パイプ17と連通する蛇口21が固定的に設置されている。
【0022】
前記L型給水パイプ17の左端壁には第一スライド孔39が連通するように設置され、前記第一スライド孔39の中には第一永久磁石60がスライドできるように設置され、前記第一永久磁石60の中には左右方向に延在する第一スプライン軸56が固定的に設置され、前記第一スプライン軸56の右端には円筒59が固定的に設置され、前記円筒59の中には活性炭58が固定的に設置され、前記活性炭58の外側端壁には外に開口した抜き孔57が連通するように設置され、前記第一スライド孔39と前記L型給水パイプ17との間にはフィルターを回転させてろ過を行う回転機構90が設置され、前記第一スプライン軸56は回転する時に前記円筒59を回転させ、前記円筒59は回転した後に前記活性炭58を回転させることで前記L型給水パイプ17の中の水をろ過する。
【0023】
前記第一スライド孔39の底壁の内側にはスライド空間51が設置され、前記スライド空間51の中には前記L型給水パイプ17に微量元素を添加する微量元素添加機構91が設置され、前記微量元素添加機構91は前記スライド空間51を含み、前記スライド空間51の中には第一ピストン50がスライドできるように設置され、前記スライド空間51と前記L型給水パイプ17との間には液圧バルブ48が連通するように設置され、前記液圧バルブ48と前記第一ピストン50との間には微量元素補充剤があり、前記第一ピストン50が右方にスライドする時に、微量元素補充剤は押し出されてから前記液圧バルブ48を介して前記L型給水パイプ17の中に入って水と混合される。
【0024】
前記L型給水パイプ17の右端壁には第二スライド孔35が連通するように設置され、前記第二スライド孔35の中には第二永久磁石36がスライドできるように設置され、前記第二永久磁石36と前記円筒59との間にはコンロッド37が固定的に連結され、前記コンロッド37、前記第二永久磁石36、前記第一永久磁石60、前記第一スプライン軸56、前記円筒59、前記活性炭58により一つのフィルターが構成され、前記第二スライド孔35の右端壁には後方に開口したフィルター送り出し孔62及び前記フィルター送り出し孔62の前側に位置するフィルター送り込み孔61が連通するように設置され、前記フィルター送り出し孔62と、前記フィルター送り込み孔61と、前記第二スライド孔35との中には前記回転機構90の中のフィルターを交換回収する輸送機構92が設置され、使用されて廃棄されたフィルターは右方にスライドしてから前記フィルター送り出し孔62の中に入り、前記円筒59は前記フィルター送り出し孔62を通り抜けた後、前記フィルター送り込み孔61の中には新しいフィルターが入り、そしてこの新しいフィルターは前記フィルター送り込み孔61から前記第二スライド孔35の中にスライドする。
【0025】
前記第二スライド孔35の右端壁の内側には上方に開口した装着溝23が形成され、前記装着溝23と前記フィルター送り込み孔61との間にはフィルター送り込み溝22が連通するように設置され、前記装着溝23の中には前記フィルター送り込み孔61にフィルターを供給できるフィルター補充機構93が設置され、一つの使用されて廃棄されたフィルターが前記フィルター送り出し孔62を通り抜けると、前記第五伝動空間26は前記フィルター送り込み溝22の中に新しいフィルターを輸送する。
【0026】
前記回転機構90は前記第一スライド孔39を含み、前記第一スライド孔39の左端壁には上下方向に延在する第一伝動空間13が設置され、前記第一伝動空間13と前記第一スライド孔39との間には第二スプライン軸38が回転できるように設置され、前記第二スプライン軸38は前記第一スプライン軸56と噛み合うことができ、前記第一伝動空間13の中にある前記第二スプライン軸38には第一ベルトプーリ14が固定的に設置され、前記第一伝動空間13と前記第一スライド孔39との間の端壁の内側には環状電磁石40が固定的に設置され、前記環状電磁石40の底壁にはモーター41が固定的に設置され、前記モーター41の左端には前記第一伝動空間13の中に延在する第一主動軸42が伝動できるように連結され、前記第一伝動空間13の中の前記第一主動軸42には第二ベルトプーリ16が固定的に設置され、前記第二ベルトプーリ16と前記第一ベルトプーリ14との間にはベルト15が伝動できるように連結されている。
【0027】
前記第一スライド孔39の頂壁の内側には前記L型給水パイプ17と連通するスライド溝10が形成され、前記スライド溝10の中には前記L型給水パイプ17を塞げる永久磁石板12がスライドできるように設置され、前記永久磁石板12と前記環状電磁石40との間には第一ばね11が連結され、前記L型給水パイプ17の後側端壁には第三スライド孔68が連通するように設置され、前記第三スライド孔68の中には第二ピストン67がスライドできるように設置され、前記第三スライド孔68の後側端壁には第一スイッチ64が固定的に設置され、前記第一スイッチ64は前記環状電磁石40と通電できるように連結され、前記第一スイッチ64と前記第二ピストン67との間には一定の圧力がある圧力気体65が充填され、前記第二ピストン67の後端面には前記第一スイッチ64を押すことができる押しロッド66が固定的に設置され、
前記モーター41が作動した後、前記モーター41は前記第一主動軸42を駆動して回転させ、前記第一主動軸42は前記第二ベルトプーリ16を駆動して回転させ、前記第二ベルトプーリ16は前記ベルト15により前記第一ベルトプーリ14を駆動して回転させ、前記第一ベルトプーリ14は前記第二スプライン軸38を駆動して回転させ、前記第二スプライン軸38は前記第一スプライン軸56を駆動して回転させ、前記第一スプライン軸56は前記円筒59及び前記活性炭58を駆動して回転させ、この時、フィルターは回転し始め、前記L型給水パイプ17の中の水をろ過し、フィルターがろ過するとともに、水中の不純物は前記活性炭58を塞ぎ、つまり、フィルターの上方の水圧は増えて一定の程度に達した後、前記第二ピストン67は水圧で後方にスライドし、前記第二ピストン67は前記押しロッド66を駆動して後方にスライドさせ、前記押しロッド66は前記第一スイッチ64を押すことで前記環状電磁石40を一定の時間帯で通電させ、前記環状電磁石40は通電した後に前記永久磁石板12及び前記第一永久磁石60を反発し、前記永久磁石板12は反発力で右方にスライドして前記L型給水パイプ17を塞ぎ、この時、水は前記L型給水パイプ17を通れなくなり、それと同時に前記第一永久磁石60は反発力でフィルター全体を駆動して前記第二スライド孔35の中で右方にスライドさせる。
【0028】
前記微量元素添加機構91は前記第一スライド孔39を含み、前記第一スライド孔39の底壁には第四スライド孔55が連通するように設置され、前記第四スライド孔55の中には斜面スライダ54がスライドできるように設置され、前記斜面スライダ54は前記第一永久磁石60と当接でき、前記第四スライド孔55の底壁には第二スイッチ52が固定的に設置され、前記第二スイッチ52は前記モーター41と通電できるように連結され、前記斜面スライダ54と前記第二スイッチ52の頂面との間には第二ばね53が連結されている。
【0029】
前記スライド空間51の左端壁の内側には第二伝動空間45が設置され、前記第二伝動空間45と前記スライド空間51との間には左右方向に延在するスクリュー47が回転できるように設置され、前記第一ピストン50の中には前記スクリュー47と噛み合う雌ねじ49が設置され、前記第二伝動空間45の中の前記スクリュー47には第一円形歯車46が固定的に設置され、前記モーター41の右端には前記第二伝動空間45の中に延在する第二主動軸43が伝動できるように連結され、前記第二伝動空間45の中の前記第二主動軸43には第二円形歯車44が固定的に設置され、前記第二円形歯車44は前記第一円形歯車46と噛み合い、
前記モーター41が作動する時に、前記モーター41は前記第二主動軸43を駆動して回転させ、前記第二主動軸43は前記第二円形歯車44を駆動して回転させ、前記第二円形歯車44は前記第一円形歯車46を駆動して回転させ、前記第一円形歯車46は前記スクリュー47を駆動して回転させ、前記スクリュー47は前記雌ねじ49を介して前記第一ピストン50を駆動して右方にスライドさせ、前記第一ピストン50が右方にスライドする時に、微量元素補充剤は押し出された後に前記液圧バルブ48を介して前記L型給水パイプ17の中に入って水と混合され、前記第一永久磁石60は右方にスライドした後、前記第一永久磁石60は前記斜面スライダ54を押さなくなり、前記斜面スライダ54は上方にスライドして前記第二スイッチ52を押さなくなり、前記第二スイッチ52は押されなくなる時に、前記モーター41は停電して作動しない。
【0030】
前記微量元素添加機構91は前記第二スライド孔35を含み、前記第二スライド孔35の中には上下方向に延在する第一回転軸32が回転できるように設置され、前記第一回転軸32には前記第二スライド孔35の前端壁と当接する止め板34が固定的に設置され、前記止め板34と前記第二スライド孔35の底壁との間にはトーションばね33が連結され、前記L型給水パイプ17の後端面には回収容器63が固定的に設置されている。
【0031】
前記フィルター送り出し孔62と前記フィルター送り込み孔61との間には第三伝動空間19が連通するように設置され、前記第三連通空間19の頂壁には第四伝動空間31が設置され、前記第四伝動空間31は前記装着溝23に連通し、且つ前記第四伝動空間31と前記第三伝動空間19との間には上下方向に延在する第二回転軸30が回転できるように設置され、前記第三伝動空間19の中の前記第二回転軸30には摩擦車20が固定的に設置され、前記第四伝動空間31の中の前記第二回転軸30には第一傘歯車29が固定的に設置され、
使用されたて廃棄されたフィルターは前記第二スライド孔35の中で右方にスライドする時に、フィルターは前記止め板34により止められ、前記フィルター送り出し孔62の中にスライドし、その後、使用されて廃棄されたフィルターは前記フィルター送り出し孔62を通り抜けて前記回収容器63の中に落ち、使用されて廃棄されたフィルターは前記フィルター送り出し孔62を通り抜ける時に前記摩擦車20と摩擦し、前記摩擦車20は一定角度回転して前記第一傘歯車29を駆動して回転させる。
【0032】
前記装着溝23の中には装着ブロック27が装着されることができ、前記装着ブロック27の中には上下に貫通する第五伝動空間26が設置され、前記第五伝動空間26の中には新しいフィルターが添加され、前記第五伝動空間26の中には左右方向に延在する第三回転軸24が回転できるように設置され、前記第五伝動空間26の中の前記第三回転軸24には仕切り板25が固定的に設置され、前記第三回転軸24の左端には第二傘歯車28が固定的に設置され、前記第二傘歯車28は前記第一傘歯車29と噛み合うことができ、
まず、前記装着ブロック27を前記装着溝23の中に装着し、この時、前記第二傘歯車28は前記第一傘歯車29と噛み合い、前記第五伝動空間26は前記フィルター送り込み溝22に連通し、前記第一傘歯車29は回転した後に前記第二傘歯車28を駆動して回転させ、前記第二傘歯車28が一定の角度回転することで、新しいフィルターは下方に前記フィルター送り込み溝22の中に落ち、その後、この新しいフィルターは前記フィルター送り込み溝22を介して前記フィルター送り込み孔61の中に入り、前記フィルター送り込み孔61の中の新しいフィルターは重力の作用で前記止め板34を開けて前記第二スライド孔35の中に入り、その後、惰性の作用で徐々に左方にスライドして前記環状電磁石40に近づく。
【0033】
当該浄水設備の機械動作の順序は以下の通りである。
【0034】
1.まず、前記装着ブロック27を前記装着溝23の中に装着し、この時、前記第二傘歯車28は前記第一傘歯車29と噛み合い、飲料水を取る時、水を前記L型給水パイプ17で流し、それと同時に前記モーター41は作動する。
【0035】
2. 前記モーター41が作動する時に、前記モーター41は前記第一主動軸42及び前記第二主動軸43を駆動して回転させ、前記第一主動軸42は前記第二ベルトプーリ16を駆動して回転させ、前記第二ベルトプーリ16は前記ベルト15により前記第一ベルトプーリ14を駆動して回転させ、前記第一ベルトプーリ14は前記第二スプライン軸38を駆動して回転させ、前記第二スプライン軸38は前記第一スプライン軸56を駆動して回転させ、前記第一スプライン軸56は前記円筒59及び前記活性炭58を駆動して回転させ、この時、フィルターは回転し始め、前記L型給水パイプ17の中の水をろ過し、フィルターはろ過過程に回転することでフィルターの中の前記活性炭58を十分に利用し、フィルターの使用寿命が長い。
【0036】
3.それと同時に、前記第二主動軸43は前記第二円形歯車44を駆動して回転させ、前記第二円形歯車44は前記第一円形歯車46を駆動して回転させ、前記第一円形歯車46は前記スクリュー47を駆動して回転させ、前記スクリュー47は前記雌ねじ49を介して前記第一ピストン50を駆動して右方にスライドさせ、前記第一ピストン50が右方にスライドする時に、微量元素補充剤は押し出された後に前記液圧バルブ48を介して前記L型給水パイプ17の中に入って水と混合され、獲得された飲料水の中には体にいい微量元素を添加し、当該浄水設備の機能が豊富である。
【0037】
4.フィルターはろ過する過程に、水中の不純物は前記活性炭58を塞ぎ、つまり、フィルターの上方の水圧は増えて一定の程度に達した後、前記第二ピストン67は水圧で後方にスライドし、前記第二ピストン67は前記押しロッド66を駆動して後方にスライドさせ、前記押しロッド66は前記第一スイッチ64を押すことで前記環状電磁石40を一定の時間帯で通電させ、前記環状電磁石40は通電した後に前記永久磁石板12及び前記第一永久磁石60を反発し、前記永久磁石板12は反発力で右方にスライドして前記L型給水パイプ17を塞ぎ、この時、水は前記L型給水パイプ17を通れなくなり、それと同時に前記第一永久磁石60は反発力でフィルター全体を駆動して前記第二スライド孔35の中で右方にスライドさせ、当該浄水設備はフィルターを交換する時に自動的に水を止め、安全で頼れる。
【0038】
5. 前記第一永久磁石60は右方にスライドした後、前記第一永久磁石60は前記斜面スライダ54を押さなくなり、前記斜面スライダ54は上方にスライドして前記第二スイッチ52を押さなくなり、前記第二スイッチ52は押されなくなる時に、前記モーター41は停電して作動しなく、フィルターを交換する時にフィルター自身は回転しなくなり、当該浄水設備は安全で頼れる。
【0039】
6.その後、使用されて廃棄されたフィルターは前記第二スライド孔35の中で右方にスライドする時に、フィルターは前記止め板34により止められ、前記フィルター送り出し孔62の中にスライドし、その後、使用されて廃棄されたフィルターは前記フィルター送り出し孔62を通り抜けて前記回収容器63の中に落ち、使用されて廃棄されたフィルターは前記フィルター送り出し孔62を通り抜ける時に前記摩擦車20と摩擦し、前記摩擦車20は一定角度回転して前記第一傘歯車29を駆動して回転させる。
【0040】
7. 前記第一傘歯車29は回転した後に前記第二傘歯車28を駆動して回転させ、前記第二傘歯車28が一定の角度回転することで、新しいフィルターは下方に前記フィルター送り込み溝22の中に落ち、その後、この新しいフィルターは前記フィルター送り込み溝22を介して前記フィルター送り込み孔61の中に入り、前記フィルター送り込み孔61の中の新しいフィルターは重力の作用で前記止め板34を開けて前記第二スライド孔35の中に入り、その後、惰性の作用で徐々に左方にスライドして前記環状電磁石40に近づく。
【0041】
8.最後、しばらくして前記環状電磁石40は自動的に停電し、この時、前記第一永久磁石60は通電していない前記環状電磁石40を吸引し、つまり、前記第一永久磁石60は前記第一スプライン軸56を駆動して左方にスライドさせ、前記第一スプライン軸56は前記第二スプライン軸38と噛み合い、それと同時に前記第一永久磁石60は再び前記斜面スライダ54を押し、前記第二スイッチ52は押された後に前記モーター41を作動させ、当該浄水設備はフィルターを交換した後に自動的に初期状態に戻り、自動化程度が高く、感度がよく、使用されて廃棄されたフィルターを交換すると同時に回収し、環境に優しい。
【0042】
上記の実施例は本発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本発明の保護範囲を制限することはできない。本発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本発明の保護範囲の中に含むべきである。
図1
図2
図3
図4
図5