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特開2021-20208ビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-20208(P2021-20208A)
(43)【公開日】2021年2月18日
(54)【発明の名称】ビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備
(51)【国際特許分類】
   B09B 5/00 20060101AFI20210122BHJP
   B09B 3/00 20060101ALI20210122BHJP
【FI】
   B09B5/00 EZAB
   B09B3/00 303Z
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2019-219928(P2019-219928)
(22)【出願日】2019年12月4日
(31)【優先権主張番号】201910679715.7
(32)【優先日】2019年7月26日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】舒麗燕
【テーマコード(参考)】
4D004
【Fターム(参考)】
4D004AA02
4D004AA04
4D004AB01
4D004CA13
4D004CA42
4D004CB09
4D004CB31
(57)【要約】
【課題】本発明はビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備を開示した。
【解決手段】乾燥器を含み、前記乾燥器の上端面には上方に開口した脱水空間が設置され、前記脱水空間の中には脱水機構が設置され、前記脱水機構の中にはベースが設置され、前記ベースの中には回転できる脱水桶が設置され、前記脱水桶の中には前記脱水桶の上下端面を貫通した円柱形空間が設置され、前記脱水桶の中には多数の小孔が設置され、ビール工場の廃棄物を前記円柱形空間の中に入れ、前記脱水桶の旋転により、ビール工場の廃棄物に含有の水分を速く除去でき、
前記脱水機構の左側には傾倒機構が設置され、前記円柱形空間の中の大多数の水分が除去された後、前記傾倒機構が作動し始め、前記脱水機構を連動させて上昇して回転させ、前記円柱形空間の中の廃棄物が押し出される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備であって、乾燥器を含み、
前記乾燥器の上端面には上方に開口した脱水空間が設置され、前記脱水空間の中には脱水機構が設置され、前記脱水機構の中にはベースが設置され、前記ベースの中には回転できる脱水桶が設置され、前記脱水桶の中には前記脱水桶の上下端面を貫通した円柱形空間が設置され、前記脱水桶の中には多数の小孔が設置され、ビール工場の廃棄物を前記円柱形空間の中に入れ、前記脱水桶の旋転により、ビール工場の廃棄物に含有の水分を速く除去でき、
前記脱水機構の左側には傾倒機構が設置され、前記円柱形空間の中の大多数の水分が除去された後、前記傾倒機構が作動し始め、前記脱水機構を連動させて上昇して回転させ、前記円柱形空間の中の廃棄物が押し出され、
前記傾倒機構に右側には乾燥機構が設置され、前記乾燥機構は前記脱水空間の右端壁の中に位置する傾斜空間を含み、前記傾斜空間の右端壁には外部と連通した乾燥管が装着され、前記乾燥管には複数の小孔が設置され、前記乾燥管の上側には熱風ブロックが設置され、前記熱風ブロックは廃棄物を完全に乾燥でき、前記乾燥管の中の螺旋ブロックの回転により、乾燥後の廃棄物を外部に排出できることを特徴とするビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備。
【請求項2】
前記脱水機構は前記脱水空間の下端壁に位置する作動空間を含み、前記作動空間の下端壁の右側には脱水モータが固定的に設置され、前記脱水モータの上端面には脱水軸が回転可能に設置され、前記脱水軸の上端が前記脱水空間の中に位置し、前記作動空間の中の前記脱水軸には第一プーリが固定的に設置され、前記脱水空間の中の前記脱水軸には二つの伝動棒が固定的に設置され、前記脱水空間の右端壁には上方かつ左方に開口した旋転空間が設置され、前記旋転空間の後端壁には前方に開口した底部空間が設置され、前記底部空間の中には球型ブロックが設置され、前記球型ブロックの左端面には支持棒が固定的に設置され、前記支持棒の左端が前記脱水空間の中に位置し、前記支持棒の左端には前記ベースが固定的に設置され、前記ベースの中には環状溝が形成され、前記環状溝の中には弧状棒が左右対称にかつスライド可能に設置され、二つの前記弧状棒の間には前記脱水桶が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備。
【請求項3】
前記円柱形空間の左右端壁にはガイド棒対称にかつ固定的に設置され、前記円柱形空間の中には二つのガイド棒により円形ブロックがスライド可能に設置され、前記円形ブロックの下端面には下方に開口した円形空間が設置され、前記円形空間の中には四つの力受けブロックが等間隔に固定的に設置され、前記力受けブロックには弾力ねじりバネにより弾力板が回転可能に設置され、前記伝動棒が前記円形空間の中に装入されかつ二つの前記弾力板を押し動かして回転させ、前記旋転空間の右端壁の中には左方に開口した弾性溝が形成され、前記弾性溝の右端壁には弾性ばねが固定的に設置され、前記弾性ばねの左端には前記弾性溝とスライド可能に連結された弾性棒が固定的に設置されていることを特徴とする請求項2に記載のビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備。
【請求項4】
前記傾倒機構は上方に開口した圧力空間を含み、前記圧力空間は前記脱水空間の下端壁の中に位置し、前記圧力空間の後端壁が排出口により外部と連通しており、前記圧力空間の後端壁には定位棒が固定的に設置され、前記定位棒には圧力ねじりバネにより圧力板が回転可能に設置され、前記圧力空間の左端壁の中には伝動溝が形成され、前記伝動溝の下端壁が前記作動空間と連通しており、前記圧力空間の左端壁の中には長ラックがスライド可能に設置され、前記長ラックの左端が前記伝動溝の中に位置し、前記長ラックの下側には伝動歯車が噛み合うように設置され、前記伝動歯車の下側には前記伝動溝とスライド可能に連結された短ラックが噛み合うように伝動可能に設置され、前記短ラックの左端面が横向きばねにより前記伝動溝の左端壁と固定的に連結され、前記短ラックの下端面には頂部軸が回転可能に設置され、前記頂部軸の下端が前記作動空間の中に位置し、前記頂部軸には大歯車が固定的に設置され、前記頂部軸の下端には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとがベルトにより摩擦伝動できることを特徴とする請求項1に記載のビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備。
【請求項5】
前記作動空間の上端壁の中には方形空間が設置され、前記方形空間の右端壁が前記脱水空間と連通しており、前記作動空間の下端壁には出力軸が回転可能に設置され、前記出力軸の上端が前記方形空間の中に位置し、前記作動空間の中の前記出力軸には小歯車が固定的に設置され、前記出力軸の上端には第一傘歯車が固定的に設置され、前記方形空間の中には方形枠がスライド可能に設置され、前記方形枠の右端面には横向き棒が固定的に設置され、前記横向き棒の右端が前記脱水空間の中に位置し、前記横向き棒の右端には推力板が固定的に設置され、前記方形空間の後端壁には旋転軸が回転可能に設置され、前記旋転軸には半歯車と第二傘歯車とが固定的に設置され、前記第二傘歯車が前記半歯車の前側に位置し、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛合伝動でき、前記半歯車は回転すると前記方形枠と噛み合うことができることを特徴とする請求項4に記載のビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備。
【請求項6】
前記傾倒機構は前記乾燥器の上端面の右側に装着された漏斗を含み、前記漏斗が前記傾斜空間と連通しており、前記傾斜空間の左端壁の中には動力モータが嵌設され、前記動力モータの右端面には駆動軸が回転可能に設置され、前記駆動軸には前記螺旋ブロックが固定的に設置され、前記傾斜空間の右端壁の中には乾燥空間が設置され、前記乾燥空間の上端面には前記熱風ブロックが装着され、前記乾燥空間の下端壁には外部と連通したガイド管が装着されていることを特徴とする請求項1に記載のビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備。
【請求項7】
前記横向きばねと前記弾性ばねとが普通状態にあることを特徴とする請求項4に記載のビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は廃棄物回収分野に関し、具体的にはビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備に関する。
【背景技術】
【0002】
社会発展に伴い、ビールが暑い夏の日に大ヒット商品として我が国のビール業界の高速発展を促進する一方、大量の栄養成分に富む廃棄物の形成も促進した。含水率の高い廃棄物は一定の使用価値を有し、速やかに乾燥処理しないと、発酵して腐敗してしまう。ビール工場の廃棄物はほとんどが粘稠であり、一般の脱水方式だと効率が低く、しかも廃棄物に含有の水分は一部加熱乾燥の方式で除去される必要があり、現有の乾燥方式は効率が低い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103962365号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備を提供し、上記問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備であって、乾燥器を含み、前記乾燥器の上端面には上方に開口した脱水空間が設置され、前記脱水空間の中には脱水機構が設置され、前記脱水機構の中にはベースが設置され、前記ベースの中には回転できる脱水桶が設置され、前記脱水桶の中には前記脱水桶の上下端面を貫通した円柱形空間が設置され、前記脱水桶の中には多数の小孔が設置され、ビール工場の廃棄物を前記円柱形空間の中に入れ、前記脱水桶の旋転により、ビール工場の廃棄物に含有の水分を速く除去でき、
前記脱水機構の左側には傾倒機構が設置され、前記円柱形空間の中の大多数の水分が除去された後、前記傾倒機構が作動し始め、前記脱水機構を連動させて上昇して回転させ、前記円柱形空間の中の廃棄物が押し出され、
前記傾倒機構に右側には乾燥機構が設置され、前記乾燥機構は前記脱水空間の右端壁の中に位置する傾斜空間を含み、前記傾斜空間の右端壁には外部と連通した乾燥管が装着され、前記乾燥管には複数の小孔が設置され、前記乾燥管の上側には熱風ブロックが設置され、前記熱風ブロックは廃棄物を完全に乾燥でき、前記乾燥管の中の螺旋ブロックの回転により、乾燥後の廃棄物を外部に排出できる。
【0006】
有益的に、前記脱水機構は前記脱水空間の下端壁に位置する作動空間を含み、前記作動空間の下端壁の右側には脱水モータが固定的に設置され、前記脱水モータの上端面には脱水軸が回転可能に設置され、前記脱水軸の上端が前記脱水空間の中に位置し、前記作動空間の中の前記脱水軸には第一プーリが固定的に設置され、前記脱水空間の中の前記脱水軸には二つの伝動棒が固定的に設置され、前記脱水空間の右端壁には上方かつ左方に開口した旋転空間が設置され、前記旋転空間の後端壁には前方に開口した底部空間が設置され、前記底部空間の中には球型ブロックが設置され、前記球型ブロックの左端面には支持棒が固定的に設置され、前記支持棒の左端が前記脱水空間の中に位置し、前記支持棒の左端には前記ベースが固定的に設置され、前記ベースの中には環状溝が形成され、前記環状溝の中には弧状棒が左右対称にかつスライド可能に設置され、二つの前記弧状棒の間には前記脱水桶が固定的に設置されている。
【0007】
有益的には、前記円柱形空間の左右端壁にはガイド棒対称にかつ固定的に設置され、前記円柱形空間の中には二つのガイド棒により円形ブロックがスライド可能に設置され、前記円形ブロックの下端面には下方に開口した円形空間が設置され、前記円形空間の中には四つの力受けブロックが等間隔に固定的に設置され、前記力受けブロックには弾力ねじりバネにより弾力板が回転可能に設置され、前記伝動棒が前記円形空間の中に装入されかつ二つの前記弾力板を押し動かして回転させ、前記旋転空間の右端壁の中には左方に開口した弾性溝が形成され、前記弾性溝の右端壁には弾性ばねが固定的に設置され、前記弾性ばねの左端には前記弾性溝とスライド可能に連結された弾性棒が固定的に設置されている。
【0008】
有益的には、前記傾倒機構は上方に開口した圧力空間を含み、前記圧力空間は前記脱水空間の下端壁の中に位置し、前記圧力空間の後端壁が排出口により外部と連通しており、前記圧力空間の後端壁には定位棒が固定的に設置され、前記定位棒には圧力ねじりバネにより圧力板が回転可能に設置され、前記圧力空間の左端壁の中には伝動溝が形成され、前記伝動溝の下端壁が前記作動空間と連通しており、前記圧力空間の左端壁の中には長ラックがスライド可能に設置され、前記長ラックの左端が前記伝動溝の中に位置し、前記長ラックの下側には伝動歯車が噛み合うように設置され、前記伝動歯車の下側には前記伝動溝とスライド可能に連結された短ラックが噛み合うように伝動可能に設置され、前記短ラックの左端面が横向きばねにより前記伝動溝の左端壁と固定的に連結され、前記短ラックの下端面には頂部軸が回転可能に設置され、前記頂部軸の下端が前記作動空間の中に位置し、前記頂部軸には大歯車が固定的に設置され、前記頂部軸の下端には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとがベルトにより摩擦伝動できる。
【0009】
有益的に、前記作動空間の上端壁の中には方形空間が設置され、前記方形空間の右端壁が前記脱水空間と連通しており、前記作動空間の下端壁には出力軸が回転可能に設置され、前記出力軸の上端が前記方形空間の中に位置し、前記作動空間の中の前記出力軸には小歯車が固定的に設置され、前記出力軸の上端には第一傘歯車が固定的に設置され、前記方形空間の中には方形枠がスライド可能に設置され、前記方形枠の右端面には横向き棒が固定的に設置され、前記横向き棒の右端が前記脱水空間の中に位置し、前記横向き棒の右端には推力板が固定的に設置され、前記方形空間の後端壁には旋転軸が回転可能に設置され、前記旋転軸には半歯車と第二傘歯車とが固定的に設置され、前記第二傘歯車が前記半歯車の前側に位置し、前記第二傘歯車と前記第一傘歯車とが噛合伝動でき、前記半歯車は回転すると前記方形枠と噛み合うことができる。
【0010】
前記傾倒機構は前記乾燥器の上端面の右側に装着された漏斗を含み、前記漏斗が前記傾斜空間と連通しており、前記傾斜空間の左端壁の中には動力モータが嵌設され、前記動力モータの右端面には駆動軸が回転可能に設置され、前記駆動軸には前記螺旋ブロックが固定的に設置され、前記傾斜空間の右端壁の中には乾燥空間が設置され、前記乾燥空間の上端面には前記熱風ブロックが装着され、前記乾燥空間の下端壁には外部と連通したガイド管が装着されている。
【0011】
前記横向きばねと前記弾性ばねとが普通状態にある。
【発明の効果】
【0012】
本願発明の有益効果は:本願発明はビール工場の廃棄物の含水量と粘稠性に対し、遠心方式で廃棄物に速く脱水させ、廃棄物の回収効率を上げ、また、一定程度に脱水した後に自動的に排出して乾燥を行い、螺旋投入で乾燥面積を増し、乾燥を加速し、更に回収効率を上げる上に、後続の回収に便利を与える。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0014】
図1図1は本願発明の全体断面の正面構成図
図2図2図1におけるAの拡大構成図
図3図3図1におけるBの拡大構成図
図4図4図1におけるC―C方向の構成図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1〜4の示したように、ビール工場の栄養成分に富む廃棄物の回収処理設備であって、乾燥器10を含み、前記乾燥器10の上端面には上方に開口した脱水空間18が設置され、前記脱水空間18の中には脱水機構80が設置され、前記脱水機構80の中にはベース20が設置され、前記ベース20の中には回転できる脱水桶23が設置され、前記脱水桶23の中には前記脱水桶23の上下端面を貫通した円柱形空間24が設置され、前記脱水桶23の中には多数の小孔が設置され、ビール工場の廃棄物を前記円柱形空間24の中に入れ、前記脱水桶23の旋転により、ビール工場の廃棄物に含有の水分を速く除去でき、
前記脱水機構80の左側には傾倒機構81が設置され、前記円柱形空間24の中の大多数の水分が除去された後、前記傾倒機構81が作動し始め、前記脱水機構80を連動させて上昇して回転させ、前記円柱形空間24の中の廃棄物が押し出され、
前記傾倒機構81に右側には乾燥機構82が設置され、前記乾燥機構82は前記脱水空間18の右端壁の中に位置する傾斜空間32を含み、前記傾斜空間32の右端壁には外部と連通した乾燥管35が装着され、前記乾燥管35には複数の小孔が設置され、前記乾燥管35の上側には熱風ブロック33が設置され、前記熱風ブロック33は廃棄物を完全に乾燥でき、前記乾燥管35の中の螺旋ブロック34の回転により、乾燥後の廃棄物を外部に排出できる。
【0016】
有益的には、前記脱水機構80は前記脱水空間18の下端壁に位置する作動空間47を含み、前記作動空間47の下端壁の右側には脱水モータ42が固定的に設置され、前記脱水モータ42の上端面には脱水軸43が回転可能に設置され、前記脱水軸43の上端が前記脱水空間18の中に位置し、前記作動空間47の中の前記脱水軸43には第一プーリ44が固定的に設置され、前記脱水空間18の中の前記脱水軸43には二つの伝動棒61が固定的に設置され、前記脱水空間18の右端壁には上方かつ左方に開口した旋転空間26が設置され、前記旋転空間26の後端壁には前方に開口した底部空間27が設置され、前記底部空間27の中には球型ブロック40が設置され、前記球型ブロック40の左端面には支持棒41が固定的に設置され、前記支持棒の左端が前記脱水空間18の中に位置し、前記支持棒41の左端には前記ベース20が固定的に設置され、前記ベース20の中には環状溝22が形成され、前記環状溝22の中には弧状棒21が左右対称にかつスライド可能に設置され、二つの前記弧状棒21の間には前記脱水桶23が固定的に設置され、
前記円柱形空間24の左右端壁にはガイド棒25対称にかつ固定的に設置され、前記円柱形空間24の中には二つのガイド棒25により円形ブロック67がスライド可能に設置され、前記円形ブロック67の下端面には下方に開口した円形空間66が設置され、前記円形空間66の中には四つの力受けブロック64が等間隔に固定的に設置され、前記力受けブロック64には弾力ねじりバネ63により弾力板62が回転可能に設置され、前記伝動棒61が前記円形空間66の中に装入されかつ二つの前記弾力板62を押し動かして回転させ、前記旋転空間26の右端壁の中には左方に開口した弾性溝30が形成され、前記弾性溝30の右端壁には弾性ばね29が固定的に設置され、前記弾性ばね29の左端には前記弾性溝30とスライド可能に連結された弾性棒28が固定的に設置されている。
【0017】
有益的には、前記傾倒機構81は上方に開口した圧力空間59を含み、前記圧力空間59は前記脱水空間18の下端壁の中に位置し、前記圧力空間59の後端壁が排出口58により外部と連通しており、前記圧力空間59の後端壁には定位棒56が固定的に設置され、前記定位棒56には圧力ねじりバネ55により圧力板57が回転可能に設置され、前記圧力空間59の左端壁の中には伝動溝51が形成され、前記伝動溝51の下端壁が前記作動空間47と連通しており、前記圧力空間59の左端壁の中には長ラック54がスライド可能に設置され、前記長ラック54の左端が前記伝動溝51の中に位置し、前記長ラック54の下側には伝動歯車68が噛み合うように設置され、前記伝動歯車68の下側には前記伝動溝51とスライド可能に連結された短ラック53が噛み合うように伝動可能に設置され、前記短ラック53の左端面が横向きばね52により前記伝動溝51の左端壁と固定的に連結され、前記短ラック53の下端面には頂部軸50が回転可能に設置され、前記頂部軸50の下端が前記作動空間47の中に位置し、前記頂部軸50には大歯車60が固定的に設置され、前記頂部軸50の下端には第二プーリ46が固定的に設置され、前記第二プーリ46と前記第一プーリ44とがベルト45により摩擦伝動でき、
前記作動空間47の上端壁の中には方形空間16が設置され、前記方形空間16の右端壁が前記脱水空間18と連通しており、前記作動空間47の下端壁には出力軸48が回転可能に設置され、前記出力軸48の上端が前記方形空間16の中に位置し、前記作動空間47の中の前記出力軸48には小歯車49が固定的に設置され、前記出力軸48の上端には第一傘歯車11が固定的に設置され、前記方形空間16の中には方形枠15がスライド可能に設置され、前記方形枠15の右端面には横向き棒17が固定的に設置され、前記横向き棒17の右端が前記脱水空間18の中に位置し、前記横向き棒17の右端には推力板19が固定的に設置され、前記方形空間16の後端壁には旋転軸12が回転可能に設置され、前記旋転軸12には半歯車14と第二傘歯車13とが固定的に設置され、前記第二傘歯車13が前記半歯車14の前側に位置し、前記第二傘歯車13と前記第一傘歯車11とが噛合伝動でき、前記半歯車14は回転すると前記方形枠15と噛み合うことができる。
【0018】
有益的には、前記傾倒機構81は前記乾燥器10の上端面の右側に装着された漏斗31を含み、前記漏斗31が前記傾斜空間32と連通しており、前記傾斜空間32の左端壁の中には動力モータ39が嵌設され、前記動力モータ39の右端面には駆動軸38が回転可能に設置され、前記駆動軸38には前記螺旋ブロック34が固定的に設置され、前記傾斜空間32の右端壁の中には乾燥空間36が設置され、前記乾燥空間36の上端面には前記熱風ブロック33が装着され、前記乾燥空間36の下端壁には外部と連通したガイド管37が装着されている。
【0019】
有益的には、前記横向きばね52と前記弾性ばね29とが普通状態にある。
【0020】
装置全体の機械動作の順序:
(1)ビール工場の廃棄物を円柱形空間24の中に傾倒し、中の廃水が流れ出て圧力板57を押して回転させ、したがって長ラック54が左方へ移動し、廃水が排出口58から流れ出て、長ラック54と伝動歯車68との噛合により、伝動歯車68が回転して短ラック53を右方へ移動連動させ、したがって大歯車60が小歯車46と噛み合わなくなる。
(2)脱水モータ42を起動し、脱水軸43が連動して回転し、第一プーリ44と伝動棒61も連動して回転し、伝動棒61と弾力板62との伝動により、脱水桶23が回転してビール工場の廃棄物を遠心脱水する。
(3)ビール工場の廃棄物の中の大多数の水分が取り除かれた時、圧力板57が復帰して短ラック53を復帰連動させ、大歯車60が復帰して小歯車49と噛み合い、ベルト45が引っ張られ、ベルト45の摩擦伝動により第一プーリ44が第二プーリ46を回転連動させ、したがって大歯車60が回転し、大歯車60と小歯車49との噛合伝動により、第一傘歯車11が回転し、第一傘歯車11と第二傘歯車13との噛合伝動により、第二傘歯車13が回転して半歯車14を回転連動させ、半歯車14と方形枠15との噛合により、方形枠15がまず右方へ移動し、推力板19が方形枠15に従って右方に移動してベース20押して上昇させ、したがって伝動棒61が円形空間66から離れる。
(4)球型ブロック40がベース20にしたがって上昇し、推力板19がベース20を押して回転させ、脱水桶23と支持棒41とが回転し、支持棒41が弾性棒28を右方へ押し動かし、弾性ばね29が圧縮され、推力板19が円形ブロック67を押し動かして移動させ、円柱形空間24の中の脱水されたビール工場の廃棄物が漏斗31の中に押されて傾斜空間32の中に入る。
(5)動力モータ39と熱風ブロック33とを起動し、熱風ブロック33が発熱し、動力モータ39が駆動軸38を回転連動させ、傾斜空間32の中のビール工場の廃棄物を螺旋状に排出し、熱風ブロック33が乾燥管35の中のビール工場の廃棄物を乾燥し、乾燥後のビール工場の廃棄物が外部まで排出されて収集され他の産業に使用される。
【0021】
上記方式により、本分野の当業者は本願発明の範囲内に作動パターンにより各種な変化を実行できる。
図1
図2
図3
図4