(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-20662(P2021-20662A)
(43)【公開日】2021年2月18日
(54)【発明の名称】湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置
(51)【国際特許分類】
B63B 35/00 20200101AFI20210122BHJP
A01K 63/10 20170101ALI20210122BHJP
E02B 15/00 20060101ALI20210122BHJP
B63H 21/17 20060101ALI20210122BHJP
B63H 23/02 20060101ALI20210122BHJP
B63H 23/34 20060101ALI20210122BHJP
C02F 1/28 20060101ALI20210122BHJP
C02F 1/00 20060101ALI20210122BHJP
【FI】
B63B35/00 Z
A01K63/10
E02B15/00 A
B63H21/17
B63H23/02 Z
B63H23/34 Z
C02F1/28 F
C02F1/00 L
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-205851(P2019-205851)
(22)【出願日】2019年11月13日
(31)【優先権主張番号】201910679701.5
(32)【優先日】2019年7月26日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】呉剛
【テーマコード(参考)】
2B104
2D025
4D624
【Fターム(参考)】
2B104EF09
2B104FA13
2D025AA01
4D624AA05
4D624AB15
4D624BB01
4D624DB03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】湖、池、沼等の水域における生活および工業排水、農業用肥料や畜産の糞尿の流入による水質富栄養化を抑制する漂浮装置を提供する。
【解決手段】漂浮装置は、本体10と、前記本体10の中に設置され、揚水ポンプにより揚水された湖水等からカリウムイオン及びナトリウムイオンを除去する処理装置と、作業時に、本体を湖等で移動させる駆動源となるモータと、前記モータから本体推進用の羽根車を駆動する駆動軸から動力を取り出し駆動される水中の藻類を切断する切断刃31と、湖水等内の藻類を引き揚げる引揚網17とによる構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、
前記本体の中には内部空間が設置され、前記内部空間の中には揚水ポンプが固定的に連結され、前記揚水ポンプの右側には処理装置が設置され、前記内部空間の中にはモータが固定的に連結され、前記本体の上方には収納溝が形成され、前記本体の左側には左溝が形成され、前記左溝の後方には第一空間が設置され、前記第一空間の右側には第二空間が連通するように設置され、前記本体の左側には回転可能な引揚網が設置され、
作業時に、設備を湖に入れ、前記モータを作動させることで、設備は湖で移動することができ、前記引揚網で湖内の藻類を引き揚げ、湖の水は前記揚水ポンプを通じて前記処理装置に送られてカリウムイオンとナトリウムイオンとを除去し、処理された水は再び湖に送られ、藻類が引き揚げられた後に、前記収納溝の中に搬送され、
本願発明は湖内で一定のルートに沿って移動でき、範囲内の湖水を処理でき、有効的に水中の藻類と、カリウムイオンと、ナトリウムイオンとを除去でき、富栄養化を軽減でき、人工操作をいらずに自動的に処理を行い、コストを下げられることを特徴とする湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置。
【請求項2】
前記揚水ポンプの中には渦巻空間が設置され、前記渦巻空間の中には中横軸が回転可能に連結され、前記中横軸には内部羽根車が固定的に連結され、前記渦巻空間の左側には左管路が連通するように設置され、前記左管路の左側には前記本体の中に設置された左穴が連通するように設置され、前記左穴には入口が連通するように設置され、前記入口の中には小型濾過網が固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置。
【請求項3】
前記渦巻空間の右側には中穴が連通するように設置され、前記中穴と前記処理装置の中に設置された処理空間とは連通し、前記処理空間の中にはカリウムとナトリウムとを除去できる濾過網が固定的に連結され、前記処理空間の右側には右管路が連通するように設置され、前記右管路には前記本体の中に設置された右穴が連通するように設置され、前記右穴には出口が連通するように設置されていることを特徴とする請求項1に記載の湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置。
【請求項4】
前記中横軸は前記内部空間の中に延在して前記モータと伝動可能に連結され、前記中横軸には中前スプロケットが固定的に連結され、前記中前スプロケットには右チェーンが伝動可能に連結され、前記右チェーンには右スプロケットが伝動可能に連結され、前記右スプロケットには前記内部空間の内壁と回転可能に連結された右横軸が固定的に連結され、前記右横軸には第四傘歯車が固定的に連結され、前記第四傘歯車には第三傘歯車が噛み合い、前記第三傘歯車には右下縦軸が固定的に連結され、前記右下縦軸は前記内部空間の下壁と回転可能に連結され、かつ前記本体の下方に延在し、前記右下縦軸には切断刃が固定的に連結され、前記右横軸の両端は前記本体の外側に延在して後羽根車と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置。
【請求項5】
前記中横軸には中後スプロケットが固定的に連結され、前記中後スプロケットには左チェーンが伝動可能に連結され、前記左チェーンには左スプロケットが伝動可能に連結され、前記左スプロケットには前記内部空間の内壁と回転可能に連結された左横軸が固定的に連結され、前記左横軸には第一傘歯車が固定的に連結され、前記左横軸には下扇形傘歯車が固定的に連結され、前記下扇形傘歯車には左下傘歯車が断続的に噛み合い、前記左下傘歯車には前記内部空間の下壁と回転可能に連結された左下縦軸が固定的に連結され、前記左下縦軸は前記本体の下方に延在して方向板と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置。
【請求項6】
前記第一傘歯車には第二傘歯車が噛み合い、前記第二傘歯車には前記内部空間の上壁と回転可能に連結された左中横軸が固定的に連結され、前記左中横軸の上端は前記第二空間の中に延在して上扇形傘歯車と固定的に連結され、前記上扇形傘歯車には第七傘歯車が断続的に噛み合い、前記第七歯車には前記第二空間の内壁と回転可能に連結された後横軸が固定的に連結され、前記後横軸は前記第一空間の中に延在して第五傘歯車と固定的に連結され、前記第五傘歯車には第六傘歯車が噛み合い、前記第六傘歯車には前記第一空間の内壁と回転可能に連結された左短軸が固定的に連結され、前記左短軸は前記左溝の中に延在して回転棒と固定的に連結され、前記回転棒は前記引揚網と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置。
【請求項7】
前記回転棒の下方には前記左溝の下壁と固定的に連結されたばねが固定的に連結され、前記収納溝の中には収納フレームが設置され、前記カリウムとナトリウムとを除去できる濾過網にはカリウムイオンとナトリウムイオンとを吸収できる物質が置かれていることを特徴とする請求項1に記載の湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は治水分野を取り上げ、特に湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置に関わる。
【背景技術】
【0002】
本来富栄養化は、形成されたばかりの池や湖が、遷移によって湖沼型を変化させてゆく非人為的な過程を指す言葉であった。しかし近年では、人間活動の影響による水中の窒素化合物やリンなどの肥料分の濃度上昇を意味する場合が多い。水域の富栄養化の要因は生活工業排水や農業の肥料、畜産の糞尿など多岐に渡る。このような富栄養化は生態系における生物の構成を変化させ、生物多様性を減少させ、上記の問題を解決するため、湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置を設計した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109399875号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
湖などの淡水が富栄養化し、生態系バランスを崩す。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するため、湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置を設計し、本願に記載の湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置は、本体を含み、前記本体の中には内部空間が設置され、前記内部空間の中には揚水ポンプが固定的に連結され、前記揚水ポンプの右側には処理装置が設置され、前記内部空間の中にはモータが固定的に連結され、前記本体の上方には収納溝が形成され、前記本体の左側には左溝が形成され、前記左溝の後方には第一空間が設置され、前記第一空間の右側には第二空間が連通するように設置され、前記本体の左側には回転可能な引揚網が設置され、作業時に、設備を湖に入れ、前記モータを作動させることで、設備は湖で移動することができ、前記引揚網で湖内の藻類を引き揚げ、湖の水は前記揚水ポンプを通じて前記処理装置に送られてカリウムイオンとナトリウムイオンとを除去し、処理された水は再び湖に送られ、藻類が引き揚げられた後に、前記収納溝の中に搬送され、本願発明は湖内で一定のルートに沿って移動でき、範囲内の湖水を処理でき、有効的に水中の藻類と、カリウムイオンと、ナトリウムイオンとを除去でき、富栄養化を軽減でき、人工操作をいらずに自動的に処理を行い、コストを下げられる。
【0006】
さらに、前記揚水ポンプの中には渦巻空間が設置され、前記渦巻空間の中には中横軸が回転可能に連結され、前記中横軸には内部羽根車が固定的に連結され、前記渦巻空間の左側には左管路が連通するように設置され、前記左管路の左側には前記本体の中に設置された左穴が連通するように設置され、前記左穴には入口が連通するように設置され、前記入口の中には小型濾過網が固定的に連結されている。
【0007】
さらに、前記渦巻空間の右側には中穴が連通するように設置され、前記中穴と前記処理装置の中に設置された処理空間とは連通し、前記処理空間の中にはカリウムとナトリウムとを除去できる濾過網が固定的に連結され、前記処理空間の右側には右管路が連通するように設置され、前記右管路には前記本体の中に設置された右穴が連通するように設置され、前記右穴には出口が連通するように設置されている。
【0008】
さらに、前記中横軸は前記内部空間の中に延在して前記モータと伝動可能に連結され、前記中横軸には中前スプロケットが固定的に連結され、前記中前スプロケットには右チェーンが伝動可能に連結され、前記右チェーンには右スプロケットが伝動可能に連結され、前記右スプロケットには前記内部空間の内壁と回転可能に連結された右横軸が固定的に連結され、前記右横軸には第四傘歯車が固定的に連結され、前記第四傘歯車には第三傘歯車が噛み合い、前記第三傘歯車には右下縦軸が固定的に連結され、前記右下縦軸は前記内部空間の下壁と回転可能に連結され、かつ前記本体の下方に延在し、前記右下縦軸には切断刃が固定的に連結され、前記右横軸の両端は前記本体の外側に延在して後羽根車と固定的に連結されている。
【0009】
さらに、前記中横軸には中後スプロケットが固定的に連結され、前記中後スプロケットには左チェーンが伝動可能に連結され、前記左チェーンには左スプロケットが伝動可能に連結され、前記左スプロケットには前記内部空間の内壁と回転可能に連結された左横軸が固定的に連結され、前記左横軸には第一傘歯車が固定的に連結され、前記左横軸には下扇形傘歯車が固定的に連結され、前記下扇形傘歯車には左下傘歯車が断続的に噛み合い、前記左下傘歯車には前記内部空間の下壁と回転可能に連結された左下縦軸が固定的に連結され、前記左下縦軸は前記本体の下方に延在して方向板と固定的に連結されている。
【0010】
さらに、前記第一傘歯車には第二傘歯車が噛み合い、前記第二傘歯車には前記内部空間の上壁と回転可能に連結された左中横軸が固定的に連結され、前記左中横軸の上端は前記第二空間の中に延在して上扇形傘歯車と固定的に連結され、前記上扇形傘歯車には第七傘歯車が断続的に噛み合い、前記第七歯車には前記第二空間の内壁と回転可能に連結された後横軸が固定的に連結され、前記後横軸は前記第一空間の中に延在して第五傘歯車と固定的に連結され、前記第五傘歯車には第六傘歯車が噛み合い、前記第六傘歯車には前記第一空間の内壁と回転可能に連結された左短軸が固定的に連結され、前記左短軸は前記左溝の中に延在して回転棒と固定的に連結され、前記回転棒は前記引揚網と固定的に連結されている。
【0011】
さらに、前記回転棒の下方には前記左溝の下壁と固定的に連結されたばねが固定的に連結され、前記収納溝の中には収納フレームが設置され、前記カリウムとナトリウムとを除去できる濾過網にはカリウムイオンとナトリウムイオンとを吸収できる物質が置かれている。
【発明の効果】
【0012】
本願発明は以下のプラス効果を有する:本願発明は湖内の藻類を引き揚げられ、湖水に含まれるカリウムイオンとナトリウムイオンとを除去し、藻類を切断し、有効的にカリウムイオンとナトリウムイオンとを減少でき、ある程度に藻類も減少でき、また、本願発明は湖に入れられるだけで自動的に作業を行い、湖水保護に有意義である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に
図1〜5を合わせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
【発明を実施するための形態】
【0015】
本願発明は湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置を取り上げ、主に治水に応用される。
【0016】
本願に記載の湖の富栄養化処理に基づく漂浮装置は、本体10を含み、前記本体10の中には内部空間18が設置され、前記内部空間18の中には揚水ポンプ47が固定的に連結され、前記揚水ポンプ47の右側には処理装置51が設置され、前記内部空間18の中にはモータ49が固定的に連結され、前記本体10の上方には収納溝11が形成され、前記本体10の左側には左溝13が形成され、前記左溝13の後方には第一空間60が設置され、前記第一空間60の右側には第二空間61が連通するように設置され、前記本体10の左側には回転可能な引揚網17が設置され、作業時に、設備を湖に入れ、前記モータ49を作動させることで、設備は湖で移動することができ、前記引揚網17で湖内の藻類を引き揚げ、湖の水は前記揚水ポンプ47を通じて前記処理装置51に送られてカリウムイオンとナトリウムイオンとを除去し、処理された水は再び湖に送られ、藻類が引き揚げられた後に、前記収納溝11の中に搬送され、本願発明は湖内で一定のルートに沿って移動でき、範囲内の湖水を処理でき、有効的に水中の藻類と、カリウムイオンと、ナトリウムイオンとを除去でき、富栄養化を軽減でき、人工操作をいらずに自動的に処理を行い、コストを下げられる。
【0017】
好ましくは、前記揚水ポンプ47の中には渦巻空間29が設置され、前記渦巻空間29の中には中横軸33が回転可能に連結され、前記中横軸33には内部羽根車30が固定的に連結され、前記渦巻空間29の左側には左管路22が連通するように設置され、前記左管路22の左側には前記本体10の中に設置された左穴19が連通するように設置され、前記左穴19には入口20が連通するように設置され、前記入口20の中には小型濾過網21が固定的に連結されている。
【0018】
好ましくは、前記渦巻空間29の右側には中穴34が連通するように設置され、前記中穴34と前記処理装置51の中に設置された処理空間35とは連通し、前記処理空間35の中にはカリウムとナトリウムとを除去できる濾過網36が固定的に連結され、前記処理空間35の右側には右管路38が連通するように設置され、前記右管路38には前記本体10の中に設置された右穴39が連通するように設置され、前記右穴39には出口40が連通するように設置されている。
【0019】
好ましくは、前記中横軸33は前記内部空間18の中に延在して前記モータ49と伝動可能に連結され、前記中横軸33には中前スプロケット48が固定的に連結され、前記中前スプロケット48には右チェーン50が伝動可能に連結され、前記右チェーン50には右スプロケット52が伝動可能に連結され、前記右スプロケット52には前記内部空間18の内壁と回転可能に連結された右横軸37が固定的に連結され、前記右横軸37には第四傘歯車56が固定的に連結され、前記第四傘歯車56には第三傘歯車55が噛み合い、前記第三傘歯車55には右下縦軸32が固定的に連結され、前記右下縦軸32は前記内部空間18の下壁と回転可能に連結され、かつ前記本体10の下方に延在し、前記右下縦軸32には切断刃31が固定的に連結され、前記右横軸37の両端は前記本体10の外側に延在して後羽根車53と固定的に連結されている。
【0020】
好ましくは、前記中横軸33には中後スプロケット46が固定的に連結され、前記中後スプロケット46には左チェーン45が伝動可能に連結され、前記左チェーン45には左スプロケット41が伝動可能に連結され、前記左スプロケット41には前記内部空間18の内壁と回転可能に連結された左横軸24が固定的に連結され、前記左横軸24には第一傘歯車42が固定的に連結され、前記左横軸24には下扇形傘歯車23が固定的に連結され、前記下扇形傘歯車23には左下傘歯車25が断続的に噛み合い、前記左下傘歯車25には前記内部空間18の下壁と回転可能に連結された左下縦軸26が固定的に連結され、前記左下縦軸26は前記本体10の下方に延在して方向板27と固定的に連結されている。
【0021】
好ましくは、前記第一傘歯車42には第二傘歯車43が噛み合い、前記第二傘歯車43には前記内部空間18の上壁と回転可能に連結された左中横軸44が固定的に連結され、前記左中横軸44の上端は前記第二空間61の中に延在して上扇形傘歯車63と固定的に連結され、前記上扇形傘歯車63には第七傘歯車62が断続的に噛み合い、前記第七歯車62には前記第二空間61の内壁と回転可能に連結された後横軸59が固定的に連結され、前記後横軸59は前記第一空間60の中に延在して第五傘歯車57と固定的に連結され、前記第五傘歯車57には第六傘歯車58が噛み合い、前記第六傘歯車58には前記第一空間60の内壁と回転可能に連結された左短軸14が固定的に連結され、前記左短軸14は前記左溝13の中に延在して回転棒15と固定的に連結され、前記回転棒15は前記引揚網17と固定的に連結されている。
【0022】
好ましくは、前記回転棒15の下方には前記左溝13の下壁と固定的に連結されたばね16が固定的に連結され、前記収納溝11の中には収納フレーム12が設置され、前記カリウムとナトリウムとを除去できる濾過網36にはカリウムイオンとナトリウムイオンとを吸収できる物質が置かれている。
【0023】
以下に
図1〜
図5を合わせて本願発明の使用手順について説明する。
【0024】
1、作業時、本願発明を湖に置き、前記モータ49を作動させて中横軸33を駆動して回転させ、そして揚水ポンプ47は駆動されて作動し、湖水は前記入口20から入り、前記揚水ポンプ47を通じて前記処理空間35の中に入り、そして前記カリウムとナトリウムとを除去できる濾過網36に処理された後、前記右管路38を経由して前記出口40から排出される。
【0025】
2、伝動により、前記切断刃31は駆動されて回転し、藻類を切断し、そして前記後羽根車53を駆動して回転させ、設備全体を駆動して前進させる。
【0026】
3、前記下扇形傘歯車23と前記左下傘歯車25とが噛み合う時、伝動により、前記方向板27は駆動されて回転し、そして設備は前進方向を調整できる。
【0027】
4、前記上扇形傘歯車63と前記第七傘歯車62とが噛み合うとき、伝動により、前記引揚網17は駆動されて前記左短軸14をめぐって回転し、この時、前記引揚網17は水中の藻類を前記収納溝11の中に送り、前記上扇形傘歯車63と前記第七傘歯車62とが噛み合わなくなるとき、前記回転棒15は前記ばね16によって復位し、前記引揚網17は復位する。
【0028】
本願発明は以下のプラス効果を有する:本願発明は湖内の藻類を引き揚げられ、湖水に含まれるカリウムイオンとナトリウムイオンとを除去し、藻類を切断し、有効的にカリウムイオンとナトリウムイオンとを減少でき、ある程度に藻類も減少でき、また、本願発明は湖に入れられるだけで自動的に作業を行い、湖水保護に有意義である。
【0029】
以上の方式により、当該分野の従業員は本願発明の範囲内で作業状況に応じて様々な改変を加えることができる。