特開2021-22549(P2021-22549A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-22549(P2021-22549A)
(43)【公開日】2021年2月18日
(54)【発明の名称】電線を収納可能な吸盤式コンセント
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/46 20060101AFI20210122BHJP
   H02G 11/02 20060101ALI20210122BHJP
   H02G 3/08 20060101ALI20210122BHJP
   H01R 13/713 20060101ALI20210122BHJP
   F16B 47/00 20060101ALI20210122BHJP
【FI】
   H01R13/46 G
   H02G11/02
   H02G3/08
   H01R13/46 304H
   H01R13/713
   F16B47/00 M
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-148660(P2019-148660)
(22)【出願日】2019年8月13日
(31)【優先権主張番号】201910678436.9
(32)【優先日】2019年7月25日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】屠暁斌
【テーマコード(参考)】
3J038
5E021
5E087
5G361
5G371
【Fターム(参考)】
3J038AA02
3J038CA03
3J038CA14
5E021FA03
5E021FA09
5E021FA16
5E021FB07
5E021FB21
5E021FC31
5E021MA22
5E087EE04
5E087EE10
5E087FF06
5E087HH01
5E087LL17
5E087MM07
5E087MM15
5E087QQ03
5E087RR08
5E087RR13
5E087RR25
5G361AA07
5G361AC03
5G361AD01
5G371AA05
5G371AA07
5G371BA05
5G371CA04
(57)【要約】
【課題】本発明は電線を収納可能な吸盤式コンセントを開示した。
【解決手段】
コンセント外殻を含み、前記コンセント外殻の中の右側には収納空間が設置され、前記収納空間の中の左壁の上方には電線が固定的に設置され、前記収納空間の中には電線出し入れ装置が設置され、前記電線出し入れ装置の中には巻きロッドが設置され、前記電線が前記巻きロッドの表面に巻き付いており、前記電線出し入れ装置が前記電線を早く収納でき、前記巻きロッドの中には状態ロック装置が設置され、前記状態ロック装置が前記電線出し入れ装置の状態を変えることにより外部の前記電線の長さを調節しロックできる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンセント外殻を含み、前記コンセント外殻の中の右側には収納空間が設置され、前記収納空間の中の左壁の上方には電線が固定的に設置され、前記収納空間の中には電線出し入れ装置が設置され、前記電線出し入れ装置の中には巻きロッドが設置され、前記電線が前記巻きロッドの表面に巻き付いており、前記電線出し入れ装置が前記電線を早く収納でき、前記巻きロッドの中には状態ロック装置が設置され、前記状態ロック装置が前記電線出し入れ装置の状態を変えることにより外部の前記電線の長さを調節しロックでき、前記コンセント外殻の上端面の左側には保護装置が設置され、前記保護装置が家電のコンセントを保護でき、また家電の電源線を整理し、前記コンセント外殻の上端面において前記保護装置の右側にはコンセントスイッチが設置され、前記コンセントスイッチが電源を接続又は切断でき、前記コンセント外殻の下端面には吸盤が左右対称に固定的に設置され、前記吸盤が本願発明を平面に固定的に吸着できることを特徴とする電線を収納可能な吸盤式コンセント。
【請求項2】
前記電線出し入れ装置は前記収納空間の下壁の中心に連通するように設置された電線巻き空間を含み、前記収納空間の下壁には仕切り板が固定的に設置され、前記電線巻き空間の中にはリールが回転できるように設置され、前記リールの上端面の中心には当接空間が設置され、前記巻きロッドの下端が前記当接空間の下壁に回転できるように連結され、前記巻きロッドの上端が前記仕切り板を貫通し、且つ前記収納空間の上壁に回転できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載の電線を収納可能な吸盤式コンセント。
【請求項3】
前記巻きロッドの下端には伸縮空間が環状に配列するように設置され、前記伸縮空間において円心に近接した一端が互いに連通しており、前記伸縮空間の中には伸縮ロッドが半径方向に沿ってスライドできるように設置され、前記伸縮ロッドが前記当接空間の中まで延びることができ、前記伸縮空間の下壁にはスライド通路が連通するように設置され、前記スライド通路の中には前記伸縮ロッドの下端に固定的に連結された連結ブロックがスライドできるように設置され、前記スライド通路において円心に近接した側壁と前記連結ブロックとの間には引っ張りばねが固定的に連結され、前記伸縮空間の上壁の中心には出し入れ制御空間が連通するように設置され、前記出し入れ制御空間の中には出し入れ制御ロッドが上下にスライドできるように設置され、前記出し入れ制御ロッドの上端が外部まで延びており、前記出し入れ制御ロッドの下端が前記伸縮空間の中まで延びて前記伸縮ロッドにおいて円心に近接した一端と当接できることを特徴とする請求項1に記載の電線を収納可能な吸盤式コンセント。
【請求項4】
前記電線巻き空間の下壁の中心にはねじり空間が連通するように設置され、前記リールの下端面と前記ねじり空間の下壁との間にはねじりばねが連結され、前記リールの外円面には引き線が周設され、前記引き線の右端が右へ外部まで延びており、前記引き線の右端には引きリングが固定的に設置され、前記当接空間の中において前記巻きロッドの外側には当接ロッドが設置され、前記当接ロッドにおいて前記当接空間の円心から離れた一端が前記当接空間の下壁に回転できるように連結され、前記当接ロッドにおいて前記当接空間の円心に近接した一端と前記当接空間の同じ側の内壁との間には当接押圧ばねが固定的に連結され、前記伸縮ロッドが前記当接空間の中まで延びており、前記巻きロッドが時計回りに回転し又は前記リールが反時計回りに回転するとき、前記当接ロッドの末端が前記伸縮ロッドと当接することを特徴とする請求項2に記載の電線を収納可能な吸盤式コンセント。
【請求項5】
前記状態ロック装置は、前記出し入れ制御空間の上側に連通するように設置され且つ上方に開口した電線長さロック空間を含み、前記収納空間の上壁において前記電線長さロック空間の上側に対向したところには内歯溝が連通するように設置され、前記出し入れ制御ロッドの外端面において前記電線長さロック空間の中には歯車が固定的に設置され、前記歯車が前記内歯溝の内壁と噛み合うことができ、前記出し入れ制御空間の前後両壁において前記電線長さロック空間の下方には状態ロック空間が対称に連通するように設置され、前記状態ロック空間において対称中心から離れた側の内壁には凸リングが上下対称に且つ固定的に設置され、前記出し入れ制御ロッドの前後両端には前記状態ロック空間の中まで延びた固定リングが対称に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の電線を収納可能な吸盤式コンセント。
【請求項6】
力を入れて前記出し入れ制御ロッドを押すとき、前記出し入れ制御ロッドの下端が前記伸縮空間の中まで延びて、前記固定リングが下方の前記凸リングの下側に位置して前記出し入れ制御ロッドが上下にスライドしないことを保証し、前記出し入れ制御ロッドを上に引くとき、前記固定リングが上下両側の前記凸リングの中間に戻り、続けて上に引くとき、前記固定リングが上方の前記凸リングの上側に位置して前記出し入れ制御ロッドが上下にスライドしないことを保証し、この時前記歯車と前記内歯溝とが噛み合っていることを特徴とする請求項3に記載の電線を収納可能な吸盤式コンセント。
【請求項7】
前記保護装置は前記コンセント外殻の中の左上に設置された回転空間を含み、前記回転空間の前後壁の間には保護カバーが回転できるように設置され、前記コンセント外殻の上端面の中において前記保護カバーの右端の下側に対向したところには保護カバーロック空間が設置され、前記保護カバーロック空間の右壁の上側にはスライドブロック空間が連通するように設置され、前記スライドブロック空間の中にはスライドブロックが左右にスライドできるように設置され、前記スライドブロックの右端と前記スライドブロック空間の右壁との間にはスライドブロックばねが固定的に連結され、前記スライドブロックの左端が前記保護カバーロック空間の中まで延びており、前記スライドブロックの上端において前記保護カバーロック空間の中にはロック解除スイッチが固定的に設置され、前記ロック解除スイッチの上端が外部まで延びており、前記保護カバーの右下端において前記保護カバーロック空間の中にはロックブロックが固定的に設置され、前記ロックブロックが前記スライドブロックの下端面と当接できることを特徴とする請求項1に記載の電線を収納可能な吸盤式コンセント。
【請求項8】
前記保護カバーの中には下方に開口した保護空間が設置され、前記保護空間の前後壁には下方に開口した整理口が対称に左右に等間隔に配置され、前記整理口が家電の電源線を通過させて整理できることを特徴とする請求項7に記載の電線を収納可能な吸盤式コンセント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は金具電器分野を取り上げて、具体的には電線を収納可能な吸盤式コンセントである。
【背景技術】
【0002】
既存のコンセントを使用するとき、電線が長すぎて非常に不便であり、余計な電線を置く場所がなく、人が転ぶ可能性があり、使用しないとき、ちゃんと収納しても次回に使用するとき電線が絡まってしまい、使用の利便性に影響を与え、またプラグがコンセントに挿入されたとき、線路が多すぎて絡まりやすく、どのコンセントがどの電線に対応したかはっきり分からなくなる。本願発明は上記問題を解決できる装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107742810号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:既存のコンセントを使用するとき、電線が長すぎて非常に不便であり、余計な電線を置く場所がなく、使用しないとき、ちゃんと収納しても次回に使用するとき電線が絡まってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題を解決するために、本願発明の電線を収納可能な吸盤式コンセントは、コンセント外殻を含み、前記コンセント外殻の中の右側には収納空間が設置され、前記収納空間の中の左壁の上方には電線が固定的に設置され、前記収納空間の中には電線出し入れ装置が設置され、前記電線出し入れ装置の中には巻きロッドが設置され、前記電線が前記巻きロッドの表面に巻き付いており、前記電線出し入れ装置が前記電線を早く収納でき、前記巻きロッドの中には状態ロック装置が設置され、前記状態ロック装置が前記電線出し入れ装置の状態を変えることにより外部の前記電線の長さを調節しロックでき、前記コンセント外殻の上端面の左側には保護装置が設置され、前記保護装置が家電のコンセントを保護でき、また家電の電源線を整理し、前記コンセント外殻の上端面において前記保護装置の右側にはコンセントスイッチが設置され、前記コンセントスイッチが電源を接続又は切断でき、前記コンセント外殻の下端面には吸盤が左右対称に固定的に設置され、前記吸盤が本願発明を平面に固定的に吸着できる。
【0006】
優選的には、前記電線出し入れ装置は前記収納空間の下壁の中心に連通するように設置された電線巻き空間を含み、前記収納空間の下壁には仕切り板が固定的に設置され、前記電線巻き空間の中にはリールが回転できるように設置され、前記リールの上端面の中心には当接空間が設置され、前記巻きロッドの下端が前記当接空間の下壁に回転できるように連結され、前記巻きロッドの上端が前記仕切り板を貫通し、且つ前記収納空間の上壁に回転できるように連結されている。
【0007】
優選的には、前記巻きロッドの下端には伸縮空間が環状に配列するように設置され、前記伸縮空間において円心に近接した一端が互いに連通しており、前記伸縮空間の中には伸縮ロッドが半径方向に沿ってスライドできるように設置され、前記伸縮ロッドが前記当接空間の中まで延びることができ、前記伸縮空間の下壁にはスライド通路が連通するように設置され、前記スライド通路の中には前記伸縮ロッドの下端に固定的に連結された連結ブロックがスライドできるように設置され、前記スライド通路において円心に近接した側壁と前記連結ブロックとの間には引っ張りばねが固定的に連結され、前記伸縮空間の上壁の中心には出し入れ制御空間が連通するように設置され、前記出し入れ制御空間の中には出し入れ制御ロッドが上下にスライドできるように設置され、前記出し入れ制御ロッドの上端が外部まで延びており、前記出し入れ制御ロッドの下端が前記伸縮空間の中まで延びて前記伸縮ロッドにおいて円心に近接した一端と当接できる。
【0008】
優選的には、前記電線巻き空間の下壁の中心にはねじり空間が連通するように設置され、前記リールの下端面と前記ねじり空間の下壁との間にはねじりばねが連結され、前記リールの外円面には引き線が周設され、前記引き線の右端が右へ外部まで延びており、前記引き線の右端には引きリングが固定的に設置され、前記当接空間の中において前記巻きロッドの外側には当接ロッドが設置され、前記当接ロッドにおいて前記当接空間の円心から離れた一端が前記当接空間の下壁に回転できるように連結され、前記当接ロッドにおいて前記当接空間の円心に近接した一端と前記当接空間の同じ側の内壁との間には当接押圧ばねが固定的に連結され、前記伸縮ロッドが前記当接空間の中まで延びており、前記巻きロッドが時計回りに回転し又は前記リールが反時計回りに回転するとき、前記当接ロッドの末端が前記伸縮ロッドと当接する。
【0009】
優選的には、前記状態ロック装置は、前記出し入れ制御空間の上側に連通するように設置され且つ上方に開口した電線長さロック空間を含み、前記収納空間の上壁において前記電線長さロック空間の上側に対向したところには内歯溝が連通するように設置され、前記出し入れ制御ロッドの外端面において前記電線長さロック空間の中には歯車が固定的に設置され、前記歯車が前記内歯溝の内壁と噛み合うことができ、前記出し入れ制御空間の前後両壁において前記電線長さロック空間の下方には状態ロック空間が対称に連通するように設置され、前記状態ロック空間において対称中心から離れた側の内壁には凸リングが上下対称に且つ固定的に設置され、前記出し入れ制御ロッドの前後両端には前記状態ロック空間の中まで延びた固定リングが対称に設置されている。
【0010】
優選的には、力を入れて前記出し入れ制御ロッドを押すとき、前記出し入れ制御ロッドの下端が前記伸縮空間の中まで延びて、前記固定リングが下方の前記凸リングの下側に位置して前記出し入れ制御ロッドが上下にスライドしないことを保証し、前記出し入れ制御ロッドを上に引くとき、前記固定リングが上下両側の前記凸リングの中間に戻り、続けて上に引くとき、前記固定リングが上方の前記凸リングの上側に位置して前記出し入れ制御ロッドが上下にスライドしないことを保証し、この時前記歯車と前記内歯溝とが噛み合っている。
【0011】
優選的には、前記保護装置は前記コンセント外殻の中の左上に設置された回転空間を含み、前記回転空間の前後壁の間には保護カバーが回転できるように設置され、前記コンセント外殻の上端面の中において前記保護カバーの右端の下側に対向したところには保護カバーロック空間が設置され、前記保護カバーロック空間の右壁の上側にはスライドブロック空間が連通するように設置され、前記スライドブロック空間の中にはスライドブロックが左右にスライドできるように設置され、前記スライドブロックの右端と前記スライドブロック空間の右壁との間にはスライドブロックばねが固定的に連結され、前記スライドブロックの左端が前記保護カバーロック空間の中まで延びており、前記スライドブロックの上端において前記保護カバーロック空間の中にはロック解除スイッチが固定的に設置され、前記ロック解除スイッチの上端が外部まで延びており、前記保護カバーの右下端において前記保護カバーロック空間の中にはロックブロックが固定的に設置され、前記ロックブロックが前記スライドブロックの下端面と当接できる。
【0012】
優選的には、前記保護カバーの中には下方に開口した保護空間が設置され、前記保護空間の前後壁には下方に開口した整理口が対称に左右に等間隔に配置され、前記整理口が家電の電源線を通過させて整理できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の有益的な効果は:本発明はニーズに応じて電線の長さを調節してロックし、電線が長すぎる場合の不便を減少すると同時に、使用しないときに電線を収納し、電線が絡まることを避け、また保護カバーは防塵防水して電器の電源線をよく整理し、意外なタッチによるプラグの停電を防止する作用も持つ。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本願発明の電線を収納可能な吸盤式コンセントの全体構造概略図
図2図2図1のA―A方向の断面図
図3図3図2のB―B方向の断面図
図4図4図1のCの拡大概略図
図5図5図2のDの拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願発明は電線を収納可能な吸盤式コンセントに関し、主に各種の電器の電源接続に応用し、下記に本願発明の図面に合わせて本願発明をさらに説明する:
【0017】
本願発明の電線を収納可能な吸盤式コンセントは、コンセント外殻11を含み、前記コンセント外殻11の中の右側には収納空間12が設置され、前記収納空間12の中の左壁の上方には電線37が固定的に設置され、前記収納空間12の中には電線出し入れ装置101が設置され、前記電線出し入れ装置101の中には巻きロッド15が設置され、前記電線37が前記巻きロッド15の表面に巻き付いており、前記電線出し入れ装置101が前記電線37を早く収納でき、前記巻きロッド15の中には状態ロック装置102が設置され、前記状態ロック装置102が前記電線出し入れ装置101の状態を変えることにより外部の前記電線37の長さを調節しロックでき、前記コンセント外殻11の上端面の左側には保護装置103が設置され、前記保護装置103が家電のコンセントを保護でき、また家電の電源線を整理し、前記コンセント外殻11の上端面において前記保護装置103の右側にはコンセントスイッチ42が設置され、前記コンセントスイッチ42が電源を接続又は切断でき、前記コンセント外殻11の下端面には吸盤35が左右対称に固定的に設置され、前記吸盤35が本願発明を平面に固定的に吸着できる。
【0018】
有益的には、前記電線出し入れ装置101は前記収納空間12の下壁の中心に連通するように設置された電線巻き空間13を含み、前記収納空間12の下壁には仕切り板34が固定的に設置され、前記電線巻き空間13の中にはリール14が回転できるように設置され、前記リール14の上端面の中心には当接空間16が設置され、前記巻きロッド15の下端が前記当接空間16の下壁に回転できるように連結され、前記巻きロッド15の上端が前記仕切り板34を貫通し、且つ前記収納空間12の上壁に回転できるように連結されている。
【0019】
有益的には、前記巻きロッド15の下端には伸縮空間17が環状に配列するように設置され、前記伸縮空間17において円心に近接した一端が互いに連通しており、前記伸縮空間17の中には伸縮ロッド18が半径方向に沿ってスライドできるように設置され、前記伸縮ロッド18が前記当接空間16の中まで延びることができ、前記伸縮空間17の下壁にはスライド通路19が連通するように設置され、前記スライド通路19の中には前記伸縮ロッド18の下端に固定的に連結された連結ブロック20がスライドできるように設置され、前記スライド通路19において円心に近接した側壁と前記連結ブロック20との間には引っ張りばね21が固定的に連結され、前記伸縮空間17の上壁の中心には出し入れ制御空間22が連通するように設置され、前記出し入れ制御空間22の中には出し入れ制御ロッド23が上下にスライドできるように設置され、前記出し入れ制御ロッド23の上端が外部まで延びており、前記出し入れ制御ロッド23の下端が前記伸縮空間17の中まで延びて前記伸縮ロッド18において円心に近接した一端と当接できる。
【0020】
有益的には、前記電線巻き空間13の下壁の中心にはねじり空間32が連通するように設置され、前記リール14の下端面と前記ねじり空間32の下壁との間にはねじりばね33が連結され、前記リール14の外円面には引き線31が周設され、前記引き線31の右端が右へ外部まで延びており、前記引き線31の右端には引きリング36が固定的に設置され、前記当接空間16の中において前記巻きロッド15の外側には当接ロッド29が設置され、前記当接ロッド29において前記当接空間16の円心から離れた一端が前記当接空間16の下壁に回転できるように連結され、前記当接ロッド29において前記当接空間16の円心に近接した一端と前記当接空間16の同じ側の内壁との間には当接押圧ばね30が固定的に連結され、前記伸縮ロッド18が前記当接空間16の中まで延びており、前記巻きロッド15が時計回りに回転し又は前記リール14が反時計回りに回転するとき、前記当接ロッド29の末端が前記伸縮ロッド18と当接する。
【0021】
有益的には、前記状態ロック装置102は、前記出し入れ制御空間22の上側に連通するように設置され且つ上方に開口した電線長さロック空間49を含み、前記収納空間12の上壁において前記電線長さロック空間49の上側に対向したところには内歯溝28が連通するように設置され、前記出し入れ制御ロッド23の外端面において前記電線長さロック空間49の中には歯車27が固定的に設置され、前記歯車27が前記内歯溝28の内壁と噛み合うことができ、前記出し入れ制御空間22の前後両壁において前記電線長さロック空間49の下方には状態ロック空間24が対称に連通するように設置され、前記状態ロック空間24において対称中心から離れた側の内壁には凸リング25が上下対称に且つ固定的に設置され、前記出し入れ制御ロッド23の前後両端には前記状態ロック空間24の中まで延びた固定リング26が対称に設置されている。
【0022】
有益的には、力を入れて前記出し入れ制御ロッド23を押すとき、前記出し入れ制御ロッド23の下端が前記伸縮空間17の中まで延びて、前記固定リング26が下方の前記凸リング25の下側に位置して前記出し入れ制御ロッド23が上下にスライドしないことを保証し、前記出し入れ制御ロッド23を上に引くとき、前記固定リング26が上下両側の前記凸リング25の中間に戻り、続けて上に引くとき、前記固定リング26が上方の前記凸リング25の上側に位置して前記出し入れ制御ロッド23が上下にスライドしないことを保証し、この時前記歯車27と前記内歯溝28とが噛み合っている。
【0023】
有益的には、前記保護装置103は前記コンセント外殻11の中の左上に設置された回転空間39を含み、前記回転空間39の前後壁の間には保護カバー40が回転できるように設置され、前記コンセント外殻11の上端面の中において前記保護カバー40の右端の下側に対向したところには保護カバーロック空間43が設置され、前記保護カバーロック空間43の右壁の上側にはスライドブロック空間45が連通するように設置され、前記スライドブロック空間45の中にはスライドブロック46が左右にスライドできるように設置され、前記スライドブロック46の右端と前記スライドブロック空間45の右壁との間にはスライドブロックばね47が固定的に連結され、前記スライドブロック46の左端が前記保護カバーロック空間43の中まで延びており、前記スライドブロック46の上端において前記保護カバーロック空間43の中にはロック解除スイッチ48が固定的に設置され、前記ロック解除スイッチ48の上端が外部まで延びており、前記保護カバー40の右下端において前記保護カバーロック空間43の中にはロックブロック44が固定的に設置され、前記ロックブロック44が前記スライドブロック46の下端面と当接できる。
【0024】
有益的には、前記保護カバー40の中には下方に開口した保護空間50が設置され、前記保護空間50の前後壁には下方に開口した整理口41が対称に左右に等間隔に配置され、前記整理口41が家電の電源線を通過させて整理できる。
【0025】
下記に図1図5に合わせて本願発明の電線を収納可能な吸盤式コンセントの使用流れを詳しく説明する:
【0026】
初期状態では、ロックブロック44が保護カバーロック空間43の中に位置しており、スライドブロック46とロックブロック44とが当接しており、出し入れ制御ロッド23の下端が出し入れ制御空間22の中に位置しており、伸縮ロッド18がすべて伸縮空間17の中に位置しており、固定リング26が上下両側の凸リング25の間に位置しており、歯車27が保護カバーロック空間43の中に位置している。
【0027】
使用するとき、本願発明を平面に吸着させ、必要な長さまで電線37を引いた後、出し入れ制御ロッド23を上に引き、固定リング26が上方の凸リング25の上側まで上へ移動し、この時歯車27と内歯溝28とが噛み合うように固定されることにより巻きロッド15の回転を止め、電線37が外部の原因で続けて延びることを避け、電線37が再び延びる必要があるとき、出し入れ制御ロッド23を押して初期状態に戻せばよく、電線37を収納するとき、下限界位置まで出し入れ制御ロッド23を押し、この時固定リング26が下方の凸リング25の下側まで下へ移動し、出し入れ制御ロッド23の下端が伸縮空間17の中まで延び、出し入れ制御ロッド23の下方の円錐面と伸縮ロッド18の円錐面とが当接し、それにより伸縮ロッド18が半径方向に沿って円心から離れた方向へスライドして当接空間16の中まで延び、引きリング36を引き、それにより引き線31を通してリール14を時計回りに回転させ、引きリング36を放すとき、リール14がねじりばね33の作用により反時計回りに回転し、この時当接空間16の中の当接ロッド29と伸縮ロッド18とが当接し、それにより巻きロッド15を連動させてリール14とともに反時計回りに回転させ、電線37を巻き、電線37を延びさせるとき、出し入れ制御ロッド23を上に引いて初期状態に戻せばよく、再び上に引くと電線37の長さをロックでき、保護カバー40を開けて家電の電源を接続させるとき、ロック解除スイッチ48を右にプッシュすることによりスライドブロック46をスライドブロック空間45の中の最右端までスライドさせ、ロックブロック44とスライドブロック46とが当接ロック状態から離脱し、保護カバー40の右端を反時計回りに開け、家電のプラグをコンセントに挿入し、保護カバー40を閉め、家電の電線を対応の整理口41の中に入れ、この時ロックブロック44の斜面とスライドブロック46の左端と当接し、それによりスライドブロック46をスライドブロック空間45の中まで右へプッシュし、ロックブロック44がスライドブロック46の下側まで反転するとき、スライドブロック46がスライドブロックばね47の作用により弾き出してロックブロック44の上端面と当接する。
【0028】
上記の方式により、当業者は本発明の範囲内で運用モードに基づいて様々な変更が可能である。
図1
図2
図3
図4
図5