【解決手段】少なくとも表面の一部にフィルタ板を備えた中空状のフィルタユニット1と、ろ過する液体が貯留されてフィルタユニットが収容されるろ過槽と、フィルタユニット内を吸引する吸引ポンプと、フィルタ板の板面近傍にろ過助剤を吐出する助剤吐出手段15とを備え、フィルタユニットは、両面にフィルタ板を有した複数の薄箱状のフィルタパネル5が、相互に内部を連通させるよう平面視放射状に配設されて構成され、助剤吐出手段は、放射状に配設されたフィルタパネルの略向かい合ったフィルタ板同士の間にろ過助剤を吐出する吐出口16を有し、吐出口16、液体の比重に応じて着脱可能な邪魔板を配置しうるように構成されたことを特徴とするろ過装置。
【背景技術】
【0002】
研削盤や旋盤等の工作機械に用いられる切削液のろ過装置として、フィルタチューブの外周面に珪藻土のプリコート層を形成し、このプリコート層に切削液を透過させてろ過するものが用いられる。このようなろ過装置として、本出願人は下記の特許文献1記載の装置を開発した。
【0003】
上記特許文献1にはつぎの記載がある。
〔0021〕
図1は、本発明のろ過装置の一実施の形態を示す。このものは、中空状のフィルタユニット1と、上記フィルタユニット1が収容されるろ過するとともにダーティ液が貯留されるろ過槽2と、上記フィルタユニット1内を吸引する吸引ポンプ3と、上記フィルタユニット1の周辺に供給されるろ過助剤のスラリーを貯留するスラリータンク4とを備えている。そして、上記フィルタユニット1の表面に、粉粒状のろ過助剤の堆積層を形成させ、上記堆積層で液体をろ過するようになっている。
〔0025〕
上記スラリー供給配管15は、
図3に示すように、四角環状で、フィルタユニット1の上側部に配設されている。そして、放射状に配設されたフィルタパネル5の略向かい合ったパネル板17の間に、供給パイプ16が垂下され、この供給パイプ16から、ろ過助剤のスラリーがパネル板17の近傍に供給されるようになっている。
〔0035〕
つぎに、スラリーポンプ14を稼動してスラリータンク4内のスラリーをフィルタパネル5のパネル板17近傍に供給することにより、フィルタパネル5にろ過助剤を堆積させて堆積層を形成し、繰り返しろ過を行う。一方、排出コンベア12を稼動することにより、排出コンベア12上の使用済みのろ過助剤をろ過槽2から排出する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の装置には、つぎの問題がある。
つまり、ろ過槽2内の液体には主として水系の液と油系の液がある。水系の液と油系の液では、その比重が異なる。したがって、ろ過槽2内の液体に対してスラリー供給配管15からろ過助剤がスラリーとして供給されると、液体の比重によって、ろ過助剤の沈降速度が異なってくる。つまり、水系の液体ではろ過助剤の沈降が遅く、油系の液体ではろ過助剤の沈降が速い。このような状態でフィルタパネル5にろ過助剤を堆積させて堆積層を形成する場合、ろ過槽2内の液体の比重によって、形成される堆積層にばらつきができることがある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ろ過槽内の液体の比重に応じて適切な堆積層を形成するろ過装置の提供をその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、請求項1記載のろ過装置は、つぎの構成を採用した。
フィルタ板の板面に、粉粒状のろ過助剤の堆積層を形成させ、上記堆積層で液体をろ過するろ過装置であって、
少なくとも表面の一部にフィルタ板を備えた中空状のフィルタユニットと、
ろ過する液体が貯留されるとともに上記フィルタユニットが収容されるろ過槽と、
上記フィルタユニット内を吸引する吸引ポンプと、
上記フィルタ板の板面近傍にろ過助剤を吐出する助剤吐出手段とを備え、
上記フィルタユニットは、両面にフィルタ板を有した複数の薄箱状のフィルタパネルが、相互に内部を連通させるよう平面視放射状に配設されて構成され、
上記助剤吐出手段は、上記放射状に配設されたフィルタパネルの略向かい合ったフィルタ板同士の間に上記ろ過助剤を吐出する吐出口を有し、
上記吐出口に、上記液体の比重に応じて着脱可能な邪魔板を配置しうるように構成されている。
【0008】
請求項2記載のろ過装置は、請求項1記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記助剤吐出手段は、上記平面視放射状に配設された上記フィルタパネルの上部に配置され、ろ過助剤の供給源から供給されるろ過助剤を分配するための分配管を有し、
上記吐出口は、上記分配管の下側に複数設けられている。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載のろ過装置は、上記放射状に配設されたフィルタパネルの略向かい合ったフィルタ板同士の間に上記ろ過助剤を吐出する吐出口を有している。上記吐出口には、上記液体の比重に応じて着脱可能な邪魔板を配置しうるように構成されている。
このため、上記液体の比重が比較的小さく、ろ過助剤の沈降速度が速くなるときに上記邪魔板を取り付けることで、上記ろ過助剤が早期に沈降してしまうのを妨げて、適切な堆積層を形成させる。一方、上記液体の比重が比較的大きく、ろ過助剤の沈降速度が遅くなるときに上記邪魔板を取り外すことで、上記ろ過助剤の沈降を妨げないで、適切な堆積層を形成させる。このように、ろ過槽内の液体の比重に応じて適切な堆積層を形成することができる。
【0010】
請求項2記載のろ過装置は、上記助剤吐出手段は、上記平面視放射状に配設された上記フィルタパネルの上部に分配管が配置されている。上記分配管の下側に上記吐出口が複数設けられ、ろ過助剤の供給源から供給されるろ過助剤を分配する。
このため、ろ過助剤の供給源から供給されるろ過助剤を効率的に分配できる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
つぎに、本発明を実施するための形態について説明する。
【0013】
〔全体構造〕
図1は、本発明のろ過装置の一実施形態の全体構造を示す。
この装置は、フィルタユニット1と、ろ過槽2と、吸引ポンプ3と、助剤吐出手段15とを備えている。
【0014】
上記フィルタユニット1は、少なくとも表面の一部にフィルタ板17を備えた中空状のフィルタユニット1である。
上記ろ過槽2は、ろ過する液体が貯留されるとともに上記フィルタユニット1が収容される。上記ろ過槽2には、上記液体として、ろ過処理の対象となるダーティ液が貯留される。
上記吸引ポンプ3は、上記フィルタユニット1内を吸引する。
上記助剤吐出手段15は、上記フィルタ板の板面近傍にろ過助剤を吐出する。
【0015】
上記ろ過槽2には、この例では2基のフィルタユニット1が収容されている。工作機械から排出された研削液等のダーティ液が、導入ライン11を通して上記ろ過槽1に、導入されるようになっている。
【0016】
そして、上記フィルタユニット1の表面に、粉粒状のろ過助剤の堆積層を形成させ、上記堆積層で液体をろ過するようになっている。上記堆積層でろ過されたクリーン液は、上記吸引ポンプ3で吸引されて、ポンプ連通路9および供給ライン13を通って、ふたたび工作機械等に供給される。
【0017】
一方、上記ろ過槽2の底部には、フィルタユニット1から除去された使用済みのろ過助剤を排出する排出コンベア12が設けられている。
【0018】
上記助剤吐出手段15には、スラリータンク4からスラリーとしてろ過助剤が供給される。上記助剤吐出手段15により、上記フィルタユニット1の周辺にろ過助剤のスラリーを供給する。上記スラリータンク4には、あらかじめクリーン液とろ過助剤を所定の混合比率で混合して生成したスラリーが貯留される。上記スラリータンク4には、第1電磁開閉弁24を開弁して上記供給ライン13からクリーン液を補充される。また、上記スラリータンク4には、助剤タンク25に貯留されたろ過助剤がフィーダ26によって補充される。上記スラリータンク4には、第1フロースイッチ23が設けられている。上記第1フロースイッチ23が、スラリータンク4内のスラリーの液面低下を検知すると、第1電磁開閉弁24を開弁してクリーン液を補充し、フィーダ26を稼働して助剤タンク25からろ過助剤を補充する。
【0019】
上記ろ過装置には、ブレイクタンク20が設けられている。上記ブレイクタンク20にはクリーン液が収容されている。上記ブレイクタンク20には、第2フロースイッチ21が設けられている。第2フロースイッチ21が、上記ブレイクタンク20内のクリーン液の液面低下を検知すると、第3電磁開閉弁22を開弁して供給ライン13からクリーン液が補充される。
【0020】
上記ブレイクタンク20は、第2電磁開閉弁19を介して上記ポンプ連通路9と連通している。上記第2電磁開閉弁19を開弁することにより、上記ポンプ連通路9にクリーン液が供給される。これにより、上記ポンプ連通路9およびフィルタユニット1内の負圧が解除されるようになっている。つまり、上記ろ過助剤の堆積層のろ過能力が低下したときに、上記フィルタユニット1内の負圧を解除して古い堆積層を剥離することができる。
【0021】
上記フィルタユニット1の上部には、エアシリンダ10が取り付けられている。上記エアシリンダ10は、上記フィルタユニット1を上下に揺動しうるようになっている。つまり、上記ろ過助剤の堆積層のろ過能力が低下したときに、フィルタユニット1を揺動させて、古い堆積層を剥離することができる。
【0022】
上記ポンプ連通路9には、ポンプ連通路9内の圧力変化を検知する圧力センサ18が設けられている。上記フィルタパネル5に形成されたろ過助剤の堆積層が目詰まりしてくると、ポンプ連通路9およびフィルタユニット1内の負圧が上昇する。この負圧が上昇して所定値に達したことを上記圧力センサ18が検知すると、第2電磁開閉弁19を開弁してフィルタユニット1内の負圧を解除し、エアシリンダ10を稼動してフィルタユニット1を揺動させる。上記負圧の解除とフィルタユニット1の揺動とにより、古い堆積層が剥がれて排出コンベア12上に落下する。
【0023】
〔フィルタユニット〕
図2は上記フィルタユニット1を示す図である。
【0024】
上記フィルタユニット1は、両面にフィルタ板17を有した複数の薄箱状のフィルタパネル5が、相互に内部を連通させるよう平面視放射状に配設されて構成されている。この例では、上記フィルタユニット1は、平面視で放射状に配置された8つのフィルタパネル5と、それらの中心部に配置される筒体7とから構成されている。上記筒体7の周壁に対し、各フィルタパネル5の端部が、相互に中空状の内部が連通するように接続されている。
【0025】
上記各フィルタパネル5両面のフィルタ板17は、多数のパンチ孔6が穿設されたパンチング板に金網8が積層されて構成されている。上記フィルタユニット1は、上記フィルタ板17が横に向くよう(上記筒体7が縦になるよう)ろ過槽2に収容される。
【0026】
〔助剤吐出手段〕
図3は、助剤吐出手段15を示す図である。
【0027】
上記助剤吐出手段15は複数の吐出口16を有し、スラリーポンプ14の稼働により、スラリータンク4に貯留されたスラリー(クリーン液とろ過助剤の混合物である)を上記吐出口16から吐出する。これにより、上記助剤吐出手段15は、上記放射状に配設されたフィルタパネル5の略向かい合ったフィルタ板17同士の間に上記ろ過助剤を供給する。
【0028】
上記助剤吐出手段15は、上記平面視放射状に配設された上記フィルタパネル5の上部に配置されている。上記助剤吐出手段15は、ろ過助剤の供給源であるスラリータンク4からスラリーとして供給されるろ過助剤を分配するための分配管32を有している。この例では、上記分配管32は四角環状に連結されている。上記分配管32は、フィルタユニット1の筒体7が上記四角環状の中央にくる位置に配置されている。また、上記分配管32は、上記四角環状の四隅が8つのフィルタパネル5の上に位置するように配置される。
【0029】
上記吐出口16は、上記分配管32の下側に複数設けられている。この例では、上記吐出口16は、8つのフィルタパネル5同士のあいだにそれぞれ1つずつ配置されるように、8つ設けられている。これにより、放射状に配設されたフィルタパネル5の略向かい合ったフィルタ板17の間にそれぞれ対応するように、上記吐出口16が配置される。上記各吐出口16からスラリーが吐出され、フィルタ板17の近傍にろ過助剤が供給される。
【0030】
本実施形態では、上記吐出口16に、上記液体の比重に応じて着脱可能な邪魔板33(後述する)を配置しうるように構成されている。
【0031】
図4は、上記邪魔板33を取り外した状態の助剤吐出手段15の要部を拡大した図である。
上記助剤吐出手段15は、上述したように、分配管32における複数の所定箇所に、それぞれ吐出口16が設けられている。
図4では、1つの吐出口16の周辺を拡大して示している。
【0032】
上記吐出口16は、分配管32を構成するT型継手30の分岐部31の開口である。上記分配管32をフィルタユニット1の上に配置した状態で、上記吐出口16が下を向いて開口するよう、T型継手30の分岐部31を位置決めする。上記吐出口16の開口端部は、上記分配管32がフィルタユニット1の上に配置された状態で、各フィルタパネル5の上端部と同等かもしくはそれより上側に位置する。
【0033】
図5は、上記邪魔板33を取り付けた状態の助剤吐出手段15の要部を拡大した図である。(a)は横から見た図、(b)は下から見た図である。
図6は、邪魔板とその周辺を示す図である。(a)は取付け構造を説明する横から見た図、(b)は邪魔板ユニット36を上から見た図である。
【0034】
上記邪魔板33は、邪魔板ユニット36の一部を構成している。上記邪魔板ユニット36は、邪魔板33と嵌合部材34と支持部材35とを含んで構成されている。
【0035】
上記嵌合部材34は、上記T型継手30の分岐部31にねじ込みで取り付けることができるパイプ部材から構成されている。上記支持部材35は、上記嵌合部材34の一端側に対し、所定間隔を隔てた状態で邪魔板33を支持する棒状体である。上記邪魔板33は、この例では四角形の板材である。上記嵌合部材34の一端側の開口と上記邪魔板33が所定の間隔を隔てて向き合う状態で、2本の支持部材35によって連結され、溶接等の手段により結合されている。
【0036】
上記邪魔板33を取り付けるときは、嵌合部材34の外周に形成された雄ねじと、T型継手30の分岐部31内面に形成された雌ねじとをねじ結合する。この状態で、嵌合部材34の邪魔板33と向き合う開口が吐出口16Aとして機能することになる。したがって、上記邪魔板ユニット36を取り付けると、嵌合部材34の開口である吐出口16Aと邪魔板33が所定の間隔を隔てて対面する。
【0037】
図7は、助剤吐出手段15の作用を説明する図である。
【0038】
図7(a)は邪魔板33を取り外した状態である。この状態で、吐出口16からスラリーを吐出すると、吐出されたスラリーは、その重量によりろ過槽2の液中に直接投入される。ろ過槽1に貯留された液体の比重が比較的大きく、ろ過助剤の沈降速度が遅くなるときに上記邪魔板33を取り外すことで、上記ろ過助剤の沈降を妨げないで、適切な堆積層を形成させる。
【0039】
図7(b)は邪魔板33を取り付けた状態である。この状態で、吐出口16Aからスラリーを吐出すると、吐出されたスラリーは、一旦邪魔板33に衝突し、横方向に流れを変えながら、吐出口16Aと邪魔板33の間の隙間から流れ出て、ろ過槽2の液中に投入される。ろ過槽1に貯留された液体の比重が比較的小さく、ろ過助剤の沈降速度が速くなるときに上記邪魔板33を取り付けることで、上記ろ過助剤が早期に沈降してしまうのを妨げて、適切な堆積層を形成させる。
【0040】
〔ろ過助剤〕
上記ろ過助剤としては、大略粉粒状を呈するものであれば、特に限定するものではなく、各種のものを用いることができる。例えば、珪藻土,セルロース繊維,ゼオライト,活性炭,シリカゲル,ガラス繊維,セラミック繊維等各種のものを用いることができる。これらのなかでも、特に、セルロース繊維は、網目上にブリッジしやすいうえろ過助剤同士がからみやすく、フィルタ板17の板面に極めて迅速に堆積層が形成されるため、好適に用いられる。なお、本発明において、「粉粒状」とは、液体と混合してスラリーを形成する程度のものであればよく、微視的な形状は、繊維状,塊状,片状等各種の形状を呈するものを含む趣旨である。
【0041】
〔実施形態の効果〕
本実施形態のろ過装置は、上記放射状に配設されたフィルタパネル5の略向かい合ったフィルタ板17同士の間に上記ろ過助剤を吐出する吐出口16,16Aを有している。上記吐出口16,16Aには、上記液体の比重に応じて着脱可能な邪魔板33を配置しうるように構成されている。
このため、上記液体の比重が比較的小さく、ろ過助剤の沈降速度が速くなるときに上記邪魔板を取り付けることで、上記ろ過助剤が早期に沈降してしまうのを妨げて、適切な堆積層を形成させる。一方、上記液体の比重が比較的大きく、ろ過助剤の沈降速度が遅くなるときに上記邪魔板を取り外すことで、上記ろ過助剤の沈降を妨げないで、適切な堆積層を形成させる。このように、ろ過槽内の液体の比重に応じて適切な堆積層を形成することができる。
【0042】
本実施形態のろ過装置は、上記助剤吐出手段は、上記平面視放射状に配設された上記フィルタパネルの上部に分配管が配置されている。上記分配管の下側に上記吐出口が複数設けられ、ろ過助剤の供給源から供給されるろ過助剤を分配する。
このため、ろ過助剤の供給源から供給されるろ過助剤を効率的に分配できる。
【0043】
〔変形例〕
図8は、変形例を示す図である。
この例では、邪魔板33の形状を長方形や正方形の四角形ではなく、各吐出口16に対応するフィルタパネル5同士が形成する略三角形に相似させた略三角形に形成している。このようにすることにより、各フィルタ板17に、それぞれより均一な堆積層を形成することができる。
【0044】
≪その他の変形例≫
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。たとえば、ろ過槽2内に収容するフィルタユニット1は、2基に限らず、1基でもよいし3基以上でもよい。
【0045】
また、上記実施の形態では、工作機械の切削液をろ過するものを例示したが、これに限定するものではなく、ろ過する液体としては、圧延機等のクーラント液や、ボイラの復水,めっき液,ビールや果汁等の飲料等各種の液体を含む趣旨である。