(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-28460(P2021-28460A)
(43)【公開日】2021年2月25日
(54)【発明の名称】火災時用の自動警報装置
(51)【国際特許分類】
E06B 7/18 20060101AFI20210129BHJP
G08B 17/06 20060101ALI20210129BHJP
G08B 17/00 20060101ALI20210129BHJP
E06B 5/16 20060101ALI20210129BHJP
E06B 7/28 20060101ALI20210129BHJP
A62C 2/06 20060101ALN20210129BHJP
A62B 3/00 20060101ALN20210129BHJP
【FI】
E06B7/18 A
G08B17/06 A
G08B17/00 E
E06B5/16
E06B7/28 A
A62C2/06 503
A62B3/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2019-210938(P2019-210938)
(22)【出願日】2019年11月22日
(31)【優先権主張番号】201910733432.6
(32)【優先日】2019年8月9日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】汪賢栄
【テーマコード(参考)】
2E036
2E039
2E184
5C085
5G405
【Fターム(参考)】
2E036AA04
2E036BA01
2E036CA07
2E036DA02
2E036EB02
2E036EC02
2E036FA03
2E039BA00
2E184MA09
5C085AA01
5C085AC01
5G405AA01
5G405AB01
5G405AD02
5G405CA27
5G405FA06
5G405FA12
(57)【要約】
【課題】本願は火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置を開示した。
【解決手段】
本願は火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置を開示し、温度測定ブロックと本体とを含み、前記温度測定ブロックと前記本体とは門の左右端面に固定され、前記温度測定ブロックの中には第一作業空間が設置され、前記第一作業空間の中には起動機構が設置され、前記起動機構は前記第一作業空間の下端壁に固定された第一蒸気フレームを含み、本願発明は操作が簡単で、門の外に火がつくと、門外側の表面温度は高くなり、そして警報を出し、室内者が火災現場から逃げるように注意を呼びかけ、門の外で発生する火災が強い場合、門内側の表面温度も上昇し、そして本願発明は防火布を濡らして門の下側の隙間を塞ぎ、有効に有害ガスが部屋内に侵入することを避け、同時に室内者が門を開けないように注意を呼びかけられる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度測定ブロックと本体とを含み、
前記温度測定ブロックと前記本体とは門の左右端面に固定され、前記温度測定ブロックの中には第一作業空間が設置され、前記第一作業空間の中には起動機構が設置され、前記起動機構は前記第一作業空間の下端壁に固定された第一蒸気フレームを含み、前記第一蒸気フレームの中には第一蒸気空間が設置され、前記第一蒸気空間には第一推動板が上下方向に移動可能に設置され、前記第一推動板の上端面には第一縦棒が固定的に設置され、前記第一推動板の上端面と前記第一蒸気空間の上端壁との間には第一伸縮ばねが連結され、前記本体の後端壁には第一円柱形棒が回転可能に設置され、前記第一円柱形棒には第一斜歯歯車と第一リールとが後方から前方まで順次に固定的に設置され、前記第一斜歯歯車と前記第一縦棒とは噛み合い、前記第一リールには第一細線が巻かれ、
前記本体の中には第二作業空間が設置され、前記第二作業空間の中には貯水機構が設置され、前記貯水機構は前記門の右端面の温度が高いときに水を出すことができ、
前記貯水機構の下側には密封機構が設置され、前記密封機構は前記第二作業空間の下端壁の中に設置された防火布収納空間を含み、前記防火布収納空間の左端壁には防火布置き棒が固定的に設置され、前記防火布置き棒には防火布が固定的に設置され、前記防火布収納空間の右端壁には左方に開口する第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の中には横軸が回転可能に設置され、前記横軸と前記防火布収納空間の右端壁との間には捻りばねが設置され、前記防火布は水を吸収したあとに前記横軸を駆動して回転させられることを特徴とする火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置。
【請求項2】
前記起動機構はさらに前記第二作業空間の下端壁に固定された第二蒸気フレームを含み、前記第二蒸気フレームの中には第二蒸気空間が設置され、前記第二蒸気空間の中には第二推動板が上下方向に移動可能に設置され、前記第二推動板の上端面と前記第二蒸気空間の上端壁との間には第二伸縮ばねが設置され、前記第二推動板の上端面には第二縦棒が固定的に設置され、前記第二作業空間の後端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には妨害ブロックが左右方向に移動可能に設置され、前記妨害ブロックの下端面には前記第二縦棒が設置され、前記妨害ブロックは前記第二縦棒の上昇を妨害でき、前記妨害ブロックの左端面には前記第一細線が連結され、前記妨害ブロックの右端面と前記移動溝の右端壁との間には復位ばねが連結され、前記妨害ブロックの上端面には固定棒が固定的に設置され、前記固定棒の右端面にはプラグが固定的に設置され、前記第二作業空間の右端壁には積載ブロックが固定的に設置され、前記積載ブロックの前端面にはソケットと警報器とが固定的に設置され、前記ソケットと前記警報器との間には電線が連結され、前記プラグは左方へ移動することで前記ソケットに差し込まれて前記警報器に警報を出させることができることを特徴とする請求項1に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置。
【請求項3】
前記貯水機構は前記第二作業空間の後端壁に固定された第二円柱形棒を含み、前記第二円柱形棒には第二斜歯歯車が回転可能に設置され、前記第二斜歯歯車と前記第二縦棒とは噛み合い、前記第二作業空間の右端壁には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には第一伝動軸が回転可能に設置され、前記第一伝動軸には第三斜歯歯車と第一プーリとが固定的に設置され、前記第三斜歯歯車と前記第二斜歯歯車とは噛み合い、前記第二作業空間の下端壁の中には貯水空間が設置され、前記貯水空間の下端壁の中には密封棒が回転可能に設置され、前記密封棒には駆動歯車と第二プーリとが固定的に設置され、前記第二プーリは前記駆動歯車の右側に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとの間にはベルトが設置され、前記密封棒の後端面には密封ゴムが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置。
【請求項4】
前記密封機構はさらに前記伝動空間の中に回転可能に設置された第二伝動軸を含み、前記第二伝動軸には伝動歯車が固定的に設置され、前記伝動歯車と前記ベルトとは噛み合い、前記第二伝動軸には二つの第二リールが対称になるように設置され、前記第二リールには第二細線が巻かれ、左側の前記第二細線は第二回転空間の中で回転し、前記第二回転空間は前記貯水空間の左端壁の中に設置され、右側の第二細線は前記伝動歯車の右側に設置され、前記第二作業空間の左右端壁の中には二つの第一移動空間が対称になるように設置され、前記第一移動空間は前記第二伝動空間の下側に設置され、前記第一移動空間の中には円筒が上下方向に移動可能に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置。
【請求項5】
前記円筒と前記第一移動空間の下端壁との間には第三伸縮ばねが設置され、前記円筒の中には第二移動空間が設置され、前記第二移動空間の中には連動棒が上下方向に移動可能に設置され、二本の前記連動棒において近接する端面には横棒が固定的に設置され、前記連動棒の上端面には前記第二細線が連結され、前記第一移動空間の下端壁には下方に開口する第三移動空間が設置され、前記第三移動空間の中には前記横棒と密封板とが上下方向に移動可能に設置され、前記横棒と前記密封板との間には第四伸縮ばねが連結され、前記防火布収納空間は前記第一移動空間の後側に設置され、前記横軸の前端面には防火布置き板が固定的に設置され、前記防火布置き板の上端面には前記防火布が置かれ、前記第三移動空間と前記防火布収納空間との間には隔離板が設置されていることを特徴とする請求項4に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置。
【請求項6】
前記第一伸縮ばねと、前記第二伸縮ばねと、前記捻りばねと、前記第三伸縮ばねと、前記第四伸縮ばねとが自由状態にあり、前記復位ばねは引っ張られる状態にあることを特徴とする請求項4に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置。
【請求項7】
前記密封板が後方へ移動したあと、前記防火布は門の隙間と密着するようになり、前記門の右側は部屋の内部で、前記門の左側は部屋の外部であることを特徴とする請求項4に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置。
【請求項8】
前記第一蒸気空間と、前記第二蒸気空間と、前記貯水空間とには水があることを特徴とする請求項3に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置。
【請求項9】
前記防火布は吸水でき、また、吸水することで有害ガスの室内への蔓延を阻止できることを特徴とする請求項7に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は火災安全分野を取り上げ、特に火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置に関わる。
【背景技術】
【0002】
火災時に、多くの人は火災の発生に気づかず、ベスト避難時間を見逃してしまう。また、火災の発生時間が長くなって門の外まで蔓延するとき、門内側の表面温度が非常に高くなり、しかし、安全知識に欠ける人は、そのまま門を開け、そして火は部屋に飛び込み、深刻な結果をもたらし、さらに、例え門を開けなくても、門の隙間を塞がないと、有害ガスは部屋に侵入してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107237585号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置を提供し、火災時の盲目的な開門と、タイムリーに隙間を塞げないなどの問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術的解決策で実現される。
【0006】
本願に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置は、温度測定ブロックと本体とを含み、前記温度測定ブロックと前記本体とは門の左右端面に固定され、前記温度測定ブロックの中には第一作業空間が設置され、前記第一作業空間の中には起動機構が設置され、前記起動機構は前記第一作業空間の下端壁に固定された第一蒸気フレームを含み、前記第一蒸気フレームの中には第一蒸気空間が設置され、前記第一蒸気空間には第一推動板が上下方向に移動可能に設置され、前記第一推動板の上端面には第一縦棒が固定的に設置され、前記第一推動板の上端面と前記第一蒸気空間の上端壁との間には第一伸縮ばねが連結され、前記本体の後端壁には第一円柱形棒が回転可能に設置され、前記第一円柱形棒には第一斜歯歯車と第一リールとが後方から前方まで順次に固定的に設置され、前記第一斜歯歯車と前記第一縦棒とは噛み合い、前記第一リールには第一細線が巻かれ、
前記本体の中には第二作業空間が設置され、前記第二作業空間の中には貯水機構が設置され、前記貯水機構は前記門の右端面の温度が高いときに水を出すことができ、
前記貯水機構の下側には密封機構が設置され、前記密封機構は前記第二作業空間の下端壁の中に設置された防火布収納空間を含み、前記防火布収納空間の左端壁には防火布置き棒が固定的に設置され、前記防火布置き棒には防火布が固定的に設置され、前記防火布収納空間の右端壁には左方に開口する第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の中には横軸が回転可能に設置され、前記横軸と前記防火布収納空間の右端壁との間には捻りばねが設置され、前記防火布は水を吸収したあとに前記横軸を駆動して回転させられる。
【0007】
好適な技術的プランとして、前記起動機構はさらに前記第二作業空間の下端壁に固定された第二蒸気フレームを含み、前記第二蒸気フレームの中には第二蒸気空間が設置され、前記第二蒸気空間の中には第二推動板が上下方向に移動可能に設置され、前記第二推動板の上端面と前記第二蒸気空間の上端壁との間には第二伸縮ばねが設置され、前記第二推動板の上端面には第二縦棒が固定的に設置され、前記第二作業空間の後端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には妨害ブロックが左右方向に移動可能に設置され、前記妨害ブロックの下端面には前記第二縦棒が設置され、前記妨害ブロックは前記第二縦棒の上昇を妨害でき、前記妨害ブロックの左端面には前記第一細線が連結され、前記妨害ブロックの右端面と前記移動溝の右端壁との間には復位ばねが連結され、前記妨害ブロックの上端面には固定棒が固定的に設置され、前記固定棒の右端面にはプラグが固定的に設置され、前記第二作業空間の右端壁には積載ブロックが固定的に設置され、前記積載ブロックの前端面にはソケットと警報器とが固定的に設置され、前記ソケットと前記警報器との間には電線が連結され、前記プラグは左方へ移動することで前記ソケットに差し込まれて前記警報器に警報を出させることができる。
【0008】
好適な技術的プランとして、前記貯水機構は前記第二作業空間の後端壁に固定された第二円柱形棒を含み、前記第二円柱形棒には第二斜歯歯車が回転可能に設置され、前記第二斜歯歯車と前記第二縦棒とは噛み合い、前記第二作業空間の右端壁には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には第一伝動軸が回転可能に設置され、前記第一伝動軸には第三斜歯歯車と第一プーリとが固定的に設置され、前記第三斜歯歯車と前記第二斜歯歯車とは噛み合い、前記第二作業空間の下端壁の中には貯水空間が設置され、前記貯水空間の下端壁の中には密封棒が回転可能に設置され、前記密封棒には駆動歯車と第二プーリとが固定的に設置され、前記第二プーリは前記駆動歯車の右側に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとの間にはベルトが設置され、前記密封棒の後端面には密封ゴムが固定的に設置されている。
【0009】
好適な技術的プランとして、前記密封機構はさらに前記伝動空間の中に回転可能に設置された第二伝動軸を含み、前記第二伝動軸には伝動歯車が固定的に設置され、前記伝動歯車と前記ベルトとは噛み合い、前記第二伝動軸には二つの第二リールが対称になるように設置され、前記第二リールには第二細線が巻かれ、左側の前記第二細線は第二回転空間の中で回転し、前記第二回転空間は前記貯水空間の左端壁の中に設置され、右側の第二細線は前記伝動歯車の右側に設置され、前記第二作業空間の左右端壁の中には二つの第一移動空間が対称になるように設置され、前記第一移動空間は前記第二伝動空間の下側に設置され、前記第一移動空間の中には円筒が上下方向に移動可能に設置されている。
【0010】
好適な技術的プランとして、前記円筒と前記第一移動空間の下端壁との間には第三伸縮ばねが設置され、前記円筒の中には第二移動空間が設置され、前記第二移動空間の中には連動棒が上下方向に移動可能に設置され、二本の前記連動棒において近接する端面には横棒が固定的に設置され、前記連動棒の上端面には前記第二細線が連結され、前記第一移動空間の下端壁には下方に開口する第三移動空間が設置され、前記第三移動空間の中には前記横棒と密封板とが上下方向に移動可能に設置され、前記横棒と前記密封板との間には第四伸縮ばねが連結され、前記防火布収納空間は前記第一移動空間の後側に設置され、前記横軸の前端面には防火布置き板が固定的に設置され、前記防火布置き板の上端面には前記防火布が置かれ、前記第三移動空間と前記防火布収納空間との間には隔離板が設置されている。
【0011】
好適な技術的プランとして、前記第一伸縮ばねと、前記第二伸縮ばねと、前記捻りばねと、前記第三伸縮ばねと、前記第四伸縮ばねとが自由状態にあり、前記復位ばねは引っ張られる状態にある。
【0012】
好適な技術的プランとして、前記密封板が後方へ移動したあと、前記防火布は門の隙間と密着するようになり、前記門の右側は部屋の内部で、前記門の左側は部屋の外部である。
【0013】
好適な技術的プランとして、前記第一蒸気空間と、前記第二蒸気空間と、前記貯水空間とには水がある。
【0014】
好適な技術的プランとして、前記防火布は吸水でき、また、吸水することで有害ガスの室内への蔓延を阻止できる。
【発明の効果】
【0015】
本願発明は以下のプラス効果を有する:本願発明は操作が簡単で、門の外に火がつくと、門外側の表面温度は高くなり、そして警報を出し、室内者が火災現場から逃げるように注意を呼びかけ、門の外で発生する火災が強い場合、門内側の表面温度も上昇し、そして本願発明は防火布を濡らして門の下側の隙間を塞ぎ、有効に有害ガスが部屋内に侵入することを避け、同時に室内者が門を開けないように注意を呼びかけられる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
下記に
図1〜7を合わせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0017】
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1〜
図7を合わせ、本願に記載の火災時用の自動警報と防犯扉開閉制御装置は、温度測定ブロック11と本体13とを含み、前記温度測定ブロック11と前記本体13とは門12の左右端面に固定され、前記温度測定ブロック11の中には第一作業空間16が設置され、前記第一作業空間16の中には起動機構85が設置され、前記起動機構85は前記第一作業空間16の下端壁に固定された第一蒸気フレーム19を含み、前記第一蒸気フレーム19の中には第一蒸気空間21が設置され、前記第一蒸気空間21には第一推動板20が上下方向に移動可能に設置され、前記第一推動板20の上端面には第一縦棒22が固定的に設置され、前記第一推動板20の上端面と前記第一蒸気空間21の上端壁との間には第一伸縮ばね23が連結され、前記本体13の後端壁には第一円柱形棒18が回転可能に設置され、前記第一円柱形棒18には第一斜歯歯車14と第一リール15とが後方から前方まで順次に固定的に設置され、前記第一斜歯歯車14と前記第一縦棒22とは噛み合い、前記第一リール15には第一細線17が巻かれ、
前記本体13の中には第二作業空間25が設置され、前記第二作業空間25の中には貯水機構86が設置され、前記貯水機構86は前記門12の右端面の温度が高いときに水を出すことができ、
前記貯水機構86の下側には密封機構87が設置され、前記密封機構87は前記第二作業空間25の下端壁の中に設置された防火布収納空間39を含み、前記防火布収納空間39の左端壁には防火布置き棒54が固定的に設置され、前記防火布置き棒54には防火布50が固定的に設置され、前記防火布収納空間39の右端壁には左方に開口する第一回転空間64が設置され、前記第一回転空間64の中には横軸53が回転可能に設置され、前記横軸53と前記防火布収納空間39の右端壁との間には捻りばね63が設置され、前記防火布50は水を吸収したあとに前記横軸53を駆動して回転させられる。
【0019】
さらに、前記起動機構85について詳しく説明し、
前記起動機構85はさらに前記第二作業空間25の下端壁に固定された第二蒸気フレーム55を含み、前記第二蒸気フレーム55の中には第二蒸気空間56が設置され、前記第二蒸気空間56の中には第二推動板57が上下方向に移動可能に設置され、前記第二推動板57の上端面と前記第二蒸気空間56の上端壁との間には第二伸縮ばね58が設置され、前記第二推動板57の上端面には第二縦棒59が固定的に設置され、前記第二作業空間25の後端壁には移動溝26が形成され、前記移動溝26の中には妨害ブロック27が左右方向に移動可能に設置され、前記妨害ブロック27の下端面には前記第二縦棒59が設置され、前記妨害ブロック27は前記第二縦棒59の上昇を妨害でき、前記妨害ブロック27の左端面には前記第一細線17が連結され、前記妨害ブロック27の右端面と前記移動溝26の右端壁との間には復位ばね29が連結され、前記妨害ブロック27の上端面には固定棒28が固定的に設置され、前記固定棒28の右端面にはプラグ30が固定的に設置され、前記第二作業空間25の右端壁には積載ブロック34が固定的に設置され、前記積載ブロック34の前端面にはソケット31と警報器33とが固定的に設置され、前記ソケット31と前記警報器33との間には電線32が連結され、前記プラグ30は左方へ移動することで前記ソケット31に差し込まれて前記警報器33に警報を出させることができる。
【0020】
さらに、前記貯水機構86について詳しく説明し、
前記貯水機構86は前記第二作業空間25の後端壁に固定された第二円柱形棒35を含み、前記第二円柱形棒35には第二斜歯歯車60が回転可能に設置され、前記第二斜歯歯車60と前記第二縦棒59とは噛み合い、前記第二作業空間25の右端壁には伝動空間38が設置され、前記伝動空間38の中には第一伝動軸37が回転可能に設置され、前記第一伝動軸37には第三斜歯歯車36と第一プーリ40とが固定的に設置され、前記第三斜歯歯車36と前記第二斜歯歯車60とは噛み合い、前記第二作業空間25の下端壁の中には貯水空間44が設置され、前記貯水空間44の下端壁の中には密封棒45が回転可能に設置され、前記密封棒45には駆動歯車43と第二プーリ42とが固定的に設置され、前記第二プーリ42は前記駆動歯車43の右側に設置され、前記第二プーリ42と前記第一プーリ40との間にはベルト41が設置され、前記密封棒45の後端面には密封ゴム46が固定的に設置されている。
【0021】
さらに、前記密封機構87について詳しく説明し、
前記密封機構87はさらに前記伝動空間38の中に回転可能に設置された第二伝動軸68を含み、前記第二伝動軸68には伝動歯車67が固定的に設置され、前記伝動歯車67と前記ベルト41とは噛み合い、前記第二伝動軸68には二つの第二リール66が対称になるように設置され、前記第二リール66には第二細線65が巻かれ、左側の前記第二細線65は第二回転空間70の中で回転し、前記第二回転空間70は前記貯水空間44の左端壁の中に設置され、右側の第二細線65は前記伝動歯車67の右側に設置され、前記第二作業空間25の左右端壁の中には二つの第一移動空間71が対称になるように設置され、前記第一移動空間71は前記第二伝動空間70の下側に設置され、前記第一移動空間71の中には円筒73が上下方向に移動可能に設置され、
前記円筒73と前記第一移動空間71の下端壁との間には第三伸縮ばね72が設置され、前記円筒73の中には第二移動空間74が設置され、前記第二移動空間74の中には連動棒77が上下方向に移動可能に設置され、二本の前記連動棒77において近接する端面には横棒78が固定的に設置され、前記連動棒77の上端面には前記第二細線65が連結され、前記第一移動空間71の下端壁には下方に開口する第三移動空間79が設置され、前記第三移動空間79の中には前記横棒78と密封板81とが上下方向に移動可能に設置され、前記横棒78と前記密封板81との間には第四伸縮ばね80が連結され、前記防火布収納空間39は前記第一移動空間71の後側に設置され、前記横軸53の前端面には防火布置き板51が固定的に設置され、前記防火布置き板51の上端面には前記防火布50が置かれ、前記第三移動空間79と前記防火布収納空間39との間には隔離板52が設置されている。
【0022】
好ましくは、前記第一伸縮ばね23と、前記第二伸縮ばね58と、前記捻りばね63と、前記第三伸縮ばね72と、前記第四伸縮ばね80とが自由状態にあり、前記復位ばね29は引っ張られる状態にある。
【0023】
好ましくは、前記密封板81が後方へ移動したあと、前記防火布50は門の隙間と密着するようになり、前記門12の右側は部屋の内部で、前記門12の左側は部屋の外部である。
【0024】
好ましくは、前記第一蒸気空間21と、前記第二蒸気空間56と、前記貯水空間44とには水がある。
【0025】
好ましくは、前記防火布50は吸水でき、また、吸水することで有害ガスの室内への蔓延を阻止できる。
【0026】
装置全体の作動手順は以下の通りである。
【0027】
1、本願発明を門12の両端面に固定し、火災時に、門12の左端面の温度が先に上昇し、第一蒸気空間21の中の水は蒸発され、第一推動板20を押して上昇させ、第一推動板20は第一縦棒22を押して上昇させ、第一縦棒22は噛み合いによって第一斜歯歯車14を駆動して回転させ、第一斜歯歯車14は第一円柱形棒18を通じて第一リール15を駆動して回転させ、第一リール15は回転して第一細線17を緩め、復位ばね29は妨害ブロック27を引いて左方へ移動させ、妨害ブロック27は固定棒28を駆動して左方へ移動させ、プラグ30は固定棒28につれて左方へ移動してソケット31に差し込まれ、そして警報器33は警報を出し、火災があることを室内者に注意を呼びかけ、妨害ブロック27が左方へ移動したあと、第二縦棒59は上昇することができる。
【0028】
2、門12の左側の火勢が強いとき、門12の右端面の温度も上昇し、第二蒸気空間56の中の水は蒸発され、第二推動板57を押して上昇させ、第二推動板57は第二縦棒59を押して上昇させ、第二縦棒59は噛み合いによって第二斜歯歯車60を駆動して回転させ、第三斜歯歯車36は第二斜歯歯車60につれて回転し、そして第一伝動軸37を駆動して回転させ、第一プーリ40は第一伝動軸37につれて回転する。
【0029】
3、第一プーリ40はベルト41を通じて第二プーリ42を駆動して回転させ、密封棒45は第二プーリ42につれて回転し、そして密封ゴム46を駆動して回転させ、貯水空間44の中の水は下方へ流れ、防火布50に流れ落ちて吸収され、水と防火布50の重量によって横軸53は回転し、防火布置き板51は横軸53につれて回転し、防火布50は下方へ本願装置の外へ落下する。
【0030】
4、密封棒45は駆動歯車43を駆動して回転させ、駆動歯車43は噛み合いによって伝動歯車67を駆動して回転させ、伝動歯車67は第二伝動軸68を通じて第二リール66を駆動して回転させ、第二リール66は第二細線65を緩め、そして連動棒77は降下し、かつ円筒73を駆動して降下させ、横棒78は連動棒77につれて降下し、横棒78は下方へ本願装置の外へ運動した後、密封板81を後方へ押し、密封板81は防火布50を圧迫し、防火布50は門の隙間を塞げる。
【0031】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的思想と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2020年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度測定ブロックと本体とを含み、
前記温度測定ブロックと前記本体とは門の左右端面に固定され、前記温度測定ブロックの中には第一作業空間が設置され、前記第一作業空間の中には起動機構が設置され、前記起動機構は前記第一作業空間の下端壁に固定された第一蒸気フレームを含み、前記第一蒸気フレームの中には第一蒸気空間が設置され、前記第一蒸気空間には第一推動板が上下方向に移動可能に設置され、前記第一推動板の上端面には第一縦棒が固定的に設置され、前記第一推動板の上端面と前記第一蒸気空間の上端壁との間には第一伸縮ばねが連結され、前記第一作業空間の左端壁には第一円柱形棒が回転可能に設置され、前記第一円柱形棒には第一斜歯歯車と第一リールとが後方から前方まで順次に固定的に設置され、前記第一斜歯歯車と前記第一縦棒とは噛み合い、前記第一リールには第一細線が巻かれ、
前記本体の中には第二作業空間が設置され、前記第二作業空間の中には貯水機構が設置され、前記貯水機構は前記門の右端面の温度が高いときに水を出すことができ、
前記貯水機構の下側には密封機構が設置され、前記密封機構は前記第二作業空間の下端壁の中に設置された防火布収納空間を含み、前記防火布収納空間の左端壁には防火布置き棒が固定的に設置され、前記防火布置き棒には防火布が固定的に設置され、前記防火布収納空間の右端壁には左方に開口する第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の中には横軸が回転可能に設置され、前記横軸と前記防火布収納空間の右端壁との間には捻りばねが設置され、前記防火布は水を吸収したあとに前記横軸を駆動して回転させられ、
前記起動機構はさらに前記第二作業空間の下端壁に固定された第二蒸気フレームを含み、前記第二蒸気フレームの中には第二蒸気空間が設置され、前記第二蒸気空間の中には第二推動板が上下方向に移動可能に設置され、前記第二推動板の上端面と前記第二蒸気空間の上端壁との間には第二伸縮ばねが設置され、前記第二推動板の上端面には第二縦棒が固定的に設置され、前記第二作業空間の後端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には妨害ブロックが左右方向に移動可能に設置され、前記妨害ブロックの下端面には前記第二縦棒が設置され、前記妨害ブロックは前記第二縦棒の上昇を妨害でき、前記妨害ブロックの左端面には前記第一細線が連結され、前記妨害ブロックの右端面と前記移動溝の右端壁との間には復位ばねが連結され、前記妨害ブロックの上端面には固定棒が固定的に設置され、前記固定棒の右端面にはプラグが固定的に設置され、前記第二作業空間の右端壁には積載ブロックが固定的に設置され、前記積載ブロックの前端面にはソケットと警報器とが固定的に設置され、前記ソケットと前記警報器との間には電線が連結され、前記プラグは左方へ移動することで前記ソケットに差し込まれて前記警報器に警報を出させることができ、
前記貯水機構は前記第二作業空間の後端壁に固定された第二円柱形棒を含み、前記第二円柱形棒には第二斜歯歯車が回転可能に設置され、前記第二斜歯歯車と前記第二縦棒とは噛み合い、前記第二作業空間の右端壁には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には第一伝動軸が回転可能に設置され、前記第一伝動軸には第三斜歯歯車と第一プーリとが固定的に設置され、前記第三斜歯歯車と前記第二斜歯歯車とは噛み合い、前記第二作業空間の下端壁の中には貯水空間が設置され、前記貯水空間の下端壁の中には密封棒が回転可能に設置され、前記密封棒には駆動歯車と第二プーリとが固定的に設置され、前記第二プーリは前記駆動歯車の右側に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとの間にはベルトが設置され、前記密封棒の後端面には密封ゴムが固定的に設置されており、
前記密封機構はさらに前記伝動空間の中に回転可能に設置された第二伝動軸を含み、前記第二伝動軸には伝動歯車が固定的に設置され、前記伝動歯車と前記ベルトとは噛み合い、前記第二伝動軸には二つの第二リールが対称になるように設置され、前記第二リールには第二細線が巻かれ、左側の前記第二細線は第二回転空間の中で回転し、前記第二回転空間は前記貯水空間の左端壁の中に設置され、右側の第二細線は前記伝動歯車の右側に設置され、前記第二作業空間の左右端壁の中には二つの第一移動空間が対称になるように設置され、前記第一移動空間は前記第二伝動空間の下側に設置され、前記第一移動空間の中には円筒が上下方向に移動可能に設置されており、
前記円筒と前記第一移動空間の下端壁との間には第三伸縮ばねが設置され、前記円筒の中には第二移動空間が設置され、前記第二移動空間の中には連動棒が上下方向に移動可能に設置され、二本の前記連動棒において近接する端面には横棒が固定的に設置され、前記連動棒の上端面には前記第二細線が連結され、前記第一移動空間の下端壁には下方に開口する第三移動空間が設置され、前記第三移動空間の中には前記横棒と密封板とが上下方向に移動可能に設置され、前記横棒と前記密封板との間には第四伸縮ばねが連結され、前記防火布収納空間は前記第一移動空間の後側に設置され、前記横軸の前端面には防火布置き板が固定的に設置され、前記防火布置き板の上端面には前記防火布が置かれ、前記第三移動空間と前記防火布収納空間との間には隔離板が設置されており、
前記第一伸縮ばねと、前記第二伸縮ばねと、前記捻りばねと、前記第三伸縮ばねと、前記第四伸縮ばねとが自由状態にあり、前記復位ばねは引っ張られる状態にあり、
前記密封板が後方へ移動したあと、前記防火布は門の隙間と密着するようになり、前記門の右側は部屋の内部で、前記門の左側は部屋の外部であり、
前記第一蒸気空間と、前記第二蒸気空間と、前記貯水空間とには水があり、
前記防火布は吸水でき、また、吸水することで有害ガスの室内への蔓延を阻止でき、
火災時に、前記門の左端面の温度が先に上昇し、前記第一蒸気空間の中の水は蒸発され、前記第一推動板を押して上昇させ、前記第一推動板は前記第一縦棒を押して上昇させ、前記第一縦棒は噛み合いによって前記第一斜歯歯車を駆動して回転させ、前記第一斜歯歯車は前記第一円柱形棒を通じて前記第一リールを駆動して回転させ、前記第一リールは回転して前記第一細線を緩め、前記復位ばねは前記妨害ブロックを引いて左方へ移動させ、前記妨害ブロックは前記固定棒を駆動して左方へ移動させ、前記プラグは前記固定棒につれて左方へ移動して前記ソケットに差し込まれ、そして前記警報器は警報を出し、火災があることを室内者に注意を呼びかけ、前記妨害ブロックが左方へ移動したあと、前記第二縦棒は上昇することができ、
前記門の左側の火勢が強いとき、前記門の右端面の温度も上昇し、前記第二蒸気空間の中の水は蒸発され、前記第二推動板を押して上昇させ、前記第二推動板は前記第二縦棒を押して上昇させ、前記第二縦棒は噛み合いによって前記第二斜歯歯車を駆動して回転させ、前記第三斜歯歯車は前記第二斜歯歯車につれて回転し、そして前記第一伝動軸を駆動して回転させ、前記第一プーリは前記第一伝動軸につれて回転し、
前記第一プーリは前記ベルトを通じて前記第二プーリを駆動して回転させ、前記密封棒は前記第二プーリにつれて回転し、そして前記密封ゴムを駆動して回転させ、前記貯水空間の中の水は下方へ流れ、前記防火布に流れ落ちて吸収され、水と前記防火布の重量によって前記横軸は回転し、前記防火布置き板は前記横軸につれて回転し、前記防火布は下方へ本願装置の外へ落下し、
前記密封棒は前記駆動歯車を駆動して回転させ、前記駆動歯車は噛み合いによって前記伝動歯車を駆動して回転させ、前記伝動歯車は前記第二伝動軸を通じて前記第二リールを駆動して回転させ、前記第二リールは前記第二細線を緩め、そして前記連動棒は降下し、かつ前記円筒を駆動して降下させ、前記横棒は前記連動棒につれて降下し、前記横棒は下方へ本願装置の外へ運動した後、前記密封板を後方へ押し、前記密封板は前記防火布を圧迫し、前記防火布は前記門の隙間を塞げることを特徴とする火災時用の自動警報装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は火災安全分野を取り上げ、特に
火災時用の自動警報装置に関わる。
【背景技術】
【0002】
火災時に、多くの人は火災の発生に気づかず、ベスト避難時間を見逃してしまう。また、火災の発生時間が長くなって門の外まで蔓延するとき、門内側の表面温度が非常に高くなり、しかし、安全知識に欠ける人は、そのまま門を開け、そして火は部屋に飛び込み、深刻な結果をもたらし、さらに、例え門を開けなくても、門の隙間を塞がないと、有害ガスは部屋に侵入してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107237585号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は
火災時用の自動警報装置を提供し、火災時の盲目的な開門と、タイムリーに隙間を塞げないなどの問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は以下の技術的解決策で実現される。
【0006】
本願に記載の
火災時用の自動警報装置は、温度測定ブロックと本体とを含み、前記温度測定ブロックと前記本体とは門の左右端面に固定され、前記温度測定ブロックの中には第一作業空間が設置され、前記第一作業空間の中には起動機構が設置され、前記起動機構は前記第一作業空間の下端壁に固定された第一蒸気フレームを含み、前記第一蒸気フレームの中には第一蒸気空間が設置され、前記第一蒸気空間には第一推動板が上下方向に移動可能に設置され、前記第一推動板の上端面には第一縦棒が固定的に設置され、前記第一推動板の上端面と前記第一蒸気空間の上端壁との間には第一伸縮ばねが連結され、
前記第一作業空間の左端壁には第一円柱形棒が回転可能に設置され、前記第一円柱形棒には第一斜歯歯車と第一リールとが後方から前方まで順次に固定的に設置され、前記第一斜歯歯車と前記第一縦棒とは噛み合い、前記第一リールには第一細線が巻かれ、
前記本体の中には第二作業空間が設置され、前記第二作業空間の中には貯水機構が設置され、前記貯水機構は前記門の右端面の温度が高いときに水を出すことができ、前記貯水機構の下側には密封機構が設置され、前記密封機構は前記第二作業空間の下端壁の中に設置された防火布収納空間を含み、前記防火布収納空間の左端壁には防火布置き棒が固定的に設置され、前記防火布置き棒には防火布が固定的に設置され、前記防火布収納空間の右端壁には左方に開口する第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の中には横軸が回転可能に設置され、前記横軸と前記防火布収納空間の右端壁との間には捻りばねが設置され、前記防火布は水を吸収したあとに前記横軸を駆動して回転させられる。
【0007】
好適な技術的プランとして、前記起動機構はさらに前記第二作業空間の下端壁に固定された第二蒸気フレームを含み、前記第二蒸気フレームの中には第二蒸気空間が設置され、前記第二蒸気空間の中には第二推動板が上下方向に移動可能に設置され、前記第二推動板の上端面と前記第二蒸気空間の上端壁との間には第二伸縮ばねが設置され、前記第二推動板の上端面には第二縦棒が固定的に設置され、前記第二作業空間の後端壁には移動溝が形成され、前記移動溝の中には妨害ブロックが左右方向に移動可能に設置され、前記妨害ブロックの下端面には前記第二縦棒が設置され、前記妨害ブロックは前記第二縦棒の上昇を妨害でき、前記妨害ブロックの左端面には前記第一細線が連結され、前記妨害ブロックの右端面と前記移動溝の右端壁との間には復位ばねが連結され、前記妨害ブロックの上端面には固定棒が固定的に設置され、前記固定棒の右端面にはプラグが固定的に設置され、前記第二作業空間の右端壁には積載ブロックが固定的に設置され、前記積載ブロックの前端面にはソケットと警報器とが固定的に設置され、前記ソケットと前記警報器との間には電線が連結され、前記プラグは左方へ移動することで前記ソケットに差し込まれて前記警報器に警報を出させることができる。
【0008】
好適な技術的プランとして、前記貯水機構は前記第二作業空間の後端壁に固定された第二円柱形棒を含み、前記第二円柱形棒には第二斜歯歯車が回転可能に設置され、前記第二斜歯歯車と前記第二縦棒とは噛み合い、前記第二作業空間の右端壁には伝動空間が設置され、前記伝動空間の中には第一伝動軸が回転可能に設置され、前記第一伝動軸には第三斜歯歯車と第一プーリとが固定的に設置され、前記第三斜歯歯車と前記第二斜歯歯車とは噛み合い、前記第二作業空間の下端壁の中には貯水空間が設置され、前記貯水空間の下端壁の中には密封棒が回転可能に設置され、前記密封棒には駆動歯車と第二プーリとが固定的に設置され、前記第二プーリは前記駆動歯車の右側に設置され、前記第二プーリと前記第一プーリとの間にはベルトが設置され、前記密封棒の後端面には密封ゴムが固定的に設置されている。
【0009】
好適な技術的プランとして、前記密封機構はさらに前記伝動空間の中に回転可能に設置された第二伝動軸を含み、前記第二伝動軸には伝動歯車が固定的に設置され、前記伝動歯車と前記ベルトとは噛み合い、前記第二伝動軸には二つの第二リールが対称になるように設置され、前記第二リールには第二細線が巻かれ、左側の前記第二細線は第二回転空間の中で回転し、前記第二回転空間は前記貯水空間の左端壁の中に設置され、右側の第二細線は前記伝動歯車の右側に設置され、前記第二作業空間の左右端壁の中には二つの第一移動空間が対称になるように設置され、前記第一移動空間は前記第二伝動空間の下側に設置され、前記第一移動空間の中には円筒が上下方向に移動可能に設置されている。
【0010】
好適な技術的プランとして、前記円筒と前記第一移動空間の下端壁との間には第三伸縮ばねが設置され、前記円筒の中には第二移動空間が設置され、前記第二移動空間の中には連動棒が上下方向に移動可能に設置され、二本の前記連動棒において近接する端面には横棒が固定的に設置され、前記連動棒の上端面には前記第二細線が連結され、前記第一移動空間の下端壁には下方に開口する第三移動空間が設置され、前記第三移動空間の中には前記横棒と密封板とが上下方向に移動可能に設置され、前記横棒と前記密封板との間には第四伸縮ばねが連結され、前記防火布収納空間は前記第一移動空間の後側に設置され、前記横軸の前端面には防火布置き板が固定的に設置され、前記防火布置き板の上端面には前記防火布が置かれ、前記第三移動空間と前記防火布収納空間との間には隔離板が設置されている。
【0011】
好適な技術的プランとして、前記第一伸縮ばねと、前記第二伸縮ばねと、前記捻りばねと、前記第三伸縮ばねと、前記第四伸縮ばねとが自由状態にあり、前記復位ばねは引っ張られる状態にある。
【0012】
好適な技術的プランとして、前記密封板が後方へ移動したあと、前記防火布は門の隙間と密着するようになり、前記門の右側は部屋の内部で、前記門の左側は部屋の外部である。
【0013】
好適な技術的プランとして、前記第一蒸気空間と、前記第二蒸気空間と、前記貯水空間とには水がある。
【0014】
好適な技術的プランとして、前記防火布は吸水でき、また、吸水することで有害ガスの室内への蔓延を阻止できる。
【発明の効果】
【0015】
本願発明は以下のプラス効果を有する:本願発明は操作が簡単で、門の外に火がつくと、門外側の表面温度は高くなり、そして警報を出し、室内者が火災現場から逃げるように注意を呼びかけ、門の外で発生する火災が強い場合、門内側の表面温度も上昇し、そして本願発明は防火布を濡らして門の下側の隙間を塞ぎ、有効に有害ガスが部屋内に侵入することを避け、同時に室内者が門を開けないように注意を呼びかけられる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
下記に
図1〜7を合わせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0017】
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1〜
図7を合わせ、本願に記載の
火災時用の自動警報装置は、温度測定ブロック11と本体13とを含み、前記温度測定ブロック11と前記本体13とは門12の左右端面に固定され、前記温度測定ブロック11の中には第一作業空間16が設置され、前記第一作業空間16の中には起動機構85が設置され、前記起動機構85は前記第一作業空間16の下端壁に固定された第一蒸気フレーム19を含み、前記第一蒸気フレーム19の中には第一蒸気空間21が設置され、前記第一蒸気空間21には第一推動板20が上下方向に移動可能に設置され、前記第一推動板20の上端面には第一縦棒22が固定的に設置され、前記第一推動板20の上端面と前記第一蒸気空間21の上端壁との間には第一伸縮ばね23が連結され、
前記第一作業空間16の左端壁には第一円柱形棒18が回転可能に設置され、前記第一円柱形棒18には第一斜歯歯車14と第一リール15とが後方から前方まで順次に固定的に設置され、前記第一斜歯歯車14と前記第一縦棒22とは噛み合い、前記第一リール15には第一細線17が巻かれ、
前記本体13の中には第二作業空間25が設置され、前記第二作業空間25の中には貯水機構86が設置され、前記貯水機構86は前記門12の右端面の温度が高いときに水を出すことができ、
前記貯水機構86の下側には密封機構87が設置され、前記密封機構87は前記第二作業空間25の下端壁の中に設置された防火布収納空間39を含み、前記防火布収納空間39の左端壁には防火布置き棒54が固定的に設置され、前記防火布置き棒54には防火布50が固定的に設置され、前記防火布収納空間39の右端壁には左方に開口する第一回転空間64が設置され、前記第一回転空間64の中には横軸53が回転可能に設置され、前記横軸53と前記防火布収納空間39の右端壁との間には捻りばね63が設置され、前記防火布50は水を吸収したあとに前記横軸53を駆動して回転させられる。
【0019】
さらに、前記起動機構85について詳しく説明し、
前記起動機構85はさらに前記第二作業空間25の下端壁に固定された第二蒸気フレーム55を含み、前記第二蒸気フレーム55の中には第二蒸気空間56が設置され、前記第二蒸気空間56の中には第二推動板57が上下方向に移動可能に設置され、前記第二推動板57の上端面と前記第二蒸気空間56の上端壁との間には第二伸縮ばね58が設置され、
前記第二推動板57の上端面には第二縦棒59が固定的に設置され、前記第二作業空間25の後端壁には移動溝26が形成され、前記移動溝26の中には妨害ブロック27が左右方向に移動可能に設置され、前記妨害ブロック27の下端面には前記第二縦棒59が設置され、前記妨害ブロック27は前記第二縦棒59の上昇を妨害でき、前記妨害ブロック27の左端面には前記第一細線17が連結され、前記妨害ブロック27の右端面と前記移動溝26の右端壁との間には復位ばね29が連結され、前記妨害ブロック27の上端面には固定棒28が固定的に設置され、前記固定棒28の右端面にはプラグ30が固定的に設置され、前記第二作業空間25の右端壁には積載ブロック34が固定的に設置され、前記積載ブロック34の前端面にはソケット31と警報器33とが固定的に設置され、前記ソケット31と前記警報器33との間には電線32が連結され、前記プラグ30は左方へ移動することで前記ソケット31に差し込まれて前記警報器33に警報を出させることができる。
【0020】
さらに、前記貯水機構86について詳しく説明し、
前記貯水機構86は前記第二作業空間25の後端壁に固定された第二円柱形棒35を含み、前記第二円柱形棒35には第二斜歯歯車60が回転可能に設置され、前記第二斜歯歯車60と前記第二縦棒59とは噛み合い、前記第二作業空間25の右端壁には伝動空間38が設置され、前記伝動空間38の中には第一伝動軸37が回転可能に設置され、前記第一伝動軸37には第三斜歯歯車36と第一プーリ40とが固定的に設置され、前記第三斜歯歯車36と前記第二斜歯歯車60とは噛み合い、前記第二作業空間25の下端壁の中には貯水空間44が設置され、前記貯水空間44の下端壁の中には密封棒45が回転可能に設置され、前記密封棒45には駆動歯車43と第二プーリ42とが固定的に設置され、前記第二プーリ42は前記駆動歯車43の右側に設置され、前記第二プーリ42と前記第一プーリ40との間にはベルト41が設置され、前記密封棒45の後端面には密封ゴム46が固定的に設置されている。
【0021】
さらに、前記密封機構87について詳しく説明し、
前記密封機構87はさらに前記伝動空間38の中に回転可能に設置された第二伝動軸68を含み、前記第二伝動軸68には伝動歯車67が固定的に設置され、前記伝動歯車67と前記ベルト41とは噛み合い、前記第二伝動軸68には二つの第二リール66が対称になるように設置され、前記第二リール66には第二細線65が巻かれ、左側の前記第二細線65は第二回転空間70の中で回転し、前記第二回転空間70は前記貯水空間44の左端壁の中に設置され、右側の第二細線65は前記伝動歯車67の右側に設置され、前記第二作業空間25の左右端壁の中には二つの第一移動空間71が対称になるように設置され、前記第一移動空間71は前記第二伝動空間70の下側に設置され、前記第一移動空間71の中には円筒73が上下方向に移動可能に設置され、
前記円筒73と前記第一移動空間71の下端壁との間には第三伸縮ばね72が設置され、前記円筒73の中には第二移動空間74が設置され、前記第二移動空間74の中には連動棒77が上下方向に移動可能に設置され、二本の前記連動棒77において近接する端面には横棒78が固定的に設置され、前記連動棒77の上端面には前記第二細線65が連結され、前記第一移動空間71の下端壁には下方に開口する第三移動空間79が設置され、前記第三移動空間79の中には前記横棒78と密封板81とが上下方向に移動可能に設置され、前記横棒78と前記密封板81との間には第四伸縮ばね80が連結され、前記防火布収納空間39は前記第一移動空間71の後側に設置され、前記横軸53の前端面には防火布置き板51が固定的に設置され、前記防火布置き板51の上端面には前記防火布50が置かれ、前記第三移動空間79と前記防火布収納空間39との間には隔離板52が設置されている。
【0022】
好ましくは、前記第一伸縮ばね23と、前記第二伸縮ばね58と、前記捻りばね63と、前記第三伸縮ばね72と、前記第四伸縮ばね80とが自由状態にあり、前記復位ばね29は引っ張られる状態にある。
【0023】
好ましくは、前記密封板81が後方へ移動したあと、前記防火布50は門の隙間と密着するようになり、前記門12の右側は部屋の内部で、前記門12の左側は部屋の外部である。
【0024】
好ましくは、前記第一蒸気空間21と、前記第二蒸気空間56と、前記貯水空間44とには水がある。
【0025】
好ましくは、前記防火布50は吸水でき、また、吸水することで有害ガスの室内への蔓延を阻止できる。
【0026】
装置全体の作動手順は以下の通りである。
【0027】
1、本願発明を門12の両端面に固定し、火災時に、門12の左端面の温度が先に上昇し、第一蒸気空間21の中の水は蒸発され、第一推動板20を押して上昇させ、第一推動板20は第一縦棒22を押して上昇させ、第一縦棒22は噛み合いによって第一斜歯歯車14を駆動して回転させ、第一斜歯歯車14は第一円柱形棒18を通じて第一リール15を駆動して回転させ、第一リール15は回転して第一細線17を緩め、復位ばね29は妨害ブロック27を引いて左方へ移動させ、妨害ブロック27は固定棒28を駆動して左方へ移動させ、プラグ30は固定棒28につれて左方へ移動してソケット31に差し込まれ、そして警報器33は警報を出し、火災があることを室内者に注意を呼びかけ、妨害ブロック27が左方へ移動したあと、第二縦棒59は上昇することができる。
【0028】
2、門12の左側の火勢が強いとき、門12の右端面の温度も上昇し、第二蒸気空間56の中の水は蒸発され、第二推動板57を押して上昇させ、第二推動板57は第二縦棒59を押して上昇させ、第二縦棒59は噛み合いによって第二斜歯歯車60を駆動して回転させ、第三斜歯歯車36は第二斜歯歯車60につれて回転し、そして第一伝動軸37を駆動して回転させ、第一プーリ40は第一伝動軸37につれて回転する。
【0029】
3、第一プーリ40はベルト41を通じて第二プーリ42を駆動して回転させ、密封棒45は第二プーリ42につれて回転し、そして密封ゴム46を駆動して回転させ、貯水空間44の中の水は下方へ流れ、防火布50に流れ落ちて吸収され、水と防火布50の重量によって横軸53は回転し、防火布置き板51は横軸53につれて回転し、防火布50は下方へ本願装置の外へ落下する。
【0030】
4、密封棒45は駆動歯車43を駆動して回転させ、駆動歯車43は噛み合いによって伝動歯車67を駆動して回転させ、伝動歯車67は第二伝動軸68を通じて第二リール66を駆動して回転させ、第二リール66は第二細線65を緩め、そして連動棒77は降下し、かつ円筒73を駆動して降下させ、横棒78は連動棒77につれて降下し、横棒78は下方へ本願装置の外へ運動した後、密封板81を後方へ押し、密封板81は防火布50を圧迫し、防火布50は門の隙間を塞げる。
【0031】
以上の実施例はあくまで本発明の技術的思想と特徴を説明するためのものであり、本分野の技術者に本発明を理解できることと実施できることを目的とし、本発明を限定するためのものではなく、本発明の意義と原則のもとで行われたいかなる修正と、等価置換と改善などは本発明の保護範囲に含まれるべきである。